JPH0521852Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0521852Y2 JPH0521852Y2 JP1986063604U JP6360486U JPH0521852Y2 JP H0521852 Y2 JPH0521852 Y2 JP H0521852Y2 JP 1986063604 U JP1986063604 U JP 1986063604U JP 6360486 U JP6360486 U JP 6360486U JP H0521852 Y2 JPH0521852 Y2 JP H0521852Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil case
- jig
- coil
- fitting hole
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 26
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 26
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 8
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 2
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- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
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- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は自動2輪車や自動車などの各種車両
に用いられるイグニツシヨンコイルの製造装置に
係り、特にコイルケース内に絶縁及び防水性の樹
脂を注入する際にコイルケースを支持する治具を
備えたものに関する。
に用いられるイグニツシヨンコイルの製造装置に
係り、特にコイルケース内に絶縁及び防水性の樹
脂を注入する際にコイルケースを支持する治具を
備えたものに関する。
[従来の技術]
イグニツシヨンコイルは一端を開口部とする有
底筒状の樹脂製のコイルケースを有し、このコイ
ルケース内にコアや一次及び二次の各コイルを収
容し、かつこれらを一体に埋設するようにエポキ
シ樹脂などからなる絶縁及び防水性の樹脂が充填
されている。そこでコイルケース内に樹脂を充填
する場合、まずコイルケースの開口部を上向にし
て適宜な治具上に固定金具等を用いて固定し、次
いで開口部へ未硬化で流動状態の樹脂を注入して
いた。
底筒状の樹脂製のコイルケースを有し、このコイ
ルケース内にコアや一次及び二次の各コイルを収
容し、かつこれらを一体に埋設するようにエポキ
シ樹脂などからなる絶縁及び防水性の樹脂が充填
されている。そこでコイルケース内に樹脂を充填
する場合、まずコイルケースの開口部を上向にし
て適宜な治具上に固定金具等を用いて固定し、次
いで開口部へ未硬化で流動状態の樹脂を注入して
いた。
[考案が解決しようとする問題点]
ところで上記注入工程において、樹脂注入の前
後に、治具に対してコイルケースを固定及び取り
外しするため、固定金具等の操作を必要とする。
したがつて、この操作に手間を要し作業性を向上
することが難しい。また可能な限り作業性を向上
させようとすれば、作業者の熟練に頼らざるを得
ない。そこで本考案はかかかる問題点を解決する
ことを目的とし、治具に対する固定金具等を用い
た固定及び取り外し作業を不要とし、かつ熟練も
不要とすることにより作業性を向上させるもので
ある。
後に、治具に対してコイルケースを固定及び取り
外しするため、固定金具等の操作を必要とする。
したがつて、この操作に手間を要し作業性を向上
することが難しい。また可能な限り作業性を向上
させようとすれば、作業者の熟練に頼らざるを得
ない。そこで本考案はかかかる問題点を解決する
ことを目的とし、治具に対する固定金具等を用い
た固定及び取り外し作業を不要とし、かつ熟練も
不要とすることにより作業性を向上させるもので
ある。
[問題点を解決するための手段]
本考案のイグニツシヨンコイル製造装置は、一
端を開口部とする有底筒状のコイルケース内部に
コアや一次及び二次の各コイルを収容してから絶
縁及び防水性の樹脂を充填してイグニツシヨンコ
イルを製造するためコイルケースを支持する治具
を備えた製造装置において、コイルケースの筒部
外周に適当間隔で外方へ突出する複数の係合部を
設けるとともに、開口部を上向きにした状態でコ
イルケースを抜き差し自在にする嵌合孔を治具に
形成し、コイルケースを治具の嵌合孔に入れたと
きコイルケースの係合部が嵌合孔の縁と係合する
ことにより治具がコイルケースを吊り下げ支持す
るように構成したことを特徴とする。
端を開口部とする有底筒状のコイルケース内部に
コアや一次及び二次の各コイルを収容してから絶
縁及び防水性の樹脂を充填してイグニツシヨンコ
イルを製造するためコイルケースを支持する治具
を備えた製造装置において、コイルケースの筒部
外周に適当間隔で外方へ突出する複数の係合部を
設けるとともに、開口部を上向きにした状態でコ
イルケースを抜き差し自在にする嵌合孔を治具に
形成し、コイルケースを治具の嵌合孔に入れたと
きコイルケースの係合部が嵌合孔の縁と係合する
ことにより治具がコイルケースを吊り下げ支持す
るように構成したことを特徴とする。
[考案の作用]
コイルケースに対する樹脂注入工程において使
用する治具には、予めコイルケースに対応する形
状の嵌合孔が形成されている。またコイルケース
の外周には適当間隔で外方へ突出する複数の係合
部が形成されている。そこで、治具の嵌合孔にコ
イルケースを嵌合すると、その係合部が嵌合孔の
縁に係合する。これによりコイルケースは開口部
を上向きにして治具に吊り下げ支持される。次い
で開口部から未硬化で流動状態にある樹脂を注入
し、樹脂の固化後コイルケースを治具から抜き取
る。このとき、注入した樹脂が開口部からあふれ
てもコイルケースの外周と嵌合孔の間などから落
下する。
用する治具には、予めコイルケースに対応する形
状の嵌合孔が形成されている。またコイルケース
の外周には適当間隔で外方へ突出する複数の係合
部が形成されている。そこで、治具の嵌合孔にコ
イルケースを嵌合すると、その係合部が嵌合孔の
縁に係合する。これによりコイルケースは開口部
を上向きにして治具に吊り下げ支持される。次い
で開口部から未硬化で流動状態にある樹脂を注入
し、樹脂の固化後コイルケースを治具から抜き取
る。このとき、注入した樹脂が開口部からあふれ
てもコイルケースの外周と嵌合孔の間などから落
下する。
[実施例]
第1図乃至第3図に本考案にかかる自動2輪車
及び自動車用等のイグニツシヨンコイル及びその
製造法の一実施例を示す。第1図はイグニツシヨ
ンコイルの全体を示し、このイグニツシヨンコイ
ルは、有底で一方に開口を設けた樹脂製のコイル
ケース1を有する。コイルケース1の中央部には
鉄芯からなるコア2がコイルケース1と一体に固
定されている。コア2の周囲には一次コイルボビ
ン3が嵌合され、その周囲には一次コイル4が巻
回されている。一次コイルボビン3の端部には一
次端子5が取付けられている。また一次コイル4
の周囲には二次コイルボビン6が嵌合され、これ
に二次コイル7が巻回されている。二次コイル7
の外側にはその両端にブラケツト8を固定し、こ
れにハイテンシヨンターミナル9が取付けられて
いる。またハイテンシヨンターミナル9にはコイ
ルケース1の側壁部近くにニードル10が接続さ
れて配置されている。またニードル10を配置し
た部分近くのコイルケース1には取付部11を設
け、これにハイテンシヨンコード12を圧入しニ
ードル10と接続一体化している。なお、取付部
11はシール13を介してカバー14をネジ込ん
で防水固定される。さらにコイルケース1の底部
でコア2近くにはコイルケース1内方へ突出形成
されたスペーサー15が形成され、これにより二
次コイルボビン6がコイルケース1の底部から浮
き上つて支持されている。コイルケース1の内部
にはエポキシ樹脂などからなる防水、絶縁を目的
とした樹脂16が充填されている。またコイルケ
ース1の開口縁部外側には適当間隔で係合部17
が突出形成されている。
及び自動車用等のイグニツシヨンコイル及びその
製造法の一実施例を示す。第1図はイグニツシヨ
ンコイルの全体を示し、このイグニツシヨンコイ
ルは、有底で一方に開口を設けた樹脂製のコイル
ケース1を有する。コイルケース1の中央部には
鉄芯からなるコア2がコイルケース1と一体に固
定されている。コア2の周囲には一次コイルボビ
ン3が嵌合され、その周囲には一次コイル4が巻
回されている。一次コイルボビン3の端部には一
次端子5が取付けられている。また一次コイル4
の周囲には二次コイルボビン6が嵌合され、これ
に二次コイル7が巻回されている。二次コイル7
の外側にはその両端にブラケツト8を固定し、こ
れにハイテンシヨンターミナル9が取付けられて
いる。またハイテンシヨンターミナル9にはコイ
ルケース1の側壁部近くにニードル10が接続さ
れて配置されている。またニードル10を配置し
た部分近くのコイルケース1には取付部11を設
け、これにハイテンシヨンコード12を圧入しニ
ードル10と接続一体化している。なお、取付部
11はシール13を介してカバー14をネジ込ん
で防水固定される。さらにコイルケース1の底部
でコア2近くにはコイルケース1内方へ突出形成
されたスペーサー15が形成され、これにより二
次コイルボビン6がコイルケース1の底部から浮
き上つて支持されている。コイルケース1の内部
にはエポキシ樹脂などからなる防水、絶縁を目的
とした樹脂16が充填されている。またコイルケ
ース1の開口縁部外側には適当間隔で係合部17
が突出形成されている。
第2図はコイルケース1に樹脂16を注入する
際に、コイルケース1を治具18へ支持させる工
程を示す。なお図示のコイルケース1は、便宜上
内容物を省略してあるが、実際は一次コイル4、
二次コイル7等の各構成部品をコイルケース1内
へ収納した状態で樹脂16が注入される。
際に、コイルケース1を治具18へ支持させる工
程を示す。なお図示のコイルケース1は、便宜上
内容物を省略してあるが、実際は一次コイル4、
二次コイル7等の各構成部品をコイルケース1内
へ収納した状態で樹脂16が注入される。
この治具18には予めコイルケース1の外形に
合致する嵌合孔19を開口形成されている。そこ
でこの嵌合孔19にコイルケース1を入れると、
その開口縁部に形成された係合部17が治具18
の嵌合孔19縁部に係合する。
合致する嵌合孔19を開口形成されている。そこ
でこの嵌合孔19にコイルケース1を入れると、
その開口縁部に形成された係合部17が治具18
の嵌合孔19縁部に係合する。
第3図は嵌合孔19にコイルケース1を入れた
状態を示し、開口部を上向きにして治具18に対
して吊り下げ状態で支持されている。そこで開口
部から未硬化かつ流動状態の樹脂16を容易に注
入できる。その後樹脂16が硬化してからコイル
ケース1を嵌合孔19から抜き取る。したがつて
樹脂16の注入工程において、治具18に対する
コイルケース1の取付け及び取り外しは、単にコ
イルケース1を嵌合孔19に入れ又はこれより抜
き出すだけでよく、固定金具等特別な固定手段を
不要とするので極めて作業性がよい。しかも、治
具18によりコイルケース1が適当間隔で外方へ
突出する複数の係合部を介して吊り下げ状態で支
持されているので、開口部から流動状態の樹脂1
6があふれると、コイルケース1の外周と嵌合孔
19の間等より落下するので、コイルケース1が
あふれた樹脂16によつて治具18へ接着してし
まうようなおそれが少なくなるので、コイルケー
ス1の取り外しをスムーズにでき、この点でも作
業性が向上する。
状態を示し、開口部を上向きにして治具18に対
して吊り下げ状態で支持されている。そこで開口
部から未硬化かつ流動状態の樹脂16を容易に注
入できる。その後樹脂16が硬化してからコイル
ケース1を嵌合孔19から抜き取る。したがつて
樹脂16の注入工程において、治具18に対する
コイルケース1の取付け及び取り外しは、単にコ
イルケース1を嵌合孔19に入れ又はこれより抜
き出すだけでよく、固定金具等特別な固定手段を
不要とするので極めて作業性がよい。しかも、治
具18によりコイルケース1が適当間隔で外方へ
突出する複数の係合部を介して吊り下げ状態で支
持されているので、開口部から流動状態の樹脂1
6があふれると、コイルケース1の外周と嵌合孔
19の間等より落下するので、コイルケース1が
あふれた樹脂16によつて治具18へ接着してし
まうようなおそれが少なくなるので、コイルケー
ス1の取り外しをスムーズにでき、この点でも作
業性が向上する。
[考案の効果]
本考案のコイルケースは、その外周に適当間隔
で複数の係合部を形成してあるので、治具の嵌合
孔にコイルケースを嵌合するだけでコイルケース
の係合部と治具の嵌合孔周縁とが係合してコイル
ケースが支持される。また樹脂の注入固化後コイ
ルケースを治具から抜き取るだけでよい。したが
つて治具に対して特別な固定金具等を用いてコイ
ルケースをわざわざ固定したり取り外したりする
作業を不要とし、かつ熟練も要さないので作業性
が著しく向上する。しかも、コイルケースの外周
から適当間隔で外方へ突出する複数の係合部が嵌
合孔の縁に係合した状態で治具によりコイルケー
スを吊り下げ支持するので、開口部から注入した
流動状態の樹脂があふれても、コイルケースの外
周と嵌合孔の間等より落下させることができ、あ
ふれた樹脂によつてコイルケースが治具へ接着し
てしまうようなおそれが少なくなるので、コイル
ケースの取り外しをスムーズにできる。
で複数の係合部を形成してあるので、治具の嵌合
孔にコイルケースを嵌合するだけでコイルケース
の係合部と治具の嵌合孔周縁とが係合してコイル
ケースが支持される。また樹脂の注入固化後コイ
ルケースを治具から抜き取るだけでよい。したが
つて治具に対して特別な固定金具等を用いてコイ
ルケースをわざわざ固定したり取り外したりする
作業を不要とし、かつ熟練も要さないので作業性
が著しく向上する。しかも、コイルケースの外周
から適当間隔で外方へ突出する複数の係合部が嵌
合孔の縁に係合した状態で治具によりコイルケー
スを吊り下げ支持するので、開口部から注入した
流動状態の樹脂があふれても、コイルケースの外
周と嵌合孔の間等より落下させることができ、あ
ふれた樹脂によつてコイルケースが治具へ接着し
てしまうようなおそれが少なくなるので、コイル
ケースの取り外しをスムーズにできる。
第1図乃至第3図は本考案の実施例である。第
1図は断面図、第2図は一部切欠いて示す要部の
分解斜視図、第3図は治具取付状態を示す断面図
である。 符号の説明、1……コイルケース、16……樹
脂、17……係合部、18……治具、19……嵌
合孔。
1図は断面図、第2図は一部切欠いて示す要部の
分解斜視図、第3図は治具取付状態を示す断面図
である。 符号の説明、1……コイルケース、16……樹
脂、17……係合部、18……治具、19……嵌
合孔。
Claims (1)
- 一端を開口部とする有底筒状のコイルケース内
部にコアや一次及び二次の各コイルを収容してか
ら絶縁及び防水性の樹脂を充填してイグニツシヨ
ンコイルを製造するためコイルケースを支持する
治具を備えた製造装置において、コイルケースの
筒部外周に適当間隔で外方へ突出する複数の係合
部を設けるとともに、開口部を上向きにした状態
でコイルケースを抜き差し自在にする嵌合孔を治
具に形成し、コイルケースを治具の嵌合孔に入れ
たときコイルケースの係合部が嵌合孔の縁と係合
することにより治具がコイルケースを吊り下げ支
持するように構成したことを特徴とするイグニツ
シヨンコイル製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986063604U JPH0521852Y2 (ja) | 1986-04-27 | 1986-04-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986063604U JPH0521852Y2 (ja) | 1986-04-27 | 1986-04-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62177023U JPS62177023U (ja) | 1987-11-10 |
JPH0521852Y2 true JPH0521852Y2 (ja) | 1993-06-04 |
Family
ID=30898987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986063604U Expired - Lifetime JPH0521852Y2 (ja) | 1986-04-27 | 1986-04-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521852Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51126432A (en) * | 1975-04-25 | 1976-11-04 | Sawafuji Electric Co Ltd | Manufacturing method of ingnition coil |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0225221Y2 (ja) * | 1985-02-22 | 1990-07-11 |
-
1986
- 1986-04-27 JP JP1986063604U patent/JPH0521852Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51126432A (en) * | 1975-04-25 | 1976-11-04 | Sawafuji Electric Co Ltd | Manufacturing method of ingnition coil |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62177023U (ja) | 1987-11-10 |
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