JP3223768B2 - 無段変速機の変速比制御装置 - Google Patents
無段変速機の変速比制御装置Info
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Description
設計者が希望する変速比応答を得るための変速比制御系
に、無段変速機機構が持つ特性のバラツキ(油の粘性、
加工・組立精度等)や外乱(エンジントルク、駆動輪負
荷の変動等)の影響を除去する外乱補償器を付加して構
成した無段変速機の変速比制御装置に関する。
御装置としては、例えば、特願平7−98712号に示
すようなものが知られている。この従来の車両用無段変
速機の制御装置は、変速比制御系を設計者が希望する応
答を得るための動特性補償部分と、無段変速機構の動特
性変化や外乱の影響を除去する外乱補償出力演算部から
構成することにより、製造のバラツキや外乱の影響を受
けにくい、常に設計者が希望する変速比応答が得られる
ように構成されている。
速比制御装置にあっては、変速比制御部で算出される変
速比指令値を変速比指令スプールのストローク量に変換
するマップ(演算方法)が、実機における変速比と変速
比指令値の関係をそのまま表現するとなっているため、
第1に、製造バラツキにより、変速比の最高速位置(以
下、最HIGH位置という。)と最低速位置(以下、最
LOW位置という。)がオフセットされ、第2に、変速
比指令スプールを駆動するアクチュエータにステップモ
ータを使用しているため、そのステップモータが脱調し
易く、第3に、変速比指令スプールの位置を検出するセ
ンサが取り付けてある場合、環境温度変化や取付け誤差
によるオフセットが発生する等、変速比と変速比指令ス
プール位置の関係がオフセットした場合、最HIGH位
置、または、最LOW位置でオフセットが生じた分だけ
ずれてしまうため、最LOW位置で最HIGH側にオフ
セットしたときは、発進時の運転性が悪化してしまうと
共に、最HIGH位置で最LOW位置にオフセットした
ときには、燃費が悪化してしまう、という問題を有して
いた。
ものであって、その目的とするところは、変速比制御部
で演算された変速比指令値を変速比指令スプール位置に
変換するマップ(演算方法)を不連続にならないよう仮
想的に延長するように構成することで、発進時における
運転性を改善し、かつ、燃費も改善することができる無
段変速機の変速比制御装置を提供しようとするものであ
る。
め、この発明にあっては、エンジン側の主軸回転を伝達
するプライマリ回転体と、該プライマリ回転体に機械的
に接続され車輪側の副軸回転を伝達するセカンダリ回転
体と、上記プライマリ回転体とセカンダリ回転体の減速
比を連続的に可変でき、機構的に変速できる有効変速範
囲の前後に変速に関わらない空走移動部分が設定される
変速比可変機構を有する無段変速機と、上記プライマリ
回転体の回転速度を検出するプライマリ回転速度検出手
段と、上記セカンダリ回転体の回転速度を検出するセカ
ンダリ回転速度検出手段と、車両の走行速度を検出する
車速検出手段と、エンジンの回転速度を検出するエンジ
ン回転速度検出手段と、上記変速比可変機構を制御する
変速比制御装置と、を有する無段変速機の上記変速比制
御装置に、上記プライマリ回転速度信号とセカンダリ回
転速度信号から変速比を演算する変速比演算部と、車速
信号とエンジン回転速度信号と変速比信号から目標変速
比を演算する目標変速比演算部と、上記変速比信号から
変速比点毎に変化する無段変速機の動特性に関る定数を
推定する無段変速機動特性推定部と、該無段変速機動特
性定数を用いて目標とする動特性を得るための変速比制
御定数を算出する変速比制御定数演算部と、上記変速比
信号と目標変速比信号と変速比制御定数から動特性補償
出力を演算する動特性補償出力演算部と、動特性補償出
力から該変速比可変機構の移動指令値を求めるときに変
速比を変速比可変機構移動位置に変換するマップを用
い、機構的に変速できる有効変速範囲を上記空走移動部
分内で連続的に延長した範囲の移動指令値も算出できる
ように、マップには有効変速範囲の前後にも変速比に応
じて変速比可変機構移動位置が変化する部分を設定した
変速比可変機構移動指令値演算部と、該変速比可変機構
移動指令値演算部からの移動指令値に従い上記変速比可
変機構の変速に関る部位を制御する変速比可変機構制御
部と、を具備させたことを特徴とするものである。
おける空走移動部分を含めた移動部分のうち、最低変速
比側の端部の位置をDSLとし、最高変速比側の端部の位
置をDSHとした場合、上記変速比可変機構移動指令値演
算部で有効変速範囲を延長して移動指令値DS に変換す
る範囲は、数1とするのが望ましい。
演算部では、数2のとき、予め実験により求めた変換マ
ップから、最低速変速比における変速比可変機構の前記
移動指令値DS を算出し、数3のとき数4、数5のとき
数6、数7のとき数8、数9のとき数10により該変速
比可変機構の移動指令値を算出する。
可変機構移動指令値演算部では、数11により変速比可
変機構の移動指令値を算出する。
御装置には、予め設定されたロバストフィルタに変速比
指令値を入力し、第1の外乱補償出力を演算する第1の
外乱補償出力演算部と、上記記第1の外乱補償出力演算
部のロバストフィルタと同様の特性を持つローパスフィ
ルタに無段変速機動特性定数推定値を用いたローパスフ
ィルタの逆系を掛け合わせたフィルタを構成して変速比
信号を入力し第2の外乱補償出力を演算する第2の外乱
補償出力演算部と、上記第2の外乱補償出力から上記第
1の外乱補償出力を差し引いて外乱補償出力を演算する
外乱補償出力演算部と、該動特性補償出力を入力し、該
動特性補償出力に制限を加える動特性補償出力制限部
と、該動特性補償出力制限値から該外乱補償出力を差し
引いて変速比指令値を演算する変速比指令値演算部と、
該変速比指令値から請求項1乃至請求項4の方法に従い
変速比可変機構の移動指令値を算出する変速比可変機構
移動指令値演算部と、を具備させることもできる。
発明を詳細に説明する。
変速機の動力伝達機構が示されており、該動力伝達機構
は、フルードカップリング12と、前後進切替機構15
と、Vベルト数無段変速機構29及び差動装置56等を
有しており、エンジン10の出力軸10aの回転を所定
の変速比及び回転方向で出力軸66及び68に伝達する
ことができるように構成されている。
伝達装置としてのフルードカップリング12が連結され
ている。流体数伝達装置としては、フルードカップリン
グ12に代えてトルクコンバータ或は電磁クラッチ等を
用いることができる。
プクラッチ(図示せず)を備えており、コンバータ室1
2cおよびロックアップ油室(図示せず)の油圧を相反
的に制御することにより、入力側のポンプインペラ12
aと出力側のタービンライナ12bとを機械的に連結
し、または、切り離し可能としている。
軸13と連結され、回転軸13は前後進切換機構15と
連結されている。前後進切換機構15は、遊星歯車機構
19、前進用クラッチ40、後退用ブレーキ50等から
構成されている。遊星歯車機構19の出力側は回転軸1
3の外側に同軸的に嵌装された駆動軸14に連結されて
いる。駆動軸14には無段変速機17の駆動プーリ16
が設けられている。
従動プーリ26と駆動プーリ16の回転力を従動プーリ
26に伝達するVベルト24等で構成されている。
転する固定円錐板18と、固定円錐板18に対向配置さ
れてV字状プーリ溝を形成すると共に駆動プーリシリン
ダ室20に作用する油圧によって駆動軸の軸方向に移動
可能である可動円錐板22からなっている。駆動プーリ
シリンダ室20は、この場合、室20a及び室20bの
2室からなっており、後記する従動プーリシリンダ室3
2よりも大きな受圧面積を有している。
れている。従動プーリ26は、従動軸28と一体に回転
する固定円錐板30と、固定円錐板30に対向配設され
たV字状プーリ溝を形成すると共に、従動プーリシリン
ダ室32に作用する油圧によって従動軸28の軸方向に
移動可能である可動円錐板34と、から構成されてい
る。
おり、この駆動ギア46はアイドラ軸52上のアイドラ
ギア48と噛合している。アイドラ軸52に設けられた
ピニオンギア54はファイナルギア44と噛合してい
る。ファイナルギア44は差動装置56を介して図示し
ない車輪に至るプロペラシャフトまたはドライブシャフ
トを駆動する。
出力軸10aから入力された回転力は、フルードカップ
リング12および回転軸13を介して前後進切換機構1
5に伝達され、前進用クラッチ40が締結されると共
に、後退用ブレーキ50が解放されている場合には、一
体回転状態となっている遊星歯車機構19を介して回転
軸13の回転力が同じ回転方向のまま無段変速機17の
駆動軸14に伝達され、一方、前進用クラッチ40が解
放されると共に、後退用ブレーキ50が締結されている
場合には遊星歯車機構19の作用により回転軸13の回
転力は回転方向が逆となった状態で駆動軸14に伝達さ
れる。
ベルト24、従動プーリ26、従動軸28、駆動ギア4
6、アイドルギア48、アイドラ軸52、ピニオンギア
54およびファイナルギア44を介して差動装置56に
伝達される。前進用クラッチ40および後退用ブレーキ
50の両方が解放されている場合には動力伝達機構は中
立状態となる。
16の可動円錐板22および従動プーリ26の可動円錐
板34を軸方向に移動させてVベルト24との接触位置
半径を変えることにより、従動プーリ16と従動プーリ
26との間の回転比、即ち、変速比(減速比)を変える
ことができる。例えば、駆動プーリ16のV字状プーリ
溝の幅を拡大すると共に従動プーリ26のV字状プーリ
溝の幅を縮小すれば、駆動プーリ16側のVベルト24
の接触位置半径は小さくなり、従動プーリ26側のVベ
ルト24のVベルトの接触位置半径は大きくなるので、
大きな変速比が得られることになる。可動円錐板22お
よび34を逆方向に移動させれば上記とは逆に変速比は
小さくなる。
6のV字状プーリ溝の幅を変化させる制御は、次に述べ
る油圧制御装置を介して駆動プーリシリンダ室20(2
0a,20b)または従動プーリシリンダ室32への油
圧制御により行なわれる。
が示されており、該油圧制御装置は、オイルポンプ10
1と、ライン圧調圧弁102と、マニアル弁104と、
変速制御弁106と、変速比指令弁108と、ステップ
モータ110と、変速操作機構112と、スロットル弁
114と、一定圧調圧弁116と、電磁弁118と、カ
ップリング圧調圧弁120及びロックアップ制御弁12
2等を有しており、これらは互いに図2に示すように接
続されている。また、前後進用クラッチ40や後進用ブ
レーキ50、フルードカップリング12、ロックアップ
油室12a、駆動プーリシリンダ室20及び従動プーリ
シリンダ室32も図2に示すように接続されている。
尚、これら各油圧ラインの接続は、前記特願平7−98
712号の図2に示す接続とほぼ同様であるので、その
詳細な説明をここでは省略する。
ソレノイド224の作動を制御するコントロールユニッ
ト300が示されている。
インターフェース311、基準パルス発生器312、C
PU(中央処理装置)313、ROM(リードオンメモ
リ)314、RAM(ランダムアクセスメモリ)315
及び出力インターフェース316を有しており、これら
はアドレスバス319及びデータバス320によって連
絡されている。
ンジン回転速度センサ301、車速センサ302、スロ
ットル開度センサ303、シフトポジションスイッチ3
04、タービン回転速度センサ305、エンジン冷却水
温センサ306、アイドルスイッチ307及び切替検出
スイッチ298からの信号が直接又は波形成形器30
8、309、322及びAD変換器310を通して入力
され、一方、増幅器317及び線317a〜dを通して
ステップモータ110へ信号が出力され、また、ソレノ
イド224へも信号が出力される。
クが示されている。
標変速比演算部410、変速比制御部420、実変速比
演算部430、動特性補償出力演算部440、外乱補償
出力演算部450、第1の外乱補償出力演算部451、
第2の外乱補償出力452、動特性補償出力制限部46
0、変速比指令値変換部470、ステップモータ角位置
調整部480及びソレノイド駆動デューティ比演算部4
90、とから構成されている。
を説明する。
ン回転速度センサ301、車速センサ302、スロット
ル開度センサ303、シフトポジションスイッチ30
4、タービン回転速度センサ305、エンジン冷却水温
センサ306、アイドルスイッチ307、切替検出スイ
ッチ298の各信号が入力されて、ステップモータ11
0の角位置指令値θを算出する。そして、ステップモー
タ角位置調整部460では、角位置指令値θとステップ
モータ110の角位置θが一致するように、ステップモ
ータを駆動するステップモータ制御信号θS にステップ
モータ110の性能を考慮した速度制限等を施し出力す
る。
置θを制御することにより、変速比指令スプール182
が変位し駆動側プーリ16の駆動プーリシリンダ室の油
圧が増減圧して変速が行われる。また、上記コントロー
ルユニット300は、ソレノイド224の駆動信号を制
御しているが、これらの作用については公知のものと同
様であるので、その詳細な説明はここでは省略する。
ーについて説明する。このCPU313の演算部は、大
きく分けて、エンジン回転速度センサ301、車速セン
サ302、スロットル開度センサ303、シフトポジシ
ョンスイッチ304、タービン回転速度センサ305、
エンジン冷却水温センサ306、アイドルスイッチ30
7、切替検出スイッチ298の各信号から車両の走行状
態を推定し目標変速比ipT演算する目標変速比演算部4
10と、車速センサ302、タービン回転速度センサ3
05の信号から、実変速比ipRが設計者の希望する応答
で目標変速比ipTに追従するようステップモータ110
の角位置指令値θを演算する変速比制御部から構成され
ている。尚、目標変速比演算部410の詳細な説明はこ
こでは省略するが、その具体的な構成例としては、例え
ば、特開昭59−217047号公報に示すようなもの
がある。
説明する。上記実変速比演算部430は、車速センサ3
02、タービン回転速度センサ305の各信号から実変
速比ipRを演算し、前回までに演算した実変速比ipRと
現在の実変速比ipRから変速比シフト方向Sd を算出す
る。動特性補償出力演算部440及び外乱補償出力演算
部450から構成される制御系ブロック図を図5に示
す。予め実験等によって求めた変速比位置及び変速比シ
フト方向により、無段変速機の動特性GP (s)は数1
2で表すことができる。
ては、設計者が希望する動特性GT(s)が数13で与
えられると、動特性補償出力ipAは、数14により求め
られる。
数12で表される無段変速機の動特性を基準モデルと
し、この基準モデルが量産バラツキ等(パラメータ変
動)や外乱により乱されるのを除去するように設計を行
う。外乱補償出力演算部450は、動特性補償出力
ipA、実変速比ipRより、数15から外乱補償出力ipD
が算出される。
ipDから、変速比指令値ip は数16により算出され
る。
p を用いることにより、パラメータ変動や外乱の影響を
受けにくい設計者が希望する変速比応答が得られるよう
になるが、変速比に対するステップモータの角位置(変
速比指令スプール182のストローク量)は正比例関係
にはない。
て、変速比指令値ip に対応したステップモータ角位置
指令値θに変換する。変速比指令スプール182のスト
ローク量と変速比指令スプール182を駆動するステッ
プモータ110の角位置θとの関係は、最HIGH、最
LOW位置からストッパーまで変速に影響を与えない空
走距離がDSH、DSLまで設けられている。これは、ステ
ップモータ110がストッパーに当たり脱調したり、組
み付け時の製造バラツキ等を吸収するためである。従来
方法では図8に示すように、このような空走距離の
DSH、DSLまではマップ上に忠実に表現されていなかっ
たが、本発明ではストッパーに当たらない範囲(DSL≦
DS ≦DSH)でストローク量を延長し、数17、数18
及び数19を用いて図9に示す変速比指令値変換マップ
を作成する。
合は、仮想的に延長する部分が不連続にならないよう、
最HIGHまたは最LOW位置での変速にかかわる手前
の値を用いて補間してデータを作成すればよい。
キによる初期位置のズレなどの外乱成分に外乱補償器出
力を効率良く働かせるため、動特性補償器出力に、例え
ば、数20のようなリミッタを設ける。
確認するため、停止から発進についてシミュレーション
した結果例を図9乃至図11に示す。
ン変速側にステップモータのステップ数に換算して5ス
テップオフセットした状態について、本実施例と従来方
法の比較シミュレーションを行ったものである。この場
合はどちらの方法についても、初期位置のオフセットに
対し最LOW位置になるよう修正動作が行われているこ
とが確認できる。また、本実施例の方が従来方法に比
べ、目標変速比に早く収束しているのが解る。
テップオフセットした状態について、本実施例と従来方
法の比較シミュレーションを行った結果である。従来方
法は最LOW位置に修正動作を行わないが、本実施例で
は最LOW位置に修正動作を行っている。これにより、
従来方法では修正されないような場合でも、本実施例の
場合には修正されるようになり、従来の問題点を解決で
きることが解る。
機の動特性補償器出力に制限を付加した場合と、付加し
ない場合についてシミュレーションを行った結果であ
る。動特性補償器出力に制限を付加したほうが、若干で
あるが目標変速比に対する集束に優れることが確認でき
る。尚、図12は、本実施例のフローチャートを、図1
3は、別の外乱補償出力演算部を備えた制御系の構成例
を示している。
装置は、以上説明してきたように構成されているので、
無段変速機において設計者の希望する変速比にするため
の変速比指令値を変速比指令スプールのストローク量
(ステップモータのステップ数)に変換するマップを仮
想的に延長することにより、ステップモータの脱調や製
造バラツキによる初期位置のズレ等のオフセットについ
て、最LOW位置または最HIGH位置において修正さ
れる。
よう制御する動特性補償出力演算部と、外乱による影響
を除去する外乱補償出力演算部と、から変速比制御系が
構成されている場合は、動特性補償出力演算部からの出
力に制限を設けることで、修正効果がより得られるよう
になる等の優れた効果を奏する。
達機構の構成説明図である。
図である。
ノイドの作動を制御するコントロールユニットの構成説
明図である。
ロック図である。
び外乱補償出力演算部から構成された制御系ブロック図
である。
定数との関係を示すグラフである。
ーパスフィルタカットオフ周波数と動特性補償出力演算
部のカットオフ周波数の関係を表すグラフである。
角位置に変換するマップの一例を示すグラフである。
ーション効果例1を表すグラフである。
レーション効果例2を表すグラフである。
レーション効果例3を表すグラフである。
成例を示すブロック図である。
Claims (5)
- 【請求項1】エンジン側の主軸回転を伝達するプライマ
リ回転体と、 該プライマリ回転体に機械的に接続され車輪側の副軸回
転を伝達するセカンダリ回転体と、上記プライマリ回転
体とセカンダリ回転体の減速比を連続的に可変でき、機
構的に変速できる有効変速範囲の前後に変速に関わらな
い空走移動部分が設定される変速比可変機構を有する無
段変速機と、 上記プライマリ回転体の回転速度を検出するプライマリ
回転速度検出手段と、 上記セカンダリ回転体の回転速度を検出するセカンダリ
回転速度検出手段と、 車両の走行速度を検出する車速検出手段と、 エンジンの回転速度を検出するエンジン回転速度検出手
段と、 上記変速比可変機構を制御する変速比制御装置と、 を有する無段変速機の上記変速比制御装置に、 上記プライマリ回転速度信号とセカンダリ回転速度信号
から変速比を演算する変速比演算部と、 車速信号とエンジン回転速度信号と変速比信号から目標
変速比を演算する目標変速比演算部と、 上記変速比信号から変速比点毎に変化する無段変速機の
動特性に関る定数を推定する無段変速機動特性推定部
と、 該無段変速機動特性定数を用いて目標とする動特性を得
るための変速比制御定数を算出する変速比制御定数演算
部と、 上記変速比信号と目標変速比信号と変速比制御定数から
動特性補償出力を演算する動特性補償出力演算部と、 動特性補償出力から該変速比可変機構の移動指令値を求
めるときに変速比を変速比可変機構移動位置に変換する
マップを用い、機構的に変速できる有効変速範囲を上記
空走移動部分内で連続的に延長した範囲の移動指令値も
算出できるように、マップには有効変速範囲の前後にも
変速比に応じて変速比可変機構移動位置が変化する部分
を設定した変速比可変機構移動指令値演算部と、 該変速比可変機構移動指令値演算部からの移動指令値に
従い上記変速比可変機構の変速に関る部位を制御する変
速比可変機構制御部と、を具備させたことを特徴とする
無段変速機の変速比制御装置。 - 【請求項2】 前記変速比可変機構における空走移動部
分を含めた移動部分のうち、最低変速比側の端部の位置
をDSLとし、最高変速比側の端部の位置をDSHとした場
合、前記変速比可変機構移動指令値演算部で有効変速範
囲を延長して移動指令値DS に変換する範囲は、数1で
あることを特徴とする請求項1に記載の無段変速機の変
速比制御装置。 【数1】 - 【請求項3】 請求項2の無段変速機の変速比制御装置
において、前記変速比可変機構移動指令値演算部では、
数2のとき、予め実験により求めた変換マップから、最
低速変速比における変速比可変機構の前記移動指令値D
S を算出し、数3のとき数4、数5のとき数6、数7の
とき数8、数9のとき数10により該変速比可変機構の
移動指令値を算出することを特徴とする無段変速比の変
速比制御装置。 【数2】 【数3】 【数4】 【数5】 【数6】 【数7】 【数8】 【数9】 【数10】 - 【請求項4】 請求項2の無段変速機の変速比制御装置
において、前記変速比可変機構移動指令値演算部では、
数11により前記変速比可変機構の移動指令値を算出す
ることを特徴とする無段変速比の変速比制御装置。 【数11】 - 【請求項5】 前記変速比制御装置には、予め設定され
たロバストフィルタに変速比指令値を入力し、第1の外
乱補償出力を演算する第1の外乱補償出力演算部と、上
記記第1の外乱補償出力演算部のロバストフィルタと同
様の特性を持つローパスフィルタに無段変速機動特性定
数推定値を用いたローパスフィルタの逆系を掛け合わせ
たフィルタを構成して変速比信号を入力し第2の外乱補
償出力を演算する第2の外乱補償出力演算部と、上記第
2の外乱補償出力から上記第1の外乱補償出力を差し引
いて外乱補償出力を演算する外乱補償出力演算部と、該
動特性補償出力を入力し、該動特性補償出力に制限を加
える動特性補償出力制限部と、該動特性補償出力制限値
から該外乱補償出力を差し引いて変速比指令値を演算す
る変速比指令値演算部と、該変速比指令値から請求項1
乃至請求項4の方法に従い変速比可変機構の移動指令値
を算出する変速比可変機構移動指令値演算部と、を具備
させたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
かに記載の無段変速機の変速比制御装置。
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