JP2001196246A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

内燃機関用点火コイル

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JP2001196246A
JP2001196246A JP2000001431A JP2000001431A JP2001196246A JP 2001196246 A JP2001196246 A JP 2001196246A JP 2000001431 A JP2000001431 A JP 2000001431A JP 2000001431 A JP2000001431 A JP 2000001431A JP 2001196246 A JP2001196246 A JP 2001196246A
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JP
Japan
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case
coil
insulating
internal combustion
combustion engine
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JP2000001431A
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English (en)
Inventor
Takahiro Kamata
孝博 鎌田
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Hanshin Electric Co Ltd
Original Assignee
Hanshin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 点火コイルの絶縁ケースと、そのなかに注型
して硬化した絶縁樹脂層との熱膨張係数の差により絶縁
樹脂層が絶縁ケースの高圧端子取付け部分から剥離して
隙間が生じることがある。 【解決手段】 絶縁ケースの側壁13に高圧筒部14を
外向きに突設し、この高圧筒部の内周に高圧端子15を
嵌めて該端子の一部を絶縁ケースの内部に突出させ、上
記高圧端子のケース内への突出端部15′に2次コイル
の巻終わりのリード線16を接続し、絶縁ケース中に絶
縁樹脂を注型して硬化した絶縁樹脂層19中に1次コイ
ルと2次コイルを固定し、1次コイルのボビン中に閉磁
路鉄心の一部を貫通させた内燃機関用点火コイルにおい
て、前記絶縁ケースの、高圧筒部が外向きに突出する側
壁13の内面に、高圧筒部の内周からケース内に突出し
た高圧端子の突出端部15′を囲む内向きの突出部21
を一体に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のエ
ンジンの点火プラグに火花放電を発生させるための高電
圧を供給するモールド型の内燃機関用点火コイル、特に
小型の内燃機関用点火コイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関用点火コイルは、例えば
実開平7−42434号公報により公知である。この従
来の点火コイルでは、絶縁ケースの、高圧筒部を外向き
に突設した側壁の内面は平らであり、高圧筒部の内周に
嵌めた高圧端子のケース内への突出端部は上記側壁の平
らな内面から突出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】絶縁ケースの上記高圧
筒部を突設した側壁の内面は平らであるため、ケース内
に注型して硬化した絶縁樹脂層との間の密着性が悪く、
ケースと絶縁樹脂層との熱膨張係数の差により絶縁樹脂
層がケースの上記側壁の内面から剥離して隙間が生じ易
い。こうして隙間が生じると、高圧端子を経て内燃機関
の点火プラグに供給し、点火プラグにスパークを生じさ
せるための2次コイルに発生した高電圧が上記隙間から
鉄心などに流れて放電し、高電圧を点火プラグに供給で
きないという致命的な問題が生じることがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した問題点
を解消するために開発されたもので、絶縁樹脂を内部に
注型し、内部に収容した1次コイルと2次コイルを硬化
した絶縁樹脂層中に固定する絶縁ケースの、高圧筒部が
外向きに突出する側壁の内面に、高圧筒部の内周からケ
ース内に突出した高圧端子の突出端部を囲む内向きの突
出部を一体に設けたことを特徴とする。この場合、上記
内向きの突出部に、2次コイルの巻終わりを高圧端子に
接続するリード線を通す切欠きを設けたり、側壁の突出
部で囲まれた部分に凹部を設けたりすることが好まし
い。
【0005】
【発明の実施の形態】図示の実施形態において、10は
上面が開放し、底に開口10′を有する合成樹脂製の絶
縁ケースであり、このケース中に1次コイル11と、そ
の外に同心状に嵌合した2次コイル12とを収容し、1
次コイルのボビン11′の端部を絶縁ケースの底の開口
10′に突入して開口を塞ぐ。絶縁ケースの側壁の1つ
13には周知のプラグソケットの一端部を連結するため
の中空な高圧筒部14が外向きに、一体に突設してあ
り、高圧筒部14の内周には高圧端子15を嵌め、該端
子の一部をケース10の内部に突出させ、その突出端部
15′と2次コイル12の巻終わりをリード線16で電
気的に接続する。
【0006】絶縁ケース10には複数の1次端子17を
取付けた1次ソケット18を設け、その1次端子17に
は夫々1次コイルの巻始め、巻終り、2次コイルの巻始
めなどを接続する。
【0007】この状態で絶縁ケース10中に熱硬化性エ
ポキシ樹脂等の絶縁樹脂を注型し、その固化した絶縁樹
脂層19で1次コイル、2次コイルをケース内に固定す
る。そして、1次コイルのボビン11′中には2組のL
形鉄心などからなる鉄心20の一部を貫通し、閉磁路鉄
心を構成する。
【0008】高圧筒部14を突設した側壁13の内面に
は高圧端子のケース10内への突出端部15′を囲む内
向きの突出部21を一体に設けてある。そして、好まし
くは上記突出部21には切欠き22を設け、リード線1
6を通すことができるようにしておく。図1bでは突出
部21は環状であり、下向きの切欠き22を有するた
め、突出部の形状はC形になっているが、突出部21は
環状であることに限定されず、多角形であっても、楕円
形、小判形であってもよい。
【0009】2次コイル12の巻終りと高圧端子のケー
ス内への突出端部15′を、突出部21の切欠き22に
通したリード線16で接続したのち、前述したように、
ケース10内に絶縁樹脂を注型すると、ケースの側壁1
3に内向きに設けた突出部21が絶縁樹脂に食い込んだ
状態で絶縁樹脂層19は硬化する。これによって熱膨張
係数の差で絶縁樹脂層が絶縁ケースの側壁13の内面か
ら剥離しようとしても、側壁13の内面からケースの内
部に向かって内向きに突出した突出部21が絶縁樹脂層
19の中に食い込んでいるため、絶縁樹脂層がケースの
側壁13の内面から剥離するのが防止される。又、リー
ド線16を通すために突出部21に設けた切欠き22の
なかにも絶縁樹脂は入り、切欠きを埋めて固めるため絶
縁樹脂層の側壁内面から剥離を防止するのに効果があ
る。
【0010】絶縁樹脂層19が側壁13の内面から剥離
するのをより効果的に防止するには、上記側壁の内面
の、内向きの突出部で囲まれた部分に、高圧筒部14の
なかに突入する凹部23を設ける。こうすると、ケース
の内部に注型した絶縁樹脂は上記凹部23を埋めて固ま
るため側壁13の内面からの絶縁樹脂層19の剥離はよ
り完全に防止できる。
【0011】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明によれば
絶縁ケース10の高圧端子15を内周に取付けた高圧筒
部14が外向きに突出する側壁13の内面からケース内
に注型して硬化した絶縁樹脂層19が熱膨張係数の差に
よって剥離するのが防がれる。従って、剥離によって生
じた側壁13と絶縁樹脂層19との間の間隙を通じ高圧
端子15から高電圧が鉄心20に放電することはなく、
2次コイルに誘起した高電圧を高圧端子からプラグソケ
ットなどで確実に点火コイルに供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は絶縁樹脂を注型する前の点火コイルの
断面図、(b)は同上のb−b線から見た断面図。
【図2】絶縁樹脂を注型して完成した点火コイルの断面
図。
【符号の説明】
10 絶縁ケース 10′ 絶縁ケースの底の開口 11 1次コイル 11′ 1次コイルのボビン 12 2次コイル 13 絶縁ケースの側壁 14 絶縁ケースの側壁に設けた高圧筒部 15 高圧端子 15′ 高圧端子のケース内への突出部 16 リード線 19 絶縁樹脂層 20 鉄心 21 側壁内面からの突出部 22 突出部に設けた切欠き 23 突出部で囲まれた凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開放し、底に開口を有する絶縁ケ
    ース中に、1次コイルと、その外に同心状に嵌合した2
    次コイルとを収容し、1次コイルのボビンの下端部を上
    記ケースの底の開口に突入して開口を塞ぐと共に、前記
    絶縁ケースの側壁に高圧筒部を外向きに突設し、この高
    圧筒部の内周に高圧端子を嵌めて該端子の一部を絶縁ケ
    ースの内部に突出させ、上記高圧端子のケース内への突
    出端部に2次コイルの巻終わりのリード線を接続し、絶
    縁ケース中に絶縁樹脂を注型して硬化した絶縁樹脂層中
    に1次コイルと2次コイルを固定し、1次コイルのボビ
    ン中に閉磁路鉄心の一部を貫通させた内燃機関用点火コ
    イルにおいて、前記絶縁ケースの、高圧筒部が外向きに
    突出する側壁の内面に、高圧筒部の内周からケース内に
    突出した高圧端子の突出端部を囲む内向きの突出部を一
    体に設けたことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の内燃機関用点火コイル
    において、高圧筒部が外向きに突出する絶縁ケースの側
    壁の内面に設けられて高圧筒部の内周開口を囲む内向き
    の突出部に、2次コイルの巻終わりを高圧端子に接続す
    るリード線を通す切欠きを設けることを特徴とする内燃
    機関用点火コイル。
  3. 【請求項3】 請求項1、請求項2のどれか1項に記載
    の内燃機関用点火コイルにおいて、高圧筒部が外向きに
    突出する絶縁ケースの側壁の内面の、内向きの突出部で
    囲まれた部分に、高圧筒部のなかに突入する凹部を設け
    たことを特徴とする内燃機関用点火コイル。
JP2000001431A 2000-01-07 2000-01-07 内燃機関用点火コイル Pending JP2001196246A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008166582A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Diamond Electric Mfg Co Ltd 内燃機関用点火コイル
JP2011171659A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Denso Corp 点火コイル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008166582A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Diamond Electric Mfg Co Ltd 内燃機関用点火コイル
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Effective date: 20030225