JPH0347402Y2 - - Google Patents

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JPH0347402Y2
JPH0347402Y2 JP10445087U JP10445087U JPH0347402Y2 JP H0347402 Y2 JPH0347402 Y2 JP H0347402Y2 JP 10445087 U JP10445087 U JP 10445087U JP 10445087 U JP10445087 U JP 10445087U JP H0347402 Y2 JPH0347402 Y2 JP H0347402Y2
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retaining
elongated
hanging tool
anchoring
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JP10445087U
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JPS6412429U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、屋外線のメツセンジヤ線を引込む際
に使用される通信線用引留具に係り、特に、吊具
を引留基台に取付けるための係合構造に関するも
のである。
「従来の技術」 一般に通信線用引留具においては、安全・確実
な引留のために、引留基台と係止輪とが脱落なく
取付けられて一体化されていることが必須条件で
ある。そのために従来は、引留基台の成形用金型
内に係止輪をインサートとして、引留基台と係止
輪とを一体成形していた。これによると、誤つて
インサートされる可能性があり、実際に金型を損
壊する事故が起こつていた。また、係止輪のイン
サートに時間がかかるために、成形サイクルが長
くなり、生産性が悪くなる等の欠点があつた。
上記欠点を解消するためには、係止輪をインサ
ートせずに引留基台を成形することが望ましい。
出願人は、実開昭58−87419号に係る通信線用引
留具を提供し、その一実施例として引留基台を別
体に成形したものを説明している。
上記通信線用引留具の構成は、U字状係止輪の
両端部を対向側へL字形に折曲して1対の通孔挿
入部を形成するとともに、通孔挿入部の先端には
さらにL字状に曲げられた抜け止め片が形成され
ている。これに対応して引留基台の両側面には通
孔が形成されている。
取付けに際しては、係止輪の両端部を両手で把
持して外方へ拡開し、この状態で1対の通孔挿入
部を引留基台の通孔に両側から対面させ、両側か
ら通孔内に通孔挿入部を差し込んで、両側を1対
の抜け止め片で掛り止めすることによつて係合さ
せるものである。
「考案が解決しようとする問題点」 ここで、屋外線のメツセンジヤ線は緩くたるま
せた状態で引込みされているので、風等による揺
れが避けられないものである。係止輪の抜け止め
片は単に掛り止めされているだけであるので、上
記揺れによつて外れ安くなる欠点があつた。
従つて、本考案は上記実情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、引留基台に吊具を容易に取付
けして外れないようにした通信線用引留具を提供
するにある。
「問題点を解決するための手段」 前記目的を達成するための本考案の特徴は、引
留基台の一端部に幅方向への細長状支柱が首部を
具備して設けられるとともに、吊具には上記細長
状支柱に幅方向から挿入されて回転されることに
より上記首部に係合する環状部が形成されたこと
にある。
「考案の作用」 吊具を引留基台に取付けるに際し、先ず、吊具
の環状部を引留基台の幅方向から細長状支柱に挿
入する。その後、上記吊具を上記引留基台の長手
方向へ回転すると環状部が上記細長状支柱の首部
に係合する。これにより、吊具が引留基台に取付
けられる。
「考案の実施例概要」 以下に本考案の第1実施例を第1図乃至第4図
に基づき説明する。
通信線用引留具は、屋外線1のメツセンジヤ線
1aを引込する支柱2が立設された長方形状の引
留基台3と、該引留基台3を建造物4等に取付け
る吊具5とを備えている。上記引留基台3と吊具
5とは別体形成され、該吊具5が引留基台3に係
合取付けされるものである。ここで、上記屋外線
1は、上記メツセンジヤ線1aで通信線1b,1
bを引込むようになつている。
前記引留基台3は、熱硬化性合成樹脂やゴム等
の絶縁物から細長板状に形成され、その端部側に
幅方向への細長状支柱6が首部7を具備して設け
られている。
前記吊具5には、前記細長状支柱6に幅方向か
ら挿入されて回転されることにより上記首部7に
係合する環状部8が形成されている。
詳述すると、前記細長状支柱6は上部鍔部6a
を有しており、該鍔部6aの幅方向(矢示A方
向)への長さは、前記引留基台3の幅と略同一長
さに設定されている。ここで、上記引留基台3か
ら上記鍔部6aまでの間に上記環状部8及びメツ
センジヤ線1aで収容され得るように上記細長状
支柱6の高さが設定されている。上記細長状支柱
6は上記引留基台3の両面に設けられても良い。
又、前記首部7は、上記細長状支柱6に細径状
に形成され、第3図に示す如く、上記引留基台3
の長手方向(矢示B方向)に沿つて平坦面状に設
けられた一対の位置決め面9,9と、これら位置
決め面9,9をつなぐ円弧面状の案内面10とを
有している。
又、前記支柱2として、例えば、引留支柱11
と引通支柱12が設けられ、これら支柱11,1
2は上記引留基台3の両面に設けられている。上
記引留支柱11は上記引留基台3の一端部側にも
うけられ、該引留基台3の幅より僅かに小さい径
をもつ円柱形状に形成され、その上部には径大の
抜け止め用鍔部13が一体に形成されている。
又、上記引通支柱12は、上記引留基台3の長手
方向略中央部に設けられている。上記引通支柱1
2は、横断面が楕円形の柱状に形成され、上部に
は当該横断面より大型の長方形状の抜け止め用鍔
部14が一体に設けられている。
又、前記吊具5は例えば、線材を曲折してU字
状に形成され、前記建造物4に固着されたフツク
15等に引掛けられるようになつている。
又、前記環状部8は、例えば前記吊具5の端部
側を環状に折曲することにより形成される。上記
環状部8は、一対の直線状の位置決め片16,1
6とこれら位置決め片16,16間を連結する円
弧状の連結片17と、先端を屈曲することにより
形成された引掛け部18とを備えている。ここ
で、第2図に示す如く、上記位置決め片16,1
6の内側間の距離lは、前記細長状支柱6の位置
決め面9,9間の距離に一致するか又は僅かに小
寸法に設定されている。又、上記距離lは、第2
図中、一点鎖線で示す如く、引留基台3の長手方
向(矢示B方向)に沿つた上記細長状支柱6の幅
Lよりも僅か大寸法に設定されて、上記環状部8
が上記細長状支柱6に挿入されるように設定され
ている。又、第2図に示す如く、上記位置決め片
16,16の外側間の距離Sは上記引留基台3の
幅に一致するか又は小寸法に設定されている。
又、前述の如く、細長状支柱6が引留基台3の両
面に設けられている場合、上記環状部8は、吊具
5の両端部に形成されるものである。上記環状部
8の先端は、該環状部8に固着され、又は、別体
に形成されている。
又、19は前記引留基台3の一端側に設けられ
たガイドで、前記メツセンジヤ線1aを案内する
ためのガイド溝20が設けられている。
次に、吊具5を引留基台3に取付ける取付作業
について説明する。
第2図中、一点鎖線で示す如く、吊具5を引留
基台3の幅方向(矢示A方向)に一致させた状態
で環状部8を細長状支柱6に上方から挿入する。
ここで、環状部8が吊具5の両端部に設けられて
いる場合には第4図中、二点鎖線で示す如く、環
状部8,8を互いに離間せた状態で両細長状支柱
6,6に対面させた後、これら環状部8,8を互
いに近付けることにより細長状支柱6,6に挿入
させる。
その後、上記吊具5を第2図中矢示C方向へ回
転させると、環状部8の位置決め片16が上記細
長状支柱6の案内面10に案内されながら外方へ
膨出する如くして回転した後、位置決め面9,9
に接した状態で位置決めされる。ここで、位置決
め片16,16間の距離lが、位置決め面9,9
間の距離よりも小さく設定されている場合にはこ
れら位置決め片16,16は位置決め面9,9を
挟持する如くして位置決めされる。
而して、上記環状部8が首部7に係合すると共
に該首部7を挟持しているので、上記吊具5は引
留基台3から外れず、両者は確固として係合され
る。
又、メツセンジヤ線1aを引込むには、該メツ
センジヤ線1aをガイド19を介して引留支柱1
1に引留し、引通支柱12に引通し、細長状支柱
6に引通した後、その先端を引掛け部18に引掛
める。その後、第1図に示す如く、吊具5を建造
物4のフツク15に引掛けて固定する。
而して、引留基台3に吊具5を取付けする場
合、作業者は一方の手で引留基台3を把持し、他
方の手に吊具5を把持し、この状態で吊具5の環
状部8を細長状支柱6に挿入して回転させるだけ
で両者は係合するので、両者の取付け作業が容易
である。
又、第5図及び第6図は第2実施例を示し、本
実施例では、引留基台3の裏表両面にメツセンジ
ヤ線1a,1aが引込みされている。なお、この
場合、ガイド19には2つのガイド溝20,20
が形成され、各メツセンジヤ線1a,1aがガイ
ドされるようになつている。
「考案の効果」 以上説明した如く、本考案によれば、吊具の環
状部を引留基台の細長状支柱に挿入して回転させ
るだけで当該吊具が引留基台に取付けられるの
で、両者の取付作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は第1実施例を示し、第1図
は全体斜視図、第2図は平面図、第3図は一部横
断面図、第4図は側面図、第5図及び第6図は第
2実施例を示し、第5図は平面図、第6図は第5
図の右側面図である。 1a……メツセンジヤ線、2……支柱、3……
引留基台、4……建造物、5……吊具、6……細
長状支柱、7……首部、8……環状部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 屋外線のメツセンジヤ線を引込する支柱が立
    設された長方形状の引留基台と、該引留基台を
    建造物等に取付ける吊具とが別体形成され、該
    吊具が引留基台に係合取付けされるようにした
    通信線用引留具において、 前記引留基台の一端部に幅方向への細長状支
    柱が首部を具備して設けられるとともに、前記
    吊具には上記細長状支柱に幅方向から挿入され
    て回転されることにより上記首部に係合する環
    状部が形成されたことを特徴とする通信線用引
    留具。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載のものに
    おいて、細長状支柱が引留基台の両面に設けら
    れ、環状部が吊具の両端部に設けられているこ
    とを特徴とする通信線用引留具。
JP10445087U 1987-07-09 1987-07-09 Expired JPH0347402Y2 (ja)

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JP10445087U JPH0347402Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09

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JP10445087U JPH0347402Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09

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Publication Number Publication Date
JPS6412429U JPS6412429U (ja) 1989-01-23
JPH0347402Y2 true JPH0347402Y2 (ja) 1991-10-09

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