JPH01198255A - 回転電機の固定子製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、巻線部分を樹脂によりモール臂処理する回
転電機の固定子の製造方法に関するものである。

〔従来の技術〕

回転電機の固定子巻線の表面を絶縁し、かつ、巻線端部
を外力による損傷や、油、水など絶縁の劣化を招く恐れ
のある物質から保護するＴコめにモールド処理する場合
、従来は巻線を施し１こ固定子鉄心を所定の金型と組み
合わせ、樹脂を注型する方法が採用されてい１こ、 第５図は、従来の固定子製造設備の全体構成を示す正面
からみＴこ断面図で、（１）は固定子鉄心、（２）は固
定子鉄心（１）のスロ・リドｔｔａ７におさめられＴこ
固定子巻線、（２ａ）および（２ｈ）は巻線の端部、（
３）は巻線端ｍｔ２ａ）より引き出され１こ日出線、（
４）は巻線端部（２ａ）の外周を囲み、固定子鉄心（１
）の端面（ｌｂ）と外周（１ｄＪに接するような形状を
し１こ金型、（５）は巻線端部Ｃ２ｈ）の外周を囲み、
固定子鉄心（１）の端面（ｌＣ）と外周（ＩＪに接する
ような形状をし１こ金型である。

第６図は金型（４）の上部からみ１こ平面図で、金型（
４）には日出線（３）を引き出し、あるいは樹脂（６）
を注入する１こめの窓（４ａ）が設けられている。

巻線部分を樹脂によりモールド処理した固定子の従来の
製造方法とし、では、金型（４）および（５）の内側に
離型剤を塗布し、固定子巻線（２）を施し１こ固定子鉄
心（１）と組み合わせる。このとき、日出線（３）は金
型（４）の窓（４＆）から上方へ引き出す。金型（４）
と固定子鉄心（１）の外周（１ｄ）との接触部分、ある
いは金型（５）と固定子鉄心（１）の外周（ｌｄ）との
接触部樹 分は、隙間かシ胛が漏れ出ないようにシリコンゴムを塗
布するなどの方法により密封する。そして、金型（４）
の窓（４ａ）から樹脂（６）を注入する。樹脂（６）は
固定子鉄心（１）のスロー＝ト（ｌＢ）におさめられ１
こ固定子巻線（２）の電線と電線の間にある隙間を通っ
て下方に流入し、まず金型（５）の内側に充填六れ、つ
いで固定子鉄心（１）のスロ・・＝ト（１Ｂ）の内部に
充填され、さらに金型（４）の内側に充填されろ。樹脂
（６）が硬化してから金型（４）および（５）を取りは
ずす。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の巻線部分をモール１処理し１こ固定子の製造方法
は、金型への離型剤塗布、金型の取付けおよび取りはず
しに多くの工数がかかり、さらに金型の製作費用も高価
な上に、固定子鉄心の軸方向寸法が異なる場合、あるい
は巻線端部の寸法が異なる場合にはそれぞれに対応しγ
こ寸法の金型を多数用意し、保守および保管せねはなち
ないという問題点かあつＴこ。ま１こ、従来の製造方法
によると、樹脂と金型との間に気泡が残り、硬化後に樹
脂の表面にくぼみ等の欠陥が生じる場合があり、表面の
補修作粟が必要になるという問題点もあった。

この発明は上記のような問題点を解消する１こめになさ
れ１こもので、わずかな工数と費用で、安定し１こ品質
の固定子の製造方法を提供することを目的としている。

〔課題を解決するＴこめの手段〕

この発明による固定子の製造方法においては、巻線両端
部の内周および外局に、巻線端部より突出する長さに成
形し１こ非導電性の筒を夫々設け、この筒の一端を固定
子鉄心の端面に密着させるとともに他端を天板及び底板
と密着させ、かつ固定子鉄心の内壁に接する芯枠を配し
１こ後、巻線端部の内周および外周に位置する筒の闇に
樹脂を注入するようにしＴこものである。

〔作用〕

この発明における固定子の製造方法は、金型を使用せず
、固定子巻線端部の円周および外周に設け１こ円筒、固
定子鉄心の内径に接する芯枠および底板を型の代用とし
て用いて樹脂を注型し、樹脂の硬化後は、筒の表面がそ
のままモールＶの表面となる。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の実施例を図について説明する。

第１図において、（１）は固定子鉄心、（２）は固定子
鉄心（１）のスロ、・・ト（１ａＪにおさめられ１こ固
定子巻線、（２ａ）および（２ｂ）は巻線の端部、（３
）は巻線端部（２ａ）より引き出された口出線、（７）
および（８）はそれぞれ巻線端部＜２＆）および（２ｂ
）の内周に設けられ１こ樹脂製の円筒で、（７）は巻線
端ｆ［２ａＪの円周に設けられた上部円周円筒、（８）
は巻線端部（２ｈ）の内周に設けられ１こ下部内周円筒
である。ま１こ、（９）およびＱＯはそれぞれ巻線ｉｌ
ａ部（２ａ）および（２ｂ）の外周に設けられた樹脂製
の円筒で、（９）は巻線端部（２ａ）の外周に設けられ
Ｔコ上部外周円筒、叫は巻線端部（２ｂ）の外周に設け
られ１こ下部外周円筒である。円筒の材料としては、仮
に巻線（２）と接触しても短絡等が生じない非導電性材
料、１ことえばカラスエポ専シ樹脂などを用いる。上部
の円筒（７）および（９）の一端は内定子鉄心（１）の
端面ｔｉＪに密着しており、他端はコイル端部（２ａ）
より突出しており、内周円筒（７）と外周円筒（９）の
長さは等しく、先端は同一の平面上にある。才Ｔこ、下
部の円筒（３）およびα００）一端は固定子鉄心（１）
の端面（ＩｃＪに密着しており、他端はコイル端部（２
ｈ）より突出しており、内周円筒（８）と外周円筒Ｑｔ
）の長１は等しく先端は底板αυと密着している。外周
の円筒（９）およびＱＧと固定子鉄心（１）の端面（１
ｈ）および（ＩＩＪとの接触部分、あるいは、下部の円
筒（８）およびＱＧと底板０υとの接触部分は樹脂が隙
間から外部へ漏れ出ないよ５に密封する必要があり、こ
の１こめの手固定子鉄心（１）の内径と接するような外
径寸法の芯＊ａ２が挿入されている。芯枠Ｏ２は飛型力
）′ｇ易な材料、Ｔことえはポリプロピレン等で作られ
ており、樹脂を注入しＴコ際に芯枠（２）が浮き上がる
ことを防ぎ、かつ全体を組み立てろ１こめに上部の円筒
（７）および（９）の上端に匣着オろような天板α３が
設けられている。天板（至）は、底板０１）と両ネジボ
ルトα尋とす、リドα９で結はれて固定されている。芯
棒（２）と天板（至）の曲にはわずかな隙間がθけてあ
り、上部の円筒（７）および（９）と天板（ハ）とが確
実に密着するようになっている。

なお、内周の円筒（７）および（８）あるいは外周の円
筒（９）およびααは固定子鉄心（１）の内径あるいは
外径に対して偏心しやすく、円筒の位置決め作業が難し
いＴコめ、底板αυには内径が円筒（８）の内径よりわ
ずかに小さく外径が外周の円筒αＯの外径よりわずかに
六とい位置決め用の溝（１１ａＪが設けてあり、まγこ
、天板■には内径が内周の円筒（７）の内径よりわずか
に小さく外径が外周の円筒（９）よりわずかに大きい位
置決め用の溝＜１８８）が設けである。これにより各円
筒の位置は容易に決定することができる。

第２図は天板Ｇ３の上部からみｒコ平面図で、天板αＪ
には日出線（３）を引き出し、あるいは樹脂（６）を注
入するＴこめの窓（１８ｂ、ｌが設けられている。

第３図は第１図の１１１１１線に沿う断面図で、上部内
周円筒（７）の内径は固定子鉄心（１）の内径よりもわ
ずかに大きくな−でおり、上部外周円筒（９）の外径は
固定子鉄心（１）の外径より小さくなっている。

第４肉は第１図のＶ−ＩＶ線に沿う断面図で、下部内周
円筒（８）の内径は固定子鉄心（１）の内径よりもわ寸
かに大きくなっており、下部外周円筒α０の外径は固定
子鉄心（１）の外径より小さ〈な−ている。

この発明による固定子の製造方法上しては、固定子鉄心
（１）に固定子巻線（２）を梅し、円筒（７）および（
９）を一端が固定子鉄心（１）の端面（１ｈ）に密着す
るように取り付けるとともに円筒（８）およびｏｏを一
端が固定子鉄心（１）の端面（］Ｃ）に密着するように
取付け、日出線（３）が出ている側を、上部、反対側を
下部にして下部の円ｆｍ（８）およびαＧの先端が底板
αυの溝（１１ａＪにはまるように底板αＤの上に置き
、固定子鉄心（１）の内径に芯棒ａ２を挿入する。そし
て、上部の円筒（７）および（９）の先端が天板（２）
の溝（１８８）には才るように天板（至）を載せ、日出
線（３）を窓（１８ｂ）かち引き出し、底板圓と天板０
を両ネジボルトα滲とす・リド０９で固定オろ。

天板α３の窓（１３Ｊから樹脂（６）を注入すると、樹
脂（６）は固定子鉄心（１）のスローｐトｔｔａ月こお
さめられた固定子巻線（２）の電線と電線の間にある隙
間を通って下方に流れ、巻線端部（２ｈ）の周囲に゛達
し、下部内周円筒（８）、下部外周円筒αＯおよび底板
（６）で囲まれ１こ空間に充填される。ついで、固定子
鉄心（１）の内径側には芯棒＠か接しているので、スロ
・・・ト（ｌａ）の開口部から流出することなくスロー
・ト（１ａＪ内部に充填される。六らに樹脂（６）は巻
線端ｍ＜２ａ）の周囲に流れ、上部内周円！（７）、上
部外周円筒（９）および天板０で囲まれＴこ空間に充填
される。樹脂（６）が硬化し１こ後は、ナーＩト（至）
を回して両ネジボルトα滲から取りはすすことにより底
板■。

天板（至）及び芯枠圓を容易（ζ分解することができる
。

なお、この発明により製造されＴこ固定子は、円筒（７
）〜αＯを付け１こままで便用Ａれる。

才Ｔこ、上記実施例では外周の円筒（９）および０ｏと
固定子鉄心の接触部分、あるいは、下部の円筒（８）お
よびα０と底板（６）との接触部分を密封するための手
段としてシリコンゴムを塗布する方法を示し１こが、表
面をアクリルフオーム材等で加工しＴこテープを巻回し
てもよい。ま１こ、底板（６）と天板（至）を結んで固
定するＴこめに両ネジボルトα４とナー・トα９を使用
する。場合を示し１こが、適当な長さのボルトを使用し
て固定してもよい。

ま１こ、固定子鉄心（１）の軸方向寸法や、巻線端部（
２ａ）あるいは＜２ｂ）の寸法が異なる場合にも、適切
な長さの樹脂製円筒（７）、　（８）、　＜９）および
ｏｏを用意することにより、同一の底板αυおよび天板
（至）を使用して固定子を製造することができ、上記実
施例と同様の効果を奏する。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、固定子巻線端部の内周
および外周に非導電性の筒を設け、この筒の一端を固定
子鉄心の端面に密着させ、他端を底板及び天板に密着さ
せ、さらに固定子鉄心の内壁に接するような芯棒を配し
１こ後、内周および外周の筒の間に樹脂を注入するよう
にしたので、製作費用が高価でかつ取扱いに多大な工数
がかかる金型を必要としない。そして、組立あるいは分
解が簡単にでき、固定子鉄心の軸方向寸法が異なる場合
や巻線端部の寸法が異なる場合にも容易に対応できる。

ま１こ、筒の表面かそのままモールドの表面となるので
表面にくぼみ等の欠陥のない安定し１こ品質の固定子を
製造できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明の一実施例による固定子製造方法を説
明する１こめの全体構成を示す正面断面図、第２図は第
１図の平面図、第８図は第１図の薦−鳳線に沿う断面図
、第４図は第１図のＶｔ−Ｗ線に沿う断面図、第５図は
従来の固定子製造方法を説明する１こめの全体構成を示
す正面断面図、第６図は第５図の平面図である。 図において、（１）は固定子鉄心、（２）は固定子巻線
、（６）は樹脂、（７）は上部円周円筒、（８）は下部
円周円筒、（９）は上部外周円筒、Ｑｌ）は下部外周円
筒、αυは底板、■は芯棒、■は天板である。 なお、各図中、同一符号は同一、または相当部分を示す
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定子鉄心に巻線を施し、巻線部分を樹脂によりモール
   ド処理する回転電機の固定子製造方法において、巻線両
   端部の内周および外周に、巻線端部より突出する長さに
   成形した非導電性の筒を夫々設け、この筒の一端を固定
   子鉄心の端面に密着させるとともに他端を天板及び底板
   と密着させ、かつ固定子鉄心の内壁に接する芯棒を配し
   た後、巻線端部の内周および外周に位置する筒の間に樹
   脂を注入することを特徴とする回転電機の固定子製造方
   法。