JPH117776A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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- JPH117776A JPH117776A JP9161680A JP16168097A JPH117776A JP H117776 A JPH117776 A JP H117776A JP 9161680 A JP9161680 A JP 9161680A JP 16168097 A JP16168097 A JP 16168097A JP H117776 A JPH117776 A JP H117776A
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Abstract
み出し動作を行うSRAMを提供する。 【解決手段】メモリセルから情報を読み出す際に負荷用
トランジスタのソース電極あるいは転送用トランジスタ
のゲート電極に、昇圧回路から出力される外部電源電圧
より高い電圧を供給する。 【効果】電源電圧が1V以下の場合にも消費電流が少な
く安定した動作の半導体記憶装置を提供することができ
る。
Description
り、特に低電圧での読み出し動作に関する。
タN1〜N4と2つのP型トランジスタで構成される、
いわゆる完全CMOS型のメモリセルを集積してなる半
導体記憶装置は特別な技術を用いることなく1V程度の
動作が可能であった。しかし、そのメモリセルの大きさ
によるペナルティから2Mビット以上の大容量の半導体
記憶装置では図3のトランジスタによる負荷素子P1お
よびP2を高抵抗に置き換えたHR型メモリセルや、同
じく負荷素子に薄膜トランジスタを用いたTFT型メモ
リセルが用いられてきた。しかし、動作電源電圧に関し
て言えば、HR型メモリセルは3V程度、TFT型メモ
リセルでも2V程度が限界であった。そこで、HR型ま
たはTFT型のメモリセルを用いて電源電圧が2V以下
でも動作を可能にする手段が特開平5−120882号
公報に示されている。この公報に示されている技術は、
メモリセルにデータを書き込むときに、メモリセルのH
igh側記憶ノードの電位を如何にして上げるかを工夫
したものであり、基本的にはワード線を昇圧したり、メ
モリセルへの給電線に電源電圧より高い電位を与えてお
いたり、ワード線の非選択電位を負電位にして転送トラ
ンジスタのしきい値を下げるというものであるが、この
ような技術を駆使しても電源電圧はせいぜい1V程度ま
でが動作の限界であった。しかし近年のプロセス技術の
進歩により、半導体装置の微細加工が可能になり大容量
の半導体記憶装置に完全CMOS型のメモリセルを用い
てもコスト的にマッチするようになってきており、低電
圧動作をターゲットとした半導体記憶装置が完全CMO
S型のメモリセルを集積して作られるようになってき
た。
MOS型のメモリセルを集積してなる半導体記憶装置は
特別な技術を用いることなく1V程度の動作が可能であ
るが、電池1本分の電圧をカバーする電源電圧1V以下
でも動作する半導体記憶装置となると事情が異なってく
る。図4は完全CMOS型のメモリセルとHR型または
TFT型のメモリセルを用いた半導体記憶装置の動作電
圧波形を示したものである。図4の後半ではメモリセル
の記憶ノードV1がLowレベルからHighレベル
へ、相対する記憶ノードV2がHighレベルからLo
wレベルに書き込まれる様子が示されている。完全CO
MOS型およびHR・TFT型ともノードV1は転送ト
ランジスタN3を通してHighレベルが書き込まれる
わけであるがN3はN型トランジスタであるためビット
線電位が電源電圧VDDである場合はN3のしきい値電
圧Vthだけ小さい電圧(VDD−Vth)がまず書き
込まれる。その後、HR型あるいはTFT型のメモリセ
ルの場合は高抵抗または薄膜トランジスタの電流能力が
小さいがために記憶ノードV1への充電が行われず、書
き込み電圧は低い状態が続く。一方完全COMOS型の
メモリセルの場合は、P型トランジスタP1が急速に充
電を行うためにノードV1の電圧は迅速に電源電圧にま
で上昇する。電源電圧が1V以下の時も完全CMOS型
のメモリセルならば同様で、メモリセルを構成するトラ
ンジスタのしきい値が電源電圧に対してマージンを持っ
ていれば、ビット線の電位差により記憶ノードV1とV
2の間に多少の電位差が生じれば後は負荷用トランジス
タP1・P2あるいは駆動用トランジスタN1・N2に
より、High側ノードは電源電圧に、Low側ノード
は接地電圧に収束する。すなわち、完全CMOS型メモ
リセルを用いれば電源電圧が1V以下の時も書き込み動
作は保証される。次に読み出し動作について考える。図
4においてワード線電位VWが立ち上がり、ビット線電
位VB1とVB2が反転するまでは読み出し状態となっ
ている。ここで注目したいのは読み出し時のビット線電
位差である。メモリセルのHigh側ノードV2が電源
電圧VDDレベルなのでHigh側のビット線VB2の
電位に変化はない。一方Low側のビット線電位VB1
は転送用トランジスタN3から駆動用トランジスタN1
に電流IMを流すことによって得られる。電源電圧1V
以下の領域ではトランジスタのしきい値と電源電圧との
間のマージンが小さくなってくるので、トランジスタN
3およびN1の電流駆動能力も小さくなり、次第にIM
を流せなくなり、この事によってLow側のビット線電
位の下降が小さくなってしまう。従ってビット線の電位
差をセンスアンプによって増幅してデータを読み出すの
が困難になり、電源電圧1V以下での動作の安定性が失
われる。
情報を読み出す際に負荷用トランジスタのソース電極お
よび転送用トランジスタのゲート電極に外部から供給さ
れる電源電圧より高い電圧が供給されることを特徴とす
るものである。
るにはビット線からメモリセルに流れる電流IMを大き
くすればよい。本発明によれば、メモリセルからデータ
を読み出すときに、負荷用トランジスタのソース電極に
電源電圧より大きい昇圧電圧を与えることにより、Hi
gh側記憶ノードの電位を急速に持ち上げ、該ノードに
ゲート電極が接続されているLow側記憶ノードの駆動
用トランジスタの能力を上げることができる。また、転
送用トランジスタのゲート電極に電源電圧より高い昇圧
電圧を与えることにより、Low側記憶ノードの転送用
トランジスタの能力を上げることができる。この二つの
手段を組み合わせることにより、ビット線からメモリセ
ルに流れる電流を大きくし、データの読み出し時にビッ
ト線間に大きい電位差が得られ、電源電圧1V以下の低
電圧動作を可能にする。
して説明する。図1は本発明の実施例における回路図お
よびその動作電圧波形を示したものである。図1におい
てP1・P2およびN1〜N4は1単位のメモリセルを
構成するP型およびN型トランジスタ、101および1
02はそれぞれワード線VWおよびメモリセルへの給電
線VMの電圧を昇圧する昇圧回路、103はメモリセル
のデータを読み出す際にビット線の電位をプリチャージ
する負荷トランジスタ、104は半導体装置外部から与
えられたアドレス信号をデコードして1本のワード線を
選択するワードデコーダ、105はビット線VB1およ
びVB2に現れる電位をデータ線対100に伝えるカラ
ムゲート、106はデータ線対の電位差を増幅してデー
タを読み出すセンスアンプである。時間t0において半
導体記憶装置の外部から入力されたアドレス信号がデコ
ードされて、メモリセルのブロック選択信号またはワー
ド線の副デコード信号にあたるBLKが立ち上がった
後、時間t1においてアドレス信号がさらにデコードさ
れワード線VMが選択されるとVMの電位は速やかに電
源電圧VDDまで上がり、メモリセルが選択状態にな
る。ここでメモリセルのHigh側記憶ノードV2はV
DDレベルであるのでビット線VB2の電位に変化はな
い。一方メモリセルのLow側ノードV1にはN型トラ
ンジスタN3およびN1の抵抗成分で分圧された電位が
現れる。電源電圧1V以下の領域では、この時点でN3
のゲート・ソース間の電圧(VDD−V1)がN3のし
きい値Vthより多少大きいだけなのでN3の電流能力
は低く、ビット線の電位を引き下げることがほとんどで
きないため、ビット線VB1の電位は微少な変化にとど
まる。次に時間t2において、昇圧回路101に入力さ
れている昇圧制御信号Φにより選択されているワード線
VWの電位が電源電圧VDDより高い値に昇圧される
と、N3のゲート・ソース間の電圧が(VDD−V1+
昇圧電圧)となるためN3の電流能力が大きくなり、ビ
ット線VB1の電位を引き下げるためビット線間に大き
な電位差が現れる。ここでワード線の電位だけを昇圧し
た場合は、N3の電流能力のみが大きくなり逆に抵抗成
分が小さくなるのでLow側記憶ノードV1の電位が上
昇する傾向を見せる。しかし、同時間t2において昇圧
制御信号Φによってメモリセルへの給電線VMが昇圧回
路102により昇圧され、この昇圧電圧はP型トランジ
スタP2を介して即座にN1のゲート電極に現れるの
で、今度はN1の電流能力が大きくなり逆に抵抗成分が
小さくなるためLow側記憶ノードV1の電位が上昇す
るのを抑制することができ、より一層ビット線間に大き
な電位差を出現させることができる。なお、この時トラ
ンジスタN2のゲート電位はLow側記憶ノードV1に
接続されているので、N2を介して不要な直流電流が流
れることはない。時間t2以降ビット線間に現れた電位
差はカラムゲート105を介してデータ線対100に現
れ、この電位差をセンスアンプ106が増幅してデータ
を取り出しラッチする。データをラッチしてしまえばワ
ード線およびメモリセルへの給電線の電位を昇圧する必
要がないので、時間t3において昇圧制御信号Φを制御
することによって昇圧を終了する。このように昇圧を開
始して読み出したデータをラッチするまでの時間が短い
ので、時間t2からt3までの昇圧時間を短くでき、昇
圧回路101および102は常時昇圧している必要はな
く、消費電流の少ない例えばブート・ストラップ回路で
も簡単に構成できる。また昇圧回路102にメモリセル
のブロックあるいはワード線のサブ・デコード信号BL
Kによる制御を加えることにより被昇圧ラインに付加す
る容量成分を低く抑えることができるので、さらに昇圧
効率が高く、低消費電流の半導体装置を提供することが
できる。
リセルへの昇圧電圧を与える方法を示す断面図である。
図2においてP−は半導体の主基板であるP−基板、N
−はP−基板上に形成されるNウェル、P11およびP
12は図1のP型トランジスタP1を構成するP+拡散
領域、P21およびP22は同様にP2を形成するP+
拡散領域、N30はNウェルの電位固定のために用いら
れるN+拡散領域である。この図においてメモリセルへ
の給電線VMはP11およびP21のみに接続されてお
り、N30は電源電圧VDDに接続されている。ここで
P11およびP21からNウェルに順方向のpn接合ダ
イオードが形成されるが、電源電圧1V以下の領域では
このダイオードを能動状態にするしきい値ほどの昇圧電
圧は必要ないので、Nウェルへのリーク電流はない。こ
のように給電線をNウェルと分離することにより、非昇
圧ラインである給電線に付加する容量を減らすことがで
き、昇圧効率を上げることができる。また、同時にトラ
ンジスタの基板効果により、P型トランジスタのしきい
値も下がる事になり、低電圧動作がさらに改善されるこ
とになる。
ルで構成される半導体記憶装置において、メモリセルへ
の給電線およびワード線の電位を読み出し時に昇圧する
ことにより、電源電圧が1V以下の場合にも安定した動
作の半導体記憶装置を提供することができる。また、メ
モリセルへの給電線への昇圧をブロック信号を加えた制
御で行い、Nウェルと分離することにより昇圧効率を高
めることが可能である。さらに、昇圧期間が短いため常
時昇圧を行う昇圧回路を用いる必要がないため、消費電
流の少ない半導体記憶装置を提供することができる。
図および動作電圧波形。
Claims (4)
- 【請求項1】フリップフロップ回路を構成する1対の第
1導電型の第1および第2の駆動用トランジスタおよび
1対の第2導電型の第1および第2の負荷用トランジス
タと、1対の第1導電型の第1および第2の転送用トラ
ンジスタとを有するメモリセルを備えた半導体記憶装置
において、前記第2導電型の第1および第2の負荷用ト
ランジスタのソース電極に前記メモリセルから情報を読
み出す際に外部から供給される電源電圧より高い電圧が
与えられることを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項2】請求項1記載の負荷用トランジスタのソー
ス電極に接続される信号線の制御が半導体装置の外部か
ら与えられるアドレス信号により選択的に行われること
を特徴とした半導体記憶装置。 - 【請求項3】請求項1記載の負荷用トランジスタのソー
ス電極が半導体装置の基板電位と分離されていることを
特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項4】請求項1記載の半導体記憶装置において、
前記第1導電型の第1および第2の転送用トランジスタ
のゲート電極に接続された信号線の電圧が前記メモリセ
ルから情報を読み出す際に、接地電圧から外部より供給
される電源電圧と同じ電位レベルに上がった後、さらに
該電位レベルより高い電圧が供給されることを特徴とす
る半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16168097A JP3903532B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16168097A JP3903532B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 半導体記憶装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH117776A true JPH117776A (ja) | 1999-01-12 |
JP3903532B2 JP3903532B2 (ja) | 2007-04-11 |
Family
ID=15739810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16168097A Expired - Fee Related JP3903532B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3903532B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6466506B2 (en) * | 2000-09-18 | 2002-10-15 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor memory device capable of repairing small leak failure |
US7009246B2 (en) | 2003-02-19 | 2006-03-07 | Hitachi, Ltd. | Semiconductor device |
US7239538B2 (en) | 2005-01-28 | 2007-07-03 | Nec Electronics Corporation | Semiconductor storage device |
US7274589B2 (en) | 2005-01-28 | 2007-09-25 | Nec Electronics Corporation | Semiconductor storage device |
-
1997
- 1997-06-18 JP JP16168097A patent/JP3903532B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6466506B2 (en) * | 2000-09-18 | 2002-10-15 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor memory device capable of repairing small leak failure |
US7009246B2 (en) | 2003-02-19 | 2006-03-07 | Hitachi, Ltd. | Semiconductor device |
US7239538B2 (en) | 2005-01-28 | 2007-07-03 | Nec Electronics Corporation | Semiconductor storage device |
US7274589B2 (en) | 2005-01-28 | 2007-09-25 | Nec Electronics Corporation | Semiconductor storage device |
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JP3903532B2 (ja) | 2007-04-11 |
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