JPH1181160A - ポリエステル系繊維染色用分散均染剤 - Google Patents

ポリエステル系繊維染色用分散均染剤

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JPH1181160A
JPH1181160A JP9244131A JP24413197A JPH1181160A JP H1181160 A JPH1181160 A JP H1181160A JP 9244131 A JP9244131 A JP 9244131A JP 24413197 A JP24413197 A JP 24413197A JP H1181160 A JPH1181160 A JP H1181160A
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JP
Japan
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dyeing
alcohol
carbon atoms
group
bath
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JP9244131A
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Inventor
Masatoshi Hayashi
正敏 林
Hiroko Takeuchi
裕子 竹内
Toshio Konishi
敏夫 小西
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NIKKA CHEM CO Ltd
Nikka Chemical Industry Co Ltd
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NIKKA CHEM CO Ltd
Nikka Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱気性、浸透性に優れ、浴中処理の際に生じ
る繊維類の損傷、スレ、アタリ、シワなどの発生および
染色機内での泡立ちを抑制し、浴中柔軟性、浴中平滑
性、消泡性に優れたポリエステル系繊維染色用分散均染
剤を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表され、炭素原子の
総数が8〜80である化合物の少なくとも1種を含むポ
リエステル系繊維染色用分散均染剤。 R[O(AO)nH]m (1) 上式中、Rはアルキル基、アルケニル基、アルキルアリ
ール基、アリール基または多価アルコール残基を表し、
Aはそれぞれ炭素数2〜4のアルキレン基またはフェニ
ルエチレン基を表し、nは0または正の整数を表し、m
は1〜6の整数を表す。ただしAがエチレン基である場
合には(Aに起因するエチレン基の炭素原子の総数)/
(化合物中の炭素原子の総数)が0.6以下であるもの
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステル系繊
維の染色時に用いる、浴中品質向上効果を有する分散均
染剤に関する。本発明は、特に、脱気性および浸透性に
優れ、かつ、浴中柔軟性、浴中平滑性および消泡性を有
していることにより、高密度繊維素材の均一な染色を可
能とし、かつ、染色機内での布の走行性を安定化し、さ
らには浴中処理の際に生ずる繊維類の損傷、スレ、アタ
リ、シワなどの発生を防止できるポリエステル系繊維染
色用分散均染剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエステル系繊維染色用分散均
染剤としては、ポリアルキレングリコールの脂肪酸エス
テルや、脂肪族アルコール、モノ〜ペンタ(α−メチル
ベンジル)フェノールまたはアルキルフェノール等の化
合物にエチレンオキサイドを付加した化合物、およびそ
のようなエチレンオキサイド付加物の末端水酸基と脂肪
族カルボン酸との反応により生成するエステル型非イオ
ン界面活性剤や末端水酸基を硫酸化することにより生成
する硫酸エステル塩型陰イオン界面活性剤などが用いら
れている。しかし、これらの従来のポリエステル系繊維
染色用分散均染剤では、最近増えてきた高密度繊維素材
の染色の際に染色液の繊維内部への浸透を促進させる効
果が得られず、繊維表面だけでの染着現象や染色表面の
イラツキ等のトラブルを解消することはできない。ま
た、染色液を繊維内部へ浸透させることを目的として使
用される従来の浸透剤を用いると、起泡性が高くなり、
泡に起因するトラブルが発生し、スレ、アタリ、シワ等
の発生を防ぐことはできない。
【0003】さらに、従来、ポリエステル系繊維の浴中
での損傷やスレ、アタリ、シワなどの発生を抑制するた
めには、多価アルコールの脂肪酸エステル、ラノリン誘
導体、高級アルコールの硫酸エステルなどを主成分とす
る浴中柔軟剤や、シリコーンやリン酸エステル型陰イオ
ン界面活性剤などを主成分とする消泡剤が用いられてい
る。しかし、前者の浴中柔軟剤では、繊維類の損傷はか
なり抑制されるものの、繊維類同士または繊維類と金属
との平滑性に乏しく、染色機内で布の並びが無秩序とな
り、滑らかな布の走行が得られず、スレ、アタリ、シワ
などの発生を防ぐことはできない。また、後者の消泡剤
では、起泡性は低くなり、泡が原因となる染色斑の発生
は抑制できるものの、染色液の繊維類への浸透性向上の
効果がないために染色機内で布が袋状に広がり、安定な
走行が得られず、スレ、アタリ、シワなどの発生を防ぐ
ことはできない。さらに、シリコーン系消泡剤の場合
は、シリコーンを原因とするスカムが発生し、染色斑の
トラブルとなることが多い。さらにまた、従来の浴中柔
軟剤および消泡剤はいずれも、高密度繊維素材の染色の
際に染色液を繊維内部への浸透を促進させる効果がな
く、繊維表面だけでの染着現象や染色表面のイラツキ等
のトラブルを解消することはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、最近増えて
きた高密度繊維素材を染色する際に、染色液の浸透不足
から起こる繊維表面だけでの染着現象や染色表面のイラ
ツキ等のトラブルを解消し、かつ、染色液の繊維類への
浸透性がないことが原因となって起こる染色機内で布が
袋状に広がり、安定な走行が得られない等のトラブルを
解消することのできる、脱気性および浸透性に優れ、か
つ、浴中処理の際に生じる繊維類の損傷、スレ、アタ
リ、シワなどの発生を防止し、染色機内での泡立ちを抑
える効果を併せ持つ、浴中柔軟性、浴中平滑性および消
泡性に優れた浴中品質向上効果を有するポリエステル系
繊維染色用分散均染剤を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究した結果、アルコール類およ
びフェノール類およびそれらのアルキレンオキサイドま
たはスチレンオキサイド付加物が、脱気性、浸透性およ
び分散均染性に優れ、かつ、浴中柔軟性、浴中平滑性お
よび消泡性を有することを見出し、この知見に基づき本
発明を完成させた。
【0006】すなわち、本発明は、下記一般式(1)で
表され、炭素原子の総数が8〜80である化合物の少な
くとも1種を含むポリエステル系繊維染色用分散均染剤
を提供する。 R[O(AO)nH]m (1) 上式中、Rはアルキル基、アルケニル基、アルキルアリ
ール基、アリール基または多価アルコール残基を表し、
Aはそれぞれ炭素数2〜4のアルキレン基またはフェニ
ルエチレン基を表し、nは0または正の整数を表し、m
は1〜6の整数を表す。ただしAがエチレン基である場
合には(Aに起因するエチレン基の炭素原子の総数)/
(化合物中の炭素原子の総数)が0.6以下であるもの
とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる一般式(1)
の化合物でnが0の化合物は、アルコールもしくはフェ
ノール類であり、炭素原子の総数が8〜80であればよ
い。それらの例としては、2−エチルヘキサノール、オ
クチルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコー
ル、ウンデシルアルコール、ラウリルアルコール、トリ
デシルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアル
コール、ステアリルアルコール等の飽和アルコール、オ
レイルアルコール等の不飽和アルコール、分岐を持って
いてもよい第1級あるいは第2級の合成アルコール、オ
クチルフェノール、ノニルフェノール等のアルキルフェ
ノールなどが挙げられる。
【0008】本発明に用いられる一般式(1)の化合物
でnが1以上の化合物は、アルコールもしくはフェノー
ル類に、苛性ソーダ、苛性カリ等のアルカリ触媒を用
い、加圧下に140〜170℃で所定量のアルキレンオ
キサイドまたはスチレンオキサイドを付加することによ
り容易に合成することができる。このとき用いられるア
ルコールもしくはフェノール類としては、例えば、メチ
ルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、n−ブチルアルコール、t−ブチルアルコール、
アミルアルコール、ヘキシルアルコール、ヘプチルアル
コール、オクチルアルコール、ノニルアルコール、デシ
ルアルコール、ウンデシルアルコール、ラウリルアルコ
ール、トリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、
セチルアルコール、ステアリルアルコール等の飽和アル
コール、オレイルアルコール等の不飽和アルコール、分
岐を持っていてもよい第1級あるいは第2級の合成アル
コール、ベンジルアルコール等の芳香族系アルコール、
フェノールやオクチルフェノール、ノニルフェノール等
のアルキルフェノール、グリセリン、ペンタエリトリッ
ト、ソルビット、ソルビタン等の多価アルコールもしく
は多価フェノールなどが挙げられる。
【0009】もっとも、最近の海洋環境汚染問題を考慮
すると、オクチルフェノール、ノニルフェノール等の芳
香環含有化合物は好ましくない。一方、アルキレンオキ
サイドとしては、エチレンオキサイド、プロピレンオキ
サイド、ブチレンオキサイドが挙げられる。これらのア
ルキレンオキサイドとスチレンオキサイドは、単独で、
または混合系で用いられてもよく、好ましくはエチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド、およびエチレンオ
キサイドとプロピレンオキサイドとの混合系である。混
合系で用いる場合には、ブロック付加、ランダム付加の
いすれでもよい。
【0010】本発明に用いられる前記一般式(1)の化
合物の炭素数、すなわち、アルコールもしくはフェノー
ル類の炭化水素基と付加したアルキレンオキサイドやス
チレンオキサイド中の炭素原子の総和は、8〜80であ
り、好ましくは10〜60である。炭素数が8未満では
浴中柔軟性および平滑性が乏しく、炭素数が80を超え
ると脱気性および浸透性が低下する。
【0011】本発明に用いられる前記一般式(1)の化
合物において、(エチレンオキサイドに起因するエチレ
ン基の炭素原子の総数)/(化合物中の炭素原子の総
数)は0.6以下である。この数値は0(すなわちエチ
レンオキサイドが付加されていない)であってもかまわ
ないが、0.6を超えると消泡剤が低下する。本発明の
ポリエステル系繊維染色用分散均染剤は、前記一般式
(1)の化合物の1種または2種以上を使用する場合の
ほか、従来より公知の前述した分散均染剤などの他の構
造を有する界面活性剤を配合して使用されてもよい。
【0012】本発明に従って前記一般式(1)で表され
る化合物の少なくとも1種を含有するポリエステル系繊
維染色用分散均染剤を使用することにより、高密度繊維
素材の染色の際に染色液の浸透不足から起こる繊維表面
だけでの染着現象や染色表面のイラツキ等のトラブルを
解消し、かつ、染色液の繊維類への浸透性が不足するこ
とが原因となって起こる染色機内で布が袋状に広がり、
安定な走行が得られない等のトラブルを解消することが
可能となる。さらに同時に、浴中処理の際に生ずる繊維
類の損傷、スレ、アタリ、シワなどの発生を防止し、染
色機内での泡立ちを抑えることも可能となる。
【0013】本発明におけるポリエステル系繊維とは、
ポリエステル繊維単独であってもよく、またポリエステ
ル繊維と他の天然、再生、半合成、合成繊維類との混
紡、交編織物等の複合繊維であってもよい。繊維類の形
態としては、糸、編織物、不織布などが挙げられる。本
発明のポリエステル系繊維染色用分散均染剤は、使用に
際して、染色浴に、不揮発分として通常0.01〜5g
/リットル、好ましくは0.05〜2g/リットルの量
で添加されるのがよい。
【0014】
【実施例】次に、本発明を実施例にさらに説明するが、
本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものでは
ない。 実施例1 高圧反応装置にラウリルアルコール186g(1モル)
と苛性カリ1gを仕込み、160℃まで加熱昇温し、エ
チレンオキサイド220g(5モル)を60分かけて加
えた後、30分間反応させた。さらに同温度で、プロピ
レンオキサイド116g(2モル)を90分かけて加え
た後、30分間反応させて、ラウリルアルコールのエチ
レンオキサイド5モル・プロピレンオキサイド2モルの
ブロック付加体を得た。
【0015】実施例2 高圧反応装置に2−エチルヘキサノール130g(1モ
ル)と苛性カリ2gを仕込み、160℃まで加熱昇温
し、プロピレンオキサイド290g(5モル)を90分
かけて加えた後、30分間反応させた。さらに同温度
で、エチレンオキサイド308g(7モル)を90分か
けて加えた後、30分間反応させて、2−エチルヘキサ
ノールのプロピレンオキサイド5モル・エチレンオキサ
イド7モルのブロック付加体を得た。
【0016】実施例3 高圧反応装置にグリセリン92g(1モル)と苛性カリ
2gを仕込み、160℃まで加熱昇温し、エチレンオキ
サイド352g(8モル)とプロピレンオキサイド34
8g(6モル)を150分かけて加えた後、60分間反
応させて、グリセリンのエチレンオキサイド8モル・プ
ロピレンオキサイド6モルのランダム付加体を得た。
【0017】実施例4 高圧反応装置にステアリルアルコール270g(1モ
ル)と苛性カリ3gを仕込み、160℃まで加熱昇温
し、エチレンオキサイド572g(13モル)を120
分かけて加えた後、30分間反応させた。さらに同温度
で、プロピレンオキサイド232g(4モル)を90分
かけて加えた後、30分間反応させて、ステアリルアル
コールのエチレンオキサイド13モル・プロピレンオキ
サイド4モルのブロック付加体を得た。
【0018】実施例5 ステアリルアルコール20g、ペンタ(α−メチルベン
ジル)フェノールのエチレンオキサイド30モル付加体
10gおよびペンタ(α−メチルベンジル)フェノール
のエチレンオキサイド30モル付加体とオレイン酸との
エステル化物10gを混合し、さらに水を加えて乳化
し、ステアリルアルコールの20%エマルジョンを得
た。
【0019】比較例1 ペンタ(α−メチルベンジル)フェノールのエチレンオ
キサイド30モル付加体とオレイン酸とのエステル化物
(分散均染剤)。 比較例2 ラウリルアルコールリン酸エステルナトリウム塩の20
%水溶液(浴中柔軟剤)。
【0020】比較例3 ラウリルアルコール硫酸エステルナトリウム塩の20%
水溶液(浴中柔軟剤)。 比較例4 シリコーンオイルの20%エマルジョン(消泡剤)。
【0021】性能評価 実施例1および2および比較例1の化合物は分散均染剤
として化合物単体で使用し、実施例3および4の化合物
はペンタ(α−メチルベンジル)フェノールのエチレン
オキサイド30モル付加体とオレイン酸とのエステル化
物を各化合物に対して20重量%の量で配合して使用
し、化合物量として所定量となるように使用した。比較
例2,3および4の化合物は、染色浴においてペンタ
(α−メチルベンジル)フェノールのエチレンオキサイ
ド30モル付加体とオレイン酸とのエステル化物と半量
ずつになるように併用して所定量となるように使用し
た。
【0022】1)高密度繊維素材における染色性試験 下記条件での高密度繊維素材の染色における染色液の浸
透性を、染色布の表面のイラツキの有無および繊維内部
の染色の程度により判定した。その結果を表1に記す。 試験布 :ポリエステル高密度織物(精練上がり布) 染色浴 :染料(C.I.Disperse Orange 30) 0.5%o.w.f. 染料(C.I.Disperse Red 54) 0.5%o.w.f. 染料(C.I.Disperse Blue 73) 0.5%o.w.f. 分散均染剤(100%換算で) 0.5g/L 90%酢酸 0.3g/L 浴 比 :1:10 染色条件:2℃/分で昇温し、130℃で30分間保持 試験機 :ミニカラー染色機(テクサム技研製) 判 定 :表面のイラツキについて ◎はイラツキがほとんどない ○はイラツキが少ない △はイラツキがある ×はイラツキが多い 繊維内部の染色性について ◎は繊維内部まで完全に染色されている ○は繊維内部までほぼ完全に染色されている △は繊維内部まで染色されていないところがある ×は繊維内部はほとんど染色されていない
【0023】
【表1】
【0024】2)染色におけるシワ防止効果および走行
性比較試験 下記条件での染色におけるシワ防止効果を染色布のシワ
の発生の程度により判定した。また、染色加工中の染色
機内の布の走行性を観察することにより、浴中柔軟性お
よび浴中平滑性を比較した。その結果を表2に記す。 試験布 :ポリエステル織物(精練上がり布) 染色浴 :染料(C.I.Disperse Orange 30) 0.5%o.w.f. 染料(C.I.Disperse Red 54) 0.5%o.w.f. 染料(C.I.Disperse Blue 73) 0.5%o.w.f. 分散均染剤(100%換算で) 0.5g/L 90%酢酸 0.3g/L 浴 比 :1:10 染色条件:2℃/分で昇温し、130℃で30分間保持 試験機 :ミニジェット染色機(テクサム技研製) 判 定 :シワについて ◎はシワの発生がほとんどない ○はシワの発生が少ない △はシワの発生がある ×はシワの発生が多い 走行性について ○は布の並びが秩序正しく、滑らかに走行する △は布の並びが乱れることがあり、滑らかに走行しないことがあ る ×は布の並びが無秩序となり、滑らかに走行しない
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】本発明のポリエステル系繊維染色用分散
均染剤を用いれば、脱気性、浸透性、浴中柔軟性、浴中
平滑性および消泡性が優れているので、高密度繊維素材
を染色する際の染色液の浸透不足による表面染着現象や
染色表面のイラツキ等のトラブルを解消し、かつ、染色
液の繊維類への浸透性がないことに起因する、染色機内
で布が袋状に広がり、安定な走行が得られない等のトラ
ブルを解消することができる。さらに、同時に、浴中処
理の際に生じる繊維類の損傷、スレ、アタリ、シワなど
の発生を防止し、染色機内での泡立ちを抑えることがで
きる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表され、炭素原子の
    総数が8〜80である化合物の少なくとも1種を含むポ
    リエステル系繊維染色用分散均染剤。 R[O(AO)nH]m (1) 上式中、Rはアルキル基、アルケニル基、アルキルアリ
    ール基、アリール基または多価アルコール残基を表し、
    Aはそれぞれ炭素数2〜4のアルキレン基またはフェニ
    ルエチレン基を表し、nは0または正の整数を表し、m
    は1〜6の整数を表す。ただしAがエチレン基である場
    合には(Aに起因するエチレン基の炭素原子の総数)/
    (化合物中の炭素原子の総数)が0.6以下であるもの
    とする。
  2. 【請求項2】 一般式(1)で表される化合物中の炭素
    原子の総数が10〜60である、請求項1記載のポリエ
    ステル系繊維染色用分散均染剤。
  3. 【請求項3】 一般式(1)で表される化合物の少なく
    とも2種を含む、請求項1記載のポリエステル系繊維染
    色用分散均染剤。
JP9244131A 1997-09-09 1997-09-09 ポリエステル系繊維染色用分散均染剤 Pending JPH1181160A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009063680A1 (ja) * 2007-11-12 2009-05-22 Nicca Chemical Co., Ltd. ポリエステル系繊維材料用染色性向上剤

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WO2009063680A1 (ja) * 2007-11-12 2009-05-22 Nicca Chemical Co., Ltd. ポリエステル系繊維材料用染色性向上剤
JP2009120969A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Nicca Chemical Co Ltd ポリエステル系繊維材料用染色性向上剤
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