JP2511756B2 - チップ部品装着装置 - Google Patents

チップ部品装着装置

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JP2511756B2
JP2511756B2 JP3278936A JP27893691A JP2511756B2 JP 2511756 B2 JP2511756 B2 JP 2511756B2 JP 3278936 A JP3278936 A JP 3278936A JP 27893691 A JP27893691 A JP 27893691A JP 2511756 B2 JP2511756 B2 JP 2511756B2
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chip component
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head
suction
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藤 宏 加
塚 佳 久 岩
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チッブ部品をプリント
基板に自動的に装着するチップ部品装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装着装置として、従来、プリン
ト基板が搬送されるコンベア上に、このコンベアと平行
な水平面内をXY方向に高速で移動するヘッド支持部を
設け、このヘッド支持部に部品供給部から供給されるチ
ップ部品を吸着して、プリント基板上の所定位置に移し
換える吸着ヘッドを設けたものが知られている。この吸
着ヘッドは、チップ部品を吸着する吸着ノズルと、この
吸着ノズルに吸着されたチップ部品を挾み込んで、吸着
ノズルに対するチップ部品の位置決めを行う複数本の修
正アームとを備え、この吸着ヘッドには修正アームを互
いに連動して開閉するための開閉機構が付加されてい
る。ところが、この開閉機構としてリンクを用いると、
部品点数が増大して吸着ヘッド自体が重く大きなものと
なる傾向にあった。それとともに、吸着ヘッドはチップ
部品の装着方向を選択するために軸回り方向にも回動さ
れるが、上記リンクを用いた吸着ヘッドでは、このリン
クが吸着ヘッドの径方向外側に張り出すので、特に吸着
ヘッドを複数個並べるに当たっては、吸着ヘッドの間隔
を大きくして相互接触を回避せざるを得ず、その分、ヘ
ッド支持部も大形化して吸着ヘッドを含めた可動部分が
重くなる不具合があった。従って、ヘッド支持部が所定
の位置で停止する際、慣性によってヘッド支持部が動き
過ぎてしまうことがあり、吸着ヘッドを部品供給部やプ
リント基板上の所定位置に精度良く位置合わせするのに
苦慮するものであった。また、上記慣性の問題から、ヘ
ッド支持部の移動速度の高速化にも限界があり、チップ
部品の装着効率を高める上でいま一歩改善の余地があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みなされたもので、上記吸着ヘッド、そのヘッ
ド支持部等の可動部を小形軽量化し、吸着ヘッドの停止
の際の慣性を小さくして、吸着ヘッドの所定の位置への
停止精度を良くすると共に、ヘッド支持部の移動を高速
化してチップ部品の装着を効率的に行うチップ部品装着
装置を提供することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、基板
が搬送される搬送路上に、前記基板の所定位置に向かっ
て移動可能なヘッド支持部を設け、このヘッド支持部
に、部品供給部から供給されるチップ部品を吸着して上
記基板上に移し換える少なくとも1個の吸着ヘッドを設
けたチップ部品装着装置を前提とし、上記吸着ヘッド
は、ヘッド支持部に支持された筒状ガイドに、上下方向
に昇降動されるシャフト部品を摺動自在に挿通するとと
もに、このシャフト部品は相対的に摺動可能な外側シャ
フトと内側シャフトで構成され、この内側シャフトの下
端部にチップ部品を吸着する吸着ノズルを設け、このシ
ャフト部品と筒状ガイドとを軸廻り方向に互いに連動し
て回動可能に設ける一方、上記筒状ガイドの下端部に、
吸着ノズルに吸着されたチップ部品を挾み込んで、チッ
プ部品の位置決めを行う少なくとも一組の対向して配置
された修正アームを回動可能に枢着し、上記外側シャフ
トが前記の対向して配置した修正アームの間を降下する
際に、この外側シャフトの外周面に摺接して修正アーム
を外側に向かって拡開させるカム部を、前記の対向して
配置した修正アームの対向面に形成するとともに、上記
筒状ガイドの外周には修正アームの上端部に設けた外側
に張り出すレバー部を上方から押圧して、修正アームを
閉方向に付勢するスリーブを軸方向に摺動可能に嵌合さ
せた、という手段を講じたものである。
【0005】
【作 用】この構成によれば、シャフト部品の外側シャ
フトが下降すると、その外側面に摺接している修正アー
ムのカム部が、筒状ガイドの外周に嵌合したスリーブの
付勢力に抗して外側に押しやられて修正アームが拡開さ
れ、また、反対に、シャフト部品が上昇すると、上記ス
リーブの付勢力によって修正アームが閉じられる。した
がって、修正アームの開閉は、筒状ガイドの内側に挿通
したシャフト部品ならびに外側に嵌合したスリーブの摺
動によってなされるから、修正アームを開閉操作するた
めの機構が数少ない部品でもって簡単に構成され、した
がって、吸着ヘッドの軽量化が図られる。しかも、内側
シャフトと外側シャフトからなる上記シャフト部品や、
スリーブは、筒状ガイドに対し同軸状に設けられるか
ら、この筒状ガイドにコンパクトに組み込むことがで
き、吸着ヘッドの外側に修正アームを開閉するための部
品が大きく張り出すこともなく、吸着ヘッドを極力小径
化することができる。したがって、吸着ヘッドの旋回慣
性モーメントが小さく、このために吸着ヘッドの旋回動
によるチップ部品の方向調整を迅速、正確に行うことが
できる。さらに、吸着ヘッドを極力小径化できるので、
吸着ヘッドを複数個並べて配置する場合でも、これら吸
着ヘッドの間隔を詰めることができ、ヘッド支持部を含
めた可動部分を小型軽量化することができる。したがっ
て、吸着ヘッドの水平方向運動における起動、停止の際
の慣性が小さく抑えられ、部品供給部や基盤に対する吸
着ヘッドの位置合せを高精度で行える。また、このよう
に慣性が小さくなることに伴って、ヘッド支持部の水平
面内での移動速度を高速化することが可能になり、した
がって、チップ部品の装着効率を向上させることができ
る。さらに、修正アームを開閉させるために修正アーム
を直接駆動する駆動手段は内側シャフトと外側シャフト
からなり、筒状ガイド内で上下に摺動するシャフト部品
の外側シャフトであるから、駆動手段が軽量化され、そ
の慣性が小さく抑えられる。このように修正アームの駆
動手段の慣性が小さくなることに伴って、その起動、停
止を迅速にすることが可能になり、したがって、修正ア
ームの開閉動作を迅速にすることができる。
【0006】
【実 施 例】以下本発明を、図面に示す一実施例に基
づいて説明する。図11は装置の側面を示し、そのキャ
ビネット1の上面には、搬送路としてのコンベア2が水
平に設置されている。コンベア2上にはその一方側から
プリント基板3が搬送され、このコンベア2の送りはプ
リント基板3がチップ部品装着ポジションP1に至った
時点で一時的に停止される。コンベア2の上方にはフレ
ーム4が配置されており、このフレーム4はコンベア2
と直交するガイドレール5、5に案内されて、コンベア
2と平行な水平面内をコンベア2と直交する方向、つま
りY方向に往復動される。そして、このフレーム4の一
端部には、ガイドレール5、5と平行な親ねじ6が噛み
合っており、この親ねじ6をモータ7で回転させること
により、フレーム4にY方向への送りが与えられる。ま
た、フレーム4にはヘッド支持部8が支持されており、
このヘッド支持部8はコンベア2に沿うガイドレール9
に案内されて、コンベア2の送り方向に沿うX方向に往
復動される。このヘッド支持部8にはガイドレール9と
平行な親ねじ10が噛み合っており、この親ねじ10を
モータ11で回転させることにより、ヘッド支持部8に
X方向への送りが与えられる。従って、ヘッド支持部8
は上記フレーム4のY方向への送りと相まって、コンベ
ア2と平行な水平面内を任意な位置に移動される。一
方、上記キャビネット1上には、コンベア2を挾んだ両
側に位置して、部品供給部12が設けられている。本実
施例の部品供給部12は、リールに巻回された粘着テー
プ13に例えば直方体形状をなすチップ部品14・・・
を等間隔に張付けたもので、この粘着テープ13の繰り
出し端には、図2に示すように粘着テープ13を間欠的
に送り出すラチェット式の送り機構16が組み込まれて
いる。送り機構16はつめ車17及びこのつめ車17に
引掛かるつめ18を有した入力車19を備え、上記つめ
車17は粘着テープ13の送り孔に噛み合う送り車(図
示せず)と一体に回転される。そして、入力車19は押
圧ロッド20が下方に押し込まれることによって矢印A
方向に一定角度回転されると共に、その後、ばね21に
よって引き戻され、この際、つめ18がつめ車17を矢
印B方向に一定角度回転させる。このつめ車17の回転
により、粘着テープ13が一定のピッチで繰り出され、
その先端部のチップ部品14が吸着ポジションP2に位
置されるようになっている。ところで、上記ヘッド支持
部8には、3個の吸着ヘッド22・・が並設されてい
る。この吸着ヘッド22は上記吸着ポジションP2に位
置されたチップ部品14を、チップ部品装着ポジション
1にあるプリント基板3の所定位置に移し換えるもの
であり、以下この吸着ヘッド22の詳細について、図1
ないし図6を参照しつつ説明する。即ち、図中符号23
はヘッド本体であり、上記ヘッド支持部8に支持されて
いる。ヘッド本体23内にはシリンダ24及びこのシリ
ンダ24よりも大径な装着孔25が上下方向に沿って同
軸的に形成されており、ヘッド本体23の上面にはシリ
ンダ24の上端開口部を閉塞する蓋部材26が被着され
ていると共に、装着孔25内にはシリンダ24の下端開
口部を塞ぐ中間部材27が嵌合されている。装着孔25
の内側にはスリーブ28及び軸受29を介して円筒状の
ガイド30が同軸状に軸支されており、このガイド30
の下端部は装着孔25の下方に導出されている。そし
て、シリンダ24及びガイド30内には中空のシャフト
部品31が同軸状に挿通されている。本実施例のシャフ
ト部品31は、外側シャフト32と内側シャフト33と
を軸方向に摺動可能に嵌合した二重構造をなし、内側シ
ャフト33の内部には軸方向に沿って真空通路34が形
成されている。このシャフト部品31の上端部は端部材
26を貫通して上方に導出されていると共に、内側シャ
フト33の上端部は外側シャフト32よりも上方に突出
されており、この内側シャフト33の上端部には軸受3
5を介して端部キャップ36が嵌合されている。そし
て、内側シャフト33内の真空通路34は、端部キャッ
プ36に連なるホース37及びヘッド本体23内の連通
路38を介して真空ポンプ39に連なっている。また、
内側シャフト33の下端部は、外側シャフト32よりも
下方に導出されており、この導出部分の外周には、外側
シャフト32の下端面から軸方向に距離L1隔てた位置
に、外側シャフト32を受けるゴム製のダンパ40が固
定されている。内側シャフト33の下端面に開口する真
空通路34の下端開口部内には、チップ部品14を吸着
する吸着ノズル41が装着されており、この吸着ノズル
41はコイルばね42を介して軸方向に上下動可能に嵌
合されて、チップ部品14の大きさや形状が変わった場
合に、その高さ変化分を吸収し得るようになっている。
上記外側シャフト32の外周には、シリンダ24内を上
部室43と下部室44とに区画するピストン45が取付
けられている。これら上部室43及び下部室44は夫々
エアー供給路47、47を介してエアーポンプ46、4
6に連なっており、この上部室43又は下部室44への
空気の供給を切換えることにより、ピストン45と共に
外側シャフト32が昇降動される。また、端部キャップ
36に設けたブラケット50には、内側シャフト33の
昇降動をガイドする二本のガイドシャフト51、51が
連結されている。ガイドシャフト51、51はヘッド本
体23を摺動自在に貫通してシャフト部品31よりも下
方に延びており、その一方の下端部は、吸着ヘッド22
が吸着ポジションP2に位置された際に、送り機構16
の押圧ロッド20と対抗される。なお、内側シャフト3
3及びガイドシャフト51、51は、リターンばね52
を介して上方に付勢されている。シャフト部品31が貫
通する端部材26には、ストローク調整用の調整ねじ5
3がねじ込まれている。この調整ねじ53の上部はブラ
ケット50を上下方向に貫通しており、この調整ねじ5
3にはブラケット50の上面及び下面に当接して内側シ
ャフト33とガイドシャフト51、51のストローク量
を規制するストッパ54、55が取付けられている。ブ
ラケット50の下面に当接するストッパ55は、この下
面から距離L2隔てた位置に設けられている。従って、
内側シャフト33は、そのダンパ40に外側シャフト3
2の下端部が当接することで、外側シャフト32と一体
的に降下を開始し、この外側シャフト32及びピストン
45のストローク量Lは、L1+L2となる。また、外側
シャフト32及び内側シャフト33の外周面は、ガイド
30を貫通する部分において、平坦に切欠かれており、
これら両シャフト32、33の平坦面32a、33aは
図6に示すように同一平坦面となっている。そして、ガ
イド30には上記平坦面32a、33aに転接する回り
止めピン57が軸支されており、この回り止めピン57
によって、ガイド30、外側シャフト32及び内側シャ
フト33の三者が軸方向に相対的に摺動自在でありなが
ら、軸回り方向には一体的に回動可能に連結されてい
る。このガイド30の外周部にはジョイント60を介し
てエアーシリンダ62のピストンロッド63が連結され
ており、このピストンロッド63の突没より、ガイド3
0、外側シャフト32及び内側シャフト33が軸回り方
向に例えば90°の範囲内で一体に回動される。ところ
で、上記ガイド30の下端部には、吸着ノズル41に吸
着されたチップ部品14の位置決めを行う四本の修正ア
ーム63a、63b及び64a、64bが周方向に等間
隔を存して配置されている。これら修正アーム63a、
63b及び64a、64bは径方向に対向する二本を一
組としたもので、その上端部はガイド30の下端部に形
成したスリット65・・・内に入り込むと共に、枢軸6
6を介してガイド30の径方向に回動可能に支持されて
いる。そして、修正アーム63a、63b、64a、6
4bの下端部には、チップ部品14の相対向する二面を
挾み込む挟持片67が固定されていると共に、上端部に
は上記ガイド30よりも径方向外側に突出するレバー部
68が一体に形成されている。このような修正アーム6
3a、63b、64a、64bは、シャフト部品31の
外側を囲んで位置されており、そのシャフト部品31を
挾んで対向し合う面には、外側シャフト32が降下した
際に、この外側シャフト32の下端部外周面に接するカ
ム部69が突設されている。カム部69は下方に進むに
したがって内側に張出しており、このカム部69の形状
に応じて修正アーム63a、63b、64a、64bの
下端部が径方向外側に向かって拡開される。また、上記
ガイド30の下端部外周面には、修正アーム63a、6
3b、64a、64bを閉じ方向に付勢するスリーブ7
0が軸方向に摺動可能に嵌合されている。本実施例のス
リーブ70は、一方の組の修正アーム63a、63bを
連動させる内側スリーブ71と、他方の組の修正アーム
64a、64bを連動させる外側スリーブ72との二重
構造をなし、各スリーブ71、72はリターンばね73
によって下向きに付勢されて、その下端部が上記レバー
部68に当接されている。この場合、内側スリーブ71
の下端部には、他方の組の修正アーム64a、64bの
レバー部68を逃げる凹部74が形成されていると共
に、外側スリーブ72の下端部には、一方の組の修正ア
ーム63a、63bのレバー部68を逃げる凹部75が
形成されており、このため、修正アーム63a、63b
及び64a、64bは、組毎に独立して閉じ方向に付勢
されている。なお、各修正アーム63a、63b、64
a、64bには、これらが閉じる際に内側シャフト33
の下端部外周に当接するダンパ80が付設されている。
このダンパ80はコイルばね81を介して修正アーム6
3a、63b、64a、64bの開閉方向にスライド可
能に装着されており、このダンパ80によって挟持片6
7がチップ部品14を挾み込む際の衝撃が吸収緩和され
る。このような構成において、ヘッド支持部8のXY方
向への移動により、吸着ヘッド22が吸着ポジションP
2で停止すると、エアーポンプ46を通じて上部室43
に空気が供給され、外側シャフト32及びガイドシャフ
ト51、51が降下を開始する。この降下により外側シ
ャフト32の外周面がカム部69に接触し、図8に示す
ように修正アーム63a、63b、64a、64bがス
リーブ71、72の付勢力に抗して開き始める。そし
て、外側シャフト32がダンパ40に当接すると、内側
シャフト33も一体に降下を開始し、吸着ノズル41が
挟持片67間から下方に突出すると共に、一方のガイド
シャフト51が押圧ロッド20を押し込み、送り機構1
6をAの方向に部品1ピッチ分回転させる。内側シャフ
ト33が最下位にまでストロークされて、吸着ノズル4
1がチップ部品14の上面を吸着すると、上部室43内
の排気が行われると同時に、下部室44内にエアーポン
プ46から空気が供給される。このことにより、外側シ
ャフト32が上昇を開始すると共に、内側シャフト33
もリターンばね52により上昇し、粘着テープ13から
チップ部品14がピックアップされる。その後、部品1
ピッチ分Aの方向に回転されていた送り機構がリターン
スプリング21によりB方向に戻され次のピッチ部品1
4が吸着ポジションP2に位置される。そして、この場
合、修正アーム63a、63b、64a、64bはスリ
ーブ71、72によって常時閉じ方向の付勢力を受け
て、そのカム部69が外側シャフト32に接しているか
ら、外側シャフト32が上昇すると、修正アーム63
a、63b、64a、64bはカム部69の形状に応じ
て徐々に閉じ始める。そして、挟持片67がチップ部品
14の側面を互いに直交する方向から挾み込んだ時点で
シャフト部品31の上昇が停止され、上記挾み込みによ
り、吸着ノズル41に対するチップ部品14の幅及び長
手方向の位置出し、つまり心出しがなされる。次に、上
記ヘッド支持部8が再びXY方向に移動し、チップ部品
14を吸着した吸着ヘッド22がチップ部品装着ポジシ
ョンP1にあるプリント基板3上の所定位置で停止され
ると、エアーシリンダ62によって吸着ノズル41と修
正アーム63a、63b、64a、64bが90°の範
囲内で一体に回動され、チップ部品14の装着方向の選
択がなされる。引き続いて下部室44内の排気と同時
に、上部室43に空気が供給され、シャフト部品31が
降下を開始すると、修正アーム63a、63b、64
a、64bが再び開き始め、図7に示すように吸着ノズ
ル41に吸着されたチップ部品14がプリント基板3の
所定位置に載置される。そして、この後、チップ部品1
4の吸着が解除され、プリント基板3上への装着が完了
する。なお、図7中符号Bはチップ部品14を固着する
接着剤を示す。このような本発明の一実施例によれば、
ガイド30内に挿通した外側シャフト32、並びにこの
ガイド30の外周に嵌合したスリーブ71、72の摺動
により、修正アーム63a、63b、64a、64bの
開閉がなされるから、修正アーム63a、63b、64
a、64bを開閉するための機構を数少ない部品で以て
簡単に構成でき、吸着ヘッド22自体の軽量化が可能と
なる。しかも、上記外側シャフト32やスリーブ71、
72は、修正アーム63a、63b、64a、64bを
枢支するガイド30に対し同軸状に設けられるから、こ
れらが吸着ヘッド22の外側に部分的に大きく張出すこ
ともなく、ガイド30に対してコンパクトに組込むこと
ができる。このため、軸回り方向にも回動する吸着ヘッ
ド22を極力小径化することができ本実施例のように吸
着ヘッド22を3個並べた場合でも、これら吸着ヘッド
22の間隔を詰めることができるから、ヘッド回りに無
駄なスペースがなくなり、その分、ヘッド支持部8を含
めた可動部分の小形軽量化が可能となる。以上のことか
ら、吸着ヘッド22がチップ部品装着ポジションP1
吸着ポジションP2で停止する際の慣性が小さく抑えら
れ、粘着テープ13上のチップ部品14やプリント基板
3に対する吸着ヘッド22の位置合わせを精度良く行う
ことができる。また、慣性が小さくなることに伴って、
ヘッド支持部8の移動速度をより高速化することがで
き、その分、チップ部品14の装着効率を高めることが
できる。なお、チップ部品の形状は直方体に限らず、円
形あるいは筒形であっても良いと共に、修正アームの本
数も4本に制約されず、例えば2本であっても良い。
【0007】
【効 果】以上詳述したとおり、本発明は、吸着ヘッ
ドを始めとして、ヘッド支持部を含めた可動部全体の小
型化を図り、その慣性を小さくできるので、吸着ヘッド
の起動、停止を迅速に行うことができる。また、内側シ
ャフトと外側シャフトからなる上記シャフト部品や、ス
リーブは、筒状ガイドに対し同軸状に設けられるから、
この筒状ガイドにコンパクトに組み込むことができ、吸
着ヘッドの外側に修正アームを開閉するための部品が大
きく張り出すこともなく、吸着ヘッドを極力小径化する
ことができる。したがって、吸着ヘッドの旋回慣性モー
メントが小さく、このために吸着ヘッドの旋回動による
チップ部品の方向調整を迅速、正確に行うことができ
る。さらに、修正アームを開閉させるために修正アーム
を直接駆動する駆動手段は内側シャフトと外側シャフト
からなり、筒状ガイド内で上下に摺動するシャフト部品
の外側シャフトであるから、駆動手段が軽量化され、そ
の慣性が小さく抑えられる。このように修正アームの駆
動手段の慣性が小さくなることに伴って、その起動、停
止を迅速にすることが可能になり、したがって、修正ア
ームを開閉動作を迅速にすることができる。以上のよう
に、吸着ヘッドの水平面内での水平移動のための起動、
停止、吸着ヘッドの垂直面内での昇降動作のための起
動、停止、さらに吸着ヘッドの水平面内での旋回動作の
ための起動、停止を迅速、かつ高精度で行うことができ
るので、チップ部品装着のための一動作の動作速度が著
しく高速化され、さらに位置制御が高精度で行われるの
で、チップ部品装着作業の作業効率を著しく向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸着ヘッドの断面図である。
【図2】吸着ヘッドの側面図である。
【図3】吸着ノズル及び修正アーム回りを拡大して示す
断面図である。
【図4】図3中U線方向から見た矢視図である。
【図5】修正アーム回りの斜視図である。
【図6】図2中V−V線に沿う断面図である。
【図7】吸着ノズルが最も降下した状態の断面図であ
る。
【図8】チップ部品の位置決め状態を示す断面図であ
る。
【図9】図8中W線方向から見た矢視図である
【図10】装置全体の平面図である。
【図11】装置全体の側面図である。
【符号の説明】
2・・・搬送路(コンベア) 3・・・基板(プリント基板) 8・・・ヘッド支持部 12・・・部品供給部 14・・・チップ部品 22・・・吸着ヘッド 30・・・ガイド 31・・・シャフト部品 41・・・吸着ノズル 63a、63b、64a、64b・・・修正アーム 68・・・レバー部 69・・・カム部 70・・・スリーブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板が搬送される搬送路上に、前記基板の
    所定位置に向かって移動可能なヘッド支持部を設け、こ
    のヘッド支持部に、部品供給部から供給されるチップ部
    品を吸着して上記基板上に移し換える少なくとも1個の
    吸着ヘッドを設けたチップ部品装着装置において、 上記吸着ヘッドは、ヘッド支持部に支持された筒状ガイ
    ドに、上下方向に昇降動されるシャフト部品を摺動自在
    に挿通するとともに、このシャフト部品は相対的に摺動
    可能な外側シャフトと内側シャフトで構成され、この内
    側シャフトの下端部にチップ部品を吸着する吸着ノズル
    を設け、このシャフト部品と筒状ガイドとを軸回り方向
    に互いに連動して回動可能に設ける一方、上記筒状ガイ
    ドの下端部に、吸着ノズルに吸着されたチップ部品を挾
    み込んで、チップ部品の位置決めを行う少なくとも一組
    の対向して配置された修正アームを回動可能に枢着し、
    上記外側シャフトが前記の対向して配置した修正アーム
    の間を降下する際に、この外側シャフトの外周面に摺接
    して修正アームを外側に向かって拡開させるカム部を、
    前記の対向して配置した修正アームの対向面に形成する
    とともに、上記筒状ガイドの外周には、修正アームの上
    端部に設けた外側に張り出すレバー部を上方から押圧し
    て、修正アームを閉方向に付勢するスリーブを軸方向に
    摺動自在に嵌合させたことを特徴とするチップ部品装着
    装置。
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