JP2004114006A - ディスポーザ排水処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】手動給水式のディスポーザを用いても、手動給水が分かりやすくなって、配管詰まりや、無駄な給水を防ぐことができるディスポーザ排水処理システムを提供する。
【解決手段】手動給水式のディスポーザからの粉砕生ごみを含む排水を処理するディスポーザ排水処理システムにおいて、ディスポーザの使用開始入力から使用停止入力及びディスポーザからの配管の洗浄時間の間、給水が必要な旨を報知手段を用いて報知する制御手段を備えた。
【選択図】 図3
【解決手段】手動給水式のディスポーザからの粉砕生ごみを含む排水を処理するディスポーザ排水処理システムにおいて、ディスポーザの使用開始入力から使用停止入力及びディスポーザからの配管の洗浄時間の間、給水が必要な旨を報知手段を用いて報知する制御手段を備えた。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、台所や厨房等におけるディスポーザからの粉砕生ごみを含む排水を処理するディスポーザ排水処理システムに係わり、特に手動給水式のディスポーザを用いたディスポーザ排水処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
手動給水式のディスポーザは、ディスポーザの動作に合わせて使用者が水栓等から手動でディスポーザに給水を行うものであるが、ディスポーザの動作に合わせて給水を自動で行う自動給水式のものも良く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−276644号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、自動給水式のものは便利であるが、自動給水弁等が必要で設備コストが高くなり、設置時の工事も増えてしまうので、設置価格がかなり高くなる。その点、手動式のものは通常の台所流し台にも後付けが容易にできて、設置価格が安価である反面、使用者にとっては給水時期がわかりにくく、給水が不十分で配管詰まりが生じたり、必要以上に給水しすぎて、水道代等が増加するといった課題がある。
【0005】
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、手動給水式のディスポーザを用いても、手動給水が分かりやすくなって、配管詰まりや、無駄な給水を防ぐことができるディスポーザ排水処理システムを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本願発明は、手動給水式のディスポーザからの粉砕生ごみを含む排水を処理するディスポーザ排水処理システムにおいて、前記ディスポーザの使用開始入力から使用停止入力及びディスポーザからの配管の洗浄時間の間、給水が必要な旨を報知手段を用いて報知する制御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
また、前記洗浄時間は、ディスポーザからの粉砕生ごみ排水が最初に流入する槽までの配管長に応じて設定することを特徴とするものである。
【0008】
さらに、前記給水の流入を検出する流入検出手段を備え、前記制御手段は、ディスポーザ使用開始から所定時間が経過しても前記流入検出手段によって流入が検出されないときにはディスポーザを停止することを特徴とするものである。
【0009】
また、前記給水の流入を検出する流入検出手段を備え、前記制御手段は、ディスポーザ使用開始から所定時間が経過しても前記流入検出手段によって流入が検出されないときにはその旨を報知手段を用いて報知することを特徴とするものである。
【0010】
また、前記制御手段は、前記ディスポーザの使用開始入力から所定時間後にディスポーザを駆動することを特徴とするものである。
【0011】
また、前記流入検出手段として、ディスポーザからの粉砕生ごみ排水が最初に流入する槽に備えられた水位検出手段を用いることを特徴とするものである。
【0012】
一方、前記流入検出手段を前記ディスポーザに給水する水栓への給水経路に設けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は、本願発明の一実施形態に係るディスポーザ排水処理システムの構成を示すシステム構成図で、(a)は全体構成の側断面図、(b)は排水処理装置の上面図、図2は本願発明に係る制御系の要部を示すブロック構成図である。
【0015】
図1において、屋内の台所流し台1のシンク2には、水栓3が設けられていると共に、その排水口2aに上記水栓3から給水する手動給水式のディスポーザ4が取り付けられている。このディスポーザ4からの排水管5は屋外に埋設された中継ポンプ槽6に配管され、中継ポンプ槽6内に設置された圧送ポンプ6aの吐出管8が屋外に設置された排水処理装置9に接続されている。上記圧送ポンプ6aは、中継ポンプ槽6内に取り付けられたフロートスイッチ6bのON/OFFに基づき運転の開始/停止が制御される。
【0016】
本実施形態の排水処理装置9は、固液分離槽10、処理槽(曝気槽)20、沈殿分離槽30、固液分離装置40、コンポスト化(堆肥化)装置50、ブロワポンプ60、空気流路切替装置70等から構成されており、これらが外装ケース80内に収納されている。なお、図では、空気流路切替装置70からのエア供給管71は、図を分かりやすくするため矢印で簡略化して示している。
【0017】
固液分離槽10には、中継ポンプ槽6の圧送ポンプ6aからの吐出管8が接続される流入管11と、槽底部から固液分離装置40に粉砕生ごみや汚泥等をエアリフトするためのエアリフト管12と、沈殿分離槽30からの汚泥返送用エアリフト管31と、パンチングメタル等から成るフィルタ13を散気と散気により生じる水流によって洗浄する洗浄用散気管14が配管されており、エアリフト管12の下部と洗浄用散気管14には空気流路切替装置70からのエア供給管71,71がそれぞれ接続されている。また、槽上部には、上澄み液を上記フィルタ13を介して処理槽20に流出させるための流出口15が形成されている。この固液分離槽10では、粉砕生ごみや汚泥等を含んだ固液混合物を自然沈降により固体分と液体分に分離する。
【0018】
処理槽20には、その底部中央に曝気用の散気管21が配置されており、空気流路切替装置70からのエア供給管71が接続されている。この散気管21の両側には、各2列ずつ好気性微生物が棲息する担体しての紐状濾材22が配置されている。また、槽上部には、処理水を沈殿分離槽30に流出させるための流出口23が形成されている。この処理槽20では、散気管21を用いた曝気処理により紐状濾材22に棲息する好気性微生物を活性化させて被処理水中の有機物成分を分解処理する。
【0019】
また、沈殿分離槽30には、槽底部から上記固液分離槽10に沈殿汚泥mを返送するためのエアリフト管31が配管されている。また、槽上部には、上澄み液を流出させるための排水口32が形成されており、この排水口32に下水等への排水管が接続される。この沈殿分離槽30では、処理槽20で発生した余剰汚泥を自然沈降により槽底部に沈殿分離する。
【0020】
固液分離装置40は、固液分離槽10からエアリフトされる粉砕生ごみや汚泥等を含む固液混合物を機械的に固体分と液体分に分離し、分離された液体分は固液分離槽10に戻し、固体分はコンポスト化装置50に投入する。
【0021】
コンポスト化装置50は、投入された固体分(有機物)を予め収納されている担体に棲息する微生物により分解処理して、堆肥化する。
【0022】
また、図2に示すように、このシステム全体を制御するマイコン100には、各種操作や状態表示のための操作部101及び表示部102が接続され、操作部101に設けられたスイッチ操作によってディスポーザ4の運転が制御され、本願発明に係る給水表示や異常表示を含む各種の状態表示が表示部102に表示されるようになっている。なお、本願発明に直接関わらないので、図示はしないが、前記図1に示した固液分離装置40,コンポスト化装置50,ブロワポンプ60,空気流路切替装置70等も上記マイコン100によって制御されるようになっている。
【0023】
上記構成において、本システムの基本的動作を説明すると、ディスポーザ4からの粉砕生ごみ排水や通常の台所排水は排水管5を介して中継ポンプ槽6に流入し、中継ポンプ槽6内の水位が一定以上となってフロートスイッチ6bがONすると圧送ポンプ6aの運転が開始し、中継ポンプ槽6内の排水が吐出管8を介して排水処理装置9へ送られる。
【0024】
排水処理装置9においては、中継ポンプ槽6からの排水が流入管11を介して固液分離槽10に投入され、ここで沈降分離した粉砕生ごみや汚泥等がエアリフト管12により固液分離装置40に投入される。
【0025】
固液分離装置40に投入された固液混合物は、固体分と液体分に分離されて、液体分は固液分離槽10に戻され、固体分はコンポスト化装置50に投入されて微生物による有機物分解処理により堆肥化される。
【0026】
また、固液分離槽10の上澄み液はフィルタ13を通して流出口15から処理槽20に流出し、散気管21による曝気処理により有機物成分が紐状濾材22に棲息する微生物により分解処理される。
【0027】
そして、この処理槽20からの処理水が流出口23から沈殿分離槽30に流出して汚泥mが沈殿分離され、上澄み液が排水口32から排水管を介して下水等に放流される。沈殿分離槽30で沈殿した汚泥mはエアリフト管31で初段の固液分離槽10に返送され、粉砕生ごみと共にエアリフト管12で固液分離装置40に投入されて回収される。
【0028】
上記一連の動作においては、処理槽20の曝気を主に行いながら、所定時間(例えば30分)毎に、固液分離槽10から固液分離装置40への固液混合物のエアリフト移送、沈殿分離槽30から固液分離槽10への汚泥mのエアリフト返送、及びフィルタ13の洗浄が定期的に行われる。
【0029】
図3(a)〜(c)は、本願発明で特徴的な制御例を示すタイミングチャートであり、以下、各制御例毎にそのタイミングチャートを参照して説明する。
【0030】
図3(a)に示す制御例では、先ず、使用者によって操作部101よりディスポーザ4のスタート入力(使用開始入力)があると、マイコン100は、ディスポーザ4の運転を開始すると共に、使用者に水栓3からの給水を促すため表示部102の給水表示をONにする。これにより、スタート入力操作をした使用者は操作と共に給水表示が点灯するので、直ちに水栓3より給水を開始する。給水が開始されると、ディスポーザ4内で粉砕された生ごみが給水と共に排水管5内を配管詰まりを生じることなくスムーズに流れて、中継ポンプ槽6内に流入する。
【0031】
中継ポンプ槽6内に粉砕生ごみ排水が流入して、中継ポンプ槽6内の水位が所定以上になると、フロートスイッチ6bがONして、圧送ポンプ6aの運転が開始される。圧送ポンプ6aの運転が開始すると、中継ポンプ槽6内の排水が圧送ポンプ6aの吐出管8を介して排水処理装置9に送られ、前述したようにして浄化処理される。なお、圧送ポンプ6aの運転によって中継ポンプ槽6内の水位が低下し、フロートスイッチ6bがOFFになっても、中継ポンプ槽6内の排水を出来るだけ排出するため所定時間運転を継続してから停止する。
【0032】
一方、使用者がディスポーザ4の音等によりディスポーザ内4に生ごみが無くなったのを確認して、操作部101のストップ入力(使用停止入力)の操作を行うと、ディスポーザ4の運転は停止するが、給水表示は、ディスポーザ4から中継ポンプ槽6までの排水管5の配管長に応じて予め定められた時間、給水表示を継続する。これは、ディスポーザ4の運転が停止しても、全ての粉砕生ごみ排水が排水管5を通して中継ポンプ槽6に達するまで,すなわち排水管5が空になるまでは給水を続けて排水管5内を洗浄しないと、配管詰まりが生じやすくなるからである。全ての粉砕生ごみ排水が排水管5を通して中継ポンプ槽6に達するまでの時間は、配管長に対応するため、当該システムの設置時等に予め配管長に応じた時間がディップスイッチ等によって設定される。マイコン100は、この設定に基づき、ディスポーザ4の運転を停止しても設定時間だけ給水表示を継続して、使用者に給水の停止時期が容易に分かるようにする。これにより、使用者は、配管長に応じて必要なだけの給水を行ってから水栓3を閉めるので、給水が少なくて配管詰まりが生じたり、逆に多すぎて無駄な給水が行われるのを防ぐことができる。
【0033】
また、図3(b)の制御例では、前記制御例のように、ディスポーザ4のスタート入力がONになって給水表示をONにすると同時にディスポーザ4の運転を開始するのではなく、給水表示をONにしてから所定時間経過後にディスポーザ4の運転を開始するようにしたものである。他は、ディスポーザ4の運転開始を遅らせた分、タイミングがずれるだけで、同様な制御となる。
【0034】
このように制御することにより、ディスポーザ4の運転が開始する前に給水が行われるようになるので、ディスポーザ4内での生ごみの粉砕がよりスムーズに行われると共に、粉砕生ごみが通る前に排水管4内が水で濡らされるので配管詰まりをより確実に防ぐことができる。
【0035】
さらに、図3(c)の制御例では、前記図3(a)の制御例に加えて、中継ポンプ槽6のフロートスイッチ6bを給水の流入検知手段として有効利用して、ディスポーザ使用開始から所定時間が経過しても、フロートスイッチ6bが破線で示す位置でONしない場合には、使用者による給水が行われていないことになるので、使用者によるディスポーザ4のストップ入力がなくても強制的にディスポーザ4の運転を停止する。これにより、給水無しの状態でディスポーザ4の運転が継続してディスポーザ4が故障したりするような不具合が生じるのを未然に防ぐことができる。
【0036】
また、ディスポーザ4の運転を停止するのに合わせて、点灯していた給水表示を点滅に切り替える。これにより、使用者に給水忘れを気付かせることができ、以降のディスポーザ使用時において給水を忘れないように意識させることができる。
【0037】
以上のように、本実施形態によれば、手動給水式のディスポーザ4であっても使用者は給水表示を参照しながら必要な給水を容易に行うことができるので、手動給水が分かりやすくなって、配管詰まりや、無駄な給水を防ぐことができる。従って、使い易い手動給水式のシステムを実現でき、設置時の工事を簡略化できると共に、設置価格を低減することができる。また、本実施形態では、中継ポンプ槽6のフロートスイッチ6bを流入検出手段として有効利用しているので、新たに必要となるものはなく、制御のみで実現できるため、低価格化にとって特に有効である。
【0038】
図4は、本願発明の他の実施形態の要部構成を示すシステム構成図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。
【0039】
本実施形態においては、水道の水栓3の給水管側に、給水の流入検出手段として流量スイッチ7を備えたものである。
【0040】
このように構成すれば、図5の制御例に示すように、ディスポーザ4のスタート入力と共に給水表示がONしてから、使用者が水栓3を開けて給水を開始したか否かを直ちに検出できるので、ディスポーザ4の使用開始からの給水の有無を判定するための所定時間を短くすることができ、給水無しでのディスポーザ運転を強制停止する時間を短くすることができる。従って、給水無しの状態でディスポーザ4の運転が継続してディスポーザ4が故障したりするような不具合が生じるのを確実に防ぐことができる。また、給水表示をして給水を確認してからディスポーザ4の運転を開始するといったことも使用者に違和感を与えることなく行うことができる。
【0041】
なお、上述してきた実施形態では、ディスポーザ4と排水処理装置9の間に中液ポンプ槽6が介在する場合について説明したが、本願発明はこれに限らず、ディスポーザ4の排水管5を排水処理装置9に直接接続したシステムにおいても、ディスポーザ4からの粉砕生ごみを含む排水が最初に流入する排水処理装置9内の槽に水位センサ等があればそれを有効利用し、無ければ前記図4に示したような流量スイッチ7を設けることにより、前記実施形態とほぼ同様な作用効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本願発明によれば、手動給水式のディスポーザからの粉砕生ごみを含む排水を処理するディスポーザ排水処理システムにおいて、ディスポーザの使用開始入力から使用停止入力及びディスポーザからの配管の洗浄時間の間、給水が必要な旨を報知手段を用いて報知する制御手段を備えたことにより、手動給水式のディスポーザを用いても、手動給水が分かりやすくなって、配管詰まりや、無駄な給水を防ぐことができる。従って、使い易い手動給水式のシステムを実現でき、設置時の工事を簡略化できると共に、設置価格を低減することができる。
【0043】
また、前記洗浄時間は、ディスポーザからの粉砕生ごみ排水が最初に流入する槽までの配管長に応じて設定することにより、使用者は配管長に応じて必要なだけの給水を行ってから水栓を閉めるので、給水が少なくて配管詰まりが生じたり、逆に多すぎて無駄な給水が行われるのを確実に防ぐことができる。
【0044】
さらに、前記給水の流入を検出する流入検出手段を備え、前記制御手段は、ディスポーザ使用開始から所定時間が経過しても流入検出手段によって流入が検出されないときにはディスポーザを停止することにより、給水無しの状態でディスポーザの運転が継続してディスポーザが故障したりするような不具合が生じるのを未然に防ぐことができる。
【0045】
また、前記給水の流入を検出する流入検出手段を備え、前記制御手段は、ディスポーザ使用開始から所定時間が経過しても流入検出手段によって流入が検出されないときにはその旨を報知手段を用いて報知することにより、使用者に給水忘れを気付かせることができる。
【0046】
また、前記制御手段は、ディスポーザの使用開始入力から所定時間後にディスポーザを駆動することにより、ディスポーザの運転が開始する前に給水が行われるようになるので、ディスポーザ内での生ごみの粉砕がよりスムーズに行われると共に、粉砕生ごみが通る前に配管内が水で濡らされるので配管詰まりをより確実に防ぐことができる。
【0047】
また、前記流入検出手段として、ディスポーザからの粉砕生ごみ排水が最初に流入する槽に備えられた水位検出手段を用いることにより、予め備えられている水位検出手段を流入検出手段として有効利用しているので、新たに必要となるものはなく、制御のみで実現できるため、低価格化にとって特に有効である。
【0048】
一方、前記流入検出手段をディスポーザに給水する水栓への給水経路に設けたことにより、給水表示が行われてから、使用者が水栓を開けて給水を開始したか否かを直ちに検出できるので、ディスポーザの使用開始からの給水の有無を判定するための所定時間を短くすることができ、給水無しでのディスポーザ運転を強制停止する時間を短くすることができる。従って、給水無しの状態でディスポーザの運転が継続してディスポーザが故障したりするような不具合が生じるのを確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係るディスポーザ排水処理システムの構成を示すシステム構成図。
【図2】上記実施形態の制御系の要部を示すブロック構成図。
【図3】上記実施形態の制御例を示すタイミングチャート。
【図4】本願発明の他の実施形態に係るディスポーザ排水処理システムの要部構成を示すシステム構成図。
【図5】上記実施形態の制御例を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
2 シンク
3 水栓
4 ディスポーザ
6 中継ポンプ槽
6a 圧送ポンプ
6b フロートスイッチ
7 流量スイッチ
9 排水処理装置
10 固液分離槽
20 処理槽(曝気槽)
30 沈殿分離槽
40 固液分離装置
50 コンポスト化装置
60 ブロワポンプ
70 空気流路切替装置
100 制御装置(マイコン)
101 操作部
102 表示部
【発明の属する技術分野】
本願発明は、台所や厨房等におけるディスポーザからの粉砕生ごみを含む排水を処理するディスポーザ排水処理システムに係わり、特に手動給水式のディスポーザを用いたディスポーザ排水処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
手動給水式のディスポーザは、ディスポーザの動作に合わせて使用者が水栓等から手動でディスポーザに給水を行うものであるが、ディスポーザの動作に合わせて給水を自動で行う自動給水式のものも良く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−276644号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、自動給水式のものは便利であるが、自動給水弁等が必要で設備コストが高くなり、設置時の工事も増えてしまうので、設置価格がかなり高くなる。その点、手動式のものは通常の台所流し台にも後付けが容易にできて、設置価格が安価である反面、使用者にとっては給水時期がわかりにくく、給水が不十分で配管詰まりが生じたり、必要以上に給水しすぎて、水道代等が増加するといった課題がある。
【0005】
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、手動給水式のディスポーザを用いても、手動給水が分かりやすくなって、配管詰まりや、無駄な給水を防ぐことができるディスポーザ排水処理システムを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本願発明は、手動給水式のディスポーザからの粉砕生ごみを含む排水を処理するディスポーザ排水処理システムにおいて、前記ディスポーザの使用開始入力から使用停止入力及びディスポーザからの配管の洗浄時間の間、給水が必要な旨を報知手段を用いて報知する制御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
また、前記洗浄時間は、ディスポーザからの粉砕生ごみ排水が最初に流入する槽までの配管長に応じて設定することを特徴とするものである。
【0008】
さらに、前記給水の流入を検出する流入検出手段を備え、前記制御手段は、ディスポーザ使用開始から所定時間が経過しても前記流入検出手段によって流入が検出されないときにはディスポーザを停止することを特徴とするものである。
【0009】
また、前記給水の流入を検出する流入検出手段を備え、前記制御手段は、ディスポーザ使用開始から所定時間が経過しても前記流入検出手段によって流入が検出されないときにはその旨を報知手段を用いて報知することを特徴とするものである。
【0010】
また、前記制御手段は、前記ディスポーザの使用開始入力から所定時間後にディスポーザを駆動することを特徴とするものである。
【0011】
また、前記流入検出手段として、ディスポーザからの粉砕生ごみ排水が最初に流入する槽に備えられた水位検出手段を用いることを特徴とするものである。
【0012】
一方、前記流入検出手段を前記ディスポーザに給水する水栓への給水経路に設けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は、本願発明の一実施形態に係るディスポーザ排水処理システムの構成を示すシステム構成図で、(a)は全体構成の側断面図、(b)は排水処理装置の上面図、図2は本願発明に係る制御系の要部を示すブロック構成図である。
【0015】
図1において、屋内の台所流し台1のシンク2には、水栓3が設けられていると共に、その排水口2aに上記水栓3から給水する手動給水式のディスポーザ4が取り付けられている。このディスポーザ4からの排水管5は屋外に埋設された中継ポンプ槽6に配管され、中継ポンプ槽6内に設置された圧送ポンプ6aの吐出管8が屋外に設置された排水処理装置9に接続されている。上記圧送ポンプ6aは、中継ポンプ槽6内に取り付けられたフロートスイッチ6bのON/OFFに基づき運転の開始/停止が制御される。
【0016】
本実施形態の排水処理装置9は、固液分離槽10、処理槽(曝気槽)20、沈殿分離槽30、固液分離装置40、コンポスト化(堆肥化)装置50、ブロワポンプ60、空気流路切替装置70等から構成されており、これらが外装ケース80内に収納されている。なお、図では、空気流路切替装置70からのエア供給管71は、図を分かりやすくするため矢印で簡略化して示している。
【0017】
固液分離槽10には、中継ポンプ槽6の圧送ポンプ6aからの吐出管8が接続される流入管11と、槽底部から固液分離装置40に粉砕生ごみや汚泥等をエアリフトするためのエアリフト管12と、沈殿分離槽30からの汚泥返送用エアリフト管31と、パンチングメタル等から成るフィルタ13を散気と散気により生じる水流によって洗浄する洗浄用散気管14が配管されており、エアリフト管12の下部と洗浄用散気管14には空気流路切替装置70からのエア供給管71,71がそれぞれ接続されている。また、槽上部には、上澄み液を上記フィルタ13を介して処理槽20に流出させるための流出口15が形成されている。この固液分離槽10では、粉砕生ごみや汚泥等を含んだ固液混合物を自然沈降により固体分と液体分に分離する。
【0018】
処理槽20には、その底部中央に曝気用の散気管21が配置されており、空気流路切替装置70からのエア供給管71が接続されている。この散気管21の両側には、各2列ずつ好気性微生物が棲息する担体しての紐状濾材22が配置されている。また、槽上部には、処理水を沈殿分離槽30に流出させるための流出口23が形成されている。この処理槽20では、散気管21を用いた曝気処理により紐状濾材22に棲息する好気性微生物を活性化させて被処理水中の有機物成分を分解処理する。
【0019】
また、沈殿分離槽30には、槽底部から上記固液分離槽10に沈殿汚泥mを返送するためのエアリフト管31が配管されている。また、槽上部には、上澄み液を流出させるための排水口32が形成されており、この排水口32に下水等への排水管が接続される。この沈殿分離槽30では、処理槽20で発生した余剰汚泥を自然沈降により槽底部に沈殿分離する。
【0020】
固液分離装置40は、固液分離槽10からエアリフトされる粉砕生ごみや汚泥等を含む固液混合物を機械的に固体分と液体分に分離し、分離された液体分は固液分離槽10に戻し、固体分はコンポスト化装置50に投入する。
【0021】
コンポスト化装置50は、投入された固体分(有機物)を予め収納されている担体に棲息する微生物により分解処理して、堆肥化する。
【0022】
また、図2に示すように、このシステム全体を制御するマイコン100には、各種操作や状態表示のための操作部101及び表示部102が接続され、操作部101に設けられたスイッチ操作によってディスポーザ4の運転が制御され、本願発明に係る給水表示や異常表示を含む各種の状態表示が表示部102に表示されるようになっている。なお、本願発明に直接関わらないので、図示はしないが、前記図1に示した固液分離装置40,コンポスト化装置50,ブロワポンプ60,空気流路切替装置70等も上記マイコン100によって制御されるようになっている。
【0023】
上記構成において、本システムの基本的動作を説明すると、ディスポーザ4からの粉砕生ごみ排水や通常の台所排水は排水管5を介して中継ポンプ槽6に流入し、中継ポンプ槽6内の水位が一定以上となってフロートスイッチ6bがONすると圧送ポンプ6aの運転が開始し、中継ポンプ槽6内の排水が吐出管8を介して排水処理装置9へ送られる。
【0024】
排水処理装置9においては、中継ポンプ槽6からの排水が流入管11を介して固液分離槽10に投入され、ここで沈降分離した粉砕生ごみや汚泥等がエアリフト管12により固液分離装置40に投入される。
【0025】
固液分離装置40に投入された固液混合物は、固体分と液体分に分離されて、液体分は固液分離槽10に戻され、固体分はコンポスト化装置50に投入されて微生物による有機物分解処理により堆肥化される。
【0026】
また、固液分離槽10の上澄み液はフィルタ13を通して流出口15から処理槽20に流出し、散気管21による曝気処理により有機物成分が紐状濾材22に棲息する微生物により分解処理される。
【0027】
そして、この処理槽20からの処理水が流出口23から沈殿分離槽30に流出して汚泥mが沈殿分離され、上澄み液が排水口32から排水管を介して下水等に放流される。沈殿分離槽30で沈殿した汚泥mはエアリフト管31で初段の固液分離槽10に返送され、粉砕生ごみと共にエアリフト管12で固液分離装置40に投入されて回収される。
【0028】
上記一連の動作においては、処理槽20の曝気を主に行いながら、所定時間(例えば30分)毎に、固液分離槽10から固液分離装置40への固液混合物のエアリフト移送、沈殿分離槽30から固液分離槽10への汚泥mのエアリフト返送、及びフィルタ13の洗浄が定期的に行われる。
【0029】
図3(a)〜(c)は、本願発明で特徴的な制御例を示すタイミングチャートであり、以下、各制御例毎にそのタイミングチャートを参照して説明する。
【0030】
図3(a)に示す制御例では、先ず、使用者によって操作部101よりディスポーザ4のスタート入力(使用開始入力)があると、マイコン100は、ディスポーザ4の運転を開始すると共に、使用者に水栓3からの給水を促すため表示部102の給水表示をONにする。これにより、スタート入力操作をした使用者は操作と共に給水表示が点灯するので、直ちに水栓3より給水を開始する。給水が開始されると、ディスポーザ4内で粉砕された生ごみが給水と共に排水管5内を配管詰まりを生じることなくスムーズに流れて、中継ポンプ槽6内に流入する。
【0031】
中継ポンプ槽6内に粉砕生ごみ排水が流入して、中継ポンプ槽6内の水位が所定以上になると、フロートスイッチ6bがONして、圧送ポンプ6aの運転が開始される。圧送ポンプ6aの運転が開始すると、中継ポンプ槽6内の排水が圧送ポンプ6aの吐出管8を介して排水処理装置9に送られ、前述したようにして浄化処理される。なお、圧送ポンプ6aの運転によって中継ポンプ槽6内の水位が低下し、フロートスイッチ6bがOFFになっても、中継ポンプ槽6内の排水を出来るだけ排出するため所定時間運転を継続してから停止する。
【0032】
一方、使用者がディスポーザ4の音等によりディスポーザ内4に生ごみが無くなったのを確認して、操作部101のストップ入力(使用停止入力)の操作を行うと、ディスポーザ4の運転は停止するが、給水表示は、ディスポーザ4から中継ポンプ槽6までの排水管5の配管長に応じて予め定められた時間、給水表示を継続する。これは、ディスポーザ4の運転が停止しても、全ての粉砕生ごみ排水が排水管5を通して中継ポンプ槽6に達するまで,すなわち排水管5が空になるまでは給水を続けて排水管5内を洗浄しないと、配管詰まりが生じやすくなるからである。全ての粉砕生ごみ排水が排水管5を通して中継ポンプ槽6に達するまでの時間は、配管長に対応するため、当該システムの設置時等に予め配管長に応じた時間がディップスイッチ等によって設定される。マイコン100は、この設定に基づき、ディスポーザ4の運転を停止しても設定時間だけ給水表示を継続して、使用者に給水の停止時期が容易に分かるようにする。これにより、使用者は、配管長に応じて必要なだけの給水を行ってから水栓3を閉めるので、給水が少なくて配管詰まりが生じたり、逆に多すぎて無駄な給水が行われるのを防ぐことができる。
【0033】
また、図3(b)の制御例では、前記制御例のように、ディスポーザ4のスタート入力がONになって給水表示をONにすると同時にディスポーザ4の運転を開始するのではなく、給水表示をONにしてから所定時間経過後にディスポーザ4の運転を開始するようにしたものである。他は、ディスポーザ4の運転開始を遅らせた分、タイミングがずれるだけで、同様な制御となる。
【0034】
このように制御することにより、ディスポーザ4の運転が開始する前に給水が行われるようになるので、ディスポーザ4内での生ごみの粉砕がよりスムーズに行われると共に、粉砕生ごみが通る前に排水管4内が水で濡らされるので配管詰まりをより確実に防ぐことができる。
【0035】
さらに、図3(c)の制御例では、前記図3(a)の制御例に加えて、中継ポンプ槽6のフロートスイッチ6bを給水の流入検知手段として有効利用して、ディスポーザ使用開始から所定時間が経過しても、フロートスイッチ6bが破線で示す位置でONしない場合には、使用者による給水が行われていないことになるので、使用者によるディスポーザ4のストップ入力がなくても強制的にディスポーザ4の運転を停止する。これにより、給水無しの状態でディスポーザ4の運転が継続してディスポーザ4が故障したりするような不具合が生じるのを未然に防ぐことができる。
【0036】
また、ディスポーザ4の運転を停止するのに合わせて、点灯していた給水表示を点滅に切り替える。これにより、使用者に給水忘れを気付かせることができ、以降のディスポーザ使用時において給水を忘れないように意識させることができる。
【0037】
以上のように、本実施形態によれば、手動給水式のディスポーザ4であっても使用者は給水表示を参照しながら必要な給水を容易に行うことができるので、手動給水が分かりやすくなって、配管詰まりや、無駄な給水を防ぐことができる。従って、使い易い手動給水式のシステムを実現でき、設置時の工事を簡略化できると共に、設置価格を低減することができる。また、本実施形態では、中継ポンプ槽6のフロートスイッチ6bを流入検出手段として有効利用しているので、新たに必要となるものはなく、制御のみで実現できるため、低価格化にとって特に有効である。
【0038】
図4は、本願発明の他の実施形態の要部構成を示すシステム構成図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。
【0039】
本実施形態においては、水道の水栓3の給水管側に、給水の流入検出手段として流量スイッチ7を備えたものである。
【0040】
このように構成すれば、図5の制御例に示すように、ディスポーザ4のスタート入力と共に給水表示がONしてから、使用者が水栓3を開けて給水を開始したか否かを直ちに検出できるので、ディスポーザ4の使用開始からの給水の有無を判定するための所定時間を短くすることができ、給水無しでのディスポーザ運転を強制停止する時間を短くすることができる。従って、給水無しの状態でディスポーザ4の運転が継続してディスポーザ4が故障したりするような不具合が生じるのを確実に防ぐことができる。また、給水表示をして給水を確認してからディスポーザ4の運転を開始するといったことも使用者に違和感を与えることなく行うことができる。
【0041】
なお、上述してきた実施形態では、ディスポーザ4と排水処理装置9の間に中液ポンプ槽6が介在する場合について説明したが、本願発明はこれに限らず、ディスポーザ4の排水管5を排水処理装置9に直接接続したシステムにおいても、ディスポーザ4からの粉砕生ごみを含む排水が最初に流入する排水処理装置9内の槽に水位センサ等があればそれを有効利用し、無ければ前記図4に示したような流量スイッチ7を設けることにより、前記実施形態とほぼ同様な作用効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本願発明によれば、手動給水式のディスポーザからの粉砕生ごみを含む排水を処理するディスポーザ排水処理システムにおいて、ディスポーザの使用開始入力から使用停止入力及びディスポーザからの配管の洗浄時間の間、給水が必要な旨を報知手段を用いて報知する制御手段を備えたことにより、手動給水式のディスポーザを用いても、手動給水が分かりやすくなって、配管詰まりや、無駄な給水を防ぐことができる。従って、使い易い手動給水式のシステムを実現でき、設置時の工事を簡略化できると共に、設置価格を低減することができる。
【0043】
また、前記洗浄時間は、ディスポーザからの粉砕生ごみ排水が最初に流入する槽までの配管長に応じて設定することにより、使用者は配管長に応じて必要なだけの給水を行ってから水栓を閉めるので、給水が少なくて配管詰まりが生じたり、逆に多すぎて無駄な給水が行われるのを確実に防ぐことができる。
【0044】
さらに、前記給水の流入を検出する流入検出手段を備え、前記制御手段は、ディスポーザ使用開始から所定時間が経過しても流入検出手段によって流入が検出されないときにはディスポーザを停止することにより、給水無しの状態でディスポーザの運転が継続してディスポーザが故障したりするような不具合が生じるのを未然に防ぐことができる。
【0045】
また、前記給水の流入を検出する流入検出手段を備え、前記制御手段は、ディスポーザ使用開始から所定時間が経過しても流入検出手段によって流入が検出されないときにはその旨を報知手段を用いて報知することにより、使用者に給水忘れを気付かせることができる。
【0046】
また、前記制御手段は、ディスポーザの使用開始入力から所定時間後にディスポーザを駆動することにより、ディスポーザの運転が開始する前に給水が行われるようになるので、ディスポーザ内での生ごみの粉砕がよりスムーズに行われると共に、粉砕生ごみが通る前に配管内が水で濡らされるので配管詰まりをより確実に防ぐことができる。
【0047】
また、前記流入検出手段として、ディスポーザからの粉砕生ごみ排水が最初に流入する槽に備えられた水位検出手段を用いることにより、予め備えられている水位検出手段を流入検出手段として有効利用しているので、新たに必要となるものはなく、制御のみで実現できるため、低価格化にとって特に有効である。
【0048】
一方、前記流入検出手段をディスポーザに給水する水栓への給水経路に設けたことにより、給水表示が行われてから、使用者が水栓を開けて給水を開始したか否かを直ちに検出できるので、ディスポーザの使用開始からの給水の有無を判定するための所定時間を短くすることができ、給水無しでのディスポーザ運転を強制停止する時間を短くすることができる。従って、給水無しの状態でディスポーザの運転が継続してディスポーザが故障したりするような不具合が生じるのを確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係るディスポーザ排水処理システムの構成を示すシステム構成図。
【図2】上記実施形態の制御系の要部を示すブロック構成図。
【図3】上記実施形態の制御例を示すタイミングチャート。
【図4】本願発明の他の実施形態に係るディスポーザ排水処理システムの要部構成を示すシステム構成図。
【図5】上記実施形態の制御例を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
2 シンク
3 水栓
4 ディスポーザ
6 中継ポンプ槽
6a 圧送ポンプ
6b フロートスイッチ
7 流量スイッチ
9 排水処理装置
10 固液分離槽
20 処理槽(曝気槽)
30 沈殿分離槽
40 固液分離装置
50 コンポスト化装置
60 ブロワポンプ
70 空気流路切替装置
100 制御装置(マイコン)
101 操作部
102 表示部
Claims (7)
- 手動給水式のディスポーザからの粉砕生ごみを含む排水を処理するディスポーザ排水処理システムにおいて、
前記ディスポーザの使用開始入力から使用停止入力及びディスポーザからの配管の洗浄時間の間、給水が必要な旨を報知手段を用いて報知する制御手段を備えたことを特徴とするディスポーザ排水処理システム。 - 前記洗浄時間は、ディスポーザからの粉砕生ごみ排水が最初に流入する槽までの配管長に応じて設定することを特徴とする請求項1記載のディスポーザ排水処理システム。
- 前記給水の流入を検出する流入検出手段を備え、前記制御手段は、ディスポーザ使用開始から所定時間が経過しても前記流入検出手段によって流入が検出されないときにはディスポーザを停止することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のディスポーザ排水処理システム。
- 前記給水の流入を検出する流入検出手段を備え、前記制御手段は、ディスポーザ使用開始から所定時間が経過しても前記流入検出手段によって流入が検出されないときにはその旨を報知手段を用いて報知することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のディスポーザ排水処理システム。
- 前記制御手段は、前記ディスポーザの使用開始入力から所定時間後にディスポーザを駆動することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のディスポーザ排水処理システム。
- 前記流入検出手段として、ディスポーザからの粉砕生ごみ排水が最初に流入する槽に備えられた水位検出手段を用いることを特徴とする請求項3又は請求項4記載のディスポーザ排水処理システム。
- 前記流入検出手段を前記ディスポーザに給水する水栓への給水経路に設けたことを特徴とする請求項3又は請求項4記載のディスポーザ排水処理システム。
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JP2007252210A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Noritsu Koki Co Ltd | 酵素水生成装置 |
-
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- 2002-09-30 JP JP2002285025A patent/JP2004114006A/ja active Pending
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