JPH07202492A - 実装機の吸着ヘッド - Google Patents

実装機の吸着ヘッド

Info

Publication number
JPH07202492A
JPH07202492A JP33770993A JP33770993A JPH07202492A JP H07202492 A JPH07202492 A JP H07202492A JP 33770993 A JP33770993 A JP 33770993A JP 33770993 A JP33770993 A JP 33770993A JP H07202492 A JPH07202492 A JP H07202492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
suction nozzle
piston
correction
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33770993A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Nemoto
哲雄 根本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP33770993A priority Critical patent/JPH07202492A/ja
Publication of JPH07202492A publication Critical patent/JPH07202492A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸着ヘッドの駆動系統の低コスト化等に有利
なようにエアシリンダによって吸着ノズルおよび修正ア
ームを駆動するようにしながら、上記修正アームがチッ
プ部品を挾み付けるときの衝撃を緩和する。 【構成】 吸着ヘッド20における吸着ノズル21の上
昇および修正アーム22A,22Bの開閉がエアシリン
ダ40によって行なわれるようにするとともに、エアシ
リンダ40の上部エア室43に、ピストン42が上昇端
に近づいたときにエアクッション空間51を形成するエ
アクッション構成部材52を設けることにより、ピスト
ン42の上昇に応じて修正アーム22A,22Bが閉じ
られるときに、その動作を緩やかに行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップ部品(チップ状
の電子部品)をプリント基板に装着するための実装機の
吸着ヘッドに関し、とくにチップ部品を吸着する吸着ノ
ズルと位置決め用の修正アームとを備えた吸着ヘッドに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に実装機は、吸着ヘッドとこれを保
持するヘッド保持部などからなるヘッドユニットを、基
台の上方に移動可能に装備し、上記吸着ヘッドにより部
品供給部からチップ部品を吸着し、それからヘッドユニ
ットをプリント基板上へ移動させてチップ部品をプリン
ト基板上に装着するようになっている。上記吸着ヘッド
は、駆動機構により昇降される吸着ノズルを有し、チッ
プ部品の吸着を行なうときには、上記吸着ノズルが部品
供給部のチップ部品に当接する位置まで下降し、吸着ノ
ズルに供給される負圧によりチップ部品を吸着してか
ら、吸着ノズルが上昇するようになっている。
【0003】このような実装機において、上記吸着ノズ
ルにより吸着されたチップ部品の位置ずれを修正するた
め、上記吸着ノズルの四方外方に開閉可能な修正アーム
を設け、この修正アームを駆動機構による吸着ノズルの
昇降に連動させ、上記吸着ノズルが下降したときは修正
アームが開き、吸着ノズルが部品吸着後に上昇したとき
は修正アームが閉じてチップ部品を挾み付けることによ
り位置決めを行なうようにしたものが知られている。
【0004】このように修正アームを設ける場合、上記
チップ部品を挾み付けるための修正アームの閉作動が急
激に行なわれると、チップ部品を損傷するおそれがあ
る。
【0005】このため、例えば特公平3−45915号
公報に示されるように、サーボモータによって上記吸着
ノズルの昇降およびこれに連動した修正アームの開閉を
行なわせるように駆動機構を構成するとともに、吸着ノ
ズルの上昇に連動して上記修正アームが閉じるときに、
少なくともチップ部品を挾み付ける直前では、上記サー
ボモータの駆動速度を落すことにより修正アームの閉作
動を緩やかに行なわせるように、サーボモータを制御す
る制御手段を設けたものが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の特公平3−45
915号公報によると、修正アームがチップ部品を挾み
付けるときの衝撃を軽減することができるが、そのため
の制御が複雑になるとともに、吸着ノズルおよび修正ア
ームを駆動する手段として速度制御可能なサーボモータ
を用いる必要があり、コスト等の面で不利となる。
【0007】また、吸着ノズルおよび修正アームを有す
る吸着ヘッドにおいて、駆動系統の低コスト化等のた
め、上記吸着ノズルの昇降およびこれに連動した修正ア
ームの開閉をエアシリンダによって行なわせるようにし
たものもあるが、とくにこのようにエアシリンダを用い
る場合、その駆動速度を電気的な制御手段によって制御
することは困難であるため、上記公報に示されたものと
同様の手法で上記衝撃の軽減を図ることはできない。
【0008】本発明は、上記の事情に鑑み、駆動系統の
低コスト化等に有利なようにエアシリンダによって吸着
ノズルおよび修正アームを駆動するようにし、しかも、
上記修正アームがチップ部品を挾み付けるときの衝撃の
緩和を確実に達成することができる実装機の吸着ヘッド
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、チップ部品を吸着する吸着ノズルと、こ
の吸着ノズルに吸着されたチップ部品を挾み込んで位置
決めを行なう少なくとも一組の修正アームとを備え、上
記吸着ノズルを昇降可能とし、この吸着ノズルの下降、
上昇に連動して上記修正アームが開閉するようにした実
装機の吸着ヘッドにおいて、エアシリンダによって上記
吸着ノズルの昇降および上記修正アームの開閉を行なわ
せる駆動機構を設け、上記エアシリンダのピストンの両
側に位置するエア室にそれぞれエア給排通路を接続する
とともに、上記修正アームを閉じるときのピストン移動
方向側に位置するエア室に、ピストンが移動終端に近づ
いたときに上記エア給排通路から隔絶されたエアクッシ
ョン空間を形成するエアクッション構成部材を設けたも
のである。
【0010】この発明において、上記エアシリンダのシ
リンダ壁に、上記エアクッション空間に通じるリーク孔
を有するプラグを着脱可能に取付けることが好ましい。
【0011】
【作用】上記構成によると、上記エアシリンダのピスト
ンが移動終端に近づいてそれに伴い上記修正アームが閉
じられるとき、上記エアクッション空間内の空気が圧縮
されてピストンの移動に対する抵抗となることにより、
ピストンの移動が減速される。これによって上記修正ア
ームの閉作動を緩やかにする作用が得られる。
【0012】さらに、上記エアクッション空間に通じる
リーク孔を有するプラグを着脱可能に取付けると、上記
プラグの取替えにより上記エアクッション空間からのリ
ーク量を調整して、上記ピストンの減速度の調整を行な
うことができる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図4および図5は本発明の一実施例による吸着ヘッドを
備えた実装機全体を概略的に示している。これらの図に
示すように、実装機本体1の基台上には、プリント基板
搬送用のコンベア2が配置され、プリント基板3がこの
コンベア2上を搬送され、所定の装着作業位置で停止さ
れるようになっている。
【0014】上記コンベア2の両側方には、部品供給部
4が配置されている。この部品供給部4は、多数列のテ
ープフィーダー4aを備えている。各テープフィーダー
4aは、詳細は図示しないが、IC、トランジスタ等の
チップ部品を所定間隔おきに収納、保持したテープがリ
ールから導出されるようにするとともに、先端部にラチ
ェット式の繰り出し機構を具備し、後述の吸着ヘッドに
よりチップ部品がピックアップされるにつれてテープが
所定量ずつ繰り出されるようになっている。
【0015】また、実装機本体1の上方部には、部品装
着用のヘッドユニット5が装備されている。このヘッド
ユニット5は、X軸方向(コンベア2の方向)およびY
軸方向(水平面上でX軸と直交する方向)に移動可能と
なっている。
【0016】すなわち、上記実装機本体1の基台上に
は、一対のY軸方向の固定レール6と、Y軸サーボモー
タ8により回転駆動されるY軸方向のボールねじ軸7と
が配設され、上記固定レール6上にヘッドユニット支持
部材10が配置されるとともに、この支持部材10に設
けられたナット部分11が上記ボールねじ軸7に螺合し
ている。また、上記支持部材10には、X軸方向のガイ
ドレール12と、X軸サーボモータ14により回転駆動
されるX軸方向のボールねじ軸13とが設けられ、上記
ガイドレール12にヘッドユニット5が移動可能に保持
されるとともに、ヘッドユニット5に設けられたナット
部分15が上記ボールねじ軸13に螺合している。
【0017】そして、上記Y軸サーボモータ8でボール
ねじ軸7が回転駆動されることにより上記支持部材10
がY軸方向に移動するとともに、X軸サーボモータ14
でボールねじ軸13が回転駆動されることにより上記ヘ
ッドユニット5が支持部材10に対してX軸方向に移動
するようになっている。
【0018】上記ヘッドユニット5は、ヘッド保持部1
9と、これに保持された吸着ヘッド20とを備え、図4
および図5に示した例では3つの吸着ヘッド20が具備
されている。そして、実装作業時には、先ずヘッドユニ
ット5が部品供給部4上へ移動し、上記吸着ヘッド20
により部品供給部4のテープフィーダー4aからチップ
部品16をピックアップした後、ヘッドユニット5がプ
リント基板3上に移動して、所定装着位置へチップ部品
16を装着するようになっている。
【0019】上記吸着ヘッド20は、昇降および回転が
可能な吸着ノズル21と、この吸着ノズル21に吸着さ
れたチップ部品16の位置決めを行なう少なくとも1組
の修正アーム22A,22Bとを備えている。この吸着
ヘッド20の具体的構造を、図1乃至図3によって次に
説明する。
【0020】上記吸着ヘッド20のヘッド本体23はヘ
ッド保持部19に対して固定されており、このヘッド本
体23の中央部に、円筒状のガイド24が、上下動は阻
止された状態で、ベアリング25を介して回転可能に取
り付けられている。上記ガイド24の内側には中空のア
ウタシャフト26が挿通され、さらにこのアウタシャフ
ト26の内側に中空のインナシャフト27が挿通されて
おり、このインナシャフト27内に負圧通路28が形成
されている。この負圧通路28は、図外のバキュームポ
ンプにホースおよびバルブ等を介して接続され、負圧の
導入、排出が可能となっている。
【0021】上記アウタシャフト26およびインナシャ
フト27は上下方向に摺動可能とされ、かつ、図外の回
り止め手段により上記ガイド24に対して回り止めされ
ている。そして、上記ガイド24は図外の回転駆動手段
に連結され、プリント基板3への部品装着時にチップ部
品16の角度を調節する場合等に、上記回転駆動手段に
より上記ガイド24および両シャフト26,27が回転
されるようになっている。
【0022】上記両シャフト26,27の上部はガイド
24の上端よりも上方に突出しており、アウタシャフト
26の上端部には、後記ロッド41に連結するための連
結プレート29が結合されている。
【0023】また、上記アウタシャフト26の下部はガ
イド24の下端よりも下方に突出しさらにこれより下方
にインナシャフト27の下部が突出している。上記イン
ナシャフト27の下部外周には鍔状部分31が設けら
れ、アウタシャフト26が下降したときにその下端が上
記鍔状部分31に当接してインナシャフト27が押し下
げられるようになっている(図2参照)。なお、アウタ
シャフト26が下降位置から上昇するときには、インナ
シャフト27は図外のリターンスプリングで所定上昇端
位置まで押し上げられるようになっている。
【0024】上記インナシャフト27の下端部に、上記
吸着ノズル21が嵌合されている。この吸着ノズル21
は、吸着するチップ部品の大きさや形状が変わった場合
にさの高さ変化分を吸収することができるように、イン
ナシャフト27に対して上下動可能に嵌合され、かつ、
図2に示すようにスプリング30により下方に付勢され
るとともに図外の抜け止め手段で抜け止めされている。
【0025】図1,図2において上記吸着ノズル21の
左右両側には相対応する一組の修正アーム22A,22
Bが配置され、また、図1,図2の紙面の表裏に相当す
る両側にも他の一組の修正アーム(図示せず)が設けら
れている。
【0026】上記修正アーム22A,22Bは、上記ガ
イド24の下部の周囲に設けられた外枠部材32に、軸
33を介して上端部が軸支されることにより、上記軸3
3を中心に開閉可能となっている。上記修正アーム22
A,22Bの内側部には内方に向けて突出する山形のカ
ム34が設けられている。そして、上記アウタシャフト
26が下降したときには、その下端部に上記カム34が
当接して、アウタシャフト26により修正アーム22
A,22Bが押し開かれるようになっている。
【0027】また、上記外枠部材32の周囲には、上下
動可能で、かつ、スプリング35,36により下方に付
勢された内外二重のスリーブ37,38が設けられ、内
側のスリーブ37の下端が上記修正アーム22A,22
Bの上面に当接している。そして、上記アウタシャフト
26が上昇したときに、修正アーム22A,22Bがス
リーブ37に押されて閉じるようになっている。なお、
外側のスリーブ38は上記他の一組の修正アームの上面
に当接するようになっており、上記他の一組の修正アー
ムも図示の一組の修正アーム22A,22Bと同様にし
て開閉作動される。
【0028】上記吸着ノズル21の昇降および修正アー
ム22A,22Bの開閉を行なわせる駆動機構は、エア
シリンダ40を備え、図示の実施例では、ヘッド本体2
3の両側にそれぞれエアシリンダ40が設けられてい
る。
【0029】上記エアシリンダ40には、その中心部を
上下に貫通するロッド41と、このロッド41に結合さ
れたピストン42とが上下動可能に装備され、上記ピス
トン42によりエアシリンダ40内が上部エア室43と
下部エア室44とに仕切られている。上記各エア室4
3,44にはそれぞれ、シリンダ壁を貫通するエア給排
通路45,46が開口しており、この各エア給排通路4
5,46はエアポンプ47,48に切換バルブ49,5
0を介して接続されている。
【0030】上記ロッド41の上端は、上記連結プレー
ト29に連結されている。従って。上記ピストン42と
上記アウタシャフト26とがロッド41および連結プレ
ート29を介して連結され、ピストン42の上下動に連
動してアウタシャフト26が上下動するようになってい
る。
【0031】また、上記修正アーム22A,22Bを閉
じるときのピストン移動方向側に位置するエア室である
上記上部エア室43には、ピストン42が移動終端(上
昇端)に近づいたときに上記エア給排通路45から隔絶
されるエアクッション空間51を形成するように、エア
クッション構成部材52が設けられている。
【0032】具体的に説明すると、図1および図3に示
すように、上記エアクッション構成部材52は、適度の
弾性を有するゴムまたはプラスチック等により、斜め下
内方へ突出した突壁部分52aを有する一定断面形状の
環状に形成され、上部エア給排通路45よりも下側の位
置でシリンダ壁に取付けられている。一方、上記ロッド
41の周囲にはピストン42から所定量だけ上方へ突出
する突出部分53が設けられており、この突出部分53
の上端はテーパー状に形成されている。
【0033】そして、上記ピストン42が上昇端に近づ
いたときに、上記突壁部分52aが上記突出部分53に
摺接することにより、上記エアクッション空間51が形
成されるようになっている。
【0034】上記エアクッション空間51に臨む位置の
シリンダ壁には取付孔55が形成され、この取付孔55
に小径のリーク孔57を有するプラグ56が着脱可能に
取付けられている。
【0035】なお、上記ロッド41は、その下部がエア
シリンダ40の下方に延び、上記テープフィーダー4a
の繰り出し機構を作動する押し棒に兼用されている。す
なわち、テープフィーダー4aからの部品ピックアップ
の際に、上記ロッド41が下降したとき、テープフィー
ダー4aの繰り出し機構に連結された被押動部(図示せ
ず)が上記ロッド41の下端によって押し下げられるよ
うになっている。
【0036】また、図1において、58,59は上記連
結プレート29の上昇端位置および下降端位置を規制す
るストッパーであって、連結プレート29を貫通する杆
体60に位置調節可能に取付けられている。
【0037】以上のような当実施例の吸着ヘッド20に
よると、部品吸着時には、先ず上記エアシリンダ40の
ピストン42が上昇端位置にある状態から、上部エア室
43に空気が供給されるとともに下部エア室44から空
気が排出されることにより、ピストン42が下降し、こ
れに伴って上記アウタシャフト26が下降する。そし
て、ある程度までアウタシャフト26が下降すると、そ
の下端が上記カム34に当接することにより、上記修正
アーム22A,22Bが開かれ、さらにアウタシャフト
26が下降すると、その下端が上記鍔状部分31に当接
することにより、インナシャフト27および吸着ノズル
21が下降する。
【0038】上記吸着ノズル21がテープフィーダー4
aのチップ部品16に当接してこれを吸着した後は、上
記エアシリンダ40の下部エア室44にエアが供給され
るとともに上部エア室43からエアが排出されることに
より、ピストン42が上昇する。これに伴って上記アウ
タシャフト26が上昇するとともに、インナシャフト2
7がリターンスプリングで押し上げられて上昇する。さ
らに、上記アウタシャフト26の下端が上記カム34を
通り過ぎると、上記修正アーム22A,22Bが閉じ、
吸着ノズル21に吸着されたチップ部品16を挾み付け
て位置決めする。
【0039】この場合、ピストン42が図3に二点鎖線
で示す下降位置からある程度上昇するまでは、上記エア
クッション構成部材52の突壁部分52aがロッド41
およびピストン42から離間しているが、ピストン42
が上昇端に近づくと、図3に実線で示すように、上記突
壁部分52aがピストン42の突出部分53に摺接す
る。これにより、上部エア室43におけるエアクッショ
ン構成部材52の下方にエアクッション空間51が形成
され、この空間内の空気が圧縮されてピストン42の上
昇に対する抵抗となるため、ピストン42が減速され
る。
【0040】従って、上記アウタシャフト26の下端が
上記カム34を通り過ぎるときの上昇速度が低下し、上
記位置修正アーム22A,22Bの閉作動が緩やかにな
る。
【0041】こうして、チップ部品に対する衝撃を緩和
する作用が得られる。
【0042】また、前記のようにリーク孔57を有する
プラグ56をシリンダ周壁に取付けておけば、上記エア
クッション空間51内の空気が上記リーク孔57から少
しずつリークすることにより、ピストン42の上昇後は
エアクッション空間51内の圧力が低減される。また、
上記プラグ56をリーク孔57の径が異なるものと取り
替えると、リーク量が変化することにより、上記ピスト
ン42の上昇に対する抵抗が変化する。従って、吸着す
るチップ部品の種類等に応じ、上記修正アーム22A,
22Bが閉じる速度を調整することが可能となる。
【0043】なお、上記リーク孔57は必ずしも必要と
するものではなく、また、その他の各部の構造も、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更して差し支えな
い。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明は、吸着ヘッドにお
ける吸着ノズルの上昇および修正アームの開閉がエアシ
リンダによって行なわれるようにするとともに、エアシ
リンダのピストンの所定方向の移動に応じて修正アーム
が閉じられるときに、そのピストン移動方向側のエア室
にエアクッション空間が形成されてピストンに抵抗が与
えられるようにしている。このため、上記修正アームが
吸着ノズルに吸着されたチップ部品を挾み込むときの閉
作動を緩やかにし、チップ部品に与える衝撃を緩和する
ことができる。しかも、前記のようにサーボモータを用
いてその駆動速度を制御することで修正アーム閉作動時
の衝撃を緩和するようにした従来のものと比べ、駆動系
を低コスト化することができるとともに、複雑な制御を
不要にすることができる。
【0045】さらに、上記エアクッション空間に通じる
リーク孔を有するプラグを着脱可能に取付けると、上記
プラグの取替えにより上記エアクッション空間からのリ
ーク量を調整して、上記ピストンの減速度の調整を行な
うことができるため、チップ部品の種類等に応じ、上記
修正アームによる衝撃の緩和を適度に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による吸着ヘッドの断面図で
ある。
【図2】吸着ノズルおよび修正アームが設けられている
部分の拡大断面図である。
【図3】吸着ノズルおよび修正アームを駆動するエアシ
リンダの拡大断面図である。
【図4】実装機全体の概略平面図である。
【図5】実装機全体の概略正面図である。
【符号の説明】
1 実装機本体 5 ヘッドユニット 16 チップ部品 20 吸着ヘッド 21 吸着ノズル 22A,22B 修正アーム 40 エアシリンダ 42 ピストン 43 上部エア室 44 下部エア室 45,46 エア給排通路 51 エアクッション空間 52 エアクッション構成部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ部品を吸着する吸着ノズルと、こ
    の吸着ノズルに吸着されたチップ部品を挾み込んで位置
    決めを行なう少なくとも一組の修正アームとを備え、上
    記吸着ノズルを昇降可能とし、この吸着ノズルの下降、
    上昇に連動して上記修正アームが開閉するようにした実
    装機の吸着ヘッドにおいて、エアシリンダによって上記
    吸着ノズルの昇降および上記修正アームの開閉を行なわ
    せる駆動機構を設け、上記エアシリンダのピストンの両
    側に位置するエア室にそれぞれエア給排通路を接続する
    とともに、上記修正アームを閉じるときのピストン移動
    方向側に位置するエア室に、ピストンが移動終端に近づ
    いたときに上記エア給排通路から隔絶されたエアクッシ
    ョン空間を形成するエアクッション構成部材を設けたこ
    とを特徴する実装機の吸着ヘッド。
  2. 【請求項2】 上記エアシリンダのシリンダ壁に、上記
    エアクッション空間に通じるリーク孔を有するプラグを
    着脱可能に取付けたことを特徴とする請求項1記載の実
    装機の吸着ヘッド。
JP33770993A 1993-12-28 1993-12-28 実装機の吸着ヘッド Pending JPH07202492A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33770993A JPH07202492A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 実装機の吸着ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33770993A JPH07202492A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 実装機の吸着ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07202492A true JPH07202492A (ja) 1995-08-04

Family

ID=18311230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33770993A Pending JPH07202492A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 実装機の吸着ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07202492A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100484373B1 (ko) * 2002-11-29 2005-04-20 이희원 칩 부품 픽업용 에어실린더 장치
KR100502837B1 (ko) * 2002-11-29 2005-07-29 주식회사 에이.알.티 에어실린더 장치
WO2011027824A1 (ja) * 2009-09-02 2011-03-10 株式会社Kec ワイヤ駆動式ロボット
JP2011073135A (ja) * 2009-09-02 2011-04-14 Kec:Kk チャック及びロボットハンド
JP2011240450A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Kec:Kk ロボットアーム
CN116588683A (zh) * 2023-07-19 2023-08-15 常州协创智联电子有限公司 一种电芯搬运用吸嘴组件及使用其的搬运机构、搬运方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100484373B1 (ko) * 2002-11-29 2005-04-20 이희원 칩 부품 픽업용 에어실린더 장치
KR100502837B1 (ko) * 2002-11-29 2005-07-29 주식회사 에이.알.티 에어실린더 장치
WO2011027824A1 (ja) * 2009-09-02 2011-03-10 株式会社Kec ワイヤ駆動式ロボット
JP2011073135A (ja) * 2009-09-02 2011-04-14 Kec:Kk チャック及びロボットハンド
JP2011240450A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Kec:Kk ロボットアーム
CN116588683A (zh) * 2023-07-19 2023-08-15 常州协创智联电子有限公司 一种电芯搬运用吸嘴组件及使用其的搬运机构、搬运方法
CN116588683B (zh) * 2023-07-19 2023-09-12 常州协创智联电子有限公司 一种电芯搬运用吸嘴组件及使用其的搬运机构、搬运方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0823194A (ja) 電子部品表面実装装置
JPH07202492A (ja) 実装機の吸着ヘッド
JP2001048350A (ja) ワークの移送ミス防止装置
JP3402793B2 (ja) 表面実装機
JPH0866886A (ja) 吸着ノズルの圧力供給装置
JP4346770B2 (ja) 表面実装機
JP3774012B2 (ja) 実装用ヘッドの緩衝装置
JP3597630B2 (ja) 表面実装機
JPH10209687A (ja) 表面実装機のノズル昇降用エアシリンダの構造
KR100569068B1 (ko) 패널 이송장치
JP4451288B2 (ja) 表面実装機
JP3115961B2 (ja) 実装機のノズル昇降装置
JP4256005B2 (ja) 表面実装機
JPH08330791A (ja) 実装機のノズル駆動機構
JPH08130397A (ja) 電子部品自動装着装置及び電子部品の装着方法
JP3397837B2 (ja) 吸着ノズルの圧力供給装置
JP2511756B2 (ja) チップ部品装着装置
JP3745479B2 (ja) 表面実装機のエア供給回路
JPH0722234B2 (ja) チップ部品装着装置
JP2001168583A (ja) 表面実装機
JP2538494B2 (ja) チップ部品装着装置
KR20060126204A (ko) 부품실장기용 기판지지장치
JP3304076B2 (ja) チップ部品の実装方法
JP2000013096A (ja) 表面実装機
WO2022024350A1 (ja) 実装方法及び実装装置