JP3397386B2 - 粉体調合システム - Google Patents

粉体調合システム

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英昭 樋川
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、複数種の染料等の粉体
を準備して、そのうちの選択された粉体を精密に計重し
て容器に順次供給して調合する粉体調合システムに関す
る。 【0002】 【従来の技術・発明の解決課題】例えば、粉体染料の調
合を行うために採用されていた従来のシステムでは、各
色の染料がそれぞれの粉体切り出し装置内にストックさ
れた状態で準備されており、容器が必要な色の染料の切
り出し装置の間を移動しながら、それぞれの切り出し装
置から必要量の染料の計重供給を受けて調合を行ってい
た。すなわち、粉体切り出し装置の設けられる位置は固
定されており、容器がその間を移動するというシステム
が採用されていた。 【0003】ところで、上述のように染料をストックし
ている切り出し装置が固定されたシステムでは、染料の
種類数が大きくなると、容器の移動距離も大きくなり、
システムが占有するスペースも大きくなるという不都合
があった。また、各粉体切り出し装置は、それぞれ高価
な電子天秤と組み合わされて配置されるので、切り出し
装置の数だけ電子天秤の台数も必要になり、染料の種類
数が増加するに伴ってシステム自体がかなり高価なもの
となってしまい、調合できる染料の種類を増やすことは
困難であった。また、容器とともに電子天秤が各切出装
置間を移動するような構成も知られているが、電子天秤
を移動させると、天秤の精度に長期的悪影響を与え、天
秤の移動装置そのものの振動フラツキによる計量時の誤
差の増大は避けられないという問題もあった。 【0004】本発明は上述のごとき従来の技術的課題に
鑑み、これを有効に解決すべく創案されたものである。
したがって本発明の目的は、多数種の染料を準備できる
にもかかわらず、容器の移動距離を小さくでき、且つ少
数台数の電子天秤を移動させずに全ての染料を調合でき
る粉体調合システムを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明に係る粉体調合シ
ステムは、上述のごとき従来技術の課題を解決し、その
目的を達成するために以下のような構成を備えている。
すなわち、複数種の粉体を容器に計重供給して調合する
粉体調合システムにおいて、水平方向へ移動可能に設け
られた複数の粉体切り出し装置と、上記粉体切り出し装
置の移動経路途中の下方に設けられた電子天秤と、上記
電子天秤の配置された位置で上記粉体切り出し装置の移
動経路の上方に設けられ、上下方向へ移動可能に設けら
れて該粉体切り出し装置に着脱される切り出し装置駆動
手段とを備えてなる調合ユニットが複数設けられてい
る。さらに、複数の上記調合ユニットの各電子天秤の間
が上記容器を搬送する搬送手段によって連結されてい
る。 【0006】 【作用および発明の効果】本発明に係る粉体調合システ
ムでは、一つの調合ユニットで複数種の色の粉体染料が
粉体切り出し装置に準備されており、所望の色の粉体切
り出し装置を選ぶことで、ユニットに含まれている幾つ
かの染料を電子天秤で計重しながら容器に供給できる。
その際に、容器を移動させる必要はなく、それぞれの色
の染料をストックしている粉体切り出し装置が、容器の
上に来て駆動手段によって駆動される。一つのユニット
では色が足りない場合、容器は他のユニットで染料の計
重供給を受けるが、ユニットとユニットの間だけはベル
トコンベア等の搬送手段によって移動する。このよう
に、多数種の染料を準備しても、容器の移動経路は長く
ならず、システム全体としてもコンパクトに収まる。ま
た、電子天秤はユニット毎に一つ設けるだけでよい。さ
らに、電子天秤の移動を不要にしたという点が、高精度
の計量においては特に有利である。特に、粉体切り出し
装置の駆動手段は、上下移動により粉体切り出し装置に
着脱されるので、平面的なスペースを多くとらない。 【0007】 【実施例】以下、本発明に係る粉体調合システムの一実
施例について図1から図3を参照して説明する。本実施
例の粉体調合システムは、全体を上から平面的に見ると
図1のように構成されている。全体の概ね中央部に、そ
れぞれが一つの計重ステーション1と複数の粉体切り出
し装置2とを備えた調合ユニット3が複数並んで配置さ
れており、その周囲に沿って各計重ステーション1を通
るように、容器4の搬送経路が設けられている。搬送経
路は主にベルトコンベア5からなっている。 【0008】各調合ユニット3は、離れて配置された二
つのスプロケット6,7の間にチェーン8(図2参照)
が掛け渡され、このチェーン8の外周には、粉体切り出
し装置2を支持する複数のプレート9が取り付けられて
いる。プレート9は、スプロケット6,7を回転駆動す
ることによってチェーン8の回転と共に周回移動する
が、その周回軌道にはプレート9の両端を支持するロー
ラ10(図2参照)が配列されてプレート9の移動を滑
らかにする。各プレート9に支持された粉体切り出し装
置2には、それぞれ異なった色の染料がストックされて
おり、スプロケット6,7を回転駆動することで所望の
色の染料の切り出し装置を所定の位置へ水平移動させる
ことができる。水平移動手段としてはチェーン8、プレ
ート9の替りにターンテーブルを用いてもよい。 【0009】プレート9の軌道上の、一方のスプロケッ
ト6の周りの折返し点の位置は、染料を容器4に計重供
給する計重ステーション1になっている。この計重ステ
ーション1では、図2に示すように、容器4を支承する
テーブル11が設けられており、その下方には上下動可
能な電子天秤12が、上方にも切り出し装置2のための
上下動可能な駆動装置が配置されている。テーブル11
の中央は、電子天秤12が通過して容器4を支承できる
ように開口されている。 【0010】電子天秤12は、ボール螺子13で上下動
する基台14の上に設置されており、秤量時以外は計重
ステーション1のテーブル11の下方で下降位置にある
が、容器4が計重ステーション1に来てテーブル11上
にセットされると、上昇してテーブル11上の容器4を
支承する。ボール螺子13による基台14の昇降および
停止(加速および減速)は、ボール螺子13の駆動用の
パルスモータ15の回転が滑らかに変化することで極め
てスムーズになり、精密計重を行う電子天秤12に対し
て衝撃的な力が作用するのを有効に防止できる。 【0011】個々の粉体切り出し装置2は、図3に示す
ように、粉体を収容する大略円筒状のハウジング16
と、ハウジング16の上端開口を閉じる蓋17と、ハウ
ジング16の底部中央に嵌まり込むかたちで大略円錐状
に形成されたロータ18とを備えている。切り出し装置
2は、ハウジング16の下端部で上述のプレート9に取
り付け固定されている。ロータ18は、その頂部から上
方へ延びて蓋17を貫通するロッド19を備えており、
このロッド19を介して回転駆動力および軸方向への移
動がロータ18に伝達される。ハウジング16の底部中
央には、ロータ18が嵌まり込むようにロータ18の円
錐状に相応する円錐状開口20が形成されている。 【0012】ロータ18は、軸方向の位置を上下に変え
ることで開口20の内周面との間の隙間を大きくしたり
小さくしたり変えることができ、これによって粉体染料
の切り出し量を調整できる。ロータ18が最も上昇した
位置では、その下端部周縁が開口20の内周面にぴった
りと嵌合してその間の隙間を完全に閉じる。 【0013】ロータ18の外周面には、縦溝や傾斜溝あ
るいは螺旋溝を形成するような凸条リブ21が形成さ
れ、ロータ18を回転させることによってロータ18の
外周面と開口20の内周面との間の隙間に生じる粉体染
料の流動落下を促進する。本実施例では、ロータ18の
外周面にのみ凸条リブ21を形成しているが、粉体染料
の流動落下をさらに促進するために、開口20の内周面
にもロータ18外周面のリブ21と同様の凸条リブを形
成してもよい。 【0014】上述の粉体切り出し装置2のロータ18を
回転駆動する駆動装置は、図2に示すように、1本の螺
子付きシャフト22に対して上下に2組のボール螺子の
ナット部23,24が組み付けられている。シャフト2
2は、その下端部に、切り出し装置2のロータ18のロ
ッド19の上端部を把持するチャック25を有してい
る。各ボール螺子には、それぞれのモータ26,27か
ら駆動力が伝達され、一方のボール螺子ではナット部2
3が固定されてシャフト22に伝達され、他方のボール
螺子ではナット部24に伝達される。この構成によれ
ば、両方のボール螺子に対して相対的に反対方向の同速
回転を与えると、シャフト22は螺子送りせずに回転だ
けさせられる。また、ナット駆動のボール螺子に対する
モータ27を停止し、もう一方のモータ26を駆動する
と、シャフト22を軸方向へ螺子送りできる。以上のよ
うに構成され、駆動される粉体切り出し装置は、微量の
粉体を精密かつ滑らかに切り出すことができ、粉体染料
の調合には極めて好適である。 【0015】各調合ユニット3の計重ステーション1の
間は、図1に示すように、ベルトコンベア5で連絡され
ており、ベルトコンベア5と計重ステーション1のテー
ブル11との間での容器4の授受は、例えばロボットハ
ンド(図示せず)によって行うことができる。ロボット
ハンドの動作を精密に行うことによって、テーブル11
を不要とし、かつ、電子天秤12の上下動をなくして、
直接容器を電子天秤12上に戴置することも可能であ
る。図中28は、必要数だけ準備されて並べられたその
先頭に位置する空の容器4を、一つずつベルトコンベア
5に押し出すプッシャ28である。プッシャ28は出没
するアーム29を有しており、ベルトコンベア5の方へ
スライドしながらアーム29で空容器4を押す。また、
図中30はストッパであり、これも出没するアーム31
を有しており、不必要な容器がベルトコンベア5上に移
動してしまうのを防止する。32はオートラベラーであ
り、最終的に調合が終了した個々の容器4に、それぞれ
識別ラベルを貼付する装置である。 【0016】このように、各調合ユニット3に複数の粉
体切り出し装置2を移動可能に設けて、これら各調合ユ
ニット3の計重ステーション1の間をベルトコンベア5
で連絡すれば、相当に多数種の染料粉体を調合するシス
テムであっても、容器4が移動するのは各計重ステーシ
ョン1の間だけであり、しかも全ての染料を調合の対象
とすることができる。そして、特に高価な電子天秤の台
数を少なくして多数種の染料に対応できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に係る粉体調合システムの一実施例の
全体的な概略構成を、平面的に見て示す図である。 【図2】 図1の粉体調合システムにおける計重ステー
ションの概略構成を、正面から見て示す図である。 【図3】 粉体切り出し装置の概略構成を示す断面的に
見て示す図である。 【符号の説明】 1 計重ステーション 2 粉体切り
出し装置 3 調合ユニット 4 容器 5 ベルトコンベア 6,7 スプ
ロケット 8 チェーン 9 プレート 10 ローラ 11 テーブ
ル 12 電子天秤 13 ボール
螺子 14 基台 15 パルス
モータ 16 ハウジング 17 蓋 18 ロータ 19 ロッド 20 開口 21 凸条リ
ブ 22 シャフト 23,24
ナット部 25 チャック 26,27
モータ 28 プッシャ 29 アーム 30 ストッパ 31 アーム 32 オートラベラー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−145924(JP,A) 特開 昭63−274440(JP,A) 特開 昭63−274442(JP,A) 特開 昭63−278538(JP,A) 特開 昭63−283730(JP,A) 特開 昭64−424(JP,A) 特開 平1−38613(JP,A) 特許3087082(JP,B2) 特許3082048(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01G 13/00 B01F 15/04 G01G 19/22

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数種の粉体を容器(4)に計重供給して
    調合する粉体調合システムにおいて、 水平方向へ移動可能に設けられた複数の粉体切り出し装
    置(2)と、 上記粉体切り出し装置(2)の移動経路途中の下方に設け
    られた電子天秤(12)と、 上記電子天秤(12)の配置された位置で上記粉体切り出し
    装置(2)の移動経路の上方に設けられ、上下方向へ移動
    可能に設けられて該粉体切り出し装置(2)に着脱される
    切り出し装置駆動手段(22,23,24,25,26,27)とを備えて
    なる調合ユニット(3)が複数設けられ、 複数の上記調合ユニット(3)の各電子天秤(12)の間が上
    記容器(4)を搬送する搬送手段(5)によって連結されたこ
    とを特徴とする粉体調合システム。
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