JPH117965A - 薄板供給装置 - Google Patents
薄板供給装置Info
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- JPH117965A JPH117965A JP9159891A JP15989197A JPH117965A JP H117965 A JPH117965 A JP H117965A JP 9159891 A JP9159891 A JP 9159891A JP 15989197 A JP15989197 A JP 15989197A JP H117965 A JPH117965 A JP H117965A
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- thin plate
- peeling
- suction rod
- rod
- suction
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電解液の周囲への飛散を生じることなく、か
つ薄板の引き剥がしタイミングが変わることなく薄板を
安全確実に供給することができる薄板供給装置を提供す
る。 【解決手段】 排気手段に連通する内部通路22aをも
ち、その先端22bに薄板Pを真空吸着保持する吸着棒
22と、この吸着棒22の外側に同軸的に取り付けられ
た引き剥がし部25と、この引き剥がし部25を前記吸
着棒22に対して相対摺動させる手段24,28,29
と、前記引き剥がし部の先端に形成され、前記相対摺動
手段により引き剥がし部25を吸着棒22に対して相対
摺動させて引き剥がし部25の先端を薄板Pに当接させ
ることにより吸着棒22から薄板Pを引き剥がしたとき
に吸着棒の内部通路に連通して内部通路22aを大気に
開放する大気開放用の切欠き23とを備える。
つ薄板の引き剥がしタイミングが変わることなく薄板を
安全確実に供給することができる薄板供給装置を提供す
る。 【解決手段】 排気手段に連通する内部通路22aをも
ち、その先端22bに薄板Pを真空吸着保持する吸着棒
22と、この吸着棒22の外側に同軸的に取り付けられ
た引き剥がし部25と、この引き剥がし部25を前記吸
着棒22に対して相対摺動させる手段24,28,29
と、前記引き剥がし部の先端に形成され、前記相対摺動
手段により引き剥がし部25を吸着棒22に対して相対
摺動させて引き剥がし部25の先端を薄板Pに当接させ
ることにより吸着棒22から薄板Pを引き剥がしたとき
に吸着棒の内部通路に連通して内部通路22aを大気に
開放する大気開放用の切欠き23とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部絶縁板として
の薄板を電解液注入後の電池容器に供給する薄板供給装
置に関する。
の薄板を電解液注入後の電池容器に供給する薄板供給装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高性能で高容量の電池の需要が増
大し、ニッケル水素二次電池やリチウムイオン二次電池
などの種々の二次電池が開発され、実用化されてきてい
る。例えば、ニッケル水素二次電池は正極シート/セパ
レータ/負極シートからなる渦巻型積層電極群を電解液
とともに外装容器内に液密に封入してなる。渦巻型積層
電極群は正極とアウター缶及び負極と封口体など内部シ
ョートを防止する目的でシート状の絶縁物を用いる。こ
の絶縁物はフープ状から打ち抜かれ、これを薄板供給装
置のヘッドで吸着保持し、電解液注入後の電池容器の上
部開口に供給される。
大し、ニッケル水素二次電池やリチウムイオン二次電池
などの種々の二次電池が開発され、実用化されてきてい
る。例えば、ニッケル水素二次電池は正極シート/セパ
レータ/負極シートからなる渦巻型積層電極群を電解液
とともに外装容器内に液密に封入してなる。渦巻型積層
電極群は正極とアウター缶及び負極と封口体など内部シ
ョートを防止する目的でシート状の絶縁物を用いる。こ
の絶縁物はフープ状から打ち抜かれ、これを薄板供給装
置のヘッドで吸着保持し、電解液注入後の電池容器の上
部開口に供給される。
【0003】従来の薄板供給装置は、図5の(a)に示
すように、吸着ヘッド2のなかに中空の引き剥がしヘッ
ド5が摺動可能に挿入されている。吸着ヘッド2の上部
には排気管7が接続され、この排気管7の内部通路7a
は真空ポンプ(図示せず)の吸い込み側に連通し、内部
通路7aを真空排気すると吸着ヘッド2の先端に薄板P
が吸着されるようになっている。さらに、真空ポンプか
ら吸着ヘッド2までの間には大気開放用の電磁弁(図示
せず)が設けられ、通路7aを大気に開放して内部の真
空が破られるようになっている。
すように、吸着ヘッド2のなかに中空の引き剥がしヘッ
ド5が摺動可能に挿入されている。吸着ヘッド2の上部
には排気管7が接続され、この排気管7の内部通路7a
は真空ポンプ(図示せず)の吸い込み側に連通し、内部
通路7aを真空排気すると吸着ヘッド2の先端に薄板P
が吸着されるようになっている。さらに、真空ポンプか
ら吸着ヘッド2までの間には大気開放用の電磁弁(図示
せず)が設けられ、通路7aを大気に開放して内部の真
空が破られるようになっている。
【0004】薄板Pを吸着ヘッド2から引き剥がす場合
は、図5の(b)に示すように、吸着ヘッド2を上方へ
引き上げ、内スプリング8で付勢された引き剥がしヘッ
ド5が吸着ヘッド2のなかから突出して薄板Pに当接
し、引き剥がしヘッド5に押し下げられて薄板Pは吸着
ヘッド2から引き剥がされる。なお、薄板Pの引き剥が
し後、吸着ヘッド2は外スプリング9でもとの位置に戻
される。
は、図5の(b)に示すように、吸着ヘッド2を上方へ
引き上げ、内スプリング8で付勢された引き剥がしヘッ
ド5が吸着ヘッド2のなかから突出して薄板Pに当接
し、引き剥がしヘッド5に押し下げられて薄板Pは吸着
ヘッド2から引き剥がされる。なお、薄板Pの引き剥が
し後、吸着ヘッド2は外スプリング9でもとの位置に戻
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、吸着ヘッド2の先端から大気開放用の
電磁弁(図示せず)までの通路7aが長いために、電磁
弁が作動してから通路7a内が大気圧に戻るまでに時間
がかかりすぎ、薄板Pの引き剥がしタイミングが一連の
供給動作に追いつかない場合が生じる。また、薄板Pは
吸着ヘッド2の先端に静電吸着しやすく、容易に引き剥
がれない場合がある。
装置においては、吸着ヘッド2の先端から大気開放用の
電磁弁(図示せず)までの通路7aが長いために、電磁
弁が作動してから通路7a内が大気圧に戻るまでに時間
がかかりすぎ、薄板Pの引き剥がしタイミングが一連の
供給動作に追いつかない場合が生じる。また、薄板Pは
吸着ヘッド2の先端に静電吸着しやすく、容易に引き剥
がれない場合がある。
【0006】そこで、引き剥がし動作の応答の遅れを解
消するために通路7a内に給気し、エアブローすること
により吸着ヘッド2から薄板Pを強制的に引き剥がすよ
うにしている。しかしながら、エアブローを用いて吸着
ヘッド2から薄板Pを引き剥がすと、電解液が電池容器
のなかから外へ吹き飛ばされ、電解液量の不足を生じ、
品質管理の面から問題を生じる。また、その周囲が吹き
飛ばされた電解液で汚されてしまう。
消するために通路7a内に給気し、エアブローすること
により吸着ヘッド2から薄板Pを強制的に引き剥がすよ
うにしている。しかしながら、エアブローを用いて吸着
ヘッド2から薄板Pを引き剥がすと、電解液が電池容器
のなかから外へ吹き飛ばされ、電解液量の不足を生じ、
品質管理の面から問題を生じる。また、その周囲が吹き
飛ばされた電解液で汚されてしまう。
【0007】また、真空吸着とスプリングによる付勢力
とを併用した引き剥がし機構を付加した場合であって
も、大気中の電解液が引き剥がし機構のなかに侵入し、
これが結晶化し、引き剥がしヘッド5が円滑に摺動しな
くなるので、引き剥がしタイミングが変わってしまい、
薄板Pの供給ミスを引き起こしやすい。
とを併用した引き剥がし機構を付加した場合であって
も、大気中の電解液が引き剥がし機構のなかに侵入し、
これが結晶化し、引き剥がしヘッド5が円滑に摺動しな
くなるので、引き剥がしタイミングが変わってしまい、
薄板Pの供給ミスを引き起こしやすい。
【0008】さらに、大気中の電解液を電磁弁が吸入す
ると、電磁弁が故障してしまうという事態も生じる。本
発明は上記課題を解決するためになされたものであり、
電解液の周囲への飛散を生じることなく、かつ薄板の引
き剥がしタイミングが変わることなく薄板を安全確実に
供給することができる薄板供給装置を提供することを目
的とする。
ると、電磁弁が故障してしまうという事態も生じる。本
発明は上記課題を解決するためになされたものであり、
電解液の周囲への飛散を生じることなく、かつ薄板の引
き剥がしタイミングが変わることなく薄板を安全確実に
供給することができる薄板供給装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る薄板供給装
置は、電解液注入後の電池容器に薄板を供給する薄板供
給装置において、排気手段に連通する内部通路をもち、
その先端に薄板を真空吸着保持する吸着棒と、この吸着
棒の外側に同軸的に取り付けられた引き剥がし部と、こ
の引き剥がし部を前記吸着棒に対して相対摺動させる手
段と、前記引き剥がし部の先端に形成され、前記相対摺
動手段により引き剥がし部を吸着棒に対して相対摺動さ
せて引き剥がし部の先端を薄板に当接させることにより
吸着棒から薄板を引き剥がしたときに前記吸着棒の内部
通路に連通して内部通路を大気に開放する大気開放用の
切欠きと、を具備することを特徴とする。
置は、電解液注入後の電池容器に薄板を供給する薄板供
給装置において、排気手段に連通する内部通路をもち、
その先端に薄板を真空吸着保持する吸着棒と、この吸着
棒の外側に同軸的に取り付けられた引き剥がし部と、こ
の引き剥がし部を前記吸着棒に対して相対摺動させる手
段と、前記引き剥がし部の先端に形成され、前記相対摺
動手段により引き剥がし部を吸着棒に対して相対摺動さ
せて引き剥がし部の先端を薄板に当接させることにより
吸着棒から薄板を引き剥がしたときに前記吸着棒の内部
通路に連通して内部通路を大気に開放する大気開放用の
切欠きと、を具備することを特徴とする。
【0010】なお、引き剥がし部の先端と薄板との相互
接触面積が小さくなるように複数の大気開放用切欠きが
形成されていることが好ましい。また、相対摺動手段
は、吸着棒に沿って引き剥がし部を上下動させる揺動レ
バーと、引き剥がし部のストロークを規定するために揺
動レバーの端部に当接する第1のストッパと、吸着棒の
ストロークを規定するために揺動レバーを支持する支持
部材に当接する第2のストッパと、引き剥がし部を付勢
する第1の弾性部材と、吸着棒を付勢する第2の弾性部
材と、を備えることが望ましい。
接触面積が小さくなるように複数の大気開放用切欠きが
形成されていることが好ましい。また、相対摺動手段
は、吸着棒に沿って引き剥がし部を上下動させる揺動レ
バーと、引き剥がし部のストロークを規定するために揺
動レバーの端部に当接する第1のストッパと、吸着棒の
ストロークを規定するために揺動レバーを支持する支持
部材に当接する第2のストッパと、引き剥がし部を付勢
する第1の弾性部材と、吸着棒を付勢する第2の弾性部
材と、を備えることが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しながら
本発明の好ましい実施の形態について説明する。薄板P
はフープ状から打ち抜かれ、薄板供給装置のヘッド20
に吸着され、電解液注入後の電池容器(図示せず)に向
けて供給されるようになっている。このような薄板Pは
厚さが約0.2〜1.0mmの塩化ビニルからなり、その
大きさは電池容器の内径にほぼ相当している。この薄板
Pを電解液注入後の電池容器の上部に装入することによ
り内部ショートを防止するようになっている。
本発明の好ましい実施の形態について説明する。薄板P
はフープ状から打ち抜かれ、薄板供給装置のヘッド20
に吸着され、電解液注入後の電池容器(図示せず)に向
けて供給されるようになっている。このような薄板Pは
厚さが約0.2〜1.0mmの塩化ビニルからなり、その
大きさは電池容器の内径にほぼ相当している。この薄板
Pを電解液注入後の電池容器の上部に装入することによ
り内部ショートを防止するようになっている。
【0012】図1に示すように、薄板供給装置のヘッド
20の吸着棒22は水平揺動アーム21によって支持さ
れている。水平揺動アーム21の下面にはブラケット3
3及び支軸24aを介して昇降レバー24が取り付けら
れている。昇降レバー24は、中央が水平支軸24aに
よって揺動可能に支持され、一端側が軸30を介して引
き剥がし部25に軸支され、他端側が拘束されず自由に
なっている。
20の吸着棒22は水平揺動アーム21によって支持さ
れている。水平揺動アーム21の下面にはブラケット3
3及び支軸24aを介して昇降レバー24が取り付けら
れている。昇降レバー24は、中央が水平支軸24aに
よって揺動可能に支持され、一端側が軸30を介して引
き剥がし部25に軸支され、他端側が拘束されず自由に
なっている。
【0013】水平支軸24aは例えばモータ駆動軸(図
示せず)に減速機構(図示せず)を介して連結されてい
る。水平支軸24aを回転させるとレバー24が上下に
揺動し、引き剥がし部25が昇降する一方で、レバー2
4の他端側は第1のストッパ26に当接するようになっ
ている。この第1のストッパ26によってレバー24の
動作が制限され、引き剥がし部25の昇降ストローク量
が定められている。すなわち、引き剥がし部25の動作
タイミングはこれらの機構によりメカニズム的に決定さ
れている。
示せず)に減速機構(図示せず)を介して連結されてい
る。水平支軸24aを回転させるとレバー24が上下に
揺動し、引き剥がし部25が昇降する一方で、レバー2
4の他端側は第1のストッパ26に当接するようになっ
ている。この第1のストッパ26によってレバー24の
動作が制限され、引き剥がし部25の昇降ストローク量
が定められている。すなわち、引き剥がし部25の動作
タイミングはこれらの機構によりメカニズム的に決定さ
れている。
【0014】引き剥がし部25は吸着棒22と同軸に設
けられ、リニアブッシュ25aとガイド25bと当接部
25cとを備えている。吸着棒22は複数の軸受31,
32により引き剥がし部25のリニアブッシュ25a及
び揺動アーム21に対して回転自在に取り付けられてい
る。吸着棒22の吸引通路22aは真空ポンプ(図示せ
ず)の吸い込み側に連通し、その下端吸着部22bで開
口し、吸着部22bに薄板Pが吸着されるようになって
いる。
けられ、リニアブッシュ25aとガイド25bと当接部
25cとを備えている。吸着棒22は複数の軸受31,
32により引き剥がし部25のリニアブッシュ25a及
び揺動アーム21に対して回転自在に取り付けられてい
る。吸着棒22の吸引通路22aは真空ポンプ(図示せ
ず)の吸い込み側に連通し、その下端吸着部22bで開
口し、吸着部22bに薄板Pが吸着されるようになって
いる。
【0015】図2の(a)に示すように、吸着棒22は
引き剥がし部25のリニアブッシュ25aのなかを貫通
し、その先端の吸着部22bが突出して薄板Pを吸着す
るようになっている。また、吸着棒22には第2のスト
ッパ27が取り付けられ、この第2のストッパ27によ
り吸着棒22の昇降ストロークが規定されている。第2
のストッパ27と揺動アーム21との間には第2のスプ
リング29が設けられ、薄板Pの引き剥がし後にスプリ
ング29の付勢により吸着棒22がもとの位置に戻され
るようになっている。
引き剥がし部25のリニアブッシュ25aのなかを貫通
し、その先端の吸着部22bが突出して薄板Pを吸着す
るようになっている。また、吸着棒22には第2のスト
ッパ27が取り付けられ、この第2のストッパ27によ
り吸着棒22の昇降ストロークが規定されている。第2
のストッパ27と揺動アーム21との間には第2のスプ
リング29が設けられ、薄板Pの引き剥がし後にスプリ
ング29の付勢により吸着棒22がもとの位置に戻され
るようになっている。
【0016】一方、図2の(b)に示すように、揺動レ
バー24を揺動させると引き剥がし部25の先端が吸着
部22bより下方に突出し、これが薄板Pに当接して薄
板Pが吸着ヘッドから強制的に引き剥がされるようにな
っている。
バー24を揺動させると引き剥がし部25の先端が吸着
部22bより下方に突出し、これが薄板Pに当接して薄
板Pが吸着ヘッドから強制的に引き剥がされるようにな
っている。
【0017】第1のスプリング28は動作後の引き剥が
し部25を元の位置に戻すためのものである。第2のス
プリング29は動作後の吸着棒22を元の位置に戻すた
めのものである。
し部25を元の位置に戻すためのものである。第2のス
プリング29は動作後の吸着棒22を元の位置に戻すた
めのものである。
【0018】図3に示すように、水平揺動アーム21は
支軸21aのまわりに水平に揺動し、薄板Pを1枚ずつ
吸着して電解液注入後の電池容器に供給するようになっ
ている。
支軸21aのまわりに水平に揺動し、薄板Pを1枚ずつ
吸着して電解液注入後の電池容器に供給するようになっ
ている。
【0019】図4に示すように、引き剥がし部25の先
端部分には4つの大気開放用切欠き23が形成されてい
る。引き剥がし部25を吸着棒22より下方に突出させ
ると、これらの切欠き23を介して真空排気通路22a
が大気雰囲気に連通し、通路22aの真空が破られるよ
うになっている。なお、薄板Pの静電吸着防止のため
に、薄板Pと接触する当接部25cの面積はできるだけ
小さくなるようにすることが望ましい。このようにする
と、真空吸着が解除されると同時に、薄板Pは即座に供
給装置の先端を離脱し、供給タイミングが確実かつ安定
になる。
端部分には4つの大気開放用切欠き23が形成されてい
る。引き剥がし部25を吸着棒22より下方に突出させ
ると、これらの切欠き23を介して真空排気通路22a
が大気雰囲気に連通し、通路22aの真空が破られるよ
うになっている。なお、薄板Pの静電吸着防止のため
に、薄板Pと接触する当接部25cの面積はできるだけ
小さくなるようにすることが望ましい。このようにする
と、真空吸着が解除されると同時に、薄板Pは即座に供
給装置の先端を離脱し、供給タイミングが確実かつ安定
になる。
【0020】次に、上記の薄板供給装置の動作について
簡単に説明する。アーム21をスイングさせ、吸着棒2
2をマガジンの所定箇所に位置させる。通路22aを真
空排気し、吸着棒22の先端吸着部22bに薄板Pを吸
着する。図2(a)に示すように、吸着時における先端
吸着部22bの突出長さはわずか1〜2mmである。
簡単に説明する。アーム21をスイングさせ、吸着棒2
2をマガジンの所定箇所に位置させる。通路22aを真
空排気し、吸着棒22の先端吸着部22bに薄板Pを吸
着する。図2(a)に示すように、吸着時における先端
吸着部22bの突出長さはわずか1〜2mmである。
【0021】次に、アーム21をスイングさせ、吸着棒
22を巻回装置の所定箇所に位置させる。通路22aの
真空排気を停止するとともに、揺動レバー24を上下揺
動させ、引き剥がし部25の先端当接部25cを吸着部
22bより下方に突出させる。これにより当接部25c
が薄板Pに当接して薄板Pを下方に押し下げるととも
に、切欠き23を通って大気が通路22aに流入して真
空が破られるので、薄板Pは即座に当接部25cを離れ
る。図2(b)に示すように、引き剥がし部25の移動
ストロークは3〜6mm程度である。引き剥がし後は揺
動レバー24がもとに戻り、スプリング28,29によ
って引き剥がし部25及び吸着棒22はもとの状態に戻
る。なお、薄板供給の1サイクル時間は約1秒未満であ
る。
22を巻回装置の所定箇所に位置させる。通路22aの
真空排気を停止するとともに、揺動レバー24を上下揺
動させ、引き剥がし部25の先端当接部25cを吸着部
22bより下方に突出させる。これにより当接部25c
が薄板Pに当接して薄板Pを下方に押し下げるととも
に、切欠き23を通って大気が通路22aに流入して真
空が破られるので、薄板Pは即座に当接部25cを離れ
る。図2(b)に示すように、引き剥がし部25の移動
ストロークは3〜6mm程度である。引き剥がし後は揺
動レバー24がもとに戻り、スプリング28,29によ
って引き剥がし部25及び吸着棒22はもとの状態に戻
る。なお、薄板供給の1サイクル時間は約1秒未満であ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明の装置によれば、従来の大気開放
用の電磁弁が不要になり、簡易な構造で、電解液の周囲
への飛散を生じることなく、かつ薄板の引き剥がしタイ
ミングが変わることなく薄板を安全確実に供給すること
ができる。
用の電磁弁が不要になり、簡易な構造で、電解液の周囲
への飛散を生じることなく、かつ薄板の引き剥がしタイ
ミングが変わることなく薄板を安全確実に供給すること
ができる。
【図1】本発明の実施形態に係る薄板供給装置を示す正
面図。
面図。
【図2】(a)は薄板を吸着保持した状態の薄板供給装
置の主要部を、(b)は薄板を引き剥がすときの状態の
薄板供給装置の主要部を示す縦断面図。
置の主要部を、(b)は薄板を引き剥がすときの状態の
薄板供給装置の主要部を示す縦断面図。
【図3】薄板供給装置のアームの動きを示す平面図。
【図4】引き剥がし部の先端部分を拡大して示す斜視
図。
図。
【図5】(a)は薄板を吸着保持した従来の薄板供給装
置の主要部を、(b)は薄板を引き剥がすときの従来の
薄板供給装置の主要部を示す縦断面図である。
置の主要部を、(b)は薄板を引き剥がすときの従来の
薄板供給装置の主要部を示す縦断面図である。
20…薄板供給ヘッド、21…アーム、21a…支軸、
22…吸着棒、22a…吸引通路、22b…吸着部、2
3…大気開放用切欠き、24…レバー、24a…支軸、
25…引き剥がし部、25a…リニアブッシュ、25b
…ガイド、25c…当接部、26,27…ストッパ、2
8,29…スプリング、31,32…軸受、P…薄板。
22…吸着棒、22a…吸引通路、22b…吸着部、2
3…大気開放用切欠き、24…レバー、24a…支軸、
25…引き剥がし部、25a…リニアブッシュ、25b
…ガイド、25c…当接部、26,27…ストッパ、2
8,29…スプリング、31,32…軸受、P…薄板。
Claims (3)
- 【請求項1】 電解液注入後の電池容器に薄板を供給す
る薄板供給装置において、 排気手段に連通する内部通路をもち、その先端に薄板を
真空吸着保持する吸着棒と、 この吸着棒の外側に同軸的に取り付けられた引き剥がし
部と、 この引き剥がし部を前記吸着棒に対して相対摺動させる
手段と、 前記引き剥がし部の先端に形成され、前記相対摺動手段
により引き剥がし部を吸着棒に対して相対摺動させて引
き剥がし部の先端を薄板に当接させることにより吸着棒
から薄板を引き剥がしたときに前記吸着棒の内部通路に
連通して内部通路を大気に開放する大気開放用の切欠き
と、を具備することを特徴とする薄板供給装置。 - 【請求項2】 上記引き剥がし部の先端と薄板との相互
接触面積が小さくなるように複数の大気開放用切欠きが
形成されていることを特徴とする請求項1記載の薄板供
給装置。 - 【請求項3】 上記相対摺動手段は、吸着棒に沿って引
き剥がし部を上下動させる揺動レバーと、引き剥がし部
のストロークを規定するために揺動レバーの端部に当接
する第1のストッパと、吸着棒のストロークを規定する
ために揺動レバーを支持する支持部材に当接する第2の
ストッパと、引き剥がし部を付勢する第1の弾性部材
と、吸着棒を付勢する第2の弾性部材と、を備えること
を特徴とする請求項1記載の薄板供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9159891A JPH117965A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 薄板供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9159891A JPH117965A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 薄板供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH117965A true JPH117965A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15703443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9159891A Pending JPH117965A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 薄板供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH117965A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014513864A (ja) * | 2011-07-01 | 2014-06-05 | ジーエス エナジー コーポレーション | 薄膜電池パッケージング方法及び薄膜電池パッケージ製造装置 |
-
1997
- 1997-06-17 JP JP9159891A patent/JPH117965A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014513864A (ja) * | 2011-07-01 | 2014-06-05 | ジーエス エナジー コーポレーション | 薄膜電池パッケージング方法及び薄膜電池パッケージ製造装置 |
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