JPH07270541A - 誘電体検出装置 - Google Patents
誘電体検出装置Info
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- JPH07270541A JPH07270541A JP6227894A JP6227894A JPH07270541A JP H07270541 A JPH07270541 A JP H07270541A JP 6227894 A JP6227894 A JP 6227894A JP 6227894 A JP6227894 A JP 6227894A JP H07270541 A JPH07270541 A JP H07270541A
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- detection electrode
- dielectric
- electrode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シ−トクッションの吸湿による誘電率変化に
対して、乗員検出の誤動作をなくする。 【構成】 シ−ト4に埋込んだ2つの電極13,11間
に形成される静電容量Cpを測定する。電極11,1
2,13と検出回路との間にスイッチSW1,SW2を
設けて状態を順次に切換え、Cb+Cpを接続して検出
したt1と、Ca+Cpを接続して検出したt2と、C
a+Cbを接続して検出したt3に基づいて、計算によ
りCpを求める。
対して、乗員検出の誤動作をなくする。 【構成】 シ−ト4に埋込んだ2つの電極13,11間
に形成される静電容量Cpを測定する。電極11,1
2,13と検出回路との間にスイッチSW1,SW2を
設けて状態を順次に切換え、Cb+Cpを接続して検出
したt1と、Ca+Cpを接続して検出したt2と、C
a+Cbを接続して検出したt3に基づいて、計算によ
りCpを求める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘電体検出装置に関し、
例えば自動車の座席上に乗員が存在するか否かを検出す
るのに利用しうる。
例えば自動車の座席上に乗員が存在するか否かを検出す
るのに利用しうる。
【0002】
【従来の技術】例えば車輌においては、乗員が座席に着
座したときに自動的に装着状態になる自動シ−トベルト
装置,乗員が降車した時に自動的に窓を閉じる自動パワ
−ウインドゥ装置,乗員が降車した時に自動的にドアを
ロックする自動ドアロック装置等々を設置することが提
案されている。この種の装置においては、乗員が座席に
着座しているか否か、あるいは乗員が車内にいるか否か
を検出する手段が必要とされる。
座したときに自動的に装着状態になる自動シ−トベルト
装置,乗員が降車した時に自動的に窓を閉じる自動パワ
−ウインドゥ装置,乗員が降車した時に自動的にドアを
ロックする自動ドアロック装置等々を設置することが提
案されている。この種の装置においては、乗員が座席に
着座しているか否か、あるいは乗員が車内にいるか否か
を検出する手段が必要とされる。
【0003】そこで従来より、人間が誘電体であること
を考慮して、車室内に配置した電極によって形成される
コンデンサ中に、車上の人間が存在する位置が含まれる
ように構成し、測定したコンデンサの静電容量の値を調
べることにより、乗員の有無を検出することが実施され
ている。
を考慮して、車室内に配置した電極によって形成される
コンデンサ中に、車上の人間が存在する位置が含まれる
ように構成し、測定したコンデンサの静電容量の値を調
べることにより、乗員の有無を検出することが実施され
ている。
【0004】例えば、特開平1−113692号に開示
された技術では、車上の座席に内蔵した1つの検出電極
と車輌ボディとの間に形成されるコンデンサの静電容量
を測定した結果から乗員の有無を検出するように構成し
てある。
された技術では、車上の座席に内蔵した1つの検出電極
と車輌ボディとの間に形成されるコンデンサの静電容量
を測定した結果から乗員の有無を検出するように構成し
てある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車上の座席
に内蔵される1つの検出電極と車輌ボディとの間には、
空気の存在する空間だけでなく、座席を構成する表皮,
シ−トクッション等も存在する。空気だけが存在する空
間の誘電率はほぼ一定であるが、座席を構成する表皮,
シ−トクッション等の誘電率は大きく変動する場合があ
る。例えば、雨天時に座席が雨水で濡れると、表皮,シ
−トクッション等の吸水によって、その誘電率が通常と
比べて大きく変化するので、これらの部材を含むコンデ
ンサの静電容量が、乗員の有無とは無関係に大幅に変化
する。
に内蔵される1つの検出電極と車輌ボディとの間には、
空気の存在する空間だけでなく、座席を構成する表皮,
シ−トクッション等も存在する。空気だけが存在する空
間の誘電率はほぼ一定であるが、座席を構成する表皮,
シ−トクッション等の誘電率は大きく変動する場合があ
る。例えば、雨天時に座席が雨水で濡れると、表皮,シ
−トクッション等の吸水によって、その誘電率が通常と
比べて大きく変化するので、これらの部材を含むコンデ
ンサの静電容量が、乗員の有無とは無関係に大幅に変化
する。
【0006】座席を構成する部材が乾燥している場合に
は、乗員が存在しない時に検出される静電容量C1と、
乗員が着座している時に検出される静電容量C2との関
係が、確実にC1<C2になるので、例えば(C1+C
2)/2を乗員の有無を識別するための静電容量のしき
い値Cref に定めると、C1<Cref <C2になり、検
出した静電容量Cdetが、Cdet<Crefであれば「乗員
なし」と判定し、Cdet>Crefであれば「乗員有」と判
定しうる。しかしながら、座席を構成する部材が吸水し
ていて乗員が存在しない時に検出される静電容量C11
は、C1<C11になるので、座席を構成する部材の濡
れ具合いなどに応じて、C11<Crefになる場合と、
Cref <C11になる場合とがあり、乗員の有無の検出
に誤りが生じる可能性がある。
は、乗員が存在しない時に検出される静電容量C1と、
乗員が着座している時に検出される静電容量C2との関
係が、確実にC1<C2になるので、例えば(C1+C
2)/2を乗員の有無を識別するための静電容量のしき
い値Cref に定めると、C1<Cref <C2になり、検
出した静電容量Cdetが、Cdet<Crefであれば「乗員
なし」と判定し、Cdet>Crefであれば「乗員有」と判
定しうる。しかしながら、座席を構成する部材が吸水し
ていて乗員が存在しない時に検出される静電容量C11
は、C1<C11になるので、座席を構成する部材の濡
れ具合いなどに応じて、C11<Crefになる場合と、
Cref <C11になる場合とがあり、乗員の有無の検出
に誤りが生じる可能性がある。
【0007】従って本発明は、検出対象の誘電体以外
の、座席を構成する部材などの誘電率の変化に対して、
誤検出の発生の可能性を低減することを課題とする。
の、座席を構成する部材などの誘電率の変化に対して、
誤検出の発生の可能性を低減することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の誘電体検出装置は、誘電体検出対象領域の
近傍に配置された共通電極(12);前記誘電体検出対
象領域の近傍の、前記共通電極とは別の位置に配置され
た第1の検出電極(13);前記誘電体検出対象領域の
近傍の、前記共通電極及び第1の検出電極とは別の位置
に配置された第2の検出電極(11);それに接続され
るコンデンサの静電容量に応じた結果を出力する、静電
容量測定手段(IC1);前記共通電極,第1の検出電
極,第2の検出電極,及び静電容量測定手段の間の接続
状態を切換えるスイッチ手段(SW1,SW2);及び
前記スイッチ手段を制御してその接続状態を切換え、前
記静電容量測定手段が出力する複数の接続状態における
測定結果に基づいて、検出対象誘電体に関する情報を出
力する、誘電体識別手段(IC2);を備える。
に、本発明の誘電体検出装置は、誘電体検出対象領域の
近傍に配置された共通電極(12);前記誘電体検出対
象領域の近傍の、前記共通電極とは別の位置に配置され
た第1の検出電極(13);前記誘電体検出対象領域の
近傍の、前記共通電極及び第1の検出電極とは別の位置
に配置された第2の検出電極(11);それに接続され
るコンデンサの静電容量に応じた結果を出力する、静電
容量測定手段(IC1);前記共通電極,第1の検出電
極,第2の検出電極,及び静電容量測定手段の間の接続
状態を切換えるスイッチ手段(SW1,SW2);及び
前記スイッチ手段を制御してその接続状態を切換え、前
記静電容量測定手段が出力する複数の接続状態における
測定結果に基づいて、検出対象誘電体に関する情報を出
力する、誘電体識別手段(IC2);を備える。
【0009】また、請求項2の発明では、前記誘電体識
別手段(IC2)を、前記共通電極と第1の検出電極と
を接続して第2の検出電極と静電容量測定手段とを接続
した状態で測定される第1の値(t1),前記共通電極
と第2の検出電極とを接続して第1の検出電極と静電容
量測定手段とを接続した状態で測定される第2の値(t
2),及び前記第1の検出電極と第2の検出電極とを同
時に静電容量測定手段に接続した状態で測定される第3
の値(t3)に基づいて、検出対象誘電体に関する情報
(Cp)を生成するように構成する。
別手段(IC2)を、前記共通電極と第1の検出電極と
を接続して第2の検出電極と静電容量測定手段とを接続
した状態で測定される第1の値(t1),前記共通電極
と第2の検出電極とを接続して第1の検出電極と静電容
量測定手段とを接続した状態で測定される第2の値(t
2),及び前記第1の検出電極と第2の検出電極とを同
時に静電容量測定手段に接続した状態で測定される第3
の値(t3)に基づいて、検出対象誘電体に関する情報
(Cp)を生成するように構成する。
【0010】また請求項3の発明では、前記第1の検出
電極(13)が座席ベ−ス部の上面近傍に配置され、前
記第2の検出電極(11)が座席背もたれ部の表面近傍
に配置される。
電極(13)が座席ベ−ス部の上面近傍に配置され、前
記第2の検出電極(11)が座席背もたれ部の表面近傍
に配置される。
【0011】なお上記括弧内に示した記号は、後述する
実施例中の対応する要素の符号を参考までに示したもの
であるが、本発明の各構成要素は実施例中の具体的な要
素のみに限定されるものではない。
実施例中の対応する要素の符号を参考までに示したもの
であるが、本発明の各構成要素は実施例中の具体的な要
素のみに限定されるものではない。
【0012】
【作用】本発明においては、誘電体検出対象領域の近傍
の互いに異なる位置に、共通電極(12),第1の検出
電極(13),及び第2の検出電極(11)が配置され
ている。これらの電極は、スイッチ手段(SW1,SW
2)を介して静電容量測定手段(IC1)の入力に接続
される。従って、スイッチ手段を切換えることにより、
静電容量測定手段に接続されるコンデンサの静電容量が
変わる。
の互いに異なる位置に、共通電極(12),第1の検出
電極(13),及び第2の検出電極(11)が配置され
ている。これらの電極は、スイッチ手段(SW1,SW
2)を介して静電容量測定手段(IC1)の入力に接続
される。従って、スイッチ手段を切換えることにより、
静電容量測定手段に接続されるコンデンサの静電容量が
変わる。
【0013】共通電極,第1の検出電極及び第2の検出
電極によって形成される電気回路には、次の3種類のコ
ンデンサが形成されうる。第1のコンデンサCaは第1
の検出電極と共通電極との間に形成され、第2のコンデ
ンサCbは第2の検出電極と共通電極との間に形成さ
れ、第3のコンデンサCpは第1の検出電極と第2の検
出電極との間に形成される。
電極によって形成される電気回路には、次の3種類のコ
ンデンサが形成されうる。第1のコンデンサCaは第1
の検出電極と共通電極との間に形成され、第2のコンデ
ンサCbは第2の検出電極と共通電極との間に形成さ
れ、第3のコンデンサCpは第1の検出電極と第2の検
出電極との間に形成される。
【0014】第1の検出電極と共通電極とを短絡して電
2の検出電極と共通電極とを静電容量測定手段に接続す
ると、前記第2のコンデンサCbと第3のコンデンサC
pとが並列に接続された回路の静電容量(Cb+Cp)
が静電容量測定手段に接続される。また、第2の検出電
極と共通電極とを短絡して電1の検出電極と共通電極と
を静電容量測定手段に接続すると、前記第1のコンデン
サCaと第3のコンデンサCpとが並列に接続された回
路の静電容量(Ca+Cp)が静電容量測定手段に接続
される。更に、第1の検出電極と第2の検出電極とを短
絡してこれらの電極と共通電極とを静電容量測定手段に
接続すると、前記第1のコンデンサCaと第2のコンデ
ンサCbとが並列に接続された回路の静電容量(Ca+
Cb)が静電容量測定手段に接続される。従って、静電
容量測定手段は、複数の測定結果に基づいて前記第1の
コンデンサCa,第2のコンデンサCb及び第3のコン
デンサCpのいずれの静電容量も計算して求めることが
可能である。
2の検出電極と共通電極とを静電容量測定手段に接続す
ると、前記第2のコンデンサCbと第3のコンデンサC
pとが並列に接続された回路の静電容量(Cb+Cp)
が静電容量測定手段に接続される。また、第2の検出電
極と共通電極とを短絡して電1の検出電極と共通電極と
を静電容量測定手段に接続すると、前記第1のコンデン
サCaと第3のコンデンサCpとが並列に接続された回
路の静電容量(Ca+Cp)が静電容量測定手段に接続
される。更に、第1の検出電極と第2の検出電極とを短
絡してこれらの電極と共通電極とを静電容量測定手段に
接続すると、前記第1のコンデンサCaと第2のコンデ
ンサCbとが並列に接続された回路の静電容量(Ca+
Cb)が静電容量測定手段に接続される。従って、静電
容量測定手段は、複数の測定結果に基づいて前記第1の
コンデンサCa,第2のコンデンサCb及び第3のコン
デンサCpのいずれの静電容量も計算して求めることが
可能である。
【0015】ここで、例えば共通電極を自動車のボディ
ア−ス電極と仮定し、第1の検出電極及び第2の検出電
極をそれぞれ自動車内の座席内に埋込まれた電極と仮定
すると、前記第1のコンデンサCa及び第2のコンデン
サCbの静電容量の大きさは、例えばシ−トクッション
部材の吸湿度合いの影響を強く受けるが、第3のコンデ
ンサCp静電容量の大きさは、シ−トクッション部材の
吸湿度合いの影響をほとんど受けない。また、第3のコ
ンデンサCpを構成する第1の検出電極と第2の検出電
極との間の空間は、座席の近傍であるため、第3のコン
デンサCpの静電容量は、座席の近傍に乗員(誘電体で
ある人間)が存在するか否か、あるいは乗員が着座して
いるか否かに応じて大きく変化する。
ア−ス電極と仮定し、第1の検出電極及び第2の検出電
極をそれぞれ自動車内の座席内に埋込まれた電極と仮定
すると、前記第1のコンデンサCa及び第2のコンデン
サCbの静電容量の大きさは、例えばシ−トクッション
部材の吸湿度合いの影響を強く受けるが、第3のコンデ
ンサCp静電容量の大きさは、シ−トクッション部材の
吸湿度合いの影響をほとんど受けない。また、第3のコ
ンデンサCpを構成する第1の検出電極と第2の検出電
極との間の空間は、座席の近傍であるため、第3のコン
デンサCpの静電容量は、座席の近傍に乗員(誘電体で
ある人間)が存在するか否か、あるいは乗員が着座して
いるか否かに応じて大きく変化する。
【0016】本発明では、誘電体識別手段(IC2)
が、静電容量測定手段の出力する複数の接続状態におけ
る測定結果に基づいて、検出対象誘電体に関する情報を
生成するので、上記第3のコンデンサCpの静電容量か
ら、検出対象誘電体を検出することができる。従って、
シ−トクッション部材の吸湿度合い等の検出結果への影
響を大幅に低減しうる。
が、静電容量測定手段の出力する複数の接続状態におけ
る測定結果に基づいて、検出対象誘電体に関する情報を
生成するので、上記第3のコンデンサCpの静電容量か
ら、検出対象誘電体を検出することができる。従って、
シ−トクッション部材の吸湿度合い等の検出結果への影
響を大幅に低減しうる。
【0017】また請求項2によれば、前記コンデンサC
a,Cpによって形成される静電容量(Ca+Cp)に
対応する第1の値(t1),前記コンデンサCb,Cp
によって形成される静電容量(Cb+Cp)に対応する
第2の値(t2),及び前記コンデンサCa,Cbによ
って形成される静電容量(Ca+Cb)に対応する第3
の値(t3)に基づいて、検出対象誘電体の影響を受け
て変化する第3のコンデンサCpの静電容量を確実に検
出することができる。
a,Cpによって形成される静電容量(Ca+Cp)に
対応する第1の値(t1),前記コンデンサCb,Cp
によって形成される静電容量(Cb+Cp)に対応する
第2の値(t2),及び前記コンデンサCa,Cbによ
って形成される静電容量(Ca+Cb)に対応する第3
の値(t3)に基づいて、検出対象誘電体の影響を受け
て変化する第3のコンデンサCpの静電容量を確実に検
出することができる。
【0018】また請求項3によれば、前記第1の検出電
極が座席ベ−ス部の上面近傍に配置され、前記第2の検
出電極が座席背もたれ部の表面近傍に配置されるので、
前記第3のコンデンサCpの静電容量が、シ−トクッシ
ョン部材等の吸湿度合いの影響を受けにくく、より確実
に乗員の有無を検出しうる。
極が座席ベ−ス部の上面近傍に配置され、前記第2の検
出電極が座席背もたれ部の表面近傍に配置されるので、
前記第3のコンデンサCpの静電容量が、シ−トクッシ
ョン部材等の吸湿度合いの影響を受けにくく、より確実
に乗員の有無を検出しうる。
【0019】
【実施例】実施例の装置の構成を図1に示す。この装置
は、自動車2上に搭載されており、運転者用の座席4に
乗員1が着座しているか否かを検出する。座席4は、大
きく分けると、シ−トベ−ス部4aとシ−トバック部4
bで構成されている。図示しないが、シ−トベ−ス部4
aとシ−トバック部4bは、各々、着座面を形作るメイ
ンクッション,シ−トとしての弾性を付与するばね部
材,それらを覆う表皮部材,座席を支持するシ−トパン
などのフレ−ム部材によって構成されており、フレ−ム
部材は、スライドレ−ルやブラケットを介して、自動車
2のボディ9に固定されている。
は、自動車2上に搭載されており、運転者用の座席4に
乗員1が着座しているか否かを検出する。座席4は、大
きく分けると、シ−トベ−ス部4aとシ−トバック部4
bで構成されている。図示しないが、シ−トベ−ス部4
aとシ−トバック部4bは、各々、着座面を形作るメイ
ンクッション,シ−トとしての弾性を付与するばね部
材,それらを覆う表皮部材,座席を支持するシ−トパン
などのフレ−ム部材によって構成されており、フレ−ム
部材は、スライドレ−ルやブラケットを介して、自動車
2のボディ9に固定されている。
【0020】この実施例では、シ−トベ−ス部4aとシ
−トバック部4bに、それぞれ検出電極13及び11が
内蔵されている。検出電極13及び11は、矩形の導電
性織布で構成してあり、乗員1が座席4に着座している
時に、乗員1の体の一部分と接触しうる座席4上の着座
領域と対向するように配置されている。実際には、検出
電極13及び11は、座席4を構成する表皮の乗員1と
接触する部分とメインクッションとの間に挟まれて固定
されている。従って、検出電極13及び11は、各々、
着座した乗員1の体と近接した位置に存在する。
−トバック部4bに、それぞれ検出電極13及び11が
内蔵されている。検出電極13及び11は、矩形の導電
性織布で構成してあり、乗員1が座席4に着座している
時に、乗員1の体の一部分と接触しうる座席4上の着座
領域と対向するように配置されている。実際には、検出
電極13及び11は、座席4を構成する表皮の乗員1と
接触する部分とメインクッションとの間に挟まれて固定
されている。従って、検出電極13及び11は、各々、
着座した乗員1の体と近接した位置に存在する。
【0021】自動車2のボディ9は大部分が金属製であ
り、その金属部分は、自動車2上の電気回路のア−スラ
インと接続されている。即ち、ボディ9の金属部分は、
ア−ス電極12を形成している。
り、その金属部分は、自動車2上の電気回路のア−スラ
インと接続されている。即ち、ボディ9の金属部分は、
ア−ス電極12を形成している。
【0022】座席4の検出電極13,11とア−ス電極
12は、電子制御ユニットECUと接続されている。電
子制御ユニットECUは、検出回路IC1,判定回路I
C2,切換回路IC3,及び出力回路OCを備えてお
り、検出電極13,11及びア−ス電極12間に形成さ
れるコンデンサの静電容量から、乗員1が座席4に着座
しているか否かを識別する。
12は、電子制御ユニットECUと接続されている。電
子制御ユニットECUは、検出回路IC1,判定回路I
C2,切換回路IC3,及び出力回路OCを備えてお
り、検出電極13,11及びア−ス電極12間に形成さ
れるコンデンサの静電容量から、乗員1が座席4に着座
しているか否かを識別する。
【0023】電子制御ユニットECUの具体的な構成は
図2に示されているが、これを説明する前に、乗員1が
座席4に着座しているか否かを識別するための原理につ
いて説明する。
図2に示されているが、これを説明する前に、乗員1が
座席4に着座しているか否かを識別するための原理につ
いて説明する。
【0024】検出電極13,11及びア−ス電極12で
構成される電気回路に関する等価回路を図3に示す。図
3を参照すると、検出電極13とア−ス電極12との間
の空間にはメインクッション5が介在しており、検出電
極11とア−ス電極12との間の空間にはメインクッシ
ョン5Bが介在しており、検出電極13と検出電極11
との間の空間には、表皮8,乗員1,表皮8Bが介在し
ている。乗員1が着座していない時には、表皮8と表皮
8Bとの間の空間には空気が存在する。
構成される電気回路に関する等価回路を図3に示す。図
3を参照すると、検出電極13とア−ス電極12との間
の空間にはメインクッション5が介在しており、検出電
極11とア−ス電極12との間の空間にはメインクッシ
ョン5Bが介在しており、検出電極13と検出電極11
との間の空間には、表皮8,乗員1,表皮8Bが介在し
ている。乗員1が着座していない時には、表皮8と表皮
8Bとの間の空間には空気が存在する。
【0025】検出電極13とア−ス電極12との間の静
電容量Caは、メインクッション5の誘電率に応じて変
化し、検出電極11とア−ス電極12との間の静電容量
Cbは、メインクッション5Bの誘電率に応じて変化す
るが、メインクッション5及び5Bの誘電率は、空気中
の水分量(即ち湿度)などの影響を大きく受ける。一
方、検出電極13と検出電極11との間の静電容量Cp
は、表皮8と表皮8Bとの間に乗員1が存在するか否か
に応じて大きく変化する。即ち、乗員1の人体は誘電体
であり、その誘電率が空気の誘電率に比べてはるかに大
きいので、乗員1の有無に応じて静電容量Cpが大きな
影響を受ける。検出電極13と検出電極11との間の空
間の大きさに比べて、表皮8及び表皮8Bの厚みは小さ
いので、それらの誘電率の変化は、静電容量Cpに大き
な影響を及ぼさない。つまり、静電容量Cpの大きさが
検出できれば、空気中の水分量(即ち湿度)などの影響
を受けずに、乗員1の着座の有無を検出しうる。
電容量Caは、メインクッション5の誘電率に応じて変
化し、検出電極11とア−ス電極12との間の静電容量
Cbは、メインクッション5Bの誘電率に応じて変化す
るが、メインクッション5及び5Bの誘電率は、空気中
の水分量(即ち湿度)などの影響を大きく受ける。一
方、検出電極13と検出電極11との間の静電容量Cp
は、表皮8と表皮8Bとの間に乗員1が存在するか否か
に応じて大きく変化する。即ち、乗員1の人体は誘電体
であり、その誘電率が空気の誘電率に比べてはるかに大
きいので、乗員1の有無に応じて静電容量Cpが大きな
影響を受ける。検出電極13と検出電極11との間の空
間の大きさに比べて、表皮8及び表皮8Bの厚みは小さ
いので、それらの誘電率の変化は、静電容量Cpに大き
な影響を及ぼさない。つまり、静電容量Cpの大きさが
検出できれば、空気中の水分量(即ち湿度)などの影響
を受けずに、乗員1の着座の有無を検出しうる。
【0026】検出電極13,11及びア−ス電極12
と、電子制御ユニットECUの主要機能部分だけを抽出
して簡略化したものを図4に示す。図4を参照すると、
電子制御ユニットECUの信号ラインLxは、2つのス
イッチSW1,SW2を介して、検出電極13及び11
と接続されている。スイッチSW1及びSW2はアナロ
グスイッチであり、各々、その共通端子cを他の端子
a,bのいずれかと接続することができる。スイッチS
W1は、共通端子cが検出電極13と接続され、端子a
が接地され、端子bが信号ラインLxに接続されてい
る。スイッチSW2は、共通端子cが検出電極11と接
続され、端子aが接地され、端子bが信号ラインLxに
接続されている。
と、電子制御ユニットECUの主要機能部分だけを抽出
して簡略化したものを図4に示す。図4を参照すると、
電子制御ユニットECUの信号ラインLxは、2つのス
イッチSW1,SW2を介して、検出電極13及び11
と接続されている。スイッチSW1及びSW2はアナロ
グスイッチであり、各々、その共通端子cを他の端子
a,bのいずれかと接続することができる。スイッチS
W1は、共通端子cが検出電極13と接続され、端子a
が接地され、端子bが信号ラインLxに接続されてい
る。スイッチSW2は、共通端子cが検出電極11と接
続され、端子aが接地され、端子bが信号ラインLxに
接続されている。
【0027】発振器OSCは、周期が一定の矩形波の信
号SG1(図5参照)を出力する。この信号SG1は、
バッファBFを通り、検出電極13,11及びア−ス電
極12で構成されるコンデンサと抵抗器RとでなるCR
時定数回路に供給される。従って、信号ラインLxに現
われる信号SG2(図5参照)は、CR時定数回路の影
響によって、SG1に比べ、信号の立上りと立下りがな
だらかになる。信号SG2の立上りと立下りのカ−ブ
は、CR時定数回路の時定数、即ちコンデンサの静電容
量に応じて変化する。
号SG1(図5参照)を出力する。この信号SG1は、
バッファBFを通り、検出電極13,11及びア−ス電
極12で構成されるコンデンサと抵抗器RとでなるCR
時定数回路に供給される。従って、信号ラインLxに現
われる信号SG2(図5参照)は、CR時定数回路の影
響によって、SG1に比べ、信号の立上りと立下りがな
だらかになる。信号SG2の立上りと立下りのカ−ブ
は、CR時定数回路の時定数、即ちコンデンサの静電容
量に応じて変化する。
【0028】信号SG1及びSG2は、イクスクル−シ
ブオアゲ−トG1に入力される。このイクスクル−シブ
オアゲ−トG1は、信号SG1の振幅Eの半分の電圧
(E/2)をしきい値として、信号のレベルを高/低の
2値に識別する。イクスクル−シブオアゲ−トG1が出
力する信号SG3は、信号SG1及びSG2の2値レベ
ルが一致する時には低レベルになり、一致しない時には
高レベルになる。信号SG1及びSG2の2値レベルが
一致しないのは、信号SG1の立上り時点から信号SG
2がE/2に上昇するまでの間、及び信号SG1の立下
り時点から信号SG2がE/2に降下するまでの間であ
る。
ブオアゲ−トG1に入力される。このイクスクル−シブ
オアゲ−トG1は、信号SG1の振幅Eの半分の電圧
(E/2)をしきい値として、信号のレベルを高/低の
2値に識別する。イクスクル−シブオアゲ−トG1が出
力する信号SG3は、信号SG1及びSG2の2値レベ
ルが一致する時には低レベルになり、一致しない時には
高レベルになる。信号SG1及びSG2の2値レベルが
一致しないのは、信号SG1の立上り時点から信号SG
2がE/2に上昇するまでの間、及び信号SG1の立下
り時点から信号SG2がE/2に降下するまでの間であ
る。
【0029】この実施例では、判定器DETは、信号S
G3を監視し、信号SG1の立下り時点から信号SG2
がE/2に降下するまでの間の時間Tに基づいて、乗員
1の着座の有無を識別する。実際には、スイッチSW1
及びSW2の状態を順次に切換え、3種類の状態におけ
る時間Tをそれぞれ測定し、それらの結果に基づいて着
座の識別を実施する。
G3を監視し、信号SG1の立下り時点から信号SG2
がE/2に降下するまでの間の時間Tに基づいて、乗員
1の着座の有無を識別する。実際には、スイッチSW1
及びSW2の状態を順次に切換え、3種類の状態におけ
る時間Tをそれぞれ測定し、それらの結果に基づいて着
座の識別を実施する。
【0030】ここで、電極13−12間に形成されるコ
ンデンサCaの静電容量をCaとし、電極11−12間
に形成されるコンデンサCbの静電容量をCbとし、電
極13−11間に形成されるコンデンサCpの静電容量
をCpで表わす。
ンデンサCaの静電容量をCaとし、電極11−12間
に形成されるコンデンサCbの静電容量をCbとし、電
極13−11間に形成されるコンデンサCpの静電容量
をCpで表わす。
【0031】スイッチSW1の端子c−a間を接続し、
スイッチSW2の端子c−b間を接続すると、信号ライ
ンLx−ア−ス間の静電容量CxがCb+Cpになるの
で、この場合に測定される時間Tをt1とすれば次式が
成立する。
スイッチSW2の端子c−b間を接続すると、信号ライ
ンLx−ア−ス間の静電容量CxがCb+Cpになるの
で、この場合に測定される時間Tをt1とすれば次式が
成立する。
【0032】 Cb+Cp=−(t1/(R・ln2)) ・・・(1) 同様にスイッチSW1の端子c−b間を接続し、スイッ
チSW2の端子c−a間を接続すると、信号ラインLx
−ア−ス間の静電容量CxがCa+Cpになるので、こ
の場合に測定される時間Tをt2とすれば次式が成立す
る。
チSW2の端子c−a間を接続すると、信号ラインLx
−ア−ス間の静電容量CxがCa+Cpになるので、こ
の場合に測定される時間Tをt2とすれば次式が成立す
る。
【0033】 Ca+Cp=−(t2/(R・ln2)) ・・・(2) また、スイッチSW1の端子c−b間を接続し、スイッ
チSW2の端子c−b間を接続すると、信号ラインLx
−ア−ス間の静電容量CxがCa+Cbになるので、こ
の場合に測定される時間Tをt3とすれば次式が成立す
る。
チSW2の端子c−b間を接続すると、信号ラインLx
−ア−ス間の静電容量CxがCa+Cbになるので、こ
の場合に測定される時間Tをt3とすれば次式が成立す
る。
【0034】 Ca+Cb=−(t3/(R・ln2)) ・・・(3) 従って、次の第4式が成立する。
【0035】 Cp=(t3−t1−t2)/(2・R・ln2)・・(4) 即ち、時間t1,t2及びt3を測定すれば、第4式か
ら静電容量Cpを求めることができる。前述のように、
静電容量Cpは湿度等の影響を受けにくく、乗員1の着
座の有無に応じて大きく変化するので、静電容量Cpの
大きさをしきい値と比較することによって、乗員1の着
座の有無を識別できる。
ら静電容量Cpを求めることができる。前述のように、
静電容量Cpは湿度等の影響を受けにくく、乗員1の着
座の有無に応じて大きく変化するので、静電容量Cpの
大きさをしきい値と比較することによって、乗員1の着
座の有無を識別できる。
【0036】ここで図2を参照し、実際の電子制御ユニ
ットECUについて説明する。検出回路IC1は、ゲ−
トアレイであり、1つの集積回路として構成されてい
る。この検出回路IC1には、図4の発振器OSC,バ
ッファBF,イクスクル−シブオアゲ−トG1,及び判
定器DETの一部の機能が組込まれている。抵抗器R1
が図4のRに対応する。アナログコンパレ−タCMP1
は、信号ラインLxの電圧をしきい値(E/2)と比較
して2値信号を生成し、この2値信号を検出回路IC1
内部のイクスクル−シブオアゲ−トG1の一方の入力に
印加する。イクスクル−シブオアゲ−トG1のもう一方
の入力には、発振器OSCの出力信号が印加される。O
SC1は、発振器OSCの一部を構成する水晶回路であ
る。もう1つのアナログコンパレ−タCMP1は、電圧
の異常低下を検出するために設けられている。即ち、例
えば電源電圧の変動や故障などによって、発振器が出力
する信号の振幅Eが低下すると、測定される時間t1,
t2,t3に誤りが生じるので、信号ラインLxの電圧
を予め定めたしきい値と比較して2値信号を生成する。
この2値信号により、信号ラインLxの高レベルの電圧
Eの異常低下を検出できる。また、検出回路IC1はタ
イマを内蔵しており、前記時間Tを測定することができ
る。
ットECUについて説明する。検出回路IC1は、ゲ−
トアレイであり、1つの集積回路として構成されてい
る。この検出回路IC1には、図4の発振器OSC,バ
ッファBF,イクスクル−シブオアゲ−トG1,及び判
定器DETの一部の機能が組込まれている。抵抗器R1
が図4のRに対応する。アナログコンパレ−タCMP1
は、信号ラインLxの電圧をしきい値(E/2)と比較
して2値信号を生成し、この2値信号を検出回路IC1
内部のイクスクル−シブオアゲ−トG1の一方の入力に
印加する。イクスクル−シブオアゲ−トG1のもう一方
の入力には、発振器OSCの出力信号が印加される。O
SC1は、発振器OSCの一部を構成する水晶回路であ
る。もう1つのアナログコンパレ−タCMP1は、電圧
の異常低下を検出するために設けられている。即ち、例
えば電源電圧の変動や故障などによって、発振器が出力
する信号の振幅Eが低下すると、測定される時間t1,
t2,t3に誤りが生じるので、信号ラインLxの電圧
を予め定めたしきい値と比較して2値信号を生成する。
この2値信号により、信号ラインLxの高レベルの電圧
Eの異常低下を検出できる。また、検出回路IC1はタ
イマを内蔵しており、前記時間Tを測定することができ
る。
【0037】検出回路IC1には、判定回路IC2が接
続されている。判定回路IC2は、シングルチップのマ
イクロコンピュ−タで構成してあり、検出回路IC1が
出力する情報Tに基づいて、乗員1の着座の有無を識別
する。検出回路IC1がその出力ポ−トSOTに出力す
る信号は、2値信号であり、シリアルデ−タとして、判
定回路IC2の入力ポ−トIN3に入力される。また、
判定回路IC2は、アナログスイッチで構成されるスイ
ッチSW1及びSW2に制御信号を送り、それらの状態
を切換えることができる。
続されている。判定回路IC2は、シングルチップのマ
イクロコンピュ−タで構成してあり、検出回路IC1が
出力する情報Tに基づいて、乗員1の着座の有無を識別
する。検出回路IC1がその出力ポ−トSOTに出力す
る信号は、2値信号であり、シリアルデ−タとして、判
定回路IC2の入力ポ−トIN3に入力される。また、
判定回路IC2は、アナログスイッチで構成されるスイ
ッチSW1及びSW2に制御信号を送り、それらの状態
を切換えることができる。
【0038】判定回路IC2の動作の主要部分を図6及
び図7に示す。図6及び図7を参照して判定回路IC2
のマイクロコンピュ−タの動作を説明する。電源がオン
すると、あるいはイグニッションキ−の操作に連動して
動作するイグニッションスイッチIGやアクセサリスイ
ッチACCのオン/オフを検出すると、図6のステップ
61で初期化を実施し、次のステップ62で「容量デ−
タ計算」処理を実施し、次のステップ63で乗員の有無
を識別する。これらの処理が繰り返し実施される。ステ
ップ62の具体的な内容が、図7に示す処理の内容であ
る。
び図7に示す。図6及び図7を参照して判定回路IC2
のマイクロコンピュ−タの動作を説明する。電源がオン
すると、あるいはイグニッションキ−の操作に連動して
動作するイグニッションスイッチIGやアクセサリスイ
ッチACCのオン/オフを検出すると、図6のステップ
61で初期化を実施し、次のステップ62で「容量デ−
タ計算」処理を実施し、次のステップ63で乗員の有無
を識別する。これらの処理が繰り返し実施される。ステ
ップ62の具体的な内容が、図7に示す処理の内容であ
る。
【0039】図7のステップ71では、スイッチSW1
及びSW2を制御し、SW1の共通端子cと端子aを接
続し、SW2の共通端子cと端子bを接続する。これに
よって、信号ラインLxとア−スとの間に接続される静
電容量Cxは、Cb+Cpになる。そこで、次のステッ
プ72では、検出回路IC1を制御して時間Tの測定を
実施する。検出回路IC1がここで測定した時間Tのデ
−タを判定回路IC2に入力し、この値をt1として内
部のレジスタに保存する。
及びSW2を制御し、SW1の共通端子cと端子aを接
続し、SW2の共通端子cと端子bを接続する。これに
よって、信号ラインLxとア−スとの間に接続される静
電容量Cxは、Cb+Cpになる。そこで、次のステッ
プ72では、検出回路IC1を制御して時間Tの測定を
実施する。検出回路IC1がここで測定した時間Tのデ
−タを判定回路IC2に入力し、この値をt1として内
部のレジスタに保存する。
【0040】次のステップ73では、再びスイッチSW
1及びSW2を制御し、SW1の共通端子cと端子bを
接続し、SW2の共通端子cと端子aを接続する。これ
によって、信号ラインLxとア−スとの間に接続される
静電容量Cxは、Ca+Cpになる。そこで、次のステ
ップ74では、検出回路IC1を制御して時間Tの測定
を実施する。検出回路IC1がここで測定した時間Tの
デ−タを判定回路IC2に入力し、この値をt2として
内部のレジスタに保存する。
1及びSW2を制御し、SW1の共通端子cと端子bを
接続し、SW2の共通端子cと端子aを接続する。これ
によって、信号ラインLxとア−スとの間に接続される
静電容量Cxは、Ca+Cpになる。そこで、次のステ
ップ74では、検出回路IC1を制御して時間Tの測定
を実施する。検出回路IC1がここで測定した時間Tの
デ−タを判定回路IC2に入力し、この値をt2として
内部のレジスタに保存する。
【0041】次のステップ75では、再びスイッチSW
1及びSW2を制御し、SW1の共通端子cと端子bを
接続し、SW2の共通端子cと端子bを接続する。これ
によって、信号ラインLxとア−スとの間に接続される
静電容量Cxは、Ca+Cbになる。そこで、次のステ
ップ76では、検出回路IC1を制御して時間Tの測定
を実施する。検出回路IC1がここで測定した時間Tの
デ−タを判定回路IC2に入力し、この値をt3として
内部のレジスタに保存する。
1及びSW2を制御し、SW1の共通端子cと端子bを
接続し、SW2の共通端子cと端子bを接続する。これ
によって、信号ラインLxとア−スとの間に接続される
静電容量Cxは、Ca+Cbになる。そこで、次のステ
ップ76では、検出回路IC1を制御して時間Tの測定
を実施する。検出回路IC1がここで測定した時間Tの
デ−タを判定回路IC2に入力し、この値をt3として
内部のレジスタに保存する。
【0042】次のステップ77では、これまでに測定し
た3個の時間デ−タt1,t2,t3に基づいて、前記
第4式の計算を実施し、静電容量Cpを求める。そして
静電容量Cpの値をレジスタDbに保存する。
た3個の時間デ−タt1,t2,t3に基づいて、前記
第4式の計算を実施し、静電容量Cpを求める。そして
静電容量Cpの値をレジスタDbに保存する。
【0043】図6のステップ63では、レジスタDbに
保存された静電容量Cpの値を、予め定めたしきい値C
ref と比較した結果を、乗員の着座の有無を示す2値デ
−タとして生成する。この2値デ−タは、判定回路IC
2から検出回路IC1に送られる。検出回路IC1が何
らかの異常を検出していなければ、検出回路IC1は、
判定回路IC2が検出した結果を示す2値デ−タを、2
値信号として、出力回路OCに出力する。出力回路OC
は、検出回路IC1から入力される2値信号に応じて、
外部システム16をオン/オフする。
保存された静電容量Cpの値を、予め定めたしきい値C
ref と比較した結果を、乗員の着座の有無を示す2値デ
−タとして生成する。この2値デ−タは、判定回路IC
2から検出回路IC1に送られる。検出回路IC1が何
らかの異常を検出していなければ、検出回路IC1は、
判定回路IC2が検出した結果を示す2値デ−タを、2
値信号として、出力回路OCに出力する。出力回路OC
は、検出回路IC1から入力される2値信号に応じて、
外部システム16をオン/オフする。
【0044】なお、上記実施例の構成は、次のように変
更してもよい。まず、電極11及び13を構成する材料
として、金属板,導電性樹脂,導電性塗料などを用いて
もよい。また、電極11及び13の両方をシ−トベ−ス
部4aに設置してもよいし、両方をシ−トバック部4b
に設置してもよい。あるいは、電極11及び13の一方
をシ−トベ−ス部4aに設置して他方をボディ床面近傍
に設置してもよいし、一方をボディ床面近傍に設置して
他方をボディ天井に設置してもよい。更に、上記スイッ
チSW1,SW2をアナログスイッチに代えて、リレ−
など他のスイッチ手段で構成してもよい。
更してもよい。まず、電極11及び13を構成する材料
として、金属板,導電性樹脂,導電性塗料などを用いて
もよい。また、電極11及び13の両方をシ−トベ−ス
部4aに設置してもよいし、両方をシ−トバック部4b
に設置してもよい。あるいは、電極11及び13の一方
をシ−トベ−ス部4aに設置して他方をボディ床面近傍
に設置してもよいし、一方をボディ床面近傍に設置して
他方をボディ天井に設置してもよい。更に、上記スイッ
チSW1,SW2をアナログスイッチに代えて、リレ−
など他のスイッチ手段で構成してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、座席を構
成する部材などの誘電率の変化の影響を受けにくい、第
1の検出電極(13)と第2の検出電極(11)との間
の静電容量(Cp)を検出することができるので、検出
対象の誘電体の有無を判定する際に誤りが生じにくい。
成する部材などの誘電率の変化の影響を受けにくい、第
1の検出電極(13)と第2の検出電極(11)との間
の静電容量(Cp)を検出することができるので、検出
対象の誘電体の有無を判定する際に誤りが生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の誘電体検出装置の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】 図1のECUの具体的な構成を示すブロック
図である。
図である。
【図3】 図1の電極部分の電気回路を示す等価回路図
である。
である。
【図4】 図2の電気回路の一部分を示すブロック図で
ある。
ある。
【図5】 図4に示す回路の信号の例を示すタイムチャ
−トである。
−トである。
【図6】 図2のIC2の動作を示すフロ−チャ−トで
ある。
ある。
【図7】 図6のステップ62の詳細を示すフロ−チャ
−トである。
−トである。
1:乗員 2:自動車 4:座席 4a:シ−トベ−ス
部 4b:シ−トバック部 5,5B:メインク
ッション 8,8B:表皮 9:ボディ 11,13:検出電極 12:ア−ス電極 Ca,Cb,Cp:コンデンサ(静電容量) ECU:電子制御ユニット IC1:検出回路 IC2:判定回路 IC3:切換回路 Lx:信号ライン OC:出力回路 SW1,SW2:スイッチ OSC:発振器 BF:バッファ G1:イクスクル−シブオアゲ−ト DET:判定器 CMP1,CMP2:アナログコンパレ−タ
部 4b:シ−トバック部 5,5B:メインク
ッション 8,8B:表皮 9:ボディ 11,13:検出電極 12:ア−ス電極 Ca,Cb,Cp:コンデンサ(静電容量) ECU:電子制御ユニット IC1:検出回路 IC2:判定回路 IC3:切換回路 Lx:信号ライン OC:出力回路 SW1,SW2:スイッチ OSC:発振器 BF:バッファ G1:イクスクル−シブオアゲ−ト DET:判定器 CMP1,CMP2:アナログコンパレ−タ
Claims (3)
- 【請求項1】 誘電体検出対象領域の近傍に配置された
共通電極;前記誘電体検出対象領域の近傍の、前記共通
電極とは別の位置に配置された第1の検出電極;前記誘
電体検出対象領域の近傍の、前記共通電極及び第1の検
出電極とは別の位置に配置された第2の検出電極;それ
に接続されるコンデンサの静電容量に応じた結果を出力
する、静電容量測定手段;前記共通電極,第1の検出電
極,第2の検出電極,及び静電容量測定手段の間の接続
状態を切換えるスイッチ手段;及び前記スイッチ手段を
制御してその接続状態を切換え、前記静電容量測定手段
が出力する複数の接続状態における測定結果に基づい
て、検出対象誘電体に関する情報を出力する、誘電体識
別手段;を備える、誘電体検出装置。 - 【請求項2】 前記誘電体識別手段は、前記共通電極と
第1の検出電極とを接続して第2の検出電極と静電容量
測定手段とを接続した状態で測定される第1の値,前記
共通電極と第2の検出電極とを接続して第1の検出電極
と静電容量測定手段とを接続した状態で測定される第2
の値,及び前記第1の検出電極と第2の検出電極とを同
時に静電容量測定手段に接続した状態で測定される第3
の値に基づいて、検出対象誘電体に関する情報を生成す
る、前記請求項1記載の誘電体検出装置。 - 【請求項3】 前記第1の検出電極が座席ベ−ス部の上
面近傍に配置され、前記第2の検出電極が座席背もたれ
部の表面近傍に配置された、前記請求項1記載の誘電体
検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6227894A JPH07270541A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 誘電体検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6227894A JPH07270541A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 誘電体検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07270541A true JPH07270541A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13195522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6227894A Pending JPH07270541A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 誘電体検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07270541A (ja) |
Cited By (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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DE10010531A1 (de) * | 2000-03-03 | 2001-09-13 | Bayerische Motoren Werke Ag | Verfahren zur kapazitiven Objekterkennung bei Fahrzeugen |
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