JP3494407B2 - 塗材及び塗装部材 - Google Patents
塗材及び塗装部材Info
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Description
し、さらに詳しくはプラスイオンを減少させ、かつマイ
ナスイオンの放出を増加させる塗材及びこれを塗工した
塗装部材に関する。
化学繊維、壁や床材或いは電子機器などからは多くのプ
ラスイオンが放射されている。プラスイオンが増えると
ストレスやイライラなど自律神経をつかさどる組織が疲
労し、肉体的・精神的な機能低下が起こると言われてい
る。これとは逆にマイナスイオンは血液の浄化作用、新
陳代謝の活発化と抵抗力の増進作用をもち、自然治癒力
を高める。森林や滝の周辺、海辺などではマイナスイオ
ンが多く発生しており、心身ともにリフレッシュされる
のはこのためである。家庭ではマイナスイオンを発生さ
せることができる機能を備えたエアコンや空気清浄器が
市販されているものの、手軽にかつ多量に得ることがで
きる方法はまだ提唱されていない。また、これらの機器
によるマイナスイオンの発生は、当然その機器の運転中
に限られ、定常的にマイナイオンを供給することができ
ない。
飾品等の塗膜からマイナスイオンが多量に発生し、同時
に遠赤外線をも放射する塗材及びこれを塗工した部材を
提供し、安らぎの住環境を容易につくりだすことができ
る。例えば、特開平11−323747号公報には炭の
微細粉末とバインダ−を適量混入してなる塗布液を布地
の任意の部分に塗布した後、該塗布部分に所定温度に加
熱する布地のプリント方法の開示があり、汗や水分が効
率よく吸収され、消臭、脱臭の他、炭自体から発する遠
赤外線ならびにマイナスイオンの効果が記載されてい
る。しかしながら炭の微細粉末の利用そのものであっ
て、その取扱や効果の領域も備長炭のごとき炭の微細粉
末の属性の範囲であり、マイナスイオンの放出量も微弱
である。また、特開平11−244400号公報には、
合成樹脂プレ−トの一方の面に電気石粉を混合した塗料
を塗布してトルマリン層を形成すると共に他方の面に金
属メッシュ板を貼付したプレ−トが開示されている。上
記提案では外界から照射される電磁波を遮蔽しかつマイ
ナスイオンを供給する効果が記載されているが、該電磁
波の遮蔽効果はさておき、マイナスイオンについては少
なくともトルマリン(電気石)の粒径の記述はあっても
放出するマイナスイオンの数値については全く見だすこ
とができず、かかる配合形態によるトルマリンでのマイ
ナスイオン放出は微弱であり、十分なマイナスイオン環
境をつくるとはいえない。
を解消するため、希有元素類を含む鉱物及び少なくとも
トルマリン若しくは遠赤外線セラミックスのいずれか一
方を体質顔料として含み、プラスイオンを減少させ、か
つマイナスイオンの放出を増加させる塗材、ならびに希
有元素類を含む鉱物及び少なくともトルマリン若しくは
遠赤外線セラミックスのいずれか一方を体質顔料として
含み、プラスイオンを減少させ、かつマイナスイオンの
放出を増加させる塗材により塗工してなる塗装部材を提
供するものである。
れば、屋内の天井や壁、家具、カ−テンおよびその他装
飾品に適用できる室内用塗材として構成したものであ
る。さらに詳しくは、希有元素類を含む鉱物および少な
くともトルマリン若しくは遠赤外線セラミックスのいず
れか一方を体質顔料として含み、静電気に帯電しにくい
高分子化合物を結合材としたものである。この実施の形
態により、壁や天井など既構築部材や室内の種々の調度
品はもとより、エアコンや空気清浄器の噴き出し口に塗
工して空気を浄化したり、冷蔵庫の内壁またはトレ−に
塗工して鮮度の保持を図るなど、手軽に使用することが
できるものである。
類を含む鉱物にトルマリンや遠赤外線セラミックスを混
合し、特定の樹脂を結合材を用いることによってプラス
イオンを減少させ、かつマイナスイオンを増加させるこ
とができるとの知見に基づき、塗材としてこのような機
能を達成する構成である。希有元素類を含む鉱物は、プ
ラスイオンとマイナスイオンを同時に放出、中にはプラ
スイオンの方が多いものもあって必ずしも人体に好影響
を与えるものとは言い難い。一方、トルマリン石や備長
炭はマイナスイオンを放出しているといわれているが、
測定器による検出が不可能な程に微弱で単体では有効に
働かない。そこで、本発明者らは希有元素類を含む鉱物
にトルマリンや遠赤外線セラミックスを混合し、特定の
樹脂を結合材を用いることによって、プラスイオンを減
少させ、かつマイナスイオンを増加させることができる
ことを見出したものである。ここで特定の樹脂とは、難
帯電性高分子および励起促進作用を有する高分子をい
い、前者はシリコ−ン系、フッ素系、ポリウレタンな
ど、後者はポリオレフィン系、ポリエステル系などが適
する。
れば、壁、天井等の既構築部材やカ−テン、椅子、ソフ
ァ−等の調度品の他、エアコンや空気清浄器の噴き出し
口、冷蔵庫の内壁またはトレ−等の表面に簡便な塗装の
為の必要かつ十分条件を充足するものであり、手軽に使
用できる塗材の目的を達成できる。また、エアゾ−ルタ
イプの塗材は、その取扱形態により塗装業者に限らず、
広く一般家庭でも簡便かつ容易に使用できる。さらに、
単色系のものは、本来の塗料としての使用の他に、衣料
品、小物、雑貨等に塗布することで、マイナスイオンの
放出並びに同時放射する遠赤外線の複合機能を付与でき
る。
類を含む鉱物及び少なくともトルマリン若しくは遠赤外
線セラミックスのいずれか一方を体質顔料として含み、
プラスイオンを減少させ、かつマイナスイオンの放出を
増加させる塗材により塗工してなる塗装部材として構成
したものである。
れば、該塗材を室内用建材の表面に塗工することによ
り、一転かつ継続的に被塗装部材をマイナスイオンの放
出と、同時に遠赤外線を放射する多機能性塗工部材への
転換を図ることができ、その室内に定常的にマイナスイ
オンが供給されるようになり、空気環境の浄化、防臭、
ダニその他の防虫等の効果を奏し、既設或いは新設を問
わず快適な生活空間を提供できるように働く。
000センチポイズ、固形分58%の壁装用エマルジョ
ンペイントを得た。これを、既に施工されている室内の
壁紙表面の全面にロ−ラ−刷毛を用いて1m2 当たり1
50g(湿潤状態)塗装した。
て混合し、壁装用砂壁状塗材を得た。これを、リシンガ
ンを用いてモルタル下地の天井面に1m2 当たり1Kg
(湿潤状態)吹き付け塗装した。
モナズ石粉末,平均粒径10ミクロン 30重量部およ
び遠赤外線セラミックス(セラジットALF9,平均粒
径10ミクロン.オ−ケ−トレ−ディング社製)30重
量部を加えて、ボ−ルミルで24時間分散させて泥奨を
得た。このもの100重量部と湿気硬化型ウレタンプレ
ポリマ−(タケネ−トM−102 武田薬品社製)40
0重量部とを混合し、有光沢エナメルを得た。トルエン
および酢酸エチル等量混合溶媒で適度の粘性に希釈し、
刷毛を使って木製フロアリングおよびテ−ブルに、1m
2 当り200g(湿潤状態)塗装した。
部に、酸化チタン5重量部、バストネス石粉末(平均粒
径5ミクロン)100重量部、およびトルマリン粉末
(平均粒径5ミクロン)100重量部を加えてボ−ルミ
ルで24時間分散させ、泥奨を得た。このもの405重
量部と塗料用アクリル樹脂溶液(50%濃度,アクリデ
ィックFL−121,大日本インキ製造社製)800重
量部および紫外線吸収剤(シ−ソ−プ#702,シプロ
化成社製)5重量部を混合し、溶剤型セミグロスペイン
トを得た。これをトルエンを使って適度の粘度に調整
し、高圧ガスとしてジメチルエ−テルを用いてエアゾ−
ルタイプの塗料に加工し、カ−テンおよびテ−ブルクロ
スに1m2 当たり200g(湿潤状態)の割合で吹き付
け塗工した。
抜いた配合処方、また、比較例2は実施例4の配合処方
のうち、トルマリンを抜いた配合処方とした。
(10cm×10cm)に対する測定結果は表1に示す
とおりである。
井等の既構築部材やカ−テン、椅子、ソファ−等の調度
品の他、エアコンや空気清浄器の噴き出し口、冷蔵庫の
内壁等の表面に簡便かつ手軽に塗布又はスプレ−し、容
易にマイナスイオンの放出し同時に遠赤外線を放射する
複合効果を奏する塗材として有用である。また、本願の
請求項2の発明によれば、該塗材を室内用建材等の表面
に塗工することにより、被塗装部材をマイナスイオンの
放出と、同時に遠赤外線を放射する多機能性塗工部材へ
の転換を図ることができ、室内に定常的にマイナスイオ
ンを供給し、空気環境の浄化等の効果を奏し、既設或い
は新設を問わず快適な生活空間を提供できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 希有元素類を含む鉱物及び少なくともト
ルマリン若しくは遠赤外線セラミックスのいずれか一方
を体質顔料として含み、難帯電性および励起促進作用を
有する高分子化合物を結合材としてなり、プラスイオン
を減少させ、かつマイナスイオンの放出を増加させるこ
とを特徴とする塗材。 - 【請求項2】 希有元素類を含む鉱物及び少なくともト
ルマリン若しくは遠赤外線セラミックスのいずれか一方
を体質顔料として含み、難帯電性および励起促進作用を
有する高分子化合物を結合材としてなり、プラスイオン
を減少させ、かつマイナスイオンの放出を増加させる塗
材により塗工してなることを特徴とする塗装部材。
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---|---|---|---|
JP2000198519A JP3494407B2 (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 塗材及び塗装部材 |
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- 2000-06-30 JP JP2000198519A patent/JP3494407B2/ja not_active Expired - Fee Related
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