JPH1177081A - 回分式汚水処理装置の運転制御方法 - Google Patents
回分式汚水処理装置の運転制御方法Info
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- JPH1177081A JPH1177081A JP9245447A JP24544797A JPH1177081A JP H1177081 A JPH1177081 A JP H1177081A JP 9245447 A JP9245447 A JP 9245447A JP 24544797 A JP24544797 A JP 24544797A JP H1177081 A JPH1177081 A JP H1177081A
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- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
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- Activated Sludge Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 万一、検知スイッチに作動不良が生じたとし
ても、汚泥が混入した混濁水を排出する不都合や、汚泥
引き抜きポンプの運転継続により回分槽が空になる不都
合などの発生を防止する。 【解決手段】 水位検出手段18によって上澄水排出装
置13の下限位置に相当する排出工程および汚泥引抜き
工程の終了下限水位LWLを検知し、この検知信号を制
御手段16に入力し、制御手段16から昇降装置12に
上澄水排出装置13の引上げを信号を出力して、該上澄
水排出装置13を待機位置まで引上げるとともに、ポン
プ駆動源14に停止信号を出力して汚泥引抜きポンプ1
5の運転を停止させる。
ても、汚泥が混入した混濁水を排出する不都合や、汚泥
引き抜きポンプの運転継続により回分槽が空になる不都
合などの発生を防止する。 【解決手段】 水位検出手段18によって上澄水排出装
置13の下限位置に相当する排出工程および汚泥引抜き
工程の終了下限水位LWLを検知し、この検知信号を制
御手段16に入力し、制御手段16から昇降装置12に
上澄水排出装置13の引上げを信号を出力して、該上澄
水排出装置13を待機位置まで引上げるとともに、ポン
プ駆動源14に停止信号を出力して汚泥引抜きポンプ1
5の運転を停止させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回分式汚水処理装
置の運転制御方法に関する。
置の運転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図2に示す流量調整槽1に流
入して来たスクリーニング済みの原水を流量調整ポンプ
Pによって圧送し、自動微細目スクリーン2でスクリー
ニングしたのち汚水計量槽3に送り込み、計量槽3から
通路4を介して必要原水量を回分槽5に移送するととも
に、余剰分はオーバフロー通路6より流量調整槽1に還
流分配し、回分槽5では、脱窒を目的とする攪拌と、硝
化を目的とするバッ気・攪拌を交互に行ったのち、活性
汚泥を沈殿、上澄水の排出および汚泥の引抜などを回分
的に行う回分式汚水処理装置はよく知られている。
入して来たスクリーニング済みの原水を流量調整ポンプ
Pによって圧送し、自動微細目スクリーン2でスクリー
ニングしたのち汚水計量槽3に送り込み、計量槽3から
通路4を介して必要原水量を回分槽5に移送するととも
に、余剰分はオーバフロー通路6より流量調整槽1に還
流分配し、回分槽5では、脱窒を目的とする攪拌と、硝
化を目的とするバッ気・攪拌を交互に行ったのち、活性
汚泥を沈殿、上澄水の排出および汚泥の引抜などを回分
的に行う回分式汚水処理装置はよく知られている。
【0003】回分槽5では、たとえば図3に示す1日当
たり4サイクル運転を標準として、原水供給遮断弁7を
所定時間弁開して所定量の原水を流入させる原水流入工
程、脱窒を目的に攪拌機駆動源8を駆動して攪拌機9を
運転する攪拌工程、酸化および硝化を目的に攪拌機9の
運転を継続しつつ空気供給源10を駆動して空気供給管
11から空気を供給するバッ気・攪拌工程、各部の運転
を停止して活性汚泥を沈殿させる沈殿工程、昇降装置1
2の作動により上澄水排出装置13を駆動して上澄水を
排出する上澄水の排出工程およびポンプ駆動源14を駆
動して汚泥引き抜きポンプ15を運転する余剰汚泥の引
抜工程がなされる。
たり4サイクル運転を標準として、原水供給遮断弁7を
所定時間弁開して所定量の原水を流入させる原水流入工
程、脱窒を目的に攪拌機駆動源8を駆動して攪拌機9を
運転する攪拌工程、酸化および硝化を目的に攪拌機9の
運転を継続しつつ空気供給源10を駆動して空気供給管
11から空気を供給するバッ気・攪拌工程、各部の運転
を停止して活性汚泥を沈殿させる沈殿工程、昇降装置1
2の作動により上澄水排出装置13を駆動して上澄水を
排出する上澄水の排出工程およびポンプ駆動源14を駆
動して汚泥引き抜きポンプ15を運転する余剰汚泥の引
抜工程がなされる。
【0004】上澄水排出装置13としては、たとえば図
4に示すような、もぐり堰型の上澄水排出装置13が使
用される。この装置は、方形枠状のフロート13Aと、
このフロート13A内に組み込まれた半割り状の堰13
Bおよび半割り状の堰13Bに上端部を開口させた排水
管13Cを備えており、図2および図4に示す昇降装置
12により排水管13Cおよびフロート13Aを実線で
示す待機位置から二点鎖線で示す着水位置まで下降さ
せ、半割り状の堰13Bから上澄水を越流させて排水す
るとともに、この排水による水位低下に応じてフロート
13Aおよび排水管13Cを昇降装置12により降下さ
せることによって排水を継続して行うように構成されて
いる。
4に示すような、もぐり堰型の上澄水排出装置13が使
用される。この装置は、方形枠状のフロート13Aと、
このフロート13A内に組み込まれた半割り状の堰13
Bおよび半割り状の堰13Bに上端部を開口させた排水
管13Cを備えており、図2および図4に示す昇降装置
12により排水管13Cおよびフロート13Aを実線で
示す待機位置から二点鎖線で示す着水位置まで下降さ
せ、半割り状の堰13Bから上澄水を越流させて排水す
るとともに、この排水による水位低下に応じてフロート
13Aおよび排水管13Cを昇降装置12により降下さ
せることによって排水を継続して行うように構成されて
いる。
【0005】上部待機位置で待機している上澄水排出装
置13は、沈殿工程終了後に制御手段16から昇降装置
12に出力される作動開始信号によって水面HWLに着
水し、上澄水の排出に伴う水面の低下に応じて昇降装置
12を作動させることにより、上澄水排出装置13を降
下させて排水を継続する。これにより、回分槽5の水位
が上澄水排出装置13の下限位置に相当する排出工程お
よび汚泥引抜き工程の終了下限水位LWLまで低下し、
上澄水排出装置13が図2および図4の一点鎖線で示す
下限位置まで降下すると、この状態をリミットスイッチ
17によって検知する。一方、上澄水排出装置13が下
限位置まで降下する少し手前で、制御手段16からポン
プ駆動源14に駆動信号が出力され、汚泥引き抜きポン
プ15を運転して、余剰汚泥の引抜がなされる。前述の
ように、リミットスイッチ17によって上澄水排出装置
13の下限位置が検知されると、この下限位置検知信号
は制御手段16に入力され、制御手段16はリミットス
イッチ17から入力された下限位置検知信号に基づい
て、昇降装置12に引上げ作動信号を出力して、上澄水
排出装置13を待機位置に引上げ復帰させるとともに、
ポンプ駆動源14に停止信号を出力して、汚泥引き抜き
ポンプ15の運転を停止させる。
置13は、沈殿工程終了後に制御手段16から昇降装置
12に出力される作動開始信号によって水面HWLに着
水し、上澄水の排出に伴う水面の低下に応じて昇降装置
12を作動させることにより、上澄水排出装置13を降
下させて排水を継続する。これにより、回分槽5の水位
が上澄水排出装置13の下限位置に相当する排出工程お
よび汚泥引抜き工程の終了下限水位LWLまで低下し、
上澄水排出装置13が図2および図4の一点鎖線で示す
下限位置まで降下すると、この状態をリミットスイッチ
17によって検知する。一方、上澄水排出装置13が下
限位置まで降下する少し手前で、制御手段16からポン
プ駆動源14に駆動信号が出力され、汚泥引き抜きポン
プ15を運転して、余剰汚泥の引抜がなされる。前述の
ように、リミットスイッチ17によって上澄水排出装置
13の下限位置が検知されると、この下限位置検知信号
は制御手段16に入力され、制御手段16はリミットス
イッチ17から入力された下限位置検知信号に基づい
て、昇降装置12に引上げ作動信号を出力して、上澄水
排出装置13を待機位置に引上げ復帰させるとともに、
ポンプ駆動源14に停止信号を出力して、汚泥引き抜き
ポンプ15の運転を停止させる。
【0006】しかし、万一、リミットスイッチ17に作
動不良が生じると、回分槽5の水位が上澄水排出の下限
水位LWLまで低下しても、上澄水排出装置13による
排水が継続され、水位が過剰に低下することになり、汚
泥が混入した混濁水を排出する不都合の発生が懸念され
るとともに、汚泥引き抜きポンプ15の運転が継続され
て、回分槽5が空になる不都合の発生が懸念される。
動不良が生じると、回分槽5の水位が上澄水排出の下限
水位LWLまで低下しても、上澄水排出装置13による
排水が継続され、水位が過剰に低下することになり、汚
泥が混入した混濁水を排出する不都合の発生が懸念され
るとともに、汚泥引き抜きポンプ15の運転が継続され
て、回分槽5が空になる不都合の発生が懸念される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の回分
式汚水処理装置の運転制御方法では、汚泥が混入した混
濁水を排出する不都合の発生や、汚泥引き抜きポンプの
運転継続により回分槽が空になる不都合の発生などが懸
念される。そこで、本発明は、万一、検知スイッチに作
動不良が生じたとしても、汚泥が混入した混濁水を排出
する不都合や、汚泥引き抜きポンプの運転継続により回
分槽が空になる不都合などの発生を防止することができ
る回分式汚水処理装置の運転制御方法を提供することを
目的とする。
式汚水処理装置の運転制御方法では、汚泥が混入した混
濁水を排出する不都合の発生や、汚泥引き抜きポンプの
運転継続により回分槽が空になる不都合の発生などが懸
念される。そこで、本発明は、万一、検知スイッチに作
動不良が生じたとしても、汚泥が混入した混濁水を排出
する不都合や、汚泥引き抜きポンプの運転継続により回
分槽が空になる不都合などの発生を防止することができ
る回分式汚水処理装置の運転制御方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、流量調整槽から回分槽に原水が移送され
る原水の流入工程と、回分槽内で脱窒を目的とする攪拌
と、硝化を目的とするバッ気・攪拌を交互に行うバッ気
・攪拌工程と、回分槽内での活性汚泥の沈殿工程と、待
機位置で待機している上澄水排出装置を沈殿工程後に昇
降装置の作動により着水させて、上澄水を排出する排出
工程と、この排出工程の終了間際から終了時にかけて排
出工程にオーバラップして汚泥引抜きポンプの運転によ
ってなされる汚泥引抜き工程を1サイクルとして、1日
当り所定のサイクル数で回分的に行うように構成されて
いるとともに、検知スイッチにより前記上澄水排出装置
の下限位置を検知し、この検知に基づいて前記昇降装置
の作動により上澄水排出装置を前記待機位置まで引上
げ、かつ前記汚泥引抜きポンプに運転停止信号を出力し
て汚泥引抜きポンプの運転を停止させることで排出工程
および汚泥引抜き工程を終了するように構成した回分式
汚水処理装置において、水位検出手段により前記上澄水
排出装置の下限位置に相当する排出工程および汚泥引抜
き工程の終了下限水位を検知し、この水位検知に基づい
て前記昇降装置に上澄水排出装置の引上げを信号を出力
して該上澄水排出装置を前記待機位置まで引上げ、かつ
前記汚泥引抜きポンプに運転停止信号を出力して該汚泥
引抜きポンプの運転を停止させるバックアップ機能を併
有させていること特徴としている。本発明によれば、回
分槽の水位が上澄水排出装置の下限位置に相当する排出
工程および汚泥引抜き工程の終了下限水位まで低下する
と、この水位を水位検出手段により検知し、この水位検
知に基づいて上澄水排出装置を待機位置まで引上げ、か
つ汚泥引抜きポンプの運転を停止させることができる。
に、本発明は、流量調整槽から回分槽に原水が移送され
る原水の流入工程と、回分槽内で脱窒を目的とする攪拌
と、硝化を目的とするバッ気・攪拌を交互に行うバッ気
・攪拌工程と、回分槽内での活性汚泥の沈殿工程と、待
機位置で待機している上澄水排出装置を沈殿工程後に昇
降装置の作動により着水させて、上澄水を排出する排出
工程と、この排出工程の終了間際から終了時にかけて排
出工程にオーバラップして汚泥引抜きポンプの運転によ
ってなされる汚泥引抜き工程を1サイクルとして、1日
当り所定のサイクル数で回分的に行うように構成されて
いるとともに、検知スイッチにより前記上澄水排出装置
の下限位置を検知し、この検知に基づいて前記昇降装置
の作動により上澄水排出装置を前記待機位置まで引上
げ、かつ前記汚泥引抜きポンプに運転停止信号を出力し
て汚泥引抜きポンプの運転を停止させることで排出工程
および汚泥引抜き工程を終了するように構成した回分式
汚水処理装置において、水位検出手段により前記上澄水
排出装置の下限位置に相当する排出工程および汚泥引抜
き工程の終了下限水位を検知し、この水位検知に基づい
て前記昇降装置に上澄水排出装置の引上げを信号を出力
して該上澄水排出装置を前記待機位置まで引上げ、かつ
前記汚泥引抜きポンプに運転停止信号を出力して該汚泥
引抜きポンプの運転を停止させるバックアップ機能を併
有させていること特徴としている。本発明によれば、回
分槽の水位が上澄水排出装置の下限位置に相当する排出
工程および汚泥引抜き工程の終了下限水位まで低下する
と、この水位を水位検出手段により検知し、この水位検
知に基づいて上澄水排出装置を待機位置まで引上げ、か
つ汚泥引抜きポンプの運転を停止させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。なお、流量調整槽1、流量調整
ポンプP、自動微細目スクリーン2、汚水計量槽3、通
路4、回分槽5、オーバフロ通路6、原水供給遮断弁
7、攪拌機駆動源8、攪拌機9、空気供給源10、空気
供給管11、昇降装置12、上澄水排出装置13、ポン
プ駆動源14、汚泥引き抜きポンプ15、リミットスイ
ッチ17などは、前記従来例と同様であるので、これら
の構造および作用説明は省略する。
面に基づいて説明する。なお、流量調整槽1、流量調整
ポンプP、自動微細目スクリーン2、汚水計量槽3、通
路4、回分槽5、オーバフロ通路6、原水供給遮断弁
7、攪拌機駆動源8、攪拌機9、空気供給源10、空気
供給管11、昇降装置12、上澄水排出装置13、ポン
プ駆動源14、汚泥引き抜きポンプ15、リミットスイ
ッチ17などは、前記従来例と同様であるので、これら
の構造および作用説明は省略する。
【0010】図1において、回分槽5の水位は水位検出
手段18によって検知される。この水位検出手段18
は、たとえば投げ込み式の圧力水位計によってなる。水
位検出手段18によって上澄水排出装置13の下限位置
に相当する排出工程および汚泥引抜き工程の終了下限水
位LWLが検知されると、この検知信号は制御手段16
に入力され、制御手段16は、入力された検知信号に基
づいて昇降装置12に上澄水排出装置13の引上げを信
号を出力して、該上澄水排出装置13を実線で示す待機
位置まで引上げ、同時にポンプ駆動源14に停止信号を
出力して汚泥引抜きポンプ15の運転を停止させるよう
に構成されている。
手段18によって検知される。この水位検出手段18
は、たとえば投げ込み式の圧力水位計によってなる。水
位検出手段18によって上澄水排出装置13の下限位置
に相当する排出工程および汚泥引抜き工程の終了下限水
位LWLが検知されると、この検知信号は制御手段16
に入力され、制御手段16は、入力された検知信号に基
づいて昇降装置12に上澄水排出装置13の引上げを信
号を出力して、該上澄水排出装置13を実線で示す待機
位置まで引上げ、同時にポンプ駆動源14に停止信号を
出力して汚泥引抜きポンプ15の運転を停止させるよう
に構成されている。
【0011】前記構成において、図1において実線で示
す待機位置で待機している上澄水排出装置13は、沈殿
工程終了後に制御手段16から昇降装置12に出力され
る作動開始信号によって水面HWLに着水し、上澄水の
排出に伴う水面の低下に応じて昇降装置12を作動させ
ることにより、上澄水排出装置13を降下させて排水を
継続する。これにより、回分槽5の水位が上澄水排出装
置13の下限位置に相当する排出工程および汚泥引抜き
工程の終了下限水位LWLまで低下し、上澄水排出装置
13が図2および図4の一点鎖線で示す下限位置まで降
下すると、この状態をリミットスイッチ17によって検
知する。一方、上澄水排出装置13が下限位置まで降下
する少し手前で、制御手段16からポンプ駆動源14に
駆動信号が出力され、汚泥引き抜きポンプ15を運転し
て、余剰汚泥の引抜がなされる。前述のように、リミッ
トスイッチ17によって上澄水排出装置13の下限位置
が検知されると、この下限位置検知信号は制御手段16
に入力され、制御手段16はリミットスイッチ17から
入力された下限位置検知信号に基づいて、昇降装置12
に引上げ作動信号を出力して、上澄水排出装置13を待
機位置に引上げ復帰させるとともに、ポンプ駆動源14
に停止信号を出力して、汚泥引き抜きポンプ15の運転
を停止させる。
す待機位置で待機している上澄水排出装置13は、沈殿
工程終了後に制御手段16から昇降装置12に出力され
る作動開始信号によって水面HWLに着水し、上澄水の
排出に伴う水面の低下に応じて昇降装置12を作動させ
ることにより、上澄水排出装置13を降下させて排水を
継続する。これにより、回分槽5の水位が上澄水排出装
置13の下限位置に相当する排出工程および汚泥引抜き
工程の終了下限水位LWLまで低下し、上澄水排出装置
13が図2および図4の一点鎖線で示す下限位置まで降
下すると、この状態をリミットスイッチ17によって検
知する。一方、上澄水排出装置13が下限位置まで降下
する少し手前で、制御手段16からポンプ駆動源14に
駆動信号が出力され、汚泥引き抜きポンプ15を運転し
て、余剰汚泥の引抜がなされる。前述のように、リミッ
トスイッチ17によって上澄水排出装置13の下限位置
が検知されると、この下限位置検知信号は制御手段16
に入力され、制御手段16はリミットスイッチ17から
入力された下限位置検知信号に基づいて、昇降装置12
に引上げ作動信号を出力して、上澄水排出装置13を待
機位置に引上げ復帰させるとともに、ポンプ駆動源14
に停止信号を出力して、汚泥引き抜きポンプ15の運転
を停止させる。
【0012】一方、前記リミットスイッチ17によって
上澄水排出装置13の下限位置が検知されるのと同時も
しくは略同時に、水位検出手段18によって汚泥引抜き
工程の終了下限水位LWLが検知される。この検知信号
は制御手段16に入力され、制御手段16は、入力され
た検知信号に基づいて昇降装置12に上澄水排出装置1
3の引上げを信号を出力して、該上澄水排出装置13を
実線で示す待機位置まで引上げ、同時にポンプ駆動源1
4に停止信号を出力して汚泥引抜きポンプ15の運転を
停止させる。
上澄水排出装置13の下限位置が検知されるのと同時も
しくは略同時に、水位検出手段18によって汚泥引抜き
工程の終了下限水位LWLが検知される。この検知信号
は制御手段16に入力され、制御手段16は、入力され
た検知信号に基づいて昇降装置12に上澄水排出装置1
3の引上げを信号を出力して、該上澄水排出装置13を
実線で示す待機位置まで引上げ、同時にポンプ駆動源1
4に停止信号を出力して汚泥引抜きポンプ15の運転を
停止させる。
【0013】本発明によれば、回分槽5の水位が上澄水
排出装置の下限位置に相当する排出工程および汚泥引抜
き工程の終了下限水位LWLまで低下すると、この水位
LWLを水位検出手段18により検知し、これに基づい
て上澄水排出装置13を待機位置まで引上げ、かつ汚泥
引抜きポンプ15の運転を停止させることができるの
で、万一、リミットスイッチ17に作動不良が生じたと
しても、汚泥が混入した混濁水を排出する不都合や、汚
泥引き抜きポンプ15の運転継続により回分槽5が空に
なる不都合などが発生することはない。
排出装置の下限位置に相当する排出工程および汚泥引抜
き工程の終了下限水位LWLまで低下すると、この水位
LWLを水位検出手段18により検知し、これに基づい
て上澄水排出装置13を待機位置まで引上げ、かつ汚泥
引抜きポンプ15の運転を停止させることができるの
で、万一、リミットスイッチ17に作動不良が生じたと
しても、汚泥が混入した混濁水を排出する不都合や、汚
泥引き抜きポンプ15の運転継続により回分槽5が空に
なる不都合などが発生することはない。
【0014】なお、前記実施の形態では、水位検出手段
18はとして、投げ込み式の圧力水位計を使用している
が、他の水位計(たとえばフロート式水位計)を使用し
てもよい。また、上澄水排出装置13として、もぐり堰
型のものを使用しているが、他の型式の上澄水排出装置
13を使用してもよい。さらに、1つの回分槽5に適用
した構成で説明しているが、2つの回分槽5を使用した
標準的な2系列あるいは3つ以上の回分槽5を使用した
3系列以上の回分式汚水処理装置にも適用可能である。
18はとして、投げ込み式の圧力水位計を使用している
が、他の水位計(たとえばフロート式水位計)を使用し
てもよい。また、上澄水排出装置13として、もぐり堰
型のものを使用しているが、他の型式の上澄水排出装置
13を使用してもよい。さらに、1つの回分槽5に適用
した構成で説明しているが、2つの回分槽5を使用した
標準的な2系列あるいは3つ以上の回分槽5を使用した
3系列以上の回分式汚水処理装置にも適用可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、回分槽
の水位が上澄水排出装置の下限位置に相当する排出工程
および汚泥引抜き工程の終了下限水位まで低下すると、
この水位を水位検出手段により検知し、この水位検知に
基づいて上澄水排出装置を待機位置まで引上げ、かつ汚
泥引抜きポンプの運転を停止させることができるので、
万一、検知スイッチに作動不良が生じたとしても、汚泥
が混入した混濁水を排出する不都合や、汚泥引き抜きポ
ンプの運転継続により回分槽が空になる不都合などの発
生を確実に防止することができる。
の水位が上澄水排出装置の下限位置に相当する排出工程
および汚泥引抜き工程の終了下限水位まで低下すると、
この水位を水位検出手段により検知し、この水位検知に
基づいて上澄水排出装置を待機位置まで引上げ、かつ汚
泥引抜きポンプの運転を停止させることができるので、
万一、検知スイッチに作動不良が生じたとしても、汚泥
が混入した混濁水を排出する不都合や、汚泥引き抜きポ
ンプの運転継続により回分槽が空になる不都合などの発
生を確実に防止することができる。
【図1】本発明の一実施の形態を示す系統図である。
【図2】従来例の系統図である。
【図3】処理工程と処理時間の関係の一例を示す図表で
ある。
ある。
【図4】上澄水排出装置の一例を示す拡大説明図であ
る。
る。
1 流量調整槽 5 回分槽 12 昇降装置 13 上澄水排出装置 15 汚泥引抜きポンプ 17 リミットスイッチ(検知スイッチ) 18 投げ込み式の圧力水位計(水位検出手段) LWL 上澄水排出装置の下限位置に相当する排出工程
および汚泥引抜き工程の終了下限水位
および汚泥引抜き工程の終了下限水位
Claims (1)
- 【請求項1】 流量調整槽から回分槽に原水が移送され
る原水の流入工程と、回分槽内で脱窒を目的とする攪拌
と、硝化を目的とするバッ気・攪拌を交互に行うバッ気
・攪拌工程と、回分槽内での活性汚泥の沈殿工程と、待
機位置で待機している上澄水排出装置を沈殿工程後に昇
降装置の作動により着水させて、上澄水を排出する排出
工程と、この排出工程の終了間際から終了時にかけて排
出工程にオーバラップして汚泥引抜きポンプの運転によ
ってなされる汚泥引抜き工程を1サイクルとして、1日
当り所定のサイクル数で回分的に行うように構成されて
いるとともに、検知スイッチにより前記上澄水排出装置
の下限位置を検知し、この検知に基づいて前記昇降装置
の作動により上澄水排出装置を前記待機位置まで引上
げ、かつ前記汚泥引抜きポンプに運転停止信号を出力し
て汚泥引抜きポンプの運転を停止させることで排出工程
および汚泥引抜き工程を終了するように構成した回分式
汚水処理装置において、水位検出手段により前記上澄水
排出装置の下限位置に相当する排出工程および汚泥引抜
き工程の終了下限水位を検知し、この水位検知に基づい
て前記昇降装置に上澄水排出装置の引上げを信号を出力
して該上澄水排出装置を前記待機位置まで引上げ、かつ
前記汚泥引抜きポンプに運転停止信号を出力して該汚泥
引抜きポンプの運転を停止させるバックアップ機能を併
有させていること特徴とする回分式汚水処理装置の運転
制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9245447A JPH1177081A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 回分式汚水処理装置の運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9245447A JPH1177081A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 回分式汚水処理装置の運転制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1177081A true JPH1177081A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17133807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9245447A Pending JPH1177081A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 回分式汚水処理装置の運転制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1177081A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002102606A (ja) * | 2000-10-02 | 2002-04-09 | Nishihara Environ Sanit Res Corp | 水処理装置 |
CN105481085A (zh) * | 2015-08-21 | 2016-04-13 | 仲恺农业工程学院 | 一种控制流场快速培养好氧颗粒污泥的方法及装置 |
CN114274362A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-04-05 | 三一汽车制造有限公司 | 泵送设备与搅拌设备的协同控制方法、系统及作业机械 |
-
1997
- 1997-09-10 JP JP9245447A patent/JPH1177081A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002102606A (ja) * | 2000-10-02 | 2002-04-09 | Nishihara Environ Sanit Res Corp | 水処理装置 |
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CN114274362A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-04-05 | 三一汽车制造有限公司 | 泵送设备与搅拌设备的协同控制方法、系统及作业机械 |
CN114274362B (zh) * | 2021-12-21 | 2024-01-30 | 三一汽车制造有限公司 | 泵送设备与搅拌设备的协同控制方法、系统及作业机械 |
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