JP2002292387A - 排水処理装置 - Google Patents

排水処理装置

Info

Publication number
JP2002292387A
JP2002292387A JP2001099612A JP2001099612A JP2002292387A JP 2002292387 A JP2002292387 A JP 2002292387A JP 2001099612 A JP2001099612 A JP 2001099612A JP 2001099612 A JP2001099612 A JP 2001099612A JP 2002292387 A JP2002292387 A JP 2002292387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid
liquid separation
separation tank
tank
wastewater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001099612A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Akamatsu
功三 赤松
Toshihiro Tamura
敏裕 田村
Yoshihiro Tanimoto
好広 谷本
Keiichi Fujimoto
恵一 藤本
Isao Yoneda
勲 米田
Hiroyuki Takami
博之 高見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001099612A priority Critical patent/JP2002292387A/ja
Publication of JP2002292387A publication Critical patent/JP2002292387A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流入に関連させることにより、不具合なく固
体流出防止部材の洗浄を行うことができる排水処理装置
を提供する。 【解決手段】 流入する排水中に含まれる固体分を沈殿
分離する固液分離槽10と、固液分離槽10から流出す
る排水中の有機物成分を微生物により分解処理する処理
槽20と、固液分離槽10の流出部15に設けられて固
体分が処理槽20へ流出するのを防ぐ固体流出防止部材
(パンチングメタル16)と、前記固体流出防止部材を
洗浄する洗浄手段(洗浄用ブロワポンプ及び散気管1
3)と、固液分離槽10への流入に基づき前記洗浄手段
を制御する制御手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、例えばディスポ
ーザで粉砕された生ごみ粉砕物等の固体分を含む排水を
処理する排水処理装置に係わり、特に固体分を含む排水
が流入する槽から次槽への固体分の流出を防ぐ技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平05−123692
号公報(C02F 3/28)に開示されたものでは、
固体分が流出しないようにするため、長繊維束を厚み方
向に重ねた状態で並列に引き揃えてスクリーンを形成し
て、固体分の流出を防いでいる。また、水面下に位置す
るスクリーンの下側近傍に、このスクリーンを洗浄する
ためのガスをバブリングする洗浄用ガス吹き出し管を設
けている。
【0003】上記のものでは、相互に束縛されていない
長繊維の集合としてスクリーンが構成されているため、
気泡のバブリングによって隣接繊維がランダムに動くこ
とができ、これによってこの繊維束に捕捉されていた固
体分が容易に除去されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば台所
で使用した生活排水や台所で発生した生ごみをディスポ
ーザで粉砕し生ごみ粉砕物(固体分)を含んだ排水とし
て処理する排水処理装置においては、生活排水や生ごみ
粉砕物を含む排水等を受け入れる槽の流出部に、パンチ
ングメタル等で構成される固体流出防止部材を取り付け
ることにより、固体分が処理槽等へ流出するのを防ぐこ
とができる。
【0005】しかし、生ごみ粉砕物によりパンチングメ
タル等で構成される固体流出防止部材が閉塞しやすく、
閉塞すると、装置外にオーバーフローしてしまう虞があ
る。また、生ごみ粉砕物を含んだ排水等が流入する槽の
流入部に、流入する排水の勢いを抑えると共に流れを整
流する整流板を備えた場合、整流板に付着した汚泥が排
水の流入と共に処理槽に流出してしまい、処理槽での水
処理性能が低下してしまう。
【0006】なお、前記特開平05−123692号公
報に開示されたものでは、スクリーンの下側に沿って水
平に2本延設したガス吹出し管で、週2回片側5分づつ
洗浄を行なった例が開示されているが、排水の流入との
関連については開示されておらず、排水の流入に関係な
く洗浄を行うと、スクリーンの閉塞が発生したり、汚泥
が処理槽へ多量に流出する等の不具合が生じる虞があ
る。
【0007】そこで、本願発明はこのような課題を解決
するためになされたものであり、流入に関連させること
により、不具合なく固体流出防止部材の洗浄を行うこと
ができる排水処理装置を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本願発明は、流入する排水中に含まれる固
体分を沈殿分離する固液分離槽と、前記固液分離槽から
流出する排水中の有機物成分を微生物により分解処理す
る処理槽と、前記固液分離槽の流出部に設けられて固体
分が処理槽へ流出するのを防ぐ固体流出防止部材と、前
記固体流出防止部材を洗浄する洗浄手段と、前記固液分
離槽への流入に基づき前記洗浄手段を制御する制御手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】また、流入する排水中に含まれる固体分を
沈殿分離する固液分離槽と、前記固液分離槽から流出す
る排水中の有機物成分を微生物により分解処理する処理
槽と、前記処理槽で発生した汚泥を沈殿分離する沈殿分
離槽と、前記沈殿分離槽に沈殿した汚泥を前記固液分離
槽に返送する返送手段と、前記固液分離槽に沈殿した固
体分を含む汚泥を固体分と液体分に分離する固液分離装
置と、前記固液分離槽に沈殿した固体分を含む汚泥を前
記固液分離装置に移送する移送手段と、前記固液分離槽
の流出部に設けられて固体分が処理槽へ流出するのを防
ぐ固体流出防止部材と、前記固液分離槽の流入部に設け
られて流入する排水の勢いを抑えると共に流れを整流す
る整流板と、前記固体流出防止部材を洗浄すると共に前
記整流板に付着した汚泥等を洗い落とす洗浄手段と、定
期的に行われる前記固液分離槽から固液分離装置への移
送及び沈殿分離槽から固液分離槽への汚泥返送後に、所
定時間をおいて前記洗浄手段を動作させる制御手段とを
備えたことを特徴とするものである。
【0010】また、前記固液分離装置で分離された液体
分は前記固液分離槽に戻すように構成されると共に、前
記制御手段は、前記固液分離装置による固液分離動作終
了後に前記洗浄手段を動作させることを特徴とするもの
である。
【0011】さらに、前記固液分離槽への排水の流入を
検知する流入検知手段を設け、前記制御手段は、前記流
入検知手段に基づき固液分離槽へ排水が流入するとき前
記洗浄手段を動作させることを特徴とするものである。
【0012】また、前記固液分離槽には、ディスポーザ
から自然流下する排水が流入することを特徴とするもの
である。
【0013】一方、前記固液分離槽には、ディスポーザ
から中継ポンプ槽を介して排水が流入することを特徴と
するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、本願発明の一実施形態によるディ
スポーザ排水処理装置の全体構成を示す概略図、図2は
その制御系を示すブロック構成図である。
【0016】本実施形態の排水処理装置は、ディスポー
ザ1から自然流下によって流入する生ごみ粉砕物を含ん
だ排水や台所で使用した生活排水を所定水質に浄化して
から下水道等へ放流するものであり、固液分離槽10、
処理槽(曝気槽)20、沈殿分離槽30、固液分離装置
40、コンポスト化(堆肥化)装置50及び図2に示す
エアリフト用ブロワポンプ61,62、曝気用ブロワポ
ンプ63、洗浄用ブロワポンプ64、システム全体を制
御するマイコン100等から構成されている。
【0017】固液分離槽10には、ディスポーザ1から
の流入管11と、槽底部から固液分離装置40に生ごみ
粉砕物や汚泥等を移送するためのエアリフト管12と、
沈殿分離槽30からの汚泥返送用エアリフト管31と、
下述する固体流出防止部材としてのパンチングメタル洗
浄用の散気管13が配管されており、エアリフト管12
には図2に示したエアリフト用ブロワポンプ61が、散
気管13には洗浄用ブロワポンプ64がそれぞれ接続さ
れている。
【0018】また、槽上部には、ディスポーザ1からの
排水等が流入する流入部14と、上澄み液を処理槽20
に自然流下させるための流出部15が形成されている。
そして、この流出部15の内側に固体流出防止部材とし
て多数の細孔が形成されたパンチングメタル16が傾斜
した状態に取り付けられており、また、流入部14の下
方には流入する排水の勢いを抑えると共に流れを整流す
る整流板17が下方に傾斜した状態に取り付けられてい
る。この固液分離槽10では、生ごみ粉砕物や汚泥等を
含んだ固液混合物を自然沈降により固体分と液体分に分
離する。
【0019】処理槽20には、その底部に曝気用の散気
管21が配置されており、図2に示した曝気用ブロワポ
ンプ63が接続されている。また、槽上部には、上澄み
液を沈殿分離槽30に自然流下させるための流出部22
が形成されている。この処理槽20では、散気管21を
用いた曝気処理により担体(図示せず)に棲息する好気
性微生物を活性化させて被処理水中の有機物成分を分解
処理する。
【0020】また、沈殿分離槽30には、槽底部から上
記固液分離槽10に沈殿汚泥を返送するための汚泥返送
用エアリフト管31が配管されており、図2に示したエ
アリフト用ブロワポンプ62が接続されている。また、
槽上部には、上澄み液を自然流下させるための排出口3
2が形成されており、この排出口32に下水道等への排
水管が接続されている。この沈殿分離槽30では、処理
槽20で発生した汚泥を自然沈降により槽底部に沈殿分
離する。
【0021】固液分離装置40は、固液分離槽10から
移送される生ごみ粉砕物や汚泥等を含む固液混合物を機
械的に固体分と液体分に分離し、分離された液体分は固
液分離槽10に戻し、固体分は固体処理装置50に投入
する。この固液分離装置40には、固液分離動作の終了
を検出するための固液分離位置検出センサ40a(図2
に図示)が取り付けられており、マイコン100に接続
されている。
【0022】コンポスト化装置50は、投入された固体
分(有機物)を予め収納されている担体に棲息する微生
物により分解処理して、堆肥化する。
【0023】なお、図示は省略したが、ディスポーザ1
が設置された台所シンクの近傍に、各種操作や状態表示
のための操作表示部が備えられており、この操作表示部
にディスポーザ1を動作させるスタートスイッチ1a
(図2に図示)が設けられており、マイコン100に接
続されている。
【0024】上記構成における概略動作を説明すると、
まずディスポーザ1からの生ごみ粉砕物を含んだ排水や
生活排水は流入管11を介して固液分離槽10に投入さ
れ、ここで沈降分離した生ごみ粉砕物や汚泥等がエアリ
フト管12により固液分離装置40に投入される。上記
固液分離槽10への流入時には、流入部14の下方に設
けられた整流板17によって、流入する排水の勢いが抑
えられると共に流れが整流されるので、槽の底部に既に
沈殿している生ごみ粉砕物や汚泥等が舞い上げられるの
を抑制することができ、沈殿している生ごみ粉砕物や汚
泥等をエアリフト管12により効率良く固液分離装置4
0に移送することができると共に、舞い上げられた汚泥
が処理槽20に流出するのを防ぐことができる。
【0025】固液分離装置40に投入された固液混合物
は固体分と液体分に分離されて、液体分は固液分離槽1
0に戻され、固体分はコンポスト化装置50に投入され
て微生物による有機物分解処理により堆肥化される。
【0026】また、固液分離槽10の上澄み液はパンチ
ングメタル16を通して流出部15から処理槽20に自
然流下して、散気管21による曝気処理により有機物成
分が担体に棲息する微生物により分解処理される。
【0027】そして、この処理槽20の上澄み液が流出
部22から沈殿分離槽30に自然流下して汚泥が沈殿分
離され、その上澄み液が排出口32から排水管を介して
下水道等に放流される。
【0028】ここで沈殿した汚泥はエアリフト管31で
初段の固液分離槽10に返送され、上述したようにして
生ごみ粉砕物と共にエアリフト管12で固液分離装置4
0に投入されて回収される。
【0029】本実施形態では、固液分離槽10の流出部
15の手前にパンチングメタル16を設けることによ
り、パンチングメタル16の細孔よりも大きな固体分の
処理槽20への流出を防ぐことができる。
【0030】上記パンチングメタル16は、その下部に
配置された散気管13より洗浄用ブロワポンプ64から
の空気を散気することで、散気と散気により矢印で示す
ように発生する水流によって洗浄される。これにより、
パンチングメタル16の細孔の目詰まりによる閉塞を防
ぐことができる。また、上記水流は矢印で示すように整
流板17の上面にも達するので、整流板17の上面に付
着した汚泥等が洗い落とされ、槽底部に沈降する。
【0031】そして、本実施形態においては、所定時間
毎に、上記固液分離槽10から固液分離装置40への移
送、沈殿分離槽30から固液分離槽10への汚泥返送及
びパンチングメタル16の洗浄を行っている。
【0032】すなわち、図3のフローチャートで示す処
理がスタートすると、先ず所定の初期設定が行われた後
(処理101)、曝気用ブロワポンプ63が駆動され
て、処理槽20の底部に設置された散気管21から空気
を吹き出すことにより、処理槽20の曝気処理が開始さ
れる(処理102)。
【0033】その後、所定時間(ここでは30分)が経
過したか否かをチェックし(判断103のnoルー
プ)、30分経過したら、エアリフト用ブロワポンプ6
1を駆動して、固液分離槽10に沈殿した生ごみ粉砕物
や汚泥等を固液分離装置40へエアリフトにより移送す
る(判断103のyes→処理104)。
【0034】次に、エアリフト用ブロワポンプ62を駆
動して、沈殿分離槽30に沈殿した汚泥を固液分離槽5
0へエアリフトにより返送する(処理105)。
【0035】そして、所定時間(ここでは15分)が経
過したか否かをチェックして(判断106のnoルー
プ)、15分経過したら、洗浄用ブロワポンプ64を一
定時間駆動して、固液分離槽10内の散気管13から空
気を吹き出すことによりパンチングメタル16の洗浄を
行う。なお、通常、15分経過する間に前記固液分離装
置40での固液分離動作は終了しているが、上記判断1
06の所定時間経過したか否かのチェックの中で、固液
分離装置40の固液分離位置検出センサ40aを用いて
固液分離動作の終了を確認しておく。
【0036】パンチングメタル16の洗浄が終了した
ら、前記判断103に戻って上述した処理を繰り返す。
【0037】以上のように、固液分離槽10から固液分
離装置40へのエアリフト及び沈殿分離槽30から固液
分離槽10へのエアリフト(汚泥返送)後に、所定時間
(15分)をおいてパンチングメタル16のエア洗浄を
行うようにしたことで、これらのエアリフトにより固液
分離槽10に流入する汚泥の沈降がエア洗浄によって妨
げられるのを防ぐことができる。
【0038】また、定期的に行われる固液分離槽10か
ら固液分離装置40へのエアリフト及び沈殿分離槽30
から固液分離槽10へのエアリフト(汚泥返送)におい
て整流板17等に付着した汚泥等を、エア洗浄による図
1に矢印で示した水流によって洗い落とし、固液分離槽
10の底部に沈降させることができる。これにより、汚
泥等が処理槽20へ流出するのを減少させることがで
き、水処理性能の向上が図れる。
【0039】また、固液分離装置40での固液分離動作
が終了した後にパンチングメタル16のエア洗浄を行う
ようにしたことで、固液分離装置40で分離された液体
分に含まれる汚泥が整流板17に付着しても、上記同
様、エア洗浄による図1に矢印で示した水流によって洗
い落として、固液分離槽10の底部に沈降させることが
できるので、上記と同様な作用効果が得られる。
【0040】また、本実施形態では、固液分離槽10へ
のディスポーザ排水の流入(ディスポーザ1の運転開
始)を検出して、流入時の固体分(生ごみ粉砕物)によ
るパンチングメタル16の閉塞防止のため、流入開始か
ら流入終了を含め所定時間、パンチングメタル16を洗
浄する制御を行っている。
【0041】すなわち、図4のフローチャートで示す処
理がスタートすると、先ず所定の初期設定が行われた後
(処理201)、曝気用ブロワポンプ63が駆動され
て、処理槽20の底部に設置された散気管21から空気
を吹き出すことにより、処理槽20の曝気処理が開始さ
れる(処理202)。
【0042】そして、ディスポーザ1のスタートスイッ
チ1aのオン/オフ状態に基づき、ディスポーザ1の運
転がスタートしたか否かをチェックし(判断203のn
oループ)、ディスポーザ1の運転がスタートしたら、
洗浄用ブロワポンプ64を駆動して、固液分離槽10内
の散気管13から空気を吹き出すことによりパンチング
メタル16の洗浄を行う(判断203のyes→処理2
04)。このパンチングメタル16の洗浄は、ディスポ
ーザ1のスタートスイッチ1aがオン状態の間,すなわ
ちディスポーザ1の運転が終了するまで行われる(処理
204→判断203のyesループ)。
【0043】以上のように、固液分離槽10へのディス
ポーザ排水の流入時にパンチングメタル16の洗浄を行
うことにより、ディスポーザ排水に含まれる生ごみ粉砕
物(固体分)がパンチングメタル16に付着すること自
体を防ぐことができるので、パンチングメタル16の閉
塞をより効果的に防ぐことができる。
【0044】なお、上記実施形態では、ディスポーザ1
が設置された台所シンクの高さより固液分離槽10の高
さが低く、ディスポーザ排水が自然流下によって沈殿分
離槽10に直接流入する構成の場合について説明した
が、ディスポーザ1が設置された台所シンクの高さより
固液分離槽10の高さが高い場合は自然流下を利用する
ことができないので、間に中継ポンプ槽を介在させる必
要がある。
【0045】この場合の全体構成を図5に示し、その制
御系を図6に示す。なお、前記図1,図2と同一符号は
同一又は相当部分を示している。
【0046】図5に示すように、ディスポーザ1からの
排水管11aは中継ポンプ槽2に配管され、中継ポンプ
槽2内に設置された圧送ポンプ3の吐出口に沈殿分離槽
10への流入館11bが接続されている。上記圧送ポン
プ3は、中継ポンプ槽2内に取り付けられたフロートス
イッチ等のポンプ槽流入検出センサ2a(図6に図示)
に基づき制御される。他の構成は前記図1,図2に示し
たものと同じである。
【0047】以上の構成において、所定時間毎に行われ
る固液分離槽10から固液分離装置40への移送、沈殿
分離槽30から固液分離槽10への汚泥返送及びパンチ
ングメタル16の洗浄は、前記実施形態と同様、図3に
示したフローチャートに従って行われ、前記実施形態と
同様な作用効果が得られる。
【0048】一方、固液分離槽10へのディスポーザ排
水の流入を検出して行うパンチングメタル16の洗浄は
図7に示すフローチャートに従って行われる。
【0049】すなわち、図7のフローチャートで示す処
理がスタートすると、先ず所定の初期設定が行われた後
(処理301)、曝気用ブロワポンプ63が駆動され
て、処理槽20の底部に設置された散気管21から空気
を吹き出すことにより、処理槽20の曝気処理が開始さ
れる(処理302)。
【0050】そして、中継ポンプ槽2に設置されたポン
プ槽流入検出センサ2aのオン/オフ状態に基づき、中
継ポンプ槽2にディスポーザ排水が流入して圧送ポンプ
3が動作したか否かをチェックし(判断303のnoル
ープ)、圧送ポンプ3の動作がスタートしたら、洗浄用
ブロワポンプ64を駆動して、固液分離槽10内の散気
管13から空気を吹き出すことによりパンチングメタル
16の洗浄を行う(判断303のyes→処理30
4)。このパンチングメタル16の洗浄は、中継ポンプ
槽2のポンプ槽流入検出センサ2aのオン状態の間,す
なわち圧送ポンプ2の動作が終了するまで行われる(処
理304→判断303のyesループ)。
【0051】以上のように中継ポンプ槽2使用時にも、
前記実施形態同様、固液分離槽10へのディスポーザ排
水の流入時にパンチングメタル16の洗浄を行うことに
より、ディスポーザ排水に含まれる生ごみ粉砕物(固体
分)がパンチングメタル16に付着すること自体を防ぐ
ことができるので、パンチングメタル16の閉塞をより
効果的に防ぐことができる。
【0052】なお、上記実施形態では、洗浄手段とし
て、エア洗浄を用いたが、パンチングメタル16の表面
の付着物を機械的に掻き取るように構成したり、パンチ
ングメタル16に振動を与えて付着物を振るい落とすよ
うに構成することも考えられる。
【0053】また、固体流出防止部材として、パンチン
グメタル16を用いたものについて示したが、鉄板に切
込みを形成して引き延ばすことにより形成されるラス板
等を用いてもよい。
【0054】また、上記実施形態では、エアリフトや散
気用のブロワポンプをそれぞれ備えたものについて示し
たが、一台のブロワポンプからの空気を空気流路切替装
置(多方弁)を介して各用途毎に切り替えて使用するこ
ともできる。
【0055】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、流入す
る排水中に含まれる固体分を沈殿分離する固液分離槽
と、固液分離槽から流出する排水中の有機物成分を微生
物により分解処理する処理槽と、固液分離槽の流出部に
設けられて固体分が処理槽へ流出するのを防ぐ固体流出
防止部材と、固体流出防止部材を洗浄する洗浄手段と、
固液分離槽への流入に基づき洗浄手段を制御する制御手
段とを備えたことにより、不具合なく固体流出防止部材
の洗浄を行って閉塞を防止することが可能となる。
【0056】また、流入する排水中に含まれる固体分を
沈殿分離する固液分離槽と、固液分離槽から流出する排
水中の有機物成分を微生物により分解処理する処理槽
と、処理槽で発生した汚泥を沈殿分離する沈殿分離槽
と、沈殿分離槽に沈殿した汚泥を固液分離槽に返送する
返送手段と、固液分離槽に沈殿した固体分を含む汚泥を
固体分と液体分に分離する固液分離装置と、固液分離槽
に沈殿した固体分を含む汚泥を固液分離装置に移送する
移送手段と、固液分離槽の流出部に設けられて固体分が
処理槽へ流出するのを防ぐ固体流出防止部材と、固液分
離槽の流入部に設けられて流入する排水の勢いを抑える
と共に流れを整流する整流板と、固体流出防止部材を洗
浄すると共に整流板に付着した汚泥等を洗い落とす洗浄
手段と、定期的に行われる前記固液分離槽から固液分離
装置への移送及び沈殿分離槽から固液分離槽への汚泥返
送後に、所定時間をおいて洗浄手段を動作させる制御手
段とを備えたことにより、固液分離槽に流入する汚泥の
沈降が洗浄によって妨げられるのを防ぐことができる。
また、整流板等に付着した汚泥等を洗浄によって洗い落
とし、固液分離槽の底部に沈降させることができので、
汚泥等が処理槽へ流出するのを減少させることができ、
水処理性能の向上が図れる。
【0057】また、前記固液分離装置で分離された液体
分は固液分離槽に戻すように構成されると共に、前記制
御手段は、固液分離装置による固液分離動作終了後に洗
浄手段を動作させることにより、固液分離装置で分離さ
れた液体分に含まれる汚泥が整流板に付着しても、上記
同様、洗浄によって洗い落として、固液分離槽の底部に
沈降させることができるので、上記と同様な効果が得ら
れる。
【0058】さらに、前記固液分離槽への排水の流入を
検知する流入検知手段を設け、前記制御手段は、流入検
知手段に基づき固液分離槽へ排水が流入するとき洗浄手
段を動作させることにより、流入する排水に含まれる固
体分が固体流出防止部材に付着すること自体を防ぐこと
ができるので、固体流出防止部材の閉塞をより効果的に
防ぐことができる。
【0059】そして、上述してきた効果は、固液分離槽
へディスポーザから自然流下する排水が流入する構成又
はディスポーザから中継ポンプ槽を介して排水が流入す
る構成のいずれでも実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態によるディスポーザ排水
処理装置の全体構成を示す概略図。
【図2】上記実施形態の制御系の要部を示すブロック構
成図。
【図3】上記実施形態において定期的に行われる処理の
流れを示すフローチャート。
【図4】上記実施形態において固液分離槽への排水流入
時に行われる処理の流れを示すフローチャート。
【図5】本願発明の他の実施形態によるディスポーザ排
水処理装置の全体構成を示す概略図。
【図6】上記実施形態の制御系の要部を示すブロック構
成図。
【図7】上記実施形態において固液分離槽への排水流入
時に行われる処理の流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ディスポーザ 1a スタートスイッチ 2 中継ポンプ槽 2a ポンプ槽流入検出センサ 3 圧送ポンプ 10 固液分離槽 12 エアリフト管 13 洗浄用散気管 14 流入部 15 流出部 16 パンチングメタル 17 整流板 20 処理槽 21 曝気用散気管 22 流出部 30 沈殿分離槽 31 汚泥返送用エアリフト管 32 排出口 40 固液分離装置 40a 固液分離位置検出センサ 50 コンポスト化装置 61,62 エアリフト用ブロワポンプ 63 曝気用ブロワポンプ 64 洗浄用ブロワポンプ 100 マイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷本 好広 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 藤本 恵一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 米田 勲 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 高見 博之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4D028 BC18 BC19 BC24 BC28 BD16 CB08 CD05 4D059 AA07 BE31 CA22 CA28 CC01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入する排水中に含まれる固体分を沈殿
    分離する固液分離槽と、 前記固液分離槽から流出する排水中の有機物成分を微生
    物により分解処理する処理槽と、 前記固液分離槽の流出部に設けられて固体分が処理槽へ
    流出するのを防ぐ固体流出防止部材と、 前記固体流出防止部材を洗浄する洗浄手段と、 前記固液分離槽への流入に基づき前記洗浄手段を制御す
    る制御手段とを備えたことを特徴とする排水処理装置。
  2. 【請求項2】 流入する排水中に含まれる固体分を沈殿
    分離する固液分離槽と、 前記固液分離槽から流出する排水中の有機物成分を微生
    物により分解処理する処理槽と、 前記処理槽で発生した汚泥を沈殿分離する沈殿分離槽
    と、 前記沈殿分離槽に沈殿した汚泥を前記固液分離槽に返送
    する返送手段と、 前記固液分離槽に沈殿した固体分を含む汚泥を固体分と
    液体分に分離する固液分離装置と、 前記固液分離槽に沈殿した固体分を含む汚泥を前記固液
    分離装置に移送する移送手段と、 前記固液分離槽の流出部に設けられて固体分が処理槽へ
    流出するのを防ぐ固体流出防止部材と、 前記固液分離槽の流入部に設けられて流入する排水の勢
    いを抑えると共に流れを整流する整流板と、 前記固体流出防止部材を洗浄すると共に前記整流板に付
    着した汚泥等を洗い落とす洗浄手段と、 定期的に行われる前記固液分離槽から固液分離装置への
    移送及び沈殿分離槽から固液分離槽への汚泥返送後に、
    所定時間をおいて前記洗浄手段を動作させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする排水処理装置。
  3. 【請求項3】 前記固液分離装置で分離された液体分は
    前記固液分離槽に戻すように構成されると共に、 前記制御手段は、前記固液分離装置による固液分離動作
    終了後に前記洗浄手段を動作させることを特徴とする請
    求項2記載の排水処理装置。
  4. 【請求項4】 前記固液分離槽への排水の流入を検知す
    る流入検知手段を設け、 前記制御手段は、前記流入検知手段に基づき固液分離槽
    へ排水が流入するとき前記洗浄手段を動作させることを
    特徴とする請求項2又は請求項3記載の排水処理装置。
  5. 【請求項5】 前記固液分離槽には、ディスポーザから
    自然流下する排水が流入することを特徴とする請求項1
    ないし請求項4のいずれかに記載の排水処理装置。
  6. 【請求項6】 前記固液分離槽には、ディスポーザから
    中継ポンプ槽を介して排水が流入することを特徴とする
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の排水処理装
    置。
JP2001099612A 2001-03-30 2001-03-30 排水処理装置 Pending JP2002292387A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001099612A JP2002292387A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 排水処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001099612A JP2002292387A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 排水処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002292387A true JP2002292387A (ja) 2002-10-08

Family

ID=18953134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001099612A Pending JP2002292387A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 排水処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002292387A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CZ296942B6 (cs) Zpusob biologického cistení odpadních vod a zarízení k provádení tohoto zpusobu
JP2008036581A (ja) 生ゴミ処理システム
JP2004283640A (ja) 浄化槽汚泥清掃車における汚泥の減圧浮上固液分離方法とその装置
JP2002292387A (ja) 排水処理装置
JP2003126898A (ja) 排水処理システム
JP2003266098A (ja) 排水処理システム
JP2002119949A (ja) 生ごみ処理システムおよびその装置
JP3794589B1 (ja) 汚水処理装置
KR200236069Y1 (ko) 고효율 기름제거장치
JP2002320983A (ja) 排水処理システム
JP6041332B1 (ja) グリーストラップ排水浄化装置およびグリーストラップ排水浄化方法
JP3881877B2 (ja) 分離沈殿槽及びそれを用いた浄化システム
JP3473377B2 (ja) 生ごみ処理装置の制御構造
JP2000102799A (ja) 厨房排水等の処理装置
KR200261739Y1 (ko) 생물학적 소형 폐수 처리장치
JP2000140879A (ja) 活性汚泥法
JP4420522B2 (ja) 排水処理システムおよび処理方法
JP2003266068A (ja) 排水処理装置
JP2000093931A (ja) 生ごみ処理装置
JP2004114006A (ja) ディスポーザ排水処理システム
JP2004114007A (ja) ディスポーザ排水処理システム
JPH08257311A (ja) 有機性汚水の処理装置
JP2004105881A (ja) ディスポーザ排水処理システム
JP2019188327A (ja) 生ごみ処理装置
JP2002292380A (ja) 排水処理装置