JP3305678B2 - 繊維用精練剤 - Google Patents

繊維用精練剤

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JP3305678B2
JP3305678B2 JP17463499A JP17463499A JP3305678B2 JP 3305678 B2 JP3305678 B2 JP 3305678B2 JP 17463499 A JP17463499 A JP 17463499A JP 17463499 A JP17463499 A JP 17463499A JP 3305678 B2 JP3305678 B2 JP 3305678B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノニオン界面活性
剤、特に非アルキルフェノール系ノニオン界面活性剤を
用いた繊維用精練剤(以下精練剤と略す。)であり、さ
らに詳しくは、分子量分布の狭い脂肪族アルコールアル
キレンオキサイド付加物からなるノニオン界面活性剤を
含有する精練剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、精練剤に使用される脂肪族アルコ
ールアルキレンオキサイド付加物は、例えば、リチウ
ム、ナトリウム、カリウム、セシウム等のアルカリ金属
の水酸化物、炭酸化物あるいはアミン化合物等の塩基性
触媒を用いて製造されていた。しかしながら、これらの
塩基性触媒を用いた場合、アルキルフェノールアルキレ
ンオキサイド付加物使用の精練剤に比べて、例えば、繊
維上の油脂分除去性、精練浴での低泡性という点で不十
分で、かつ未反応アルコールによる臭気が製品中に残存
するといった問題点があった。この問題を解決するため
に分子量分布を狭くしたアルキルアルコール(またはア
ルケニルアルコール)アルキレンオキサイド付加物を繊
維用精練剤の基剤に用いる提案(特開平6−11658
7号公報)がなされているが、その方法で得られたノニ
オン界面活性剤も繊維の精練の際には被脱落成分の乳化
性および乳化安定性等の精練性が不十分であり、さらに
は低泡性という点においても不十分であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの問
題を解決し、アルキルフェノールアルキレンオキシド付
加物系精練剤以上の精練性能を有し、環境ホルモン作用
の恐れのない精練剤を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意検討した結果、分子量分布が非常に
狭く、かつ未反応の脂肪族アルコール含有量が少ない脂
肪族アルコールアルキレンオキサイド付加物からなる精
練剤が、油脂分除去性に優れ、低泡性でかつ臭気が少な
いこと見いだし、本発明に到達した。
【0005】すなわち、本発明は、脂肪族アルコール
(a)にアルキレンオキサイド(b)を付加して製造さ
れる脂肪族アルコールアルキレンオキサイド付加物から
なるノニオン界面活性剤(A)を含有する繊維用精練剤
であって、(A)が下記の脂肪族アルコールアルキレ
ンオキサイド付加物(A1)および下記の脂肪族アル
コールアルキレンオキサイド付加物(A2)から選ばれ
る1種以上であり、かつ(A)が炭素数8〜24の脂肪
族アルコール(a)に炭素数2〜8のアルキレンオキサ
イド(b1)を平均1〜2.5モル付加させてなり、か
つ下記式(4)から求められるcが1.0以下である脂
肪族アルコールアルキレンオキサイド付加物(e)に、
アルカリ触媒(f)の存在下、エチレンオキサイド(b
2)を付加反応させることにより製造される脂肪族アル
コールアルキレンオキサイド付加物からなることを特徴
とする繊維用精練剤である。下記の式(1)で表され
る化合物の1種または2種以上の混合物からなり、下記
の式(2)または(3)を満たし、下記の式(4)から
求められるcが1.0以下である脂肪族アルコールアル
キレンオキサイド付加物(A1)。下記の式(5)で
表される化合物の1種または2種以上の混合物からな
り、下記の式(6)または(7)を満たし、下記の式
(4)から求められるcが1.0以下である脂肪族アル
コールアルキレンオキサイド付加物(A2)。 RO−[(C24O)m/(AO)n]−(C24O)p−H (1) Mw/Mn≦0.030×Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(2) Mw/Mn≦−0.026×Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(3) c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (4) RO−(C24O)q−H (5) Mw/Mn≦0.020×Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(6) Mw/Mn≦−0.026×Ln(v)+1.116(但し、v≧10)(7) ただし、式中、Rは炭素数8〜24の炭化水素基、Aは
炭素数3〜8のアルキレン基、mは0または1〜4の整
数、nは1〜3の整数、pは1〜80の整数を表し、
(m+n+p)は3〜81となる整数、(m+p)/
(m+n+p)は0.5以上1.0未満である。また、
{(C24O)m/(AO)n}は、m≠0のときブロック付
加および/またはランダム付加、Mwは重量平均分子
量、Mnは数平均分子量、vは脂肪族アルコール(a)
1モル当たりに付加したアルキレンオキサイド(b)の
平均付加モル数、n00は反応に用いた脂肪族アルコール
(a)のモル数、n0は未反応の脂肪族アルコール
(a)のモル数、qは3〜40の整数を表す。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の脂肪族アルコールアルキ
レンオキサイド付加物(A1)は、式(1)で表される
化合物の1種または2種以上の混合物からなり、式
(2)又は(3)を満たし、式(4)から求められるc
が1.0以下である。 RO−[(C24O)m/(AO)n]−(C24O)p−H (1) 式(1)中、Rは炭素数8〜24の炭化水素基であり、
Rの炭素数は8〜24、好ましくは8〜18である。炭
素数が8未満では所望の油脂分除去性が得られず、24
を超えるとアルキレンオキサイド付加物の流動点が上が
り取り扱いの面などで好ましくない。
【0007】また、Rは、直鎖状、分岐状のアルキル
基、アルケニル基、アルカジエニル基またはシクロアル
キル基等の1級または2級の炭化水素基であり、直鎖状
と分岐状など2種以上の基の混合物であってもよく、ま
た、合成または天然由来の何れでも良い。Rの具体例と
しては、オクチル、ノニル、デシル、ラウリル、トリデ
シル、ミリスチル、セチル、ステアリル、ノナデシル、
2−エチルヘキシル、2−エチルオクチル基などのアル
キル基、オクテニル、デセニル、ドデセニル、トリデセ
ニル、ペンタデセニル、オレイル、ガドレイル基などの
アルケニル基、リノレイル基などのアルカジエニル基、
エチルシクロヘキシル、プロピルシクロヘキシル、オク
チルシクロヘキシル、ノニルシクロヘキシル基などのシ
クロアルキル基、アダマンチル基などの多環炭化水素基
が挙げられる。
【0008】(C24O)の部分は、エチレンオキサイド
(以下、EOと略記する。)の反応残基を表す。また、
Aは炭素数3〜8、好ましくは炭素数3〜4、特に好ま
しくは炭素数3のアルキレン基を表し、(AO)は、炭素
数3〜8のアルキレンオキサイド反応残基を表す。この
ようなアルキレンオキサイドとしては、プロピレンオキ
サイド(以下、POと略記する。)、1,2−または
2,3−ブチレンオキサイド、テトラヒドロフラン、ス
チレンオキサイドなどが挙げられ、好ましくはPOであ
る。
【0009】mは0または1〜4、好ましくは1〜4、
特に好ましくは1〜3の整数である。mが4を越えると
(A)の結晶化低減(液状化)が発現しにくくなる。ま
た、nは1〜3の整数、好ましくは1または2である。
nが1未満であると(A)の結晶化低減(液状化)が発
現しにくくなる。また、nが3を越えると低泡化および
(A)の結晶化低減(液状化)が発現しにくくなる。p
は1〜80の整数、好ましくは2〜40の整数、特に好
ましくは3〜20の整数である。pが80を超えると親
水性が強すぎて充分な精練効果が得られず、1未満であ
ると親水性に乏しく精練性が低下する。また、(m+n
+p)は3〜81の整数、好ましくは4〜46、さらに
好ましくは5〜25の整数である。81を越えると親水
性が強すぎて充分な精練性が得られず、3未満であると
親水性に乏しく精練性が低下する。また、(m+p)/
(m+n+p)は0.5以上1.0未満であり、好まし
くは0.600以上0.978未満、特に好ましくは
0.677以上0.958未満である。0.5未満では
HLBが低下し精練性が悪くなる。なお、m≠0である
場合、{(C24O)m/(C36O)n}はブロック状
付加、ランダム状付加またはこれらの組み合わせのいず
れでも良い。
【0010】本発明の(A1)の重量平均分子量(M
w)は、好ましくは270〜5,000である。270
〜5,000であると、浸透力などの界面活性能が好ま
しくなり精練性が良くなる。さらに好ましくは、300
〜1,200である。なお、分子量の測定はゲルパーミ
エーションクロマトグラフ(GPC)による(以下、同
じ。)。(A1)の重量平均分子量(Mw)と数平均分
子量(Mn)との比Mw/Mnは下記の式(2)または
(3)を満たす必要がある。 Mw/Mn≦0.030×Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(2) Mw/Mn≦−0.026×Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(3) これらの式で、Ln(v)はvの自然対数を意味し、vは
脂肪族アルコール(a)1モル当たりに付加したアルキ
レンオキサイドの平均付加モル数を表す。さらに、Mw
/Mnは下記関係式(2')または(3')を満たすことが
好ましい。 Mw/Mn≦0.031×Ln(v)+1.000 (但し、v<10)(2') Mw/Mn≦−0.026×Ln(v)+1.129(但し、v≧10)(3') 式(2)または(3)を満たさないと充分な精練性が得
られない。なお、式(2)および(3)を満たすと言う
ことは分子量分布が極めて狭いことを意味する。
【0011】さらに、(A1)は、下記の式(4)から
求められるcは1.0以下、好ましくは0.9以下、さ
らに好ましくは0.7以下である。cが1.0を超える
と充分な精練性が得られない。なお、式(4)は下記式
(11)に示すWeibullの分布則(出典:M.
J.Schick「Nonioic Surfacta
nts」MarcellDekker,1967年)か
ら導き出されるものであり、cをWeibull分布定
数という。すなわち、cが小さいことは、未反応の脂肪
族系アルコールの含有量が少なく、かつ、分子量分布が
狭いことを意味する。なお、この式(4)は、未反応の
脂肪族系アルコール(a)の量が検出限界(0.001
質量%)以上の場合に適用される式である。 v=c×Ln(n00/n0)−(c−1)×(1−n0/n00) (11) c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (4) これらの式で、Ln(n00/n0)は(n00/n0)の自然対
数を意味し、vは式(2)または(3)に同じ、n00
反応に用いた脂肪族系アルコール(a)のモル数、n0
は未反応の脂肪族系アルコール(a)のモル数を表す。
【0012】本発明の脂肪族アルコールアルキレンオキ
サイド付加物(A2)は、式(5)で表される化合物の
1種または2種以上の混合物からなり、式(6)または
(7)を満たし、式(4)から求められるcが1.0以
下である。 RO−(C24O)q−H (5) 式(5)中、Rは炭素数8〜24の炭化水素基であり、
Rの炭素数は8〜24、好ましくは8〜18である。炭
素数が8未満では所望の油脂分除去性が得られず、24
を超えるとアルキレンオキサイド付加物の流動点が上が
り取り扱いの面などで好ましくない。また、Rは、直鎖
状、分岐状のアルキル基、アルケニル基、アルカジエニ
ル基またはシクロアルキル基等の1級または2級の炭化
水素基であり、直鎖状と分岐状など2種以上の基の混合
物であってもよい。Rの具体的例としては、式(1)の
Rと同様なものが挙げられる。
【0013】式(5)中、(C24O)の部分は、EOの
反応残基を表す。また、qは3〜40、好ましくは3〜
25の整数である。40を超えると親水性が強すぎて充
分な精練性が得られない。3未満であると、親水性が乏
しく精練性が悪くなる。
【0014】本発明の(A2)の重量平均分子量(M
w)は、好ましくは250〜2,200である。250
〜2,200であると、浸透力などの界面活性能が好ま
しくなり精練性が良くなる。さらに好ましくは270〜
1,200である。(A2)の重量平均分子量(Mw)
と数平均分子量(Mn)との比Mw/Mnは下記の式
(6)または(7)を満たす必要がある。 Mw/Mn≦0.020×Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(6) Mw/Mn≦−0.026×Ln(v)+1.116(但し、v≧10)(7) これらの式で、Ln(v)はvの自然対数を意味し、vは
脂肪族系アルコール(a)1モル当たりに付加したEO
の平均付加モル数を表す。また、Mw/Mnは下記関係
式(6')または(7')を満たすことが好ましい。 Mw/Mn≦0.018×Ln(v)+1.015 (但し、v<10)(6') Mw/Mn≦−0.023×Ln(v)+1.113(但し、v≧10)(7') 式(6)または(7)を満たさないと充分な精練性が得
られない。
【0015】さらに、(A2)は式(4)から求められ
るcが1.0以下、好ましくは0.9以下、さらに好ま
しくは0.7以下である。cが1.0を超えると、充分
な精練性が得られない。
【0016】本発明のノニオン界面活性剤(A)のHL
Bは、7〜15が好ましく、さらに8〜14の範囲で最
も精練性が良好となる。なお、HLBは下記の式(1
2)にて求められるグリフィンのHLBをいう。 グリフィンのHLB={(A)におけるEO反応残基の質量%}/5 (12)
【0017】本発明のノニオン界面活性剤(A)は、炭
素数8〜24の脂肪族系アルコール(a)に炭素数2〜
8のアルキレンオキサイド(b1)を平均1〜2.5モ
ル付加させてなり、かつ式(4)から求められるcが
1.0以下である脂肪族アルコールアルキレンオキサイ
ド付加物(e)に、アルカリ触媒(f)の存在下、エチ
レンオキサイド(b2)を付加反応させることにより製
造される。式(4)から求められるcは、1.0以下、
好ましくはcが0.7以下、特に好ましくはcが0.4
5以下である。(e)のcが1.0以下であると、さら
に(b2)を付加反応させて得られる(A)のcも1以
下に維持できる。
【0018】(a)に(b1)を付加反応させる際に使
用する触媒(d)としては、例えば、過ハロゲン酸
(塩)、硫酸(塩)、燐酸(塩)、硝酸(塩)が挙げら
れ、過ハロゲン酸(塩)が好ましい。また、過ハロゲン
酸(塩)のハロゲンとしては塩素、臭素、沃素が挙げら
れ、塩素が好ましい。また、塩を形成する場合の金属
は、特に限定されるものではないが、好ましくは、M
g、Ca、Sr、Ba、Zn、Co、Ni、Cu、Al
等のアルカリ金属以外の2価または3価の金属であり、
より好ましくは、Mg、Zn、Ca、Sr、Ba、Al
であり、特に好ましくは、Mg、Zn、Alである。従
って、触媒(d)としては、2価もしくは3価の金属の
過ハロゲン酸塩が好ましく、Mg、ZnおよびAlから
選ばれる金属の過塩素酸塩がさらに好ましい。また、
(d)に2価もしくは3価の金属アルコラートを併用し
てもよい。金属アルコラートのアルキル基としては、ア
ルコールとして留去し易い低級(炭素数1〜4)アルキ
ル基、または原料脂肪族系アルコールと同一組成のアル
キル基が挙げられる。これらの触媒は1種でもよいが、
2種以上の触媒〔たとえば、過塩素酸マグネシウム/硫
酸マグネシウム7水塩=95/5〜50/50、過塩素
酸マグネシウム/過塩素酸アルミニウム=99/1〜3
0/70(いずれも質量比)〕を併用した方が好まし
い。
【0019】触媒(d)の使用量としては、反応速度と
経済性の点から、(a)と(b1)の合計100質量部
当たり、好ましくは0.001〜1質量部、さらに好ま
しくは0.003〜0.8質量部、特に好ましくは0.
005〜0.5質量部である。
【0020】(a)に(b1)を付加して得られるアル
キレンオキサイド付加物(e)に、アルキレンオキサイ
ド(b2)を付加させる際に用いる触媒はアルカリ触媒
(f)である。アルカリ触媒(f)としては、アルカリ
金属およびアルカリ土類金属の水酸化物、たとえば、水
酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化セシウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化バリウムなどが挙げられるが、より好ましく
は水酸化カリウム、水酸化セシウムである。触媒(f)
の使用量としては、反応速度と経済性の点から、(e)
と(b2)の合計100質量部当たり、好ましくは0.
0001〜1質量部、さらに好ましくは0.001〜
0.8質量部である。
【0021】(a)と(b1)を反応させる場合の反応
条件としては、(a)と(d)を混合し、窒素置換を行
った後、−0.8〜5kgf/cm2Gで、80〜20
0℃で(b1)を導入し、所定量の(b1)を投入後、
80〜200℃で反応系内の圧力が平衡になるまで熟成
を行う方法などが挙げられる。このようにして得られた
アルキレンオキサイド付加物(e)に、アルカリ触媒
(f)を添加し、アルキレンオキサイド(b2)を、上
記と同様の方法で反応することで、目的とする脂肪族系
アルコールアルキレンオキサイド付加物が得られる。
【0022】本発明に使用される(A)は、その製造時
において、重合終了後に例えばキヨーワード600(協
和化学工業(株)製)などの吸着剤で吸着処理し、触媒を
除去したものでも、特開昭56−112931号公報、
特公平2−53417号公報に記載のようなオキシカル
ボン酸(乳酸など)を用いてアルカリ触媒を中和処理し
たもの、あるいは触媒がそのまま残留したものでも良
い。
【0023】本発明の精練剤は、ノニオン系界面活性剤
(A)の1種以上とアニオン界面活性剤(B)とからな
ることが望ましい。ノニオン系界面活性剤(A)の1種
以上とアニオン界面活性剤(B)を含むことにより精練
の際に脱落した油脂分が繊維に再付着しにくくなり、優
れた精練効果が得られる。
【0024】さらに望ましくは、ノニオン界面活性剤
(A)とアニオン界面活性剤(B)の質量比(A)/
(B)が100/1〜1/100である。100/1〜
1/100であると精練の際に脱落した油脂分が繊維に
再付着しにくくなり、優れた精練効果が得られる。さら
に好ましくは50/1〜1/50、特に好ましくは30
/1〜1/30である。
【0025】アニオン界面活性剤(B)としては、カル
ボン酸(塩)(B1)、スルホン酸(塩)(B2)、硫
酸エステル(塩)(B3)、燐酸エステル(塩)(B
4)が挙げられる。カルボン酸(塩)(B1)として
は、炭素数8〜24の高級脂肪酸(塩)(B1−1)、
炭素数8〜24の高級アルコールのカルボキシアルキル
(炭素数1〜3)エーテル(塩)(B1−2)、炭素数
8〜24の高級アルコールのアルキレンオキサイド付加
物のカルボキシアルキル(炭素数1〜3)エーテル
(塩)(B1−3)が挙げられる。これらを構成する高
級脂肪酸および高級アルコールは天然物由来のものでも
合成されたもののどちらでもよく、さらにはカルボキシ
ル基または水酸基の結合位置は炭化水素基の末端でも側
鎖でもどちらでもよい。これらのうち好ましいものは炭
素数8〜18の(B1−1)、(B1−2)および(B
1−3)である。
【0026】スルホン酸(塩)(B2)としては、炭素
数8〜24のα−オレフィンのスルホン酸化物(塩)
(B2−1)、炭素数8〜24の高級アルコールのスル
ホコハク酸(モノ、ジ)エステル(塩)(B2−2)、
炭素数8〜14のアルキル基を有するアルキルベンゼン
スルホン酸(塩)(B2−3)、石油スルホネート
(塩)(B2−4)が挙げられる。なお、(B2−
1)、(B2−2)を構成する疎水基は、天然物由来の
ものでも合成されたものでもどちらでもよい。これらの
うち好ましいものは炭素数8〜18の(B2−1)、
(B2−2)および(B2−3)である。
【0027】硫酸エステル(塩)(B3)としては、炭
素数8〜24の高級アルコールの硫酸エステル(塩)
(B3−1)、炭素数8〜24である高級アルコールの
アルキレンオキサイド付加物の硫酸エステル(塩)(B
3−2)、油脂類(ヒマシ油、落花生油、オリーブ油、
ナタネ油、牛脂、羊脂等)の硫酸エステル(塩)が挙げ
られる。なお、(B3−1)および(B3−2)を構成
する高級脂肪酸および高級アルコールは天然物由来のも
のでも合成されたものでもどちらでもよい。これらのう
ち好ましいものは炭素数8〜18の(B3−1)、(B
3−2)および(B1−3)であり、さらに好ましくは
炭素数8〜18の(B3−1)、(B3−2)である。
【0028】燐酸エステル(塩)(B4)としては、炭
素数8〜24の高級アルコールの燐酸(モノ、ジ)エス
テル(塩)(B4−1)、炭素数8〜24の高級アルコ
ールのアルキレンオキサイド付加物の燐酸(モノ、ジ)
エステル(塩)(B4−2)が挙げられる。なお、これ
らをを構成する高級アルコールは天然物由来のものでも
合成されたものでもどちらでもよい。これらのうち、好
ましいものは炭素数8〜18の高級アルコールのアルキ
レンオキシド付加物の燐酸(モノ、ジ)エステル(塩)
である。
【0029】(B1−3)、(B3−2)および(B4
−2)に使用されるアルキレンオキサイドとしては、E
O、POおよびブチレンオキサイドが挙げられる。これ
らのうち好ましいものはEOおよびPOである。また、
高級アルコール1モルに対するアルキレンオキサイドの
付加モル数としては、通常1〜50モルであり、好まし
くは1〜20モルである。
【0030】アニオン界面活性剤(B)が塩の形をとる
場合、通常ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩
およびアルカノールアミン(モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプ
ロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイ
ソプロパノールアミン等)塩である。これらのうち好ま
しいものは、ナトリウム塩、カリウム塩、アルカノール
アミン塩である。
【0031】本発明の精練剤は、精練性を阻害しない範
囲で、必要により他のノニオン界面活性剤、両性界面活
性剤、親水性溶剤(メタノール、エタノール、イソプロ
ピルアルコール、ブチルセロソルブやエチレングリコー
ル)、消泡剤(シリコーン系、プルロニック系、鉱物油
系)、ビルダー(水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、
アンモニア、トリポリ燐酸ナトリウムなどのアルカリビ
ルダー、EDTA、NTA、ポリカルボン酸およびその
塩などのキレート剤)、漂白剤、香料、防腐剤など薬剤
を配合または併用してもよい。
【0032】本発明の精練剤は、天然繊維、化合繊繊維
およびこれらの混紡交編織繊維に適用できる。天然繊維
としては、木綿、麻、羊毛などが挙げられ、化合繊繊維
としてはレーヨン、アセテートなどの再生セルロース繊
維、ポリエステル、ポリアミド繊維、アクリル、スパン
デックスなどの合成繊維が挙げられる。これらの混紡交
編織繊維としては、木綿や麻と他の繊維(羊毛、ポリエ
ステル、ポリアミド繊維、アクリルなど)、羊毛と他の
繊維(ポリエステル、ポリアミド、アクリルなど)、ポ
リエステル繊維と他の繊維(レーヨン、アセテート、ポ
リアミド、アクリル、スパンデックスなど)、ポリアミ
ド繊維と他の繊維(レーヨン、アセテート、アクリル、
スパンデックス(登録商標)など)が挙げられる。
【0033】本発明の精練剤を用いて繊維を精練する場
合、通常、対象とする繊維素材の処理浴に精練剤を溶解
または分散させて使用する。
【0034】本発明の精練剤の使用量は、有効成分とし
て0.05〜10g/l、好ましくは0.1〜5g/l
である。必要によりアルカリビルダー(トリポリ燐酸ナ
トリウムや炭酸ナトリウムなど)を0.2〜5.0g/
l、キレート剤(ポリカルボン酸またはその塩など)を
0.05〜5g/l使用する。繊維形態は通常糸か編織
物である。
【0035】本発明の精練剤を用いて精練する場合、精
練方法に特に制限はなく、通常の方法(ウインスや液流
染色機によるバッチ処理、連続精練装置による連続処理
など)が使用できる。バッチ処理の場合、浴比は特に制
限されないが通常1:4〜1:40、好ましくは1:6
〜1:30である。
【0036】精練温度は適用する繊維の種類によって任
意に選択できるが、通常5〜140℃であり、好ましく
は30から130℃である。本発明の精練剤組成物は、
精練工程以外の糊抜き工程、漂白工程においても使用で
きる。
【0037】
【実施例】以下、製造例で作成したノニオン界面活性剤
を用い、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが
本発明はこれに限定されるものではない。製造例および
実施例中の「部」は質量部、「%」は質量%を示す。ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)による分
子量の測定は次の通り。
【0038】ゲルパーミエーションクロマトグラフ(以
下GPCと略記)による分子量の測定条件は次の通り。 《GPCの測定条件》 機種 :HLC−8120(東ソー株式会社製) カラム :TSK gel SuperH4000 TSK gel SuperH3000 TSK gel SuperH2000 (いずれも東ソー株式会社製) カラム温度 :40℃ 検出器 :RI 溶媒 :テトラヒドロフラン 流速 :0.6ml/分 試料濃度 :0.25% 注入量 :10μl 標準 :ポリオキシエチレングリコール(東ソー株式会社製;TSK STANDARD POLYETHYLENE OXIDE) データ処理装置:SC−8020(東ソー株式会社製)
【0039】ガスクロマトグラフィー(以下GCと略
記)による未反応の脂肪族アルコール濃度の測定は次の
とおりである。 《GCの測定条件》 機種 :ガスクロマトグラフ GC−14B(島津製作所製) 検出器 :FID カラム :ガラスカラム(内径=約3mm,長さ=約2m) カラム充填剤 :シリコンGE SE−30 5% カラム温度 :90℃から280℃まで昇温。昇温速度=4℃/分 キャリアガス :窒素 試料 :50%アセトン溶液 注入量 :1μl 定量 :使用した脂肪族系アルコールより、炭素数が2または3少な い脂肪族系アルコールを内部標準物質として用い定量した。
【0040】
【0041】製造例2 撹拌および温度調節機能の付いたステンレス製オートク
レーブに、オレイルアルコール268部(1モル)、過
塩素酸マグネシウム0.04部、過塩素酸アルミニウム
9水塩0.01部、硫酸マグネシウム7水塩0.01部
を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下(約2
0mmHg)、120℃にて1時間脱水を行った。次い
でEO88部(2モル)を150℃にて、ゲージ圧が1
〜3kgf/cm2 となるように導入した。得られた付
加物のWeibull分布定数cは0.43であり、未
反応アルコール量は2.8%(0.037モル)であっ
た。次いで水酸化カリウム0.3部投入後、EO352
部(8モル)を150℃にてゲージ圧が1〜3kgf/
cm2 となるように導入した。以下製造例1と同様にし
て、本発明に使用できるノニオン界面活性剤(A−A
2)を得た。ノニオン界面活性剤(A−A2)の分子量
分布と未反応脂肪族系アルコール量をGPCおよびGC
により測定した結果、Mw/Mnは1.052[一般式
(7)を満たすMw/Mnの上限計算値:1.05
6]、未反応脂肪族系アルコールは検出されなかった。
【0042】製造例3 撹拌および温度調節機能の付いたステンレス製オートク
レーブに、ダイヤドール115L(商品名、C11/C13
/C15=45/32/23の混合物、直鎖率約50%、
三菱化学社製)193部(1モル)、過塩素酸マグネシ
ウム0.03部、過塩素酸亜鉛0.04部を投入し、混
合系内を窒素で置換した後、減圧下減圧下(約20mm
Hg)、120℃にて1時間脱水を行った。次いでEO
44部(1モル)とPO58部(1モル)との混合物を
150℃にて、ゲージ圧が1〜3kgf/cm2 となる
ように導入した。得られた付加物のWeibull分布
定数cは0.38であり、未反応アルコール量は1.6
%(0.024モル)であった。次いで水酸化カリウム
0.3部投入後、EO220部(5モル)を150℃に
てゲージ圧が1〜3kgf/cm2 となるように導入し
た。以下製造例1と同様にして、本発明に使用できるノ
ニオン界面活性剤(A−A3)を得た。ノニオン界面活
性剤(A−A3)の分子量分布と未反応脂肪族系アルコ
ール量をGPCおよびGCにより測定した結果、Mw/
Mnは1.066[一般式(2)を満たすMw/Mnの
上限計算値:1.068]、未反応脂肪族系アルコール
は検出されなかった。
【0043】製造例4 撹拌および温度調節機能の付いたステンレス製オートク
レーブに、ダイヤドール115L(商品名、C11/C13
/C15=45/32/23の混合物、直鎖率約50%、
三菱化学社製)193部(1モル)、過塩素酸マグネシ
ウム0.03部、過塩素酸亜鉛0.04部を投入し、混
合系内を窒素で置換した後、減圧下、120℃にて1時
間脱水を行った。(約20mmHg)。次いでEO44
部(1モル)を150℃にて、ゲージ圧が1〜3kgf
/cm2 となるように導入し、その後PO58部(1モ
ル)を150℃にて、ゲージ圧が1〜3kgf/cm2
となるように導入した。得られた付加物のWeibul
l分布定数cは0.41であり、未反応アルコール量は
1.9%(0.029モル)であった。次いで水酸化カ
リウム0.3部投入後、EO220部(5モル)を15
0℃にてゲージ圧が1〜3kgf/cm2 となるように
導入した。以下製造例1と同様にして、本発明に使用で
きるノニオン界面活性剤(A−A4)を得た。ノニオン
界面活性剤(A−A4)の分子量分布と未反応脂肪族系
アルコール量をGPCおよびGCにより測定した結果、
Mw/Mnは1.059[一般式(2)を満たすMw/
Mnの上限計算値:1.068]、未反応脂肪族系アル
コールは検出されなかった。
【0044】製造例5 撹拌および温度調節機能の付いたステンレス製オートク
レーブに、ラウリルアルコール186部(1モル)、過
塩素酸マグネシウム0.03部、過塩素酸亜鉛0.04
部を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下減圧
下(約20mmHg)、120℃にて1時間脱水を行っ
た。次いでPO116部(2モル)を150℃にて、ゲ
ージ圧が1〜3kgf/cm2 となるように導入した。
得られた付加物のWeibull分布定数cは0.34
であり、未反応アルコール量は1.2%(0.019モ
ル)であった。次いで水酸化カリウム0.3部投入後、
EO220部(5モル)を150℃にてゲージ圧が1〜
3kgf/cm2 となるように導入した。以下製造例1
と同様にして、本発明に使用できるノニオン界面活性剤
(A−A5)を得た。ノニオン界面活性剤(A−A5)
の分子量分布と未反応脂肪族系アルコール量をGPCお
よびGCにより測定した結果、Mw/Mnは1.066
[一般式(2)を満たすMw/Mnの上限計算値:1.
068]、未反応脂肪族系アルコールは検出されなかっ
た。
【0045】製造例6 撹拌および温度調節機能の付いたステンレス製オートク
レーブに、オレイルアルコール268部(1モル)、過
塩素酸マグネシウム0.03部、過塩素酸亜鉛0.04
部を投入し、混合系内を窒素で置換した後、減圧下減圧
下(約20mmHg)、120℃にて1時間脱水を行っ
た。次いでEO44部(1モル)とPO58部(1モ
ル)との混合物を150℃にて、ゲージ圧が1〜3kg
f/cm2となるように導入した。得られた付加物のW
eibull分布定数cは0.36であり、未反応アル
コール量は1.5%(0.021モル)であった。次い
で水酸化カリウム0.3部投入後、EO264部(8モ
ル)を150℃にてゲージ圧が1〜3kgf/cm2
なるように導入した。以下製造例1と同様にして、本発
明に使用できるノニオン界面活性剤(A−A6)を得
た。ノニオン界面活性剤(A−A6)の分子量分布と未
反応脂肪族系アルコール量をGPCおよびGCにより測
定した結果、Mw/Mnは1.073[一般式(3)を
満たすMw/Mnの上限計算値:1.079]、未反応
脂肪族系アルコールは検出されなかった。
【0046】比較製造例1 撹拌および温度調節機能の付いたステンレス製オートク
レーブに、ラウリルアルコール186部(1モル)、水
酸化カリウム0.3部を投入し、混合系内を窒素で置換
した後、減圧下(約20mmHg)、120℃にて1時
間脱水を行った。次いでEO308部(7モル)を15
0℃にて、ゲージ圧が1〜3kgf/cm2となるよう
に導入した。反応物に「キヨーワード600(協和化学
工業株式会社製)」を3部投入し、90℃にて触媒を吸
着処理後、ろ過により比較用ノニオン界面活性剤(F−
1)を得た。ノニオン性界面活性剤(F−1)の分子量
分布と未反応脂肪族系アルコール量をGPCおよびGC
により測定した結果、Mw/Mnは1.089、[一般
式(6)を満たすMw/Mnの上限計算値:1.04
9]、未反応脂肪族系アルコール量は2.9%、一般式
(4)による分布定数cの計算値は3.88であった。
【0047】比較製造例2 撹拌および温度調節機能の付いたステンレス製オートク
レーブに、オレイルアルコール268部(1モル)、水
酸化カリウム0.3部を投入し、混合系内を窒素で置換
した後、減圧下(約20mmHg)、120℃にて1時
間脱水を行った。次いでEO440部(10モル)を1
50℃にて、ゲージ圧が1〜3kgf/cm2となるよ
うに導入した。以下比較製造例1同様にして、比較用ノ
ニオン界面活性剤(F−2)を得た。ノニオン界面活性
剤(F−2)の分子量分布と未反応脂肪族系アルコール
量をGPCおよびGCにより測定した結果、Mw/Mn
は1.110、[一般式(7)を満たすMw/Mnの上
限計算値:1.056]、未反応脂肪族系アルコール量
は0.7%、一般式(4)による分布定数cの計算値は
2.97であった。
【0048】比較製造例3 撹拌および温度調節機能の付いたステンレス製オートク
レーブに、ダイヤドール115Lを193部(1モ
ル)、水酸化カリウム0.3部を投入し、混合系内を窒
素で置換した後、減圧下(約20mmHg)、120℃
にて1時間脱水を行った。次いでEO44部(1モル)
とPO58部(1モル)との混合物を150℃にて、ゲ
ージ圧が1〜3kgf/cm2 となるように導入した。
さらにその後EO220部(5モル)をゲージ圧が1〜
3kgf/cm2 となるように導入した。以下比較製造
例1同様にして、比較用ノニオン界面活性剤(F−3)
を得た。ノニオン界面活性剤(F−3)の分子量分布と
未反応脂肪族系アルコール量をGPCおよびGCにより
測定した結果、Mw/Mnは1.104、[一般式
(2)を満たすMw/Mnの上限計算値:1.06
8]、未反応脂肪族系アルコール量は2.4%、一般式
(4)による分布定数cの計算値は3.53であった。
【0049】比較製造例4 撹拌および温度調節機能の付いたステンレス製オートク
レーブに、オレイルアルコール270部(1モル)、水
酸化カリウム0.3部を投入し、混合系内を窒素で置換
した後、減圧下(約20mmHg)、120℃にて1時
間脱水を行った。次いでEO44部(1モル)とPO5
8部(1モル)との混合物を150℃にて、ゲージ圧が
1〜3kgf/cm2 となるように導入した。さらにそ
の後EO352部(8モル)をゲージ圧が1〜3kgf
/cm2 となるように導入した。以下比較製造例1同様
にして、比較用ノニオン界面活性剤(F−4)を得た。
ノニオン界面活性剤(F−4)の分子量分布と未反応脂
肪族系アルコール量をGPCおよびGCにより測定した
結果、Mw/Mnは1.117、[一般式(3)を満た
すMw/Mnの上限計算値:1.079]、未反応脂肪
族系アルコール量は0.8%、一般式(4)による分布
定数cの計算値は3.20であった。
【0050】比較製造例5 撹拌および温度調節機能の付いたステンレス製オートク
レーブに、ラウリルアルコール186部(1モル)、触
媒(1%硝酸アルミニウム水溶液500gに酸化マグネ
シウム20gを加え、充分撹拌した後、110℃で蒸発
乾固し、さらに110℃で12時間乾燥後、粉砕し、窒
素気流中で徐々に昇温して、600℃で2時間加熱処理
をしたもの)3.9部を投入し、混合系内を窒素で置換
した後、減圧下(約20mmHg)、120℃にて1時
間脱水を行った。次いでEO308部(7モル)を18
0℃にて、ゲージ圧が約3kgf/cm2 となるように
導入後、PO174部(3モル)を同温度にてゲージ圧
が約3kgf/cm2 となるように導入した。さらに以
下比較製造例1同様にして、比較用ノニオン界面活性剤
(F−5)を得た。ノニオン界面活性剤(F−5)の分
子量分布と未反応脂肪族系アルコール量をGPCおよび
GCにより測定した結果、Mw/Mnは1.087、
[一般式(7)を満たすMw/Mnの上限計算値:1.
056]、未反応脂肪族系アルコールは検出されなかっ
た。
【0051】以上に示した製造例および比較製造例を表
1および2に示す。なお、表1および2中、反応の欄の
「二段目」は「一段目」で使用した触媒または/および
アルキレンオキサイドと異なるものを使用したことを示
す。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】以下に製造例で作成したノニオン界面活性
剤を用いた実施例および比較製造例で作成したノニオン
系界面活性剤等を用いた比較例を示す。
【0055】
【0056】実施例2 下記化合物を室温下で配合し、淡黄色透明液状の本発明
の繊維用精練剤[2]100部(水分50%)を得た。 ・(A−A2) 45.0部 ・ラウリルアルコールEO2モル付加物の カルボキシメチル化物のナトリウム塩 2.0部 ・ヤシ油脂肪酸カリウム塩 3.0部 ・水 50.0部
【0057】実施例3 下記化合物を室温下で配合し、淡黄色透明液状の本発明
の繊維用精練剤[3]100部(水分50%)を得た。 ・(A−A3) 10.0部 ・ラウリルアルコールEO2モル付加物の カルボキシメチル化物のナトリウム塩 37.0部 ・ヤシ油脂肪酸カリウム塩 3.0部 ・水 50.0部
【0058】実施例4 下記化合物を室温下で配合し、淡黄色透明液状の本発明
の繊維用精練剤[4]100部(水分50%)を得た。 ・(A−A4) 40.0部 ・ラウリルアルコールEO2モル付加物の カルボキシメチル化物のナトリウム塩 7.0部 ・ヤシ油脂肪酸カリウム塩 3.0部 ・水 50.0部
【0059】実施例5 下記化合物を室温下で配合し、淡黄色透明液状の本発明
の繊維用精練剤[5]100部(水分50%)を得た。 ・(A−A5) 40.0部 ・ラウリルアルコールEO2モル付加物の カルボキシメチル化物のナトリウム塩 7.0部 ・ヤシ油脂肪酸カリウム塩 3.0部 ・水 50.0部
【0060】実施例6 下記化合物を室温下で配合し、淡黄色透明液状の本発明
の繊維用精練剤[6]100部(水分50%)を得た。 ・(A−A6) 40.0部 ・ラウリルアルコールEO2モル付加物の カルボキシメチル化物のナトリウム塩 7.0部 ・ヤシ油脂肪酸カリウム塩 3.0部 ・水 50.0部
【0061】実施例7 下記化合物を室温下で配合し、淡黄色透明液状の本発明
の繊維用精練剤[7]100部(水分50%)を得た。 ・(A−A3) 40.0部 ・ラウリルアルコールEO3モルPO1モル付加物の 硫酸エステルナトリウム塩 7.0部 ・ヤシ油脂肪酸カリウム塩 3.0部 ・水 50.0部
【0062】実施例8 下記化合物を室温下で配合し、淡黄色透明液状の本発明
の繊維用精練剤[8]100部(水分50%)を得た。 ・(A−A3) 40.0部 ・〔直鎖〕ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩 7.0部 ・ヤシ油脂肪酸カリウム塩 3.0部 ・水 50.0部
【0063】実施例9 下記化合物を室温下で配合し、淡黄色透明液状の本発明
の繊維用精練剤[9]100部(水分50%)を得た。 ・(A−A3) 40.0部 ・ラウリルアルコールEO2モル付加物の燐酸(モノ)エステル トリエタノールアミン塩 (50%水溶液) 14.0部 ・ヤシ油脂肪酸カリウム塩 3.0部 ・水 43.0部
【0064】実施例10 下記化合物を室温下で配合し、淡黄色透明液状の本発明
の繊維用精練剤[10]100部(水分50%)を得
た。 ・(A−A3) 50.0部 ・水 50.0部
【0065】比較例1 下記化合物を室温下で配合し、淡黄色透明液状の比較用
の繊維用精練剤[11]100部(水分50%)を得
た。 ・(F−1) 40.0部 ・ラウリルアルコールEO2モル付加物の カルボキシメチル化物のナトリウム塩 7.0部 ・ヤシ油脂肪酸カリウム塩 3.0部 ・水 50.0部
【0066】比較例2 下記化合物を室温下で配合し、淡黄色透明液状の比較用
の繊維用精練剤[12]100部(水分50%)を得
た。 ・(F−2) 40.0部 ・ラウリルアルコールEO2モル付加物の カルボキシメチル化物のナトリウム塩 7.0部 ・ヤシ油脂肪酸カリウム塩 3.0部 ・水 50.0部
【0067】比較例3 下記化合物を室温下で配合し、淡黄色透明液状の比較用
の繊維用精練剤[13]100部(水分50%)を得
た。 ・(F−3) 40.0部 ・ラウリルアルコールEO2モル付加物の カルボキシメチル化物のナトリウム塩 7.0部 ・ヤシ油脂肪酸カリウム塩 3.0部 ・水 50.0部
【0068】比較例4 下記化合物を室温下で配合し、淡黄色透明液状の比較用
の繊維用精練剤[14]100部(水分50%)を得
た。 ・(F−4) 40.0部 ・ラウリルアルコールEO2モル付加物の カルボキシメチル化物のナトリウム塩 7.0部 ・ヤシ油脂肪酸カリウム塩 3.0部 ・水 50.0部
【0069】比較例5 下記化合物を室温下で配合し、淡黄色透明液状の比較用
の繊維用精練剤[15]100部(水分50%)を得
た。 ・(F−5) 40.0部 ・ラウリルアルコールEO2モル付加物の カルボキシメチル化物のナトリウム塩 7.0部 ・ヤシ油脂肪酸カリウム塩 3.0部 ・水 50.0部
【0070】比較例7 下記組成物を比較用の繊維用精練剤[16]とした。 ・ラウリルアルコールEO2モル付加物の カルボキシメチル化物のナトリウム塩(50%水溶液)
【0071】比較例8 下記化合物を室温下で配合し、淡黄色透明液状の比較用
の繊維用精練剤[17]100部(水分50%)を得
た。 ・ノニルフェノールEO9モル付加物(三洋化成工業社製) 40.0部 ・ラウリルアルコールEO2モル付加物の カルボキシメチル化物のナトリウム塩 7.0部 ・ヤシ油脂肪酸カリウム塩 3.0部 ・水 50.0部
【0072】精練剤[2]〜[17]を用いて、ポリエ
ステル、ポリアミド、綿、羊毛、の精練性(溶剤抽出
分)、オイル除去性、オイルの乳化安定性およびポリエ
ステル高密度織物に対する浸透性を評価した結果を表3
に示す。
【0073】<試験方法> 1.精練性(溶剤抽出分:%) (1)ポリエステル ポリエステル加工糸織物を下記条件で精練し、ソックス
レー抽出器にて還流下4時間抽出し、溶剤抽出分を測定
した。 抽出溶媒:シクロヘキサン/エタノ-ル=2/1(容量比) 精練条件:ステンレスビーカーを用い、精練剤1.5g
/l,苛性ソーダ2g/lの精練浴(浴比1:20)に
ポリエステル加工糸織物の生機をいれ、95℃,15分
間精練した。精練後流水にて5分間水洗し、脱水,乾燥
したものを抽出器にかけた。 (2)ポリアミド 6−ナイロン織物を下記条件で精練し、ソックスレー抽
出器にて還流下4時間抽出し、溶剤抽出分を測定した。 抽出溶媒:シクロヘキサン/エタノ-ル=2/1(容量比) 精練条件:ステンレスビーカーを用い、精練剤1.5g
/l,苛性ソーダ2g/lの精練浴(浴比1:20)に
6−ナイロンメリヤスの生機をいれ、80℃,15分間
精練した。精練後流水にて5分間水洗し、脱水,乾燥し
たものを抽出器にかけた。 (3)綿 綿織物を下記条件で精練し、ソックスレー抽出器にて還
流下4時間抽出し、溶剤抽出分を測定した。 抽出溶媒:シクロヘキサン/エタノ-ル=2/1(容量比) 精練条件:ステンレスビーカーを用い、精練剤2g/
l,ソーダ灰5g/lの精練浴(浴比1:20)に綿メ
リヤスの生機をいれ、95℃,20分間精練した。湯洗
(浴比1:20,60℃,2分間)を2回,流水洗2分
行い、脱水,乾燥したものを抽出器にかけた。 (4)ウール ウールサージを下記条件で精練し、ソックスレー抽出器
にて還流下4時間抽出し、溶剤抽出分を測定した。 抽出溶媒:ジエチルエーテル 精練条件:ステンレスビーカーを用い、精練剤2g/l
の精練浴(浴比1:20)にウールサージの生機をい
れ、80℃,20分間精練した。湯洗(浴比1:20,
40℃,2分間)を2回,流水洗2分行い、脱水,乾燥
したものを抽出器にかけた。
【0074】
【表3】
【0075】2.オイルの除去性 サイテックスS564(互応化学製ポリエステル用油
剤)の10%トルエン溶液をポリエステルメリヤスに
0.1ccづつ2ケ所滴下し、オイルスポットを形成す
る。この試料布を、精練剤1.5g/l,苛性ソーダ2
g/lの精練浴(浴比1:10)に入れ、カラーマスタ
ーにて100℃,15分間精練した。水洗,脱水,乾燥
後、下記染色条件で染色後オイルスポットの有無を目視
により判定した。 染色条件: 染料 Miketon Polyester Red Violet
FR 1%o.w.f 浴比 1:15 80℃,15分間 (判定) ◎:オイルスポット全くなし ○:オイルスポットほとんどなし △:オイルスポットややあり ×:オイルスポットあり ××:滴下状態に近いままでオイルスポットあり
【0076】3.オイルの乳化安定性 精練溶液(精練剤2g/l,ソーダ灰5g/l)200
mlを容量500mlの三角フラスコに入れて振盪式染
色試験機(辻井染機工業製)に取り付け、30℃に温調
した。油溶性染料(スダンIII:ナカライテスク株式会
社製)で赤く着色した高速編立用オイル0.1gを添加
し、30℃で10分間振盪し、オイルを乳化した。さら
に振盪しながら90℃まで昇温し、90℃で15分間振
盪した。乳化液を2分間静置後、ろ紙で減圧ろ過し、風
乾後ろ紙の着色程度でオイルの乳化程度を肉眼判定し
た。 (判定) ◎:ろ紙の着色ほとんどなし ○:わずかに着色している △:着色している ×:かなり着色している ××:著しく着色している
【0077】4.浸透性 精練溶液(精練剤2g/l)200mlを25℃に温度
調節後、1.5cm×1.5cm角の大きさに裁断した
ポリエステル高密度織物生機を浮かべ、ポリエステル高
密度織物が液面下に没し、沈降し始めるまでに要した時
間を測定した。
【0078】
【発明の効果】本発明の精練剤は、分子量分布の極めて
狭い脂肪族アルコールアルキレンオキサイド付加物を使
用することにより、アルキルフェノールアルキレンオキ
サイド付加物を主体とした精練剤に比べて優れた精練効
果を有する画期的なものであり、脂肪族アルコール含有
量が少ないため、臭気が少なく、染工場における使用時
の作業環境も改善できる。さらに、アルキルフェノール
アルキレンオキサイド付加物を主体とした精練剤のよう
に環境ホルモン(外因性内分泌撹乱物質)としての危険
性も極めて少ない。従って、本発明の精練剤は、天然繊
維、化合繊繊維およびこれらの混紡交編織繊維の精練に
好適に使用できるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08K 5/521 C08K 5/521 C08L 71/02 C08L 71/02 (56)参考文献 特開 平10−192685(JP,A) 特開 平11−131091(JP,A) 特開 昭50−104207(JP,A) 特開 平8−199472(JP,A) 特公 平6−15038(JP,B2) 特公 昭53−17712(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06L 1/12 C08G 65/28 C08K 5/09 C08K 5/41 C08K 5/42 C08K 5/521 C08L 71/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪族アルコール(a)にアルキレンオ
    キサイド(b)を付加して製造される脂肪族アルコール
    アルキレンオキサイド付加物からなるノニオン界面活性
    剤(A)を含有する繊維用精練剤であって、(A)が下
    記の脂肪族アルコールアルキレンオキサイド付加物
    (A1)および下記の脂肪族アルコールアルキレンオ
    キサイド付加物(A2)から選ばれる1種以上であり、
    かつ(A)が炭素数8〜24の脂肪族アルコール(a)
    に炭素数2〜8のアルキレンオキサイド(b1)を平均
    1〜2.5モル付加させてなり、かつ下記式(4)から
    求められるcが1.0以下である脂肪族アルコールアル
    キレンオキサイド付加物(e)に、アルカリ触媒(f)
    の存在下、エチレンオキサイド(b2)を付加反応させ
    ることにより製造される脂肪族アルコールアルキレンオ
    キサイド付加物からなることを特徴とする繊維用精練
    剤。下記の式(1)で表される化合物の1種または2
    種以上の混合物からなり、下記の式(2)または(3)
    を満たし、下記の式(4)から求められるcが1.0以
    下である脂肪族アルコールアルキレンオキサイド付加物
    (A1)。下記の式(5)で表される化合物の1種ま
    たは2種以上の混合物からなり、下記の式(6)または
    (7)を満たし、下記の式(4)から求められるcが
    1.0以下である脂肪族アルコールアルキレンオキサイ
    ド付加物(A2)。 RO−[(C24O)m/(AO)n]−(C24O)p−H (1) Mw/Mn≦0.030×Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(2) Mw/Mn≦−0.026×Ln(v)+1.139(但し、v≧10)(3) c=(v+n0/n00−1)/[Ln(n00/n0)+n0/n00−1] (4) RO−(C24O)q−H (5) Mw/Mn≦0.020×Ln(v)+1.010 (但し、v<10)(6) Mw/Mn≦−0.026×Ln(v)+1.116(但し、v≧10)(7) ただし、式中、Rは炭素数8〜24の炭化水素基、Aは
    炭素数3〜8のアルキレン基、mは0または1〜4の整
    数、nは1〜3の整数、pは1〜80の整数を表し、
    (m+n+p)は3〜81となる整数、(m+p)/
    (m+n+p)は0.5以上1.0未満である。また、
    {(C24O)m/(AO)n}は、m≠0のときブロック付
    加および/またはランダム付加、Mwは重量平均分子
    量、Mnは数平均分子量、vは脂肪族アルコール(a)
    1モル当たりに付加したアルキレンオキサイド(b)の
    平均付加モル数、n00は反応に用いた脂肪族アルコール
    (a)のモル数、n0は未反応の脂肪族アルコール
    (a)のモル数、qは3〜40の整数を表す。
  2. 【請求項2】 ノニオン界面活性剤(A)のHLBが7
    〜15であることを特徴とする請求項1記載の繊維用精
    練剤。
  3. 【請求項3】 (e)が、過ハロゲン酸(塩)、硫酸
    塩、燐酸塩および硝酸塩から選ばれる触媒(d)の存在
    下に、(a)に(b1)を付加反応させることにより製
    造される請求項1または2記載の繊維用精練剤。
  4. 【請求項4】 (e)が、Mg、ZnおよびAlから選
    ばれる金属の過塩素酸塩の1種以上の存在下に(a)に
    (b1)を付加反応させることにより製造される請求項
    3記載の繊維用精練剤。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3いずれか記載のノニオン界
    面活性剤(A)の1種以上とアニオン界面活性剤(B)
    とからなる繊維用精練剤。
  6. 【請求項6】 アニオン界面活性剤(B)がカルボン酸
    (塩)、スルホン酸(塩)、硫酸エステル(塩)または
    燐酸エステル(塩)の1種以上である請求項5記載の繊
    維用精練剤。
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