JPH09207644A - 在席検知装置 - Google Patents

在席検知装置

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JPH09207644A
JPH09207644A JP8016314A JP1631496A JPH09207644A JP H09207644 A JPH09207644 A JP H09207644A JP 8016314 A JP8016314 A JP 8016314A JP 1631496 A JP1631496 A JP 1631496A JP H09207644 A JPH09207644 A JP H09207644A
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seat
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radiation
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Hideo Shibuya
英雄 澁谷
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寿平 高橋
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座席上の人の存在を確実に検知できるととも
に、人体の識別を可能にする。 【解決手段】 座席1に配設したアンテナ2に発振器4
からハイブリット回路3を通して発振信号を供給し、こ
のアンテナ2の放射インピーダンスの変化をインピーダ
ンス測定回路5で測定し、この測定結果と予め設定した
インピーダンスパターンとをパターン比較判定回路6で
比較することにより、座席1への人の着座の有無、人体
か物体かの判定及び大人か子供かの判定情報を出力する
構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエアバッ
クシステムのように助手席に人が在席しているか否かに
より、衝突時にエアバックを展開するか否かを決定する
場合などに人体検出が必須なシステムに利用する在席検
知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車のエアバックシステ
ムに適用される在席検知装置は、助手席の座席内に重量
もしくは圧力を検出する感圧スイッチまたは圧力センサ
を埋設し、この感圧スイッチまたは圧力センサからの出
力信号の有無により在席の有無を検知できるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の在席検知装置では、大人が座席に座った時
に有効に機能する構成になっているため、重量が軽く、
かつ着座面積の小さい幼児やチャイルドシート上の幼児
または座席から立ち上がっている幼児等の場合、これら
の存在を検知することができないことが多く、しかも着
座しているのが人か物体かを区別することができない。
【0004】また、座席内に感圧スイッチまたは圧力セ
ンサを埋設する方式では、感圧スイッチまたは圧力セン
サが着座した人に多少の圧迫感を与え、座席の座り心地
を悪くするという問題があった。
【0005】本発明は、上記のような問題を解決するも
のであり、座席上の人の存在を確実に検知できるととも
に、人体の識別を可能にした在席検知装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、座席内もしくはその近傍に配設され、座席
上の人体または物体により放射インピーダンスが変化す
る少なくとも1つのアンテナと、前記アンテナにハイブ
リット回路を介して発振電力を供給する発振器と、前記
アンテナの放射インピーダンスを測定するインピーダン
ス測定手段と、前記インピーダンス測定手段で測定され
た放射インピーダンスと予め設定したインピーダンスパ
ターンとを比較して人体の着座の有無、人体か物体か及
び人体の大小を判定する比較判定手段とを備えてなるも
のである。
【0007】これにより、座席上の人の存在を確実に検
知できるとともに、人体が大人か子供かの識別が可能に
なる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、座席内もしくはその近傍に配設され、座席上の人体
または物体により放射インピーダンスが変化する少なく
とも1つのアンテナと、前記アンテナにハイブリット回
路を介して発振電力を供給する発振器と、前記アンテナ
の放射インピーダンスを測定するインピーダンス測定手
段と、前記インピーダンス測定手段で測定された放射イ
ンピーダンスと予め設定したインピーダンスパターンと
を比較して人体の着座の有無、人体か物体か及び人体の
大小を判定する比較判定手段とを備えてなるものであ
り、アンテナの放射インピーダンスから座席上に居る物
体が人間か否かを確実に検出できるとともに、着座する
人間が大人か子供かも識別し検出することができる。
【0009】本発明の請求項2に記載の発明は、発振器
からハイブリット回路を介してアンテナに供給される発
振電力の周波数を一定の周期で変化させ、これによりイ
ンピーダンス測定手段で測定された放射インピーダンス
を基にアンテナの放射インピーダンスの周波数特性マッ
プを生成するマップ生成手段を設け、このマップ生成手
段で生成した放射インピーダンス・周波数特性マップと
予め設定した放射インピーダンス・周波数特性マップと
を比較判定手段で比較して人体の着座の有無、人体か物
体か及び人体の大小を判定することを特徴とするもので
あり、マップ生成回路で生成した放射インピーダンス・
周波数特性マップと予め設定した基準インピーダンス・
周波数特性マップとを比較することで、座席上に居る物
体が人間か否かを確実に検出できるとともに、着座する
人間が大人か子供かを識別し検出することができる。
【0010】本発明の請求項3の発明は、アンテナが座
席の背もたれ内及び座部内に人間の胴体部から大腿部に
対応して配設されてことを特徴とするものであり、着座
する人間が大人か子供かの識別を容易にする。
【0011】本発明の請求項4に記載の発明は、アンテ
ナを可撓性のワイヤから構成することにより、着座した
人間に従来の圧力センサのように圧迫感を与えたり、座
席の座り心地を悪化させたりするのを防止できる。
【0012】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1による在
席検知装置の概略構成図を示している。
【0013】図1において、1は自動車の助手席に相当
する座席であり、この座席1の背もたれ1A及び座部1
B内には2本の可撓性ワイヤアンテナ2が人間の胴体部
から大腿部に対応して平行に配設されており、このアン
テナ2の放射インピーダンスは人体や物体の種別、ある
いは人体の大小に応じて変化する。3はハイブリット回
路であり、このハイブリット回路3の入力端には発振器
4が接続され、ハイブリット回路3の一方の出力端には
アンテナ2が接続され、他方の出力端にはインピーダン
ス測定回路5が接続されている。
【0014】また、発振器4の発振出力はインピーダン
ス測定回路5にも入力される。インピーダンス測定回路
5の出力端には、座席1上の物体の有無、座席1上の物
体が人体かの判定、及び座席1上の物体が人体である時
に着座した人間が大人か子供かを判定するパターン比較
判定回路6が接続されている。7はハイブリット回路3
の残りの端子に接続した無反射終端抵抗である。
【0015】次に、上記のように構成された本実施の形
態1の動作について説明する。発振器4から出力される
発振信号はハイブリット回路3及びインピーダンス測定
回路5に入力される。ハイブリット回路3に入力された
発振器4からの発振出力は2等分されて、それぞれの出
力端からアンテナ2及びインピーダンス測定回路5に供
給される。
【0016】かかる状態において、座席1に人間が着座
したり、人間以外の物体が載せられたりすると、座席1
上の人体または物体に応じてアンテナ2の放射インピー
ダンスが変化し、また、人体の場合、着座する人間が大
人か子供かに応じてアンテナ2の放射インピーダンスが
変化する。アンテナ2の放射インピーダンスが変化する
と、その変化量に応じてインピーダンス測定回路5に供
給される入力電力も変化するため、インピーダンス測定
回路5では、その入力電力と発振器4からの発振出力に
基づいてアンテナ2の放射インピーダンスを測定し、そ
の測定結果をパターン比較判定回路6に出力する。
【0017】パターン比較判定回路6では、インピーダ
ンス測定回路5の出力と予め設定されているインピーダ
ンスパターンとを比較し、その比較結果から着座の有
無、座席1上の物が人体か物体か、あるいは人体の場合
に着座した人間が大人か子供かの判定情報を出力する。
【0018】従って、上記実施の形態1の在席検知装置
を自動車の助手席に適用した場合、この助手席に人間が
着座しているときは、自動車の衝突時にエアバックが展
開できるようにエアバックシステムに指令を与えること
ができる。
【0019】このような実施の形態1によれば、座席1
に配設したアンテナ2に発振器4からハイブリット回路
3を通して発振信号を供給し、このアンテナ2の放射イ
ンピーダンスの変化をインピーダンス測定回路5で測定
し、この測定結果と予め設定したインピーダンスパター
ンとをパターン比較判定回路6で比較することにより、
座席1への人の着座の有無、人体か物体かの判定及び大
人か子供かの判定情報を出力する構成にしたから、座席
上に居る物体が人間か否かを確実に検出できるととも
に、着座する人間が大人か子供かを識別し検出すること
ができる。しかも、座席内に配設されるものはワイヤア
ンテナであるため、着座した人間に従来の圧力センサの
ような圧迫感を与えることがない。
【0020】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について、図2を用いて説明する。
【0021】図2において、図1と同一の構成要素には
同一符号を付して説明すると、この実施の形態2の在席
検知装置は、図1と同様に、座席1に配設したアンテナ
2、ハイブリット回路3、発振器4、インピーダンス測
定回路5及びパターン比較判定回路6を備えている。
【0022】そして、本実施の形態2の図1と異なる点
は、発振器4の発振周波数を所定の周期で変化させる掃
引発振器8と、発振器4の発振周波数を変化させた時の
アンテナ2の放射インピーダンス・周波数特性マップを
インピーダンス測定回路5からの出力と発振器4からの
発振出力に基づいて生成するマップ生成回路9と、座席
1に人間が居る場合と居ない場合や座席1に居る人間が
大人か子供かに対応する放射インピーダンスの周波数特
性マップを予め生成し記憶する判定用基準マップ記憶部
10を新たに付加したところにある。
【0023】次に、上記のように構成された実施の形態
2の動作について説明する。掃引発振器8から出力され
るのこぎり波状の電圧が発振器4に加えられると、発振
器4からは、のこぎり波状の電圧に応じて周波数が一定
周期で変化する発振信号が出力され、ハイブリット回路
3及びインピーダンス測定回路5に入力される。ハイブ
リット回路3に入力された発振器4からの発振出力は2
等分されて、それぞれの出力端からアンテナ2及びイン
ピーダンス測定回路5に供給される。
【0024】かかる状態において、座席1に人間が着座
したり、人間以外の物体が載せられていると、アンテナ
2の放射インピーダンスは座席1上の人体または物体及
び掃引される周波数に応じて変化し、また、人体の場
合、着座する人間が大人か子供かに応じてアンテナ2の
放射インピーダンスが変化する。アンテナ2の放射イン
ピーダンスが変化すると、その変化量に応じてインピー
ダンス測定回路5に供給される入力電力も変化するか
ら、インピーダンス測定回路5では、その入力電力と発
振器4からの発振出力を基にアンテナ2の放射インピー
ダンスを測定し、その測定結果をマップ生成回路9に出
力する。
【0025】マップ生成回路9では、放射インピーダン
スの測定値と発振器4からの発振出力を基に座席1上の
人体または物体、あるいは人体の大小に応じたインピー
ダンスの周波数特性マップを生成し、パターン比較判定
回路6に出力する。パターン比較判定回路6では、マッ
プ生成回路9からのインピーダンス・周波数特性マップ
と、判定用基準マップ記憶部10に記憶されている基準
インピーダンス・周波数特性マップとを比較し、その比
較結果から着座の有無、座席1上の物が人体か物体か、
あるいは人体の場合に着座した人間が大人か子供かの判
定情報を出力する。
【0026】従って、上記実施の形態1の在席検知装置
を自動車の助手席に適用した場合、この助手席に人間が
着座しているときは、自動車の衝突時にエアバックが展
開できるようにエアバックシステムに指令を与えること
ができる。
【0027】このような実施の形態2によれば、座席1
に配設したアンテナ2に掃引制御される発振器4からハ
イブリット回路3を通して周波数の変化する発振信号を
供給し、このアンテナ2の放射インピーダンスの変化を
インピーダンス測定回路5で測定し、この測定結果を基
にアンテナ2の放射インピーダンス・周波数特性マップ
をマップ生成回路9で生成し、この放射インピーダンス
・周波数特性マップと判定用基準マップ記憶部10の基
準インピーダンス・周波数特性マップとを比較すること
により、座席1への人の着座の有無、人体か物体かの判
定及び大人か子供かの判定情報を出力する構成にしたか
ら、座席上に居る物体が人間か否かを確実に検出できる
とともに、着座する人間が大人か子供かも確実に検出す
ることができる。しかも、座席内に配設されるものはワ
イヤアンテナであるため、実施の形態1と同様に着座し
た人間に従来の圧力センサのような圧迫感を与えること
がない。
【0028】なお、上記各実施の形態では、2本のアン
テナ2を座席1内に配設する場合について説明したが、
本発明はこれに限定されず、1本のアンテナまたは2本
以上のアンテナを配設するようにしてもよいほか、アン
テナを座席の近傍に配設するようにしてもよい、
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、座席内も
しくはその近傍にアンテナを配設し、このアンテナの放
射インピーダンスが座席上の人体または物体に応じて変
化することを利用して在席検知を行う構成にしたから、
座席上に居る物体が人間か否かを確実に検出できるとと
もに、着座する人間が大人か子供かも確実に検出するこ
とができ、しかも、着座した人間に従来の圧力センサの
ような圧迫感を与えることがない効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による在席検知装置の構
成ブロック図
【図2】本発明の実施の形態2による在席検知装置の構
成ブロック図
【符号の説明】
1 座席 2 アンテナ 3 ハイブリット回路 4 発振器 5 インピーダンス測定回路 6 パターン比較判定回路 7 無反射終端抵抗 8 掃引発振器 9 マップ生成回路 10 判定用基準マップ記憶部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席内もしくはその近傍に配設され、座
    席上の人体または物体により放射インピーダンスが変化
    する少なくとも1つのアンテナと、前記アンテナにハイ
    ブリット回路を介して発振電力を供給する発振器と、前
    記アンテナの放射インピーダンスを測定するインピーダ
    ンス測定手段と、前記インピーダンス測定手段で測定さ
    れた放射インピーダンスと予め設定したインピーダンス
    パターンとを比較して人体の着座の有無、人体か物体か
    及び人体の大小を判定する比較判定手段とを備えてなる
    在席検知装置。
  2. 【請求項2】 発振器からハイブリット回路を介してア
    ンテナに供給される発振電力の周波数を一定の周期で変
    化させ、これによりインピーダンス測定手段で測定され
    た放射インピーダンスを基にアンテナの放射インピーダ
    ンスの周波数特性マップを生成するマップ生成手段を設
    け、このマップ生成手段で生成した放射インピーダンス
    ・周波数特性マップと予め設定した放射インピーダンス
    ・周波数特性マップとを比較判定手段で比較して人体の
    着座の有無、人体か物体か及び人体の大小を判定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の在席検知装置。
  3. 【請求項3】 アンテナが座席の背もたれ内及び座部内
    に人間の胴体部から大腿部に対応して配設されてことを
    特徴とする請求項1または2記載の在席検知装置。
  4. 【請求項4】 アンテナが可撓性のワイヤから構成され
    てことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載
    の在席検知装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1178656A (ja) * 1997-09-03 1999-03-23 Nec Home Electron Ltd 乗員検知システム
JPH11147434A (ja) * 1997-11-17 1999-06-02 Nec Home Electron Ltd 乗員検知システム及び乗員検知方法
JPH11291803A (ja) * 1998-04-09 1999-10-26 Nec Home Electron Ltd 乗員検知システム及び乗員検知方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11291803A (ja) * 1998-04-09 1999-10-26 Nec Home Electron Ltd 乗員検知システム及び乗員検知方法

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