JPH118269A - 電子部品の製造方法、電子装置の製造方法、電子部品及び電子装置 - Google Patents

電子部品の製造方法、電子装置の製造方法、電子部品及び電子装置

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JPH118269A
JPH118269A JP9158235A JP15823597A JPH118269A JP H118269 A JPH118269 A JP H118269A JP 9158235 A JP9158235 A JP 9158235A JP 15823597 A JP15823597 A JP 15823597A JP H118269 A JPH118269 A JP H118269A
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substrate
conductive wire
tip
capillary
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Hideo Shimura
英雄 志村
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    • H01L2224/13144Gold [Au] as principal constituent

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  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 対向して配置される基板間の間隔が狭いフリ
ップチップ実装では、アンダーフィル剤をスムースに充
填できない。 【解決手段】 基板11上の電極パッド12表面の第1
接続部12aに、キャピラリ9の先端から突出させた導
電線13の第1端13aをボールボンディングで接着さ
せる。次に、キャピラリ9の先端を、第1接続部12a
から電極パッド12表面に対して略垂直に上昇させ、後
に電極パッド12表面の第2接続部12bに向けて下降
させる。次いで、第2接続部12bに対してキャピラリ
9の先端で導電線13を押し圧することによって、導電
線13を切断すると共にこの切断で得られた導電線13
の第2端13bを第2接続部12bに接着させ、電極パ
ッド12上に導電線13からなる突出接点13cを形成
する。キャピラリ9の先端の移動経路によって高さを正
確に規制した突出接点13cを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板表面の電極パ
ッド上に突出接点を設けてなる電子部品や、基板上にこ
の電子部品をフリップチップ実装してなる電子装置及び
これらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高密度実装を実現する手法の一つとし
て、半導体チップの電極パッド上に突出接点(いわゆる
バンプ)を形成し、この突出接点をフェイスダウンで回
路基板上の導電パターンに接続するフリップチップ方式
が知られている。図4は、このフリップチップ方式によ
って実装される電子部品の製造方法の一例を説明する断
面工程図である。この図に示すように、先ず、図4
(1)に示す工程では、半導体チップ41の電極パッド
42に、導電線43の端部43aをボールボンディング
によって接着させる。次に、図4(2)に示すように、
キャピラリ9の先端を水平方向(電極パッド42の表面
に対して平行な方向)に移動させることによって導電線
43を引きちぎる。これによって、図4(3)に示すよ
うに、導電線43からなる円形平板型の突出接点43b
を電極パッド42上に形成する。尚、導電線43を引き
ちぎる際のキャピラリ9の先端の移動方法は、図示した
水平方向の他にも、上方向(電極パッド42の表面に対
して略垂直な方向)でも良い。このようにした場合、図
5に示すように、中央部分で導電線43が引きちぎられ
た突出接点43cが形成される。
【0003】また、図6は、上記図4を用いて説明した
手順で半導体チップ41上に突出接点43bを形成して
なる電子部品4をフリップチップ方式によって回路基板
61に実装してなる電子装置の要部断面図である。この
電子装置は、回路基板61に設けられた複数の導電パタ
ーン62と半導体チップ41に設けられた複数の電極パ
ッド42とをそれぞれ対向させる状態で、半導体チップ
41と回路基板61とが配置されている。そして、導電
パターン62と電極パッド42とが、突出接点43bを
介して接続されている。また、突出接点43bと回路基
板61の導電パターン62とは、導電性接着剤63で接
着されている。さらに、上記のように接続された回路基
板61と半導体チップ41との間には、半導体チップ4
1と回路基板61とを接合させてなる電子装置の機械的
強度を確保し、かつ半導体チップ41表面と回路基板6
1表面の導電性材料を保護するために、絶縁性のアンダ
ーフィル剤64が充填されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電子部品の製
造方法では、ボールボンディングの際にキャピラリの先
端に形成される導電線からなるボール形状の径に突出接
点の高さが依存する。そして、このボール形状の径は、
使用する導電線の材質や太さによって制限される。通
常、この導電線には、25μmφ程度の太さの金ワイヤ
が用いられており、この場合には上記突出接点の高さは
30μm以下に制限される。このため、この電子部品を
回路基板に実装してなる電子装置では、半導体チップと
回路基板との間も(30μm+電極パッド厚+導電パタ
ーン厚)以下に規制される。したがって、回路基板と半
導体チップとの間へのアンダーフィル剤の充填が困難で
あり、また充填の際にアンダーフィル剤に気泡が混入し
易い。
【0005】さらに、突出接点を形成する際には、導電
線が引きちぎられる。このため、特にキャピラリの先端
を上方向に移動させて導電線を引きちぎった場合には、
同一の半導体チップ上に設けられた突出接点であって
も、引きちぎられた導電線の先端の高さ(すなわち突出
接点の上端の高さ)にバラツキが出やすい。したがっ
て、このようにして製造された電子部品を回路基板にフ
リップチップ実装してなる電子装置では、電回路基板の
表面に対して半導体チップ表面が傾く場合もある。
【0006】また、突出接点の形成で導電線を引きちぎ
る際にキャピラリの先端を水平方向に移動させた場合に
は、突出接点の上端の高さのバラツキは小さいものの、
引きちぎられた導電線の先端が突出接点の本体から横方
向にバリ状にはみ出す。このため、半導体チップにおけ
る電極パッド間のピッチが狭い場合には、上記突出接点
の本体からバリ状にはみ出した部分によってショート不
良が引き起こされる危険性がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされた。すなわち本発明の電子部品の製造
方法は、基板表面の電極パッド上に突出接点を設けてな
る電子部品の製造方法であり、以下の手順で行う。先
ず、電極パッド表面の第1接続部に、キャピラリの先端
から突出させた導電線の第1端を接着させる。次に、上
記キャピラリの先端を、前記第1接続部から前記電極パ
ッドの表面に対して略垂直に上昇させた後ち当該電極パ
ッド表面の第2接続部に向けて下降させる。次いで、キ
ャピラリの先端で第2接続部に対して導電線を押し圧す
ることによって、この導電線を切断すると共に当該切断
で得られた導電線の第2端を当該第2接続部に接着させ
る。これによって、電極パッド上に導電線からなる突出
接点を形成する。上記第1接続部では、ボールボンディ
ングを行っても良い。
【0008】上記製造方法によれば、電極パッド上にお
ける第1接続部から第2接続部に掛けてのキャピラリの
先端の移動経路に沿って、当該先端から送りだされた導
電線が配設されてなる突出接点が形成される。このた
め、電極パッド表面に対する突出接点における高さは、
電極パッドの第1接続部に導電線の第1端を接続させて
からキャピラリの先端を第2接続部まで移動する過程に
おける当該先端の到達点の高さになる。したがって、上
記突出接点の高さは、突出接点となる導電線で形成され
るボール形状の径によって制限されることはなく、キャ
ピラリの先端の移動経路によって正確に規定される。さ
らに、導電線は、キャピラリの先端を第2接続部に押し
圧して切断されると共に切断された第2端が第2接続部
に接着されるため、突出接点の端部に導電線のバリが出
ることはない。また、特に第1接続部でボールボンディ
ングを行った場合には、突出接点の高さは当該ボールボ
ンディングのみで形成される突出接点部分よりも高くな
る。
【0009】そして、本発明の電子装置の製造方法は、
第1基板表面の電極パッドと、当該第1基板と対向して
配置される第2基板表面の導電パターンを、突出接点を
介して接続してなる電子装置の製造方法であり、上記の
ようにして第1基板表面の電極パッド上に突出接点を形
成した後、この第1基板表面と第2基板表面とを対向さ
せる状態で配置し、上記突出接点を介して上記電極パッ
ドと上記導電パターンとを接続させることを特徴として
いる。
【0010】上記電子装置の製造方法では、キャピラリ
の先端の移動経路によって正確に規定された高さを有す
る突出接点によって、第1基板と第2基板との間隔が決
められる。
【0011】また、本発明の電子部品は、基板表面の電
極パッド上に突出接点を設けてなる電子部品である。そ
して、上記突出接点は、上記電極パッド表面における第
1接続部に第1端を立設状態で接着させかつ上記電極パ
ッド表面における第2接続部に第2端を立設状態で接着
させた一連の導電線からなることを特徴としている。そ
して、本発明の電子装置は、第1基板表面の電極パッド
と、当該第1基板と対向して配置される第2基板表面の
導電パターンとを、第1基板表面の電極パッドに設けら
れた上記突出接点を介して接続してなる電子装置であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、電
子部品の製造方法から順に図面に基づいて説明する。図
1には、本発明の電子部品の製造方法の実施形態を説明
するための要部断面工程図を示す。先ず、図1(1)に
示すように、基板11表面の電極パッド12上に、ボー
ルボッディングによって導電線13の第1端13aを接
着させる。この際、キャピラリ9の先端から突出させた
導電線13の第1端13aに熱エネルギーを与えること
によって、当該第1端13aをボール形状にする。そし
て、キャピラリ9の先端で電極パッド12に第1接続部
12aに導電線13のボール形状部分を押し圧し、熱圧
着または超音波振動によって導電線13の第1端13a
を第1接続部12aに接続させる。
【0013】尚、上記基板11は、例えば素子が形成さ
れた半導体チップであり、上記電極パッド12は半導体
チップの表面にパターン形成された導電パターンである
こととする。ただし、上記基板11は、回路基板のよう
な表面に導電パターンが形成されたその他の基板であっ
ても良い。また、上記導電線13としては、例えばここ
では25μmφ程度の太さの金ワイヤを用いることとす
る。ただし、導電線13は、金ワイヤに限定されること
はなく、例えばアルミニウムや銅等のその他の導電性材
料を用いても良い。
【0014】次に、図1(2)に示すように、キャピラ
リ9の先端から導電線13を送り出しながら、電極パッ
ド12の表面に対して略垂直に上昇させる。その後、図
1(3)に示すように、キャピラリ9の先端から導電線
13を送り出す状態を保ちながら、電極パッド12表面
の第2接続部12bに向けてキャピラリ9の先端を下降
させる。この際、キャピラリ9の移動によって導電線1
3が切断されることのないように、キャピラリ9の先端
の移動経路を設定する。
【0015】次に、キャピラリ9の先端で、電極パッド
12表面の第2接続部12bに対して導電線13を押し
圧する。そして、加熱または超音波振動を加えて、導電
線13を切断すると共に、当該切断によって得られた導
電線13の第2端13bを第2接続部12bに接続させ
る。
【0016】基板11表面には、複数の電極パッドが設
けられていることから、上記手順を繰り返し行うことに
よって各電極パッドに突出接点を設ける。以上のように
して、基板11表面の各電極パッド12上に導電線13
からなる突出接点13cを設けてなる電子部品1が製造
される。この突出接点13cは、電極パッド12表面に
おける第1接続部12aと第2接続部12bとに、第1
端13aと第2端13bとを立設させた一連の導電線1
3で構成されたものになる。
【0017】上記製造方法によれば、電極パッド12上
において第1接続部12aから第2接続部12bに掛け
てのキャピラリの先端の移動経路に沿って導電線13を
配置してなるループ形状の突出接点13cが形成され
る。このため、電極パッド12表面に対する突出接点1
3cの高さhは、キャピラリの先端の移動経路によって
正確に規定される。したがって、複数の電極パッド12
上に設けられる各突出接点13cの高さを均一にするこ
とができる。
【0018】しかも、上記製造方法では、導電線13の
第1端13aを電極パッド12表面にボールボンディン
グした後に、キャピラリ9の先端を上昇させる。このた
め、ボールボンディング後に導電線を引きちぎって形成
された突出接点よりも、本実施例のようにして形成され
た突出接点13cの方が電極パッド12からの突出高さ
hが高くなる。導電線13は、キャピラリ9の先端を第
2接続部12bに押し圧して切断されると共に切断され
た第2端が第2接続部に接着されるため、突出接点の端
部に導電線のバリが出ることはない。したがって、隣接
する突出接点13c間のショート不良が防止される。
【0019】さらに、第1接続部12aに導電線13の
第1端13aを接続させた後に、ボールボンディングさ
れた第1端13a上でキャピラリ9の先端が引きずられ
ることはない。このため、キャピラリ9の先端が汚れ難
くかつ詰まり難くなる。
【0020】上記電子部品の製造方法では、ボールボン
ディングによって電極パッド12の第1接続部12aに
導電線13の第1端13aを接続させた。しかし、図2
に示すように、導電線13の第1端13aをウェッジボ
ンディングによって電極パッド12の第1接続部12a
に接続させて突出接点13dを形成しても良い。このよ
うにして製造された電子部品2においても、複数の電極
パッド12上に設けられる各突出接点13dの高さを均
一にすることができる。
【0021】図3には、電子装置の製造方法の実施形態
を説明する要部断面工程図を示した。以下にこの図を用
いて、上記図1を用いて説明した手順で製造した電子部
品を実装して電子装置を製造する方法を説明する。
【0022】先ず、図3(1)に示すように、上記電子
部品1における基板11を第1基板11とし、この第1
基板11表面に対して第2基板31表面を対向させる状
態で配置する。ここで、上記第1基板11は上述のよう
に例えば半導体チップであり、第2基板31は例えば回
路基板であることとする。ただし、上記第1基板11が
回路基板である場合には、この第2基板31は例えば半
導体チップであることとする。また、この第2基板31
の表面には、導電パターン32が設けられており、導電
パターン32上には例えば導電性接着剤層33が印刷に
よって設けられている。この導電性接着剤層33は、例
えばクリームはんだからなることとする。
【0023】そして、第1基板11と第2基板31との
位置決めをした後、突出接点13cを介して第1基板1
1の各電極パッド12に対して第2基板31の導電パタ
ーン32を接続させる。この際、導電性接着剤層33内
に突出接点13cが埋め込まれる。
【0024】次に、図3(2)に示すように、第1基板
11と第2基板31との間にアンダーフィル剤34を充
填し、第1基板11と第2基板31とを接合してなる電
子装置3の機械的強度を確保すると共に、第1基板11
表面の電極パッド12やその他の導電層及び第2基板3
1表面の導電パターン32やその他の導電層を封止す
る。上記アンダーフィル剤34としては、例えばエポキ
シ系の樹脂を用い、第1基板11と第2基板31との間
に充填した後に加熱によって硬化させることとする。
【0025】以上のようにして、第1基板11表面の電
極パッド12と、第2基板31表面の導電パターン32
とを、突出接点13cを介して接続してなる電子装置3
が製造される。上記電子装置の製造方法では、第1基板
11と第2基板31との間隔は、バラツキのない正確な
高さで形成された突出接点13cによって規定される。
このため、第1基板11と第2基板31とは、平行に保
たれる。
【0026】また、ボールボンディング後に導電線を引
きちぎって形成された突出接点を介して電極パッド12
と導電パターン32とが接続された電子装置と比較し
て、突出接点13cの高さが高いので、第1基板11と
第2基板31との間隔が広くなる。このため、第1基板
11と第2基板31との間にアンダーフィル剤34が充
填され易くなると共にアンダーフィル剤34の充填の際
に気泡が混入し難くなる。しかも、間隔が広くなった電
極パッド12と導電パターン32との間には導電性接着
剤層33が設けられ、電極パッド12と導電パターン3
2との接合部分の体積が大きくなる。この為、Coffin-M
onson の式で知られるように、電子装置の信頼性が向上
する。
【0027】さらに、突出接点13cは、電極パッド1
2表面における第1接続部12aに第1端13aを立設
状態で接着させかつ電極パッド12表面における第2接
続部12bに第2端13bを立設状態で接着させた一連
の導電線からなり、ループ形状を有している。このた
め、導電性接着剤層33の、クリームはんだがループ形
状の内側に入り込に、導電性接着剤33と突出接点13
cとの接合の機械的強度が確保される。
【0028】上記電子装置の製造方法では、図1を用い
て説明した方法によって製造した電子部品を実装して電
子装置を製造する方法を説明した。しかし、図2で示し
た電子部品を実装して電子装置を製造しても同様の効果
を期待できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の電子部品の
製造方法によれば、キャピラリの先端の移動経路によっ
て高さが正確に規制された突出接点を電極パッド上に形
成することができる。このため、複数の電極パッド上に
均一な高さの突出接点を形成することが可能になる。し
かも、突出接点にバリが形成されることはなく、突出接
点間のショートが防止される。さらに、第1接続部でボ
ールボンディングを行った場合には、当該ボールボンデ
ィングのみで形成される突出接点部分よりも突出接点の
高さを高くすることができる。以上のことから、上記突
出接点を介して第1基板表面の電極パッドと第2基板表
面の導電パターンとを接続する本発明の電子装置の製造
方法では、第1基板と第2基板との間隔が広い電子装置
を得ることができる。しがたって、第1基板と第2基板
との間に、アンダーフィル剤を充填し易くかつ充填の際
にアンダーフィル剤中に気泡が混入され難くすることが
可能になる。しかも、均一な高さを有する複数の突出接
点が第1基板と第2基板との間に設けられることで、第
1基板と第2基板とが平行な電子装置を得ることができ
る。また、本発明の電子部品では、導電線の両端を電極
パッド表面に立設させた状態で接着させてなる突出接点
を設けたことで、突出接点を当該導電線の配置状態で高
さが正確に規制されたものとすることが可能になる。そ
して、この電子部品をフリップチップ実装してなる本発
明の電子装置において、対向して配置される基板間を平
行にすることができる。これと共に、上記基板間の間隔
が、突出接点の高さ(導電線の配設状態)で任意に設定
されるため、この間隔部分にアンダーフィル剤を充填し
易くかつ充填の際にアンダーフィル剤中に気泡が混入さ
れ難くすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子部品の製造方法の実施形態及び電子部品の
実施形態を説明する要部断面工程図である。
【図2】電子部品の他の例を説明する要部断面図であ
る。
【図3】電子装置の製造方法の実施形態及び電子装置の
実施形態を説明する要部断面工程図である。
【図4】従来の電子部品の製造方法及び電子部品を説明
する要部断面工程図である。
【図5】従来の電子部品の他の例を説明する要部断面図
である。
【図6】従来の電子装置を説明する要部断面図である。
【符号の説明】
1,2…電子部品、3…電子装置、11…基板(第1基
板)、12…電極パッド、12a…第1接続部、12b
…第2接続部、13…導電線、13a…第1端、13b
…第2端、13c,13d…突出接点、31…第2基
板、32…導電パターン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板表面の電極パッド上に突出接点を設
    けてなる電子部品の製造方法であって、 前記電極パッド表面の第1接続部に、キャピラリの先端
    から突出させた導電線の第1端を接着させ、 次に、前記キャピラリの先端を、前記第1接続部から前
    記電極パッド表面に対して略垂直に上昇させた後ち当該
    電極パッド表面の第2接続部に向けて下降させ、 次いで、前記第2接続部に対して前記キャピラリの先端
    で前記導電線を押し圧することによって、前記導電線を
    切断すると共に当該切断で得られた当該導電線の第2端
    を当該第2接続部に接着させ、前記電極パッド上に前記
    導電線からなる突出接点を形成すること、 を特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子部品の製造方法にお
    いて、 前記第1接続部には、前記導電線の第1端がボールボン
    ディングによって接続されること、 を特徴とする電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 第1基板表面の電極パッドと、当該第1
    基板と対向して配置される第2基板表面の導電パターン
    を、突出接点を介して接続してなる電子装置の製造方法
    であって、 前記電極パッド表面の第1接続部に、キャピラリの先端
    から突出させた導電線の第1端を接着させ、 次に、前記キャピラリの先端を、前記第1接続部から前
    記電極パッド表面に対して略垂直に上昇させた後ち当該
    電極パッド表面の第2接続部に向けて下降させ、 次いで、前記キャピラリの先端で前記第2接続部に対し
    て前記導電線を押し圧することによって、前記導電線を
    切断すると共に当該切断で得られた当該導電線の第2端
    を当該第2接続部に接着させ、前記電極パッド上に前記
    導電線からなる突出接点を形成した後、 前記第1基板表面と前記第2基板表面とを対向させる状
    態で配置し、前記突出接点を介して前記電極パッドと前
    記導電パターンとを接続させること、 を特徴とする電子装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 基板表面の電極パッド上に突出接点を設
    けてなる電子部品であって、 前記突出接点は、前記電極パッド表面における第1接続
    部に第1端を立設状態で接着させかつ前記電極パッド表
    面における第2接続部に第2端を立設状態で接着させた
    一連の導電線からなること、 を特徴とする電子部品。
  5. 【請求項5】 第1基板表面の電極パッドと、当該第1
    基板と対向して配置される第2基板表面の導電パターン
    を、突出接点を介して接続してなる電子装置であって、 前記突出接点は、前記電極パッド表面における第1接続
    部に第1端を立設状態で接着させかつ前記電極パッド表
    面における第2接続部に第2端を立設状態で接着させた
    一連の導電線からなること、 を特徴とする電子装置。
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JP2006156544A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Denso Corp 基板の実装構造およびその実装方法
JP5686912B1 (ja) * 2014-02-20 2015-03-18 株式会社新川 バンプ形成方法、バンプ形成装置及び半導体装置の製造方法

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