JPH1176517A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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Publication number
JPH1176517A
JPH1176517A JP24312297A JP24312297A JPH1176517A JP H1176517 A JPH1176517 A JP H1176517A JP 24312297 A JP24312297 A JP 24312297A JP 24312297 A JP24312297 A JP 24312297A JP H1176517 A JPH1176517 A JP H1176517A
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JP
Japan
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plate member
pachinko machine
game
symbol display
obstacle
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Application number
JP24312297A
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English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Nagano
光容 永野
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Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技球の流下態様がバラエティーに富み、趣向
性が高く、遊技者がいつまでも飽きることなく遊技を楽
しむことが可能なパチンコ機を提供する。 【解決手段】パチンコ機は、遊技盤4の上側の後方に、
大型液晶画面からなる図柄表示部9を有する図柄表示装
置32が設置されている。また、図柄表示部9の前方に
は、透明な合成樹脂製の障害釘16,16・・を植設し
た透明な合成樹脂製の板部材10が設置されている。そ
して、パチンコ機は、遊技領域15に打ち込まれた遊技
球を、各障害釘16,16・・と衝突させながら、図柄
表示部9の前方に位置した板部材10の前方から流下さ
せるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の一種として、遊技領域内
に、複数の図柄を複数の部位に表示可能な図柄表示部が
設けられており、その図柄表示部に表示される複数の図
柄が予め設定されている特定の図柄の組み合わせ(いわ
ゆる「大当たり図柄」)となった場合に、遊技者にとっ
て有利な特別遊技状態(いわゆる「大当たり状態」)が
生起する図柄合わせタイプのパチンコ機が知られてい
る。かかる図柄合わせタイプのパチンコ機においては、
図柄表示部は、色々な図柄やメッセージ等を、種々の態
様で、遊技者に分かり易く、かつ、面白く表示できるよ
うに、液晶表示装置等によって、非常に大きく形成され
ている。また、従来の図柄合わせタイプのパチンコ機に
おいては、図柄表示部の前面を通過した遊技球によって
遊技者の視界が遮られて表示された図柄等が遊技者から
見えにくくなる事態を防止する目的、および、障害釘の
ない図柄表示部の前面を流下し落下速度を増大させた遊
技球が衝突することにより図柄表示部下方の入賞装置や
障害釘等が損傷する事態を防止する目的で、複数の障害
釘が適宜配設され、遊技領域に打ち込まれた遊技球が図
柄表示部の前面を流下せず、図柄表示部の両脇のみを流
下するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図柄合わせタイプのパチンコ機は、上記の如く、遊技領
域に打ち込まれた遊技球が、図柄表示部の両脇のみを流
下するように構成されているので、遊技球の流下態様が
単調であり、面白さに欠ける面があった。このため、遊
技者は遊技に対する意欲を失い易く、いつまでも興味を
持って遊技をし続けることができなかった。
【0004】本発明の目的は、従来の図柄合わせタイプ
のパチンコ機における上記課題を解消し、遊技球の流下
態様がバラエティーに富んでおり、趣向性が高く、遊技
者がいつまでも飽きることなく遊技を楽しむことが可能
なパチンコ機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の内、請求項1に
記載の発明の構成は、遊技領域内に表示部が設けられて
おり、その表示部の表示内容が特定の態様となると、遊
技者にとって有利な特別遊技状態が生起するパチンコ機
であって、前記表示部の前方に、透明な板部材が設置さ
れているとともに、その板部材の前面に複数の障害釘が
植設されており、遊技領域内に打ち込まれた遊技球が、
前記板部材の前方を前記障害釘と衝突しながら流下可能
であることにある。
【0006】請求項2に記載の発明の構成は、請求項1
に記載の発明において、前記障害釘が、先端際にフラン
ジ部を設けたものであり、そのフランジ部を当接させた
状態で前記板部材の前面に植設されていることにある。
【0007】請求項3に記載の発明の構成は、請求項
1、または2に記載の発明において、前記障害釘が、接
着剤によって前記板部材の前面に接着されていることに
ある。
【0008】請求項4に記載の発明の構成は、請求項
1、2、または3に記載の発明において、前記障害釘
が、略透明な合成樹脂によって形成されていることにあ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパチンコ機の一実
施形態を図面に基いて詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明に係るパチンコ機を示した
ものであり、パチンコ機1は、機枠31の片側縁に、前
面枠3が開閉自在に蝶着されており、その前面枠3の中
央よりやや上側の後方に、遊技盤4が設置されている。
また、前面枠3の下側には、遊技球を発射装置(図示せ
ず)へ供給するための供給皿5と、供給皿5から溢れた
遊技球を貯留するための貯留皿6とが、上下に併設され
ており、貯留皿6の右側には、発射ハンドル7が突設さ
れている。
【0011】図2〜図4は、それぞれ、遊技盤4の正面
図、分解図、部分断面図であり、遊技盤4は、木材によ
って扁平な直方体状に形成されており、上側の略半分が
長方形状に切り欠かれている。そして、その切欠部分8
の後方には、大型の液晶画面からなる図柄表示部9を有
する扁平な直方体状の図柄表示装置32が設置されてい
る。図柄表示装置32は、前方の周縁に設けられた複数
のタブ2,2・・が螺着されることによって、切欠部分
8の後方に設置されている。また、図柄表示装置32の
図柄表示部9の前方には、透明な合成樹脂によって形成
されており図柄表示部9より一回り大きな長方形状の板
部材10が設置されている。板部材10は、切欠部分8
の周囲に設けられた凹状部分26に嵌め込まれ、その状
態で、周囲のネジ孔11,11・・の部分が、枠部材1
2とともに螺着されることによって、遊技盤4に取り付
けられている。そして、図4の如く、板部材10の前面
が、遊技盤4の下側の表面と面一な状態になっている。
なお、図柄表示部9とその前方に設置された板部材10
との間には、空洞部分27が設けられている。
【0012】図柄表示部9は、図柄表示装置32の背面
に設置された外部端子29によって、パチンコ機1の制
御装置(図示せず)と接続されている。そして、制御装
置からの信号にしたがって、液晶画面の全体に亘り、種
々の態様で、図柄や動画、あるいはメッセージ等を表示
できるようになっている。さらに、図柄表示部9は、左
側、中央、右側の3箇所に、一桁の数字や一文字のアル
ファベット、その他の図柄等を、別々に、種々の態様で
表示できる上、表示された図柄等を適宜変動させること
ができるようになっている。また、普通図柄表示装置2
4も、一桁の数字や一文字のアルファベット、その他の
図柄等を表示できる上、表示された図柄等を適宜変動さ
せることができるようになっている。
【0013】さらに、図2、図3に示すように、板部材
10の前面には、上に凸な半円弧状の上側発射レール1
3が、板部材10の前面に対して垂直に設けられてい
る。なお、上側発射レール13は、枠部材12と一体に
なっている。一方、遊技盤4の下側の表面には、下に凸
な半円弧状の下側発射レール14が遊技盤4の盤面に対
して垂直に立設されている。上側発射レール13の内外
レール13a,13bの端縁は、それぞれ下側発射レー
ル14の内外レール14a,14bの端縁と接合してお
り、上側発射レール13と下側発射レール14とで、略
円形の遊技領域15を区画した状態になっている。な
お、図5の如く、上側発射レール13と下側発射レール
14との接合部位においては、下側発射レール14の内
外レール14a,14bが上側発射レール13の内外レ
ール13a,13bの内側に位置した状態になってい
る。
【0014】また、板部材10の前面であって、上側発
射レール13の内側(すなわち、遊技領域15の内側)
には、複数の障害釘16,16・・と、複数の風車1
7,17・・が植設されている。一方、遊技盤4の下側
の表面であって、下側発射レール14の内側(すなわ
ち、遊技領域15の内側)には、複数の障害釘18,1
8・・が植設されているとともに、普通電動役物20、
大入賞口21、入賞装置22,22、図柄変動ゲート2
3,23、普通図柄表示装置24等が設置されている
(図3においては、障害釘18,18・・の記載が省略
されている)。なお、大入賞口21は、扉部28の下端
縁が枢着されており、扉部28の上端縁が前方に傾斜し
て開成するようになっている。また、扉部28の両サイ
ドには、図柄表示部9の変動メモリーを示すメモリー表
示部25が設けられている。
【0015】図6は、遊技盤4の上側に植設された障害
釘16を示したものであり、障害釘16は、合成樹脂に
よって形成されており、先端際にフランジ部19が設け
られている。そして、障害釘16は、図4の如く、フラ
ンジ部19の外面を板部材の表面に当接させた状態で、
フランジ部19の外面を含む先端部分が接着剤によって
板部材10に接着されている。なお、パチンコ機1の製
造時に板部材10に障害釘16,16・・を植設する際
には、予め板部材10の所定位置に設けられている円錐
状の取付凹部が利用されて障害釘16,16・・が接着
される。また、遊技盤4の上側に植設する風車17,1
7・・の釘も障害釘16と同じものであり、障害釘16
と同様に、接着剤によって遊技盤4の前面に接着されて
いる。加えて、遊技盤4の下側に植設された障害釘1
8,18・・は、通常のパチンコ機の障害釘と同様な金
属製のものである。
【0016】かかるパチンコ機1は、発射ハンドル7が
回動操作されると、内蔵された発射装置(図示せず)
が、供給皿5から供給される遊技球を、遊技盤4面に沿
うように打ち出す。打ち出された遊技球は、下側発射レ
ール14の内外レール14a,14bの間、および上側
発射レール13の内外レール13a,13bの間を通っ
て、遊技領域15の上方まで到達する。なお、上側発射
レール13と下側発射レール14との接合部位において
は、下側発射レール14の内外レール14a,14bが
上側発射レール13の内外レール13a,13bの内側
に位置しているので、打ち出された遊技球は、非常にス
ムーズに遊技領域15の上方まで到達する。遊技領域1
5の上方まで到達した遊技球は、図柄表示部9の前方に
設置された板部材10の前方を、板部材10上に植設さ
れた障害釘16,16・・と衝突し、転動しながら、遊
技盤4の下側まで流下する。
【0017】加えて、パチンコ機1は、遊技球が大入賞
口21等の各入賞口に入賞した場合には、入賞口の種類
に応じて予め定められている所定個数の賞品球を、賞品
球払出装置(図示せず)により払い出す。また、遊技球
が何れかの図柄始動ゲート23,23を通過した場合に
は、普通図柄表示装置24に表示されている図柄が変動
を開始し、所定時間後に停止表示となり、停止表示とな
った3つの図柄が予め設定されている「当たり図柄」
(たとえば、「7」)である場合には、普通電動役物2
0が所定時間(たとえば、5秒間)開成する。さらに、
開成している普通電動役物20に遊技球が入賞した場合
には、図柄表示部9の左側、中央、右側において、それ
ぞれ図柄が変動を開始し、所定時間後に停止表示とな
る。そして、停止表示となった3つの図柄が予め設定さ
れている「大当たり図柄」である場合(たとえば、3つ
の図柄が同一である場合)には、「大当たり状態」が生
起し、大入賞口21がきわめて高い確率で所定回数(た
とえば、16回)断続的に開成する。したがって、「大
当たり状態」が生起した場合には、遊技者はきわめて高
い確率で多くの賞品球を獲得することができる。なお、
パチンコ機1は、「大当たり状態」が生起した後には、
その「大当たり状態」の生起を周囲に報知する目的や
「大当たり状態」をより面白くする目的等によって、図
柄表示部9の液晶画面の全体に亘って動画やメッセージ
等を表示する。
【0018】上記の如く、パチンコ機1は、図柄表示部
9の前方に透明な板部材10が設置されているととも
に、その板部材10の前面に複数の障害釘16,16・
・が植設されており、遊技領域15に打ち込まれた遊技
球を、板部材10の前面に植設された複数の障害釘1
6,16・・と衝突させながら、図柄表示部9の前方の
板部材10の前方から流下させる。また、板部材10が
透明な合成樹脂によって形成されているので、図柄表示
部9の前方に板部材10が設置されているにも拘わら
ず、図柄表示部9の大型液晶画面に表示されるダイナミ
ックな図柄や動画を非常に明確に視認することができ
る。すなわち、パチンコ機1は、図柄表示部9の表示内
容が明確に視認可能であると同時に、遊技球の流下態様
がバラエティーに富んでいるため、非常に遊技の趣向性
が高い。したがって、パチンコ機1によれば、遊技者は
いつまでも飽きることなく遊技を楽しむことができる。
【0019】その上、複数の障害釘16,16・・によ
って、図柄表示部9の前方を流下する遊技球の落下速度
を増大させないので、図柄表示部9の下側に配置された
普通電動役物20等の入賞装置や図柄始動ゲート23,
23等の損傷を防止することができる。
【0020】また、パチンコ機1は、各障害釘16,1
6・・が、先端際にフランジ部19を設けたものであ
り、そのフランジ部19を当接させた状態で板部材10
の前面に植設されているため、遊技球との衝突による衝
撃で各障害釘16,16・・が板部材10から外れたり
しない。
【0021】さらに、パチンコ機1は、各障害釘16,
16・・が、接着剤によって板部材10の前面に接着さ
れているため、製造時に各障害釘16,16・・を板部
材10に植設する際に、板部材10に亀裂が生じる等の
トラブルが発生しない。
【0022】加えて、パチンコ機1は、各障害釘16,
16・・が、略透明な合成樹脂によって形成されてお
り、図柄表示部9の表示内容が、障害釘16,16・・
によって大きく遮られたりしないので、図柄表示部9の
表示内容を非常に明確に認識することができる。
【0023】また、パチンコ機1は、図柄表示部9と板
部材10との間に空洞部分27が設けられているため、
遊技球が板部材10や障害釘16,16・・に衝突する
際の衝撃によって、図柄表示部9が損傷したりしない。
さらに、パチンコ機1は、図柄表示部9が大型の液晶画
面によって形成されており、「大当たり状態」の生起に
関連する特別図柄や、単に遊技を盛り上げるための演出
図柄、あるいは動画やメッセージ等を、遊技領域15以
外の部分(遊技領域15の左上、右上の部分)を含む非
常に大きな範囲に亘ってダイナミックに表示するので、
図柄表示部9の表示方式が斬新であり、遊技者を退屈さ
せたりすることがない。
【0024】なお、本発明のパチンコ機の構成は、上記
実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、前面
枠、遊技盤、供給皿、貯留皿、発射ハンドル、図柄表示
部、板部材、枠部材、発射レール、風車、障害釘、普通
電動役物、大入賞口、入賞装置、図柄始動ゲート、普通
図柄表示装置、メモリー表示部、外部端子等の形状・構
造等、板部材、障害釘の材質、入賞装置、図柄始動ゲー
トの設置個数、風車、障害釘の配置、図柄表示部、普通
図柄表示装置の表示内容、「大当たり状態」等における
作動内容等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
適宜変更できる。
【0025】たとえば、板部材は、透明な合成樹脂によ
って形成されたものに限定されず、透明なガラス等によ
って形成されたものでも良い。
【0026】また、遊技盤の上側に植設する障害釘は、
上記実施形態の如きフランジ部19の先端に円錐状部が
設けられたものに限定されず、図7の如く、フランジ部
19の先端に細い円柱状の固定ピン30が一体的に設け
られたもの(16b)や、フランジ部19の先端がカッ
トされているもの(16c)等でも良い。なお、上記実
施形態の如き障害釘や、16bの如きフランジ部19の
先端に細い円柱状の固定ピン30が一体的に設けられた
障害釘を板部材に植設する場合には、予め板部材に取付
凹部等を設けなければならないものの、板部材と障害釘
との固着強度が非常に高いものとなる、というメリット
がある。一方、16cの如きフランジ部19の先端がカ
ットされた障害釘19aを、板部材に接着する場合に
は、板部材に取付凹部等を設ける必要がない、というメ
リットがある。
【0027】さらに、合成樹脂製の障害釘を板部材に植
設する場合には、障害釘を形成する合成樹脂の種類は、
特に限定されない。しかしながら、ガラス繊維を含有し
た合成樹脂によって形成された障害釘を用いると、障害
釘の耐衝撃強度がきわめて高くなり、遊技球の衝突によ
って破損したりしない、というメリットがある。加え
て、板部材と同じ合成樹脂からなる障害釘を、板部材と
同じ種類の合成樹脂からなる接着剤によって、板部材に
接着した場合には、障害釘と板部材との接着強度がきわ
めて高いものになる、というメリットがある。
【0028】一方、障害釘を板部材に植設する方法は、
接着剤による接着に限定されるものではなく、障害釘を
板部材に融着する方法や、障害釘の先端外周にネジ山を
設けるとともに板部材にネジ溝を設け、障害釘と板部材
とを螺着する方法等を用いることもできる。なお、板部
材に金属製の障害釘を植設する場合には、障害釘を板部
材に融着する方法として、板部材を形成している合成樹
脂の融点より高い温度まで加熱した金属製の障害釘を板
部材に押し付け、障害釘を部分的に溶融した板部材によ
り融着する方法等を採用することができる。また、板部
材に合成樹脂製の障害釘を植設する場合には、板部材や
障害釘を形成している合成樹脂の融点よりも融点の低い
合成樹脂を用い、その低融点合成樹脂の融点以上で障害
釘を形成している合成樹脂の融点以下の温度まで加熱し
た障害釘を、低融点合成樹脂を介在させて板部材に押し
付け、障害釘を板部材に融着する方法等を採用すること
ができる。これらの融着方法を採用した場合には、パチ
ンコ機の製造において、障害釘をきわめて容易に、かつ
短時間で板部材に植設することができる、というメリッ
トがある。
【0029】また、パチンコ機は、遊技盤の上側のみが
合成樹脂製の板部材によって形成されたものに限定され
ず、遊技盤全体が合成樹脂製の板部材によって形成され
たもの等でも良い。
【0030】さらに、パチンコ機は、図柄表示部の図柄
が変動中、あるいは「大当たり状態」中には、図柄表示
部の前方における所定の領域のみを遊技球が流下し、図
柄表示部の表示内容が、流下する遊技球によって遮げら
れないように構成することも可能である。
【0031】加えて、パチンコ機は、上記実施形態の如
き大型液晶画面からなる図柄表示部を備えたものに限定
されず、小型の液晶画面からなる図柄表示部や、回転式
のドラムからなる図柄表示部を備えたものでも良い。
【0032】なお、上記実施形態においては、本発明の
パチンコ機が第1種のパチンコ機である場合の一例につ
いて説明したが、本発明のパチンコ機は、第1種のパチ
ンコ機に限定されず、その他のタイプのパチンコ機(た
とえば、表示部が、「大当たり状態」等の特別遊技状態
の生起に関連する図柄を表示することなく、単に遊技を
盛り上げるための演出図柄を動画として表示するもの)
でも良い。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載されたパチンコ機は、表
示部の前方に透明な板部材が設置されているとともに、
その板部材の前面に複数の障害釘が植設されており、表
示部の表示内容が明確に視認可能であると同時に、遊技
領域に打ち込まれた遊技球が複数の障害釘と衝突しなが
ら表示部の前方から流下し、遊技球の流下態様がバラエ
ティーに富んでいるため、非常に遊技の趣向性が高い。
したがって、請求項1に記載されたパチンコ機によれ
ば、遊技者はいつまでも飽きることなく遊技を楽しむこ
とができる。さらに、複数の障害釘によって、板部材の
前方を流下する遊技球の落下速度を増大させないので、
表示部の下側に配置された入賞装置等の損傷を防止する
ことができる。
【0034】請求項2に記載されたパチンコ機は、障害
釘が、先端際にフランジ部を設けたものであり、そのフ
ランジ部を当接させた状態で板部材の前面に植設されて
いるため、遊技球との衝突による衝撃で障害釘が板部材
から外れたりしない。
【0035】請求項3に記載されたパチンコ機は、障害
釘が、接着剤によって板部材の前面に接着されているた
め、製造時に各障害釘を板部材に植設する際に、板部材
に亀裂が生じる等のトラブルが発生しない。
【0036】請求項4に記載されたパチンコ機は、障害
釘が、略透明な合成樹脂によって形成されており、表示
部の表示内容が、障害釘によって大きく遮られたりしな
いので、表示部の表示内容を非常に明確に認識すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面を示す説明図である。
【図2】遊技盤の正面を示す説明図である。
【図3】遊技盤を分解した状態を示す斜視説明図であ
る。
【図4】遊技盤の部分断面を示す説明図である。
【図5】発射レールの接合状態を示す説明図である。
【図6】障害釘を示す説明図である。
【図7】障害釘の変更例を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・パチンコ機、2・・タブ、3・・前面枠、4・・
遊技盤、5・・供給皿、6・・貯留皿、7・・発射ハン
ドル、8・・切欠部分、9・・図柄表示部、10・・板
部材、11・・ネジ孔、12・・枠部材、13・・上側
発射ハンドル、14・・下側発射ハンドル、15・・遊
技領域、16,16b,16c・・障害釘、17・・風
車、18・・障害釘、19・・フランジ部、20・・普
通電動役物、21・・大入賞口、22・・入賞装置、2
3・・図柄始動ゲート、24・・普通図柄表示装置、2
5・・メモリー表示部、26・・凹状部分、27・・空
洞部分、28・・扉部、29・・外部端子、30・・固
定ピン、31・・機枠、32・・図柄表示装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域内に表示部が設けられており、
    その表示部の表示内容が特定の態様となると、遊技者に
    とって有利な特別遊技状態が生起するパチンコ機であっ
    て、 前記表示部の前方に、透明な板部材が設置されていると
    ともに、その板部材の前面に複数の障害釘が植設されて
    おり、遊技領域内に打ち込まれた遊技球が、前記板部材
    の前方を前記障害釘と衝突しながら流下可能であること
    を特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 前記障害釘が、先端際にフランジ部を設
    けたものであり、そのフランジ部を当接させた状態で前
    記板部材の前面に植設されていることを特徴とする請求
    項1に記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記障害釘が、接着剤によって前記板部
    材の前面に接着されていることを特徴とする請求項1、
    または2に記載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 前記障害釘が、略透明な合成樹脂によっ
    て形成されていることを特徴とする請求項1、2、また
    は3に記載のパチンコ機。
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