JPH1179103A - 回転式充填装置 - Google Patents

回転式充填装置

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JPH1179103A
JPH1179103A JP25785497A JP25785497A JPH1179103A JP H1179103 A JPH1179103 A JP H1179103A JP 25785497 A JP25785497 A JP 25785497A JP 25785497 A JP25785497 A JP 25785497A JP H1179103 A JPH1179103 A JP H1179103A
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Yukinobu Nishino
幸伸 西納
Kazuhiko Tsujita
和彦 辻田
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Shibuya Corp
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Shibuya Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 供給スターホイール6は、円周方向等間
隔位置に開口機構13を備えており、載置台12に支持
されて移送されるホルダ2内の袋状の容器3は、開口機
構13によって上端開口部3aを開口される。そして、
その状態の容器3を収納したホルダ2は、供給位置Aに
おいて供給スターホイール6から充填装置本体に供給さ
れる。充填装置本体は、円周方向等間隔位置に開口維持
機構45を設けてあり、ホルダ2に保持した容器3は、
開口維持機構45によって開口状態を維持され、その状
態において、移送されつつ液体を充填される。 【効果】 供給スターホイール6に開口機構13を設け
る一方、充填装置本体に開口維持機構45を設けている
ので、従来に比較して充填装置本体の構成を簡略化し
て、その設置スペースも小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転式充填装置に関し、
より詳しくは、袋状の容器を開口させた状態において、
その中に物品を充填する回転式充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スタンディングパウチ等の袋状の
容器に物品を充填する回転式充填装置は知られている。
袋状の容器は、それ自身では自立することは出来ないの
で、ホルダに保持して移送するようにしている。そし
て、ホルダに保持した袋状の容器は、その上端開口部は
自己の弾性によって閉鎖されているので、従来では、充
填装置本体に、容器の上端開口部を開口させる開口機構
を設けるとともに、容器の開口状態を維持する開口維持
機構を設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
では、開口機構および開口維持機構を充填装置本体に設
けていたので、充填装置本体の構成が複雑となり、設置
スペースも大きくなるという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、袋状の容器を収納したホルダを充填装置本体
へ供給する供給スターホイールと、ホルダ内の容器の上
端開口部を開口させる開口機構と、この開口機構で開口
させた容器の上端開口部の開口状態を維持する開口維持
機構と、回転自在に設けられて供給スターホイールから
供給されたホルダを移送しながら、上記開口維持機構で
上端開口部を開口させた状態の容器内に物品を充填する
充填装置本体とを備えた回転式充填装置において、上記
供給スターホイールに開口機構を設けるとともに、充填
装置本体に開口維持機構を設け、供給スターホイール内
で容器の上端開口部を開口させ、その状態で充填装置本
体の開口維持機構に受け渡すように構成したものであ
る。
【0005】
【作用】上述した構成によれば、供給スターホイールに
開口機構を設けてあり、他方、充填装置本体に開口維持
機構を設けているので、上述した従来と比較して、充填
装置本体の構成を簡略化することができるとともに、そ
の設置スペースを小さくすることができる。
【0006】
【実施例】以下、図示実施例について本発明を説明する
と、図1において1は回転式の重量式充填装置である。
この重量式充填装置1は、ホルダ2内に収納した空の容
器3内に所定重量の液体を充填する充填装置本体4と、
搬送コンベヤ5上のホルダ2と係合して各ホルダを搬送
コンベヤ5上から供給位置Aへ移送して充填装置本体4
に供給する供給スターホイール6と、液体が充填された
容器3を保持したホルダ2を排出位置Bにおいて充填装
置本体4上から排出して搬送コンベヤ5上へ戻す排出ス
ターホイール7を備えている。図2に示すように、本実
施例の容器3は長方形のビニールを2枚重合させて形成
した軟質の袋であり、この容器3は自然状態では、自己
の弾性によって実質的に扁平な状態となっている。容器
3の上方側の短辺は開口部3aとして開放できるように
なっており、それ以外の左右の長辺および底部となる下
方の短辺の縁部は閉鎖されている。なお、容器3の底部
の位置には、図3にも示すように、容器3の開口部3a
が開口された際の実質的な底部となる楕円形のまち3b
を付けている。このように本実施例では、容器3が軟質
の袋からなるので、単独では自立することができず、し
かも上端の開口部3aも重合して閉鎖された状態となっ
ている。そこで、図3に示すように、容器3をカップ状
のホルダ2内に収納した状態で搬送するとともに、その
状態で容器3の開口部3aを開口させて液体を充填する
ようにしている。なお、本実施例では、ホルダ2として
水平断面が楕円形のものを使用してあり、上記扁平な状
態の容器3をホルダ2に収納した状態において、図1に
示すように、平面で見た際にホルダ2内の容器3の長手
方向が、ホルダ2の搬送方向と実質的に同一方向となる
ように、ホルダ2を移送するようにしている。本実施例
の供給スターホイール6は、容器3を保持したホルダ2
を搬送コンベヤ5上で受け取ってから供給位置Aで充填
装置本体4へ受け渡すまでの間に、ホルダ2内の容器3
の上端開口部3aを開口させるとともに容器3全体を水
平断面が楕円形となる略円筒状に膨らませるようにして
いる(図3参照)。
【0007】図4から図6に示すように、供給スターホ
イール6は、充填装置本体4と同期して反時計方向に回
転する回転体8を備えるとともに、この回転体8の円周
方向等間隔位置ごとに上下一対の係合部材11を配置し
ている(図5)。係合部材11にはホルダ2の外周部と
係合する係合凹部11Aを形成している。係合部材11
の移動軌跡の下方側で、かつ搬送コンベヤ5と充填装置
本体4との間には、搬送コンベヤ5の載置面と同じ高さ
で、円弧状の載置台12を設けている。搬送コンベヤ5
上のホルダ2は、供給スターホイール6(回転体8)の
回転に伴って順次係合部材11の係合凹部11Aと係合
して搬送コンベヤ5上から載置台12上に移送され、そ
の後、載置台12上から上記供給位置Aにおいて充填装
置本体4に受け渡されるようになっている。回転体8に
おける各係合部材11上方の位置には開口機構13を配
設してあり、この開口機構13が備える一対の吸着パッ
ド14、14’によって、ホルダ2に保持した容器3の
上端開口部3aを開口させるようにしている。図7、図
8にも示すように、開口機構13はガイドブロック15
を備えており、このガイドブロック15は回転体8の上
方部に、その長手方向が回転体8の半径方向と一致し、
かつ水平となるように連結している。ガイドブロック1
5には、回転体8の半径方向に沿って3つのガイド孔1
5aを穿設してあり、これらのガイド孔15aにそれぞ
れガイド軸16,17,18を摺動自在に貫通させてい
る。これにより、各ガイド軸16,17,18は、回転
体8(供給スターホイール6)の半径方向に進退動でき
るようになっている。ガイド軸16の内方側(図7の左
方側)の端部とガイド軸18の内方側の端部はブラケッ
ト21によって連結してあるので、両ガイド軸16,1
8は一体となって摺動するようになっている。なお、ガ
イド軸18の内方側の端部は、ブラケット21に対して
回転できるようにしている。また、ガイド軸18の外方
側(図7の右方側)の端部には、それに直交させて連結
したブラケットを介して外方側の吸着パッド14’を取
り付けている。この吸着パッド14’の軸心は水平に維
持されるとともにガイド軸18と平行となるようにして
あり、しかもこの吸着パッド14’は、回転体8の回転
中心に向けている。吸着パッド14’には、図示しない
導管を接続してあり、図示しない負圧の供給源から所要
時に吸着パッド14’に負圧を導入できるようになって
いる。
【0008】ガイド軸17の外方側(図7の右方側)の
端部にはブラケット22を連結してあり、このブラケッ
ト22の自由端に穿設した貫通孔22aに、上記ガイド
軸16の外方側の外周部を摺動自在に貫通させている。
また、このガイド軸17の内方側の端部には別のブラケ
ット23を連結してあり、このブラケット23の自由端
を回転軸18の下方を潜らせてガイドブロック15の一
側面よりも外方に突出させてあり、そこに内方側の吸着
パッド14を連結している。この吸着パッド14も、そ
の軸心がガイド軸18と平行で、かつ水平となるように
支持してあり、しかも上記外方側の吸着パッド14’と
対向するように配置している。吸着パッド14も図示し
ない導管を介して負圧の供給源に接続してあり、所要時
に負圧を導入できるようになっている。内方側の吸着パ
ッド14と外方側の吸着パッド14’への負圧の給排作
動は同期して行うようにしている。図7に示すように、
ガイド軸16とガイド軸17の隣り合う位置の外周面に
はラック16a,17aを形成している。一方、ガイド
ブロック15の中央部には円形の有底孔15bを形成し
てあり(図8)、その有底孔15bの上端部に筒状部材
24の下端部を嵌着している。筒状部材24内に設けた
一対のベアリング25を介して、筒状部材24内に回転
軸26を回転自在に軸支している。回転軸26の下端部
にはピニオン27を取り付けてあり、このピニオン27
に上記回転軸16,17に形成したラック16a,17
aを同時に噛合させている。また、筒状部15bよりも
上方に突出させた回転軸27の上端には、別のギヤ28
を嵌着している。上述した構成により、後述するカム機
構に連動して回転軸26が所定量だけ正転されて、ピニ
オン27が図7において時計方向に回転されると、ガイ
ド軸16、18および外側の吸着パッド14’は外方側
(右方側)にむけて所定量だけ移動する同時に、ガイド
軸17および内方側の吸着パッド14は内方側(左方)
に向けて所定量だけ移動する。これにより、対向する両
吸着パッド14,14’は同期して離隔して、図7、図
8に示す実線で示した後退端に位置するようになってい
る。これに対して、後述するカム機構に連動して回転軸
26が所定量だけ逆転されてピニオン27が図7におい
て反時計方向に回転されると、ガイド軸16、18およ
び外側の吸着パッド14’は内方側(左方側)にむけて
所定量だけ移動すると同時に、ガイド軸17および内方
側の吸着パッド14は外方側(右方側)に向けて所定量
だけ移動するので、図6に想像線で示したように対向す
る両吸着パッド14,14’が相互に当接可能な前進端
に位置するようになっている。
【0009】次に、上記開口機構13の各ギヤ28に連
動するカム機構について説明すると、図4から図6に示
すように、回転体8の回転中心を囲繞して概略円板状の
固定カム31を所定高さに固定して設けている。一方、
回転体8には、上記各開口機構13ごとにセクタギヤ3
2を配置している。このセクタギヤ32は、各開口機構
13のギヤ28に噛合させてあり、セクタギヤ32の基
部は、回転体8に立設した支持軸33にベアリング34
を介して回転自在に取り付けている。また、セクタギヤ
32の基部の外周部にレバー35の基部を連結してあ
り、このレバー35の先端にカムフォロワ36を回転自
在に取り付けている。セクタギヤ32と回転体8とにわ
たっては、引張りばね37を取り付けているので、セク
タギヤ32は、その基部を回転中心として常に時計方向
に付勢されており、したがって、上記カムフォロワ36
は、固定カム31のカム面に常時当接している。図6に
示すように、固定カム31のカム面は、回転体8(供給
スターホイール6)が反時計方向に回転される際の搬送
コンベヤ5上の位置を過ぎた箇所から充填装置本体4へ
のホルダ2の供給位置Aを少し過ぎた領域31aにおい
て、半径方向の最大の膨出量から徐々に膨出量を小さく
して領域31aの中央部では最も膨出量を小さくしてあ
り、その後、膨出量を徐々に大きくして領域31aの終
りの部分では膨出量が最大となるようにしている。他
方、上記領域31a以外の他の領域31bでは、固定カ
ム31のカム面は、半径方向の膨出量を最大に維持され
るようになっている。これにより、回転体8が反時計方
向に回転されることに伴って、カムフォロワ36が回転
しながら固定カム31のカム面に沿って回転体8の半径
方向に移動されるようになり、それによって、各セクタ
ギヤ32が正逆に所定角度だけ回転される。そして、こ
のように、各セクタギヤ32が正逆に回転されることに
より、各開口機構13のギヤ28が正逆に回転される。
そのため、上述したように、各開口機構13が備える吸
着パッド14’,14は、図7,図8に実線で示した後
退位置と、想像線で示した前進位置とに回転体8の半径
方向に沿って移動されるようになっている。より詳細に
は、各セクタギヤ32に連動したカムフォロワ36がカ
ム面31の領域31bに当接している時には、吸着パッ
ド14’,14は後退位置にあり、各セクタギヤ32に
連動したカムフォロワ36が領域31bから領域31a
b内に移行すると、カム面が徐々に低くなるので、吸着
パッド14’,14は後退位置から前進位置まで移動さ
れる。この後、各セクタギヤ32に連動したカムフォロ
ワ36が領域31aの中央部から終の部分へ移行する
と、カム面が徐々に高くなるので、吸着パッド14’,
14は前進位置から後退位置まで後退する。そして、カ
ムフォロワ36がカム面の領域31bに移行すると、吸
着パッド14’,14は後退位置を維持されるようにな
っている。そして、吸着パッド14’,14への負圧の
導入は、カムフォロワ36がカム面の領域31bおよび
領域31aの前半の箇所に位置しているときに導入され
るようにしてあり、他方、カムフォロワ36がカム面の
領域31aの後半の箇所に位置している時には、吸着パ
ッド14’,14への負圧の導入を停止するようにして
いる。
【0010】さらに、図7に示すように、各開口機構1
3のガイド軸18における外周面の中央部分には、軸方
向に沿って形成した所定長さのガイド溝18aを形成し
てあり、このガイド溝18aに、ガイドブロック15内
に取り付けた係合ピン38を係合させている。ガイド溝
18aは、その中央部よりも右方側の領域をガイド軸1
8の軸方向と一致させているが、中央部よりも左方側の
領域は、ガイド軸18の軸方向に対して所定角度だけ傾
斜させている。これにより、ガイド軸18がガイドブロ
ック15に対して軸方向に摺動される時に、ガイド軸1
8は所定角度だけ正逆に回転されるようになっている。
カムフォロワ36がカム面の領域31b内にあって、吸
着パッド14,14’が実線で示す後退端に位置してい
る時には、係合ピン38とガイド溝18aとの係合によ
ってガイド軸18に連結した外方側の吸着パッド14’
は、内方側の吸着パッド14よりも所定寸法だけ上方に
保持されている。これに対して、カムフォロワ36がカ
ム面の領域31bから領域31aに移動することによ
り、吸着パッド14,14’が後退位置から前進位置ま
で移動すると、係合ピン38とガイド溝18aとの係合
によってガイド軸18が逆転されるので、外方側の吸着
パッド14’が所定量だけ下降されて内方側の吸着パッ
ド14と正確に対向するようになっている。なお、カム
フォロワ36がカム面の領域31aの最後の部分および
領域31bに移動することにより、吸着パッド14,1
4’が前進端から後退端まで移動すると、ガイド軸18
が所定角度だけ正転されるので、外方側の吸着パッド1
4は内方側の吸着パッド14よりも所定寸法だけ上方に
保持されるようになっている。このように、カムフォロ
ワ36がカム面の領域31b内および領域31aの終り
の部分にある時には、外方側の吸着パッド14は内方側
の吸着パッド14よりも所定寸法だけ上方に支持され
る。これにより、吸着パッド14,14’が搬送コンベ
ヤ5上に位置する際に、外方側の吸着パッド14’が、
ホルダ2に保持した容器3の上端部と干渉することな
く、その外方側に位置出来るようにしている。また、上
記供給位置Aにおいて、ホルダ2内の開口状態の容器3
が充填装置本体4に供給される際に外方側の吸着パッド
14’が上方側に逃げるので、容器3はその上端開口部
3aを外方側の吸着パッド14’と当接することなく、
上記供給位置Aへ供給されるようになっている。
【0011】以上のように構成した供給スターホイール
6の作動を説明する。図1に示すように、供給スターホ
イール6が充填装置本体4の時計方向の回転に同期して
反時計方向に連続的に回転している状態において、上端
開口部3aが閉鎖した空の容器3を収納したホルダ2が
搬送コンベヤ5によって供給スターホイール6の位置ま
で搬送されてくる。なお、ホルダ2に保持された容器3
は扁平になった状態の長手方向が搬送コンベヤ5の搬送
方向と同一方向となるように搬送コンベヤ5によって搬
送される。供給スターホイール6が反時計方向に回転す
ることに伴って、供給スターホイール6が備える係合部
材11が搬送コンベヤ5上のホルダ2に係合するととも
に、係合部材11の上方側に設けた開口機構13の両吸
着ヘッド14,14’が搬送コンベヤ5上のホルダ2の
上方に位置する。このとき、固定カム31のカム面とカ
ムフォロワ36の係合によって、搬送コンベヤ5上の両
吸着ヘッド14,14’は後退位置にあり、しかも外方
側の吸着ヘッド14’は内方側の吸着ヘッド14よりも
高い位置に支持されている。そのため、外方側の吸着ヘ
ッド14’はホルダ2に保持された容器3の上端開口部
3aと干渉することなく、その上方を通過することがで
きる。したがって、図6に示すように、上方から見る
と、両吸着ヘッド14,14’は容器3を挟んで両側に
位置している。この後、係合部材11に係合した搬送コ
ンベヤ5のホルダ2は、供給スターホイール6の回転に
伴って、搬送コンベヤ5上から供給スターホイール6の
載置台12上へ移送される(図5)。これに伴って、ホ
ルダ2に係合した係合部材11上の開口機構13に連動
するカムフォロワ36がカム面の領域31aに移行して
その中央位置まで移動すると、両吸着ヘッド14,1
4’が前進位置まで前進されると同時に外方側の吸着ヘ
ッド14’が下降されるので、容器3の両側部は両吸着
ヘッド14,14’によって挟持される(図8参照)。
このとき、両吸着ヘッド14,14’には負圧が導入さ
れているので、両吸着ヘッド14,14’によって容器
3の両側が吸着保持される。
【0012】さらに供給スターホイール6の回転に伴っ
て、上記カムフォロワ36がカム面の領域31aの中央
位置から終りの部分まで移動すると、両吸着ヘッド1
4,14’は、容器3を吸着したまま前進位置から元の
後退位置まで後退する。これにより、容器3の上端開口
部3aが開口され、それに伴って、容器3全体が図3に
示すように、概略円筒状に膨張されるようになってい
る。この時点で、容器3の上端開口部3aを吸着保持し
た両吸着ヘッド14,14’への負圧の導入が停止され
るので、両吸着ヘッド14,14’による容器3の保持
状態が開放され、そのように、上端開口部3aが開口さ
れた容器3を保持したホルダ2が供給スターホイール6
の載置台12上から受け渡し位置Aにおいて充填装置本
体4へ供給されるようになっている。なお、上記カムフ
ォロワ36がカム面の領域31aの終りの部分に移行す
ることにより、外方側の吸着ヘッド14’は上述したよ
うに吸着ヘッド14よりも上方に上昇されるので、上端
開口部3aが開口された容器3は外方側の吸着ヘッド1
4’と干渉することなく受け渡し位置Aに供給される。
上述したようにして、供給スターホイール6は、搬送コ
ンベヤ5が搬送してくるホルダ2を搬送コンベヤ上5か
ら載置台12上に移送するとともに各開口機構13によ
ってホルダ2に保持した容器3の上端開口部3aを開口
させ、その状態の容器3とそれを保持したホルダ2を順
次受け渡し位置Aで充填装置本体4に供給するようにな
っている。
【0013】次に充填装置本体4の構成について説明す
ると、図1および図9に示すように、充填装置本体4
は、時計方向に連続的に回転される回転体41を備えて
おり、この回転体41の外周部の等間隔位置に従来公知
のロードセル(重量計)42を鉛直上方にむけて取り付
けている。各ロードセル42の上端にホルダ2を載置す
る載置台43を水平に連結している。回転体41が時計
方向に回転されることに伴って各載置台43が受け渡し
位置Aに位置した時に、上述した供給スターホイール6
によって順次ホルダ2を供給するようにしている。各載
置台43には、回転体41の回転中心側に一対の支持軸
44を立設してあり、これら支持軸44に後述する開口
維持機構45を設けている。開口維持機構45は、支持
軸44に昇降自在に設けた昇降部材46を備えている。
両支持軸44の下方外周部にわたってブラケット49を
水平に連結してあり、このブラケット49にホルダ2と
係合する係合部材47を水平に連結している。各載置台
43に供給されたホルダ2は、その外周部が上記係合部
材47の凹部47aに係合することで載置台43上の所
定位置に保持されるようになっている。また、載置台4
3上のホルダ2に保持された容器3は,開口維持機構4
5によって開口状態を維持されるようになっている。回
転体41には、各載置台43の上方位置に従来公知の充
填機構48を設けている。充填ノズル48は、各載置台
43が受け渡し位置Aを通過した時点で下降端まで下降
されて、開口維持機構45によって開口状態が維持され
た容器3の上端開口部3a内に挿入される。その後、回
転体41が時計方向に回転されることに伴って、充填ノ
ズル48によって容器3内に液体が充填されるようにな
っている。容器3内に充填される液体の重量は、ロード
セル42によって計測されるとともに、ロードセル42
が測定した重量は、逐次図示しない制御装置に入力され
ている。制御装置は、ロードセル42が測定した重量が
所定重量に達したら、充填ノズル48による容器3内へ
の液体の充填を終了させるようにしている。このように
して、回転体41が時計方向に回転されることに伴っ
て、各載置台43上に保持したホルダ2内の容器3に所
定重量の液体が充填されると、充填ノズル48は、上昇
されて容器3から離隔してその上方に支持される。ま
た、充填後の容器3を保持したホルダ2は、排出位置B
において排出スターホイール7によって載置台43から
排出されて搬送コンベヤ5上に戻されるようになってい
る。
【0014】しかして、図9ないし図11に示すよう
に、開口維持機構45は、上記一対の支持軸44に昇降
自在に取り付けた上記昇降部材46と、この昇降部材4
6の中央部に鉛直方向を向けて一体に連結した角柱状の
ガイド部材51と、上記一対の支持軸44に連結したブ
ラケット49上にガイド部材51と平行に立設した棒状
部材52とを備え、さらに菱形のリンク機構53を介し
てガイド部材51の上方部に支持した一対の開閉部材5
4,55を備えている。各支持軸44の上方外周部を囲
繞して昇降部材46の上面と各支持軸44の上端のスト
ッパ部44Aとにわたってコイルばね56、56を弾装
してあり、昇降部材46およびそれに設けた開閉部材5
4,55等は、それら自重とコイルばね56,56の弾
撥力とによって常時下方に向けて付勢されている。ま
た、昇降部材46における背面には、水平方向の当接部
46aを突設している。なお、上記コイルばね56、5
6は省略しても良い。次に、図12に示すように、リン
ク機構53は、同一寸法をした4枚のリンク53A,5
3B,53C,53Dを4本のピン57A,57B,5
7C,57Dで揺動自在に連結してあり、それによって
全体として菱形に形成している。上端となるピン57A
の先端は、ガイド部材51の上端部の側面に固定してあ
り、これに対して下端となるピン57Cの先端部は、ガ
イド部材51の上方側に上下方向に形成した長穴51a
に係合させている。一方、開閉部材54,55は薄板状
部材からなり、側面を相互に重合させて摺動できるよう
にしている。これら開閉部材54,55の先端部には、
その長手方向と直交させて円弧状の係合部54a、55
aを形成している(図11)。係合部54a、55a
は、下方にむけて所定寸法だけ伸ばしている(図1
2)。図11に示すように、開閉部材54の後方端側に
は長穴54bを形成してあり、他方、開閉部材55の中
央側には、上記長穴54bと同一寸法の長穴55bを形
成している。そして、リンク機構53の前方側の係合ピ
ン57Bは、開閉部材55の長穴55bを挿通させてか
ら他方の開閉部材54に連結している。また、後方側の
係合ピン57Dは、開閉部材54の長穴54bを挿通さ
せて開閉部材55に連結している。これにより、両開閉
部材54、55を、その長手方向が回転体41の半径方
向と同一方向で、かつ常に水平となるように支持してあ
り、それによって、上記係合部54a,55aは、回転
体41の半径方向の内方側と外方側とで対向するように
なっている。そして、リンク機構53における下端のピ
ン57Cをガイド部材51の長穴51aに沿って昇降さ
れると各リンク53A,53B,53C,53Dが連動
して、各開閉部材54,55がガイド部材51に対して
昇降されるとともに、これら各開閉部材54,55は水
平状態を維持したまま同期して長手方向の逆方向に進退
動されるようになっている。これに伴って、係合部54
a,55aが回転体41の半径方向に接離されて開閉さ
れるようになる。
【0015】次に、ガイド部材51の隣接位置に設けた
棒状部材52は、所定寸法に設定してあり、かつ、リン
ク機構53における下端部のピン57Cの下方側に位置
させている。昇降部材46が後述する制御機構58側の
当接部61aに連動して、図12に示すように上昇端ま
で上昇されている状態では、リンク機構53の下端のピ
ン57Cは、棒状部材52の上端部から離隔してその上
方に位置している。そのためこれにより、リンク機構5
3は縦長の形状となっており、ピン57Cはガイド部材
51の上端に対して最も下降した位置にある。そして、
この時には、両開閉部材54,55およびリンク機構5
3は、係合ピン57Bが長穴55bの内方側の端部に係
合すると同時に係合ピン57Dも長穴54bの外方側の
端部に係合することにより、ガイド部材51に対する下
降端に位置している。この時には、開閉部材54,55
の係合部54a,55aは、図12に示すように相互に
当接して閉鎖されている。これに対して、図13および
図14に示すように、制御機構58側の当接部61aが
下降された時には、昇降部材46およびリンク機構53
が自重とコイルばね56によって下降し、その下降途中
でピン57Cが棒状部材52の上端に当接して、ピン5
7Cをガイド部材51の長穴51a内の上方に上昇させ
る。やがて、制御機構58側の当接部61aが昇降部材
46の当接部46aから離隔する位置まで下降される
と、その過程において、昇降部材46はブラケット49
に当接する(図14)。つまり、昇降部材46はブラケ
ット49に支持されることにより、載置台43上におけ
る下降端位置に位置する。これに伴って、両開閉部材5
4,55が同期して相互に逆方向に移動されるので、そ
れらの係合部54a,55aが徐々に離隔して開放さ
れ、かつこれら係合部54a,55aも載置台43上に
おける下降端位置に位置する。そして、このように、下
降されて開放される係合部54a,55aは、ホルダ2
に保持した容器3の上端開口部3a内に挿入されるよう
になっている。この図14に示すように、昇降部材46
は、制御機構58と離隔した自然状態では、下降端に位
置するように構成してあり、その時には、係合部54
a,55aも下降端に位置し、かつ開放されるように構
成している。換言すると、昇降部材46が制御機構58
と連動して図12に示すように上昇されている時には、
係合部54a,55aも上方に位置して閉鎖されるよう
になっている。
【0016】次に、所要時に昇降部材46と連動して係
合部54a,55aを開閉させる制御機構58について
説明する。図9に示すように、制御機構58は、各開口
維持機構58ごとに回転体41に設けた昇降軸61と、
この昇降軸61の下端部に回転自在に取り付けたカムフ
ォロワ62を備えるとともに、回転体41の回転中心を
囲繞して設けられて上記カムフォロワ62が転動自在に
載置される環状カム63を備えている。各昇降軸61
は、回転体41に対して昇降のみ可能に取り付けてあ
り、その上端部に水平な当接部61aを備えている。昇
降軸61が環状カム63に連動して下降端位置から上昇
端位置まで上昇されると、その当接部61aが昇降部材
46の当接部46aに下方側から当接して昇降部材46
全体をコイルばね56に抗して上昇端位置まで上昇させ
る(図12)。その際には、上述したように各開口維持
機構58の係合部材54a,55aは上昇位置にあって
閉鎖されるようになっている。他方、昇降軸61が環状
カム63に連動して上昇端位置から下降端位置まで下降
されると、コイルばね56の弾撥力および昇降部材46
等の自重によって、昇降部材46および開閉部材54,
55も図14に示す下降端まで下降し、この過程で当接
部61aは昇降部材46の当接部46aと離隔する。こ
れに伴い、ピン57Cが棒状部材52の上端に当接し
て、リンク機構53を横長に変形させるので、上述した
ように係合部54a,55aが離隔して開放されるよう
になっている。充填装置本体4が回転する際の排出位置
Bの手前から供給位置Aにわたる領域においては、当接
部61a(昇降軸61)が上昇端に維持されて昇降部材
46の当接部46aと係合するように環状カム63のカ
ム面の高さを調整している。これにより、上記係合部5
4a,55aが上昇端に位置して閉鎖される。これに対
して充填装置本体4が回転する際の上記以外の領域で
は、当接部61a(昇降軸61)が下降端に維持されて
昇降部材46の当接部46aと離隔するように環状カム
63のカム面の高さを調整している。これにより、係合
部54a,55aは下降端に位置して開放されるように
なっている。
【0017】以上の構成にかかる充填装置本体4の作動
を説明すると、先ず、充填装置本体4が時計方向に回転
されることに伴って、供給スターホイール6によって供
給位置Aに位置する載置台43に順次ホルダ2が供給さ
れる(図1、図9)。ホルダ2は載置台43側の係合部
材47と係合することにより、載置台43の所定位置に
位置する。供給位置Aにおいて載置台43に供給された
ホルダ2内の容器3は、上述したように、既に上端開口
部3aを開口されて、全体として断面が楕円形の筒状に
膨張された状態となっている(図3)。そして、供給位
置Aでは、載置台43の上方の係合部54a,55aは
上昇端にあって閉鎖されており、したがって、載置台4
3上のホルダ2内の容器3の上方に支持されている。充
填装置本体4の回転に伴って、ホルダ2を保持した載置
台43が供給位置Aを過ぎると、環状カム63に連動し
て係合部54a,55aは上昇端から下降端まで下降さ
れつつ開放される。これにより、係合部54a,55a
が開放状態の容器3の上端開口部3a内に挿入されて、
それら上端開口部3aに内方側から軽く接触してその開
口状態を維持する。この後、載置台43の上方に設けた
充填ノズル47が下降されて、係合部54a,55aに
よって開口状態を維持された容器3内に挿入され、その
後、充填ノズル47から容器3内に液体の充填が開始さ
れる。充填装置本体4の回転に伴って、その後、継続し
て充填ノズル47から載置台41上の容器3内に液体が
充填される。容器3内に充填される液体の重量は、載置
台41を連結したロードセル42によって逐次計量され
て、図示しない制御装置に入力される。そして、制御装
置は、ロードセル42が計量した重量が所定の重量にな
ったら、充填ノズル47の充填作動を停止させるととも
に、元の上昇端位置まで充填ノズル47を上昇させる。
これにより、充填ノズル47は容器3内から取り出され
て、その上方側に支持される。これによって、所定重量
の液体が容器3内に充填されたことになる。
【0018】この後、充填後の容器3とホルダ2を載置
した載置台43が排出位置Bの手前まで移送されると、
係合部54a,55aが制御機構58の環状カム63に
連動して下降端位置から上昇端位置まで上昇されるの
で、係合部54a,55aは閉鎖されつつ上昇端まで上
昇する。これにより、係合部54a,55aが容器3の
上端開口部3aから離隔して、その上方側に支持され
る。この後、充填後の容器3とホルダ2を載置した載置
台43が排出位置Bに位置すると、排出スターホイール
7によって、載置台43上から排出されて搬送コンベヤ
5上に戻されるようになっている。この後、空になった
載置台43とその上方の開口維持機構45の係合部54
a,55aおよび充填ノズル47は、その状態で再度供
給位置Aまで移送され、上述した作動を行うようになっ
ている。
【0019】以上のように、本実施例によれば、充填装
置本体4は各載置台43ごとに容器3の開口状態を維持
する開口維持機構45を備えているので、ホルダ2に収
納した容器3内に充填ノズル48によって液体を円滑に
充填することができる。しかも、開口維持機構45と制
御機構58とは、離隔した状態で容器3の開口を維持で
きるので、載置台43上の容器3は外部と遮断されロー
ドセル42によって、容器3内に充填される液体の重量
を正確に測定できる。また、上記実施例によれば、供給
スターホイール6に開口機構13を設けてあり、他方、
充填装置本体4に開口維持機構45を設けているので、
開口機構と開口維持機構を充填装置本体側に設けていた
従来と比較して、充填装置本体4の構成を簡略化するこ
とができるとともに、その設置スペースを小さくするこ
とができる。さらに、供給スターホイール6に開口機構
13の吸着パッド14,14’によって容器3の上端開
口部3aを半径方向に開口させるようにしているので、
従来に比較して容器3の上端開口部3aを十分に開口さ
せることができる。しかも、開口機構13は供給スター
ホイール6を構成する回転体8に設けてあるので、上記
特公平56−285号公報のように間欠的に容器3を搬
送していく過程において容器3を開口させる場合に比較
して、処理速度を速くすることができる。
【0020】(第2実施例)次に、図15ないし図16
は、供給スターホイール106に関する他の実施例を示
したものである。上記第1実施例では、開口機構13を
構成する一対の吸着パッド14,14’が供給スターホ
イール6の半径方向に接離するように構成していたが、
この第2実施例では、開口機構113を構成する一対の
吸着パッド114,114’を供給スターホイール6の
円周方向において接離するように構成している。すなわ
ち、供給スターホイール106の回転体108の円周方
向等間隔位置に、シリンダ機構109を鉛直上方にむけ
て配設してあり、このシリンダ機構109の上端にガイ
ドブロック115を水平に連結している。このガイドブ
ロック115には、2つのシリンダ機構110、11
0’を内蔵してあり、これらシリンダ機構110、11
0’にブラケット121,121’を介して吸着パッド
114,114’を対向させて取り付けている。回転体
108における各開口機構13の下方側には、ホルダ2
の外周部と係合する係合部材111を設けている。この
第2実施例では、2つのシリンダ機構110、110’
を同期して進退動させることによって、吸着パッド11
4,114’を供給スターホイール106の円周方向に
おいて進退動させて、それらを接離させるようにしてい
る。また、シリンダ機構109によってガイドブロック
115を上昇端に位置させている状態では、吸着パッド
114,114’は、ホルダ2内の容器3の上端開口部
3aよりも上方に支持される。他方、シリンダ機構10
9によってガイドブロック115が下降端に位置してい
る状態では、吸着パッド114,114’は、ホルダ2
内の容器3の上端開口部3aよりも少し下方に支持され
るようになっている。そして、搬送コンベヤが搬送して
きたホルダ2によって係合部材111が係合する際に
は、吸着パッド114,114’を上昇端位置で開放さ
せておき、搬送コンベヤ上から載置台112側にホルダ
2が移送されると、吸着パッド114,114’を下降
端に位置させるとともに吸着パッド114,114’を
近接させて容器3の上端開口部3aの両側を保持させ
る。この後、吸着パッド114,114’を離隔させる
ので、容器3の上端開口部3aが開口される。このよう
にして、容器3の上端開口部3aが開口されると、該容
器3を収納したホルダ2は供給位置に向けて移送され、
その少し前に吸着パッド114,114’による容器3
の上端開口部3aの保持状態該開放されるとともに、シ
リンダ機構109によって容器3の上端開口部3aより
も上方側に吸着パッド114,114’が上昇される。
この後、開口状態の容器3を収納したホルダ2は、供給
位置において充填装置本体へ供給される。なお、この第
2実施例では、開口機構113を上述のように構成して
いるので、ホルダ2内の容器3は、搬送方向と実質的に
直交した状態で移送されるようになっている。このよう
な第2実施例によれば、供給スターホイール106に開
口機構103を設けて、また充填装置本体に上記開口維
持機構を設けることができるので、開口機構と開口維持
機構を充填装置本体側に設けていた従来と比較して、充
填装置本体の構成を簡略化することができるとともに、
その設置スペースを小さくすることができる。
【0021】(第3実施例)次に、図17ないし図18
は、充填装置本体104に設ける開口維持機構145に
関する他の実施例を示したものである。上記第1実施例
では、開口維持機構45を構成する開閉部材54,55
が充填装置本体4の半径方向に接離するように構成して
いたが、この第3実施例では、開口維持機構145を構
成する一対の開閉部材154,155を充填装置本体1
04の円周方向に移動させるようにしている。すなわ
ち、充填装置本体104の回転体141には、各載置台
143ごとに一対の支持軸119(119’)を回転自
在に設けてあり、支持軸119(119’)の上端に開
閉部材154,155を水平に取り付けている。開閉部
材154,155の先端部には、V字形をした係合部1
54a(155a)を形成している。支持軸119(1
19’)は、それらの外周部に設けた一対のギヤ12
0、120によって連動させている。一方の支持軸11
9’の下端部には、レバー129を連結し、そのレバー
129と回転体141とにわたってばね130を取り付
けてあり、支持軸119’を図18における時計方向に
回転する方向に常時付勢している。レバー129の先端
には、カムフォロワ162を取り付けてあり、このカム
フォロワ162は、環状カム163に係合させている。
このように構成しているので、ホルダ2を載置した載置
台143が移動されることに伴ってレバー129が揺動
され、それに伴って、開閉部材154,155が揺動さ
れる。そして、最大に開放された開閉部材154,15
5が、供給位置Aに供給されたホルダ2内の容器3の上
端部の前後に位置し、その後、開閉部材154,155
が所定量だけ近接するように移動されると、図18に示
すように、開閉部材154,155の係合部154a
(155a)がホルダ2内の容器3の上端部の前後に係
合し、容器3の上端部開口部3aの開口状態を維持する
ようになっている。なお、充填装置本体104から隣接
位置の排出スタホイールへのホルダの排出位置Bでは、
開閉部材154,155は最大に開放されるので、係合
部154a(155a)は、容器3の上端部の前後部分
から離隔するので、充填機構148によって粉体を充填
された容器3を収納したホルダ2は、排出スターホイー
ルによって排出位置Bから円滑に排出される。また、こ
の第3実施例では、開口維持機構145を上述のように
構成しているので、第1実施例の場合と同様に、ホルダ
2内の容器3は、搬送方向と同一方向に向けられた状態
で移送されるようになっている。さらに、この第3実施
例は、重量計を省略した一般的な充填装置に本発明を適
用している。このような第3実施例によれば、供給スタ
ーホイールに開口機構を設ける一方、充填装置本体10
4に上記開口維持機構145を設けることができるの
で、開口機構と開口維持機構を充填装置本体側に設けて
いた従来と比較して、充填装置本体の構成を簡略化する
ことができるとともに、その設置スペースを小さくする
ことができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、充填装
置本体の構成を簡略化することができるとともに、その
設置スペースを小さくすることができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略の平面図
【図2】図1に示した装置で処理する容器の斜視図
【図3】図1に示した装置で処理するホルダと容器の斜
視図
【図4】図1に示した装置における要部を一部を切欠い
て示す平面図
【図5】図4のV−V線に沿う要部の断面図
【図6】図4の要部の拡大図
【図7】図5のVII−VII線に沿う要部の断面図
【図8】図5のVIII−VIII線に沿う要部の断面
【図9】図1のIX−IX線に沿う要部の断面図
【図10】図9の要部の右側面図
【図11】図9の要部の平面図
【図12】図9に示した開口維持機構の作動過程を示す
【図13】図9に示した開口維持機構の作動過程を示す
【図14】図9に示した開口維持機構の作動過程を示す
【図15】本発明の他の実施例を示す断面図
【図16】図15の要部の平面図
【図17】本発明の他の実施例を示す断面図
【図18】図15の要部の平面図
【符号の説明】
1 重量式充填装置(回転式充填装置) 2 ホ
ルダ 3 容器 3a 上
端開口部 4 充填装置本体 6 供給
スターホイール 13 開口機構 45 開
口維持機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋状の容器を収納したホルダを充填装置
    本体へ供給する供給スターホイールと、ホルダ内の容器
    の上端開口部を開口させる開口機構と、この開口機構で
    開口させた容器の上端開口部の開口状態を維持する開口
    維持機構と、回転自在に設けられて供給スターホイール
    から供給されたホルダを移送しながら、上記開口維持機
    構で上端開口部を開口させた状態の容器内に物品を充填
    する充填装置本体とを備えた回転式充填装置において、 上記供給スターホイールに開口機構を設けるとともに、
    充填装置本体に開口維持機構を設け、供給スターホイー
    ル内で容器の上端開口部を開口させ、その状態で充填装
    置本体の開口維持機構に受け渡すことを特徴とする回転
    式充填装置。
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