JPH1182726A - トルクコンバータのスリップ制御装置 - Google Patents

トルクコンバータのスリップ制御装置

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JPH1182726A
JPH1182726A JP9240882A JP24088297A JPH1182726A JP H1182726 A JPH1182726 A JP H1182726A JP 9240882 A JP9240882 A JP 9240882A JP 24088297 A JP24088297 A JP 24088297A JP H1182726 A JPH1182726 A JP H1182726A
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slip rotation
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和孝 安達
Toru Urasawa
徹 浦沢
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
    • F16H61/143Control of torque converter lock-up clutches using electric control means

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリップ回転を指令値にするトルクコンバー
タのスリップ制御に際し、スリップ制御の逆系を辿った
線形補償により、制御精度の向上を実現する。 【解決手段】 34で、スリップ回転偏差ωSLPER をなく
して実スリップ回転ωSL PRを目標値ωSLPTに一致させる
ためのスリップ回転指令値ωSLPCを算出する。35では、
タービン回転速度ωTRからスリップ回転ゲインgSLPC
検索し、これをローパスフィルターに通した後の値g
SLPFを求め、36では、ωTRのもとでωSLPCを達成するた
めの目標コンバータトルクtCNVC(=ωSLPC/gSLPF
を算出する。38では、37で推定したエンジン出力トルク
EHからtCNVCを減算して目標ロックアップクラッチ締
結容量tLUC を求め、39で、tLUC を達成するためのロ
ックアップクラッチ締結圧指令値PLUC を検索し、40
で、ロックアップクラッチ締結圧を指令値PLUC にする
ためのソレノイド駆動デューティDを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機などに
用いられるトルクコンバータの入出力要素間における相
対回転、つまりスリップ回転を、走行状態に応じて定め
られた目標値へ速やかに収束させるためのスリップ制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トルクコンバータは、流体を介して入出
力要素間で動力伝達を行うため、トルク変動吸収機能
や、トルク増大機能を果たす反面、伝動効率が悪い。こ
れがため、これらトルク変動吸収機能や、トルク増大機
能が不要な走行条件のもとでは、トルクコンバータの入
出力要素間をロックアップクラッチにより直結するロッ
クアップ式のトルクコンバータが今日では多用されてい
る。しかして、かようにトルクコンバータを入出力要素
間を直結したロックアップ状態にするか、該ロックアッ
プクラッチを釈放したコンバータ状態にするだけの、オ
ン・オフ制御では、トルクコンバータのスリップ回転を
制限する領域が狭くて十分な伝動効率の向上を望み得な
い。
【0003】そこで、ロックアップクラッチを所謂半ク
ラッチ状態にして、要求される必要最小限のトルク変動
吸収機能や、トルク増大機能が確保されるような態様
で、トルクコンバータのスリップ回転を制限するスリッ
プ制御領域を設定した型式のトルクコンバータも多々提
案されている。そして、走行条件に応じ決定された目標
スリップ回転にトルクコンバータをスリップ制御するに
技術としては従来、例えば社団法人・自動車技術会が発
行した「学術講演会前刷集954 1995−9」の第
81頁〜第84頁における(21.自動変速機ロックア
ップクラッチのスリップ制御システム)に記載されたご
とき、以下のようなものがある。つまり、エンジンのス
ロットル開度、車速、自動変速機の作動油温などから求
めた目標スリップ回転を入力とし、トルクコンバータの
実スリップ回転を出力としたパラメータ同定法により、
目標スリップ回転を達成するロックアップクラッチの締
結圧指令値(要求締結力)をいきなり求め、当該締結圧
指令値に対応した制御信号を出力するというものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
スリップ制御技術では、エンジン出力トルクを含めたロ
ックアップクラッチ締結圧指令値からスリップ回転まで
の特性が考慮されていないために、ロックアップクラッ
チの締結圧指令値に対し実際のスリップ回転が如何なる
発生のし方をするかによっては、以下のような問題を生
ずる懸念が考えられる。つまり図8(b)に示すよう
に、45km/hでの走行中にスロットル開度TVOを20
°から10°に減少させた結果、目標スリップ回転ω
SLPTが150rpm から70rpm に低下した場合につき述
べると、ロックアップクラッチ締結圧指令値PLUC の低
下が遅れ気味になって実ロックアップクラッチ締結圧が
何時までも高いままにされ、実スリップ回転ωSLPRが目
標スリップ回転ωSLPTに対し極端に小さくなり、ロック
アップクラッチがほとんど締結状態に至ることがある。
この場合、トルクコンバータのスリップ回転が一時的に
不足して、ショックやこもり音が発生し、スリップ制御
式トルクコンバータの商品価値に少なからず影響する。
【0005】請求項1に記載の第1発明は、詳しくは後
述するが、原動機の出力トルクを含めたロックアップク
ラッチ締結圧からスリップ回転までのスリップ現象をブ
ロックごとに分け、ブロックを逆に解くことによりスリ
ップ現象を線形化して、上記従来装置の問題を生ずるこ
とのない全く別の方式により、目標とすべきスリップ回
転指令値に対するロックアップクラッチ締結力指令値を
求め得るようにし、これにより上記の問題解決を図るこ
とを目的とする。
【0006】請求項2に記載の第2発明は、第1発明に
定常的なスリップ回転ゲインの概念を導入した、トルク
コンバータのスリップ制御装置を提案することを目的と
する。
【0007】請求項3に記載の第3発明は、第1発明に
実際的なスリップ回転ゲインの概念を導入した、トルク
コンバータのスリップ制御装置を提案することを目的と
する。
【0008】請求項4に記載の第4発明は、第3発明に
おける実際的なスリップ回転ゲインが変化する場合の影
響をなくしたトルクコンバータのスリップ制御装置を提
案することを目的とする。
【0009】請求項5に記載の第5発明は、第1発明〜
第4発明のスリップ制御に際して用いる原動機の出力ト
ルクを一層的確に推定し得るようにすることで、当該ス
リップ制御の精度を高めることを目的とする。
【0010】請求項6に記載の第6発明は、第5発明に
よる原動機出力トルクの推定を、原動機の動的な遅れを
も考慮して行うようにすることで、当該スリップ制御の
精度を更に高めることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】これらの目的のため、先
ず第1発明によるトルクコンバータのスリップ制御装置
は、原動機からの回転を伝達するトルクコンバータに用
いられ、該トルクコンバータの入出力要素間におけるス
リップ回転をロックアップクラッチの締結によりスリッ
プ回転指令値に制御するための装置において、トルクコ
ンバータの伝動性能から予め求めておいた、流体伝動に
より伝達するコンバータトルクとスリップ回転との関係
をもとに、前記スリップ回転指令値を達成するための目
標コンバータトルクを算出し、前記原動機の出力トルク
から前記目標コンバータトルクを差し引いて目標ロック
アップクラッチ締結容量を算出し、前記ロックアップク
ラッチの締結力を該目標ロックアップクラッチ締結容量
が達成されるよう制御する構成にしたことを特徴とする
ものである。
【0012】第2発明によるトルクコンバータのスリッ
プ制御装置は、第1発明において、前記流体伝動により
伝達するコンバータトルクとスリップ回転との関係とし
て、コンバータトルクに対するスリップ回転の定常値の
比である定常的なスリップ回転ゲインを予め求めてお
き、前記スリップ回転指令値を該定常的なスリップ回転
ゲインで除算することにより前記目標コンバータトルク
を算出するよう構成したことを特徴とするものである。
【0013】第3発明によるトルクコンバータのスリッ
プ制御装置は、第1発明において、前記流体伝動により
伝達するコンバータトルクとスリップ回転との関係とし
て、コンバータトルクに対するスリップ回転の比である
スリップ回転ゲインを、トルクコンバータの出力回転速
度ごとに予め求めておき、トルクコンバータの出力回転
速度からスリップ回転ゲインを検索し、前記スリップ回
転指令値を該検索したスリップ回転ゲインで除算するこ
とにより前記目標コンバータトルクを算出するよう構成
したことを特徴とするものである。
【0014】第4発明によるトルクコンバータのスリッ
プ制御装置は、第3発明において、前記検索したスリッ
プ回転ゲインをローパスフィルターにより処理し、該フ
ィルター処理後のスリップ回転ゲインを前記目標コンバ
ータトルクの算出に資するよう構成したことを特徴とす
るものである。
【0015】第5発明によるトルクコンバータのスリッ
プ制御装置は、第1発明乃至第4発明のいずれかにおい
て、原動機の運転性能から予め求めておいた運転負荷と
回転速度と出力トルクとの関係を示すデータを基に、運
転負荷および回転速度から前記原動機の出力トルクを推
定して、前記目標ロックアップクラッチ締結容量の算出
に資するよう構成したことを特徴とするものである。
【0016】第6発明によるトルクコンバータのスリッ
プ制御装置は、第5発明において、前記推定して求めた
原動機の出力トルクを、原動機の動的な遅れに対応した
フィルターにより処理し、該フィルター処理後の出力ト
ルクを前記目標ロックアップクラッチ締結容量の算出に
資するよう構成したことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の効果】第1発明においては、原動機からの回転
を伝達するトルクコンバータの入出力要素間におけるス
リップ回転をロックアップクラッチの締結によりスリッ
プ回転指令値に制御するに際し、トルクコンバータの伝
動性能から予め求めておいた、流体伝動により伝達する
コンバータトルクとスリップ回転との関係をもとに、上
記スリップ回転指令値を達成するための目標コンバータ
トルクを算出し、原動機の出力トルクから当該目標コン
バータトルクを差し引いて目標ロックアップクラッチ締
結容量を算出し、ロックアップクラッチの締結力を該目
標ロックアップクラッチ締結容量が達成されるよう制御
する。
【0018】かかるロックアップクラッチの締結力制御
により、トルクコンバータのスリップ回転を上記の指令
値に一致させることができるが、上記のよれば、原動機
の出力トルクを含めたロックアップクラッチの締結力か
らスリップ回転までのスリップ現象をブロックごとに分
け、ブロックを逆に解くことによりスリップ現象を線形
化して得られたコンバータトルクの概念を導入して目標
コンバータトルクを求め、該目標コンバータトルクから
目標ロックアップクラッチ締結容量を算出するため、従
来のようにロックアップクラッチの締結力指令値が大き
な制御の追従遅れを生ずることがなく、従来装置におい
て生ずる懸念のあった問題、つまり、一時的にほとんど
ロックアップ状態になってショックやこもり音が発生す
るという問題を払拭することができる。
【0019】目標コンバータトルクの算出に際しては第
2発明におけるように、コンバータトルクとスリップ回
転との関係として、コンバータトルクに対するスリップ
回転の定常値の比である定常的なスリップ回転ゲインを
トルクコンバータの伝動性能から予め求めておき、スリ
ップ回転指令値をこの定常的なスリップ回転ゲインで除
算することにより目標コンバータトルクを算出すること
ができる。
【0020】目標コンバータトルクの算出に際しては第
3発明におけるように、コンバータトルクとスリップ回
転との関係として、コンバータトルクに対するスリップ
回転の比であるスリップ回転ゲインを、トルクコンバー
タの出力回転速度ごとに予め求めておき、トルクコンバ
ータの出力回転速度からスリップ回転ゲインを検索し、
スリップ回転指令値を該検索したスリップ回転ゲインで
除算することにより目標コンバータトルクを算出するこ
とができる。この場合、スリップ回転ゲインが実際上ト
ルクコンバータの出力回転速度に応じて異なることか
ら、一層スリップ回転ゲインが実際的となり、これを基
に算出する目標コンバータトルクが一層実情にマッチし
たものとなって、制御の精度をより高めることができ
る。
【0021】第4発明においては、第3発明において検
索したスリップ回転ゲインをローパスフィルターにより
処理し、当該フィルター処理後のスリップ回転ゲインを
上記目標コンバータトルクの算出に資することから、ス
リップ回転ゲインの検索値が急激に変化したり、高い頻
度で変化する時も、これによるスリップ制御への悪影響
を回避することができる。
【0022】第5発明においては、前記目標ロックアッ
プクラッチ締結容量の算出に用いる原動機の出力トルク
を求めるに際し、原動機の運転性能から予め求めておい
た運転負荷と回転速度と出力トルクとの関係を示すデー
タを基に、運転負荷および回転速度から当該原動機出力
トルクを推定するため、原動機出力トルクに基づいて目
標ロックアップクラッチ締結容量が補正されることとな
り、スリップ制御の精度を一層高めることができる。
【0023】第6発明においては、第5発明において推
定により求めた原動機の出力トルクを、原動機の動的な
遅れに対応したフィルターにより処理し、かかるフィル
ター処理後の出力トルクを目標ロックアップクラッチ締
結容量の算出に資することから、目標ロックアップクラ
ッチ締結容量が原動機の動的な遅れをも考慮して決定さ
れることとなり、スリップ制御の精度を更に一層高める
ことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形
態になるスリップ制御装置を具えたトルクコンバータを
含む車両の駆動系を示し、1は原動機としてのエンジ
ン、2はトルクコンバータ、3は自動変速機の歯車変速
機構、4はディファレンシャルギヤ装置、5は車輪で、
これらを順次図示のように結合して車両の駆動系を構成
する。
【0025】トルクコンバータ2は、エンジン1で駆動
される入力要素としてのポンプインペラ2aと、歯車変
速機構3の入力軸に結合された出力要素としてのタービ
ンランナ2bと、これらポンプインペラ2aおよびター
ビンランナ2b間を直結するロックアップクラッチ2c
とを具えた、所謂ロックアップ式トルクコンバータとす
る。ロックアップクラッチ2cの締結力は、その前後に
おけるアプライ圧PA とレリーズ圧PR の差圧(ロック
アップクラッチ締結圧)により決まり、アプライ圧PA
がレリーズ圧PR よりも低ければ、ロックアップクラッ
チ2cは釈放されてポンプインペラ2aおよびタービン
ランナ2b間を直結せず、トルクコンバータ2をスリッ
プ制限しないコンバータ状態で機能させる。アプライ圧
A がレリーズ圧PR よりも高い場合、その差圧に応じ
た力でロックアップクラッチ2cを締結させ、トルクコ
ンバータ2をロックアップクラッチ2cの締結力に応じ
てスリップ制限するスリップ制御状態で機能させる。そ
して当該差圧が設定値よりも大きくなると、ポンプイン
ペラ2aおよびタービンランナ2b間の相対回転がなく
なり、トルクコンバータ2をロックアップ状態で機能さ
せる。
【0026】これがため、トルクコンバータ2はスリッ
プ制御状態で、ポンプインペラ2aおよびタービンラン
ナ2b間の相対回転(スリップ回転)に起因した流体伝
動によるコンバータトルクと、ロックアップクラッチ2
cによる機械的伝動に起因したトルク(ロックアップク
ラッチ締結容量)との和値に相当するトルクを伝達する
こととなり、この和値に相当するトルクがエンジン出力
トルクに等しい。本願発明者等は、上記のコンバータト
ルクと、ロックアップクラッチ締結容量と、エンジン出
力トルクとの関係から、エンジン出力トルクからコンバ
ータトルクを減算すれば、ロックアップクラッチ締結容
量を求め得るとの事実認識に基づき、そして、コンバー
タトルクはトルクコンバータの伝動性能からスリップ回
転と、タービン回転速度との関係として予めトルクコン
バータごとに求めておくことができるとの研究成果に基
づき、従来とは異なる方式により、狙いとするスリップ
回転を実現可能なロックアップクラッチ締結容量を算出
し得るようにしたトルクコンバータのスリップ制御装置
をここに提案しようとするものである。
【0027】ここで、トルクコンバータの伝動性能から
予め求め得る、コンバータトルクと、スリップ回転と、
タービン回転速度との関係を説明するに、図5に例示す
るごとくコンバータトルクtCNV に対するスリップ回転
ωSLP の比をスリップ回転ゲインgSLPSLP =ωSLP /tCNV ・・・(1) と定義すると、このスリップ回転ゲインgSLP は同図に
示すようにタービン回転速度ωT に応じて変化すること
を確かめた。
【0028】なおトルクコンバータ次第で、スリップ回
転ゲインgSLP は図5に示すようにタービン回転速度ω
T に応じて変化せず、定常的なスリップ回転ゲインであ
っても良い。
【0029】本実施の形態においては、上記の原理に基
づき所定のスリップ制御を行うべくアプライ圧PA およ
びレリーズ圧PR を決定するスリップ制御系を以下の構
成とする。スリップ制御弁11は、コントローラ12に
よりデューティ制御されるロックアップソレノイド13
からの信号圧PS に応じてアプライ圧PA およびレリー
ズ圧PR を決定するもので、これらスリップ制御弁11
およびロックアップソレノイド13を図2に明示する周
知のものとする。即ち、ロックアップソレノイド13は
パイロット圧Pp を元圧として、コントローラ12から
のソレノイド駆動デューティDの増大につれ信号圧PS
を高くするものとする。一方でスリップ制御弁11は、
上記の信号圧PS およびフィードバックされたレリーズ
圧PR を一方向に受けると共に、他方向にバネ11aの
バネ力およびフィードバックされたアプライ圧PA を受
け、信号圧PS の上昇につれて、アプライ圧PA とレリ
ーズ圧PR との間の差圧(PA −PR )で表されるロッ
クアップクラッチ2cの締結圧を図3に示すように変化
させるものとする。ここでロックアップクラッチ締結圧
(PA −PR )の負値はPR >PA によりトルクコンバ
ータ2をコンバータ状態にすることを意味し、逆にロッ
クアップクラッチ締結圧(PA −PR )が正である時
は、その値が大きくなるにつれてロックアップクラッチ
2cの締結容量が増大され、トルクコンバータ2のスリ
ップ回転を大きく制限し、遂にはロックアップ状態にす
ることを意味する。
【0030】コントローラ12には、図1および図2に
示すように、エンジン1のスロットル開度TVOを検出
するスロットル開度センサ21からの信号と、ポンプイ
ンペラ2aの回転速度ωI を検出する(検出値をωIR
する)インペラ回転センサ22からの信号と、タービン
ランナ2bの回転速度ωT を検出する(検出値をωTR
する)タービン回転センサ23からの信号と、自動変速
機の作動油温TATF を検出する油温センサ24からの信
号と、車速VSPを検出する車速センサ25からの信号
と、変速比iP を算出する変速比計算部26から計算結
果と、エンジン回転数Ne を検出するエンジン回転セン
サ27からの信号を入力する。
【0031】コントローラ12はこれら入力情報をもと
に、図4に示す機能ブロック線図に沿った演算により、
ロックアップソレノイド13の駆動デューティDを決定
して以下に詳述する所定のスリップ制御を行う。図4に
おける目標スリップ回転算出部31は、車速VSPと、
スロットル開度TVOと、変速比iP と、作動油温T
ATF に基づき周知のごとく、トルク変動やこもり音が発
生しない範囲内で最も少ないところに目標スリップ回転
ωSLPTを定めて決定する。実スリップ回転算出部32
は、ポンプインペラ2aの回転速度検出値をωIRからタ
ービンランナ2bの回転速度検出値をωTRを減算してト
ルクコンバータ2の実スリップ回転ωSLPRを算出する。
スリップ回転偏差算出部33は、瞬時(t)ごとに目標
スリップ回転ωSLPTと実スリップ回転ωSLPRとの間のス
リップ回転偏差ωSLPER を、 ωSLPER (t)=ωSLPT(t)−ωSLPR(t)・・・(2) により算出する。
【0032】スリップ回転指令値算出部34では、スリ
ップ回転偏差ωSLPER を基に例えば周知の比例(P)・
積分(I)制御により、スリップ回転偏差ωSLPER をな
くして実スリップ回転ωSLPRを目標スリップ回転ωSLPT
に一致させるためのスリップ回転指令値ωSLPCを以下に
より算出する。 ωSLPC(t)=KP ・ωSLPER (t)+(KI /S)・ωSLPER (t) ・・・(3) 但し、KP :比例制御定数 KI :積分制御定数 S :微分演算子
【0033】スリップ回転ゲイン算出部35は、図5に
対応したマップを基にタービン回転速度検出値ωTRから
スリップ回転ゲインgSLPCを検索して求める。この際、
好ましくはスリップ回転ゲインgSLPCの高い頻度や急激
な変化を抑制するために、これを、一時遅れ時定数がT
SLP のローパスフィルターに通し、当該フィルター処理
した後の値gSLPF(t) gSLPF(t)=〔1/(TSLP ・S+1)〕gSLPC(t)・・・(4) を用いるのが、スリップ回転ゲインの急激な変化や、高
頻度の変化によるスリップ制御への悪影響をなくして制
御を安定に行わせる意味において良い。
【0034】目標コンバータトルク算出部36では、前
記(1)式におけるgSLP にgSLPFを当てはめ、ωSLP
に上記算出部34からのスリップ回転指令値ωSLPCを当
てはめることにより、タービン回転速度ωTRのもとでス
リップ回転指令値ωSLPCを達成するための目標とすべき
コンバータトルクtCNVCを tCNVC(t)=ωSLPC(t)/gSLPF・・・(5) により算出する。
【0035】エンジン出力トルク推定部37では、先ず
図6に例示したエンジン全性能線図を用いてエンジン回
転数Ne およびスロットル開度TVOから、エンジン出
力トルクの定常値tESを検索し、次いでこれを、時定数
EDがエンジンの動的な遅れに対応した値のフィルター
に通してフィルター処理し、当該フィルター処理後の一
層実際値に近いエンジン出力トルクtEHEH(t)=〔1/(TED・S+1)〕tES(t)・・・(6) を推定して求める。
【0036】目標ロックアップクラッチ締結容量算出部
38では、エンジン出力トルクtEHから目標コンバータ
トルクtCNVCを減算して目標ロックアップクラッチ締結
容量tLUC を求める。 tLUC (t)=tEH(t)−tCNVC(t)・・・(7)
【0037】ロックアップクラッチ締結圧指令値算出部
39では、目標ロックアップクラッチ締結容量tLUC
達成するためのロックアップクラッチ締結圧指令値P
LUC を、図7に対応するマップから検索する。ここで図
7は、トルクコンバータごとにロックアップクラッチの
締結圧PLUと、ロックアップクラッチ締結容量tLUとの
関係を予め実験により求めておき、目標ロックアップク
ラッチ締結容量tLUC に対応するロックアップクラッチ
締結圧指令値PLUC を検索することにより目的を達する
ことができる。
【0038】ソレノイド駆動信号算出部40では、実際
のロックアップクラッチ締結圧をロックアップクラッチ
締結圧指令値PLUC にするためのロックアップソレノイ
ド駆動デューティDを決定し、これを図1および図2の
ロックアップソレノイド13に出力する。
【0039】以上のロックアップソレノイド13のデュ
ーティ制御によれば、スリップ回転ゲイン算出部35に
つき前述したごとく、予め実験などにより図5に例示す
るごとくコンバータトルクtCNV に対するスリップ回転
ωSLP の比であるスリップ回転ゲインgSLP を、トルク
コンバータの出力回転速度ωT ごとに求めておき、トル
クコンバータの出力回転速度ωTRからスリップ回転ゲイ
ンgSLPCを検索し、算出部34で求めたスリップ回転指
令値ωSLPCを算出部36でスリップ回転ゲインgSLPC
より除算することにより、スリップ回転指令値ωSLPC
実現するための目標コンバータトルクtCNVCを算出し、
エンジン出力トルクtEHから目標コンバータトルクt
CNVCを差し引いて目標ロックアップクラッチ締結容量t
LUC を算出し、ロックアップクラッチ締結容量がこの目
標値tLUC になるようロックアップクラッチを締結力制
御することから、トルクコンバータのスリップ回転を上
記の指令値ωSLPCに一致させるスリップ制御が線形化補
償されることとなって、以下の作用効果が得られる。
【0040】つまり図8(a)に示すように、45km/h
での走行中にスロットル開度TVOを20°から10°
に減少させた結果、目標スリップ回転ωSLPTが150rp
m から70rpm に低下した場合につき述べると、同じ条
件で従来装置を作動させた時の図8(b)に示す動作タ
イムチャートとの比較から明らかなように、ロックアッ
プクラッチ締結圧指令値PLUC の低下が遅れ気味になる
ことがなく、従って実ロックアップクラッチ締結圧が何
時までも高いままにされてしまうような問題を回避する
ことができる。
【0041】これにより、実スリップ回転ωSLPRが目標
スリップ回転ωSLPTに対し極端に小さくなって、ロック
アップクラッチがほとんど締結状態になるといった弊害
を回避することができ、これがため、トルクコンバータ
のスリップ回転が一時的に不足してショックやこもり音
が発生する問題を解消することができる。
【0042】なお、目標コンバータトルクtCNVCの算出
に際しては、スリップ回転ゲインg SLP を上記のように
トルクコンバータの出力回転速度ωT に応じて変化する
ものとする代わりに、トルクコンバータの出力回転速度
ωT に応じて変化しない定常的なスリップ回転ゲインと
しても、ある程度の目的を達成することができる。
【0043】また算出部35につき前述したように、ス
リップ回転ゲインgSLP はそのまま使用せず、ローパス
フィルターにより処理した後のスリップ回転ゲインg
SLPFを用いるようにしたことから、スリップ回転ゲイン
の検索値が急激に変化したり、高い頻度で変化する時
も、これによるスリップ制御への悪影響を回避すること
ができる。
【0044】そしてエンジン出力トルク推定部37につ
き前述したように、エンジンの出力トルクを求めるに際
し、エンジンの全運転性能から予め求めておいた図6に
例示するごときスロットル開度TVO(エンジン負荷)
とエンジン回転数Ne と出力トルクtESとの関係を示す
データを基に、スロットル開度TVOおよびエンジン回
転数Ne からエンジン出力トルクtESを推定するため、
エンジン出力トルクtESに基づいて目標ロックアップク
ラッチ締結容量tLUCが補正されることとなり、スリッ
プ制御の精度を一層高めることができる。
【0045】なお、推定したエンジン出力トルクtES
定常値であることからこれをそのまま使用せず、エンジ
ン出力トルク推定部37につき前述したように、この推
定したエンジン出力トルクtESを、エンジンの動的な遅
れに対応したフィルターにより処理し、かかるフィルタ
ー処理後の出力トルクtEHを使用することから、エンジ
ン出力トルクの推定がエンジンの動的な遅れをも考慮し
てなされることとなり、スリップ制御の精度を更に一層
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態になるスリップ制御装置
を具えた車両の駆動系およびその制御システムを示す概
略系統図である。
【図2】同実施の形態におけるトルクコンバータのスリ
ップ制御系を示すシステム図である。
【図3】ロックアップソレノイドからの信号圧と、ロッ
クアップクラッチ締結圧との関係を示す線図である。
【図4】同実施の形態においてコントローラが実行する
スリップ制御の機能別ブロック線図である。
【図5】トルクコンバータのタービン回転速度に対する
スリップ回転ゲインの関係を示す特性線図である。
【図6】エンジンのスロットル開度と、回転数と、出力
トルクとの関係を示す全性性能線図である。
【図7】ロックアップクラッチの締結圧と、締結容量と
の関係を例示する伝動特性図である。
【図8】(a)は、同実施の形態によるスリップ制御の
動作タイムチャートを示し、(b)は、従来装置による
スリップ制御を示す動作タイムチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン 2 トルクコンバータ 2a ポンプインペラ(入力要素) 2b タービンランナ(出力要素) 2c ロックアップクラッチ 3 歯車変速機構 4 ディファレンシャルギヤ装置 5 車輪 11 スリップ制御弁 12 コントローラ 13 ロックアップソレノイド 21 スロットル開度センサ 22 インペラ回転センサ 23 タービン回転センサ 24 油温センサ 25 車速センサ 26 変速比計算部 27 エンジン回転センサ 31 目標スリップ回転算出部 32 実スリップ回転算出部 33 スリップ回転偏差算出部 34 スリップ回転指令値算出部 35 スリップ回転ゲイン算出部 36 目標コンバータトルク算出部 37 エンジン出力トルク推定部 38 目標ロックアップクラッチ締結容量算出部 39 ロックアップクラッチ締結圧指令値算出部 40 ソレノイド駆動信号算出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機からの回転を伝達するトルクコン
    バータに用いられ、該トルクコンバータの入出力要素間
    におけるスリップ回転をロックアップクラッチの締結に
    よりスリップ回転指令値に制御するための装置におい
    て、 トルクコンバータの伝動性能から予め求めておいた、流
    体伝動により伝達するコンバータトルクとスリップ回転
    との関係をもとに、前記スリップ回転指令値を達成する
    ための目標コンバータトルクを算出し、 前記原動機の出力トルクから前記目標コンバータトルク
    を差し引いて目標ロックアップクラッチ締結容量を算出
    し、 前記ロックアップクラッチの締結力を該目標ロックアッ
    プクラッチ締結容量が達成されるよう制御する構成にし
    たことを特徴とするトルクコンバータのスリップ制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記流体伝動により
    伝達するコンバータトルクとスリップ回転との関係とし
    て、コンバータトルクに対するスリップ回転の定常値の
    比である定常的なスリップ回転ゲインを予め求めてお
    き、 前記スリップ回転指令値を該定常的なスリップ回転ゲイ
    ンで除算することにより前記目標コンバータトルクを算
    出するよう構成したことを特徴とするトルクコンバータ
    のスリップ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記流体伝動により
    伝達するコンバータトルクとスリップ回転との関係とし
    て、コンバータトルクに対するスリップ回転の比である
    スリップ回転ゲインを、トルクコンバータの出力回転速
    度ごとに予め求めておき、 トルクコンバータの出力回転速度からスリップ回転ゲイ
    ンを検索し、 前記スリップ回転指令値を該検索したスリップ回転ゲイ
    ンで除算することにより前記目標コンバータトルクを算
    出するよう構成したことを特徴とするトルクコンバータ
    のスリップ制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記検索したスリッ
    プ回転ゲインをローパスフィルターにより処理し、該フ
    ィルター処理後のスリップ回転ゲインを前記目標コンバ
    ータトルクの算出に資するよう構成したことを特徴とす
    るトルクコンバータのスリップ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項におい
    て、原動機の運転性能から予め求めておいた運転負荷と
    回転速度と出力トルクとの関係を示すデータを基に、運
    転負荷および回転速度から前記原動機の出力トルクを推
    定して、前記目標ロックアップクラッチ締結容量の算出
    に資するよう構成したことを特徴とするトルクコンバー
    タのスリップ制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記推定して求めた
    原動機の出力トルクを、原動機の動的な遅れに対応した
    フィルターにより処理し、該フィルター処理後の出力ト
    ルクを前記目標ロックアップクラッチ締結容量の算出に
    資するよう構成したことを特徴とするトルクコンバータ
    のスリップ制御装置。
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