JPH1178420A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

空気入りラジアルタイヤ

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Publication number
JPH1178420A
JPH1178420A JP9245128A JP24512897A JPH1178420A JP H1178420 A JPH1178420 A JP H1178420A JP 9245128 A JP9245128 A JP 9245128A JP 24512897 A JP24512897 A JP 24512897A JP H1178420 A JPH1178420 A JP H1178420A
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JP
Japan
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tread
rubber
tire
short fibers
modulus
Prior art date
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Pending
Application number
JP9245128A
Other languages
English (en)
Inventor
Riichiro Mama
理一郎 真間
Daisuke Kanari
大輔 金成
Kazuto Yamakawa
賀津人 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレッドゴムの改善によってドライ路面にお
ける制動性能とウエット路面における制動性能との両立
を可能にした空気入りラジアルタイヤを提供する。 【解決手段】 トレッド4のトレッドゴム中に、少なく
とも2種類のポリマーが横断面で海島構造をなす短繊維
(A)がフィブリル化した短繊維(A’)をゴム100
重量部に対して0.5〜15重量部配合し、短繊維
(A’)をタイヤ周方向に配向させて、トレッドのタイ
ヤ径方向のモジュラスaに対するタイヤ周方向のモジュ
ラスbの比b/aを1.2以上にし、かつトレッドの溝
面積比率を30〜40%にする。更に必要に応じて、主
鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマーからなる短繊維
(B)がゴム及び/又はポリオレフィンからなるマトリ
ックス中に分散して結合した組成物を配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレッドゴムに短
繊維を配合するようにした空気入りラジアルタイヤに関
し、さらに詳しくは、ドライ路面における制動性能とウ
エット路面における制動性能との両立を可能にした空気
入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】空気入りラジアルタイヤは、ドライ路面
では接地面積が多いほど制動性能において有利である
が、ウエット路面では排水性を得るために溝面積を十分
に確保する必要がある。そのため、ドライ路面における
制動性能とウエット路面における制動性能を溝面積比率
の変更によってバランス良く向上させることには限度が
あった。
【0003】一方、空気入りラジアルタイヤにおいて、
制動性能を向上するためにトレッドゴムの硬さを低減し
て実接地面積を確保することが行なわれている。しかし
ながら、一般にブロック形状で構成されるトレッドパタ
ーンでは、トレッドゴムの硬さが低すぎると、ブロック
剛性の不足からブロックに倒れ込みを生じ、逆に実接地
面積が減少してしまうという問題があった。即ち、ブロ
ック形状で構成されるトレッドパターンでは、単にトレ
ッドゴムの硬さを低減しても制動性能を向上することは
できなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、トレ
ッドゴムの改善によってドライ路面における制動性能と
ウエット路面における制動性能との両立を可能にした空
気入りラジアルタイヤを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の空気入りラジアルタイヤは、トレッドゴム中
に、少なくとも2種類のポリマーが横断面で海島構造を
なす短繊維(A)がフィブリル化した短繊維(A’)を
ゴム100重量部に対して0.5〜15重量部配合し、
前記短繊維(A’)をタイヤ周方向に配向させて、トレ
ッドのタイヤ径方向のモジュラスaに対するタイヤ周方
向のモジュラスbの比b/aを1.2以上にし、かつト
レッドの溝面積比率を30〜40%にしたことを特徴と
するものである。
【0006】また、上記目的を達成するための本発明の
他の空気入りラジアルタイヤは、トレッドゴム中に、少
なくとも2種類のポリマーが横断面で海島構造をなす短
繊維(A)がフィブリル化した短繊維(A’)と、主鎖
にアミド基を有する熱可塑性ポリマーからなる短繊維
(B)がゴム及び/又はポリオレフィンからなるマトリ
ックス中に分散して結合した組成物とを、それぞれゴム
100重量部に対して前記短繊維(A’)が0.5〜1
0重量部、前記短繊維(B)が1〜15重量部となるよ
うに配合し、これら短繊維(A’)及び短繊維(B)を
タイヤ周方向に配向させて、トレッドのタイヤ径方向の
モジュラスaに対するタイヤ周方向のモジュラスbの比
b/aを1.2以上にし、かつトレッドの溝面積比率を
30〜40%にしたことを特徴とするものである。
【0007】本発明者等は、トレッドゴムに異方性を持
たせ、この異方性ゴムと制動性能との関係を検討したと
ころ、実接地面積の確保についてはタイヤ径方向(タイ
ヤ回転軸に直角な方向)のトレッド剛性を減少させるこ
とが有効であり、このタイヤ径方向のトレッド剛性を維
持又は減少させつつタイヤ周方向のトレッド剛性だけを
増大させることにより制動性能の更なる向上が可能にな
ることを見出した。
【0008】そこで、上述のようにトレッドの溝面積比
率を上記範囲に特定すると共に、タイヤ周方向のモジュ
ラスbをタイヤ径方向のモジュラスaに比べて特定の比
率以上に大きくした異方性ゴムをトレッドに採用するこ
とにより、ドライ路面における制動性能とウエット路面
における制動性能とを高いレベルで両立することを可能
にしたのである。
【0009】本発明において、モジュラスは20℃にお
ける20%伸長時のモジュラス(以下、20%モジュラ
スという)を意味する。タイヤは通常50%以下の歪み
域で使用されるため、20%モジュラスに基づく低伸長
時のゴム特性はタイヤ性能と相関しやすく、この20%
モジュラスについて異方性を持たせることによりタイヤ
を効果的に補強することができる。
【0010】20%モジュラスは、JIS K6301
に規定される低伸長応力試験法によって測定することが
可能である。この低伸長応力試験法では、幅5mm、長
さ100mm、厚さ2mm、標線間40mmの試験片を
用い、予備荷加として試験しようとする伸長率(20
%)の1.5倍の伸長を2回、45±15mm/分の速
度で行った後、本試験を予備荷加と同一速度で20%伸
長させて停止し、30秒後に荷重を測定する。20%伸
長応力(モジュラス)は以下の式により求めることがで
きる。なお、測定は通常4回行い、その平均値を用い
る。
【0011】σ20=F20/S σ20:20%伸長応力(MPa) F20:20%伸長時の荷重(N) S :試験片の断面積 上記トレッドの異方性は、トレッドゴム中に少なくとも
2種類のポリマーが横断面で海島構造をなす短繊維
(A)がフィブリル化した短繊維(A’)を特定量配合
し、この短繊維(A’)をタイヤ周方向に配向させるこ
とにより得られる。このフィブリル化した短繊維
(A’)は、トレッドの20%モジュラスを飛躍的に増
大させることが可能である。また、フィブリル化した短
繊維(A’)に加えて、主鎖にアミド基を有する熱可塑
性ポリマーからなる短繊維(B)がゴム及び/又はポリ
オレフィンからなるマトリックス中に分散して結合した
ゴム組成物を特定量配合し、これら短繊維(A’)及び
短繊維(B)をタイヤ周方向に配向させるようにしたハ
イブリッド配合であってもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施
形態からなる空気入りラジアルタイヤを例示するもので
ある。図において、左右一対のビード部1,1間には、
複数本の補強コードをラジアル方向に配列させたカーカ
ス層2が装架されており、このカーカス層2のタイヤ幅
方向両端部がビードコア3の廻りにタイヤ内側から外側
へ巻き上げられている。また、トレッド4とカーカス層
2との間には、タイヤ周方向に対して傾斜する複数本の
補強コードからなる複数のベルト層5が層間で補強コー
ドが互いに交差するように配置されている。トレッド4
にはタイヤ周方向に延びる主溝6などの溝が設けられて
おり、トレッド4の溝面積比率が30〜40%の範囲に
なるように設定されている。
【0013】トレッド4を構成するトレッドゴム中に
は、少なくとも2種類のポリマーが横断面で海島構造を
なす短繊維(A)がフィブリル化した短繊維(A’)を
配合し、また必要に応じて、主鎖にアミド基を有する熱
可塑性ポリマーからなる短繊維(B)を配合し、短繊維
(A’)又はハイブリッド配合した短繊維(A’)と短
繊維(B)をタイヤ周方向に配向させることにより、ト
レッド4のタイヤ径方向のモジュラスaに対するタイヤ
周方向のモジュラスbの比b/aが1.2以上になるよ
うに設定されている。
【0014】このようにトレッド4の溝面積比率を30
〜40%にすると共に、トレッドゴムに異方性を持たせ
てタイヤ周方向のトレッド剛性を増大させることによ
り、ドライ路面における制動性能とウエット路面におけ
る制動性能とを高いレベルで両立させることができる。
トレッド4の溝面積比率が30%未満であるとウエット
路面における制動性能が不十分になり、逆に40%を超
えるとドライ路面における制動性能が不十分になる。
【0015】トレッド4のタイヤ径方向のモジュラスa
に対するタイヤ周方向のモジュラスbの比b/aは1.
2以上、好ましくは1.5以上にする必要がある。この
比b/aが1.2未満であるとドライ路面における制動
性能とウエット路面における制動性能とを高いレベルで
両立させることが困難になる。また、比b/aはトレッ
ドゴムの硬さ、短繊維の配合量及びトレッドの押出方法
等によって決まるものであり、その上限は10程度であ
る。
【0016】本発明において、トレッド4は少なくとも
1種のトレッドゴムから構成されている。このトレッド
ゴムとしては特に限定されるものではないが、例えば、
ジエン系ゴム及びその水添物〔例えば、天然ゴム(N
R)、ポリイソプレンゴム(IR)、エポキシ化天然ゴ
ム(ENR)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(S
BR)、ポリブタジエンゴム(高シスBR及び低シスB
R)、ニトリルゴム(NBR)、水素化NBR、水素化
SBR〕、各種エラストマー、例えば、オレフィン系ゴ
ム〔例えば、エチレンプロピレンゴム(EPDM、EP
M)、マレイン酸変性エチレンプロピレンゴム(M−E
PM)、ブチルゴム(IIR)、イソブチレンと芳香族
ビニル又はジエン系モノマー共重合体〕、含ハロゲン系
ゴム〔例えば、臭素化ブチルゴム(Br−IIR)、塩
素化ブチルゴム(Cl−IIR)、イソブチレンパラメ
チルスチレン共重合体の臭素化物(Br−IPMS)、
クロロスルホン化ポリエチレン(CMS)、塩素化ポリ
エチレン(CM)、マレイン酸変性塩素化ポリエチレン
(M−CM)〕、熱可塑性エラストマー〔例えば、スチ
レン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、エス
テル系エラストマー〕等を挙げることができる。
【0017】一方、短繊維(A)を構成するポリマーは
特に限定されるものではないが、少なくとも2種類のポ
リマーが相溶することなく繊維横断面で海島構造を形成
し、機械的剪断力によって海成分と島成分とが少なくと
も部分的にバラバラに分離してフィブリル化可能な特性
を持っていることが必要である。短繊維(A)を構成す
るポリマーとしては、ポリエステル、ポリビニルアルコ
ール、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、セル
ロース、ポリブタジエン、芳香族ポリアミド、レーヨ
ン、ポリアリレート、ポリパラフェニレンベンズビスオ
キサゾール、ポリパラフェニレンベンズビスチアゾール
等を挙げることができる。
【0018】上述のようにフィブリル化可能な短繊維
(A)を用いることにより、繊維添加時には短繊維のア
スペクト比(繊維長を繊維断面積相当の円の直径で割っ
た値)を低くし、繊維の絡み合いを抑制してトレッドゴ
ムへの分散性を良好にし、その後に機械的剪断力を与え
て短繊維の海成分と島成分とをバラバラに分離させてフ
ィブリル化し、そのフィブリル化後の短繊維(A’)と
ゴムとの接触面積を増大させることにより、トレッドゴ
ムの補強効果を向上することができる。なお、短繊維
(A)はフィブリル化によって全断面で分割・細径化し
ていてもよく、或いは幹部を残して周囲や両端部だけが
細径化していてもよい。
【0019】短繊維(A)の平均長は1〜5000μm
であることが好ましい。短繊維(A)の平均長が1μm
未満であるとトレッドゴムの異方性が十分に得られず、
逆に5000μmを超えると混練時及び押出時における
加工性が著しく低下する。また、フィブリル化した短繊
維(A’)の平均直径は0.05〜5.0μm、より好
ましくは0.1〜2μmにすることが好ましい。フィブ
リル化した短繊維(A’)の平均直径を0.05μm未
満にすると混練時間が長くなり、それ以上に細径化して
も補強効果の向上は得られなくなり、逆に5.0μmを
超えた状態にするとフィブリル化が不十分であるためゴ
ムとの親和性が不十分になり、トレッドに亀裂を生じや
すくなる。
【0020】本発明に使用される短繊維(A)の好まし
い一例として、少なくともポリビニルアルコール系ポリ
マー(X)と水不溶性ポリマー(Y)からなり、重量比
X/Yを90/10〜20/80として、いずれか一方
が島成分、他方が海成分となる海島構造を形成する短繊
維を使用することができる。この短繊維は、水溶性ポリ
マーであるポリビニルアルコール系ポリマー(X)と、
酢酸セルロースや澱粉等のように常温水中に浸漬しても
溶解しない水不溶性ポリマー(Y)との組み合わせによ
って海島構造を形成するものである。ポリビニルアルコ
ール系ポリマーは高強度であると共に、ゴムとの親和性
が優れている。上記短繊維においてポリビニルアルコー
ル系ポリマー(X)が90重量%を超えるとゴム混練に
よって機械的剪断力を与えても繊維が分割せず、逆に2
0重量%未満であると繊維補強効果が得られない。
【0021】本発明において、トレッドゴムに対して、
フィブリル化した短繊維(A’)を単独で使用する場
合、ゴム100重量部に対して0.5〜15重量部配合
するようにする。短繊維(A’)の配合量が0.5重量
部未満であるとトレッド4のタイヤ径方向のモジュラス
aに対するタイヤ周方向のモジュラスbの比b/aを
1.2以上にすることが困難になり、逆に15重量部を
超えると混練時及び押出時における加工性が著しく低下
してしまう。なお、短繊維(A)の配合量はフィブリル
化した短繊維(A’)の配合量と実質的に同一である。
【0022】短繊維(A)をゴムに配合する際、繊維の
収束性を高めてゴムへの分散を促進するために、短繊維
(A)の表面に、例えばゴムラテックス、液状ゴム、液
状樹脂、水溶性樹脂、熱可塑性樹脂などで適当な浸漬処
理を施しても良い。また、短繊維(A)とゴムとの加硫
接着性を向上するために、ゴムにフェノール系化合物と
メチレン供与体のような接着性化合物を配合しても良
い。
【0023】フェノール系化合物としては、レゾルシ
ン、β−ナフトール、レゾルシンとアルデヒド類との縮
合物(レゾルシン樹脂)、m−クレゾールとアルデヒド
類との縮合物(m−クレゾール樹脂)、フェノールとア
ルデヒド類との縮合物(フェノール樹脂)、その他フェ
ノール性有機化合物とアルデヒド類との縮合物が挙げら
れる。一方、メチレン供与体としては、ヘキサメチレン
テトラミン、ヘキサメトキシメチロールメラミン、パラ
ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドアンモニア、α−
ポリオキシメチレン、多価メチロールアセチレン尿素及
びそれらの誘導体が挙げられる。
【0024】フィブリル化した短繊維(A’)は、ゴム
との親和性に優れるため、これらを配合しなくても問題
とはならないが、配合する場合はフェノール性化合物を
ゴム100重量部に対して10重量部以下、好ましくは
6重量部以下とし、メチレン供与体をゴム100重量部
に対して10重量部以下、好ましくは5重量部以下とす
ることが好ましい。これら配合量を超えると加工性が低
下したり、破断伸びが著しく低下するので好ましくな
い。これら配合剤のほか、シランカップリング剤、チタ
ネートカップリング剤、不飽和カルボン酸及びその誘導
体、エポキシ樹脂、エポシキ基変性液状オリゴマー又は
ポリマー、無水マレイン酸変性液状オリゴマー又はポリ
マー、ブロックイソシアネートなどの接着性化合物を配
合するようにしても良い。
【0025】また、上記フィブリル化した短繊維
(A’)は特に低伸長時におけるモジュラスを増大させ
る作用は大きいが、高伸長時におけるモジュラスを増大
させる作用は小さい。そのため、フィブリル化した短繊
維(A’)に加えて、主鎖にアミド基を有する熱可塑性
ポリマーからなる短繊維(B)を配合することが好まし
い。この短繊維(B)は高伸長時におけるモジュラスを
増大させる作用が大きいため、短繊維(A’)と短繊維
(B)とのハイブリッド配合にすることにより、低伸長
時と高伸長時におけるモジュラスを同時に増大させるこ
とが可能になる。高伸長時におけるモジュラスを増大さ
せることにより、屈曲疲労に対する亀裂の発生及び亀裂
成長を抑制することが可能になるので、耐屈曲疲労性を
向上することができる。
【0026】このようにハイブリッド配合とした場合、
フィブリル化した短繊維(A’)の配合量をゴム100
重量部に対して0.5〜10重量部にすると共に、主鎖
にアミド基を有する熱可塑性ポリマーからなる短繊維
(B)の配合量をゴム100重量部に対して1〜15重
量部にする。短繊維(A’)と短繊維(B)の配合量の
和が1.5重量部未満であるとトレッド4のタイヤ径方
向のモジュラスaに対するタイヤ周方向のモジュラスb
の比b/aを1.2以上にすることが困難になり、逆に
25重量部を超えると混練時及び押出時における加工性
が著しく低下してしまう。
【0027】上述の短繊維(B)は主鎖にアミド基を有
する熱可塑性ポリマーから構成されている。短繊維
(B)の平均直径は0.05〜5.0μmの範囲にする
ことが好ましい。この短繊維(B)をトレッドゴム中に
配合するに当たって、短繊維(B)がゴム及び/又はポ
リオレフィンからなるマトリックス中に分散しており、
かつ短繊維(B)がマトリックスと結合している組成物
を作製し、この組成物をトレッドゴム中に配合するよう
にする。短繊維(B)を含む組成物の例としては、下記
の(i)、(ii) 、(iii) を挙げることができる。
【0028】(i)加硫可能なゴム100重量部にポリ
マーの分子中アミド基を有する熱可塑性ポリマーの微細
な短繊維1〜100重量部が埋封されており、かつ該繊
維の界面において前記ポリマーと加硫可能なゴムとがノ
ボラック型フェノールホルムアルデヒド系樹脂の初期縮
合物を介してグラフトしている強化ゴム組成物(特開昭
59−43041号公報参照)。
【0029】ノボラック型フェノールホルムアルデヒド
系樹脂の初期縮合物は、例えば、硫酸、塩酸、リン酸、
シュウ酸などの酸を触媒として、フェノール、ビスフェ
ノール類などのフェノール類とホルムアルデヒド(パラ
ホルムアルデヒドでもよい)とを縮合反応させることよ
って得られる可溶可融の樹脂およびその変形物(変性
物)である。
【0030】(ii) ポリオレフィンとエラストマーから
なるマトリックス中に、熱可塑性ポリアミドが微細繊維
状に分散しており、該微細繊維がシランカップリング剤
を介してマトリックスと結合している繊維強化熱可塑性
組成物(特開平7−278360号公報参照)。シラン
カップリング剤としては、具体的には、ビニルトリメト
キシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス
(β−メトキシエトキシ)シラン等のビニルアルコキシ
シラン、ビニルトリアセチルシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−〔N−(β−メタ
クリロキシエチル)−N、N−ジメチルアンモニウム
(クロライド)〕プロピルメトキシシラン、N−β(ア
ミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
及びスチリルジアミノシラン、γ−ウレイドプロピルト
リエトキシシラン等を挙げることができる。
【0031】(iii)加硫可能なゴム100重量部に平均
径0.05〜0.8μmのナイロンの微細な繊維1〜7
0重量部が埋封されており、かつ該繊維の界面において
ナイロンと加硫可能なゴムとがレゾール型アルキルフェ
ノールホルムアルデヒド系樹脂の初期縮合物を介してグ
ラフト結合している強化ゴム組成物(特開昭58−79
037号公報参照)。
【0032】レゾール型アルキルフェノールホルムアル
デヒド系樹脂の初期縮合物は、例えば、クレゾールのよ
うなアルキルフェノールとホルムアルデヒドあるいはア
トセアルデヒドとをアルカリ触媒の存在下に反応させて
得られるレゾール型初期縮合物およびその変性物が挙げ
られる。特に、アルキルフェノールホルムアルデヒド系
樹脂として、分子中にメチロール基を2個以上有するも
のが好適に使用できる。
【0033】上記(i)、(iii) における加硫可能なゴ
ム、上記(ii) におけるエラストマーは、それぞれトレ
ッドゴムを構成するゴムと同様なものである。また、上
記(i)におけるアミド基を有する熱可塑性ポリマー、
上記(ii)における熱可塑性ポリアミドとしては、熱可
塑性ポリアミド及び尿素樹脂が挙げられる。これらのう
ち好ましいものとしては、融点が135℃から350℃
のものが挙げられ、特に好ましいものとして融点が15
0℃から300℃の熱可塑性ポリアミドが挙げられる。
【0034】熱可塑性ポリアミドとしては、ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン6−ナイロン66共重合
体、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン46、
ナイロン11、ナイロン12、ナイロンMXD6、キシ
リレンジアミンとアジピン酸との重縮合体、キシリレン
ジアミンとピメリン酸との重縮合体、キシリレンジアミ
ンとスペリン酸との重縮合体、キシリレンジアミンとア
ゼライン酸との重縮合体、キシリレンジアミンとセバシ
ン酸との重縮合体、テトラメチレンジアミンとテレフタ
ル酸の重縮合体、ヘキサメチレンジアミンとテレフタル
酸の重縮合体、オクタメチレンジアミンとテレフタル酸
の重縮合体、トリメチルヘキサメチレンジアミンとテレ
フタル酸の重縮合体、デカメチレンジアミンとテレフタ
ル酸の重縮合体ウンデカメチレンジアミンとテレフタル
酸の重縮合体、ドデカメチレンジアミンとテレフタル酸
の重縮合体、テトラメチレンジアミンとイソフタル酸の
重縮合体ヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸の重縮
合体、オクタメチレンジアミンとイソフタル酸の重縮合
体、トリメチルヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸
の重縮合体、デカメチレンジアミンとイソフタル酸の重
縮合体、ウンデカメチレンジアミンとイソフタル酸の重
縮合体、及びドデカメチレンジアミンとイソフタル酸の
重縮合体等が挙げられる。
【0035】これらの熱可塑性ポリアミドのうち、特に
好ましいものとしては、融点160〜265℃の熱可塑
性ポリアミドが挙げられ、具体的にはナイロン6、ナイ
ロン66、ナイロン6−ナイロン66共重合体、ナイロ
ン610、ナイロン612、ナイロン46、ナイロン1
1、及びナイロン12等が挙げられる。上記(ii)におけ
るポリオレフィンは、80〜250℃の融点を有するも
のである。また、50℃以上の軟化点、特に50〜20
0℃軟化点をもつものも好ましく用いられる。このよう
なポリオレフィンとしては、C2 〜C8 のオレフィンの
単独重合体や共重合体、及び、C2 〜C8 のオレフィン
とスチレンやクロロスチレン、α−メチルスチレン等の
芳香族ビニル化合物との共重合体、C2 〜C8 のオレフ
ィンと酢酸ビニルとの共重合体、C2 〜C8 のオレフィ
ンとアクリル酸或いはそのエステルとの共重合体、C2
〜C8 のオレフィンのオレフィンとメタアクリル酸或い
はそのエステルとの共重合体、及びC2 〜C8 のオレフ
ィンとビニルシラン化合物との共重合体が好ましく用い
られるものとして挙げられる。
【0036】具体的には、例えば、高密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・
プロピレンブロック共重合体、エチレンプロピレンラン
ダム共重合体、線状低密度ポリエチレン、ポリ4−メチ
ルペンテン−1、ポリブテン−1、ポリヘキセン−1、
エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸
共重合体、エチレン・アクリル酸メチル共重合体、エチ
レン・アクリル酸エチル共重合体、エチレン・アクリル
酸プロピル共重合体、エチレン・アクリル酸ブチル共重
合体、エチレン・アクリル酸2−エチルヘキシル共重合
体、エチレン・アクリル酸ヒドロキシエチル共重合体、
エチレン・ビニルトリメトキシシラン共重合体、エチレ
ンビニルトリエトキシシラン共重合体、エチレン・ビニ
ルシラン共重合体、エチレン・スチレン共重合体、及び
プロピレン・スチレン共重合体、等がある。また、塩素
化ポリエチレンや臭素化ポリエチレン、クロロスルホン
化ポリエチレン等のハロゲン化ポリオレフィンも好まし
く用いられる。これらのポリオレフィンは1種のみ用い
てもよく、2種以上を組み合わせてもよい。
【0037】次に、本発明におけるトレッドの成形方法
について説明する。先ず、トレッドゴム中にカーボンブ
ラック、加硫剤、加硫促進剤、プロセスオイル等を配合
したゴム組成物に、少なくとも2種類のポリマーが横断
面で海島構造をなす短繊維(A)を所定量配合し、更に
必要に応じて、主鎖にアミド基を有する熱可塑性ポリマ
ーからなる短繊維(B)がマトリックス中に分散して結
合した組成物を所定量配合し、これをバンバリーで素練
りすることにより、トレッドゴム中に短繊維(A)及び
短繊維(B)を均一に分散させる。
【0038】次に、素練りした組成物を更に一対のオー
プンロール間で機械的剪断力を与えながら混練すること
により短繊維(A)をフィブリル化し、フィブリル化後
における短繊維(A’)の平均径を0.05〜5.0μ
mにする。このようにして得た組成物を押出機等を使用
してタイヤ周方向に押し出してトレッドを成形すること
により、短繊維(A’)及び短繊維(B)をタイヤ周方
向に配向させて、トレッドのタイヤ径方向のモジュラス
aに対するタイヤ周方向のモジュラスbの比b/aを
1.2以上にすることができる。
【0039】
【実施例】タイヤサイズを185/65R14 86H
とし、トレッドゴム中に、ポリビニルアルコールと酢酸
セルロースからなる横断面で海島構造の短繊維(A)が
フィブリル化した短繊維(A’)を配合し、更に必要に
応じて、主鎖にアミド基を有するナイロン6からなる短
繊維(B)がゴムマトリックス中に分散して結合した組
成物を配合し、短繊維(A’)及び短繊維(B)をタイ
ヤ周方向に配向させて、トレッドのタイヤ径方向のモジ
ュラスaに対するタイヤ周方向のモジュラスbの比b/
aを種々異ならせた本発明タイヤ1〜6と、短繊維未配
合の従来タイヤ1,2を製作した。本発明タイヤ1〜6
において、短繊維(A)及び短繊維(B)の配合量をゴ
ム100重量部に対して種々異ならせた。また、トレッ
ドはブロックパターンからなり、その溝面積比率を35
%とした。
【0040】これら試験タイヤについて、下記試験方法
によりドライ路面における制動性能とウエット路面にお
ける制動性能を評価し、その結果を表1に示した。な
お、表1において、トレッドゴムの20℃におけるJI
S−A硬度を従来タイヤ1を100とする指数で示し
た。また、各試験タイヤのトレッドゴムのtanδは同
一になるように設定してある。
【0041】ドライ路面における制動性能:試験タイヤ
をリムサイズ14×5・1/2のホイールに組付けて空
気圧210kPaとして排気量1800ccの乗用車に
装着し、乾燥路面において速度80km/hの走行状態
でブレーキをかけて停止するまでの制動距離を測定し
た。評価結果は従来タイヤ1の測定値の逆数を100と
する指数で示した。この指数値が大きいほどドライ路面
における制動性能が優れている。
【0042】ウエット路面における制動性能:試験タイ
ヤをリムサイズ14×5・1/2のホイールに組付けて
空気圧210kPaとして排気量1800ccの乗用車
に装着し、ウエット路面において速度80km/hの走
行状態でブレーキをかけて停止するまでの制動距離を測
定した。評価結果は従来タイヤ1の測定値の逆数を10
0とする指数で示した。この指数値が大きいほどウエッ
ト路面における制動性能が優れている。
【0043】 この表1から明らかなように、本発明タイヤ1〜6は、
いずれも従来タイヤ1,2に比べてドライ路面における
制動性能とウエット路面における制動性能を同時に向上
することができた。
【0044】また、表2は上記サイズのタイヤにおいて
トレッドのタイヤ径方向のモジュラスaに対するタイヤ
周方向のモジュラスbの比b/aを1.2として溝面積
比率だけを変化させた場合を示す。
【0045】 この表2から明らかなように、本発明タイヤ7〜9では
ドライ路面における制動性能とウエット路面における制
動性能とが同時に向上しており、トレッドの溝面積比率
を30〜40%にする必要があることが判った。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
レッドゴム中に、少なくとも2種類のポリマーが横断面
で海島構造をなす短繊維(A)がフィブリル化した短繊
維(A’)を特定量配合し、更に必要に応じて、主鎖に
アミド基を有する熱可塑性ポリマーからなる短繊維
(B)がゴム及び/又はポリオレフィンからなるマトリ
ックス中に分散して結合した組成物を特定量配合し、前
記短繊維(A’)と短繊維(B)をタイヤ周方向に配向
させて、トレッドのタイヤ径方向のモジュラスaに対す
るタイヤ周方向のモジュラスbの比b/aを1.2以上
にし、かつトレッドの溝面積比率を30〜40%にした
ことにより、ドライ路面における制動性能とウエット路
面における制動性能とを高いレベルで両立することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態からなる空気入りラジアルタ
イヤを例示する子午線半断面図である。
【符号の説明】
1 ビード部 2 カーカス層 3 ビードコア 4 トレッド 5 ベルト層 6 主溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッドゴム中に、少なくとも2種類の
    ポリマーが横断面で海島構造をなす短繊維(A)がフィ
    ブリル化した短繊維(A’)をゴム100重量部に対し
    て0.5〜15重量部配合し、前記短繊維(A’)をタ
    イヤ周方向に配向させて、トレッドのタイヤ径方向のモ
    ジュラスaに対するタイヤ周方向のモジュラスbの比b
    /aを1.2以上にし、かつトレッドの溝面積比率を3
    0〜40%にした空気入りラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】 トレッドゴム中に、少なくとも2種類の
    ポリマーが横断面で海島構造をなす短繊維(A)がフィ
    ブリル化した短繊維(A’)と、主鎖にアミド基を有す
    る熱可塑性ポリマーからなる短繊維(B)がゴム及び/
    又はポリオレフィンからなるマトリックス中に分散して
    結合した組成物とを、それぞれゴム100重量部に対し
    て前記短繊維(A’)が0.5〜10重量部、前記短繊
    維(B)が1〜15重量部となるように配合し、これら
    短繊維(A’)及び短繊維(B)をタイヤ周方向に配向
    させて、トレッドのタイヤ径方向のモジュラスaに対す
    るタイヤ周方向のモジュラスbの比b/aを1.2以上
    にし、かつトレッドの溝面積比率を30〜40%にした
    空気入りラジアルタイヤ。
  3. 【請求項3】 前記短繊維(A’)の平均直径が0.0
    5〜5.0μmである請求項1又は2に記載の空気入り
    ラジアルタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記短繊維(B)の平均直径が0.05
    〜5.0μmである請求項2又は3に記載の空気入りラ
    ジアルタイヤ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002240506A (ja) * 2001-02-16 2002-08-28 Bridgestone Corp タイヤ
JP2007223481A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤ
US8272412B2 (en) 2006-08-31 2012-09-25 Michelin Recherche Et Technique S.A. Elastomer composition having glass micro fibers

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