JPH1181196A - 化粧材 - Google Patents

化粧材

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Publication number
JPH1181196A
JPH1181196A JP9236681A JP23668197A JPH1181196A JP H1181196 A JPH1181196 A JP H1181196A JP 9236681 A JP9236681 A JP 9236681A JP 23668197 A JP23668197 A JP 23668197A JP H1181196 A JPH1181196 A JP H1181196A
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JP
Japan
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fine powder
natural radioactive
rare element
radioactive rare
element mineral
Prior art date
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Pending
Application number
JP9236681A
Other languages
English (en)
Inventor
Keijirou Nanba
系治郎 難波
Mitsuru Nakakawara
満 中河原
Yukimitsu Kin
志光 金
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1181196A publication Critical patent/JPH1181196A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】安定したマイナスイオン発生作用と、該マイナ
スイオンの作用による環境空気の浄化、殺菌、消臭、健
康増進等の機能性を有する化粧材を提供する。 【解決手段】天然放射性稀有元素鉱物の微粉末を含有す
る化粧材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧材に関する。更
に詳しくは、環境空気中に放射線やマイナスイオンを放
散し、浄化、殺菌、消臭、健康増進等の作用をなす化粧
材に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅等の建築物には、壁紙や造作材、建
具、什器、家具備品類等、様々な箇所に各種の化粧材が
使用されている。係る化粧材には、所望の絵柄の印刷や
エンボス、ワイピング等の組合せによる各種の美麗な意
匠性を有するものが提供されている。しかし近年では、
健康意識や生活環境意識の高まりを受けて、意匠性以外
に高度の機能性を有する化粧材の提供が、社会的に求め
られる様になっている。
【0003】かかる化粧材の一例として、例えば強誘電
体や圧電体、焦電体等の粉末を含有させることにより、
浄化、殺菌、消臭、健康増進等の効果を有するマイナス
イオンを環境空気中に発生させる機能性を賦与した化粧
材が提案されている。しかしながら、これらはマイナス
イオンの発生に電磁場や圧力・温度変化等を要する為に
マイナスイオンの発生作用が弱かったり、金属イオン又
はハロゲンイオン等を吸着して効果が弱まり持続性に乏
しかったりする等、なかなか十分な効果が得られないも
のであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、環境条件に
依存することなく、しかも持続性のある安定したマイナ
スイオン発生作用、及び該マイナスイオンの作用による
環境空気の浄化、殺菌、消臭、健康増進等の機能性を有
する化粧材を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の化粧材は、天然
放射性稀有元素鉱物の微粉末を含有することを特徴とす
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】ウラン系列、トリウム系列及びそ
の壊変によって生ずるラドン、トロン等を含有する天然
放射性稀有元素鉱物は、アルファ線、ベータ線、ガンマ
線等のエネルギー放射線を放出し、それらがその通路の
原子や分子をラジカル化したり、電離作用でイオン対を
生成し、その結果生ずる化学反応やイオン反応及び上記
放射線による二次放射線(デルタ線)やイオン対により
マイナスイオンを発生する。こうして発生し環境空気中
に放散されるマイナスイオンは、環境空気の浄化、殺
菌、消臭等の効果の他、人体に作用して新陳代謝の促
進、血行促進、疲労回復、食欲増進、安眠、鎮痛等の種
々の好影響を与えることが知られている。
【0007】天然放射性稀有元素鉱物としては例えばサ
マルスキー石、ヘェルグソン石、ゼノタイム、トロゴム
石、変種ジルコン等が挙げられる。これら鉱物は微粉末
の形で使用するが、その粒径は小さいほど、分散性が良
く加工し易い他、放射線の内部吸収が少なく、少量で大
きな効果がえられるので好ましい。
【0008】化粧材中での天然放射性稀有元素鉱物の微
粉末の含有形態には、特に制限はない。例えば合成樹脂
シートを基材とする化粧材にあっては、原料樹脂中に天
然放射性稀有元素鉱物の微粉末を練り込み分散してシー
ト状に成形したものを基材とすることもできるし、紙を
基材とする化粧材にあっては、原料パルプのスラリー中
に天然放射性稀有元素鉱物の微粉末を添加して混抄した
紙を基材とすることもできる。
【0009】また、通常の合成樹脂シートや紙等を基材
として、その表面に、天然放射性稀有元素鉱物の微粉末
を含有する組成物からなる層を設けることによって、本
発明の目的を達成することもできる。この方法は、天然
放射性元素鉱物の微粉末が化粧材の表面付近に濃集する
ことによって、放射線やそれによって発生したマイナス
イオンが環境空気中に放散し易く、少量の材料で高い効
果が得られる点で、前記した基材に含有させる方法より
も効率的である。
【0010】基材として例えば合板や無機質板等の板状
体を用いる場合には、これらの内部に含有させても良い
が、通常の板状基材の表面に天然放射性稀有元素鉱物の
微粉末を含有する組成物からなる層を設けるか、天然放
射性稀有元素鉱物の微粉末を含有するシート状の化粧材
を貼付する方法によることが、生産性及びマイナスイオ
ン発生効率の両面から好ましい。
【0011】上記した各種の基材上に天然放射性稀有元
素鉱物の微粉末を含有する組成物層を設ける方法は、該
微粉末を適当な合成樹脂バインダーと共に適当な溶剤中
に分散した塗工剤を、基材表面に塗工、含浸又は印刷す
る方法が簡便である。前記合成樹脂バインダーの種類に
は特に制限はないが、マイナスイオンを効果的に発生さ
せ効率的に環境空気中に放散させるには、マイナスに帯
電し易い性質を有し、気体透過性のある樹脂を使用する
ことが好ましい。
【0012】具体的には、例えばポリエチレン、ポリ塩
化ビニル、ポリカーボネート、ポリスチレン、天然ゴ
ム、ブタジエンゴム、スチレンゴム、ニトリルゴム、シ
リコーンゴム、ポリテトラフロロエチレン等を使用する
ことが好ましいが、これらに限定されるものではない。
【0013】塗工、含浸又は印刷の方法にも特に制限は
なく、例えばディップコート法、ロールコート法、グラ
ビアコート法、ナイフコート法、コンマコート法、リッ
プコート法、ダイコート法、スプレーコート法等の各種
コーティング方法や、グラビア印刷法、オフセット印刷
法、フレキソ印刷法、スクリーン印刷法、静電印刷法、
インクジェット印刷法等の各種印刷方法等、従来公知の
手段を任意に使用することができる。
【0014】天然放射性稀有元素鉱物の微粉末を含有す
る組成物層は、必ずしも全面に設けられている必要はな
く、例えば斑点状、ストライプ状、任意の模様状等に設
けられていても良い。また、前記塗工液に顔料等の着色
剤を添加して着色し、これを絵柄状にに印刷することに
より、所望の絵柄の表現を兼ねさせることもできる。
【0015】基材上に複数層の樹脂層を設けた多層構成
の化粧材にあっては、マイナスイオンを効率的に環境空
気中に放散させる為、その最上層の樹脂層に天然放射性
稀有元素鉱物の微粉末を含有させることが好ましい。但
し、塗工・印刷適性上、塗工剤への該微粉末の添加量に
は自ずと制限があり、最上層の樹脂層が薄い場合には十
分な効果が得られない場合もあるので、その様な場合に
は、表面側から第二、第三などの樹脂層にも適宜添加す
ると良い。
【0016】本発明の化粧材の具体的な実施形態として
は、例えば紙又は合成樹脂シートに天然放射性稀有元素
鉱物の微粉末を内添または印刷・塗工した化粧シート
や、これを木質板、無機質板又は樹脂・金属等の成形体
等の適宜の基材の表面に貼付した化粧板・造作材・建具
等、紙基材上の発泡樹脂層又はその上の表面保護層に天
然放射性稀有元素鉱物の微粉末を添加した壁紙や、これ
を木質板や無機質板等の適宜の基板の表面に貼付した壁
パネル・天井パネル等、又は塩ビ床タイル等の表面樹脂
層に天然放射性稀有元素鉱物の微粉末を内添または印刷
・塗工した床タイル等が挙げられる。中でも壁面・天井
面・床面等の用途は、建築物の室内の空気に接する面積
が大きいので、大きな効果が期待できる。
【0017】
【実施例】
<実施例1>坪量70g/m2 の難燃紙上に、下記組成
の塩化ビニル樹脂ペーストを乾燥後の塗布量が280g
/m2 となる様にナイフコーターにて塗工し、表面に塩
酢ビ系インキにて絵柄を印刷後、加熱発泡、エンボスを
施して、壁紙を得た。
【0018】塩化ビニル樹脂ペースト組成 ポリ塩化ビニル樹脂 100重量部 可塑剤(DOP) 60重量部 安定剤 3重量部 充填剤(炭酸カルシウム) 80重量部 マイクロカプセル発泡剤 5重量部 着色剤(チタンホワイト) 20重量部 天然ジルコン微粉末 5重量部 (天然放射性稀有元素含有) 希釈剤 適宜 (配合粘度 2000〜4000cps)
【0019】上記壁紙を、厚さ3mmのラワン合板の表
面に貼付して壁パネルを得、一般住宅の壁面に施工し
た。
【0020】<実施例2>坪量70g/m2 の難燃紙上
に、マイクロカプセル発泡剤を5重量%(固形分比)含
有する水性アクリル系エマルジョン樹脂を乾燥後の塗布
量250g/m2に塗工し、その表面に水性アクリル系
インキにて抽象柄の絵柄を印刷後、更に実施例1で使用
した天然ジルコン微粉末を10重量%(固形分比)含有
する水性ポリオレフィン系エマルジョン樹脂を乾燥後の
塗布量20g/m2 に塗工し、加熱発泡、エンボスを施
し、壁紙を得た。
【0021】上記壁紙を、厚さ7mmの石膏ボードの表
面に貼付して壁パネルを得、一般住宅の壁面に施工し
た。
【0022】
【発明の効果】本発明の化粧材は、天然放射性稀有元素
鉱物の微粉末を含有することにより、マイナスイオン効
果、消臭効果、抗菌効果、空気浄化効果等の機能性を有
し、建築物の居住者や使用者の健康増進に寄与するとい
う優れた効果を有する。しかも、該マイナスイオン効果
は、天然放射性稀有元素が自発的に放射するエネルギー
放射線に基づくものであるから、外的な環境条件には何
ら依存することがなく、汚染等による効果の低下のな
い、持続性のある安定したマイナスイオン効果が得られ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B32B 33/00 D21H 5/22 D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天然放射性稀有元素鉱物の微粉末を含有す
    る化粧材。
JP9236681A 1997-09-02 1997-09-02 化粧材 Pending JPH1181196A (ja)

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JP9236681A JPH1181196A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 化粧材

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JPH1181196A true JPH1181196A (ja) 1999-03-26

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ID=17004209

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JP9236681A Pending JPH1181196A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 化粧材

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JP (1) JPH1181196A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006061320A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Nbc Inc 環境浄化用部材
JP2013111828A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Tajima Inc 軽量カーペットタイル
CN106193483A (zh) * 2016-07-11 2016-12-07 赵昶然 氧源防雾霾高浓度负离子健康环保阻燃多功能壁布制作施工技术及产品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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