JP4018231B2 - 液体充填装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンベヤによって搬送される容器に液体洗剤や化粧品あるいは液状食品等の各種液体を充填する液体充填装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来のこの種の液体充填装置としては、連続搬送する一連の容器搬送用コンベヤの搬送経路途中に液体充填作業位置を設け、この液体充填作業位置において、コンベヤ上を移動する容器を停止させると共にこの容器を上昇させて、その上昇位置で重量計測手段及び液体充填手段によって容器に対する液体の計測充填を行い、充填の終わった容器を再びコンベヤ上に降ろして搬送するようにした装置が知られている。このような装置は、例えば容量が数十リットルという大型容器への液体の充填に適用されるもので、装置が大型となり複雑化して設備費が高くつき、家庭用シャンプーや洗剤あるいは家庭用調味料等用の小型容器への液体の充填装置としては適当ではなかった。
【0003】
本発明は、上記のような小型容器に液体を充填するのに好適であると共に、重量計測手段によって容器の重量を計測する際に、計測すべき容器がその周囲の部材と接触しないようにして適正な重量計測を行うことのできる液体充填装置を提供することを主たる目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明の液体充填装置は、連続走行する空容器搬送用第1コンベヤ1と充填済み容器搬送用第2コンベヤ2の間に、外周側に複数の容器ポケット5が周方向一定ピッチで開口形成されて回転軸3を中心に間欠回転する回転体6と、回転体下方の定位置にあって両コンベヤ1,2の搬送面と同レベルに載置面を有する重量計測台7とを介設すると共に、重量計測台7の真上に昇降式液体充填ノズル8を設け、回転体6の停止中に第1コンベヤ1から1個ずつ容器ポケット5に受け入れた空容器10を回転体6の回転動作により重量計測台7上に移載し、回転体6の停止中に計測充填を行った容器10を回転体6の次の回転動作により第2コンベヤ2上に移載するようにした液体充填装置であって、回転体6の回転時に容器ポケット5内の容器10をポケット内周壁に接触しないよう当該内周壁と一定間隙をもって固定し且つ回転体6の停止時に解放する容器固定手段20を設けてなる液体充填装置であって、前記容器固定手段20は、各容器ポケット5を挟んでその両側対称位置に配置される一対の挟持アーム21,21を支持する両側一対の支持部材22,22を、それぞればね24を介して各挟持アーム21が容器ポケット5の外部へ退避した位置に付勢するように回転体6の下面側に配設し、回転体6を回転させる回転軸3の外周側に固定カム30を設け、隣合う双方の容器ポケット5,5の中間部で対向する両支持部材22,22間には、回転体半径方向にスライド自在で、ばね27により内端部が固定カム30と係合するように付勢されて外端部外周に設けたカム32が両支持部材22,22側と係合するカムロッド25を介装し、回転体6の回転開始に伴いカムロッド25が一方向にスライドして各一対の挟持アーム21,21が容器ポケット5内部へ対向進入することにより容器10を挟持固定し、回転体6の回転終了に伴いカムロッド25が反対方向にスライドして各一対の挟持アーム21,21が容器ポケット5内部から外部へ退避することにより容器10を解放するようにしてなることを特徴とする。
【0006】
請求項は、請求項に記載の液体充填装置において、前記回転軸3の回転体6上方位置に液垂れ受け板9を一体回転可能に設け、液垂れ受け板9には重量計測台7上の定位置に載置される容器10の口部10aと同軸線上の位置に、充填ノズル8が挿脱可能な容器ポケット5と同数のノズル挿通孔11を周方向一定ピッチで設けてなることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る液体充填装置を示す一部横断面平面図、図2は図1に示す液体充填装置の一部縦断面側面図である。これらの図において、1は空容器搬送用の第1コンベヤ、2は充填済み容器搬送用の第2コンベヤで、両コンベヤ1,2は直列状に配設されて、第1コンベヤ1の終端部と第2コンベヤ2の始端部との間に所要の隙間Sが設けられる。この隙間Sには両側2箇所に回転軸3,3が鉛直に配設され、各回転軸3の下端部は間欠回転駆動装置4に連動連結され、各回転軸3の所要高さ位置に、外周側に4つの容器ポケット5を周方向90度の一定ピッチで開口形成した回転体6が一体回転可能に取り付けられていると共に、この回転体6の下側には、回転体6の回転時に容器ポケット5内の容器10をポケット内周壁5aに接触しないよう当該内周壁5aと一定間隙をもって容器10を固定し且つ回転体6の停止時に容器10を解放する容器固定手段20が設けられている。
【0008】
また、前記隙間Sには、各回転体6の下方定位置にあって両コンベヤ1,2の搬送面と同レベルに載置面を有する重量計測台7が設置され、この重量計測台7の真上に昇降式液体充填ノズル8が設けられている。重量計測台7はロードセルからなるものである。尚、図においてPは、回転体6が第1コンベヤ1から空容器10の供給を受ける容器供給位置、Rは重量計測台7上で容器10の重量を計測しつつ昇降式液体充填ノズル8により充填を行う計測充填位置、Qは充填済みの容器10を第2コンベヤ2上に排出する容器排出位置を示す。
【0009】
また、回転体6の上端部には液垂れ受け板9が一体回転可能に設けてあって、この液垂れ受け板9には、重量計測台7上の定位置に載置される容器10の口部10aと同軸線上の位置に、昇降式液体充填ノズル8が挿脱可能なノズル挿通孔11が、前記容器ポケット5と同じく周方向90度の一定ピッチで4つ設けられている。
【0010】
空容器搬送用第1コンベヤ1及び充填済み容器搬送用第2コンベヤ2は、それぞれベルトコンベヤからなるもので、それぞれ図示の方向に一定速度で連続走行されるようになっている。第1コンベヤ1の搬送面上方には、容器10を前記各回転体6の容器供給位置Pに向けて一列状に案内する容器ガイド12が搬送方向に沿って2組配設され、また第2コンベヤ2の搬送面上方にも、充填済み容器10を各回転体6の容器排出位置Qからコンベヤ終端部側へ一列状に案内する同様な容器ガイド12が搬送方向に沿って2組配設されている。各容器ガイド12は、平行な2本のガイド杆12a,12aからなるもので、上方の装置機枠(図示せず)によって吊支されている。
【0011】
前記回転体6は、図2及び図3に示すようにコンベヤ1,2上を搬送される容器10の胴部10bの中間高さよりやや低い位置に位置するように回転軸3に取り付けられ、各容器ポケット5は、容器10の胴部10bの大部分が挿脱自在に遊嵌するような平面視略円弧状に形成されている。この回転体6を回転させる回転軸3は、間欠回転駆動装置4によって、図1に示すように回転体6の1つの容器ポケット5が第1コンベヤ1から搬送されてくる空容器10を受け入れる容器供給位置Pに位置し且つこの容器ポケット5に隣合う回転方向先方側の他の容器ポケット5が重量計測台7の真上の計測充填位置Rに位置し尚且つこの容器ポケット5に隣合う回転方向先方側の更に他の容器ポケット5が第2コンベヤ2に臨む容器排出位置Qに位置した状態で一定時間停止した後、一定速度で図示のような反時計回りに90度回転して停止し、一定時間経過後に再び一定速度で90度回転すると言うように、停止と回転とを一定時間ずつ交互に繰り返す間欠回転運動を行うようになっている。
【0012】
前記昇降式液体充填ノズル8は、周知のもので、図2に概略的に示すように、ノズル取付ブロック13に垂下連結され、このノズル取付ブロック13はナット部材14を有し、このナット部材14は、サーボモーター15によって正逆回転駆動される螺軸16に回転不能状態に螺合され、そしてノズル取付ブロック13にはノズル8に所要の液体を供給する可撓性の液体供給ホース17が連通連結され、このホース17は液体供給源(図示せず)に接続される。しかして、モーター15の駆動による螺軸16の回転によってノズル取付ブロック13がノズル8と一体に所定ストローク昇降し、その下降時にノズル8が前記液垂れ受け板9のノズル挿通孔11を通って、容器10の口部10aからその内部に挿入し、液体の充填を行う。この液体充填ノズル8による容器10への液体の充填時には、重量計測台7によって当該容器10の重量計測が行われ、しかして容器10の重量が一定値に達すると、その計測信号によりノズル8からの液体の充填が停止されると共に、このノズル8が元の位置まで上昇復帰するようになっている。前記液垂れ受け板9は、図3に示すように、回転体6を回転させる回転軸3に固定された円板状の受け板本体18と、この円板状受け板本体18を貫通して上向きに突出する複数の円筒状ノズル挿通孔11と、円板状受け板本体18の外周縁に沿って上記円筒状ノズル挿通孔11と同じ高さに突設された堰壁部19とからなるものである。
【0013】
前記容器固定手段20について図4〜図9を参照して説明すると、図4、図6、図8及び図9に示すように、各容器ポケット5を挟んでその左右両側対称位置に配置される両側一対の挟持アーム21,21をそれぞれ支持する両側一対の支持部材22,22を、回転体6の下面に取り付けたブラケット23,23によって対向方向スライド自在に配設すると共に、各支持部材22と各ブラケット23との間に、各挟持アーム21が容器ポケット5の外部に退避するように支持部材22を付勢するコイルばね24を介装する。また、図4及び図6に示すように、隣合う双方の容器ポケット5、5の中間部で対向する両支持部材22,22間に、回転体6の下面に取り付けたブラケット26によってカムロッド25を回転体6の半径方向スライド自在に配設すると共に、カムロッド25とブラケット26との間に、カムロッド25を回転体6の半径方向内向きに付勢するコイルばね27を介装する。
【0014】
一方、回転体6を回転させる回転軸3の外周に軸受28を介して中空固定軸29を配設し、この中空固定軸29に、容器ポケット5と同数の4つの凸面部aがそれぞれ凹陥部bを隔てて周方向一定ピッチで形成された固定カム30を設け、この固定カム30にローラー31を介してカムロッド25の内端を係合させると共に、カムロッド25の外端部外周面に形成した円錐カム32にローラー33を介して前記各支持部材22を係合させるようにする。
【0015】
しかして、回転体6の停止時には、図4、図5及び図8に示すように、各カムロッド25先端のローラー31が固定カム30の凹陥部bに係合し且つ各支持部材22先端のローラー33が各カムロッド25の円錐カム32の細径部xに係合することによって、各一対の挟持アーム21,21が各容器ポケット5の外部に退避した状態となる。
【0016】
この状態から回転体6が回転し始めると、その回転に伴って各カムロッド25が回転軸3を中心に回転体6と一体に旋回移動して、各カムロッド25先端のローラー31が固定カム30の凹陥部bから凸面部aに乗り上げ、それにより各カムロッド25がコイルばね27に抗して回転体6の半径方向外向きにスライドし、それまで円錐カム32の細径部xに係合していた各支持部材22先端のローラー33が円錐カム32の太径部yに係合して、各支持部材22がコイルばね24に抗して容器ポケット5側へ移動し、それにより一対の挟持アーム21,21が各容器ポケット5外部の退避位置から容器ポケット5内部へ進入して容器10を両側から挟持固定し、容器ポケット5の内周壁との間に一定の間隙を有せしめる(図6及び図9参照)。
【0017】
回転体6が90度回転を終える若干手前で各カムロッド25先端のローラー31が固定カム30凸面部aから凹陥部bに落ち込むと、各カムロッド25がコイルばね27の付勢力で回転体6の半径方向内向きにスライドして、各支持部材22先端のローラー33が再び円錐カム32の細径部xに係合し、それにより各一対の挟持アーム21,21が容器ポケット5の外部に退避して、容器10を解放する(図4及び図8参照)。
【0018】
上記のように、回転体6の回転時には各一対の挟持アーム21,21が容器ポケット5の内部へ対向進入して容器10を容器ポケット5の内周壁に接触しないようそれと一定間隙を保った状態に挟持固定し、回転体6が90度回転を終えて停止する寸前に各一対の挟持アーム21,21が容器ポケット5内部から外部へ退避して容器10を解放し、回転体6の停止中はこの解放状態を維持し、回転体6が次の90度回転を開始することより、再び各一対の挟持アーム21,21が容器ポケット5内部へ対向進入して挟持姿勢をとり、以降は上記の動作を繰り返すようになっている。
【0019】
次に、上述したような構成よりなる液体充填装置の使用方法を説明する。
【0020】
先ず、液体を充填すべき空容器10(例えば、家庭用洗剤液を充填する容量0.6リットル程度のプラスチック容器)を、連続走行する空容器搬送用第1コンベヤ1の始端部上に載置し、容器ガイド12により一列状態にして案内しながら各回転体6の容器供給位置Pに向けて搬送する。こうして第1コンベヤ1上を一列状態に連なって搬送されてくる空容器10は、各回転体6の停止中に容器供給位置Pにある一つの容器ポケット5に受け入れられ、そしてこの空容器10は、回転体6の90度回転動作により、第1コンベヤ1上の後続の空容器10と分離されて、重量計測台7上の計測充填位置Rに移載される。この際、回転体6が回転すると同時に、容器供給位置Pにある容器ポケット5内の空容器10は、前述した容器固定手段20の一対の挟持アーム21,21により、ポケット内周壁に接触しないよう当該内周壁と一定間隙をもって挟持固定され、この状態のままで重量計測台7上へと移載され、そして回転体6が90度回転し終えた時点で挟持アーム21,21による固定が解放される。従って、重量計測台7上に移載された空容器10は、容器ポケット5の内周壁に対し非接触状態となる。
【0021】
空容器10が重量計測台7上に移載された後、回転体6が所定時間停止している間に、重量計測台7によって容器10の重量が計測されると共に、液体充填ノズル8が下降して、このノズル8が液垂れ受け板9のノズル挿通孔11を通り容器10の口部10aからその内部に挿入されて、液体の充填が行われ、所定重量の液体の充填が終わると、ノズル8が元の位置まで上昇復帰する。重量計測台7による容器10の重量計測時には、容器10が容器ポケット5の内周壁に対し非接触状態にあるため、正確な重量計測を行うことができる。
【0022】
上記のように回転体6の停止中に液体の定量充填を完了した容器10は、回転体6の次の90度回転動作によって重量計測台7上から充填済み容器搬送用第2コンベヤ2上の容器排出位置Qに移載され、第2コンベヤ2上に移載された充填済み容器10は、容器ガイド12により案内されてその終端部側へ搬送される。充填済み容器10が第2コンベヤ2上の容器排出位置Qに移載される際も、この充填済み容器10は、容器固定手段20の挟持アーム21,21によって挟持固定され、容器排出位置Qでの停止によりその固定状態が解放される。尚、この回転体6の90度回転動作で充填済み容器10が第2コンベヤ2上に移載されて、空になった重量計測台7上の計測充填位置Rには、後続の空容器10が移載されてくる。
【0023】
上記のように液体充填ノズル8が回転体6の停止中に下降し容器10への液体の充填を終えて上昇復帰すると、回転体6が90度回転して、充填済み容器10が第2コンベヤ2上に移載され、同時に容器供給位置P上にある後続の空容器10が重量計測台7上に移載されてくることから、前記液垂れ受け板9が設けられていなければ、液体充填ノズル8から垂れる液が重量計測台7上面に落ちたり、重量計測台7上に送られてくる後続の空容器10上に落ちてそれらに付着し、そのため容器10が重量計測台7上で滑ったり、容器10を汚すような不都合を生ずることになるが、液垂れ受け板9を設けたことにより、液体充填ノズル8から垂れ落ちる液は液垂れ受け板9上に受けられて、重量計測台7や容器10に落下付着するのが防止される。即ち、液体充填ノズル8による容器10への液体の充填が終わって、回転体6が回転すると同時に、ノズル挿通孔11も移動して、ノズル8の下方には液垂れ受け板9が来るため、ノズル8から垂れ落ちる液はこの液垂れ受け板9上に受けられることになり、しかも回転体6が停止したときは、、後続の容器10が重量計測台7上に載置されて、その容器10の口部10aがノズル8の直下に位置するから、ノズル8の液垂れが重量計測台7及び容器10に付着することがない。
【0024】
以上説明したように、この液体充填装置は、連続的に走行する空容器搬送用第1コンベヤ1と充填済み容器搬送用第2コンベヤ2との間に、周方向に90度の一定ピッチで4つの容器ポケット5が開口形成された間欠回転する回転体6と、この回転体6下方の定位置にあって両コンベヤ1,2の搬送面と同レベルに載置面7aを有する重量計測台7とを介設すると共に、重量計測台7の真上に昇降式液体充填ノズル8を配設し、回転体6が一定時間停止している間に第1コンベヤ1から空容器10を1個ずつ分離して容器ポケット5に受け入れ、この空容器10を回転体6の90度回転動作により重量計測台7上に移載し、そこで回転体6が一定時間停止している間に容器10の重量を計測しつつ液体充填ノズル8によって容器10への液体の定量充填を行い、充填の終わった容器10を回転体6の次の90度回転動作により第2コンベヤ2上に移載するように構成したものであるから、第1コンベヤ1によって連続的に搬送されてくる空容器10に対し迅速に液体の定量充填を行い且つ第2コンベヤ2により迅速に排出することができて、液体の定量充填作業を効率良く行うことができると共に、装置の小型化及びコンパクト化を図ることができて、家庭用シャンプーや洗剤あるいは家庭用調味料等の小型容器に対する液体充填装置として最適である。
【0025】
また、この液体充填装置には、回転体6の回転時に容器ポケット5内の容器10をポケット内周壁に接触しないよう当該内周壁と一定間隙をもって固定し且つ回転体の停止時に解放する容器固定手段20を設けているから、重量計測台7上に移載した空容器10を容器ポケット5の内周壁に対し非接触状態とすることができ、従ってこの重量計測台7による容器10の重量計測が適正に行える。
【0026】
上記容器固定手段20は、図4〜図9によって説明したように、各容器ポケット5を挟んでその両側対称位置に配置される一対の挟持アーム21,21をそれぞれ支持する両側一対の支持部材22,22を、回転軸3の外周側に固定して設けた固定カム30と回転体6側にこれと一体回転可能に設けたカムロッド25とからなるカム機構により作動させて、各一対の挟持アーム21,21の固定及び解放動作を行わせるようにしているから、容器固定手段20の構造がコンパクトで回転体6への取り付けが容易で安価に製作することができる。
【0027】
また、この液体充填装置によれば、回転軸3の回転体6上方位置に液垂れ受け板9を一体回転可能に設けると共に、この液垂れ受け板9には、重量計測台7上に載置される容器10の口部10aと同軸線上の位置に、液体充填ノズル8が挿脱可能な容器ポケット5と同数のノズル挿通孔11を周方向一定ピッチで設けているから、液体充填ノズル8から垂れ落ちる液を液垂れ受け板9上に受けることができて、重量計測台7や容器10に液体が落下付着するのを防止できる。
【0028】
以上説明した実施形態では、第1コンベヤ1と第2コンベヤ2とを直線状に配設すると共に、回転体6の外周側に周方向90度の一定ピッチで4つの容器ポケット5を開口形成して回転体6を90度ずつ間欠回転されるようにしているが、このような構成配置に限るものではなく、例えば容器ポケット5を回転体6に周方向60度の一定ピッチで開口形成して、回転体6を60度ずつ間欠回転させるようにしてもよく、その場合に第1コンベヤ1と第2コンベヤ2との成す内向き角度を120度にすればよい。また、この実施形態では、横断面が楕円形の容器10を適用する場合について説明したが、横断面が円形の容器や略角形の容器についても適用可能である。また、この実施形態では、第1コンベヤ1と第2コンベヤ2との間に、回転体6、重量計測台7及び液体充填ノズル8を2組設置しているが、これは1組でもよいし、3組以上設置することもできる。
【0029】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の液体充填装置によれば、連続走行する空容器搬送用第1コンベヤと充填済み容器搬送用第2コンベヤとの間に、複数の容器ポケットが周方向一定ピッチで開口形成された間欠回転する回転体と、回転体の下方にあって両コンベヤの搬送面と同レベルに載置面を有する重量計測台とを介設すると共に、重量計測台の真上に昇降式液体充填ノズルを設け、回転体の停止中に第1コンベヤから1個ずつ容器ポケットに受け入れた空容器を回転体の回転動作により重量計測台上に移載し、回転体の停止中に液体の計測充填を行った容器を回転体の次の回転動作により第2コンベヤ上に移載するように構成したものであるから、第1コンベヤによって連続的に搬送されてくる空容器に対し迅速に液体の定量充填を行い且つ第2コンベヤにより迅速に排出することができて、液体の定量充填作業を効率良く行うことができると共に、装置の小型化及びコンパクト化を図ることができ、特に小型容器に各種液体を充填する装置として最適である。
【0030】
また、この液体充填装置には、回転体の回転時に容器ポケット内の容器をポケット内周壁に接触しないよう当該内周壁と一定間隙をもって固定し且つ回転体の停止時に解放する容器固定手段を設けているから、重量計測台上に移載した空容器を容器ポケットの内周壁に対し非接触状態とすることができ、従ってこの重量計測台7による容器の重量計測を適正に行うことができる。
【0031】
さらにまた、本発明によれば、前記容器固定手段は、各容器ポケットの両側対称位置に配置される一対の挟持アームを支持する両側一対の支持部材を、それぞればねを介して両挟持アームが容器ポケットの外部へ退避した位置に付勢するように回転体の下面側に配設し、回転軸の外周側に固定カムを設け、隣合う双方の容器ポケットの中間部で対向する両支持部材間には、回転体半径方向にスライド自在で、ばねにより内端部が固定カムと係合するように付勢されて外端部外周に設けたカムが両支持部材側と係合するカムロッドを介装し、回転体の回転開始に伴いカムロッドが一方向にスライドして各一対の挟持アームが容器ポケット内部へ対向進入することにより容器を挟持固定し、回転体の回転終了に伴いカムロッドが反対方向にスライドして各一対の挟持アームが容器ポケット内部から外部へ退避することにより容器を解放するようにしたものであるから、容器固定手段の構造がきわめてコンパクトとなって、回転体への取り付けが容易になると共に、安価に製作することができる。
【0032】
請求項によれば、回転体の上方位置に液垂れ受け板を一体回転可能に設け、この液垂れ受け板には重量計測台上に載置される容器の口部と同軸線上の位置に、充填ノズルが挿脱可能な容器ポケットと同数のノズル挿通孔を周方向一定ピッチで設けたことにより、液体充填ノズルから垂れ落ちる液を液垂れ受け板上に受けて、重量計測台や容器に液体が落下付着するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る液体充填装置を示す一部横断面平面図である。
【図2】 液体充填装置の一部縦断面側面図である。
【図3】 液体充填装置の一部拡大斜視図である。
【図4】 図2のV−V線拡大断面図で、回転体が停止している状態での容器固定手段を示す。
【図5】 図4のW−W線断面図である。
【図6】 図2のV−V線拡大断面図で、回転体が回転している状態での容器固定手段を示す。
【図7】 図6のX−X線断面図である。
【図8】 図4のY−Y線断面図である。
【図9】 図6のZ−Z線断面図である。
【符号の説明】
1 空容器搬送用の第1コンベヤ
2 充填済み容器搬送用の第2コンベヤ
3 回転軸
4 間欠回転駆動装置
5 容器ポケット
6 回転体
7 重量計測台
8 液体充填ノズル
9 液垂れ受け板
10 容器
11 ノズル挿通孔
20 容器固定手段
21 挟持アーム
22 支持部材
23 ブラケット
24 コイルばね
25 カムロッド
26 ブラケット
27 コイルばね
29 中空固定軸
30 固定カム
32 円錐カム

Claims (2)

  1. 連続走行する空容器搬送用第1コンベヤと充填済み容器搬送用第2コンベヤの間に、外周側に複数の容器ポケットが周方向一定ピッチで開口形成されて回転軸を中心に間欠回転する回転体と、回転体下方の定位置にあって両コンベヤの搬送面と同レベルに載置面を有する重量計測台とを介設すると共に、重量計測台の真上に昇降式液体充填ノズルを設け、回転体の停止中に第1コンベヤから1個ずつ容器ポケットに受け入れた空容器を回転体の回転動作により重量計測台上に移載し、回転体の停止中に計測充填を行った容器を回転体の次の回転動作により第2コンベヤ上に移載するようにした液体充填装置であって、回転体の回転時に容器ポケット内の容器をポケット内周壁に接触しないよう当該内周壁と一定間隙をもって固定し且つ回転体の停止時に解放する容器固定手段を設けてなる液体充填装置であって、前記容器固定手段は、各容器ポケットを挟んでその両側対称位置に配置される一対の挟持アームを支持する両側一対の支持部材を、それぞればねを介して両挟持アームが容器ポケットの外部へ退避した位置に付勢するように回転体の下面側に配設し、回転体を回転させる回転軸の外周側に固定カムを設け、隣合う双方の容器ポケットの中間部で対向する両支持部材間には、回転体半径方向にスライド自在で、ばねにより内端部が固定カムと係合するように付勢されて外端部外周に設けたカムが両支持部材側と係合するカムロッドを介装し、回転体の回転開始に伴いカムロッドが一方向にスライドして各一対の挟持アームが容器ポケット内部へ対向進入することにより容器を挟持固定し、回転体の回転終了に伴いカムロッドが反対方向にスライドして各一対の挟持アームが容器ポケット内部から外部へ退避することにより容器を解放するようにしてなる液体充填装置。
  2. 前記回転軸の回転体上方位置に液垂れ受け板を一体回転可能に設け、液垂れ受け板には重量計測台上の定位置に載置される容器の口部と同軸線上の位置に、充填ノズルが挿脱可能な容器ポケットと同数のノズル挿通孔を周方向一定ピッチで設けてなる請求項に記載の液体充填装置。
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