JPS6355001A - 散剤分包機の作動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 この発明は散剤分包機の作動装置に関するものである。

［従来の技術］ 一般に散剤分包機は、所定量の散剤を所定包数に分割し
て包装する装置を具えているが、このような分割包装装
置を作動させるには、分割包数を指示しなければならな
いことはもちろん、分割の前工程として必要不可欠の配
分作業において一般に使用される電磁フィーダの振動数
も、配分すべき散剤の量や、果粒、細果粒、粉末等によ
る流動性状および要求される配分誤差等に基づいて指示
しなければならないものである。

〔発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、従来のこの種の指示すべき事項は、かり
に散剤の分割包装作業を実際に行う散剤分包機とは離れ
た場所においてたとえば処方箋の内容を入力する適宜の
入力装置によって散剤の量や分割包数が入力される場合
であっても、それとは別に、散剤の分割包装作業を実際
に行う散剤分包機に対して直接マニュアルで指示しなけ
ればならず、そのためただ単に不便であるだけでなく、
たとえば調剤台で順次計量作業を行った複数種属の散剤
を複数の散剤分包機に適宜振分けて分割包装作業を行わ
せるような場合には、マニュアルでその都度間違いなく
指示することはきわめて困難である等の問題点があった
。

この発明は上記従来のもののもつ問題点を解決して、散
剤分包機の分割包装装置にそれを作動させるための指示
事項を直接マニュアルで指示する必要のない散剤分包機
の作動装置を提供することを目的とするものて′ある。

［問題点を解決するための手段］ この発明は上記目的を達成するため、所定量の散剤を所
定包数に分割して包装する装置を具えた散剤分包機にお
いて、計量した散剤を一旦収容する容器に識別情報を設
け、前記容器の識別情報と当該容器に収容された散剤の
調剤情報とを対応して記憶する手段と、前記容器の識別
情報を読取りて当該容器に収容された散剤の調剤情報を
前記記憶手段から呼出す手段と、前記呼出手段によって
呼出された調剤情報にしたがって前記分割包装装置を作
動させる制御手段とを設けたものである。

［作用コ この発明は上記手段を採用したことにより、計量された
散剤の調剤情報は、その散剤が一旦収容される容器の識
別情報に対応して記憶手段に記憶され、容器の識別情報
の読取りによって記憶手段から呼出されて分割包装装置
を作動させることとなる。

［実施例］ 以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示し、１は所定量の散剤
を所定包数に分割して包装する分割包装装置２を具えた
散剤分包機、３は多数の装置びん４．４・・・が置かれ
た硼５．５・・・の手前において所定高さの台６上に秤
７が設置された調剤台である。調剤台３には、秤７で計
量された散剤を一旦収容する容器８が複数個用意されて
いて、各容器８にはバーコードからなる容器の識別情報
９が設けられている。調剤台３にはまた、図示しない適
宜の入力端末装置から転送される調剤すべき散剤の薬品
名および、果粒、細果粒、粉末等による流動性状、指定
量、分割包数等からなる調剤情報を表示する適宜の表示
部材１０と、バーコードリーダ１１とが設けられている
６散剤分包ａ！１１には、調剤台３のバーコードリーダ
１１によって読取られた容器８の識別情報つと、この容
器８に収容された散剤の表示部材ｌＯに表示された調剤
情報とが転送されて両者を対応して記憶するメモリ１２
と、調剤台３での調剤作業終了後散剤分包機１に運ばれ
た容器８の識別情報９を読取ってこの容器８に収容され
た散剤の調剤情報をメモリ１２から呼出す呼出部材１３
と、呼出部材１３によって呼出された調剤情報にしたが
って分割包装装置２を作動させる制御部材１４とが設け
られている。

上記の作動装置は、散剤分包機１で分包すべき散剤につ
いての薬品名、流動性状、指定量および分割包数等の調
剤情報は、たとえば処方筒を受付けてその内容を入力す
る入力端末装置から調剤台３の表示部材ｌＯに転送され
て表示されるから、作業者は表示部材ｌＯに表示された
薬品の装置びん４を棚５から取って指定された量だけ秤
７で計量する。このとき計量値は秤７に表示されるとと
もに表示部材ｌＯにも表示されるから、表示部材１０に
よって指定量と計量値との差を目で確かめながら計量す
ることができる。このようにして計量が終了したら、そ
の散剤をいずれか１個の容器８に入れたうえこの容器８
の識別情報つとバーコードリーダ１１によって読取らせ
る。このようにしてバーコードリーダ１１によって読取
られた容器８の識別情報つと、この容器８に収容された
散剤の表示部材！０に表示された調剤情報とは、散剤分
包機１に転送されて互いに対応してメモリ１２に記憶さ
れるから、前記の容器８が散剤分包機１に運ばれたうえ
、この容器８の識別情報９を呼出部材１３によって読取
らせると、呼出部材１３はこの識別情報９に対応した散
剤の調剤情報をメモリ１２から呼出し、制御部材１４は
この呼出された調剤情報にしたがって分割包装装置２を
作動させる。そのため容器８に収容された散剤を分割包
装装置２の図示しない電磁フィーダのホッパに投入すれ
ば、その散剤は調剤情報に示された流動性状および計量
された量に応じた最適の振動数で作動する電磁フィーダ
から適宜の配分分割Ｒ構に配分されたのち、調剤情報に
示された分割包数にしたがって分割されて包装されるこ
ととなる。

第２〜５図は分割包装装置２の一例を示し、２Ｉは上部
中央にホッパ２２が配置され、かつホッパ２２の下部に
適宜の包装装置２３が配置された機枠、２４．２４はホ
ッパ２２の両側において機枠２１上に水平面内を回転可
能に支持されたターンテーブルであって、ターンテーブ
ル２４．２４は半径方向に所定の幅をもって環状に形成
された平坦な載置面２５．２５を有する薄板の下部にギ
ヤ２６．２６が設けられたものである。ギヤ２６．２６
と噛合うギヤ２７．２７を具えたモータ２８．２８は回
転速度および回転角度を制御可能なものであって、取扱
う散剤の質量に応じてモータ２８．２８の回転速度すな
わちターンテーブル２４．２４の回転速度な任意に選択
する速度選択部材２９．２９、および散剤の分割包数に
応じてモータ２８．２８の回転角度すなわちターンテー
ブル２４．２４０回転角度を任意に選択する角度選択部
材３０．３０が設けられ、そのためターンテーブル２４
．２４はモータ２８．２８の駆動によりそれぞれ選択さ
れた速度で一方向に回転し、また選択された角度ずつ一
方向に回転するようになっている。３１．ａ、３１ｂは
各ターンテーブル２４に対応して機枠２１上に設けられ
た電磁フィーダであって、電磁フィーダ３１ａ、３１ｂ
はそれぞれホッパ３２ａ、３２ｂと振動樋３３ａ、３３
ｂとを具え、振動樋３３ａ、３３ｂの先端は載置面２５
の半径方向中央付近において載置面２５から微小な高さ
に配置され、そのため電磁フィーダ３１ａ、３１ｂの作
動により振動樋３３ａ、３３ｂの先端からターンテーブ
ル２４に供給される散剤は、載置面２５の半径方向中央
付近に落下するというよりはむしろ載せられるようにな
っている。３４．３４はホッパ２２の付近においてそれ
ぞれターンテーブル２４．２４に対応して機枠２Ｉ上に
設けられた散剤の切出装置であって、再切出装置３４．
３４は左右対称に構成されているので、一方の切出装置
３４について第４．５図を参照して説明する。

第４．５図に示すように、切出装置３４は、ターンテー
ブル２４の載置面２５に接触して移動可能の切出部材３
５と、切出部材３５を移動させる駆動ユニット３６とを
具えている。駆動ユニット３６は、機枠２１に設けられ
たモータ３７、固定軸３８および回転昇降軸３９と、回
転昇降軸３９に保持部材４０を介して一体に昇降するよ
うに保持された回転軸４１とを具え、モータ３７の出力
軸に固定された歯車４２と固定軸３８に回転可能に取付
けられた歯車４３とが噛合い、歯車４３と回転昇降軸３
９に固定された歯車４４とが噛合い、回転昇降軸３９に
固定されたプーリ４５と回転軸４１に固定されたプーリ
４６とがベルト４７で連結され、一方回転昇降軸３９に
固定された円周カム４８に形成されたカム溝４９と機枠
２１に設けられたカムホロワ５０とが係合していて、そ
のためモータ３７の回転にともなって回転昇降軸３９が
一方向に回転しながら昇降し、これと連動して回転軸４
１が矢印方向に回転しながら１回転する間に１回昇降す
るようになっている。切出部材３５は、ゴム等の柔軟な
材料からなり、かつ円弧状に湾曲した部分の一端がＵ字
状に湾曲した形状に形成されたものであって、その円弧
状部分の曲率と同一曲率の円周をなす直径を有し、かつ
中心が回転軸４１の下端に固定された円板５１の周縁に
沿って取付けられていて、回転軸４１が矢印方向に１回
転するとき、第４図のａ位置からｂ位置までの間は載置
面２５に接触した下位レベルにあり、ｂ位置から上昇を
始め、Ｃ位置からｄ位置までの間は載置面２５から上方
へ離間した上位レベルにあり、さらにｄ位置から下降を
始めてａ位置に達するようになっている。第２図中５２
はターンテーブル２４．２４に近接した集塵ノズル５３
．５３を具えた集塵装置である。

つぎに、上記の分割包装装置２の作動について説明する
が、両ターンテーブル２４．２４に対する散剤の配分、
分割等の作動は互いに同様であるので、一方についての
み説明し、他方については省略することとする。

まず、切出部材３５を第４図のａ−ｂ間以外の位１、好
ましくはＣ位置に静止させておき、ホッパ３２ａ（また
は３２ｂ）に散剤を投入して、ターンテーブル２４を一
方向に回転させながら、制御部材１４のはたらきにより
電磁フィーダ３１ａ（または３１ｂ）をその散剤の流動
性状および量に応じた最適の振動数で作動させる。すな
わち、立上り時と立下り時には緩やかに加減速させ、途
中の定速度部分では高速で安定させるが、配分すべき散
剤の流動性状が易流性の場合には立上り時と立下り時に
より緩やかに加減速させ、反対に流動性状が難流性の場
合には立上り時と立下り時により速やかに加減速させ、
また配分すべき散剤の量が多いときは定速度部分をより
高速で作動させ、反対に量が少ないときは定速度部分を
あまり速すぎない速度で作動させる。一方、ターンテー
ブル２４の回転速度は、ホッパ３２ａに投入されて振動
樋３３ａの先端から載置面２５上に移載される散剤がそ
の質量に応じてターンテーブル２４から受ける遠心力に
より載置面２５から飛散らないように、散剤の質量に応
じた慣性モーメントの大きさによって速度選択部材２９
により自動的に選択しておく、すると、ホッパ３２ａに
投入された散剤は電磁フィーダ３１ａの作動により振動
樋３３ａの先端から載置面２５の半径方向中央付近に移
載されて、ターンテーブル２４の一方向回転により全周
にわたって環状に均等配分されることとなる。散剤の配
分が終ったら電磁フィーダ３１ａの作動を停止させると
ともにターンテーブル２４の回転を一旦停止させる。つ
ぎに、モータ３７を回転軸４１の１／２回転分だけ回転
させて切出部材３５を第４図のａ位置に停止させなうえ
、ターンテーブル２４を最初の１ピツチだけ角度回転さ
せる。このときターンテーブル２４の回転角度は、散剤
の分割包数に応じてターンテーブル２４の全周を均等に
分割する角度となるように角度選択部材３０により自動
的に選択しておく、ターンテーブル２４の最初の角度回
転により所定の分割角度分の散剤が切出部材３５にせき
止められて集められたら、ターンテーブル２４を停止さ
せたうえ、モータ３７を回転軸４Ｉの１回転分だけ回転
させる。すると、まず切出部材３５が第４図のａ位置か
らｂ位置まで移動する間にこの分割角度分の散剤をホッ
パ２２に向けて切出してホッパ２２内に投入するが、こ
のとき切出部材３５のＵ字状部分の開口は載置面２５の
半径方向中央付近（すなわち散剤が載置されている部分
）においてターンテーブル２４の半径方向にほぼ一致し
た角度で外方を向き、そのため切出部材３５の切出方向
はターンテーブル２４の外周縁に対して最も大きい角度
（約９０°）をなしており、ここからＵ字状部分がター
ンテーブル２４の外周に近づくにつれてその開口の向き
すなわち切出方向はターンテーブル２４の半径方向から
次第に離れて外周縁に対する角度が次第に小さくなって
いき、切出工程が終了するｂ位置では切出方向とターン
テーブル２４の外周縁とのなす角度が切出工程中最小と
なる。このことは、所要の分割速度を得るなめに必要な
一定速度で回転軸４１を回転させた場合に、ターンテー
ブル２４の外周縁において載置面２５がら解脱される散
剤の移動速度がターンテーブル２４の半径方向に関して
それまでの最小になったことをあられし、これにより散
剤は、ターンテーブル２４の半径方向に沿って切出され
る場合に比べて低速度で切出されるのと同様に扱われる
こととなり、その結果、飛散することなくホッパ２２内
に適切に投入されることとなる。ホッパ２２内に投入さ
れた散剤は包装装置２３の作動によって１包中に分包さ
れる一方、切出部材３５はｂ位置からｃ、ｄ位置を経て
ａ位置に復帰する。切出部材３５がａ位置に復帰したら
、ターンテーブル２４３つぎのｌピッチだけ角度回転さ
せると、所定の分割角度分の散剤が切出部材３５にせき
止められて再び集められ、続いてターンテーブル２４を
停止させたうえモータ３７を回転軸４１の１回転分だけ
回転させると、この集められた散剤を切出部材３５がホ
ッパ２２に向けて切出してホッパ２２内に投入し、ホッ
パ２２内に投入された散剤は包装装置２３の作動によっ
てっぎの１包中に分包されることとなる。以下、最後の
分割角度分の散剤まで同様に分割され、分包されること
となる。そして、ホッパ３２ａ、３２ｂに異なった散剤
を投入して同時に使用すれば、両数剤をまとめて分割、
分包できることとなる。

なお、上記実施例では各容器８の識別情報９をバーコー
ドとしたが、たとえば計量すべき散剤を収容した容器全
体の重量によって各容器を識別するようにしてもよいし
、他の適宜の手段を容器８の識別情報つとして利用する
ことができ、また上記実施例では散剤の調剤情報を調剤
台３の表示部材１０に表示するようにしたが、これとは
別に散剤分包！！１１にも適宜の表示部材を設けて調剤
情報と表示するようにしてもよく、また上記実施例では
分割包装装置２どして第２〜５図に示すものを例示した
がこれに限定するものでなく、さらに散剤分包機に限ら
ず散剤および錠剤を取扱うことのできる薬剤分包機に適
用することも可能であり、その他この発明は上記実施例
の種々の変更、修正が可能であることはいうまでもない
。

［発明の効果］ この発明は上記のように構成したので、散剤分包機の分
割包装装置にそれを作動させるための指示事項を直接マ
ニュアルで指示する必要がなく、そのため便利であるう
え、たとえば調剤台で順次計量作業を行った複数種類の
散剤を複数の散剤分包機に適宜振分けて分割包装作業を
行わせるような場合に、各分割包装装置をその都度間違
いなく作動させることができる等のすぐれた効果を有す
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す説明図、第２図は分
割包装装置の一例を示す平面図、第３図は第２図のもの
の縦断正面図、第４図は切出装置の平面図、第５図は第
４図のものの縦断正面図である。 １・・・散剤分包機　　　　２・・・分割包装装置３・
・・調剤台　　　　　　４・・・装置びん５・・・棚　
　　　　　　　６・・・台７・・・秤　　　　　　　　
８・・・容器９・・・識別情報　　　　　ＩＯ・・・表
示部材１１・・・バーコードリーダ　１２・・・メモリ
１３・・・呼出部材　　　　　１４・・・制御部材２Ｉ
・・・機枠　　　　　　　２２・・・ホッパ２３・・・
包装装置　　　　　２４・・・ターンテーブル２５・・
・載置面　　　　　　２６．２７・・・ギヤ２８・・・
モータ　　　　　　２９・・・速度選択部材３０・・・
角度選択部材 ３１ａ、３１ｂ・・・電磁フィーダ ３２ａ、３２ｂ・・・ホッパ　　３３ａ、３３　ｂ・・
・振動樋３４・・・切出装置　　　　　３５・・・切出
部材３６・・・駆動ネニヅト　　　３７・・・モータ３
８・・・固定軸　　　　　　３９・・・回転昇降軸４０
・・・保持部材　　　　　４１・・・回転軸４２．４３
．４４・・・歯車　　　４５．４６・・・プーリ４７・
・・ヘルド４８・・・円周カム ４９・・・カム溝　　　　　　５ｏ・・・カムホロワ５
１・・・円板　　　　　　　５２・・・集塵装置５３・
・・集塵ノズル

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　所定量の散剤を所定包数に分割して包装する装置を
   具えた散剤分包機において、計量した散剤を一旦収容す
   る容器に識別情報を設け、前記容器の識別情報と当該容
   器に収容された散剤の調剤情報とを対応して記憶する手
   段と、前記容器の識別情報を読取って当該容器に収容さ
   れた散剤の調剤情報を前記記憶手段から呼出す手段と、
   前記呼出手段によって呼出された調剤情報にしたがって
   前記分割包装装置を作動させる制御手段とを設けたこと
   を特徴とする作動装置。 ２　前記容器の識別情報はバーコードからなる特許請求
   の範囲第１項記載の散剤分包機の作動装置。 ３　前記散剤の調剤情報は薬品名、流動性状、量および
   分割包数からなる特許請求の範囲第１項記載の散剤分包
   機の作動装置。