JP2002299374A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2002299374A
JP2002299374A JP2001104685A JP2001104685A JP2002299374A JP 2002299374 A JP2002299374 A JP 2002299374A JP 2001104685 A JP2001104685 A JP 2001104685A JP 2001104685 A JP2001104685 A JP 2001104685A JP 2002299374 A JP2002299374 A JP 2002299374A
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semiconductor chip
wiring pattern
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Koji Yoshida
浩二 吉田
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Sony Corp
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    • H01L2224/451Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron (B), silicon (Si), germanium (Ge), arsenic (As), antimony (Sb), tellurium (Te) and polonium (Po), and alloys thereof
    • H01L2224/45138Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron (B), silicon (Si), germanium (Ge), arsenic (As), antimony (Sb), tellurium (Te) and polonium (Po), and alloys thereof the principal constituent melting at a temperature of greater than or equal to 950°C and less than 1550°C
    • H01L2224/45144Gold (Au) as principal constituent

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  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廉価な汎用ワイヤボンダーを用いて突起状電
極を形成することにより、超音波接合法を用いて半導体
チップと回路基板とを突起状電極で結合させた半導体装
置を、従来よりも廉価に作製できる半導体装置の製造方
法、及び半導体装置を提供する。 【解決手段】 本半導体装置の製造方法は、回路基板1
0上に形成された配線パターン12に突起状電極14を
形成する第1工程と、配線パターン12の突起状電極上
14に、接続パッド16を有する半導体チップ18を対
向させ、突起状電極14に接続パッド16を押し付けつ
つ半導体チップ18に超音波振動を与えて、突起状電極
14と接続パッド16とを相互に機械的かつ電気的に結
合させる第2工程とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリップチップ型
等の半導体装置及びその製造方法に関し、更に詳細に
は、半導体チップの接続パッドを回路基板に接続する際
に用いて好適な半導体装置の製造方法、及びこのような
製造方法で製造された半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体チップと回路基板とを結合
させてフリップチップパッケージを作製する技術では、
超音波接合法への関心が高まっている。この超音波接合
法でフリップチップパッケージを作製する技術が、例え
ば、特開2000-315917号公報、特開2000-49564号公報、
及び特開平10-223687号公報に記載されている。これら
の公報に記載された技術では、突起状電極が接続パッド
に形成された比較的小チップかつ少ピンの半導体チップ
を、硬いセラミック基板の配線パターンに押しつけた状
態で超音波振動を与えることにより、セラミック基板に
半導体チップを接合させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の突起
状電極を接続パッドに形成する技術として、例えば、特
開2000-195895号公報に記載されたスタッドバンプ工法
が挙げられる。このスタッドバンプ工法では、スタッド
バンプボンダーと呼ばれるボンディング装置を使用し、
半導体チップの接続パッドに、金(Au)ワイヤを用い
て突起状電極を形成する。しかし、スタッドバンプボン
ダーは、半導体チップの接続パッドに突起状電極を形成
するためだけの特別な構成を備える装置であるため、接
続パッドと配線パターンとを接続するような汎用のワイ
ヤボンダーに比較して、数倍の装置価格を有する。この
ことが、フリップチップパッケージを製造する上で、更
なるコストダウンを難しくする要因の一つとなってい
る。
【0004】そこで、本発明の目的は、高価なスタッド
バンプボンダーを使用せず、汎用のワイヤボンダーを用
いて突起状電極を形成することにより、超音波接合法を
用いて半導体チップと回路基板とを突起状電極で結合さ
せた半導体装置(フリップチップパッケージ)を、従来
よりも廉価に作製することができる半導体装置の製造方
法、及び、そのような製造方法で作製される半導体装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、検討を重ね
た結果、突起状電極を半導体チップ側ではなく、回路基
板の配線パターン側に形成するようにすれば、汎用のワ
イヤボンダーを使用して突起状電極を作製し、製造コス
トを低減することが可能になることを着想した。
【0006】上記目的を達成するために、上述の着想に
基づいて、本発明に係る半導体装置の製造方法は、回路
基板上に形成された配線パターンに突起状電極を形成す
る第1工程と、配線パターンの突起状電極上に、接続パ
ッドを有する半導体チップを対向させ、突起状電極に接
続パッドを押し付けつつ半導体チップに超音波振動を与
えて、突起状電極と接続パッドとを相互に機械的かつ電
気的に結合させる第2工程と、を備えることを特徴とし
ている。
【0007】本発明に係る半導体装置の製造方法では、
半導体チップと回路基板との結合工程に先立って、回路
基板上の配線パターンに突起状電極を形成するので、ス
タッドバンプボンダーに比べて廉価な汎用のワイヤボン
ダーを使用することができる。例えば、汎用のワイヤボ
ンダーの装置単価は、スタッドバンプボンダーの装置単
価の1/3程度であるため、装置コストが大幅に低減
し、超音波接合法を用いて半導体チップと回路基板とを
突起状電極で結合させた半導体装置を、従来よりも廉価
に作製することが可能になる。また、半導体チップと回
路基板との接続に先立って、回路基板側に突起状電極を
形成するので、回路基板よりも高価な半導体チップ側に
突起状電極を形成する場合に比較して、良品の仕損額を
低減し、単価の上昇を抑えることができる。更に、第2
工程での超音波接合に際して、各突起状電極の配線パタ
ーンからの高さにバラツキがあっても、回路基板よりも
明らかに硬度が高い半導体チップを突起状電極に押し付
けつつ超音波振動を与え、各突起状電極の高さを平均化
するように接合、つまり、レベリングすることができ
る。これにより、半導体チップ側に突起状電極を形成し
てから、突起状電極を配線パターンに押し付けつつ超音
波接合する従来技術に比べて、配線パターンの沈み込み
等への配慮が不要になり、製造工程が簡略化する。
【0008】本発明の好適な実施態様では、第1工程と
第2工程との間に、回路基板上の突起状電極及び配線パ
ターンの少なくとも一部を覆うようにアンダーフィル樹
脂層を形成する樹脂層形成工程を備えるとともに、第2
工程に続いて、突起状電極及び接続パッドが結合した回
路基板及び半導体チップに所定の処理を施して、回路基
板と半導体チップとの間に介在するアンダーフィル樹脂
層を硬化させる樹脂層硬化工程とを備えている。
【0009】これにより、アンダーフィル樹脂層を形成
し、その硬化前に超音波接合を行うことができるので、
超音波接合法を用いながらも、半導体チップと回路基板
との間の隙間に、容易にかつ適正にアンダーフィル樹脂
を介在させてパッケージ封止することができる。アンダ
ーフィル樹脂には通常、半導体チップと樹脂との線膨張
係数を近づけるために、フィラーと呼ばれる絶縁性粒子
が混合されており、例えば、超音波接合法とは異なる他
の樹脂圧接工法では、電極間にフィラーを噛み込んだ場
合に接続不良が生じるとの報告もある。しかし、本発明
の製造方法では、アンダーフィル樹脂層上から突起状電
極に接続パッドを押し付けつつ半導体チップに超音波振
動を与えるので、超音波振動でアンダーフィル樹脂層中
のフィラーを突起状電極と接続パッドとの間から押し出
しつつ、双方を溶融、結合させることができる。
【0010】また、樹脂層形成工程では、配線パターン
及び突起状電極上に、アンダーフィル樹脂層として、絶
縁性及び熱硬化性を有するゲル状樹脂を塗布し、樹脂層
硬化工程では、例えば140℃〜160℃の温度下での
熱処理により、ゲル状樹脂を硬化させることができる。
つまり、配線パターン及び突起状電極上にゲル状樹脂を
塗布してから回路基板と半導体チップとを結合させ、結
合後にゲル状樹脂材料を硬化させることができるので、
精密な樹脂塗布処理が不要となって作業が簡便になる。
熱硬化性のアンダーフィル樹脂層としては、エポキシ
系、メラミン系、及びフェノール系等の樹脂を用いるこ
とができる。
【0011】また、樹脂層形成工程では、配線パターン
及び突起状電極上に、アンダーフィル樹脂層として、絶
縁性及び熱硬化性を有する樹脂フィルムを貼り付け、樹
脂層硬化工程では、例えば140℃〜160℃の温度下
での熱処理により、樹脂フィルムを硬化させることがで
きる。これにより、樹脂フィルムを第2工程の前に貼り
付けるだけで、アンダーフィル樹脂層を容易にかつ適正
に形成できるので、工程不良を解消できるとともに、精
密な樹脂塗布等の煩雑な工程を省き、より一層の工程簡
略化を実現することができる。樹脂フィルムとしては、
半導体チップの温度膨張係数に近い温度膨張係数を有す
る二酸化ケイ素(シリカ)及び/又は酸化アルミニウム
(アルミナ)等の粒子を混入したアンダーフィル樹脂フ
ィルムを使用することができる。この場合、二酸化ケイ
素や酸化アルミニウムの粒子は、60wt%以上含有す
ることが望ましい。
【0012】ところで、アンダーフィル樹脂層として、
熱可塑性を有する樹脂を使用することも可能である。そ
の場合には、溶融可能な温度で樹脂を一旦溶融させ、同
じ温度下で溶融状態を維持しながら配線パターン及び突
起状電極上に塗布し、その後、ゲル状樹脂材料の場合と
同様に回路基板と半導体チップとを超音波接合させ、次
いで、樹脂が硬化する温度まで温度を降下させることに
なる。熱可塑性のアンダーフィル樹脂層としては、スチ
レン系、アクリル系、セルロース系、ポリエチレン系、
及びビニル系等の樹脂を用いることができる。
【0013】本発明の好適な実施態様では、突起状電極
及び接続パッドは、それぞれ、Au及びAlから構成さ
れており、第2工程では、与えられる超音波振動によ
り、突起状電極と接続パッドとの間でAu−Al合金層
が形成される。一般に回路基板上の配線パターンはAl
で形成されるため、従来技術では、接続パッド上のAu
製の突起状電極がAu製の配線パターンに超音波接合さ
れることになる。これにより、半導体チップは、Au−
Au接合により回路基板に結合されるため、接合強度を
向上させるには、固有摩擦係数を高めたり、アンカー効
果が期待できる構成にするしかない。
【0014】これに対し、本発明では、Al製の接続パ
ッドとAu製の突起状電極とが超音波接合されるため、
接続パッドと突起状電極とが、Au−Au層に比べて接
合強度が高いAu−Al合金層を介して結合することに
なる。つまり、多数の接続パッドをその対応する配線パ
ターン上の突起状電極に、接合強度が高いAu−Al合
金層を介して一括して結合できるので、多ピンや大チッ
プの半導体チップを用いた場合でも接続不良等が発生し
難く、信頼性を向上させることができるとともに、歩留
まりを向上させることができる。
【0015】尚、突起状電極は、Auメッキ、Niメッ
キ、インジウム、又は、はんだから構成することもでき
るが、Niメッキ、インジウム、はんだから成る場合に
は、当然ながらAu−Al合金層による接合強度の向上
を図ることはできない。
【0016】本発明の好適な実施態様では、回路基板に
は、複数の半導体チップに対応する複数組の配線パター
ンが形成されており、第1工程では、各組の配線パター
ンに、それぞれ、突起状電極を形成し、第2工程では、
各組の突起状電極に、それぞれ、対応する半導体チップ
を接合する。本発明の製造方法を適用するような半導体
チップは、小型のものが多く、モジュール化の傾向が強
いと考えられる。本製造方法では、モジュール化された
回路基板の複数組の配線パターンに、それぞれ、突起状
電極を形成してから、対応する半導体チップを超音波接
合するので、多品種、小生産時に特に好適である。
【0017】また、本発明に係る半導体装置は、配線パ
ターン上に突起状電極が形成された回路基板と、接続パ
ッドが形成された半導体チップとを備え、配線パターン
と接続パッドとが突起状電極を介して相互に機械的かつ
電気的に結合していることを特徴としている。
【0018】本発明に係る半導体装置では、突起状電極
が回路基板側に形成されており、スタッドバンプボンダ
ーに比べて廉価な汎用のワイヤボンダーで作製すること
ができるので、超音波接合法を用いて半導体チップと回
路基板とを結合させたフリップチップパッケージを、従
来よりも廉価に作製することが可能になる。回路基板と
半導体チップとの間には、配線パターンの一部、突起状
電極、及び接続パッドを覆うアンダーフィル樹脂層を介
在することができ、その場合、半導体チップと回路基板
との温度膨張係数のミスマッチに起因する損傷が防止で
きる。
【0019】本発明の好適な実施態様では、突起状電極
及び接続パッドは、それぞれ、Au及びAlから構成さ
れており、突起状電極と接続パッドとによりAu−Al
合金層が形成されている。これにより、接続パッドと突
起状電極との接合強度が、Au−Au層で接合される場
合に比べて高くなるため、信頼性の高いフリップチップ
パッケージを得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
形態例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に
説明する。実施形態例1 本実施形態例は、本発明に係る半導体装置の製造方法の
実施形態の一例であって、図1は本実施形態例の半導体
装置の製造方法を示すフローチャートであり、図2
(a)〜(c)は本製造方法による工程を段階的に示す
側面図である。尚、図2では、多数存在する突起状電極
及び接続パッドのうちの2つずつを記載している。
【0021】まず、ステップS1で、使用する回路基板
10の良否を予め判定し、良品と判定した回路基板10
を使用し、ステップS2では、配線パターン12に、図
2(a)に示すように、Au製の突起状電極14を形成
する。次いで、Al製の接続パッド16が形成された半
導体チップ18を準備し、ステップS3では、ステップ
S2で回路基板10に形成された突起状電極14の良否
とともに、準備した半導体チップ18の良否を判定す
る。この半導体チップ18は、図2(b)に示すよう
に、下方を向いた面が半導体アクティブ面17であり、
上方を向いた面が裏面19となっている。
【0022】続いて、図2(c)に示すように、超音波
接合装置20を用意して、半導体チップ18の超音波接
合を行う(ステップS4)。超音波接合装置20は、吸
着口24を有する超音波ボンダーヘッド26と、超音波
ボンダーヘッド26を支持する支持部30と、支持部3
0の端部に設けられ、支持部30を介して超音波ボンダ
ーヘッド26に超音波振動を与える圧電素子28とを備
えている。まず、超音波ボンダーヘッド26により裏面
19を吸着した状態の半導体チップ18を移送し、配線
パターン12の突起状電極14上に接続パッド16を対
向させた位置で停止する。
【0023】次いで、所定の電圧を圧電素子28に印加
して超音波振動を発生させ、支持部30に伝達する。こ
の際の超音波振動による縦波は、模式的に示すと、破線
32のようになり、支持部30から超音波ボンダーヘッ
ド26を介して、半導体チップ18の裏面19に伝達さ
れる。この場合、半導体チップ18には、超音波ボンダ
ーヘッド26を介して所定の荷重が作用しているので、
超音波振動により、半導体チップ18の接続パッド16
と、配線パターン12上の突起状電極14との間で摩擦
熱が生じる。これにより、突起状電極14と接続パッド
16とが相互に機械的かつ電気的に結合する。
【0024】上記結合時、突起状電極14及び接続パッ
ド16は、それぞれ、Au及びAlから構成されている
ので、超音波振動により、突起状電極14と接続パッド
16との間でAu−Al合金層が形成される。つまり、
Al製の接続パッド16とAu製の突起状電極14と
が、Au−Au層に比べて接合強度が高いAu−Al合
金層を介して結合することになる。従って、多数の接続
パッド16をその対応する配線パターン12上の突起状
電極14に、接合強度が高いAu−Al合金層を介して
一括に結合できるので、半導体チップ18として多ピン
や大チップのものを用いた場合でも、接続不良等が発生
し難く、信頼性の向上とともに、歩留まりの向上が期待
できる。
【0025】次いで、接合した半導体チップ18と回路
基板10との間に、アンダーフィル樹脂層を注入し、硬
化させ、更に、ステップS6で、仕上がったフリップチ
ップパッケージの良否を判定する。
【0026】本実施形態例によれば、図3(a)に示す
ように、各突起状電極14a、14bの高さAにバラツ
キがある場合でも、回路基板10よりも明らかに硬度が
高い半導体チップ18を突起状電極14a、14bに押
し付けつつ超音波振動を与えることで、図3(b)に示
すように、各突起状電極14a、14bの高さを平均化
させて接合(レベリング)することができる。これによ
り、半導体チップ側に突起状電極を形成してから、突起
状電極を配線パターンに押し付けつつ超音波接合する従
来技術に比較して、配線パターン12の沈み込み等への
配慮が不要になり、製造工程が簡略化する。
【0027】また、通常のメカニカルなフリップチップ
工法では、半導体チップと回路基板とを結合するための
突起状電極の高さには厳密な高さ精度が要求されるが、
本実施形態例では、回路基板10側に突起状電極14
a、14bを形成してから超音波接合するので、突起状
電極14a、14bの高さのバラツキを補正するレベリ
ング効果が期待ができる。従来方式では、多ピンや大チ
ップの接合を行うことが困難であったのに対し、本発明
に係る超音波接合は一括方式であるため、超音波接合に
際してAu−Al合金層の形成が期待でき、半導体チッ
プ18と回路基板10との間の接合強度を高めることが
できる。
【0028】ここで、図2及び図3に示した突起状電極
14等を拡大し、その接合過程について図4を参照して
説明する。すなわち、図4(a)に示すように、Au製
の配線パターン12上には、突起状電極14が、Auワ
イヤにより、超音波接合時の初期荷重で容易に潰れて変
形するようなスタッドバンプとして形成されている。次
いで、図4(b)に示すように、超音波ボンダーヘッド
26に装着した半導体チップ18の接続パッド16を、
配線パターン12上の突起状電極14に対向させる。
【0029】この後、図4(c)に示すように、矢印2
9方向の超音波振動を発生させ、超音波ボンダーヘッド
26を介して、半導体チップ18の裏面19に伝える。
この際、半導体チップ18には、超音波ボンダーヘッド
26を介して所定の荷重が作用しているので、超音波振
動により、突起状電極14と接続パッド16とが相互に
結合する。この結合時、Al製の接続パッド16とAu
製の突起状電極14との間で、Au−Al合金層66が
形成されるので、接続パッド16と突起状電極14との
接合強度が、Au−Au層による接合強度に比べて大き
くなる。
【0030】ここで、図5を参照して、本実施形態例と
の比較例を説明する。図5(a)〜(c)は、それぞ
れ、比較例の各工程を段階的に示す側面図である。すな
わち、図5(a)に示すように、半導体チップ18のA
l製の接続パッド16上には、突起状電極68が、スタ
ッドバンプボンダーにより形成されている。次いで、図
5(b)に示すように、超音波ボンダーヘッド26に装
着した半導体チップ18の突起状電極68を、回路基板
10上の配線パターン12に対向させる。
【0031】次いで、矢印29方向の超音波振動を発生
させ、超音波ボンダーヘッド26を介して、半導体チッ
プ18の裏面19に伝え、半導体チップ18に加えられ
ている所定の荷重と、超音波振動とにより、図5(c)
に示すように、突起状電極14と接続パッド16とを結
合させる。この超音波接合時には、超音波接合前に既
に、接続パッド16と突起状電極68との間にAu−A
l合金層70が形成されている。このAu−Al合金層
70は、本発明に係る実施形態例1〜3の場合のよう
に、突起状電極14と配線パターン12との超音波接合
時に生成されたものではなく、超音波接合の前工程であ
るスタッドバンプボンディング工程時の超音波振動によ
り生成されたものである。
【0032】図6及び図7は、それぞれ、実施形態例1
で回路基板10に突起状電極14を形成する工程を示す
図である。まず、図6(a)に示すように、配線パター
ン12を備えた回路基板10を準備し、ボンディングキ
ャピラリ36の本体内部を貫通したAuワイヤ38の先
端部にイニシャルボール40を形成しておき、このボン
ディングキャピラリ36をボンディング位置に移動させ
る。更に、図6(b)に示すように、ボンディングキャ
ピラリ36に所定の荷重を掛けながら、図示しない超音
波振動装置によってボンディングキャピラリ36を矢印
44で示す方向に超音波振動させる。これにより、イニ
シャルボール40が潰れ、配線パターン12上に結合す
る。
【0033】その後、図6(c)に示すように、ボンデ
ィングキャピラリ36を上方に移動させながら、図7
(a)に示すように、Auワイヤ38によってループを
描く。引き続き、図7(b)に示すように、スパーク電
極42を用いてループにスパーク電流46を印加し、図
7(c)に示すように、Auワイヤ38を切断するとと
もに、次工程で用いるイニシャルボール40を形成す
る。この工程により、スパーク電流46で切断された配
線パターン12上のイニシャルボール40が、突起状電
極14を構成する。尚、本実施形態例では、Auワイヤ
38を用いたスタッドバンプ方式を示したが、半導体前
工程の蒸着法やメッキ法等によって突起状電極14を形
成することができる。
【0034】実施形態例2 図8は本実施形態例の半導体装置の製造方法を示すフロ
ーチャートであり、図9は本製造方法による工程を段階
的に示す側面図である。まず、ステップS11で、使用
する回路基板10の検査を行ってその良否を判定し、良
品と判定した回路基板10の配線パターン12上に、図
9(a)に示すように、突起状電極14a、14bを形
成する(ステップS2)。同図は、突起状電極14a、
14bを高さにややバラツキがあるとして記載している
【0035】次いで、ステップS13では、回路基板1
0の突起状電極14の形状、導電状態等の検査を行う。
更に、ステップS14では、ステップS13で良品と判
定した回路基板10に、突起状電極14a、14b及び
配線パターン12の少なくとも一部を覆うように、絶縁
性及び熱硬化性を有するゲル状樹脂を塗布して、アンダ
ーフィル樹脂層48を形成する(樹脂層形成工程)。
【0036】続いて、図9(b)に示すように、予め検
査して良品と判定された半導体チップ18を準備する。
更に、図9(c)に示すように、超音波接合装置を用い
て、半導体チップ18の超音波接合を実施する(ステッ
プS15)。まず、超音波ボンダーヘッド26により裏
面19を吸着した状態の半導体チップ18を移送し、配
線パターン12の突起状電極14a、14b上に、対応
する接続パッド16を対向させた位置で停止する。更
に、超音波ボンダーヘッド26により、ゲル状のアンダ
ーフィル樹脂層48に半導体チップ18を押しつけ、ア
ンダーフィル樹脂層48に突起状電極14a、14bを
貫通する。
【0037】次いで、圧電素子への所定電圧の印加によ
り超音波振動を発生させ、超音波ボンダーヘッド26を
介して半導体チップ18に伝達し、半導体チップ18に
加えられている矢印27方向の荷重と、矢印29方向の
超音波振動とにより、半導体チップ18の接続パッド1
6と、配線パターン12上の突起状電極14a、14b
とを結合させる。
【0038】この際、アンダーフィル樹脂層48上から
突起状電極14a、14bに接続パッド16を押し付け
つつ半導体チップ18に超音波振動を与えるので、超音
波振動でアンダーフィル樹脂層48中のフィラーを突起
状電極14a、14bと接続パッド16との間から押し
出しつつ、良好な導電状態で双方を溶融、結合させるこ
とができる。この結果、図9(c)に示すような、超音
波接合時に突起状電極14a、14bが良好にレベリン
グされ、かつ、超音波振動によりフィレット形状が良好
なアンダーフィル樹脂層48を有する回路基板10が得
られる。
【0039】この後、ステップS16で、突起状電極1
4a、14b及び接続パッド16が結合した回路基板1
0及び半導体チップ18を、オーブン又はリフロー炉に
収容し、例えば140℃〜160℃の温度下で110分
〜130分程度の熱処理を行うことにより、ゲル状のア
ンダーフィル樹脂層48を硬化させる(樹脂層硬化工
程)。続いて、ステップS17では、アンダーフィル樹
脂層48が硬化してフリップチップパッケージを成した
回路基板10及び半導体チップ18に対する導通、信号
伝達、強度等の検査を行い、良品として判定したものを
出荷に回し、不良品と判定したもののうちで再生可能な
ものをリペアー処理に回す。
【0040】尚、アンダーフィル樹脂層48として、熱
可塑性を有する樹脂を使用することも可能である。その
場合には、溶融可能な温度で樹脂を一旦溶融させ、同じ
温度下で溶融状態を維持しながら配線パターン及び突起
状電極上に塗布し、その後、ゲル状樹脂材料の場合と同
様に回路基板と半導体チップとを超音波接合させ、次い
で、樹脂が硬化する温度まで温度を降下させることにな
る。また、アンダーフィル樹脂層48として、2液混合
タイプの樹脂を用いることもできる。その場合には、熱
処理は不要となる。
【0041】実施形態例3 図10は本実施形態例の半導体装置の製造方法を示す側
面図であり、図10(a)〜(c)は製造過程を段階的
に示している。まず、配線パターン12等の検査を行っ
て回路基板10の良否を判定し、良品と判定した回路基
板10の配線パターン12上に、図10(a)に示すよ
うに、突起状電極14a、14bを形成する。次いで、
回路基板10の突起状電極14に対する検査を実施し、
良品と判定した回路基板10に、その突起状電極14
a、14b及び配線パターン12の少なくとも一部を覆
うように、絶縁性及び熱硬化性を有するアンダーフィル
樹脂フィルム50を貼り付け、アンダーフィル樹脂層と
して形成する(樹脂層形成工程)。
【0042】続いて、図10(b)に示すように、良品
と判定した半導体チップ18を準備し、更に、図10
(c)に示すように、超音波接合装置を用いて、半導体
チップ18の超音波接合を実施する。まず、超音波ボン
ダーヘッド26により裏面19を吸着した状態の半導体
チップ18を移送し、配線パターン12の突起状電極1
4a、14b上に、対応する接続パッド16を対向させ
た位置で停止する。更に、超音波ボンダーヘッド26に
より半導体チップ18をアンダーフィル樹脂フィルム5
0に押しつけ、アンダーフィル樹脂フィルム50に突起
状電極14a、14bを貫通する。
【0043】次いで、超音波振動を発生させ、超音波ボ
ンダーヘッド26を介して半導体チップ18に伝達し、
半導体チップ18に加えられている矢印27方向の荷重
と、矢印29方向の超音波振動とにより、半導体チップ
18の接続パッド16と、配線パターン12上の突起状
電極14a、14bとを結合させる。この結果、図10
(c)に示すように、超音波接合時に突起状電極14
a、14bが良好にレベリングされ、アンダーフィル樹
脂層(50)を有する回路基板10が得られる。
【0044】続いて、突起状電極14a、14b及び接
続パッド16が結合した回路基板10及び半導体チップ
18を、実施形態例2と同じように熱処理し、アンダー
フィル樹脂層(50)を硬化させる(樹脂層硬化工
程)。この後、アンダーフィル樹脂層(50)が硬化し
てフリップチップパッケージを成した回路基板10及び
半導体チップ18に対する各種の検査を行う。
【0045】ところで、配線パターン12は、回路基板
10の基板材質により表面処理が異なる。ここで、回路
基板10の材質毎に異なる配線パターン12の具体例を
示す。図11は配線パターン12上に突起状電極を形成
しない状態の回路基板10を示す側面図であり、図11
(a)に回路基板10の全体を示し、図11(b)、
(c)に、それぞれ、回路基板10の材質が異なる場合
の配線パターン12の構成を拡大して示す。
【0046】例えば、回路基板10が有機基板基材から
成る場合には、図11(b)に示すように、回路基板1
0上の配線パターン12は、回路基板10側から順次形
成された銅(Cu)層52、ニッケル(Ni)層54及
びAu層56から構成されることが望ましい。また、回
路基板10がセラミック基板から成る場合には、図11
(c)に示すように、回路基板10上の配線パターン1
2は、回路基板10側から順次形成されたタングステン
(W)層58、Ni層60及びAu層64から構成され
ることが望ましい。
【0047】また、図12及び図13は、それぞれ、本
発明に係る実施形態例1〜3で説明した超音波接合時
の、代表的な荷重印加と超音波発振とのタイミングを示
すグラフ図である。図12では、超音波ボンダーヘッド
26(図2(c)参照)による半導体チップ18への荷重
がリニアに増大し、一定レベルに到達した時点で超音波
発信を開始している。また、図13では、超音波ボンダ
ーヘッド26による半導体チップ18への荷重が第1の
レベルまでリニアに増大し、第1のレベルに到達した時
点で、1回目の超音波発信を開始する。その後、第1の
レベルから再び荷重をリニアに増大させ、第2のレベル
に到達した時点で、2回目の超音波発信を開始してい
る。双方の図に示されるタイミングの違いは、半導体チ
ップ18の大きさ、ピン数、回路基板10に用いる基材
の種類等により任意に設定されるものである。
【0048】本発明に係る実施形態例1〜3によれば、
半導体チップ18と回路基板10との結合工程に先立っ
て、回路基板10上の配線パターンに突起状電極14を
形成するので、スタッドバンプボンダーに比べて廉価な
汎用のワイヤボンダーを使用することができる。これに
より、装置コストが大幅に低減し、超音波接合法を用い
て半導体チップ18と回路基板10とを突起状電極14
で結合させたフリップチップパッケージを、従来よりも
廉価に作製することが可能になる。また、半導体チップ
18と回路基板10との接続に先立って、回路基板10
側に突起状電極14を形成するので、回路基板10より
も高価な半導体チップ18側に突起状電極14を形成す
る場合に比較して、良品の仕損額を低減し、単価の上昇
を抑えることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る半導
体装置の製造方法によると、配線パターン上の突起状電
極に接続パッドを押し付けつつ超音波振動で突起状電極
と接続パッドとを結合させるので、高価なスタッドバン
プボンダーを使用せず、汎用のワイヤボンダーを用いて
突起状電極を形成することができ、超音波接合法を用い
て半導体チップと回路基板とを突起状電極で結合させた
半導体装置を、従来よりも廉価に作製することができ
る。また、本発明に係る半導体装置によると、配線パタ
ーンと接続パッドとが突起状電極を介して結合している
ので、突起状電極を回路基板側に形成し、スタッドバン
プボンダーに比べて廉価な汎用のワイヤボンダーで作製
することができ、従来よりも廉価なフリップチップパッ
ケージが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態例1の半導体装置の製造
方法を示すフローチャートである。
【図2】実施形態例1の半導体装置の製造方法を示す側
面図であり、図2(a)〜(c)は、それぞれ、各工程
を段階的に示している。
【図3】実施形態例1によるレベリング効果を示す側面
図であり、図3(a)、(b)は、それぞれ、各工程を
段階的に示している。
【図4】図2に示した突起状電極及び配線パターンを一
部拡大して示す側面図であり、図4(a)〜(c)は各
工程を段階的に示している。
【図5】実施形態例1との比較例を示す側面図であり、
図5(a)〜(c)は、それぞれ、各工程を段階的に示
している。
【図6】実施形態例1の回路基板に突起状電極を形成す
る工程を示す側面図であり、図6(a)〜(c)は、そ
れぞれ、各工程を段階的に示している。
【図7】実施形態例1の回路基板に突起状電極を形成す
る工程を示す側面図であり、図7(a)〜(c)は、そ
れぞれ、各工程を段階的に示している。
【図8】本発明に係る実施形態例2の半導体装置の製造
方法を示すフローチャートである。
【図9】実施形態例2の製造方法を示す側面図であり、
図9(a)〜(c)は、それぞれ、各工程を段階的に示
している。
【図10】本発明に係る実施形態例3の製造方法を示す
側面図であり、図10(a)〜(c)は、それぞれ、各
工程を段階的に示している。
【図11】本発明に係る回路基板を示す側面図であり、
図11(a)は回路基板の全体を示し、図11(b)、
(c)は、それぞれ、回路基板の材質が異なる場合の配
線パターンの構成を拡大して示している。
【図12】本発明に係る実施形態例1〜3で説明した超
音波接合時の、代表的な荷重印加と超音波発振とのタイ
ミングを示すグラフ図である。
【図13】本発明に係る実施形態例1〜3で説明した超
音波接合時の、代表的な荷重印加と超音波発振とのタイ
ミングを示すグラフ図である。
【符号の説明】
10……回路基板、12……配線パターン、14、14
a、14b……突起状電極、16……接続パッド、18
……半導体チップ、20……超音波接合装置、24……
吸着口、26……超音波ボンダーヘッド、28……圧電
素子、30……支持部、36……ボンディングキャピラ
リ、38……Auワイヤ、40……イニシャルボール、
42……スパーク電極、46……スパーク電流、48…
…アンダーフィル樹脂層、50……アンダーフィル樹脂
フィルム、66……Au−Al合金層。
フロントページの続き Fターム(参考) 4M109 AA01 BA03 CA05 CA26 EA02 EA12 EA20 EB12 EB13 EC04 5F044 KK01 KK17 KK18 KK19 QQ06 RR17 RR18 RR19 5F061 AA01 BA03 CA05 CA26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板上に形成された配線パターンに
    突起状電極を形成する第1工程と、 配線パターンの突起状電極上に、接続パッドを有する半
    導体チップを対向させ、突起状電極に接続パッドを押し
    付けつつ半導体チップに超音波振動を与えて、突起状電
    極と接続パッドとを相互に機械的かつ電気的に結合させ
    る第2工程と、を備えることを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 第1工程と第2工程との間に、回路基板
    上の突起状電極及び配線パターンの少なくとも一部を覆
    うようにアンダーフィル樹脂層を形成する樹脂層形成工
    程を備えるとともに、 第2工程に続いて、突起状電極及び接続パッドが結合し
    た回路基板及び半導体チップに所定の処理を施して、回
    路基板と半導体チップとの間に介在するアンダーフィル
    樹脂層を硬化させる樹脂層硬化工程とを備えていること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 樹脂層形成工程では、配線パターン及び
    突起状電極上に、アンダーフィル樹脂層として、絶縁性
    及び熱硬化性を有するゲル状樹脂を塗布し、樹脂層硬化
    工程では、所定温度の熱処理によりゲル状樹脂を硬化さ
    せることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 樹脂層形成工程では、配線パターン及び
    突起状電極上に、アンダーフィル樹脂層として、絶縁性
    及び熱硬化性を有する樹脂フィルムを貼り付け、樹脂層
    硬化工程では、所定温度の熱処理により樹脂フィルムを
    硬化させることを特徴とする請求項2に記載の半導体装
    置の製造方法。
  5. 【請求項5】 アンダーフィル樹脂層として、半導体チ
    ップの温度膨張係数に近い温度膨張係数を有する二酸化
    ケイ素及び/又は酸化アルミニウムの粒子を混入した樹
    脂材料を使用することを特徴とする請求項2から4のう
    ちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 突起状電極及び接続パッドは、それぞ
    れ、Au及びAlから構成されており、第2工程では、
    与えられる超音波振動により、突起状電極と接続パッド
    との間でAu−Al合金層が形成されることを特徴とす
    る請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の半導体
    装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 回路基板には、複数の半導体チップに対
    応する複数組の配線パターンが形成されており、 第1工程では、各組の配線パターンに、それぞれ、突起
    状電極を形成し、 第2工程では、各組の突起状電極に、それぞれ、対応す
    る半導体チップを接合することを特徴とする請求項1か
    ら6のうちのいずれか1項に記載の半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 配線パターン上に突起状電極が形成され
    た回路基板と、接続パッドが形成された半導体チップと
    を備え、 配線パターンと接続パッドとが突起状電極を介して相互
    に機械的かつ電気的に結合していることを特徴とする半
    導体装置。
  9. 【請求項9】 回路基板と半導体チップとの間に、配線
    パターンの一部、突起状電極、及び接続パッドを覆うア
    ンダーフィル樹脂層が介在されていることを特徴とする
    請求項8に記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 突起状電極及び接続パッドは、それぞ
    れ、Au及びAlから構成されており、突起状電極と接
    続パッドとによりAu−Al合金層が形成されているこ
    とを特徴とする請求項8又は9に記載の半導体装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013110294A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Denso Corp バンプ接合構造体の製造方法
JP2014154601A (ja) * 2013-02-05 2014-08-25 Ricoh Co Ltd 電子部品の実装方法、電子部品実装体及びその製造方法
JP2019057686A (ja) * 2017-09-22 2019-04-11 日本電気株式会社 電子装置および接合方法

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