JPH0225221Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0225221Y2 JPH0225221Y2 JP2361285U JP2361285U JPH0225221Y2 JP H0225221 Y2 JPH0225221 Y2 JP H0225221Y2 JP 2361285 U JP2361285 U JP 2361285U JP 2361285 U JP2361285 U JP 2361285U JP H0225221 Y2 JPH0225221 Y2 JP H0225221Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- coating layer
- coil
- mold
- iron core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 14
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 claims description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 5
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- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は自動車などの内燃機関の燃料を火花放
電で着火するために高電圧を発生する、モールド
点火コイルに関する。
電で着火するために高電圧を発生する、モールド
点火コイルに関する。
(従来の技術)
このようなモールド点火コイルは本出願人が提
案した、例えば実開昭59−89518号公報で公知で
ある。
案した、例えば実開昭59−89518号公報で公知で
ある。
従来のモールド点火コイルはケースと、ケース
の外に突出した鉄心を熱可塑性樹脂の被覆層で被
覆する際に被覆層成形用の金型のキヤビテイ内面
から突出するピンで鉄心を挾むことによりケース
と鉄心を金型の内面から離し、キヤビテイ中に熱
可塑性樹脂を射出して被覆層を成形していた。
の外に突出した鉄心を熱可塑性樹脂の被覆層で被
覆する際に被覆層成形用の金型のキヤビテイ内面
から突出するピンで鉄心を挾むことによりケース
と鉄心を金型の内面から離し、キヤビテイ中に熱
可塑性樹脂を射出して被覆層を成形していた。
(考案が解消すべき問題点)
従つて、熱可塑性樹脂の固化後、脱型すると、
被覆層には金型の内面のピンが抜けた跡が孔とし
て生じ、孔の奥に鉄心が露出する。そして、この
孔に水が浸入すると鉄心に錆が発生し、それが進
行すると被覆層にクラツクが発生したり、内部放
電等の不具合を生じるので、その孔には別の樹脂
を詰めて塞ぐ作業が必要で、製造に手数を要す
る。
被覆層には金型の内面のピンが抜けた跡が孔とし
て生じ、孔の奥に鉄心が露出する。そして、この
孔に水が浸入すると鉄心に錆が発生し、それが進
行すると被覆層にクラツクが発生したり、内部放
電等の不具合を生じるので、その孔には別の樹脂
を詰めて塞ぐ作業が必要で、製造に手数を要す
る。
(問題を解決するための手段)
そこで本考案は、一次コイルと二次コイルを収
納したケース内に熱硬化性樹脂を注型、硬化して
両コイルを埋没固定すると共に、前記一次コイル
のボビンチユーブに挿通された鉄心と、上記ケー
スの外に熱可塑性樹脂の被覆層を設けたモールド
点火コイルにおいて、上記ケース外壁に、被覆層
成形用の金型の内面に当接する突起を一体に設け
たことを特徴とする。
納したケース内に熱硬化性樹脂を注型、硬化して
両コイルを埋没固定すると共に、前記一次コイル
のボビンチユーブに挿通された鉄心と、上記ケー
スの外に熱可塑性樹脂の被覆層を設けたモールド
点火コイルにおいて、上記ケース外壁に、被覆層
成形用の金型の内面に当接する突起を一体に設け
たことを特徴とする。
(作 用)
本考案によればケース外壁から一体に突出した
突起は被覆層成形用の金型の内面に当接し、これ
によりケースと、ケースから外に突出した鉄心は
型のキヤビテイ内部に内面から離して保持され、
キヤビテイ内に射出される熱可塑性樹脂で被覆さ
れる。
突起は被覆層成形用の金型の内面に当接し、これ
によりケースと、ケースから外に突出した鉄心は
型のキヤビテイ内部に内面から離して保持され、
キヤビテイ内に射出される熱可塑性樹脂で被覆さ
れる。
(実施例)
1は一次コイル、2は二次コイル、3はプラス
チツクで成形したケースを示す。
チツクで成形したケースを示す。
点火コイルを組立るにはケース3中に一次コイ
ルと二次コイルを同心状に収容し、一次コイルの
ボビンチユーブ1′の下端部でケースの底の開口
を塞ぎ、二次コイルの巻終端を高圧端子4に、一
次コイルの各端を低圧端子5,5に夫々電気的に
接続し、又、二次コイルの巻始端は一次コイルの
巻終端を接続した低圧端子に接続するか、別のア
ース端子に接続し、ケース3内に熱硬化性樹脂6
を注型して硬化させ、両コイル1,2を埋没固定
する。
ルと二次コイルを同心状に収容し、一次コイルの
ボビンチユーブ1′の下端部でケースの底の開口
を塞ぎ、二次コイルの巻終端を高圧端子4に、一
次コイルの各端を低圧端子5,5に夫々電気的に
接続し、又、二次コイルの巻始端は一次コイルの
巻終端を接続した低圧端子に接続するか、別のア
ース端子に接続し、ケース3内に熱硬化性樹脂6
を注型して硬化させ、両コイル1,2を埋没固定
する。
それから一次コイルのボビンチユーブ1′の中
にL形鉄心の一方7を挿通し、他方のL形鉄心8
をケースの外に配置して両鉄心7,8で閉磁路を
構成し、ケース3と、ケースの外に突出した鉄心
7,8を外装モールド用の金型9,9のキヤビテ
イ中に収める。
にL形鉄心の一方7を挿通し、他方のL形鉄心8
をケースの外に配置して両鉄心7,8で閉磁路を
構成し、ケース3と、ケースの外に突出した鉄心
7,8を外装モールド用の金型9,9のキヤビテ
イ中に収める。
ケース3の各側壁外面には突起10,10が一
体に設けてあり、この突起10,10がキヤビテ
イの内面9′,9′に当接するのでケースと、鉄心
とはキヤビテイ中で位置決めされる。尚、必要に
応じケース外に配置した鉄心8にもキヤビテイの
内面に当接するスペーサ11を突設し、鉄心8は
このスペーサでキヤビテイ中に位置決めしてもよ
い(第1図参照)。
体に設けてあり、この突起10,10がキヤビテ
イの内面9′,9′に当接するのでケースと、鉄心
とはキヤビテイ中で位置決めされる。尚、必要に
応じケース外に配置した鉄心8にもキヤビテイの
内面に当接するスペーサ11を突設し、鉄心8は
このスペーサでキヤビテイ中に位置決めしてもよ
い(第1図参照)。
これによりケース3及び鉄心7,8の外面と、
キヤビテイの内面9′,9′の間には所定の間隔が
保たれるので、キヤビテイ中に熱可塑性樹脂を射
出し、被覆層12を成形することができる。
キヤビテイの内面9′,9′の間には所定の間隔が
保たれるので、キヤビテイ中に熱可塑性樹脂を射
出し、被覆層12を成形することができる。
ケース3に一体に形成する突起10の形態は円
柱状、円錐状、角柱状、角錐状等任意であつて、
その数はこの実施例ではケースの各側面に一つ宛
設けたが二つ宛或いはそれ以上であつてもよい。
柱状、円錐状、角柱状、角錐状等任意であつて、
その数はこの実施例ではケースの各側面に一つ宛
設けたが二つ宛或いはそれ以上であつてもよい。
又、一次ボビンチユーブ1′はL形鉄心7の外
にプラスチツクのインサートモールド法で成形
し、L形鉄心と一体にしてもよい。
にプラスチツクのインサートモールド法で成形
し、L形鉄心と一体にしてもよい。
(考案の効果)
被覆層の成形後、金型から脱型すると、従来の
ような金型のピンの抜跡の孔が被覆層に無いの
で、鉄心露出による問題が生じない。従つて抜跡
の処理という二次作業が不必要となるので、作業
性が向上するだけでなく、信頼性が向上する。
ような金型のピンの抜跡の孔が被覆層に無いの
で、鉄心露出による問題が生じない。従つて抜跡
の処理という二次作業が不必要となるので、作業
性が向上するだけでなく、信頼性が向上する。
第1図は本考案によつて被覆層成形用の金型中
にケースと鉄心を配置した状態の一実施例の断面
図、第2図は同上のケースの斜視図、第3図はモ
ールド点火コイルの断面図である。 1は一次コイル、2は二次コイル、3はケー
ス、4は熱硬化性樹脂、7と8は鉄心、9は被覆
層成形用の金型、9′はそのキヤビテイの内面、
10はケースに設けた突起、12は被覆層を示
す。
にケースと鉄心を配置した状態の一実施例の断面
図、第2図は同上のケースの斜視図、第3図はモ
ールド点火コイルの断面図である。 1は一次コイル、2は二次コイル、3はケー
ス、4は熱硬化性樹脂、7と8は鉄心、9は被覆
層成形用の金型、9′はそのキヤビテイの内面、
10はケースに設けた突起、12は被覆層を示
す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 一次コイルと二次コイルを収納したケース内に
熱硬化性樹脂を注型、硬化して両コイルを埋没固
定すると共に、前記一次コイルのボビンチユーブ
に挿通された鉄心と、上記ケースの外に熱可塑性
樹脂の被覆層を設けたモールド点火コイルにおい
て、 上記ケース外壁に、被覆層成型用の金型の内面
に当接する突起を一体に設けたことを特徴とする
モールド点火コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2361285U JPH0225221Y2 (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2361285U JPH0225221Y2 (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61140520U JPS61140520U (ja) | 1986-08-30 |
JPH0225221Y2 true JPH0225221Y2 (ja) | 1990-07-11 |
Family
ID=30517002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2361285U Expired JPH0225221Y2 (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0225221Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009111027A (ja) * | 2007-10-26 | 2009-05-21 | Denso Corp | 点火コイルおよびその製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0521852Y2 (ja) * | 1986-04-27 | 1993-06-04 |
-
1985
- 1985-02-22 JP JP2361285U patent/JPH0225221Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009111027A (ja) * | 2007-10-26 | 2009-05-21 | Denso Corp | 点火コイルおよびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61140520U (ja) | 1986-08-30 |
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