JPH11278409A - 液体充填装置 - Google Patents

液体充填装置

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JPH11278409A
JPH11278409A JP7947098A JP7947098A JPH11278409A JP H11278409 A JPH11278409 A JP H11278409A JP 7947098 A JP7947098 A JP 7947098A JP 7947098 A JP7947098 A JP 7947098A JP H11278409 A JPH11278409 A JP H11278409A
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liquid filling
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Sada Inoue
貞 井上
Norihiro Fujita
典弘 藤田
Makoto Mikuni
誠 三國
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NAKAKIN KK
Nakakin Co Ltd
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NAKAKIN KK
Nakakin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量計測手段によって容器の重量を計測す
る際に容器が他の部材に接触しないようにして適正な重
量計測を行える液体充填装置を提供する。 【解決手段】 第1コンベヤ1と第2コンベヤ2の間
に、複数の容器ポケット5を有して間欠回転する回転体
6と、両コンベヤ1,2の搬送面と同レベルに載置面を
有する重量計測台7とを介設すると共に、重量計測台7
の真上に昇降式液体充填ノズル8を設け、回転体6の停
止中に第1コンベヤ1から容器ポケット5に受け入れた
空容器10を回転体6の回転動作で重量計測台7上に移
載し、回転体6の停止中に計測充填を行った容器10を
回転体6の次の回転動作で第2コンベヤ2上に移載する
ようにした液体充填装置で、回転体6の回転時に容器ポ
ケット5内の容器10をポケット内周壁に接触しないよ
うにそれと一定間隙をもって固定し且つ回転体6の停止
時に解放する容器固定手段20を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンベヤによって
搬送される容器に液体洗剤や化粧品あるいは液状食品等
の各種液体を充填する液体充填装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来のこの種の液体充填装
置としては、連続搬送する一連の容器搬送用コンベヤの
搬送経路途中に液体充填作業位置を設け、この液体充填
作業位置において、コンベヤ上を移動する容器を停止さ
せると共にこの容器を上昇させて、その上昇位置で重量
計測手段及び液体充填手段によって容器に対する液体の
計測充填を行い、充填の終わった容器を再びコンベヤ上
に降ろして搬送するようにした装置が知られている。こ
のような装置は、例えば容量が数十リットルという大型
容器への液体の充填に適用されるもので、装置が大型と
なり複雑化して設備費が高くつき、家庭用シャンプーや
洗剤あるいは家庭用調味料等用の小型容器への液体の充
填装置としては適当ではなかった。
【0003】本発明は、上記のような小型容器に液体を
充填するのに好適であると共に、重量計測手段によって
容器の重量を計測する際に、計測すべき容器がその周囲
の部材と接触しないようにして適正な重量計測を行うこ
とのできる液体充填装置を提供することを主たる目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の液
体充填装置は、連続走行する空容器搬送用第1コンベヤ
1と充填済み容器搬送用第2コンベヤ2の間に、外周側
に複数の容器ポケット5が周方向一定ピッチで開口形成
されて回転軸3を中心に間欠回転する回転体6と、回転
体下方の定位置にあって両コンベヤ1,2の搬送面と同
レベルに載置面を有する重量計測台7とを介設すると共
に、重量計測台7の真上に昇降式液体充填ノズル8を設
け、回転体6の停止中に第1コンベヤ1から1個ずつ容
器ポケット5に受け入れた空容器10を回転体6の回転
動作により重量計測台7上に移載し、回転体6の停止中
に計測充填を行った容器10を回転体6の次の回転動作
により第2コンベヤ2上に移載するようにした液体充填
装置であって、回転体6の回転時に容器ポケット5内の
容器10をポケット内周壁に接触しないよう当該内周壁
と一定間隙をもって固定し且つ回転体6の停止時に解放
する容器固定手段20を設けてなることを特徴とする。
【0005】請求項2は、請求項1に記載の液体充填装
置において、容器固定手段20は、各容器ポケット5を
挟んでその両側対称位置に配置される一対の挟持アーム
21,21を支持する両側一対の支持部材22,22
を、それぞればね24を介して各挟持アーム21が容器
ポケット5の外部へ退避した位置に付勢するように回転
体6の下面側に配設し、回転体6を回転させる回転軸3
の外周側に固定カム30を設け、隣合う双方の容器ポケ
ット5,5の中間部で対向する両支持部材22,22間
には、回転体半径方向にスライド自在で、ばね27によ
り内端部が固定カム30と係合するように付勢されて外
端部外周に設けたカム32が両支持部材22,22側と
係合するカムロッド25を介装し、回転体6の回転開始
に伴いカムロッド25が一方向にスライドして各一対の
挟持アーム21,21が容器ポケット5内部へ対向進入
することにより容器10を挟持固定し、回転体6の回転
終了に伴いカムロッド25が反対方向にスライドして各
一対の挟持アーム21,21が容器ポケット5内部から
外部へ退避することにより容器10を解放するようにし
てなることを特徴とする。
【0006】請求項3は、請求項1又は2に記載の液体
充填装置において、前記回転軸3の回転体6上方位置に
液垂れ受け板9を一体回転可能に設け、液垂れ受け板9
には重量計測台7上の定位置に載置される容器10の口
部10aと同軸線上の位置に、充填ノズル8が挿脱可能
な容器ポケット5と同数のノズル挿通孔11を周方向一
定ピッチで設けてなることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る液体充填装置
を示す一部横断面平面図、図2は図1に示す液体充填装
置の一部縦断面側面図である。これらの図において、1
は空容器搬送用の第1コンベヤ、2は充填済み容器搬送
用の第2コンベヤで、両コンベヤ1,2は直列状に配設
されて、第1コンベヤ1の終端部と第2コンベヤ2の始
端部との間に所要の隙間Sが設けられる。この隙間Sに
は両側2箇所に回転軸3,3が鉛直に配設され、各回転
軸3の下端部は間欠回転駆動装置4に連動連結され、各
回転軸3の所要高さ位置に、外周側に4つの容器ポケッ
ト5を周方向90度の一定ピッチで開口形成した回転体
6が一体回転可能に取り付けられていると共に、この回
転体6の下側には、回転体6の回転時に容器ポケット5
内の容器10をポケット内周壁5aに接触しないよう当
該内周壁5aと一定間隙をもって容器10を固定し且つ
回転体6の停止時に容器10を解放する容器固定手段2
0が設けられている。
【0008】また、前記隙間Sには、各回転体6の下方
定位置にあって両コンベヤ1,2の搬送面と同レベルに
載置面を有する重量計測台7が設置され、この重量計測
台7の真上に昇降式液体充填ノズル8が設けられてい
る。重量計測台7はロードセルからなるものである。
尚、図においてPは、回転体6が第1コンベヤ1から空
容器10の供給を受ける容器供給位置、Rは重量計測台
7上で容器10の重量を計測しつつ昇降式液体充填ノズ
ル8により充填を行う計測充填位置、Qは充填済みの容
器10を第2コンベヤ2上に排出する容器排出位置を示
す。
【0009】また、回転体6の上端部には液垂れ受け板
9が一体回転可能に設けてあって、この液垂れ受け板9
には、重量計測台7上の定位置に載置される容器10の
口部10aと同軸線上の位置に、昇降式液体充填ノズル
8が挿脱可能なノズル挿通孔11が、前記容器ポケット
5と同じく周方向90度の一定ピッチで4つ設けられて
いる。
【0010】空容器搬送用第1コンベヤ1及び充填済み
容器搬送用第2コンベヤ2は、それぞれベルトコンベヤ
からなるもので、それぞれ図示の方向に一定速度で連続
走行されるようになっている。第1コンベヤ1の搬送面
上方には、容器10を前記各回転体6の容器供給位置P
に向けて一列状に案内する容器ガイド12が搬送方向に
沿って2組配設され、また第2コンベヤ2の搬送面上方
にも、充填済み容器10を各回転体6の容器排出位置Q
からコンベヤ終端部側へ一列状に案内する同様な容器ガ
イド12が搬送方向に沿って2組配設されている。各容
器ガイド12は、平行な2本のガイド杆12a,12a
からなるもので、上方の装置機枠(図示せず)によって
吊支されている。
【0011】前記回転体6は、図2及び図3に示すよう
にコンベヤ1,2上を搬送される容器10の胴部10b
の中間高さよりやや低い位置に位置するように回転軸3
に取り付けられ、各容器ポケット5は、容器10の胴部
10bの大部分が挿脱自在に遊嵌するような平面視略円
弧状に形成されている。この回転体6を回転させる回転
軸3は、間欠回転駆動装置4によって、図1に示すよう
に回転体6の1つの容器ポケット5が第1コンベヤ1か
ら搬送されてくる空容器10を受け入れる容器供給位置
Pに位置し且つこの容器ポケット5に隣合う回転方向先
方側の他の容器ポケット5が重量計測台7の真上の計測
充填位置Rに位置し尚且つこの容器ポケット5に隣合う
回転方向先方側の更に他の容器ポケット5が第2コンベ
ヤ2に臨む容器排出位置Qに位置した状態で一定時間停
止した後、一定速度で図示のような反時計回りに90度
回転して停止し、一定時間経過後に再び一定速度で90
度回転すると言うように、停止と回転とを一定時間ずつ
交互に繰り返す間欠回転運動を行うようになっている。
【0012】前記昇降式液体充填ノズル8は、周知のも
ので、図2に概略的に示すように、ノズル取付ブロック
13に垂下連結され、このノズル取付ブロック13はナ
ット部材14を有し、このナット部材14は、サーボモ
ーター15によって正逆回転駆動される螺軸16に回転
不能状態に螺合され、そしてノズル取付ブロック13に
はノズル8に所要の液体を供給する可撓性の液体供給ホ
ース17が連通連結され、このホース17は液体供給源
(図示せず)に接続される。しかして、モーター15の
駆動による螺軸16の回転によってノズル取付ブロック
13がノズル8と一体に所定ストローク昇降し、その下
降時にノズル8が前記液垂れ受け板9のノズル挿通孔1
1を通って、容器10の口部10aからその内部に挿入
し、液体の充填を行う。この液体充填ノズル8による容
器10への液体の充填時には、重量計測台7によって当
該容器10の重量計測が行われ、しかして容器10の重
量が一定値に達すると、その計測信号によりノズル8か
らの液体の充填が停止されると共に、このノズル8が元
の位置まで上昇復帰するようになっている。前記液垂れ
受け板9は、図3に示すように、回転体6を回転させる
回転軸3に固定された円板状の受け板本体18と、この
円板状受け板本体18を貫通して上向きに突出する複数
の円筒状ノズル挿通孔11と、円板状受け板本体18の
外周縁に沿って上記円筒状ノズル挿通孔11と同じ高さ
に突設された堰壁部19とからなるものである。
【0013】前記容器固定手段20について図4〜図9
を参照して説明すると、図4、図6、図8及び図9に示
すように、各容器ポケット5を挟んでその左右両側対称
位置に配置される両側一対の挟持アーム21,21をそ
れぞれ支持する両側一対の支持部材22,22を、回転
体6の下面に取り付けたブラケット23,23によって
対向方向スライド自在に配設すると共に、各支持部材2
2と各ブラケット23との間に、各挟持アーム21が容
器ポケット5の外部に退避するように支持部材22を付
勢するコイルばね24を介装する。また、図4及び図6
に示すように、隣合う双方の容器ポケット5、5の中間
部で対向する両支持部材22,22間に、回転体6の下
面に取り付けたブラケット26によってカムロッド25
を回転体6の半径方向スライド自在に配設すると共に、
カムロッド25とブラケット26との間に、カムロッド
25を回転体6の半径方向内向きに付勢するコイルばね
27を介装する。
【0014】一方、回転体6を回転させる回転軸3の外
周に軸受28を介して中空固定軸29を配設し、この中
空固定軸29に、容器ポケット5と同数の4つの凸面部
aがそれぞれ凹陥部bを隔てて周方向一定ピッチで形成
された固定カム30を設け、この固定カム30にローラ
ー31を介してカムロッド25の内端を係合させると共
に、カムロッド25の外端部外周面に形成した円錐カム
32にローラー33を介して前記各支持部材22を係合
させるようにする。
【0015】しかして、回転体6の停止時には、図4、
図5及び図8に示すように、各カムロッド25先端のロ
ーラー31が固定カム30の凹陥部bに係合し且つ各支
持部材22先端のローラー33が各カムロッド25の円
錐カム32の細径部xに係合することによって、各一対
の挟持アーム21,21が各容器ポケット5の外部に退
避した状態となる。
【0016】この状態から回転体6が回転し始めると、
その回転に伴って各カムロッド25が回転軸3を中心に
回転体6と一体に旋回移動して、各カムロッド25先端
のローラー31が固定カム30の凹陥部bから凸面部a
に乗り上げ、それにより各カムロッド25がコイルばね
27に抗して回転体6の半径方向外向きにスライドし、
それまで円錐カム32の細径部xに係合していた各支持
部材22先端のローラー33が円錐カム32の太径部y
に係合して、各支持部材22がコイルばね24に抗して
容器ポケット5側へ移動し、それにより一対の挟持アー
ム21,21が各容器ポケット5外部の退避位置から容
器ポケット5内部へ進入して容器10を両側から挟持固
定し、容器ポケット5の内周壁との間に一定の間隙を有
せしめる(図6及び図9参照)。
【0017】回転体6が90度回転を終える若干手前で
各カムロッド25先端のローラー31が固定カム30凸
面部aから凹陥部bに落ち込むと、各カムロッド25が
コイルばね27の付勢力で回転体6の半径方向内向きに
スライドして、各支持部材22先端のローラー33が再
び円錐カム32の細径部xに係合し、それにより各一対
の挟持アーム21,21が容器ポケット5の外部に退避
して、容器10を解放する(図4及び図8参照)。
【0018】上記のように、回転体6の回転時には各一
対の挟持アーム21,21が容器ポケット5の内部へ対
向進入して容器10を容器ポケット5の内周壁に接触し
ないようそれと一定間隙を保った状態に挟持固定し、回
転体6が90度回転を終えて停止する寸前に各一対の挟
持アーム21,21が容器ポケット5内部から外部へ退
避して容器10を解放し、回転体6の停止中はこの解放
状態を維持し、回転体6が次の90度回転を開始するこ
とより、再び各一対の挟持アーム21,21が容器ポケ
ット5内部へ対向進入して挟持姿勢をとり、以降は上記
の動作を繰り返すようになっている。
【0019】次に、上述したような構成よりなる液体充
填装置の使用方法を説明する。
【0020】先ず、液体を充填すべき空容器10(例え
ば、家庭用洗剤液を充填する容量0.6リットル程度の
プラスチック容器)を、連続走行する空容器搬送用第1
コンベヤ1の始端部上に載置し、容器ガイド12により
一列状態にして案内しながら各回転体6の容器供給位置
Pに向けて搬送する。こうして第1コンベヤ1上を一列
状態に連なって搬送されてくる空容器10は、各回転体
6の停止中に容器供給位置Pにある一つの容器ポケット
5に受け入れられ、そしてこの空容器10は、回転体6
の90度回転動作により、第1コンベヤ1上の後続の空
容器10と分離されて、重量計測台7上の計測充填位置
Rに移載される。この際、回転体6が回転すると同時
に、容器供給位置Pにある容器ポケット5内の空容器1
0は、前述した容器固定手段20の一対の挟持アーム2
1,21により、ポケット内周壁に接触しないよう当該
内周壁と一定間隙をもって挟持固定され、この状態のま
まで重量計測台7上へと移載され、そして回転体6が9
0度回転し終えた時点で挟持アーム21,21による固
定が解放される。従って、重量計測台7上に移載された
空容器10は、容器ポケット5の内周壁に対し非接触状
態となる。
【0021】空容器10が重量計測台7上に移載された
後、回転体6が所定時間停止している間に、重量計測台
7によって容器10の重量が計測されると共に、液体充
填ノズル8が下降して、このノズル8が液垂れ受け板9
のノズル挿通孔11を通り容器10の口部10aからそ
の内部に挿入されて、液体の充填が行われ、所定重量の
液体の充填が終わると、ノズル8が元の位置まで上昇復
帰する。重量計測台7による容器10の重量計測時に
は、容器10が容器ポケット5の内周壁に対し非接触状
態にあるため、正確な重量計測を行うことができる。
【0022】上記のように回転体6の停止中に液体の定
量充填を完了した容器10は、回転体6の次の90度回
転動作によって重量計測台7上から充填済み容器搬送用
第2コンベヤ2上の容器排出位置Qに移載され、第2コ
ンベヤ2上に移載された充填済み容器10は、容器ガイ
ド12により案内されてその終端部側へ搬送される。充
填済み容器10が第2コンベヤ2上の容器排出位置Qに
移載される際も、この充填済み容器10は、容器固定手
段20の挟持アーム21,21によって挟持固定され、
容器排出位置Qでの停止によりその固定状態が解放され
る。尚、この回転体6の90度回転動作で充填済み容器
10が第2コンベヤ2上に移載されて、空になった重量
計測台7上の計測充填位置Rには、後続の空容器10が
移載されてくる。
【0023】上記のように液体充填ノズル8が回転体6
の停止中に下降し容器10への液体の充填を終えて上昇
復帰すると、回転体6が90度回転して、充填済み容器
10が第2コンベヤ2上に移載され、同時に容器供給位
置P上にある後続の空容器10が重量計測台7上に移載
されてくることから、前記液垂れ受け板9が設けられて
いなければ、液体充填ノズル8から垂れる液が重量計測
台7上面に落ちたり、重量計測台7上に送られてくる後
続の空容器10上に落ちてそれらに付着し、そのため容
器10が重量計測台7上で滑ったり、容器10を汚すよ
うな不都合を生ずることになるが、液垂れ受け板9を設
けたことにより、液体充填ノズル8から垂れ落ちる液は
液垂れ受け板9上に受けられて、重量計測台7や容器1
0に落下付着するのが防止される。即ち、液体充填ノズ
ル8による容器10への液体の充填が終わって、回転体
6が回転すると同時に、ノズル挿通孔11も移動して、
ノズル8の下方には液垂れ受け板9が来るため、ノズル
8から垂れ落ちる液はこの液垂れ受け板9上に受けられ
ることになり、しかも回転体6が停止したときは、、後
続の容器10が重量計測台7上に載置されて、その容器
10の口部10aがノズル8の直下に位置するから、ノ
ズル8の液垂れが重量計測台7及び容器10に付着する
ことがない。
【0024】以上説明したように、この液体充填装置
は、連続的に走行する空容器搬送用第1コンベヤ1と充
填済み容器搬送用第2コンベヤ2との間に、周方向に9
0度の一定ピッチで4つの容器ポケット5が開口形成さ
れた間欠回転する回転体6と、この回転体6下方の定位
置にあって両コンベヤ1,2の搬送面と同レベルに載置
面7aを有する重量計測台7とを介設すると共に、重量
計測台7の真上に昇降式液体充填ノズル8を配設し、回
転体6が一定時間停止している間に第1コンベヤ1から
空容器10を1個ずつ分離して容器ポケット5に受け入
れ、この空容器10を回転体6の90度回転動作により
重量計測台7上に移載し、そこで回転体6が一定時間停
止している間に容器10の重量を計測しつつ液体充填ノ
ズル8によって容器10への液体の定量充填を行い、充
填の終わった容器10を回転体6の次の90度回転動作
により第2コンベヤ2上に移載するように構成したもの
であるから、第1コンベヤ1によって連続的に搬送され
てくる空容器10に対し迅速に液体の定量充填を行い且
つ第2コンベヤ2により迅速に排出することができて、
液体の定量充填作業を効率良く行うことができると共
に、装置の小型化及びコンパクト化を図ることができ
て、家庭用シャンプーや洗剤あるいは家庭用調味料等の
小型容器に対する液体充填装置として最適である。
【0025】また、この液体充填装置には、回転体6の
回転時に容器ポケット5内の容器10をポケット内周壁
に接触しないよう当該内周壁と一定間隙をもって固定し
且つ回転体の停止時に解放する容器固定手段20を設け
ているから、重量計測台7上に移載した空容器10を容
器ポケット5の内周壁に対し非接触状態とすることがで
き、従ってこの重量計測台7による容器10の重量計測
が適正に行える。
【0026】上記容器固定手段20は、図4〜図9によ
って説明したように、各容器ポケット5を挟んでその両
側対称位置に配置される一対の挟持アーム21,21を
それぞれ支持する両側一対の支持部材22,22を、回
転軸3の外周側に固定して設けた固定カム30と回転体
6側にこれと一体回転可能に設けたカムロッド25とか
らなるカム機構により作動させて、各一対の挟持アーム
21,21の固定及び解放動作を行わせるようにしてい
るから、容器固定手段20の構造がコンパクトで回転体
6への取り付けが容易で安価に製作することができる。
【0027】また、この液体充填装置によれば、回転軸
3の回転体6上方位置に液垂れ受け板9を一体回転可能
に設けると共に、この液垂れ受け板9には、重量計測台
7上に載置される容器10の口部10aと同軸線上の位
置に、液体充填ノズル8が挿脱可能な容器ポケット5と
同数のノズル挿通孔11を周方向一定ピッチで設けてい
るから、液体充填ノズル8から垂れ落ちる液を液垂れ受
け板9上に受けることができて、重量計測台7や容器1
0に液体が落下付着するのを防止できる。
【0028】以上説明した実施形態では、第1コンベヤ
1と第2コンベヤ2とを直線状に配設すると共に、回転
体6の外周側に周方向90度の一定ピッチで4つの容器
ポケット5を開口形成して回転体6を90度ずつ間欠回
転されるようにしているが、このような構成配置に限る
ものではなく、例えば容器ポケット5を回転体6に周方
向60度の一定ピッチで開口形成して、回転体6を60
度ずつ間欠回転させるようにしてもよく、その場合に第
1コンベヤ1と第2コンベヤ2との成す内向き角度を1
20度にすればよい。また、この実施形態では、横断面
が楕円形の容器10を適用する場合について説明した
が、横断面が円形の容器や略角形の容器についても適用
可能である。また、この実施形態では、第1コンベヤ1
と第2コンベヤ2との間に、回転体6、重量計測台7及
び液体充填ノズル8を2組設置しているが、これは1組
でもよいし、3組以上設置することもできる。
【0029】
【発明の効果】請求項1に係る発明の液体充填装置によ
れば、連続走行する空容器搬送用第1コンベヤと充填済
み容器搬送用第2コンベヤとの間に、複数の容器ポケッ
トが周方向一定ピッチで開口形成された間欠回転する回
転体と、回転体の下方にあって両コンベヤの搬送面と同
レベルに載置面を有する重量計測台とを介設すると共
に、重量計測台の真上に昇降式液体充填ノズルを設け、
回転体の停止中に第1コンベヤから1個ずつ容器ポケッ
トに受け入れた空容器を回転体の回転動作により重量計
測台上に移載し、回転体の停止中に液体の計測充填を行
った容器を回転体の次の回転動作により第2コンベヤ上
に移載するように構成したものであるから、第1コンベ
ヤによって連続的に搬送されてくる空容器に対し迅速に
液体の定量充填を行い且つ第2コンベヤにより迅速に排
出することができて、液体の定量充填作業を効率良く行
うことができると共に、装置の小型化及びコンパクト化
を図ることができ、特に小型容器に各種液体を充填する
装置として最適である。
【0030】また、この液体充填装置には、回転体の回
転時に容器ポケット内の容器をポケット内周壁に接触し
ないよう当該内周壁と一定間隙をもって固定し且つ回転
体の停止時に解放する容器固定手段を設けているから、
重量計測台上に移載した空容器を容器ポケットの内周壁
に対し非接触状態とすることができ、従ってこの重量計
測台7による容器の重量計測を適正に行うことができ
る。
【0031】請求項2によれば、容器固定手段は、各容
器ポケットの両側対称位置に配置される一対の挟持アー
ムを支持する両側一対の支持部材を、それぞればねを介
して両挟持アームが容器ポケットの外部へ退避した位置
に付勢するように回転体の下面側に配設し、回転軸の外
周側に固定カムを設け、隣合う双方の容器ポケットの中
間部で対向する両支持部材間には、回転体半径方向にス
ライド自在で、ばねにより内端部が固定カムと係合する
ように付勢されて外端部外周に設けたカムが両支持部材
側と係合するカムロッドを介装し、回転体の回転開始に
伴いカムロッドが一方向にスライドして各一対の挟持ア
ームが容器ポケット内部へ対向進入することにより容器
を挟持固定し、回転体の回転終了に伴いカムロッドが反
対方向にスライドして各一対の挟持アームが容器ポケッ
ト内部から外部へ退避することにより容器を解放するよ
うにしたものであるから、容器固定手段の構造がきわめ
てコンパクトとなって、回転体への取り付けが容易にな
ると共に、安価に製作することができる。
【0032】請求項3によれば、回転体の上方位置に液
垂れ受け板を一体回転可能に設け、この液垂れ受け板に
は重量計測台上に載置される容器の口部と同軸線上の位
置に、充填ノズルが挿脱可能な容器ポケットと同数のノ
ズル挿通孔を周方向一定ピッチで設けたことにより、液
体充填ノズルから垂れ落ちる液を液垂れ受け板上に受け
て、重量計測台や容器に液体が落下付着するのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る液体充填装置を示す一部横断面
平面図である。
【図2】 液体充填装置の一部縦断面側面図である。
【図3】 液体充填装置の一部拡大斜視図である。
【図4】 図2のV−V線拡大断面図で、回転体が停止
している状態での容器固定手段を示す。
【図5】 図4のW−W線断面図である。
【図6】 図2のV−V線拡大断面図で、回転体が回転
している状態での容器固定手段を示す。
【図7】 図6のX−X線断面図である。
【図8】 図4のY−Y線断面図である。
【図9】 図6のZ−Z線断面図である。
【符号の説明】
1 空容器搬送用の第1コンベヤ 2 充填済み容器搬送用の第2コンベヤ 3 回転軸 4 間欠回転駆動装置 5 容器ポケット 6 回転体 7 重量計測台 8 液体充填ノズル 9 液垂れ受け板 10 容器 11 ノズル挿通孔 20 容器固定手段 21 挟持アーム 22 支持部材 23 ブラケット 24 コイルばね 25 カムロッド 26 ブラケット 27 コイルばね 29 中空固定軸 30 固定カム 32 円錐カム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続走行する空容器搬送用第1コンベヤと
    充填済み容器搬送用第2コンベヤの間に、外周側に複数
    の容器ポケットが周方向一定ピッチで開口形成されて回
    転軸を中心に間欠回転する回転体と、回転体下方の定位
    置にあって両コンベヤの搬送面と同レベルに載置面を有
    する重量計測台とを介設すると共に、重量計測台の真上
    に昇降式液体充填ノズルを設け、回転体の停止中に第1
    コンベヤから1個ずつ容器ポケットに受け入れた空容器
    を回転体の回転動作により重量計測台上に移載し、回転
    体の停止中に計測充填を行った容器を回転体の次の回転
    動作により第2コンベヤ上に移載するようにした液体充
    填装置であって、回転体の回転時に容器ポケット内の容
    器をポケット内周壁に接触しないよう当該内周壁と一定
    間隙をもって固定し且つ回転体の停止時に解放する容器
    固定手段を設けてなる液体充填装置。
  2. 【請求項2】 前記容器固定手段は、各容器ポケットを
    挟んでその両側対称位置に配置される一対の挟持アーム
    を支持する両側一対の支持部材を、それぞればねを介し
    て両挟持アームが容器ポケットの外部へ退避した位置に
    付勢するように回転体の下面側に配設し、回転体を回転
    させる回転軸の外周側に固定カムを設け、隣合う双方の
    容器ポケットの中間部で対向する両支持部材間には、回
    転体半径方向にスライド自在で、ばねにより内端部が固
    定カムと係合するように付勢されて外端部外周に設けた
    カムが両支持部材側と係合するカムロッドを介装し、回
    転体の回転開始に伴いカムロッドが一方向にスライドし
    て各一対の挟持アームが容器ポケット内部へ対向進入す
    ることにより容器を挟持固定し、回転体の回転終了に伴
    いカムロッドが反対方向にスライドして各一対の挟持ア
    ームが容器ポケット内部から外部へ退避することにより
    容器を解放するようにしてなる請求項1に記載の液体充
    填装置。
  3. 【請求項3】 前記回転軸の回転体上方位置に液垂れ受
    け板を一体回転可能に設け、液垂れ受け板には重量計測
    台上の定位置に載置される容器の口部と同軸線上の位置
    に、充填ノズルが挿脱可能な容器ポケットと同数のノズ
    ル挿通孔を周方向一定ピッチで設けてなる請求項1又は
    2に記載の液体充填装置。
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