JP2002012827A - 塗材及び塗装部材 - Google Patents
塗材及び塗装部材Info
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Abstract
する多機能性を備えた塗材及び該塗材を表面塗工した塗
装部材に関する。 【構成】希有元素類を含む鉱物および少なくともトルマ
リン若しくは遠赤外線セラミックスのいずれか一方を体
質顔料として含む塗材、および該塗材により室内用建材
等の表面に塗工を施した塗装部材の構成とする。 【効果】マイナスイオン放出と同時に遠赤外線を放射し
且つ簡便手軽に塗布できる多機能性を発揮する塗材、及
び該塗材を室内用建材等の表面に塗工することにより既
設、新設を問わずマイナスイオンの放出のほか、多機能
性を備えた室内製品、建材等に転換し、空気環境の浄化
等の効果を奏する。
Description
し、さらに詳しくはマイナスイオンを放出する塗材及び
これを塗工した塗装部材に関する。
化学繊維、壁や床材或いは電子機器などからは多くのプ
ラスイオンが放射されている。プラスイオンが増えると
ストレスやイライラなど自律神経をつかさどる組織が疲
労し、肉体的・精神的な機能低下が起こると言われてい
る。これとは逆にマイナスイオンは血液の浄化作用、新
陳代謝の活発化と抵抗力の増進作用をもち、自然治癒力
を高める。森林や滝の周辺、海辺などではマイナスイオ
ンが多く発生しており、心身ともにリフレッシュされる
のはこのためである。家庭ではマイナスイオンを発生さ
せることができる機能を備えたエアコンや空気清浄器が
市販されているものの、手軽にかつ多量に得ることがで
きる方法はまだ提唱されていない。また、これらの機器
によるマイナスイオンの発生は、当然その機器の運転中
に限られ、定常的にマイナイオンを供給することができ
ない。
飾品等の塗膜からマイナスイオンが多量に発生し、同時
に遠赤外線をも放射する塗材及びこれを塗工した部材を
提供し、安らぎの住環境を容易につくりだすことができ
る。例えば、特開平11−323747号公報には炭の
微細粉末とバインダ−を適量混入してなる塗布液を布地
の任意の部分に塗布した後、該塗布部分に所定温度に加
熱する布地のプリント方法の開示があり、汗や水分が効
率よく吸収され、消臭、脱臭の他、炭自体から発する遠
赤外線ならびにマイナスイオンの効果が記載されてい
る。しかしながら炭の微細粉末の利用そのものであっ
て、その取扱や効果の領域も備長炭のごとき炭の微細粉
末の属性の範囲であり、マイナスイオンの放出量も微弱
である。また、特開平11−244400号公報には、
合成樹脂プレ−トの一方の面に電気石粉を混合した塗料
を塗布してトルマリン層を形成すると共に他方の面に金
属メッシュ板を貼付したプレ−トが開示されている。上
記提案では外界から照射される電磁波を遮蔽しかつマイ
ナスイオンを供給する効果が記載されているが、該電磁
波の遮蔽効果はさておき、マイナスイオンについては少
なくともトルマリン(電気石)の粒径の記述はあっても
放出するマイナスイオンの数値については全く見だすこ
とができず、かかる配合形態によるトルマリンでのマイ
ナスイオン放出は微弱であり、十分なマイナスイオン環
境をつくるとはいえない。
を解消するため、希有元素類を含む鉱物及び少なくとも
トルマリン若しくは遠赤外線セラミックスのいずれか一
方を体質顔料として含むマイナスイオンを放出する塗
材、ならびに希有元素類を含む鉱物及び少なくともトル
マリン若しくは遠赤外線セラミックスのいずれか一方を
体質顔料として含むマイナスイオンを放出する塗材によ
り塗工してなる塗装部材を提供するものである。
れば、屋内の天井や壁、家具、カ−テンおよびその他装
飾品に適用できる室内用塗材として構成したものであ
る。さらに詳しくは、希有元素類を含む鉱物および少な
くともトルマリン若しくは遠赤外線セラミックスのいず
れか一方を体質顔料として含み、静電気に帯電しにくい
高分子化合物を結合材としたものである。この実施の形
態により、壁や天井など既構築部材や室内の種々の調度
品はもとより、エアコンや空気清浄器の噴き出し口に塗
工して空気を浄化したり、冷蔵庫の内壁またはトレ−に
塗工して鮮度の保持を図るなど、手軽に使用することが
できるものである。
類を含む鉱物にトルマリンや遠赤外線セラミックスを混
合し、特定の樹脂を結合材を用いることによってプラス
イオンを減少させ、かつマイナスイオンを増加させるこ
とができるとの知見に基づき、塗材としてこのような機
能を達成する構成である。希有元素類を含む鉱物は、プ
ラスイオンとマイナスイオンを同時に放出、中にはプラ
スイオンの方が多いものもあって必ずしも人体に好影響
を与えるものとは言い難い。一方、トルマリン石や備長
炭はマイナスイオンを放出しているといわれているが、
測定器による検出が不可能な程に微弱で単体では有効に
働かない。そこで、本発明者らは希有元素類を含む鉱物
にトルマリンや遠赤外線セラミックスを混合し、特定の
樹脂を結合材を用いることによって、プラスイオンを減
少させ、かつマイナスイオンを増加させることができる
ことを見出したものである。ここで特定の樹脂とは、難
帯電性高分子および励起促進作用を有する高分子をい
い、前者はシリコ−ン系、フッ素系、ポリウレタンな
ど、後者はポリオレフィン系、ポリエステル系などが適
する。
れば、壁、天井等の既構築部材やカ−テン、椅子、ソフ
ァ−等の調度品の他、エアコンや空気清浄器の噴き出し
口、冷蔵庫の内壁またはトレ−等の表面に簡便な塗装の
為の必要かつ十分条件を充足するものであり、手軽に使
用できる塗材の目的を達成できる。また、エアゾ−ルタ
イプの塗材は、その取扱形態により塗装業者に限らず、
広く一般家庭でも簡便かつ容易に使用できる。さらに、
単色系のものは、本来の塗料としての使用の他に、衣料
品、小物、雑貨等に塗布することで、マイナスイオンの
放出並びに同時放射する遠赤外線の複合機能を付与でき
る。
類を含む鉱物及び少なくともトルマリン若しくは遠赤外
線セラミックスのいずれか一方を体質顔料として含むマ
イナスイオンを放出する塗材により塗工してなる塗装部
材として構成したものである。
れば、該塗材を室内用建材の表面に塗工することによ
り、一転かつ継続的に被塗装部材をマイナスイオンの放
出と、同時に遠赤外線を放射する多機能性塗工部材への
転換を図ることができ、その室内に定常的にマイナスイ
オンが供給されるようになり、空気環境の浄化、防臭、
ダニその他の防虫等の効果を奏し、既設或いは新設を問
わず快適な生活空間を提供できるように働く。
000センチポイズ、固形分58%の壁装用エマルジョ
ンペイントを得た。これを、既に施工されている室内の
壁紙表面の全面にロ−ラ−刷毛を用いて1m2 当たり1
50g(湿潤状態)塗装した。
て混合し、壁装用砂壁状塗材を得た。これを、リシンガ
ンを用いてモルタル下地の天井面に1m2 当たり1Kg
(湿潤状態)吹き付け塗装した。
モナズ石粉末,平均粒径10ミクロン 30重量部およ
び遠赤外線セラミックス(セラジットALF9,平均粒
径10ミクロン.オ−ケ−トレ−ディング社製)30重
量部を加えて、ボ−ルミルで24時間分散させて泥奨を
得た。このもの100重量部と湿気硬化型ウレタンプレ
ポリマ−(タケネ−トM−102 武田薬品社製)40
0重量部とを混合し、有光沢エナメルを得た。トルエン
および酢酸エチル等量混合溶媒で適度の粘性に希釈し、
刷毛を使って木製フロアリングおよびテ−ブルに、1m
2 当り200g(湿潤状態)塗装した。
部に、酸化チタン5重量部、バストネス石粉末(平均粒
径5ミクロン)100重量部、およびトルマリン粉末
(平均粒径5ミクロン)100重量部を加えてボ−ルミ
ルで24時間分散させ、泥奨を得た。このもの405重
量部と塗料用アクリル樹脂溶液(50%濃度,アクリデ
ィックFL−121,大日本インキ製造社製)800重
量部および紫外線吸収剤(シ−ソ−プ#702,シプロ
化成社製)5重量部を混合し、溶剤型セミグロスペイン
トを得た。これをトルエンを使って適度の粘度に調整
し、高圧ガスとしてジメチルエ−テルを用いてエアゾ−
ルタイプの塗料に加工し、カ−テンおよびテ−ブルクロ
スに1m2 当たり200g(湿潤状態)の割合で吹き付
け塗工した。
抜いた配合処方、また、比較例2は実施例4の配合処方
のうち、トルマリンを抜いた配合処方とした。
(10cm×10cm)に対する測定結果は表1に示す
とおりである。
井等の既構築部材やカ−テン、椅子、ソファ−等の調度
品の他、エアコンや空気清浄器の噴き出し口、冷蔵庫の
内壁等の表面に簡便かつ手軽に塗布又はスプレ−し、容
易にマイナスイオンの放出し同時に遠赤外線を放射する
複合効果を奏する塗材として有用である。また、本願の
請求項2の発明によれば、該塗材を室内用建材等の表面
に塗工することにより、被塗装部材をマイナスイオンの
放出と、同時に遠赤外線を放射する多機能性塗工部材へ
の転換を図ることができ、室内に定常的にマイナスイオ
ンを供給し、空気環境の浄化等の効果を奏し、既設或い
は新設を問わず快適な生活空間を提供できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 希有元素類を含む鉱物及び少なくともト
ルマリン若しくは遠赤外線セラミックスのいずれか一方
を体質顔料として含むマイナスイオンを放出することを
特徴とする塗材。 - 【請求項2】 希有元素類を含む鉱物及び少なくともト
ルマリン若しくは遠赤外線セラミックスのいずれか一方
を体質顔料として含むマイナスイオンを放出する塗材に
より塗工してなることを特徴とする塗装部材。
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JP2000198519A JP3494407B2 (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 塗材及び塗装部材 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007009113A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Gantan Beauty Ind Co Ltd | 陰イオン発生塗膜及び陰イオン発生塗材 |
CN1325862C (zh) * | 2004-01-20 | 2007-07-11 | 河南新飞电器有限公司 | 一种光触媒负离子杀菌冰箱 |
CN100340831C (zh) * | 2004-01-20 | 2007-10-03 | 河南新飞电器有限公司 | 光触媒负离子杀菌冰箱 |
CN102417751A (zh) * | 2011-11-23 | 2012-04-18 | 杨震源 | 负离子染色颜料及其制备方法和用途 |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000198519A patent/JP3494407B2/ja not_active Expired - Fee Related
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