JPH10328689A - 曝気槽の汚水流出可動越流堰の制御方法 - Google Patents
曝気槽の汚水流出可動越流堰の制御方法Info
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- JPH10328689A JPH10328689A JP9157548A JP15754897A JPH10328689A JP H10328689 A JPH10328689 A JP H10328689A JP 9157548 A JP9157548 A JP 9157548A JP 15754897 A JP15754897 A JP 15754897A JP H10328689 A JPH10328689 A JP H10328689A
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Abstract
より、処理後の水質が悪化することがないようにできる
曝気槽の汚水流出可動越流堰の制御方法を提供するこ
と。 【構成】 汚水を活性汚泥法によって処理する曝気槽か
ら、後段の流出ピットへ流出させる汚水流出可動越流堰
の制御方法において、曝気槽に設置した曝気機の運転動
作に連動させて、曝気機の運転中は曝気槽の水位を高水
位に維持するとともに、曝気機の運転を停止し、所定時
間経過した後に低水位となるように、汚水流出可動越流
堰の位置を制御する。
Description
水等の汚水を活性汚泥法によって処理する曝気槽から、
後段の流出ピットへ流出させ、最終沈殿池において重力
沈殿を行うようにした汚水処理施設における曝気槽の汚
水流出可動越流堰の制御方法に関するものである。
性汚泥法によって処理する曝気槽から、後段の流出ピッ
トへ流出させ、最終沈殿池において重力沈殿を行うよう
にした汚水処理施設においては、図4に示すように、曝
気槽1において、曝気機2により曝気攪拌し、生物処理
した汚水を、曝気槽1の流出口11に設置された固定越
流堰3よりオーバーフローさせ、流出ピット4及び汚水
流出管5を介して、最終沈殿池6に導入して重力沈殿に
より固液分離を行うようにしている。
汚水処理施設においては、曝気槽1の越流堰3が固定さ
れているため、曝気機2の運転動作にかかわらず、曝気
槽1への汚水の流入水量に応じた水量の生物処理した汚
水が最終沈殿池6に導入されることとなる。このため、
曝気機2の運転中は高い汚泥濃度の汚水が最終沈殿池6
に導入され、最終沈殿池6の固形物負荷量が増大するこ
ととなり、特に、曝気槽1への汚水の流入水量が増大す
ると、これに応じて、最終沈殿池6に導入される汚泥を
含有する生物処理した汚水の水量、すなわち、固形物負
荷量も増大して、固液分離が不完全となり、汚泥がキャ
リーオーバーする等、処理後の水質が悪化するという問
題があった。なお、これへの対処として、最終沈殿池6
の処理能力を高め、処理可能な固形物負荷量を増大させ
ることも考えられるが、設備の構築コストが上昇すると
いう問題があった。
る汚水処理施設の有する問題点に鑑み、最終沈殿池の固
形物負荷量を軽減することにより、処理後の水質が悪化
することがないようにできる曝気槽の汚水流出可動越流
堰の制御方法を提供することを目的とする。
め、本発明の曝気槽の汚水流出可動越流堰の制御方法
は、汚水を活性汚泥法によって処理する曝気槽から、後
段の流出ピットへ流出させる汚水流出可動越流堰の制御
方法において、曝気槽に設置した曝気機の運転動作に連
動させて、曝気機の運転中は曝気槽の水位を高水位に維
持するとともに、曝気機の運転を停止し、所定時間経過
した後に低水位となるように、汚水流出可動越流堰の位
置を制御することを特徴とする。
法は、曝気槽に設置した曝気機の運転動作に連動させ
て、曝気機の運転を停止し、所定時間経過した後に低水
位となるように汚水流出可動越流堰の位置を制御するこ
とにより、曝気槽内の流速が徐々に低下し、汚泥が沈降
した段階で、汚泥濃度の低い汚水の上澄部分を流出ピッ
トへ流出させることができ、最終沈殿池の固形物負荷量
を軽減することができる。
可動越流堰の制御方法の実施の形態を図面に基づいて説
明する。
流堰の制御方法を適用する汚水処理施設の一例を示す。
この汚水処理施設は、曝気槽1と、最終沈殿池6とを備
えており、曝気槽1には、流入する汚水を活性汚泥法に
て処理するように、曝気機2が設置されるとともに、そ
の流出口11を介して、流出ピット4を配設し、この流
出ピット4と最終沈殿池6とを汚水流出管5により接続
するようにしている。なお、最終沈殿池6には、沈殿し
た汚泥を曝気槽1に返送するために使用する返送汚泥ポ
ンプ61を配設するようにする。これにより、この汚水
処理施設においては、曝気槽1内に流入する汚水を、活
性汚泥法にて処理した後、流出口11、流出ピット4、
汚水流出管5を介して最終沈殿池6に導入し、重力沈殿
により固液分離を行うように構成している。
装置7が設置される。この水位制御装置7は、検出水位
の高さが異なる複数(実施例では2個)の水位センサ7
1,72を備えている。そして、それぞれの水位センサ
71,72の検出水位を、例えば、低水位L(−100
mm)と基準水位O(±0mm)に設定する。
越流堰装置8を設置する。この汚水流出可動越流堰装置
8は、モータその他の任意の駆動源82にて可動越流堰
81の位置を、水位制御装置7の制御信号によって、上
下動させることができるように構成している。
堰の制御方法を、図2に示す、曝気槽1に設置した曝気
機2の運転動作パターンに基づいて説明する。この曝気
槽の汚水流出可動越流堰の制御方法は、汚水流出可動堰
装置8の可動越流堰81の位置を、曝気槽1に設置した
自動制御等により不規則に運転・停止が繰り返される曝
気機2の運転動作に連動させて、曝気機2の運転中は曝
気槽1の水位を高水位(基準水位O(±0mm))に維
持するようにし、一方、曝気機2の運転を停止し、所定
時間経過した後に低水位(低水位L(−100mm))
となるように、水位制御装置7の制御信号によって、位
置制御するようにしたものである。この場合、曝気機2
が運転を停止すると、この信号が、水位制御装置7に備
えられたタイマーに送信される(図2)。このタイマ
ーには、曝気槽1内の流速が徐々に低下し、汚泥が沈降
し、上澄水ができる時間(通常は、30分程度で100
mm程度の上澄水ができる。)をセットしておき、その
時間が経過した後に、水位制御装置7の制御信号によっ
て、例えば、可動越流堰81の位置を基準水位Oから低
水位Lまで100mmだけ下降させるようにする(図2
)。上澄水の流出が完了した後、少なくとも、曝気機
2の運転が再開される以前に、可動越流堰81の位置を
低水位Lから基準水位Oまで100mmだけ上昇させる
ようにする(図2)。
動越流堰81の位置とタイマーにより運転動作が制御さ
れる曝気機2の運転動作とを連動させるには、例えば、
図3に示すように、曝気機2の運転動作を制御するタイ
マー(ア)の停止時刻を起点として、休止タイマー
(イ)をセットし、30分間の静置状態を作り、曝気槽
1内の流速が徐々に低下し、汚泥が沈降し、上澄水がで
きるようにする。休止タイマー(イ)にセットされてい
る30分間が経過したとき、可動越流堰81の下降タイ
マー(ウ)をセットし、3分間で可動越流堰81の位置
を基準水位Oから低水位Lまで100mmだけ下降させ
るようにする。この状態で、放流タイマー(エ)をセッ
トし、15分間、上澄水を流出させる。放流タイマー
(エ)にセットされている15分間が経過したとき、可
動越流堰81の上昇タイマー(オ)をセットし、3分間
で可動越流堰81の位置を低水位Lから基準水位Oまで
100mmだけ上昇させるようにする。この動作を1サ
イクルとして、以下これを繰り返すようにする。
流堰81の位置は、最適な条件に任意に設定することが
でき、例えば、曝気槽1内の汚水に含まれる汚泥の沈降
速度が小さい場合には、休止タイマー(イ)の設定時間
を30分より長く設定して、沈降時間を長く取るように
することができる。また、可動越流堰81の位置の制御
は、下降タイマー(ウ)及び上昇タイマー(オ)による
ほか、水位センサ71,72の検出水位等によって行う
こともできる。
気槽1内の流速が徐々に低下し、汚泥が沈降した段階
で、汚泥濃度の低い汚水の上澄部分を流出ピット4へ流
出させることができ、最終沈殿池6の固形物負荷量を軽
減することができ、最終沈殿池6において、容易、かつ
確実に固液分離を行うことができる。そして、処理後の
水質の性状を良好状態に安定して維持することができる
とともに、最終沈殿池において分離される汚泥量が少量
となるため、返送汚泥量も少なくなり、返送汚泥ポンプ
61の運転時間を短時間にすることができ、汚水処理施
設の省エネギー化を図ることができる。
制御方法によれば、曝気槽に設置した曝気機の運転動作
に連動させて、曝気機の運転を停止し、所定時間経過し
た後に低水位となるように汚水流出可動越流堰の位置を
制御することにより、曝気槽内の流速が徐々に低下し、
汚泥が沈降した段階で、汚泥濃度の低い汚水の上澄部分
を流出ピットへ流出させることができ、最終沈殿池の固
形物負荷量を軽減することができ、容易、かつ確実に固
液分離を行うことができる。このため、処理後の水質の
性状を良好状態に安定して維持することができるととも
に、最終沈殿池において分離される汚泥量が少量とな
り、汚水処理施設の省エネギー化を図ることができる。
法を適用する汚水処理施設の一例を示す説明図である。
法の一例を示し、曝気機の運転動作パターンと可動堰の
動作パターンの関係を示すグラフ図である。
法の一例を示し、タイマーによる可動堰の動作パターン
を示すグラフ図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 汚水を活性汚泥法によって処理する曝気
槽から、後段の流出ピットへ流出させる汚水流出可動越
流堰の制御方法において、曝気槽に設置した曝気機の運
転動作に連動させて、曝気機の運転中は曝気槽の水位を
高水位に維持するとともに、曝気機の運転を停止し、所
定時間経過した後に低水位となるように、汚水流出可動
越流堰の位置を制御することを特徴とする曝気槽の汚水
流出可動越流堰の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9157548A JPH10328689A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 曝気槽の汚水流出可動越流堰の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9157548A JPH10328689A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 曝気槽の汚水流出可動越流堰の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10328689A true JPH10328689A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15652096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9157548A Pending JPH10328689A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 曝気槽の汚水流出可動越流堰の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10328689A (ja) |
-
1997
- 1997-05-29 JP JP9157548A patent/JPH10328689A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041005 |
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A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20060512 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060926 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061127 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070123 |