JP2003126898A - 排水処理システム - Google Patents

排水処理システム

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JP2003126898A
JP2003126898A JP2001328881A JP2001328881A JP2003126898A JP 2003126898 A JP2003126898 A JP 2003126898A JP 2001328881 A JP2001328881 A JP 2001328881A JP 2001328881 A JP2001328881 A JP 2001328881A JP 2003126898 A JP2003126898 A JP 2003126898A
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JP
Japan
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tank
solid
treatment system
inflow
pump
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Application number
JP2001328881A
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English (en)
Inventor
Kozo Akamatsu
功三 赤松
Toshihiro Tamura
敏裕 田村
Yoshihiro Tanimoto
好広 谷本
Keiichi Fujimoto
恵一 藤本
Isao Yoneda
勲 米田
Hiroyuki Takami
博之 高見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体流出防止部材を固体分を含んだ排水の流
入時に効率良く洗浄することができ、固体流出防止部材
に閉塞が生じて固体分を含む排水が処理槽に流出したり
するのを防いで、水処理性能の向上を図ることができる
排水処理システムを提供する。 【解決手段】 固体分を含む排水を処理する排水処理シ
ステムにおいて、固体分を含む排水が流入する初段の槽
(固液分離槽10)の流出口15に設けられて固体分の
流出を防ぐ固体流出防止部材(パンチングメタル16)
と、この固体流出防止部材を洗浄する洗浄手段(散気管
13等)と、前記排水の流入を検知する検知手段と、こ
の検知手段で排水の流入を検知したときに前記洗浄手段
を動作させる制御手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ディスポーザ等
の粉砕手段で粉砕された粉砕生ごみ等の固体分をを含む
排水を処理する排水処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、例えば特開2
000−317483号公報(C02F 3/08)に
開示されたものでは、排水と共に流入した固体分が流出
しないように壁面にスクリーンを有した浄化ドラムを設
け、この浄化ドラムのスクリーンの閉塞を防ぐための洗
浄を排水の流入とは関係なく所定時間毎に行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うなスクリーン等の固体流出防止部材が閉塞し易いの
は、固体分を含んだ排水の流入時であり、洗浄を排水の
流入とは関係なく所定時間毎に行っても、効率良く洗浄
できず、洗浄が行われない所定時間の間に固体流出防止
部材に閉塞が生じると固体分を含む排水が浄化ドラムを
超えて処理槽に流出したりして、水処理性能が低下する
虞がある。
【0004】そこで、本願発明はこのような課題を解決
するためになされたものであり、固体流出防止部材を固
体分を含んだ排水の流入時に効率良く洗浄することがで
き、固体流出防止部材に閉塞が生じて固体分を含む排水
が処理槽に流出したりするのを防いで、水処理性能の向
上を図ることができる排水処理システムを提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本願発明は、固体分を含む排水を処理する
排水処理システムにおいて、前記固体分を含む排水が流
入する初段の槽の流出口に設けられて固体分の流出を防
ぐ固体流出防止部材と、この固体流出防止部材を洗浄す
る洗浄手段と、前記排水の流入を検知する検知手段と、
この検知手段で排水の流入を検知したときに前記洗浄手
段を動作させる制御手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0006】さらに、前記制御手段は、前記検知手段で
検知される排水の流入が停止したときには前記洗浄手段
の動作を停止することを特徴とするものである。
【0007】また、前記固体分を含む排水は、粉砕手段
で粉砕された粉砕生ごみを含む排水であって、前記検知
手段として、前記粉砕手段の駆動電流を検出する電流検
出部を備えたことを特徴とするものである。
【0008】また、前記制御手段は、前記電流検出部で
粉砕手段の駆動電流が検出されなくなってから所定時間
後に前記洗浄手段の動作を停止することを特徴とするも
のである。
【0009】また、前記所定時間は、前記粉砕手段が停
止してから前記初段の槽への流入が終了するまでの時間
を考慮して設定されることを特徴とするものである。
【0010】一方、前記固体分を含む排水は、中継ポン
プ槽を介して流入する排水であって、前記検知手段とし
て、前記中継ポンプ槽のポンプの駆動電流を検出する電
流検出部を備えたことを特徴とするものである。
【0011】また、前記制御手段は、前記電流検出部で
中継ポンプ槽のポンプの駆動電流が検出されなくなって
から所定時間後に前記洗浄手段の動作を停止することを
特徴とするものである。
【0012】また、前記所定時間は、前記中継ポンプ槽
のポンプが停止してから前記初段の槽への流入が終了す
るまでの時間を考慮して設定されることを特徴とするも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は、本願発明の一実施形態によるディ
スポーザ排水処理システムの全体構成を示すシステム構
成図、図2はその制御系の要部を示すブロック構成図で
ある。
【0015】本実施形態のディスポーザ排水処理システ
ムは、ディスポーザ1から自然流下によって流入する粉
砕生ごみを含んだ排水や台所で使用した生活排水を所定
水質に浄化してから下水道へ放流するものであり、固液
分離槽10、処理槽(曝気槽)20、沈殿分離槽30、
固液分離装置40、コンポスト化(堆肥化)装置50及
び図2に示すエアリフト用ブロワポンプ61,62、曝
気用ブロワポンプ63、洗浄用ブロワポンプ64、シス
テム全体を制御するマイコン100等から構成されてい
る。また、マイコン100には、操作表示部70、ディ
スポーザ電流検出部1a等が接続されており、ディスポ
ーザ1や各ブロワポンプ61〜64等が制御されるよう
になっている。
【0016】固液分離槽10には、ディスポーザ1から
の流入管11と、槽底部から固液分離装置40に粉砕生
ごみや汚泥等を移送するためのエアリフト管12と、沈
殿分離槽30からの汚泥返送用エアリフト管31と、固
体流出防止部材としてのパンチングメタル16の洗浄用
散気管13が配管されており、エアリフト管12には図
2に示したエアリフト用ブロワポンプ61が、散気管1
3には洗浄用ブロワポンプ64がそれぞれ接続されてい
る。
【0017】また、槽上部には、ディスポーザ1からの
排水等が流入する流入部14と、上澄み液を処理槽20
に自然流下させるための流出部15が形成されている。
この流出部15の内側には、固体流出防止部材として多
数の細孔が形成されたパンチングメタル16が傾斜した
状態に取り付けられており、また、流入部14の下方に
は流入する排水の勢いを抑えると共に流れを整流する整
流板17が下方に傾斜した状態に取り付けられている。
この固液分離槽10では、粉砕生ごみや汚泥等を含んだ
固液混合物を自然沈降により固体分と液体分に分離す
る。
【0018】処理槽20には、その底部に曝気用の散気
管21が配置されており、図2に示した曝気用ブロワポ
ンプ63が接続されている。また、槽上部には、上澄み
液を沈殿分離槽30に自然流下させるための流出部22
が形成されている。この処理槽20では、散気管21を
用いた曝気処理により担体(図示せず)に棲息する好気
性微生物を活性化させて被処理水中の有機物成分を分解
処理する。
【0019】また、沈殿分離槽30には、槽底部から上
記固液分離槽10に沈殿汚泥を返送するための汚泥返送
用エアリフト管31が配管されており、図2に示したエ
アリフト用ブロワポンプ62が接続されている。また、
槽上部には、上澄み液を自然流下させるための排水口3
2が形成されており、この排水口32に下水道への排水
管が接続されている。この沈殿分離槽30では、処理槽
20で発生した汚泥を自然沈降により槽底部に沈殿分離
する。
【0020】固液分離装置40は、固液分離槽10から
移送される粉砕生ごみや汚泥等を含む固液混合物を機械
的に固体分と液体分に分離し、分離された液体分は固液
分離槽10に戻し、固体分はコンポスト化装置50に投
入する。
【0021】コンポスト化装置50は、投入された固体
分(有機物)を予め収納されている担体に棲息する微生
物により分解処理して、堆肥化する。
【0022】上記構成における全体の概略動作を説明す
ると、まずディスポーザ1からの粉砕生ごみを含んだ排
水や生活排水は流入管11を介して固液分離槽10に投
入され、ここで沈降分離した粉砕生ごみや汚泥等がエア
リフト管12により固液分離装置40に投入される。上
記固液分離槽10への流入時には、流入部14の下方に
設けられた整流板17によって、流入する排水の勢いが
抑えられると共に流れが整流されるので、槽の底部に既
に沈殿している粉砕生ごみや汚泥等が舞い上げられるの
を抑制することができ、沈殿している粉砕生ごみや汚泥
等をエアリフト管12により効率良く固液分離装置40
に移送することができると共に、舞い上げられた汚泥が
処理槽20に流出するのを防ぐことができる。
【0023】固液分離装置40に投入された固液混合物
は固体分と液体分に分離されて、液体分は固液分離槽1
0に戻され、固体分はコンポスト化装置50に投入され
て微生物による有機物分解処理により堆肥化される。
【0024】また、固液分離槽10の上澄み液はパンチ
ングメタル16を通して流出部15から処理槽20に自
然流下して、散気管21による曝気処理により有機物成
分が担体に棲息する微生物により分解処理される。
【0025】そして、この処理槽20の上澄み液が流出
部22から沈殿分離槽30に自然流下して汚泥が沈殿分
離され、その上澄み液が排水口32から排水管を介して
下水道に放流される。
【0026】沈殿分離槽30で沈殿した汚泥はエアリフ
ト管31で初段の固液分離槽10に返送され、上述した
ようにして粉砕生ごみと共にエアリフト管12で固液分
離装置40に投入されて回収される。
【0027】本実施形態では、固液分離槽10の流出部
15の手前にパンチングメタル16を設けることによ
り、パンチングメタル16の細孔よりも大きな固体分の
処理槽20への流出を防ぐことができる。
【0028】上記パンチングメタル16は、その下部に
配置された散気管13より洗浄用ブロワポンプ64から
の空気を散気することで、散気と、散気により矢印で示
すように発生する水流によって洗浄される。これによ
り、パンチングメタル16の細孔の目詰まりによる閉塞
を防ぐことができる。また、上記水流は矢印で示すよう
に整流板17の上面にも達するので、整流板17の上面
に付着した汚泥等が洗い落とされ、槽底部に沈降する。
【0029】図3は、本実施形態におけるパンチングメ
タル16の洗浄処理を示すフローチャートであり、以
下、このフローチャートを参照して、本実施形態の洗浄
処理について説明する。
【0030】上記フローチャートで示す処理がスタート
すると、先ず、前記ディスポーザ電流検出部1aでディ
スポーザ1の駆動電流が検出されたか否かをチェックす
る(判断101)。
【0031】上記ディスポーザ電流検出部1aでディス
ポーザ1の駆動電流が検出されるのを待って(判断10
1のNOループ)、検出されると(判断101のYE
S)、洗浄用ブロワポンプ64を駆動してパンチングメ
タル16の洗浄動作処理が行われる(処理102)。
【0032】これにより、ディスポーザ1からの粉砕生
ごみを含む排水の流入を確実に検出することができると
共に、粉砕生ごみを含む排水が流入しても、洗浄用散気
管13からの散気によって図1に矢印で示すような水流
が発生して、粉砕生ごみがパンチングメタル16から遠
ざけられるので、パンチングメタル16が粉砕生ごみで
目詰まりして閉塞するのを効率良く防ぐことができる。
【0033】このように、粉砕生ごみを含む排水の流入
時に効率良くパンチングメタル16を洗浄でき、パンチ
ングメタル16の閉塞によって粉砕生ごみを含む排水が
パンチングメタル16を超えて処理槽20に流出した
り、固液分離槽10外にオーバーフローするのを防ぐこ
とができるので、水処理性能の向上を図ることができ
る。
【0034】上記洗浄処理は、ディスポーザ電流検出部
1aでディスポーザ電流が検出されている間は続けられ
る(判断103のYES→処理102のループ)。ディ
スポーザ電流検出部1aでディスポーザ電流が検出され
なくなると(判断103のNO)、所定期間経過するの
を待って(判断104のNOループ)、所定時間経過す
ると洗浄用ブロワポンプ64を停止することによりパン
チングメタル16の洗浄動作を停止する(処理10
5)。
【0035】上記所定時間は、ディスポーザ1が停止し
てから自然流下によって固液分離槽10への流入が終了
するまでの時間を考慮して設定される。すなわち、ディ
スポーザ1から固液分離槽10への流入管11の配管長
による流入遅れ時間を考慮して設定される。
【0036】これにより、ディスポーザ1からの粉砕生
ごみを含んだ排水が流入している間はパンチングメタル
16の洗浄が行われるので、閉塞を防ぐに十分な洗浄を
行うことができると共に、消費電力の低減を図ることが
できる。
【0037】なお、上記実施形態では、ディスポーザ電
流検出部1aを設けてディスポーザ1で粉砕された粉砕
生ごみを含む排水の流入を確実に検知できるようにして
いるが、操作表示部70にあるディスポーザスタートス
イッチがONされたのを検出してパンチングメタル16
の洗浄を開始するようにしても良い。また、固液分離槽
10への流入管11にひずみセンサを設けたり、フロー
スイッチ(流量検出センサ)を設けて、排水の流入や停
止を検出することも可能である。
【0038】ところで、上記実施形態では、ディスポー
ザ1が設置された台所シンクの高さより固液分離槽10
の高さが低く、ディスポーザ排水が自然流下によって固
液分離槽10に直接流入する構成の場合について説明し
たが、ディスポーザ1が設置された台所シンクの高さよ
り固液分離槽10の高さが高い場合は自然流下を利用す
ることができないので、間に中継ポンプ槽を介在させる
必要がある。
【0039】この場合の全体構成を図4に示す。なお、
前記図1と同一符号は同一又は相当部分を示している。
【0040】図4に示すように、ディスポーザ1からの
排水管11aは中継ポンプ槽2に配管され、中継ポンプ
槽2内に設置された圧送ポンプ3の吐出口に沈殿分離槽
10への流入管11bが接続されている。上記圧送ポン
プ3は、中継ポンプ槽2内に取り付けられたフロートス
イッチ(図示せず)のON/OFFに基づき制御され
る。他の構成は前記図1に示したものと同じである。
【0041】図5は、本実施形態の制御系の要部を示す
ブロック構成図であり、前記図2と同一符号は同一又は
相当部分を示している。
【0042】本実施形態では、前記実施形態のディスポ
ーザ電流検出部1aの代わりに、圧送ポンプ3の駆動電
流を検出する圧送ポンプ電流検出部3aを設けている。
【0043】図6は、本実施形態におけるパンチングメ
タル16の洗浄処理を示すフローチャートであり、基本
的動作は前記実施形態と同様であるが、以下、このフロ
ーチャートを参照して、本実施形態の洗浄処理について
説明する。
【0044】上記フローチャートで示す処理がスタート
すると、先ず、上記圧送ポンプ電流検出部3aで圧送ポ
ンプ3の駆動電流が検出されたか否かをチェックする
(判断201)。
【0045】上記圧送ポンプ電流検出部3aで圧送ポン
プ3の駆動電流が検出されるのを待って(判断201の
NOループ)、検出されると(判断201のYES)、
洗浄用ブロワポンプ64を駆動してパンチングメタル1
6の洗浄動作処理が行われる(処理202)。
【0046】これにより、中継ポンプ槽2からの粉砕生
ごみを含む排水の流入を確実に検出することができると
共に、粉砕生ごみを含む排水が流入しても、洗浄用散気
管13からの散気によって図4に矢印で示すような水流
を発生して、粉砕生ごみがパンチングメタル16から遠
ざけられるので、パンチングメタル16が粉砕生ごみで
目詰まりして閉塞するのを効率良く防ぐことができる。
【0047】従って、前記実施形態同様、粉砕生ごみを
含む排水の流入時に効率良くパンチングメタル16を洗
浄でき、パンチングメタル16の閉塞によって粉砕生ご
みを含む排水がパンチングメタル16を超えて処理槽2
0に流出したり、固液分離槽10外にオーバーフローす
るのを防ぐことができるので、水処理性能の向上を図る
ことができる。
【0048】上記洗浄処理は、圧送ポンプ電流検出部3
aで圧送ポンプ電流が検出されている間は続けられる
(判断203のYES→処理202のループ)。圧送ポ
ンプ電流検出部3aで圧送ポンプ電流が検出されなくな
ると(判断203のNO)、所定期間経過するのを待っ
て(判断204のNOループ)、所定時間経過すると洗
浄用ブロワポンプ64を停止することによりパンチング
メタル16の洗浄動作を停止する(処理205)。
【0049】上記所定時間は、圧送ポンプ3が停止して
から固液分離槽10への流入が終了するまでの時間を考
慮して設定される。この場合、自然流下ではないので、
圧送ポンプ3が停止すると圧送ポンプ3から固液分離槽
10への流入管11bの立ち上がり部分に残っている排
水は中継ポンプ槽2内に戻ってしまうため、固液分離槽
10への流入管11bの立ち上がり部分を除いた配管長
による流入遅れ時間を考慮して設定される。
【0050】これにより、中継ポンプ槽2からの粉砕生
ごみを含んだ排水が流入している間はパンチングメタル
16の洗浄が行われるので、閉塞を防ぐに十分な洗浄を
行うことができると共に、消費電力の低減を図ることが
できる。
【0051】なお、本実施形態では、圧送ポンプ電流検
出部3aを設けて中継ポンプ槽2からの排水の流入を確
実に検知できるようにしているが、中継ポンプ槽2内に
設けられたフロートスイッチのON/OFFを検出して
パンチングメタル16の洗浄の開始/停止を設定するよ
うにしても良い。また、固液分離槽10への流入管11
bにひずみセンサを設けたり、フロースイッチを設け
て、排水の流入や停止を検出することも可能である。
【0052】また、上記各実施形態では、散気管13の
散気によって発生する水流によりパンチングメタル16
を洗浄するようにしているが、例えばスクリューによっ
て発生する水流を利用する等の他の洗浄方法の場合にも
本願発明は適用可能である。
【0053】また、上記各実施形態では、固体流出防止
部材としてパンチングメタル16を用いているが、スク
リーン等の他の固体流出防止部材を用いたものにも本願
発明は適用可能である。
【0054】また、上記各実施形態では、エアリフトや
散気や洗浄用のブロワポンプをそれぞれ備えたものにつ
いて示したが、一台のブロワポンプからの空気を空気流
路切替装置(多方弁)を介して各用途毎に切り替えて使
用することもできる。
【0055】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、固体分
を含む排水を処理する排水処理システムにおいて、固体
分を含む排水が流入する初段の槽の流出口に設けられて
固体分の流出を防ぐ固体流出防止部材と、この固体流出
防止部材を洗浄する洗浄手段と、前記排水の流入を検知
する検知手段と、この検知手段で排水の流入を検知した
ときに前記洗浄手段を動作させる制御手段とを備えたこ
とにより、固体分を含む排水の流入時に効率良く固体流
出防止部材を洗浄でき、固体流出防止部材の閉塞によっ
て固体分を含む排水が固体流出防止部材を超えて処理槽
に流出したり、槽外にオーバーフローするのを防ぐこと
ができるので、水処理性能の向上を図ることができる。
【0056】さらに、前記制御手段は、前記検知手段で
検知される排水の流入が停止したときには洗浄手段の動
作を停止することにより、消費電力の低減を図ることが
できる。
【0057】また、前記固体分を含む排水は、粉砕手段
で粉砕された粉砕生ごみを含む排水であって、前記検知
手段として、粉砕手段の駆動電流を検出する電流検出部
を備えたことにより、粉砕生ごみを含む排水の流入を確
実に検出することができる。
【0058】また、前記制御手段は、電流検出部で粉砕
手段の駆動電流が検出されなくなってから所定時間後に
洗浄手段の動作を停止することにより、粉砕手段が停止
してからの流入にも対応できると共に、消費電力の低減
を図ることができる。
【0059】また、前記所定時間は、粉砕手段が停止し
てから初段の槽への流入が終了するまでの時間を考慮し
て設定されるので、粉砕生ごみを含んだ排水が流入して
いる間は洗浄が行われて、閉塞を防ぐに十分な洗浄を行
うことができると共に、消費電力の低減を図ることがで
きる。
【0060】一方、前記固体分を含む排水は、中継ポン
プ槽を介して流入する排水であって、前記検知手段とし
て、中継ポンプ槽のポンプの駆動電流を検出する電流検
出部を備えたことにより、中継ポンプ槽が介在する場合
にも排水の流入を確実に検出することができる。
【0061】また、前記制御手段は、電流検出部で中継
ポンプ槽のポンプの駆動電流が検出されなくなってから
所定時間後に洗浄手段の動作を停止することにより、中
継ポンプ槽のポンプが停止してからの流入にも対応でき
ると共に、消費電力の低減を図ることができる。
【0062】また、前記所定時間は、中継ポンプ槽のポ
ンプが停止してから初段の槽への流入が終了するまでの
時間を考慮して設定されるので、排水が流入している間
は洗浄が行われて、閉塞を防ぐに十分な洗浄を行うこと
ができると共に、消費電力の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態によるディスポーザ排水
処理システムの全体構成を示すシステム構成図。
【図2】上記実施形態の制御系の要部を示すブロック構
成図。
【図3】上記実施形態におけるパンチングメタル洗浄処
理の制御例を示すフローチャート。
【図4】本願発明の他の実施形態によるディスポーザ排
水処理システムの全体構成を示すシステム構成図。
【図5】上記他の実施形態の制御系の要部を示すブロッ
ク構成図。
【図6】上記他の実施形態におけるパンチングメタル洗
浄処理の制御例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ディスポーザ 1a ディスポーザ電流検出部 2 中継ポンプ槽 3 圧送ポンプ 3a 圧送ポンプ電流検出部 10 固液分離槽 11,11b 流入管 12 エアリフト管 13 洗浄用散気管 14 流入部 15 流出部 16 パンチングメタル 17 整流板 20 処理槽 21 曝気用散気管 22 流出部 30 沈殿分離槽 31 汚泥返送用エアリフト管 32 排水口 40 固液分離装置 50 コンポスト化装置 61,62 エアリフト用ブロワポンプ 63 曝気用ブロワポンプ 64 洗浄用ブロワポンプ 70 操作表示部 100 マイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷本 好広 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 藤本 恵一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 米田 勲 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 高見 博之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA03 CA04 CA13 CA17 DA01 DA02 DA20 4D059 AA07 BE00 BE02 BE31 BE49 CA22 CB01 CB17 CB27 CC01 EA20 EB20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体分を含む排水を処理する排水処理シ
    ステムにおいて、 前記固体分を含む排水が流入する初段の槽の流出口に設
    けられて固体分の流出を防ぐ固体流出防止部材と、この
    固体流出防止部材を洗浄する洗浄手段と、前記排水の流
    入を検知する検知手段と、この検知手段で排水の流入を
    検知したときに前記洗浄手段を動作させる制御手段とを
    備えたことを特徴とする排水処理システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記検知手段で検知さ
    れる排水の流入が停止したときには前記洗浄手段の動作
    を停止することを特徴とする請求項1記載の排水処理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記固体分を含む排水は、粉砕手段で粉
    砕された粉砕生ごみを含む排水であって、前記検知手段
    として、前記粉砕手段の駆動電流を検出する電流検出部
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    排水処理システム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記電流検出部で粉砕
    手段の駆動電流が検出されなくなってから所定時間後に
    前記洗浄手段の動作を停止することを特徴とする請求項
    3記載の排水処理システム。
  5. 【請求項5】 前記所定時間は、前記粉砕手段が停止し
    てから前記初段の槽への流入が終了するまでの時間を考
    慮して設定されることを特徴とする請求項4記載の排水
    処理システム。
  6. 【請求項6】 前記固体分を含む排水は、中継ポンプ槽
    を介して流入する排水であって、前記検知手段として、
    前記中継ポンプ槽のポンプの駆動電流を検出する電流検
    出部を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の排水処理システム。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記電流検出部で中継
    ポンプ槽のポンプの駆動電流が検出されなくなってから
    所定時間後に前記洗浄手段の動作を停止することを特徴
    とする請求項6記載の排水処理システム。
  8. 【請求項8】 前記所定時間は、前記中継ポンプ槽のポ
    ンプが停止してから前記初段の槽への流入が終了するま
    での時間を考慮して設定されることを特徴とする請求項
    7記載の排水処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009247956A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Sekisui Chem Co Ltd 家畜糞尿輸送システム

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