JPH1181868A - ビニール管把持装置 - Google Patents

ビニール管把持装置

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JPH1181868A
JPH1181868A JP9239847A JP23984797A JPH1181868A JP H1181868 A JPH1181868 A JP H1181868A JP 9239847 A JP9239847 A JP 9239847A JP 23984797 A JP23984797 A JP 23984797A JP H1181868 A JPH1181868 A JP H1181868A
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JP
Japan
Prior art keywords
vinyl tube
shaft
vinyl
tube
leading
Prior art date
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Pending
Application number
JP9239847A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoji Arakawa
恭二 荒川
Yoshitaka Yokoyama
芳隆 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビニール管のように端部に継ぎ手用のネジが
なくストレートであっても、二つの立坑の間での地中へ
の引き込みによる施工を可能とする。 【解決手段】 通信ケーブルなどを通すためのビニール
管48を引き込み機によって発進立坑と到達立坑との間
の地中に引き込む際に、引き込み機にビニール管48を
接続するためのビニール管把持装置であって、前記引き
込み機側の部材に対してシャフト24の一端部が接続可
能な把持部材22は、このシャフト24の軸上の少なく
とも二箇所に配置された弾性体30と、同じくシャフト
24の軸上に設けられ、その締め付けにより前記の各弾
性体30に対してスラスト方向の圧縮力を加えることが
可能なナット32とを備え、把持部材22をビニール管
48の前進端側の内部に挿入した状態でナット32を締
め付けて各弾性体30を圧縮することにより、これらの
弾性体30の外径を拡大させてビニール管48の内周に
押し付けるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に布設される
通信ケーブルなどを通すための管を二つの立坑の間にお
いて地中に引き込むためのビニール管把持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前記の管を地中に布設するには、道路を
掘削して管を埋めるのが一般的であるが、道路事情や周
辺の環境問題などから道路を掘削することができない場
合がある。そこで鋼管については、それを立坑と立坑と
の間の地中に引き込む技術がある。この技術では、鋼管
をその端部の継ぎ手用のネジを利用して引き込み機側に
接続し、一方の立坑から他方の立坑へ鋼管を数引き込ん
でいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし鋼管に比べて安
価で、かつ切断や接続作業の容易なビニール管を前記の
引き込み工法で布設しようとしても、ビニール管はその
端部に継ぎ手用のネジなどがなくストレートであるた
め、引き込み機に接続することが困難であった。
【0004】請求項1記載の発明の目的は、ビニール管
のように端部に継ぎ手用のネジがなくストレートであっ
ても、二つの立坑の間での地中への引き込みによる施工
を可能とすることである。
【0005】請求項2記載の発明の目的は、ビニール管
の前進端側を引っ張ると同時に反対の端部側を押すこと
により、ビニール管の安定した引き込みを可能とするこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
通信ケーブルなどを通すためのビニール管を引き込み機
によって発進立坑と到達立坑との間の地中に引き込む際
に、引き込み機にビニール管を接続するためのビニール
管把持装置であって、前記引き込み機側の部材に対して
シャフトの一端部が接続可能な把持部材は、このシャフ
トの軸上の少なくとも二箇所に配置された弾性体と、同
じくシャフトの軸上に設けられ、その締め付けにより前
記の各弾性体に対してスラスト方向の圧縮力を加えるこ
とが可能なナットとを備え、把持部材をビニール管の前
進端側の内部に挿入した状態でナットを締め付けて各弾
性体を圧縮することにより、これらの弾性体の外径を拡
大させてビニール管の内周に押し付けるように構成され
ている。
【0007】したがって端部がストレートなビニール管
であっても、前記把持部材の弾性体体の外径をビニール
管の内周に押し付けることで、この把持部材を通じてビ
ニール管を引き込み機に接続できる。これによって鋼管
に比べて安価で、かつ切断や接続の容易なビニール管を
引き込み施工に利用できる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のビ
ニール管把持装置であって、ビニール管の前進端と反対
側の端部に対してその外側から被せ付けることが可能な
キャップが前記把持部材に対し、ビニール管の中に通し
たロッドで連結可能に構成されている。
【0009】これにより、前記把持部材を通じてビニー
ル管の前進端側を引っ張ると同時に反対の端部側を前記
キャップを通じて押すことができ、ビニール管を安定し
た状態で引き込むことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は通信ケーブルなどを通すためのビニール管
48の引き込み作業を表した概要図である。この作業に
際しては、まず発進立坑10から到達立坑12に向けて
パイロット管14を順次接続しながら推進機(図示外)
によって地中に押し込んでいく。これによってパイロッ
ト管14の最先端が到達立坑12に達したら、パイロッ
ト管14の先端部から掘削治具(図示外)を取り外し、
パイロット管14に対してつぎに説明する接続治具16
及び把持装置20を用いてビニール管48を接続する。
【0011】つづいて前記発進立坑10に設けた引き込
み機18により、パイロット管14を通じてパイロット
管14を発進立坑10の側に引き込む。このとき、発進
立坑10においてはパイロット管14を順次取り外し、
かつ到達立坑12においてはビニール管48を順次接続
していくことで、最終的には発進立坑10と到達立坑1
2との間の地中にビニール管48を引き込んで布設する
ことができる。
【0012】図2は接続治具16と把持装置20とを表
した分解斜視図、図3は同じく接続治具16と把持装置
20との関係を表した構成図である。これらの図面から
明らかなように前記接続治具16はパイロット管14の
先端部に結合されているとともに、複数本(3本)のビ
ニール管48を個々の把持装置20によって接続できる
ようになっている。つまりパイロット管14及び前記掘
削治具によって発進立坑10と到達立坑12との間に掘
られた導通孔の径は、3本程度のビニール管48を通す
ことができる寸法となっている。
【0013】前記把持装置20は、把持部材22、二種
類のロッド42,44、接続部材50及びキャップ54
を主たる構成部材としている。まず把持部材22はそれ
を拡大して表した図4からも明らかなように、シャフト
24の軸上に対して一端にのみフランジ27を有する筒
26と両端にフランジ29を有する筒28とが配置され
ている。またシャフト24の軸上において、筒26のフ
ランジ27と筒28の一方のフランジ29との間及び筒
28の他方のフランジ29とシャフト24の端部に固定
されたフランジ25との間の二箇所には、弾性体30が
それぞれ設けられている。これらの弾性体30は、ゴム
などの弾性素材によって円板状に形成されたものを一対
ずつ組み合わせることで構成されている。
【0014】前記シャフト24に対して前記フランジ2
5の反対側の端部からねじ込まれたナット32を締め付
けることにより、シャフト24と筒26,28とが相対
的に逆方向のスラスト力を受け、これによって前記の両
弾性体30にスラスト方向の圧縮力が加えられることと
なる。なおシャフト24におけるフランジ25の中心部
にはリング34が固定されているとともに、反対側の端
部には図2,3で示すように接続スリーブ36がロック
ナット35によって結合されるようになっている。
【0015】前記接続スリーブ36はビニール管48の
端部外周に被さるスカート部36aをを有するととも
に、その反対側の内周面にはテーパーネジ37が形成さ
れている(図3)。また図3で示すように前記接続治具
16の側にも、内周面にテーパーネジ39を有する接続
スリーブ38が設けられている。この接続スリーブ38
と把持部材22の接続スリーブ36とを雄ネジ部材40
によって結合することにより、この把持部材22が接続
治具16に接続されることとなる。
【0016】図5は二種類のロッド42,44と接続部
材50との関係を表した斜視図、図6は二種類のロッド
42,44を表した平面図である。図6(A)で示すロ
ッド42は、その一端部が把持部材22の前記リング3
4に対して連結環46により結合可能で、他端部が接続
部材50にネジ結合可能となっている。また図6(B)
で示すロッド44は延長用であって、その両端部が接続
部材50に対してネジ結合可能である。なお個々のロッ
ド42,44に固定されているリング形状のスペーサ4
3,45は、ビニール管48の内部に位置してロッド4
2,44をビニール管48のほぼ軸心位置に保持する機
能を果たす。
【0017】前記接続部材50は図5で示すように二つ
の部材50a,50bをボルト52によって連結した構
成となっている。そしてこれらの部材50a,50bを
表した図7(A)(B)及び図8(A)(B)で示すよ
うに、それぞれの軸心部には前記ロッド42,44とネ
ジ結合するためのネジ孔51が形成されている。
【0018】図9はスペーサ45とキャップ54とを表
した斜視図、図10(A)(B)はキャップ54の構成
図である。キャップ54はビニール管48の端部に対し
て外側から被せ付けることが可能な形状に設定されてい
るとともに、このキャップ54には切り欠き部55が形
成されている。なお最終端に連結されるロッド44の後
端部には前記接続部材50の一方の部材50aが結合さ
れ(図3,5)、この部材50aを前記切り欠き部55
に挿通させることが可能となっている。
【0019】図5に示されている押えスリーブ56は、
前記ロッド44の後端部に結合されている部材50aの
挿入が可能な内径に設定されているとともに、その外周
面には締め付け部材58がねじ込まれている。また押え
スリーブ56の両側には軸線に沿った方向へスリット5
7が形成されており、この押えスリーブ56の中に挿入
された部材50aの孔に対してスリット57を通じてピ
ン59を差し込むことができるようになっている。
【0020】つづいてビニール管48を引き込むための
作業手順について説明する。まず引き込もうとするビニ
ール管48の一本の長さに応じて前記ロッド42に延長
用のロッド44を接続部材50により、適当な本数だけ
接続する。例えば図3においては、ロッド42に対して
延長用のロッド44が一本だけ接続されている。また前
記把持部材22のリング34とロッド42の先端部とを
連結環46によって接続した後、この把持部材22及び
ロッド42,44をビニール管48の中に挿入する。
【0021】つぎの把持部材22のナット32を締め付
けることにより、前記のように両弾性体30にスラスト
方向の圧縮力が加えられ、これらの弾性体30の外径が
拡大してビニール管48の内周に押し付けられる。これ
によって把持部材22はビニール管48をその内周から
把持したこととなる。つぎに把持部材22のシャフト2
4に対して接続スリーブ36をロックナット35で結合
するとともに、この接続スリーブ36を接続治具16の
接続スリーブ38に対して雄ネジ部材40によって接続
する。
【0022】これと並行してビニール管48の後端部に
前記キャップ54を被せ付けるとともに、このキャップ
54の外側から前記押えスリーブ56をロッド44に結
合されている接続部材50の一方の部材50aに対して
前記のようにピン59で結合する。なおこのときに前記
締め付け部材58はキャップ54とピン59との間に位
置させておき、この締め付け部材58をピン59の側へ
締めることにより、ロッド42,44が引っ張られて把
持部材22とキャップ54との間で張りつめた状態とな
る。
【0023】そこで図1に示す発進立坑10の引き込み
機18により、ビニール管48の引き込みを開始する。
このときのビニール管48はその前進端側が把持部材2
2を通じて引っ張られると同時に、端部側がロッド4
2,44及びキャップ54を通じて押されることとな
り、安定した状態で引き込まれる。またビニール管48
の前進端側は前記接続スリーブ36のスカート部36a
によって塞がれているので(図3)、引き込み作業中に
ビニール管48の中に土砂が入り込むようなことは防止
される。
【0024】一本目のビニール管48が到達立坑12か
ら地中に引き込まれたら、前記押えスリーブ56の締め
付け部材58を緩めてピン59を抜き取り、キャップ5
4をビニール管48の端部から取り外す。そして後続の
ビニール管(図示外)の中に接続部材50で接続された
適数本の延長用のロッド44を挿入する。このとき、前
進側に位置しているロッド44の端部には接続部材50
の部材50bをネジ結合しておき、この部材50bと先
行のビニール管48のロッド44に結合されている前記
の部材50aとをボルト52で結合する。なお先行のビ
ニール管48の端部と後続のビニール管の端部とは接着
剤などで結合しておく。
【0025】また後続のビニール管に対しても前記キャ
ップ54を被せ付け、かつ前記の場合と同様に押えスリ
ーブ56及びその関連部材を用いて各ロッド44を把持
部材22とキャップ54との間で張りつめた状態にして
引き込みを開始する。以上の作業を繰り返して図1で示
す発進立坑10と到達立坑12との間にビニール管を布
設する。
【0026】このように本実施の形態においては、端部
がストレートなビニール管48であっても、前記把持部
材22を通じてこのビニール管48を引き込み機18の
側に接続でき、また把持部材22を通じてビニール管4
8の前進端側を引っ張ると同時に反対の端部側を前記キ
ャップ54を通じて押すことができ、ビニール管48を
安定した状態で引き込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビニール管の引き込み作業を表した概要図。
【図2】接続治具と把持装置とを表した分解斜視図。
【図3】同じく接続治具と把持装置との関係を表した構
成図。
【図4】把持部材を拡大して表した構成図。
【図5】二種類のロッドと接続部材との関係を表した斜
視図。
【図6】二種類のロッドを表した平面図。
【図7】接続部材を構成する一方の部材を表した構成
図。
【図8】接続部材を構成する他方の部材を表した構成
図。
【図9】スペーサとキャップとを表した斜視図。
【図10】キャップを表した構成図。
【符号の説明】
10 発進立坑 12 到達立坑 18 引き込み機 20 把持装置 30 弾性体 32 ナット 48 ビニール管 54 キャップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ケーブルなどを通すためのビニール
    管を引き込み機によって発進立坑と到達立坑との間の地
    中に引き込む際に、引き込み機にビニール管を接続する
    ためのビニール管把持装置であって、前記引き込み機側
    の部材に対してシャフトの一端部が接続可能な把持部材
    は、このシャフトの軸上の少なくとも二箇所に配置され
    た弾性体と、同じくシャフトの軸上に設けられ、その締
    め付けにより前記の各弾性体に対してスラスト方向の圧
    縮力を加えることが可能なナットとを備え、把持部材を
    ビニール管の前進端側の内部に挿入した状態でナットを
    締め付けて各弾性体を圧縮することにより、これらの弾
    性体の外径を拡大させてビニール管の内周に押し付ける
    ように構成されていることを特徴とするビニール管把持
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のビニール管把持装置であ
    って、ビニール管の前進端と反対側の端部に対してその
    外側から被せ付けることが可能なキャップが前記把持部
    材に対し、ビニール管の中に通したロッドで連結可能に
    構成されていることを特徴とするビニール管把持装置。
JP9239847A 1997-09-04 1997-09-04 ビニール管把持装置 Pending JPH1181868A (ja)

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