JPH1178740A - トラクタの安全フレーム - Google Patents
トラクタの安全フレームInfo
- Publication number
- JPH1178740A JPH1178740A JP25770797A JP25770797A JPH1178740A JP H1178740 A JPH1178740 A JP H1178740A JP 25770797 A JP25770797 A JP 25770797A JP 25770797 A JP25770797 A JP 25770797A JP H1178740 A JPH1178740 A JP H1178740A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable frame
- frame
- safety
- holes
- frame portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トラクタの筒状安全フレームを折り畳んだ際
に、安全フレームの可動フレーム部の両端から内部へ異
物が侵入することを防止する。 【構成】 トラクタの折り畳み式安全フレームにおい
て、当該安全フレームの可動フレーム部8の両端部19
を閉じ状態に構成することにより外部から当該可動フレ
ーム部8内への侵入物を防ぐ構成とする。
に、安全フレームの可動フレーム部の両端から内部へ異
物が侵入することを防止する。 【構成】 トラクタの折り畳み式安全フレームにおい
て、当該安全フレームの可動フレーム部8の両端部19
を閉じ状態に構成することにより外部から当該可動フレ
ーム部8内への侵入物を防ぐ構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトラクタの座席後方に装
備される安全フレームの技術に関するものである。
備される安全フレームの技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から果樹園等を走行する際に車体を
低くコンパクトにするべく中空状の安全フレームを2つ
に折り畳む構成については公知となっていた。例えば、
実開昭56−25673は、固定フレーム部の上部に角
パイプからなる可動フレーム部を枢支する安全フレーム
に関する出願である。
低くコンパクトにするべく中空状の安全フレームを2つ
に折り畳む構成については公知となっていた。例えば、
実開昭56−25673は、固定フレーム部の上部に角
パイプからなる可動フレーム部を枢支する安全フレーム
に関する出願である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように通
常安全フレームはその重量を抑えるべく中空状の角パイ
プ等から構成されているものであるが、安全フレームを
折り畳んだ状態で走行したりあるいは作業後圃場等に放
置した場合、外部からこの安全フレームの中空状の可動
フレーム部両端の開放部を通じて雨水等の異物が侵入し
て内部に溜るため、可動フレーム部を内部から腐食等し
て安全フレーム全体の耐久性を低下させる一要因となっ
ていた。又、このように安全フレームの中空状の可動フ
レーム部内に水が溜まった場合、作業者がこれを立設す
る際は水の重量により立設し辛い場合があり、あるいは
立設時に作業者が水を被るおそれがあるといった不具合
もしばしば生じていた。
常安全フレームはその重量を抑えるべく中空状の角パイ
プ等から構成されているものであるが、安全フレームを
折り畳んだ状態で走行したりあるいは作業後圃場等に放
置した場合、外部からこの安全フレームの中空状の可動
フレーム部両端の開放部を通じて雨水等の異物が侵入し
て内部に溜るため、可動フレーム部を内部から腐食等し
て安全フレーム全体の耐久性を低下させる一要因となっ
ていた。又、このように安全フレームの中空状の可動フ
レーム部内に水が溜まった場合、作業者がこれを立設す
る際は水の重量により立設し辛い場合があり、あるいは
立設時に作業者が水を被るおそれがあるといった不具合
もしばしば生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に当該課題を解決する手段につ
いて説明する。即ち、固定フレーム部とこれに枢支され
た中空状の可動フレーム部よりなるトラクタの折り畳み
式安全フレームにおいて、当該可動フレーム部の両端を
閉じ状態に構成し、又は、当該可動フレーム部の折り畳
み時下方部に貫通孔を設ける構成としたものである。
は以上の如くであり、次に当該課題を解決する手段につ
いて説明する。即ち、固定フレーム部とこれに枢支され
た中空状の可動フレーム部よりなるトラクタの折り畳み
式安全フレームにおいて、当該可動フレーム部の両端を
閉じ状態に構成し、又は、当該可動フレーム部の折り畳
み時下方部に貫通孔を設ける構成としたものである。
【0005】
【作用】本発明の作用について説明する。トラクタに立
設されている折り畳み式安全フレームの中空状の可動フ
レーム部の両端を閉じることにより、外部から可動フレ
ーム部内へ雨水等が侵入して内部に溜まることがなく腐
食等を防止する。即ち、安全フレームの可動フレーム部
に板材を溶接することにより又は蓋部材等を嵌めること
により、あるいは安全フレーム内部に発砲体を充填する
ことにより可動フレーム部の両端を閉じるのである。又
は、中空状の可動フレーム部の折り畳み時下方部に貫通
孔を設けることにより、仮に外部から可動フレーム部内
へ雨水等が侵入してもすぐさま貫通孔より再び外部へ抜
けるため、可動フレーム部内へ雨水等が溜まることがな
く腐食等を防止する。
設されている折り畳み式安全フレームの中空状の可動フ
レーム部の両端を閉じることにより、外部から可動フレ
ーム部内へ雨水等が侵入して内部に溜まることがなく腐
食等を防止する。即ち、安全フレームの可動フレーム部
に板材を溶接することにより又は蓋部材等を嵌めること
により、あるいは安全フレーム内部に発砲体を充填する
ことにより可動フレーム部の両端を閉じるのである。又
は、中空状の可動フレーム部の折り畳み時下方部に貫通
孔を設けることにより、仮に外部から可動フレーム部内
へ雨水等が侵入してもすぐさま貫通孔より再び外部へ抜
けるため、可動フレーム部内へ雨水等が溜まることがな
く腐食等を防止する。
【0006】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び解決するための
手段は以上の如くであり、次に本発明の具体的な構成に
ついて添付した図面より説明する。図1は本発明の安全
フレームを装備したトラクタの全体側面図、図2は安全
フレームを折り畳んだ状態の斜視図で本発明の第一実施
例を示すもの、図3は第二実施例の安全フレームの要部
拡大図、図4は同じく第三実施例の要部拡大図、図5は
可動フレーム折り畳み時下方部に貫通孔を設けた第四実
施例の斜視図である。
手段は以上の如くであり、次に本発明の具体的な構成に
ついて添付した図面より説明する。図1は本発明の安全
フレームを装備したトラクタの全体側面図、図2は安全
フレームを折り畳んだ状態の斜視図で本発明の第一実施
例を示すもの、図3は第二実施例の安全フレームの要部
拡大図、図4は同じく第三実施例の要部拡大図、図5は
可動フレーム折り畳み時下方部に貫通孔を設けた第四実
施例の斜視図である。
【0007】図1において、トラクタAの全体構成につ
いて説明する。トラクタAのボンネット1内にはエンジ
ン2が載置されており、該エンジン2からの動力がミッ
ションケース3内で変速されて車体左右に延出したリヤ
アクスルケース4・4の両側に設けられた後輪5・5や
PTO軸(図示せず)を駆動できるような構成とされて
いる。前記リヤアクスルケース4・4上には支持フレー
ム6・6がフェンダー9・9を貫通して立設され、当該
支持フレーム6・6上には安全フレームBの固定フレー
ム部7・7が運転席10後方に突出するように形成され
ている。
いて説明する。トラクタAのボンネット1内にはエンジ
ン2が載置されており、該エンジン2からの動力がミッ
ションケース3内で変速されて車体左右に延出したリヤ
アクスルケース4・4の両側に設けられた後輪5・5や
PTO軸(図示せず)を駆動できるような構成とされて
いる。前記リヤアクスルケース4・4上には支持フレー
ム6・6がフェンダー9・9を貫通して立設され、当該
支持フレーム6・6上には安全フレームBの固定フレー
ム部7・7が運転席10後方に突出するように形成され
ている。
【0008】前記固定フレーム部7・7の上部には後方
に開口したコ字型の板材8aが溶接により固着されてい
る。安全フレームのU字型の角パイプからなる可動フレ
ーム部8は前記コ字型の板材8aに穿設された枢支穴1
1・11及びこれに対応して設けられた固定フレーム部
7・7の枢支穴12・12に挿入された軸13により回
動自在に枢支されている。前記板材8aに穿設された枢
支穴11・11両側には可動フレーム部8を立設状態に
支持するための係止穴15・15及び折り畳み状態に支
持するための係止穴14・14の夫々が設けられてい
る。
に開口したコ字型の板材8aが溶接により固着されてい
る。安全フレームのU字型の角パイプからなる可動フレ
ーム部8は前記コ字型の板材8aに穿設された枢支穴1
1・11及びこれに対応して設けられた固定フレーム部
7・7の枢支穴12・12に挿入された軸13により回
動自在に枢支されている。前記板材8aに穿設された枢
支穴11・11両側には可動フレーム部8を立設状態に
支持するための係止穴15・15及び折り畳み状態に支
持するための係止穴14・14の夫々が設けられてい
る。
【0009】前記可動フレーム部8は立設時において、
係止穴15・15及びその同一軸心上に設けられた固定
フレーム部7・7の係止穴17・17にピン16を挿入
してリンチピン18で抜け止めをすることにより、図1
に示す立設位置で係止される。一方、折り畳み時におい
て、前記枢支穴12・12に挿入された軸13を中心に
回動させて折り畳んだ上で図2に示すように係止穴14
・14及び固定フレーム部7に設けられた前記係合穴1
7・17に前記ピン16を挿入して前記リンチピン18
で抜け止めをすることにより、折り畳み位置で係止され
る。
係止穴15・15及びその同一軸心上に設けられた固定
フレーム部7・7の係止穴17・17にピン16を挿入
してリンチピン18で抜け止めをすることにより、図1
に示す立設位置で係止される。一方、折り畳み時におい
て、前記枢支穴12・12に挿入された軸13を中心に
回動させて折り畳んだ上で図2に示すように係止穴14
・14及び固定フレーム部7に設けられた前記係合穴1
7・17に前記ピン16を挿入して前記リンチピン18
で抜け止めをすることにより、折り畳み位置で係止され
る。
【0010】中空状の可動フレーム部8の両端部19・
19は第一実施例として図2に示すようにその開口部に
対応する大きさの板材20・20を溶接することにより
外部から雨水等の異物の侵入を防ぐ構成としている。可
動フレーム部8の両端部を閉じ状態に構成する第二の実
施例としては、図3に示すように両端部19・19にゴ
ム、樹脂等を用いた蓋部材21・21を係合させること
により閉じることもできる。又、第三の実施例として
は、図4に示すように中空状の可動フレーム部8内に発
砲体22を充填することによりその開口した両端部19
・19を閉じることもできる。更に、第四の実施例とし
ては、図5に示すように角状パイプからなる可動フレー
ム部8の下方部に貫通孔23・23・23を設ける
19は第一実施例として図2に示すようにその開口部に
対応する大きさの板材20・20を溶接することにより
外部から雨水等の異物の侵入を防ぐ構成としている。可
動フレーム部8の両端部を閉じ状態に構成する第二の実
施例としては、図3に示すように両端部19・19にゴ
ム、樹脂等を用いた蓋部材21・21を係合させること
により閉じることもできる。又、第三の実施例として
は、図4に示すように中空状の可動フレーム部8内に発
砲体22を充填することによりその開口した両端部19
・19を閉じることもできる。更に、第四の実施例とし
ては、図5に示すように角状パイプからなる可動フレー
ム部8の下方部に貫通孔23・23・23を設ける
【0011】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。即ち、トラクタに立設
されている折り畳み式安全フレームの中空状の可動フレ
ーム部の両端を閉じ状態に構成することにより、安全フ
レームを折り畳んだ状態で走行したりあるいは作業後圃
場等に放置する場合があっても外部から安全フレームの
可動フレーム部内へ雨水等が侵入して溜り可動フレーム
部内を腐食等するのを防止し、又は、中空状の可動フレ
ーム部の下方部に貫通孔を設けて内部に侵入した雨水を
すぐさま外部へ逃がすことにより内部の腐食等を防止す
ることにより、安全フレームの耐久性を向上させること
ができる。また、中空状の可動フレーム部内に溜まった
雨水が立設時に作業者にかかるといった不具合を予め防
止することもできる。
ような効果を奏するものである。即ち、トラクタに立設
されている折り畳み式安全フレームの中空状の可動フレ
ーム部の両端を閉じ状態に構成することにより、安全フ
レームを折り畳んだ状態で走行したりあるいは作業後圃
場等に放置する場合があっても外部から安全フレームの
可動フレーム部内へ雨水等が侵入して溜り可動フレーム
部内を腐食等するのを防止し、又は、中空状の可動フレ
ーム部の下方部に貫通孔を設けて内部に侵入した雨水を
すぐさま外部へ逃がすことにより内部の腐食等を防止す
ることにより、安全フレームの耐久性を向上させること
ができる。また、中空状の可動フレーム部内に溜まった
雨水が立設時に作業者にかかるといった不具合を予め防
止することもできる。
【図1】本発明の安全フレームを装備したトラクタの全
体側面図
体側面図
【図2】安全フレームを折り畳んだ状態で、本発明の第
一実施例を示す斜視図
一実施例を示す斜視図
【図3】第二実施例の安全フレームの要部拡大図
【図4】第三実施例の安全フレームの要部拡大図
【図5】第四実施例の安全フレームの斜視図
A トラクタ 7 固定フレーム部 8 可動フレーム部 13 枢支軸 19 可動フレーム部の両端 20 板材 21 蓋部材 22 発砲体 23 貫通孔
Claims (2)
- 【請求項1】 固定フレーム部とこれに枢支された中空
状の可動フレーム部よりなる安全フレームにおいて、当
該可動フレーム部の両端を閉じ状態に構成したことを特
徴とするトラクタの安全フレーム。 - 【請求項2】 固定フレーム部とこれに枢支された中空
状の可動フレーム部よりなる安全フレームにおいて、当
該可動フレーム部の折り畳み時下方部に貫通孔を設けた
ことを特徴とするトラクタの安全フレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25770797A JPH1178740A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | トラクタの安全フレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25770797A JPH1178740A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | トラクタの安全フレーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1178740A true JPH1178740A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17310002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25770797A Pending JPH1178740A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | トラクタの安全フレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1178740A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004014475A1 (de) * | 2004-03-24 | 2005-10-13 | Bomag Gmbh | Schwenkbarer Überrollbügel |
-
1997
- 1997-09-04 JP JP25770797A patent/JPH1178740A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004014475A1 (de) * | 2004-03-24 | 2005-10-13 | Bomag Gmbh | Schwenkbarer Überrollbügel |
JP2005289360A (ja) * | 2004-03-24 | 2005-10-20 | Bomag Gmbh | 旋回ロールバー |
US7677599B2 (en) | 2004-03-24 | 2010-03-16 | Bomag Gmbh | Swiveling roll bar |
US7922201B2 (en) | 2004-03-24 | 2011-04-12 | Bomag Gmbh | Swiveling roll bar |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060711 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20061107 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |