JP2003342529A - マイナスイオン放出性塗料 - Google Patents

マイナスイオン放出性塗料

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JP2003342529A
JP2003342529A JP2002152468A JP2002152468A JP2003342529A JP 2003342529 A JP2003342529 A JP 2003342529A JP 2002152468 A JP2002152468 A JP 2002152468A JP 2002152468 A JP2002152468 A JP 2002152468A JP 2003342529 A JP2003342529 A JP 2003342529A
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JP
Japan
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coating
mineral
mixing
fine powder
releasing
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JP2002152468A
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Tetsuo Murai
哲夫 村井
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NIPPON AQUA PRODUCTS KK
Original Assignee
NIPPON AQUA PRODUCTS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鉱物を微粉末にして各種塗料に混合することに
より、ハケ塗り塗料として、床、天井、壁等に塗装した
り、あるいは、スプレー缶型やエアースプレー等によ
り、噴霧スプレー塗装することを可能にしたマイナスイ
オン放出性塗料の提供を目的とする。 【解決手段】鉱物を微粉末にし、これにエマルション型
樹脂を分散媒とともに混合したマイナスイオン放出性塗
料とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉱物を微粉末にし
て混合することにより得られるマイナスイオン放出性新
規塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ある種の天然鉱物にはマイナ
スイオン放出性が認められることが知られている。従っ
て、これらの鉱物を用いた焼成加工等によるマイナスイ
オン放出性セラミックスの提案等もなされている。しか
し、これまで提案されているマイナスイオン放出性セラ
ミックスは、固形化したり樹脂シート等として使用され
ていて、マイナスイオンの放出特性が弱かったり、使用
用途が日用品等、一部に限定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、鉱物を微粉
末にして各種塗料に混合することにより、ハケ塗り塗料
として、床、天井、壁等に塗装したり、あるいは、スプ
レー缶型やエアースプレー等により、噴霧スプレー塗装
することを可能にしたマイナスイオン放出性塗料の提供
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の技術的要旨は、
鉱物を微粉末にし、これにエマルション型樹脂を分散媒
とともに混合して塗料化した点にある。鉱物としては、
花崗岩、蛇紋岩、流紋岩、トルマリン石、カオリナイト
を単独又は混合して用いるのが好ましい。必要に応じ
て、レアアースメタルを含有する鉱物の粉末を混合する
ことも効果的である。さらには、酸化チタンの微粉末を
混合すると光触媒による効果も得られる。また、微粉末
化の方法は、ミル等の各種方法が採用され、300〜1
000メッシュ程度の粒度が良く、望ましくは、300
〜700メッシュの粒度が良い。粒度が細かい方が塗料
化しやすく、塗装肌も滑らかになるが、1000メッシ
ュ以上のものは生産コストが高くなり、取り扱いも大変
だからである。
【0005】塗料への鉱物の混合量は、0.5〜5.0
質量%程度が好ましい。0.5質量%未満では鉱物混合
効果が弱く、5.0質量%を越えると塗料としての特性
が低下するからである。
【0006】塗料化する方法としては、使用用途として
住宅室内の床、天井、壁、カーテン等とする場合には、
水溶性が好ましい。例えば、木工製品を対象にしたハケ
塗り塗料として使用する場合には、ウレタン系のエマル
ション型樹脂塗料が好ましく、分散媒として必要に応じ
てイソプロビールアルコール1〜10質量%添加するの
が好ましい。床用に使用する場合には、上記ウレタン系
エマルション型樹脂塗料にさらに、ワックス成分を添加
することも効果的である。また、合成板等から構成され
ている天井や壁に使用する場合には、アクリル系のエマ
ルション型樹脂塗料が良く、エアースプレー塗装がしや
すくなる。また、スプレー缶タイプにすることにより、
カーテン等の布製品への塗布も容易になる。この場合に
は、スプレー性を考慮して、必要に応じて塗料にエタノ
ールを5〜15質量%添加して速乾性を高めることもで
きる。
【0007】このようにして、所定の鉱物を微粉末にし
て塗料化したことにより、次のような作用が生じること
が確認された。建築内装材に塗布すると、シックハウス
症候群の原因の1つとされているホルムアルデヒド、ア
ンモニア、トルエン、トリメチルアミン、メチルメルカ
プタン、硫化水素、アセトアルデヒド類の各種有機系ガ
スの発生をおさえ、消臭作用が認められた。これは、鉱
物の微粉末の有するイオン性が、上記有機系ガス成分を
取り込むように作用したものと推定される。
【0008】床等に塗布すると、白アリ、ダニ等の発生
を防止する防虫作用があることが確認された。これは、
鉱物の発生するマイナスイオンにより、マイナスイオン
雰囲気の環境が形成され、白アリ等の生息を防いだもの
と推定される。また、カビの発生もおさえる作用が確認
された。微粉末鉱物が放出するマイナスイオンが静電気
を中和する静電気減衰作用も確認された。また、花崗岩
等の遠赤外線放出性鉱物においては、遠赤外線効果も得
られる。さらには、カーボンパウダーを混合させると、
電磁波シールド効果も得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】花崗岩、蛇紋岩、流紋岩、トルマ
リン石、カオリナイト等の鉱物を平均粒度400メッシ
ュ程度の粉末にしたものを約0.5〜5.0質量%の範
囲に入るようにアクリル系のエマルション樹脂水溶性塗
料に混合し、充分に撹拌した。この上記塗料には、エタ
ノールが約5〜15質量%含有されている。塗料の外観
は、乳白色半透明であった。この塗料を適度に希釈して
布にスプレー噴霧した。塗料の付着量1〜30g/m
程度の噴霧量であれば、外観は殆ど無色透明であった。
この塗料を噴霧した布表面のマイナスイオン発生量を測
定した結果を図1のチャートに示すように、マイナスイ
オンの発生が確認された。測定器として、USA製シグ
マテックマイナスイオンカウンター(商品名)を使用し
た。縦軸のマイナスイオン発生量(個/cc)は、表面
近傍1cc容積当たりのマイナスイオンの発生個数を示
し、例えば、−2.00E+03とは、2×10個を
示す。なお、横軸に測定時間を示したのは、発生量のバ
ラツキを確認するためである。
【0010】上記のようにして得られた塗料を量販店及
び学校のトイレの壁面、天井面に塗布して環境の変化を
観察した。その結果、安定した消臭効果が確認出来た。
【0011】
【発明の効果】本発明においては、鉱石を微粉末にして
塗料に混合した新規塗料としたことにより、少量の鉱石
の量にて表面積を多く採ることが出来、鉱石の有するイ
オン性を充分に発揮することが可能になる。その結果、
建築物屋内の天井、壁、床等に塗布することで消臭効
果、防虫効果、防カビ効果、静電気減衰効果、遠赤外線
効果等が得られる。また、室内空間にマイナスイオンが
放出されることによる各種マイナスイオン効果が期待さ
れ、例えば、身心をリラックスさせるリラクゼーション
効果が期待出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】マイナスイオンの発生量測定チャートを示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉱物を微粉末にし、これにエマルション型
    樹脂を分散媒とともに混合して得られることを特徴とす
    るマイナスイオン放出性塗料。
  2. 【請求項2】鉱物を微粉末にし、これにウレタンエマル
    ション型樹脂又はアクリルエマルション型樹脂を、分散
    媒とともに混合して得られることを特徴とするマイナス
    イオン放出性塗料。
  3. 【請求項3】鉱物を微粉末にし、これにウレタンエマル
    ション型樹脂を分散媒とともに混合し、さらにワックス
    成分を添加して得られることを特徴とするマイナスイオ
    ン放出性塗料。
  4. 【請求項4】微粉末にして混合される鉱物が、花崗岩、
    蛇紋岩、流紋岩、トルマリン石、カオリナイトのいずれ
    か、単独、又は混合物である請求項1記載のマイナスイ
    オン放出性塗料。
JP2002152468A 2002-05-27 2002-05-27 マイナスイオン放出性塗料 Pending JP2003342529A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100395297C (zh) * 2004-10-14 2008-06-18 大连振邦氟涂料股份有限公司 负离子乳液涂料及其制备方法
KR101248634B1 (ko) 2010-03-17 2013-03-28 박정득 천연수지를 이용한 콘크리트의 중성화 방지 공법
CN104631769A (zh) * 2015-01-24 2015-05-20 宁波高新区夏远科技有限公司 活性生态地板及其制备方法

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