JPH1180798A - 粉末状洗剤組成物 - Google Patents

粉末状洗剤組成物

Info

Publication number
JPH1180798A
JPH1180798A JP24996297A JP24996297A JPH1180798A JP H1180798 A JPH1180798 A JP H1180798A JP 24996297 A JP24996297 A JP 24996297A JP 24996297 A JP24996297 A JP 24996297A JP H1180798 A JPH1180798 A JP H1180798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
detergent
weight
soap
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24996297A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinobu Takahashi
忍 高橋
Kazuaki Fukano
和明 深野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP24996297A priority Critical patent/JPH1180798A/ja
Publication of JPH1180798A publication Critical patent/JPH1180798A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存時には粉末状洗剤粒子が固結せず、原液
調製時には、激しい撹拌を行う必要なしに20〜60℃
の温度においても水に溶解して、安定で均質な洗剤の濃
厚原液が調製し、洗濯物の仕上時には「灼け」が生じる
ことを防止した粉末状洗剤組成物を得る。 【解決手段】 (a)25〜35℃のクラフト温度を有
する水溶性脂肪酸石鹸成分と、(b)12〜15のHL
B値を有するアルコキシル化アルコール系のノニオン性
界面活性剤成分とからなる洗剤用活性剤系:5〜25重
量%、炭酸塩:30〜50重量%、および水溶性カルシ
ウム捕捉ビルダー2〜30重量%を含有し、(a)と
(b)との比が重量比で30/70〜50/50の範囲
にあり、水分の含有量が5重量%未満である粉末状洗剤
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リネンサプライ向
け業務用ランドリー用洗剤として好適な粉末状洗剤組成
物に関するものである。本発明は特に、洗濯用原液調製
用原料として有利に使用できるノニオン性界面活性剤/
石鹸含有活性剤系を基剤とする洗濯用洗剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】クリーニング業界では、洗濯用原液調製
用組成物を使用することが周知である。この原液調製用
組成物は、濃厚液状洗剤調製用原料として適したもので
ある。しかして濃厚液状洗剤は、一般に前記調製用組成
物を約5〜15%の濃度で含んでなるものである。連続
ワッシャーの普及に伴い、前記の原液調製用組成物はま
すます重要視されるようになってきた。また、汚れは油
汚れが多く、かつ、連続ワッシャーの使用に伴い低泡性
が所望されることから、ノニオン性界面活性剤/石鹸を
基剤とする洗剤組成物が主に使用される。さらにクリー
ニング業界では、石鹸を含有する洗剤組成物を使用した
場合には、洗濯品の最終仕上げ操作をカレンダー等にお
いて行う場合に、洗濯品に付着した石鹸の潤滑作用によ
って仕上げ操作が非常に効果的に実施できるという利益
も得られる。さらに、ノニオン性洗剤と組み合わせて実
質的な量の石鹸を配合してなる組成物は、当業界におい
て公知である。
【0003】特開昭52−50307号公報には、アル
コキシル化アルコール系ノニオン性表面活性剤と水溶性
石鹸と、燐酸塩ビルダーとを含有することを特徴とす
る、中程度のアルカリ性のヘビーデューティ型の織物洗
濯用粉末洗剤が記載されている。このノニオン性表面活
性剤は好ましくは9〜13のHLB値を有するものであ
り、石鹸成分は、好ましくは獣脂から作られた石鹸と、
堅果油から作られた石鹸との混合物である。この石鹸混
合物は、硬化脂肪油からつくられた主として飽和物から
なるものであることが好ましい。
【0004】特開昭61−268800号公報には高級
脂肪酸塩、ノニオン界面活性剤および水溶性高分子化合
物とを含有することを特徴とする石けん含有粉末洗浄剤
組成物が記載されている。このノニオン界面活性剤は1
0〜15のHLB値を有するものであり、高分子化合物
は分子量3,000〜20,000の比較的低分子量の
ものである。従来においても石鹸/ノニオン性活性剤含
有洗剤の有用性が認められていたことは明らかである。
さらに、安定でゲル化しない、洗濯用原液(「洗剤原
液」ともいう)調製用原料として有利な易溶性粉末洗浄
剤組成物を調製する試みもなされている。
【0005】特開昭59−176399号公報には水溶
性脂肪酸石鹸、ノニオン界面活性剤、アルカリ緩衝剤お
よびビルダーを含有することを特徴とする、洗浄剤原液
の調製の容易な粉末状洗剤組成物が記載されている。こ
の水溶性脂肪酸石鹸は、30℃未満のクラフト温度を有
するものであり、ノニオン界面活性剤は、アルコキシル
化アルコール系で12〜16の間のHLB値を有するも
のである。また、アルカリ緩衝剤は好ましくは強アルカ
リの珪酸塩である。しかしながら、強アルカリ性珪酸塩
を含有すると、仕上げ操作でカレンダー処理操作を行う
ことにより、被洗物が黄変する、即ち「灼け」を生じる
という新たな欠点を生じた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、原液
調製時に安定であってゲル化せず、かつ良好な洗浄性を
有し、しかも被洗物の仕上り段階で「灼け」を生じない
粉末状洗浄剤組成物の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは係る欠点を
克服すべく、鋭意研究を重ねた結果、特定の種類の石鹸
とノニオン性界面活性剤とを混合し、これを特定量の炭
酸塩および水溶性カルシウム捕捉ビルダーと組み合わせ
ることによって、優れた性質を有する粉末状の洗濯用洗
剤組成物が調製できることを発見し、この発明に基いて
本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の粉末状
洗剤組成物は、以下の(a)〜(d)成分を含有し、洗
剤用活性剤系を構成する(a)成分と(b)成分の比が
重量比で(a)/(b)=30/70〜50/50の範
囲にあり、水分の含有量が5重量%未満であることを特
徴とする。 (a)25〜35℃のクラフト温度を有する水溶性脂肪
酸石鹸成分と、 (b)12〜15のHLB値を有するアルコキシル化ア
ルコール系のノニオン性活性剤成分とからなる洗剤用活
性剤系:5〜25重量%。 (c)炭酸塩:30〜50重量%。 (d)水溶性カルシウム捕捉ビルダー:2〜30重量
%。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において(a)成分として
使用する脂肪酸石鹸は、ナトリウム塩、カリウム塩、ア
ンモニウム塩またはエタノールアミン塩が好ましい。脂
肪酸石鹸成分を選ぶ際の必須条件はクラフト温度であ
る。クラフト温度は、便宜上、石鹸が水に20%石鹸濃
度溶液の形で溶解してミセル溶液を形成しうる最低温度
であると定義した。本発明のために適した石鹸は、25
〜35℃、好ましくは25〜32℃の範囲のクラフト温
度を有するものである。C8 〜C14脂肪酸から導かれた
少なくとも1種の石鹸と、C16〜C22脂肪酸から導かれ
た少なくとも1種の石鹸との混合物であって、この石鹸
成分の25〜50重量%が飽和脂肪酸石鹸であることが
好ましい。石鹸のクラフト温度が35℃を超えると、原
液調製時に、液安定性が不安定となりゲル化する。一
方、クラフト温度が25℃未満では、保存時に粉末状洗
剤組成物が固結性を示す。
【0009】本発明において(b)成分として使用する
ノニオン性界面活性剤は、下記に定義するHLB値が1
2〜15、好ましくは12.5〜14の範囲にある、ア
ルコキシル化長鎖アルコールである。このノニオン性界
面活性剤の原料であるアルコールは、直鎖状または分岐
状炭素鎖を含む第1または第2アルコールであるが、芳
香環を含まないものが好ましく、特に直鎖状第1アルコ
ールが好適である。アルコールの炭素原子の数は一般に
7〜24、好ましくは12〜16の範囲にある。このア
ルコール1モルに対して、少なくとも6モルのアルキレ
ンオキサイドユニットと縮合させ、下記に定義するHL
B値の算出方法に基づき、HLBが12〜15の範囲の
ノニオン性界面活性剤を得る。このアルキレンオキサイ
ドとしては、エチレンオキサイド(EO)およびプロピ
レンが好適であり、これらはそれぞれ単独で付加しても
よく、また、両者を混合して付加してもよい。一般的に
は、所定のHLB値になるようにアルコール1モル当た
りのアルキレンオキサイドユニットの数を制御してアル
コールに付加させるが、互いにHLB値の異なるノニオ
ン性界面活性剤を混合し、所定のHLB値を得ることも
可能である。ノニオン性界面活性剤のHLB値が上記範
囲より低すぎると、原液調製時に、液安定性が不安定と
なりゲル化する。一方、HLB値が高すぎると、原液調
製時に発泡し過ぎるという欠点を示す。
【0010】HLB値〔親水性/疎水性(親油性)の
比〕は、分子中の疎水性の部分の鎖長と親水性の部分の
鎖長の関係を数量的に表わし、本発明の場合には、便宜
上、このHLB値を次の数1の式(1)で定義する。
【数1】 HLB=(1/5)×ノニオン性界面活性剤中の …(1) アルキレンオキサイドの重量%
【0011】クリーニング業界においては低泡性組成物
が所望されることから、低泡化の目的のためにはノニオ
ン性界面活性剤は、エチレンオキサイドと或量のプロピ
レンオキサイドから導かれた混合ポリアルコキシル基を
有することが特に好適である。但し、プロピレンオキサ
イドの付加割合が非常に高いと、そのためにアルコキシ
ル化アルコールの生分解性が悪くなるから、アルコール
1モル当たりプロピレンオキサイド3モル以下の付加モ
ル数に制御する場合が多い。
【0012】本発明において(a)成分と(b)成分を
合わせた界面活性物質の全量は、洗濯組成物中5〜25
重量%、好ましくは10〜15重量%の範囲にあり、か
つ(a)成分と(b)成分の比は重量比で、(a)/
(b)=30/70〜50/50、好ましくは35/6
5〜45/55の範囲にある。この範囲以外の洗剤用活
性剤系では、本願発明が目的とする性能を発揮すること
ができない。すなわち、(a)/(b)が上記範囲を逸
脱すると、原液調製時に、液安定性が不安定となりゲル
化する。また、(a)/(b)が50/50を超えた場
合は、さらに洗濯物の仕上げ時に「灼け」を生じる。
【0013】本発明の(c)成分としと使用する好適な
炭酸塩は炭酸ナトリウム、炭酸カリウムから選ばれる1
種以上の炭酸塩で、一般的には炭酸ナトリウムが用いら
れる。本発明における炭酸塩の含有量は洗濯組成物中3
0〜50重量%、好ましくは35〜40重量%の範囲に
ある。炭酸塩の含有量が30%未満では洗浄力の面で不
満であり、一方50重量%を超えると、洗濯物の仕上げ
時に「灼け」が生じ好ましくない。
【0014】本発明の(d)成分として使用する水溶性
カルシウム捕捉ビルダーの好適な例としては、ピローお
よびトリー燐酸、エチレンジアミンテトラ酢酸、ニトリ
ロトリ酢酸、エーテルカルボン酸、クエン酸のナトリウ
ム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、置換アンモニウム
塩等が挙げられる。この中では、環境上の観点から、ニ
トリロトリ酢酸塩、クエン酸塩等が好ましい具体例とし
て挙げられる。
【0015】また、水溶性の高分子カルボン酸塩もまた
水溶性カルシウム捕捉ビルダーとして好適である。具体
的な例示として、ポリアクリル酸、ポリアセタールカル
ボン酸、ポリアコニット酸、ポリイタコン酸、ポリシト
ラコン酸、ポリフマル酸、ポリマレイン酸、ポリメタコ
ン酸、ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸、ポリビニルス
ルホン酸、スルホン化ポリマレイン酸、無水マレイン酸
−ジイソブチレン共重合体、無水マレイン酸−スチレン
共重合体、無水マレイン酸−メチルビニルエーテル共重
合体、無水マレイン酸−エチレン共重合体、無水マレイ
ン酸−エチレン共重合体、無水マレイン酸−エチレンク
ロスリンク共重合体、無水マレイン酸−酢酸ビニル共重
合体、無水マレイン酸−アクリロニトリル共重合体、無
水マレイン酸−アクリル酸共重合体、無水マレイン酸−
アクリル酸エステル共重合体、無水マレイン酸−ブタジ
エン共重合体、無水マレイン酸−イソプレン共重合体、
無水マレイン酸と一酸化炭素から誘導されるポリ−β−
ケトカルボン酸、イタコン酸、エチレン共重合体、イタ
コン酸−アコニット酸共重合体、イタコン酸−マレイン
酸共重合体、イタコン酸−アクリル酸共重合体、マロン
酸−メチレン共重合体、メタコン酸−フマル酸共重合
体、及びこれらの塩などが挙げられ、その中でも分子量
が20,000〜100,000の範囲にある無水マレ
イン酸−アクリル酸共重合体またはその塩が特に好適な
例として挙げられる。
【0016】本発明における(d)成分の含有量は洗濯
組成物中2〜30重量%、好ましくは10〜20重量%
の範囲にある。(d)成分の含有量が2重量%未満では
本発明の効果を発現できず、一方、30重量%を超えて
もそれ以上の効果は期待できず、経済的に不利であり、
好ましくない。一方、易分散性ゼオライトは無リンビル
ダーとして最近重用されているが、本発明の目的に対し
ては適当な成分とは言えず、もし使用する場合にも、実
用上問題のない範囲、例えば5重量%未満に留めるべき
である。
【0017】さらに、本発明の組成物は上記必須成分に
加え、他の成分を含有しうる。これらの成分としては、
その他の無機塩、アルカリ剤、漂白剤、再汚染防止剤、
蛍光増白剤、香料、酵素及び殺菌剤が挙げられる。無機
塩としてはケイ酸塩がアルカリ剤としても有用である。
具体例として、メタ珪酸ナトリウム、オルソ珪酸ナトリ
ウム、ジ珪酸ナトリウムが挙げられるが、その含有量は
前記の如く、アルカリ灼けを生じない範囲の少量とすべ
きである。また、硫酸塩も無機塩として有効である。
【0018】その他、例えば漂白剤としては過炭酸ナト
リウム、過ホウ酸ナトリウム等が挙げられ、再汚染防止
剤としては市販のポリエチレングリコール、カルボキシ
メチルセルロース、ソイルリリースポリマーを、また、
蛍光増白剤として市販蛍光染料の他、香料、殺菌剤およ
びプロテアーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ、リパーゼ等
の酵素なども必要に応じて配合することができる。本発
明の洗濯剤組成物における水分の含有量は、製品の保存
安定性の面から5重量%未満にすることが好ましい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、保存時には粉末状洗剤
粒子が固結せず、原液調製時には、激しい撹拌を行う必
要なしに20〜60℃の温度においても水に溶解して、
安定で均質な洗剤の濃厚原液が調製でき、洗濯物の仕上
時には「灼け」が生じることのない粉末状洗剤組成物が
得られる。
【0020】
【実施例】本発明を一層具体的に例示するために、次に
実施例を示す。これらの実施例において、“部”および
“%”は特に断らない限り、“重量部”および“重量
%”をそれぞれ意味する。
【0021】実施例1〜4 下記の表1に示す組成を有する粉末状洗剤組成物を製造
した。
【表1】 表1:洗剤組成 成分 配合量 ナトリウム石鹸 5% クラフト温度:30℃ 脂肪酸の組成:飽和C8 〜C14 5% 飽和C16〜C22 40% 不飽和C16〜C22 55% ノニオン性界面活性剤 10% ニトリロ三酢酸ナトリウム 10% 高分子ビルダー*1 10% 炭酸ナトリウム 40% 少量成分 残 部 水分 4% *1)ソカランCP7(BASF社製、分子量約50,000) 上記の処方に従って、かつノニオン性界面活性剤の種類
を種々変えて組成物を調製し、そしてこれらの組成物か
ら濃度10%の原液を調製し、各原液の安定度を35℃
の温度で調べた。評価結果を表2に示す。
【0022】
【表2】 表2:ノニオンの性状および評価結果 実 施 例 比 較 例 1 2 3 4 1 2 ノニオン性界面活性剤 アルコール炭素鎖長 12〜13 13 13 13 9〜11 13〜14 EO付加モル数*1 7 9 10 6 5 6 PO付加モル数*2 − − − 2 − − HLB 12.3 13.2 14.5 13.0 11.6 11.8 10%洗剤溶液の外観 良 良 良 良 相分離 相分離 *1)EO:エチレンオキサイド *2)PO:プロピレンオキサイド
【0023】実施例5 炭素鎖長13のアルコールにEOを6モル、POを2モ
ル付加したノニオン性界面活性剤(HLB=13.0)
および上記と同一のアルコールにEOを15、POを3
モル付加したノニオン性界面活性剤(HLB=16.
2)を7/3の重量比%で混合し、計算上HLB=1
4.0に調整したノニオン性界面活性剤を用いて、前記
表1に示す組成の洗剤組成物を調製した。そしてこの組
成物の10%原液の溶液外観を評価した結果、透明溶液
が得られた。
【0024】実施例6〜8 下記の表3に示す組成を有する粉末状洗剤組成物を調製
した。
【表3】 表3:洗剤組成 成分 配合量 ナトリウム石鹸 5.0% クラフト温度:試料毎に異なる(表4参照) 脂肪酸の組成:飽和C8 〜C14 5% 飽和C16〜C22 10〜60% 不飽和C16〜C22 50〜85% 線状第1エトキシル化アルコール 10.0% アルコール鎖の長さ:C13〜C15 EO付加モル数(平均):9 HLB値13.0 炭酸ナトリウム 40.0% トリポリ燐酸ナトリウム 20.0% 蛍光剤 1.0% カルボキシメチルセルロース 1.0% 硫酸ナトリウム 21.0% 水分 2.0%
【0025】上記の処方に従って、かつクラフト温度が
異なる種々の石鹸混合物を用いて種々の組成物試料を作
成し、20Kgをクラフト袋に充填し、35℃、85%
RHの条件下で保存したときの固結性を評価した。ま
た、これらの組成物から濃度10%の洗剤原液を作成
し、25℃における溶液状態を観察した。これらの試験
結果を表4に示す。
【0026】
【表4】 表4:クラフト温度および評価結果 実 施 例 比 較 例 6 7 8 3 4 5 クラフト温度(℃) 25 30 35 15 20 45 固結性 無 無 無 あり あり 無 10%洗剤溶液の外観 良 良 良 良 良 不良
【0027】実施例9〜11 下記の表5に示す組成を有する粉末状洗剤組成物を製造
した。
【表5】 表5:洗剤組成 成分 配合量 ナトリウム石鹸 0〜15% クラフト温度:31℃ 脂肪酸の組成:飽和C8 〜C14 5% 飽和C16〜C22 40% 不飽和C16〜C22 55% ノニオン界面活性剤(HLB=12.9) 20〜5% ノニオンA/ノニオンB=7/3混合物 ノニオンA;C13アルコールEO5モル、P01モル付加物 HLB=11.5 ノニオンB;C13アルコールEO15モル、P03モル付加物 HLB=16.2 ニトリロ三酢酸ナトリウム 10% 高分子ビルダー*1 10% 炭酸ナトリウム 40% 蛍光剤 1% カルボキシメチルセルロース 1% 硫酸ナトリウム 残 部 水分 2% *1)ソカランCP7(BASF社製、分子量約50,000)
【0028】上記の処方に従って、ただし石鹸とエトキ
シル化アルコールとの成分との重量比を種々変えて一連
の組成物試料を作成した。これらの組成物試料から濃度
10%の洗剤原液を作成し、30℃における溶液状態を
観察した。さらに、この原液を所定量連続ワッシャーに
供給し、実使用テストを行い、シーツの仕上げ時の灼け
の有無について目視判定した。これらの試験結果を表6
に示す。
【0029】
【表6】 表6:石鹸/ノニオン比および評価結果 実 施 例 比較例 9 10 11 6 7 石鹸量(%) 5 6 5 0 15 ノニオン性界面活性剤量(%) 10 12 7 10 5 石鹸/ノニオン比 33/67 40/60 42/58 0/100 75/25 10%洗剤溶液の外観 良 良 良 相分離 相分離 シーツ仕上げ時の灼け 無 無 無 無 有
【0030】実施例12、13 下記の表7に示す組成を有する粉末状洗剤組成物を製造
した。
【表7】 表7:洗剤組成 成分 配合量 ナトリウム石鹸 4% クラフト温度:31℃ 脂肪酸の組成:飽和C8 〜C14 5% 飽和C16〜C22 40% 不飽和C16〜C22 55% ノニオン界面活性剤(HLB=12.9) 9% ノニオンA/ノニオンB=7/3混合物 ノニオンA;C13アルコールEO5モル、P01モル付加物 HLB=11.5 ノニオンB;C13アルコールEO15モル、P03モル付加物 HLB=16.2 ニトリロ三酢酸ナトリウム 15% 高分子ビルダー*1 5% 炭酸ナトリウム 30〜60% 蛍光剤 1% カルボキシメチルセルロース 1% 硫酸ナトリウム 残 部 水分 2% *1)ソカランCP7(BASF社製、分子量約50,000)
【0031】上記の処方に従って、炭酸ナトリウムの量
を種々変えて一連の組成物試料を作成した。これらの組
成物試料から濃度10%の洗剤原液を作成し、30℃に
おける溶液状態を観察した。さらに、この原液を所定量
連続ワッシャーに供給し、実使用テストを行い、シーツ
の仕上げ時の灼けの有無について目視判定した。これら
の試験結果を表8に示す。
【0032】
【表8】 表8:炭酸ナトリウム配合量および評価結果 実施例 比較例 12 13 8 炭酸ナトリウム(%) 35 45 60 10%洗剤溶液の外観 良 良 良 シーツ仕上げ時の灼け 無 無 有
【0033】比較例9 下記の表9に示す組成を有する粉末状洗剤組成物を調製
した。
【表9】 表9:洗剤組成 成分 配合量 アルコキシル化アルコール 10% アルコール鎖長:C12〜C15 EO付加モル(平均):7 HLB値12.0 ナトリウム石鹸 5% クラフト温度:31℃ 脂肪酸の組成:飽和C18〜C14 5% 飽和C16〜C22 40% 不飽和C16〜C22 55% メタ珪酸ナトリウム・5H2O 70% トリポリ燐酸ナトリウム 13% 水量成分 2% この組成物を35℃、10%の濃度という条件下で洗剤
原液を調製した場合、良好な原液安定度が得られたが、
仕上げ時のシーツにアルカリ灼けが認められた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 3:10 3:04)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)25〜35℃のクラフト温度を有
    する水溶性脂肪酸石鹸成分と (b)12〜15のHLB値を有するアルコキシル化ア
    ルコール系のノニオン性界面活性剤成分とからなる洗剤
    用活性剤系:5〜25重量%、 (c)炭酸塩:30〜50重量%、および (d)水溶性カルシウム捕捉ビルダー2〜30重量%を
    含有し、 (a)と(b)との比が重量比で30/70〜50/5
    0の範囲にあり、水分の含有量が5重量%未満であるこ
    とを特徴とする粉末状洗剤組成物。
JP24996297A 1997-08-29 1997-08-29 粉末状洗剤組成物 Pending JPH1180798A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24996297A JPH1180798A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 粉末状洗剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24996297A JPH1180798A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 粉末状洗剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1180798A true JPH1180798A (ja) 1999-03-26

Family

ID=17200787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24996297A Pending JPH1180798A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 粉末状洗剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1180798A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4316812A (en) Detergent composition
MXPA97002315A (en) Compositions liquid detergents containing non-aqueous bleach
JPH0463920B2 (ja)
JPS60229999A (ja) 着色布用洗剤
PL186322B1 (pl) Środek piorący i czyszczący w postaci pasty, przeznaczony do stosowania w pralniach przemysłowych oraz sposób wytwarzania środka piorącego i czyszczącego
JPH02276900A (ja) 液体洗剤
US5026400A (en) Built particulate detergent containing a narrow range alcohol ethoxylate and a pet-poet copolymer soil release agent
JPS63120799A (ja) 布帛処理洗剤組成物
JPH03210399A (ja) 塩素を含まない液体自動皿洗い組成物
US4908039A (en) Built particulate detergent containing a narrow range alcohol ethoxylate and a PET-POET copolymer soil release agent
JPH01146997A (ja) 無リン洗浄漂白剤組成物
JP2951851B2 (ja) 非イオン性粉末洗浄剤組成物
EP0445852A1 (en) Detergent composition
JPH1180798A (ja) 粉末状洗剤組成物
JPH0665720B2 (ja) 濃縮粉末洗剤組成物
JPH05171198A (ja) 固型洗浄剤
JPS6262899A (ja) 高密度粒状洗剤組成物
JP2831639B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2531522B2 (ja) 高嵩密度粒状洗剤組成物
JP2714523B2 (ja) 非イオン性粉末洗浄剤組成物
JP4694020B2 (ja) 漂白洗浄剤組成物
JP2945495B2 (ja) 高嵩密度粒状洗剤組成物
JPS59176399A (ja) 粉末状洗剤組成物
JPS61231098A (ja) 濃縮粉末洗剤組成物
JP2547629B2 (ja) 高嵩密度粒状洗剤組成物