JPH1178656A - 乗員検知システム - Google Patents
乗員検知システムInfo
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- JPH1178656A JPH1178656A JP9238296A JP23829697A JPH1178656A JP H1178656 A JPH1178656 A JP H1178656A JP 9238296 A JP9238296 A JP 9238296A JP 23829697 A JP23829697 A JP 23829697A JP H1178656 A JPH1178656 A JP H1178656A
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Abstract
る上、コストをも低減できる乗員検知システムを提供す
ること。 【解決手段】シ−トに配置した1つのアンテナ電極と、
アンテナ電極の周辺に微弱電界を発生させるための発生
手段21と、発生手段からの送信信号の電圧振幅をほぼ
一定となるように制御する振幅制御回路22と、微弱電
界に基づいて発生手段から振幅制御回路を介してアンテ
ナ電極に流れる送信電流を検出する電流検出回路25
と、発生手段からの送信信号とアンテナ電極への出力信
号との位相差を検出する位相差検出回路29と、電流検
出回路及び位相差検出回路の出力信号に基づいてシ−ト
への乗員の着席の有無を検知する制御回路31と、バッ
テリ電源から単一の直流電圧を有する単電源を生成させ
る電源回路33とを具備し、前記電源回路による単電源
を、制御回路を含む各種回路のシステム電源として利用
した。
Description
に関し、特にエアバッグ装置を搭載した自動車の助手席
における乗員の着席状況を簡易的に検知し得る乗員検知
システムの改良に関する。
時に乗員が受ける衝撃を緩和するための装置であって、
自動車の安全性になくてならないものになっており、近
時、運転席のみならず、助手席にも設置されるようにな
っている。
すように、セ−フィングセンサSS1,スクイブSQ
1,電界効果形トランジスタなどの半導体スイッチング
素子SW1の直列回路よりなる運転席側のスクイブ回路
と、セ−フィングセンサSS2,スクイブSQ2,電界
効果形トランジスタなどの半導体スイッチング素子SW
2よりなる助手席側のスクイブ回路と、電子式加速度セ
ンサ(衝突検出センサ)GSと、電子式加速度センサG
Sの出力信号に基づいて衝突の有無を判断し、半導体ス
イッチング素子SW1,SW2のゲ−トに信号を供給す
る機能を有する制御回路CCとから構成されている。
因に基づき自動車が衝突した場合、セ−フィングセンサ
SS1,SS2はそのスイッチ接点が比較的に小さな加
速度に反応して閉成され、運転席側及び助手席側のスク
イブ回路が動作可能な状態になる。そして、電子式加速
度センサGSからの信号に基づいて制御回路CCが自動
車が確実に衝突したと判断すると、半導体スイッチング
素子SW1,SW2のゲ−トに信号が供給され、同スイ
ッチング素子SW1,SW2がON状態になる。これに
よって、それぞれのスクイブ回路に電流が流れる結果、
スクイブSQ1,SQ2の発熱に起因して運転席側及び
助手席側のエアバッグが展開され、乗員が衝突による衝
撃から保護される。
例えば図16(a)に示すように、シ−ト1に大人Pが
着席している場合には、衝突時に上述のような乗員の保
護効果が期待できるものである。しかしながら、同図
(b)に示すように、助手席のシ−ト1上に固定したチ
ャイルドシ−ト1Aに幼児SPが後向きに座っている場
合(Rear Facing Infant Seat :以下、RFISと
呼称する)にはエアバッグの展開によって幼児SPへの
悪影響が懸念されることから、仮に自動車が衝突しても
エアバッグが展開しない方が望ましい。又、同図(c)
に示すように、助手席のシ−ト1上に固定したチャイル
ドシ−ト1Aに幼児SPが前向きに座っている場合(F
orward Facing Child Seat :以下、FFCSと呼
称する)にはエアバッグの展開によってエアバッグが子
供SPの顔面を覆うことが懸念されることから、RFI
Sの場合と同様に仮に自動車が衝突してもエアバッグが
展開しない方が望ましいものである。
に対応するために、例えば図17に示すようなエアバッ
グ装置が提案されている。このエアバッグ装置は、助手
席に乗員が着席しているか否かを検出するセンサSDを
設置し、このセンサSDの検出信号に基づいて制御回路
CCが助手席への乗員の着席状況を判断し、自動車が衝
突した場合に、エアバッグを展開可能な状態又は展開不
可能な状態のいずれか一方にセットするように構成され
ている。特に、センサSDとしては、重量を測定する重
量センサを用いるものと、シ−トに着席している乗員を
カメラで撮影して画像処理により大人Pか子供SPかの
判定を行うものとが提案されている。
SPかの大まかな判定は可能であり、この結果に基づい
てエアバッグを展開可能な状態又は展開不可能な状態の
いずれか一方にセットし、自動車の衝突時における不測
の事態を回避することができるものの、体重は個人差が
大きく、仮に子供でも大人より重い場合もあり得ること
から、正確性に欠けるのみならず、RFIS,FFCS
のいずれの状態であるかを判断することができないとい
う問題がある。
況,乗員が大人Pか子供SPかの判断,チャイルドシ−
トの子供がRFIS,FFCSの状態か否かの判断をか
なり正確に行なうことができるものの、カメラで撮影し
た撮像デ−タを画像処理し各種パタ−ンとの比較判断を
行なわなければならないために、処理装置が複雑かつ高
価になるという問題がある。
先に、図18〜図22に示すような乗員検知システムを
提案した。この乗員検知システムは、基本的にはシ−ト
に配置された2つの電極間に発生させた微弱電界(Ele
ctric Field)の乱れを利用するものである。まず、図
18(a)に示すように、電極E1に高周波低電圧を発
生する発振回路10を接続すると共に、電極E2をグラ
ンドに接続すると、電極E1,E2には電極間の電位差
に基づいて電界が発生し、電極E2の側には変位電流I
dが流れる。この状態において、同図(b)に示すよう
に、電界中に物体OBを存在させると、電界に乱れが生
じて電極E2の側には変位電流Idとは異なった変位電
流Id1が流れることになる。殆んどの物体OBは、電
気的にはコンダクタンスとキャパシタンスで表され、グ
ランドとはキャパシタンスを介して結合されることにな
る。
ている場合と乗っていない場合とでは、電極E2の側に
流れる電流(変位電流)に変化が生ずるものであり、こ
の現象を利用することにより、シ−トへの乗員の着席状
況を検知することができるものである。特に、電極を増
加させることによって、シ−ト上の乗員などを含む物体
についての多くの情報を得ることが可能となり、シ−ト
への乗員の着席状況をより的確に検知することができ
る。
テムについて図19〜図22を参照して説明する。尚、
図15〜図17に示す従来例と同一部分には同一参照符
号を付し、その詳細な説明は省略する。図19は先行技
術にかかるシ−トを示しており、助手席のシ−ト1の表
面側には複数の電極が配置されている。具体的には、着
席部1aには例えば矩形状の電極E1,E2が、背もた
れ部1bにはほぼ同形状の電極E3,E4がそれぞれ離
隔して配置されている。これらの電極は乗員の座り心地
を考慮して導電性の布地にて形成されているが、糸状の
金属をシ−ト布面に織り込んだり、布面に導電性ペイン
トを被着したり、金属板を配置したりして構成すること
もできる。これらの電極E1〜E4は図20(図21)
に示す回路に接続され、組み込まれている。
えば周波数が100KHz程度で、電圧が10〜12V
程度の高周波低電圧を発生させる発振回路10と、負荷
電流検出回路11と、送信・受信切換回路12と、増幅
機能を有する電流・電圧変換回路13と、バンドパス機
能(不要ノイズ除去機能)及びAC−DC変換機能を有
する検波回路(復調回路)14と、増幅回路15と、オ
フセット変換回路16と、MPUなどの制御回路17
と、エアバッグ装置18とから構成されている。図21
は図20の回路をさらに具体化したものであり、増幅回
路15を、例えばゲインGが1倍及び100倍の第1の
増幅回路15A及び第2の増幅回路15Bから構成する
と共に、第1,第2の増幅回路15A,15Bの出力信
号を選択するアナログ選択回路19が設けられており、
アナログ選択回路19は制御回路17によって制御され
る。
11は、例えば回路に直列に接続されたインピ−ダンス
素子例えば抵抗11aと、抵抗11aの端子電圧を増幅
する増幅器11bとから構成されており、発振回路10
から選択された特定の電極に供給される電流(負荷電
流)が検出される。送信・受信切換回路12は、例えば
電極E1〜E4のうち、選択された1つの電極(送信電
極と呼称する)を発振回路10の出力側に接続するため
のスイッチング手段Aa〜Adと、送信電極以外の電極
(受信電極と呼称する)を電流・電圧変換回路13に接
続するためのスイッチング手段Ba〜Bdとから構成さ
れており、それぞれのスイッチング手段の切換は制御回
路17によって制御される。尚、この送信・受信切換回
路12はマルチプレクサ回路にて構成することが望まし
い。電流・電圧変換回路13は、例えば受信電極側に流
れる変位電流を電圧に変換するインピ−ダンス素子例え
ば抵抗13aと、変換された電圧を増幅する増幅器13
bとから構成されており、それぞれの電極E1〜E4に
対応して設けられている。アナログ選択回路19は、例
えば第2の増幅回路15Bの出力側に一斉に選択・接続
される4つのスイッチング手段19aと、第1の増幅回
路15Aの出力側に一斉に選択・接続される4つのスイ
ッチング手段19bとから構成されている。
うに動作する。まず、制御回路17からの信号に基づい
て送信・受信切換回路12のスイッチング手段Aaのみ
が発振回路10の出力側に接続され、スイッチング手段
Bb〜Bdが電流・電圧変換回路13に接続されると、
発振回路10から送信電極E1に高周波低電圧が印加さ
れ、受信電極E2〜E4には変位電流が流れる。この電
流は抵抗13aで電圧に変換され、増幅器13bで増幅
されると共に、検波回路14に出力される。一方、送信
電極E1に流れる負荷電流は負荷電流検出回路11によ
って検出され、後述するデ−タR(1,1)として検波
回路14に出力される。この検波回路14では、例えば
100KHz程度の信号がバンドパスされると共に、不
要なノイズ成分が除去され、第1,第2の増幅回路15
A,15Bに出力される。この第1,第2の増幅回路1
5A,15Bの出力信号は、オフセット変換回路16と
アナログ選択回路19との動作によって適宜に選択さ
れ、制御回路17に出力される。例えば検波回路14か
らの出力信号がフルレンジで測定可能な程度の場合には
アナログ選択回路19の4つのスイッチング手段19b
のみが一斉に第1の増幅回路15Aの出力側に選択・接
続される。又、出力信号が小さくてフルレンジでの微妙
な変化の測定が困難な場合にはアナログ選択回路19の
4つのスイッチング手段19aのみが一斉に第2の増幅
回路15Bの出力側に選択・接続される。そして、制御
回路17では第1,第2の増幅回路15A,15Bから
の出力信号がA/D変換した後、メモリに記憶される。
送信・受信切換回路12のスイッチング手段Aaを開放
し、スイッチング手段Abのみを発振回路10の出力側
に接続し、スイッチング手段Ba,Bc,Bdを電流・
電圧変換回路13に接続・変更すると、発振回路10か
ら送信電極E2に高周波低電圧が印加され、受信電極E
1,E3,E4には変位電流が流れる。この電流は抵抗
13aで電圧に変換され、増幅器13bで増幅されると
共に、検波回路14に出力される。尚、送信電極E2に
流れる負荷電流は負荷電流検出回路11によって検出さ
れ、後述するデ−タR(2,2)として検波回路14に
出力される。上述と同様に処理されて制御装置17にデ
−タとして記憶される。次いで、スイッチング手段Ac
のみを発振回路10の出力側に接続し、スイッチング手
段Ba,Bb,Bdを電流・電圧変換回路13に接続・
変更すると、発振回路10から送信電極E3に高周波低
電圧が印加され、受信電極E1,E2,E4には変位電
流が流れる。尚、送信電極E3に流れる負荷電流は負荷
電流検出回路11によって検出され、後述するデ−タR
(3,3)として検波回路14に出力される。さらに、
スイッチング手段Adのみを発振回路10の出力側に接
続し、スイッチング手段Ba,Bb,Bcを電流・電圧
変換回路13に接続・変更すると、発振回路10から送
信電極E4に高周波低電圧が印加され、受信電極E1,
E2,E3には変位電流が流れる。これらの変位電流は
抵抗13aで電圧に変換され、増幅器13bで増幅され
ると共に、検波回路14に出力される。尚、送信電極E
4に流れる負荷電流は負荷電流検出回路11によって検
出され、後述するデ−タR(4,4)として検波回路1
4に出力される。上述と同様に処理されて制御装置17
にデ−タとして記憶される。
を演算処理することにより、着席パタ−ンが算出され
る。この制御回路17には、予め各種の着席パタ−ンが
記憶されており、電極E1〜E4における送信電極と受
信電極との各種の組合せに基づくデ−タにより算出され
た着席パタ−ンを予め記憶された着席パタ−ンと比較
し、該当する着席パタ−ンを抽出し、判定する。この制
御回路17では、例えば以下に述べる各種の着席パタ−
ンが判定の対象となる。具体的には、シ−トに乗員が着
席していない空席パタ−ン、チャイルドシ−トに子供が
FFCSの状態で着席しているFFCSパタ−ン、チャ
イルドシ−トに子供がRFISの状態で着席しているR
FISパタ−ン、シ−トに大人が着席しているパタ−ン
であり、それぞれの電極E1〜E4を適宜に選択して送
信電極と受信電極との各種の組合せによって、一般式R
(i,j)で示すデ−タが得られる。尚、一般式R
(i,j)において、i=jは送信デ−タを、i≠jは
受信デ−タを示しており、しかも、iは送信電極を、j
は受信電極を表している。制御回路17ではそれぞれの
パタ−ン毎に例えば16個のデ−タを利用して演算処理
が行われ、着席パタ−ンの特徴が抽出される。
知・特定されると、それに基づく信号がエアバッグ装置
18に送信される。例えば着席パタ−ンが空席,FFC
S,RFISの場合にはエアバッグ装置18に、仮に自
動車が衝突しても、エアバッグが展開しないようにセッ
トするための信号が送信され、それ以外のパタ−ンでは
エアバッグが展開するようにセットするための信号が送
信される。これらの信号はエアバッグ装置18の制御回
路CCに入力され、前者のパタ−ンの場合には衝突時に
助手席側の半導体スイッチング素子SW2にゲ−ト信号
を供給しないようにセットされる。尚、運転席側の半導
体スイッチング素子SW1にはゲ−ト信号が供給され
る。後者のパタ−ンの場合には半導体スイッチング素子
SW1,SW2にゲ−ト信号が供給されるようにセット
される。
には複数の電極E1〜E4が配置されており、選択され
た1つの送信電極と送信電極以外の受信電極との間には
高周波低電圧の印加により微弱電界が発生されているた
めに、受信電極側にはシ−ト1への乗員の着席パタ−ン
に関連する変位電流が流れる。従って、この変位電流の
特徴的なパタ−ンを判断することによって乗員の着席パ
タ−ンを的確に検知することができる。このために、乗
員の着席パタ−ンに応じてエアバッグ装置18のエアバ
ッグを展開可能な状態ないし展開不可能な状態のいずれ
にも設定することができる。
離隔して配置されているために、送信電極と受信電極と
の組み合せを増加できると共に、得られるデ−タ数も増
加でき、シ−トへの乗員の着席パタ−ンの判断をより正
確に行うことができる。
IS,FFCS,Person,Emptyの着席パタ
−ンに基づいて各電極に流れる電流によって特徴付けら
れる電流パタ−ンが着席パタ−ンとして予め記憶されて
いるために、送信電極と受信電極とを適宜に組み合せる
ことによって得られる受信信号デ−タと予め記憶された
各種の着席パタ−ンとを比較し、該当する記憶着席パタ
−ンを抽出することによって精度よく現実の着席パタ−
ンを検知することができるなどの優れた効果が得られる
ものである。
ては、単に乗員が助手席に着席しているか否かの判定機
能だけを有する乗員検知システムが要求されることがあ
る。このような自動車に上述の先行技術にかかる乗員検
知システムを適用した場合には、RFIS,FFCS,
Person,Emptyの各種着席パタ−ンが精度よ
く識別・検知できる機能を有するにも拘らず、乗員の着
席の有無の検知機能しか利用しないことになり、過剰品
質となり、コストが必要以上に高くなるという問題があ
る。
助手席に乗員が着席しているか否かを検出するセンサS
Dとして重量センサを用いれば、システムのコストを有
効に低減できるものの、重量センサは助手席に位置して
いる物体の重量のみを検出するものであり、人と人以外
の物とを重量によって判別することはできず、別の手段
を採用しなければならないという問題がある。
員のシ−トへの着席の有無を確実に検知できるのみなら
ず、安価にシステム構成できる乗員検知システムが望ま
れている。
への着席の有無を確実に検知できる上、コストをも低減
できる乗員検知システムを提供することにある。
の目的を達成するために、シ−トと、少なくともシ−ト
の表面側に配置した実質的に1つのアンテナ電極と、ア
ンテナ電極の周辺に微弱電界を発生させるためにほぼ方
形波の高周波低電圧を発生させる発生手段と、高周波低
電圧の印加によりアンテナ電極の周辺に発生させた微弱
電界に基づいて発生手段からアンテナ電極に流れる電流
を検出する電流検出回路と、電流検出回路の出力信号に
基づいてシ−トへの乗員の着席の有無を検知する制御回
路と、バッテリ電源から単一の直流電圧を有する単電源
を生成させる電源回路とを具備し、前記電源回路による
単電源を、制御回路を含む各種回路のシステム電源とし
て利用することを特徴とする。
なくともシ−トの表面側に配置した実質的に1つのアン
テナ電極と、アンテナ電極の周辺に微弱電界を発生させ
るためにほぼ方形波の高周波低電圧を発生させる発生手
段と、高周波低電圧の印加によりアンテナ電極の周辺に
発生させた微弱電界に基づいて発生手段からアンテナ電
極に流れる電流を検出する電流検出回路と、発生手段か
らの送信信号とアンテナ電極への出力信号との位相差を
検出する位相差検出回路と、電流検出回路及び位相差検
出回路の出力信号に基づいてシ−トへの乗員の着席の有
無を検知する制御回路と、バッテリ電源から単一の直流
電圧を有する単電源を生成させる電源回路とを具備し、
前記電源回路による単電源を、制御回路を含む各種回路
のシステム電源として利用することを特徴とする。
なくともシ−トの表面側に配置した実質的に1つのアン
テナ電極と、アンテナ電極の周辺に微弱電界を発生させ
るためにほぼ方形波の高周波低電圧を発生させる発生手
段と、発生手段からアンテナ電極に送信される送信信号
の電圧振幅をほぼ一定となるように制御する振幅制御回
路と、微弱電界に基づいて発生手段から振幅制御回路を
介してアンテナ電極に流れる送信電流を検出する電流検
出回路と、発生手段からの送信信号とアンテナ電極への
出力信号との位相差を検出する位相差検出回路と、電流
検出回路及び位相差検出回路の出力信号に基づいてシ−
トへの乗員の着席の有無を検知する制御回路と、バッテ
リ電源から単一の直流電圧を有する単電源を生成させる
電源回路とを具備し、前記電源回路による単電源を、制
御回路を含む各種回路のシステム電源として利用するこ
とを特徴とする。
段,電流検出回路,制御回路を含み、かつこれら回路を
同一ハウジングに収納して制御ユニットを構成し、この
制御ユニットをシ−ト部分に配置したことを特徴とし、
第5の発明は、前記発生手段を、正電源のみでほぼ方形
波の高周波低電圧を発生させる発振回路にて構成したこ
とを特徴とし、第6の発明は、前記発生手段を、制御回
路における高周波低電圧の発生機能を利用して正電源の
みでほぼ方形波の高周波低電圧を発生させるように構成
したことを特徴とする。
制御回路は、少なくとも、送信信号の電圧振幅を可変で
きる振幅可変回路と、送信信号の電圧振幅を検出する振
幅検出回路とからなり、振幅検出回路の出力信号に基づ
いて送信信号の電圧振幅がほぼ一定となるように振幅可
変回路による振幅可変量を制御することを特徴とし、第
8の発明は、前記アンテナ電極を、シ−トの着席部及び
/又は背もたれ部に配置されるアンテナ部と、アンテナ
部の一部を延在して形成した導電部と、導電部に設けた
コネクタとから構成したことを特徴とし、第9の発明
は、前記制御ユニットのハウジングに、少なくとも電流
検出回路の出力側に接続されたコネクタを設け、このコ
ネクタにアンテナ電極のコネクタを電気的に接続したこ
とを特徴とし、さらに、第10の発明は、前記制御回路
は、予め記憶されている乗員の着席パタ−ンに対応する
しきい値デ−タと、少なくとも電流検出回路の出力信号
に基づく、乗員の着席パタ−ンに対応するデ−タとを比
較することにより、乗員の着席の有無を検知するように
制御することを特徴とする。
ステムの第1の実施例について図1〜図6を参照して説
明する。尚、本発明の基本原理は、基本的には上述の先
行技術と同様にアンテナ電極の周辺に発生させた微弱電
界の乱れを利用するものであって、具体的にはシ−トに
配置した1つのアンテナ電極の周辺に微弱電界を発生さ
せ、このアンテナ電極の周辺に位置する物体の電気的特
性によってアンテナ電極に流れる送信電流及び送信信号
と出力信号の位相差に基づいて乗員のシ−トへの着席の
有無を検知するものであり、この点で先行技術とは異な
る。
しており、このシ−ト1Bは主として着席部1aと背も
たれ部1bとから構成されている。このシ−ト1Bは、
例えば前後にスライド可能なベ−ス2に固定されたシ−
トフレ−ム3と、シ−トフレ−ム3の上部に配置された
クッション材4と、クッション材4の後部側に表面に沿
うように配置されたアンテナ電極5と、アンテナ電極5
を覆うように配置された外装材6とから構成されてい
る。尚、シ−ト1Bの内部、例えばシ−トフレ−ム3に
は後述する制御ユニット20が配置されている。又、ア
ンテナ電極5は外装材6の内側に配置されているが、そ
れの外側に配置することもでき、請求項に記載されてい
る「少なくともシ−トの表面側に配置」なる意味は両方
を含むものである。
考慮して導電性の布地にて形成されているが、例えば糸
状の金属をシ−ト布面に織り込んだり、布面に導電性ペ
イントを被着したり、金属板を配置したりして構成する
こともできる。そして、このアンテナ電極5は、図2に
示すように、主として着席部1aの後部側に配置される
アンテナ部5aと、アンテナ部5aの一部からそれより
狭い幅で延在して形成された導電部5bと、導電部5b
の導出端に電気的な接続関係を有するようにかしめ固定
されたホック型のコネクタ5cとから構成されている。
特に、アンテナ電極5の導電部5bはクッション材4の
背面側からシ−トフレ−ム側に至るように配置されると
共に、導出端のコネクタ5cは後述する制御ユニット2
0のコネクタ28に接続されている。尚、コネクタ5c
はホック型の他、ピン型,ジャック−プラグ型など適宜
の形式のものも適用できる。
固定されており、この制御ユニット20は、例えば図3
に示すように、正電源のみでほぼ方形波の高周波低電圧
(例えば周波数が100KHz,電圧が5〜12V程
度)を発生させる発生手段(発振回路)21と、発振回
路21からの送信信号の電圧振幅をほぼ一定に制御する
振幅制御回路22と、送信信号の送信電流を検出する電
流検出回路25と、電流検出回路25の出力信号を直流
に変換するAC−DC変換回路26と、AC−DC変換
回路26の出力信号を増幅する増幅器27と、電流検出
回路25に接続され、ハウジングに配置されたコネクタ
28と、電流検出回路25の振幅制御回路側(発振回路
側)及びコネクタ側(アンテナ電極側)に接続され、発
振回路からの送信信号とアンテナ電極への出力信号との
位相差を検出する位相差検出回路29と、位相差検出回
路29の出力信号を増幅する増幅器30と、MPUなど
を含む制御回路31と、ハウジングに配置され、図示し
ないバッテリ電源に接続されるコネクタ32と、コネク
タ32に接続され、バッテリ電源から例えば5V程度の
単一の直流電圧を有する単電源を生成させる電源回路3
3とから構成されている。この制御ユニット20の制御
回路31には、例えばエアバッグ装置18が接続されて
いる。尚、電源回路33による単電源は、制御回路31
を含む各種回路のシステム電源として利用される。
回路22は、例えば送信信号の電圧振幅を可変する振幅
可変回路23と、送信信号の電圧振幅を検出する振幅検
出回路24とから構成されている。そして、振幅可変回
路23は、例えばプログラマブルゲインアンプ(PG
A)よりなる振幅可変部23aから構成されており、振
幅検出回路24は、例えばオペアンプなどよりなる電圧
振幅の検出部24aと、検出部24aの出力信号を直流
に変換するAC−DC変換回路24bと、AC−DC変
換回路24bの出力信号を増幅する増幅器24cとから
構成されている。尚、増幅器24cの出力信号は制御回
路31に供給され、振幅可変部23aに対する振幅可変
信号は制御回路31から出力される。
検出回路25は、例えば回路(送信信号系)に直列に接
続されたインピ−ダンス素子例えば抵抗25aと、抵抗
25aの端子電圧を増幅する差動増幅器などの増幅器2
5bとから構成されている。この電流検出回路25の出
力側はAC−DC変換回路26,増幅器27を介して制
御回路31に接続されている。そして、電流検出回路2
5における抵抗25aの出力側はハウジングの外面に露
呈するように配置されたコネクタ28に接続されてい
る。
5に示すように、発振回路21からの送信信号及びアン
テナ電極5への出力信号を別々に入力される第1のフリ
ップフロップ回路29a1と、第2のフリップフロップ
回路29a2と、積分回路29bとから構成されてい
る。
は、次のように動作する。まず、発振回路21からほぼ
方形波の高周波低電圧が送信されると、それの電圧振幅
が振幅検出回路24の検出部24aにて検出され、その
検出信号はAC−DC変換回路24bにて直流に変換さ
れ、増幅器24cにて増幅されて制御回路31に入力さ
れる。制御回路31では検出された電圧振幅が所定の振
幅値になっているか否かを判断し、所定の電圧振幅に修
正するための振幅可変信号が振幅可変部23aに出力さ
れる。これによって、送信信号の電圧振幅は所定の振幅
に修正され、以後、振幅可変回路23及び振幅検出回路
24の連携動作により、一定の振幅に制御される。
出回路25,コネクタ28を介してアンテナ電極5に供
給され、その結果、アンテナ電極5の周辺には微弱電界
が発生され、シ−ト1Bへの乗員の着席の有無によって
発振回路21からアンテナ電極5に異なったレベルの電
流が流れる。この電流は電流検出回路25によって検出
され、AC−DC変換回路26にて直流に変換され、増
幅器27にて増幅されて制御回路31に入力される。
圧)、即ち振幅制御回路側における発振回路からの送信
信号及びコネクタ側(アンテナ電極側)におけるアンテ
ナ電極への出力信号が位相差検出回路29に入力され
る。第1のフリップフロップ回路29a1に送信信号が
入力されると、図6(a)に示すように、方形波入力の
立ち上がりエッジ(図示矢印)が第1のフリップフロッ
プ回路29a1の端子CKにて検出され、端子Qバ−は
ハイ(High)出力となる。一方、出力信号も、同図
(b)に示すように、方形波入力の立ち上がりエッジ
(図示矢印)が第2のフリップフロップ回路29a2の
端子Bにて検出され、端子Qバ−からは一瞬だけロウ
(Low)出力がワンショット出力される。この出力信
号が第1のフリップフロップ回路29a1の端子RES
に入力されることにより、第1のフリップフロップ回路
29a1の端子Qバ−の出力は、同図(c)に示すよう
に、ロウに反転される。この出力が位相量(位相差)と
なり、積分回路29bを通すことにより電圧に変換さ
れ、増幅器30を介して制御回路31に入力される。
に乗員が着席している時に電流検出回路25で検出され
る電流に関するしきい値及び電流検出回路25への送信
信号とアンテナ電極5への出力信号との位相差に関する
しきい値がしきい値デ−タとして格納されている。具体
的には、検出電流に関しては電流検出回路25によって
シ−ト1Bに乗員が着席している時に検出される平均的
な電流と、人以外の存在によって検出される平均的な電
流との間の任意値が「ほぼ人が着席していると認識する
しきい値」として設定されている。又、位相差に関して
は位相差検出回路29によってシ−ト1Bに乗員が着席
している時に検出される平均的な位相差と、人以外の存
在によって検出される平均的な位相差との間の任意値が
「人が着席していると認識するしきい値」として設定さ
れている。従って、制御回路31では、このような予め
記憶された電流及び位相差に関するしきい値デ−タと、
入力された電流及び位相差デ−タとが比較されることに
より、シ−ト1Bに乗員が着席しているか否かが精度よ
く判断される。特に、シ−ト1Bの状態(例えば水濡れ
など)によっては、例えば上限,下限などのように複数
のしきい値を設定することもできる。後述の処理フロ−
ではそれぞれ1つのしきい値を用いた例で説明してい
る。尚、電流検出回路25による検出電流は、シ−ト1
Bに乗員が着席している場合には増加し、荷物の載置,
未着席の場合には減少し、両者の間には明らかなレベル
差が存在するものであり、又、位相差についても同様の
傾向にある。
が検知されると、それに基づく信号デ−タが具体的には
図21に示すエアバッグ装置18に送信される。尚、同
図において、「17へ」は「31へ」と読み替えるもの
とする。例えば助手席の着席パタ−ンが空席パタ−ン,
荷物の載置パタ−ン,シ−トの水濡れパタ−ンの場合に
はエアバッグ装置18に、仮に自動車が衝突しても、エ
アバッグが展開しないようにセットするための信号が送
信され、乗員が着席している場合にはエアバッグが展開
するようにセットするための信号デ−タが送信される。
これらの信号デ−タはエアバッグ装置18の制御回路C
Cに入力され、前者のパタ−ンの場合には衝突時に助手
席側の半導体スイッチング素子SW2にゲ−ト信号を供
給しないようにセットされる。尚、運転席側の半導体ス
イッチング素子SW1にはゲ−ト信号が供給される。後
者のパタ−ンの場合には半導体スイッチング素子SW
1,SW2の両方にゲ−ト信号が供給されるようにセッ
トされる。
について図7〜図10を参照して説明する。まず、図7
に示すように、イグニッションスイッチをONにし、ス
タ−トする。ステップS1でイニシャライズし、ステッ
プS2に進む。ステップS2では制御回路31とエアバ
ッグ装置18との通信系にかかる初期診断を行う。ステ
ップS3ではエンジンがスタ−トしたか否かの判断を行
い、エンジンがスタ−トしていると判断した場合にはス
テップS4に進む。スタ−トしていないと判断された場
合には戻る。ステップS4では電流検出回路25で検出
されたアンテナ電極5に流れる電流に関連する信号デ−
タ及び位相差検出回路29で検出された位相差に関連す
る信号デ−タの受信が行われる。そして、ステップS5
では取り込んだそれぞれのデ−タに基づいて乗員のシ−
ト1Bへの着席状況が判定される。さらに、ステップS
6ではステップS5の判定結果に基づき、エアバッグ装
置(SRS)18との間でSRS通信が行われる。ステ
ップS6が終了すると、再びステップS4に戻り、ステ
ップS4からステップS6の処理が繰り返し行われる。
尚、ステップS3は省略することもできる。
すように行われる。まず、ステップSA1では固定デ−
タを制御回路31からエアバッグ装置18の制御回路C
Cに送信する。ステップSA2ではエアバッグ装置18
からの送信デ−タを受信する。そして、ステップSA3
では制御回路31からエアバッグ装置18に送信した固
定デ−タとエアバッグ装置18からの受信デ−タとが一
致するか否かを判断する。それぞれのデ−タが一致する
と判断されると、処理フロ−が継続される。それぞれの
デ−タが一致しないと判断されると、通信系に異状があ
ると判断され、フェ−ルセイフ処理が行われ、例えば警
告灯などが点灯される。尚、この初期診断はエアバッグ
装置18から制御回路31に固定デ−タを送信し、制御
回路31からの送信デ−タをエアバッグ装置18の制御
回路CCにて、その一致性について判断させるようにし
てもよい。
すように行われる。まず、ステップSB1では電流検出
回路25で検出された電流に関連する受信信号デ−タ
が、制御回路31に予め記憶されているしきい値デ−タ
より大きいか否かが判断される。受信信号デ−タ(送信
信号)がしきい値デ−タより大きい(ほぼ乗員がシ−ト
1Bに着席している)と判断されると、ステップSB2
に進む。又、ステップSB1で受信信号デ−タがしきい
値デ−タより小さいと判断されると、ステップSB3に
進み、エアバッグ装置18のエアバッグが展開しないよ
うにするためのOFFデ−タがセットされると共に、処
理フロ−が継続される。ステップSB2では位相差検出
回路29で検出された位相差に関連する受信信号デ−タ
が、制御回路31に予め記憶されているしきい値デ−タ
より大きいか否かが判断される。受信信号デ−タ(位相
差デ−タ)がしきい値デ−タより大きい(乗員がシ−ト
1Bに着席している)と判断されると、ステップSB4
に進む。又、ステップSB2で受信信号デ−タがしきい
値デ−タより小さいと判断されると、ステップSB3に
進む。ステップSB4ではエアバッグ装置18のエアバ
ッグを展開させるためのONデ−タがセットされると共
に、SRSデ−タ通信フロ−に継続される。
図10に示すように行われる。まず、ステップSC1で
は乗員検知ユニット側(制御回路31)からエアバッグ
装置側(制御回路CC)に、エアバッグ装置18のエア
バッグを展開可能な状態ないし展開不可能な状態にする
ためのONデ−タないしOFFデ−タ及びチェックデ−
タが送信される。ステップSC2ではエアバッグ装置側
からの、ONデ−タないしOFFデ−タに対するOKデ
−タないしNGデ−タ及びチェックデ−タを受信し、ス
テップSC3に進む。ステップSC3では乗員検知ユニ
ット側からエアバッグ装置側に送信したON/OFFデ
−タ及びチェックデ−タが正常な状態で再びエアバッグ
装置側から乗員検知ユニット側に返信されたか否かが判
断される。正常(通信系に異状がない)と判断される
と、処理フロ−が継続される。通信系に異状があると判
断されると、ステップSC4に進み、フェ−ルセ−フタ
イマがゼロになったか否かが判断される。尚、この通信
系の異状検出は、例えば3回に設定されている。従っ
て、フェ−ルセ−フタイマがゼロになったと判断される
と、フェ−ルセイフ処理が行われ、例えば警告灯などが
点灯される。又、フェ−ルセ−フタイマがゼロになって
いないと判断されると、ステップSC5に進み、フェ−
ルセ−フタイマのカウントが行われ、処理フロ−が継続
される。
側(制御回路CC)が乗員検知ユニット側(制御回路3
1)から、エアバッグ装置18のエアバッグを展開可能
な状態ないし展開不可能な状態にするためのONデ−タ
ないしOFFデ−タ及びチェックデ−タを受信する。そ
して、ステップSD2では受信デ−タのチェックが行わ
れ、受信デ−タが正常に受信できているか否かが判断さ
れる。いずれに判断されてもステップSD3に進み、O
Kデ−タないしNGデ−タ及びチェックデ−タが乗員検
知ユニット側に送信される。ステップSD2で通信系に
異状がないと判断されると、ステップSD3のOKデ−
タ送信ステップを経てステップSD4に進む。このステ
ップSD4ではOKデ−タに基づいてエアバッグ装置側
のデ−タが更新される。これによって、エアバッグは展
開可能な状態ないし展開不可能な状態のいずれか一方に
更新セットされる。又、ステップSD2で通信系に異状
があると判断されると、ステップSD3のNGデ−タ送
信ステップを経てステップSD5に進む。このステップ
SD5ではフェ−ルセ−フタイマがゼロになったか否か
が判断される。尚、この通信系の異状検出は、例えば3
回に設定されている。従って、フェ−ルセ−フタイマが
ゼロになったと判断されると、フェ−ルセイフ処理が行
われ、例えば警告灯などが点灯される。又、フェ−ルセ
−フタイマがゼロになっていないと判断されると、ステ
ップSD6に進み、フェ−ルセ−フタイマのカウントが
行われ、処理フロ−が継続される。
辺には発振回路21からアンテナ電極5に供給される高
周波低電圧に基づいて微弱電界が発生しており、この微
弱電界に基づいて流れる電流はシ−ト1Bに存在する物
体によって異なる。特に、その物体が人の場合にはそれ
以外の物体に比較して識別可能な程度のレベル差を有す
る電流が流れる。従って、電流検出回路25にて送信信
号系に流れる電流を検出することによって、簡易的に乗
員のシ−ト1Bへの着席の有無を検知することができ
る。
びアンテナ電極側における発振回路からの送信信号とア
ンテナ電極5への出力信号との位相差はシ−ト1Bに存
在する物体によって異なる。特に、その物体が人の場合
にはそれ以外の物体に比較して識別可能な程度のレベル
差の位相差を有する。従って、位相差検出回路29にて
位相差を検出することによって、検出電流に関連する信
号デ−タとの判断と相俟って簡易的に乗員のシ−ト1B
への着席の有無を精度よく確実に検知することができ
る。
による単電源がシステム電源として利用されている上
に、発振回路21では正電源のみでほぼ方形波の高周波
低電圧が生成されるために、電源回路33,発振回路2
1は勿論のこと、ユニットの回路構成がアンテナ電極5
の単一化と相俟って簡略化でき、システムのコストをも
大幅に低減できる。
の電圧振幅は振幅制御回路22にてほぼ一定になるよう
に制御されるために、電流検出回路25にて検出された
電流に関連するデ−タと制御回路31に記憶されている
しきい値デ−タとの単純比較によって信頼性,精度の高
い検知が可能となる。
員の着席の有無を判断し、助手席に乗員が着席している
場合にはエアバッグ装置18が作動するように制御され
るために、走行時における乗員の安全性を確保できる
し、シ−ト1Bが空席であったり,荷物などが載置され
ている場合にはエアバッグ装置18が作動しないように
制御されるために、仮に衝突事故が生じても不所望なエ
アバッグの展開を未然に防止できる。
aの一部から導電部5bが延在して形成されており、導
電部5bに設けたコネクタ5cが、シ−ト1Bに配置さ
れた制御ユニット20のコネクタ28に接続されている
ために、アンテナ部5aと制御ユニット20とを接続す
るハ−ネスを完全に省略できる。従って、上述のシステ
ム電源の単電源化,アンテナ電極5の単一化による回路
構成の簡略化などと相俟ってシステムのコストを有効に
低減できる。
の第2の実施例を示すものであって、基本的には図3に
示す実施例と同じである。異なる点は、制御ユニット2
0の制御回路31に、エアバッグ装置に代えてシ−トベ
ルト警告灯34及びシ−トベルト検出回路35を接続し
たことである。尚、エアバッグ装置18を併用すること
も可能である。
信電流及び位相差に関連するデ−タに基づいてシ−ト1
Bに乗員が着席していると判断されると、シ−トベルト
検出回路35にて乗員がシ−トベルトを装着しているか
否かが検出される。検出結果がシ−トベルトを装着して
いないと判断されると、制御回路31はシ−トベルト警
告灯34に警告信号を出力して警告灯を点滅させたりす
る。又、検出結果がシ−トベルトを装着していると判断
されると、シ−トベルト警告灯34には警告信号は出力
されず、警告灯が点滅することはない。さらに、シ−ト
1Bに乗員が着席していなければ、シ−トベルト検出回
路35からの出力信号に関係なくシ−トベルト警告灯3
4は作動しない。尚、人以外の物体例えば荷物が助手席
に置かれているいる場合には、人に比較して誘電率が小
さいために、電流検出回路25で検出される電流量及び
位相差検出回路29で検出される位相差も乗員が着席し
ている場合に比較して小さいものであり、乗員が着席し
ていると誤判定されることはない。
は乗員の検知結果とシ−トベルトの装着状況とに基づ
き、乗員がシ−ト1Bに着席しているにも拘らず、シ−
トベルトが未装着の場合にはシ−トベルト警告灯34に
警告信号を出力し、警告灯が点滅するために、シ−トベ
ルトの装着を促すことができ、走行時の安全性が期待で
きる。
の第3の実施例を示すものであって、基本的な構成は上
述の実施例と同じである。異なる点は、高周波低電圧の
発生手段を制御回路31及びバッファ36にて構成した
ことと、振幅制御回路22及び位相差検出回路29を省
略したことである。尚、例えばノイズの影響が少ない場
合などにはバッファ36を省略することもできるし、制
御回路31の高周波低電圧の発生機能、例えば制御回路
31のタイマを利用して単電源から高周波低電圧を発生
させることもできる。又、振幅制御回路22は電源の変
動幅が小さくでき、発振回路の精度アップが期待できる
場合、或いは乗員判定の許容幅に裕度が認められる場合
に省略が可能となる。
て回路構成が一段と簡略化されているために、制御ユニ
ット20Aの小形化を図ることができる上、システムの
コストをさらに低減できる。
の第4の実施例を示すものであって、基本的な構成は上
述の実施例と同じである。異なる点は、シ−ト1Bの着
席部1aのほぼ全体にアンテナ電極5のアンテナ部5a
を配置すると共に、導電部5bはクッション材4の前面
側からシ−トフレ−ム側に至るように配置されると共
に、導出端のコネクタ5cは制御ユニット20のコネク
タ28に接続されていることである。
置面積が拡大されているために、送信電流及び位相差に
関連する信号デ−タとの判断と相俟って、シ−ト1Bの
水濡れによる誤検出を防止できる。
の第5の実施例を示すものであって、基本的な構成は上
述の実施例と同じである。異なる点は、シ−ト1Cの着
席部1a及び背もたれ部1bに1つのアンテナ電極5A
を配置したことである。このアンテナ電極5Aは着席部
1aに配置されるアンテナ部5a1 と、背もたれ部1b
に配置されるアンテナ部5a2 と、アンテナ部5a1 の
側部から幅の狭い状態で延在して形成した導電部5b
と、導電部5bの端部に設けられたコネクタ5cとから
構成されており、導電部5bはシ−ト1Cの側面側から
制御ユニット20に向けて延在させた上でコネクタ5c
が制御ユニット20に接続されている。
面積が著しく拡大されるために、乗員の検知精度の一層
の向上が期待できる。尚、アンテナ部5a1 とアンテナ
部5a2 の面積はシ−ト部分の面積に応じて適宜に変更
・設定できる。
されることなく、例えばシ−トに配置されるアンテナ電
極の形状は矩形状の他、円形,楕円状,四角を除く多角
形状に形成することもできる。又、アンテナ部と導電部
とを2ピ−スで構成し、アンテナ部と導電部とをそれぞ
れに設けたコネクタによって接続したり、或いはこの導
電部をワイヤハ−ネスによって置換することもできる。
又、発生手段の出力周波数は、検知対象などに応じて1
00KHz以外に設定することもできるし、その電圧も
5〜12Vの範囲外でも使用できる。さらにはエアバッ
グ装置,シ−トベルトの装着状態との連動を省略するこ
ともできる。
ナ電極の周辺には発生手段からアンテナ電極に供給され
る高周波低電圧に基づいて微弱電界が発生しており、こ
の微弱電界に基づいて流れる電流はシ−トに存在する物
体によって異なる。特に、その物体が人の場合にはそれ
以外の物体に比較して識別可能な程度のレベル差を有す
る電流が流れる。従って、電流検出回路にて送信信号系
に流れる電流を検出することにより、簡易的に乗員のシ
−トへの着席の有無を検知することができる。
電源がシステム電源として利用されている上に、発生手
段では正電源のみでほぼ方形波の高周波低電圧が生成さ
れるために、電源回路,発生手段は勿論のこと、ユニッ
トの回路構成がアンテナ電極の単一化と相俟って簡略化
でき、システムのコストをも大幅に低減できる。
電圧振幅を振幅制御回路にてほぼ一定になるように制御
すれば、電流検出回路にて検出された電流に関連するデ
−タと制御回路に記憶されているしきい値デ−タとの単
純比較によって信頼性,精度の高い検知が可能となる。
電部を延在して形成すると共に、その導出端をシ−ト部
分に配置された制御ユニットに接続するように構成すれ
ば、アンテナ電極と制御ユニットとを接続するハ−ネス
を完全に省略できるために、アンテナ電極の単一化,回
路構成の簡略化などと相俟ってシステムのコストを有効
に低減できる。
部断面図。
のアンテナ電極の平面図、同図(b)は導電部における
コネクタ部分の断面図。
トの回路ブロック図。
続状態を示す要部断面図。
めの図であって、同図(a)は送信信号及び第1のフリ
ップフロップ回路の出力信号の波形図、同図(b)は出
力信号及び第2のフリップフロップ回路の出力信号の波
形図、同図(c)は第1,第2のフリップフロップ回路
の出力信号から位相量の検出状態を示す図。
知のフロ−チャ−ト。
例の回路ブロック図。
他の実施例の回路ブロック図。
他の実施例の要部断面図。
さらに異なった実施例を示すものであって、同図(a)
は側面図、同図(b)はアンテナ電極の平面図。
ク図。
(a)はシ−トに大人の乗員が着席している状態を示す
図、同図(b)はRFISの状態を示す図、同図(c)
はFFCSの状態を示す図。
回路ブロック図。
知システムの基本動作を説明するための図であって、同
図(a)は電極間の電界分布を示す図、同図(b)は電
極間に物体が存在した時の電界分布を示す図。
の斜視図。
ロック図。
ロック図。
Claims (10)
- 【請求項1】 シ−トと、少なくともシ−トの表面側に
配置した実質的に1つのアンテナ電極と、アンテナ電極
の周辺に微弱電界を発生させるためにほぼ方形波の高周
波低電圧を発生させる発生手段と、高周波低電圧の印加
によりアンテナ電極の周辺に発生させた微弱電界に基づ
いて発生手段からアンテナ電極に流れる電流を検出する
電流検出回路と、電流検出回路の出力信号に基づいてシ
−トへの乗員の着席の有無を検知する制御回路と、バッ
テリ電源から単一の直流電圧を有する単電源を生成させ
る電源回路とを具備し、前記電源回路による単電源を、
制御回路を含む各種回路のシステム電源として利用する
ことを特徴とする乗員検知システム。 - 【請求項2】 シ−トと、少なくともシ−トの表面側に
配置した実質的に1つのアンテナ電極と、アンテナ電極
の周辺に微弱電界を発生させるためにほぼ方形波の高周
波低電圧を発生させる発生手段と、高周波低電圧の印加
によりアンテナ電極の周辺に発生させた微弱電界に基づ
いて発生手段からアンテナ電極に流れる電流を検出する
電流検出回路と、発生手段からの送信信号とアンテナ電
極への出力信号との位相差を検出する位相差検出回路
と、電流検出回路及び位相差検出回路の出力信号に基づ
いてシ−トへの乗員の着席の有無を検知する制御回路
と、バッテリ電源から単一の直流電圧を有する単電源を
生成させる電源回路とを具備し、前記電源回路による単
電源を、制御回路を含む各種回路のシステム電源として
利用することを特徴とする乗員検知システム。 - 【請求項3】 シ−トと、少なくともシ−トの表面側に
配置した実質的に1つのアンテナ電極と、アンテナ電極
の周辺に微弱電界を発生させるためにほぼ方形波の高周
波低電圧を発生させる発生手段と、発生手段からアンテ
ナ電極に送信される送信信号の電圧振幅をほぼ一定とな
るように制御する振幅制御回路と、微弱電界に基づいて
発生手段から振幅制御回路を介してアンテナ電極に流れ
る送信電流を検出する電流検出回路と、発生手段からの
送信信号とアンテナ電極への出力信号との位相差を検出
する位相差検出回路と、電流検出回路及び位相差検出回
路の出力信号に基づいてシ−トへの乗員の着席の有無を
検知する制御回路と、バッテリ電源から単一の直流電圧
を有する単電源を生成させる電源回路とを具備し、前記
電源回路による単電源を、制御回路を含む各種回路のシ
ステム電源として利用することを特徴とする乗員検知シ
ステム。 - 【請求項4】 前記発生手段,電流検出回路,制御回路
を含み、かつこれら回路を同一ハウジングに収納して制
御ユニットを構成し、この制御ユニットをシ−ト部分に
配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
載の乗員検知システム。 - 【請求項5】 前記発生手段を、正電源のみでほぼ方形
波の高周波低電圧を発生させる発振回路にて構成したこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の乗員検
知システム。 - 【請求項6】 前記発生手段を、制御回路における高周
波低電圧の発生機能を利用して正電源のみでほぼ方形波
の高周波低電圧を発生させるように構成したことを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載の乗員検知システ
ム。 - 【請求項7】 前記振幅制御回路は、少なくとも、送信
信号の電圧振幅を可変できる振幅可変回路と、送信信号
の電圧振幅を検出する振幅検出回路とからなり、振幅検
出回路の出力信号に基づいて送信信号の電圧振幅がほぼ
一定となるように振幅可変回路による振幅可変量を制御
することを特徴とする請求項3に記載の乗員検知システ
ム。 - 【請求項8】 前記アンテナ電極を、シ−トの着席部及
び/又は背もたれ部に配置されるアンテナ部と、アンテ
ナ部の一部を延在して形成した導電部と、導電部に設け
たコネクタとから構成したことを特徴とする請求項1〜
3のいずれかに記載の乗員検知システム。 - 【請求項9】 前記制御ユニットのハウジングに、少な
くとも電流検出回路の出力側に接続されたコネクタを設
け、このコネクタにアンテナ電極のコネクタを電気的に
接続したことを特徴とする請求項8記載の乗員検知シス
テム。 - 【請求項10】 前記制御回路は、予め記憶されている
乗員の着席パタ−ンに対応するしきい値デ−タと、少な
くとも電流検出回路の出力信号に基づく、乗員の着席パ
タ−ンに対応するデ−タとを比較することにより、乗員
の着席の有無を検知するように制御することを特徴とす
る請求項1〜3のいずれかに記載の乗員検知システム。
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JPH07270541A (ja) * | 1994-03-31 | 1995-10-20 | Aisin Seiki Co Ltd | 誘電体検出装置 |
JPH09501120A (ja) * | 1993-03-31 | 1997-02-04 | オートモーティブ・テクノロジーズ・インターナショナル・インク | 車両内乗員の位置・速度センサ |
JPH09207644A (ja) * | 1996-02-01 | 1997-08-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 在席検知装置 |
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JPH09501120A (ja) * | 1993-03-31 | 1997-02-04 | オートモーティブ・テクノロジーズ・インターナショナル・インク | 車両内乗員の位置・速度センサ |
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