JP2001162000A - 遊技機用制御基板収納ボックス組立て構造 - Google Patents

遊技機用制御基板収納ボックス組立て構造

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JP2001162000A
JP2001162000A JP35444099A JP35444099A JP2001162000A JP 2001162000 A JP2001162000 A JP 2001162000A JP 35444099 A JP35444099 A JP 35444099A JP 35444099 A JP35444099 A JP 35444099A JP 2001162000 A JP2001162000 A JP 2001162000A
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Kishio Sugijima
紀志男 杉島
Keiji Mori
圭史 森
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Sansei R&D Co Ltd
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Sansei R&D Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機本体の裏面や遊技盤裏面に設けられる
制御基板が収納される制御基板収納ボックスを痕跡を残
すことなく開封することができないようにして、遊技機
に対する不正行為を未然に防止する遊技機における制御
基板ボックスを提供すること。 【解決手段】 主制御基板を基板ケース本体に螺着する
ことにより収容固定するとともに、基板ケースカバーに
形成されるアンカーリベット装着台から主制御基板を収
容固定する基板ケース本体へアンカーリベット部材を挿
入し、ピンを変位させてリベット先端部の締着可動片を
外側に拡開させて、リベットの頭部とスカ締着可動片と
で基板ケース本体と基板ケースカバーの接合部を互に緊
結することにより主基板を収納ボックス内に封止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機用制御基板
収納ボックス組立て構造に関し、さらに詳しくは、パチ
ンコ遊技機やスロットルマシン等の遊技機の遊技盤の裏
面等に制御基板が収納された状態で取り付けられる制御
基板収納ボックスの無断開封を禁止する不正行為防止対
策としての制御基板収納ボックス組立て構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、パチンコ遊技機やスロットルマシ
ン等の遊技機は、遊技盤に設けられる各種入賞装置や図
柄変動表示装置等を制御して、遊技の興趣を盛り上げる
ようにしたものが主流となっており、これらの入賞装置
や図柄変動装置等の制御は、ICやLSI等の多数の電
子部品を配設したロジック制御の回路基板、あるいはマ
イクロコンピュータによる制御回路基板等により行われ
る。
【0003】ところで、このような遊技機の遊技内容を
制御する制御回路基板は、遊技盤の裏面や、機構板に取
り付けられた制御基板収納ボックス内に収納され、封印
証により無断開封が禁止されている。この封印証として
は、レーザーマーカーにより所定の印を形成するタイプ
のものも知られている。
【0004】あるいはまた、逆ネジを用いてネジ止めす
るタイプのものも知られている。この逆ネジタイプのも
のは、カバー部材を不正に開けようとして逆ネジを回す
と、逆ネジの先端部、すなわち外部に出ているネジの部
分が取れるようになっており、カバー部材を開けること
ができないようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパチンコ遊技機における制御基板収納ボック
スのように封印証による無断開封の禁止では、痕跡を残
さないで簡単に封印証を取り外すことができるため、制
御回路基板収納ケースを開けて、裏ROMを取り付ける
等して人為的な操作を施すことにより、大量の賞球を遊
技者に払出させたり、逆に、賞球を遊技者に払出させな
いようにするために、フィーバー状態が殆ど起こらない
ようにして遊技者に損をさせたりするといったことが実
際に可能であった。
【0006】従って、遊技者の不正行為により大量の賞
球が払出されれば、パチンコ業者が大きな損害を被るこ
とになる。一方、パチンコ業者側の不正行為により賞球
がまったく払出されなくなってしまえば、遊技者は、自
分の金銭を浪費するばかりになり、勝つことができなく
なる。そのため、長い時間遊技を楽しむことをしなくな
ったり、遊技場に通う頻度が減ってしまうといった傾向
がある。
【0007】さらに、パチンコ業者が、ある特定の台だ
けに大量の賞球が払出されるように封印証を破って操作
をし、その台については、内部の者に客を装って遊技さ
せて、一般の遊技者の射幸心を煽る一方で、別の台につ
いては殆ど賞球が払出されないように封印証を破って操
作をすれば、遊技者にいつかは勝てるという望みを抱か
せつつ、実際には、全く勝てる見込みのない台へ遊技者
を頻繁に通わせて損をさせることもできる。このような
不正行為がなされると、遊技産業の健全な経済活動が阻
害されることになる。
【0008】また、上述した逆回転防止用ねじによれ
ば、特殊工具を用いれば、ねじを壊すことなく、ねじを
回すことができるようになるため、やはり上述と同様に
痕跡を残すことなくケースを開けて不正使用をすること
が可能になる。
【0009】本発明の解決しようとする課題は、遊技機
本体の裏面や遊技盤裏面に設けられる制御基板が収納さ
れる制御基板収納ボックスを痕跡を残すことなく開ける
ことができないようにして、遊技機に対する不正行為を
未然に防止する遊技機用制御基板収納ボックス組立て構
造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明に係る遊技機における制御基板収納ボックス組
立て構造は、遊技機の遊技内容を制御する主制御基板が
収納される基板ケース本体に基板ケースカバーを被着
し、該ケース本体と該ケースカバーとを第1の締着部材
と第2の締着部材とを対とする単一の締着ユニットによ
り締着したものであって、第1の締着部材の変位作用力
により第2の締着部材が前記基板ケース本体と基板ケー
スカバーとの接合状態において変形し、該基板ケース本
体と基板ケースカバーとが互いに離脱不能なるように一
体的に結合されてなること要旨とするものである。これ
により一度組み立てられた制御基板収納ボックスは破壊
することなく開封することができなくなるので、遊技機
に対する不正行為が早期に発見されるとともに、このよ
うな不正行為を抑制することにもなる。
【0011】又、請求項2に記載の遊技機用制御基板収
納ボックス組立て構造によれば、基板ケース本体と基板
ケースカバーのそれぞれに透設される挿通孔に、前記第
1の締着部材と第2の締着部材とからなる単一の締着ユ
ニットを装着し、第2の締着部材の締着可動片に形成さ
れる係受部を第1の締着部材の押圧部によって押圧する
ことにより、前記締着可動片を拡大変形させ、該第2の
締着部材を前記挿通孔より抜脱不能としたことを要旨と
するものである。これによれば締着部材を破壊すること
なく脱着することが不可能となり、遊技機に対する不正
行為を未然に防ぐことができる。
【0012】更にこの場合には、請求項3に記載の遊技
機用制御基板収納ボックス組立て構造のように、第1の
締着部材がピン、第2の締着部材がそのピンが挿通され
ることにより拡大変形されるリベットからなるアンカー
リベットであるようにすれば、ピンが入った状態では無
理矢理ひっぱっても開けることはできず、またピンを先
に抜いてから行っても、前記基板ケース本体及び前記基
板ケースカバーを破壊することなくリベットを脱着する
ことはできなくなる。従って、痕跡を残さずに制御基板
を取り出して不正行為が行われることが回避される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施の形
態を図面を参照して詳しく説明する。図1は、一例とし
てのパチンコ遊技機の遊技盤面の構成図である。図示す
るように、本遊技機10における遊技盤11面の中央部
には、周囲を装飾枠体4で囲まれた特別図柄表示装置2
が設けられ、その真下位置には、可変翼タイプの始動入
賞口6が設けられる。この始動入賞口6の下方位置には
通常は閉じている大入賞口8及び該大入賞口8が開放さ
れた場合にのみ遊技球の入賞が可能となる特定入賞口9
が設けられる。
【0014】また、前記装飾枠体4の枠面上部には7セ
グメントのデジタル表示で画像を表示する普通図柄表示
装置12が設けられる。この普通図柄表示装置12に表
示される図柄には「0」から「9」までの数字が設定さ
れ、所定の遊技状況の発生を契機に変動を開始すると共
に、この変動停止後に表示される図柄が予め設定される
図柄(例えば「2,4,6,8,0」の何れか)と一致
すれば、「当たり」と称される遊技状況が発生する契機
となる。
【0015】更に前記遊技盤11面の左右位置には左ゲ
ート14及び右ゲート15が設けられ、該左右ゲート1
4,15の下方位置には普通入賞口である左袖入賞口1
6及び右袖入賞口17、左落し入賞口18、右落し入賞
口19が各々設けられる。そして、これらの普通入賞口
及び前記始動入賞口6、大入賞口8、特定入賞口9に遊
技球が入賞すると、所定個数の賞品球(以下「賞球」と
いう)が払出される。
【0016】このように遊技盤11面には各種の入賞口
が設けられるが、他にも図示しない釘部材や遊技球の流
下速度及び落下方向を無作為に変化させる風車20等が
設けられる。又、この遊技盤11面の最下部には球排出
口22が設けられ、既述した何れの入賞口にも入賞しな
かった遊技球は、ここから排出される。
【0017】前記特別図柄表示装置2は、いわゆる液晶
ディスプレイが用いられ、その図柄表示画面の中央に設
けられる図柄変動領域に、前記始動入賞口6に遊技球が
入賞することを契機に変動を開始する3つの図柄表示部
が設けられる。そして各図柄表示部に表示される図柄
は、各々「0」から「9」までの数字と複数種類のキャ
ラクタ図柄が設定され、前記始動入賞口6へ遊技球が入
賞すると、それを契機に各図柄表示部が順次変動を開始
し、一定時間が経過すると停止する。ここで停止確定し
た図柄の組合せが全て同一図柄(例えば「7,7,
7」)、いわゆる「大当たり図柄」であれば、「大当た
り」と称される特別な遊技状況が発生する契機となるも
のである。
【0018】図2は、前記遊技盤11の裏面に設けられ
る遊技球検出用の検出スイッチ及びソレノイド等の配置
図である。図示するように、始動入賞口6における遊技
球通路には始動入賞口用スイッチ6aが設けられ、大入
賞口8の通路には大入賞口用スイッチ8a、特定入賞口
9の通路には特定入賞口用スイッチ9aが各々設けられ
る。又、前記左右ゲート14,15の通路には左ゲート
用スイッチ14a、右ゲート用スイッチ15a、そして
右袖入賞口17の通路には右袖入賞口用スイッチ17a
が各々設けられる。
【0019】更に、前記各々の検出スイッチに近接して
ソレノイドが設けられる。例えば、前記始動入賞口6に
設けられる可変翼を開閉動作させる普通電動役物用ソレ
ノイド6b、大入賞口8を開閉動作させる大入賞口用ソ
レノイド8b、そして特定入賞口9を開閉動作させる特
定入賞口用ソレノイド9bが各々設けられる。また、前
記遊技盤11面外における下方位置にはセーフ球排出機
構部30が設けられ、前記遊技球通路を通過した遊技球
が一括して集められる。このセーフ球検出機構部30に
は遊技球の通過を検出するセーフ球検出スイッチ30a
が設けられ、前記遊技球の通過が検出されると共に、そ
の総数が計数される。
【0020】このように、遊技球通路に検出スイッチが
設けられている場合は、該検出スイッチの作動に基づい
て図示しない賞球払出機構部から賞球が払出される。但
し、左袖入賞口16のように検出スイッチが設けられて
いない入賞口については、前記検出スイッチにより検出
された遊技球の総数と、前記セーフ球検出スイッチ30
aに計数された総数との差分の入賞個数があったものと
され、該差分に応じた個数の賞球が賞球払出機構部から
払出される。
【0021】本パチンコ遊技機10における遊技状況に
ついて説明すると、打球発射された遊技球が左右ゲート
14,15の何れかを通過することにより、その通過が
左右ゲート用スイッチ14a,15aによって検出さ
れ、普通図柄表示装置12が一定時間(例えば5.0秒
間)図柄変動を行う。そして、前記時間が経過すると変
動は停止し図柄が表示確定され、その表示確定された図
柄が「1,5,9」の何れか、いわゆる「当たり図柄」
であった場合は、「当たり」と称される遊技状況が発生
し前記始動入賞口6の可変翼が一定時間開放される。そ
して、この開放された始動入賞口6に遊技球が入賞する
と、始動口用スイッチ6aからの検出信号に基づいて図
示しない賞球払出機構部から所定個数の賞球が払出さ
れ、更に前記特別図柄表示装置2の図柄変動領域に設け
られる各図柄表示部が順次図柄変動を開始する。
【0022】そして、一定時間(例えば7秒間)図柄変
動した後に停止確定された図柄の組合せが「大当たり図
柄」であれば、「大当たり」と称される遊技状況が発生
し、条件装置が作動することになる。そして、ここで条
件装置が作動すると、大入賞口8及び特定入賞口9が開
放され、この開放された大入賞口8に遊技球が入賞する
と、その入賞が大入賞口用スイッチ8aによって検出さ
れ、賞球払出機構部から所定個数の賞球が払出される。
そして大入賞口8への入賞球数が10個に至るか、若し
くは大入賞口8が開放されて29秒間が経過するか何れ
かの条件が満たされると、大入賞口8は閉鎖され条件装
置の作動が終了する。
【0023】また、大入賞口8が開放されている間に遊
技球が特定入賞口9に入賞すると、その入賞が特定入賞
口用スイッチ9aに検出されて所定個数の賞球が払出さ
れると共に、特定入賞口用ソレノイド9bと大入賞口用
ソレノイド8bが作動し、特定入賞口9と大入賞口8は
一旦閉鎖される。そして、特定入賞口9に遊技球が入賞
する度に大入賞口8の開閉が繰返され、予め設定される
連続作動回数(例えば15回)まで前記動作が繰返され
る。但し、途中で特定領域入賞口9に遊技球が入賞しな
いままだと、そこで条件装置の作動は終了することにな
る。
【0024】次に図3は、パチンコ遊技機の裏面を示し
たものである。パチンコ遊技機10の裏面に設けられる
機構板76面の上方位置に、遊技場の島から供給される
遊技球を一時貯留する賞球タンク77が設けられると共
に、その賞球タンク77に連設されてタンクレール78
が設けられ、このタンクレール78の賞球流下下端部分
に同じく機構板76面に設けられる賞球払出機構部80
が連設されている。
【0025】このタンクレール78には、前記賞球タン
ク77やタンクレール78上の遊技球の補給状態により
作動される補給スイッチ81が設けられ、又、賞球払出
機構部80の直前において賞球の欠乏を検出し払出し機
構の空動作を防止する為の空切り防止スイッチ82が設
けられている。さらに賞球払出機構により払出された賞
球がパチンコ遊技機内で充満した場合にこれを検出する
満タンスイッチ83あるいは遊技機内で充満した遊技球
により係動され満タンスイッチ83を押動する満タンス
トッパ84等も備えられている。
【0026】また機構板76には遊技盤11面の各入賞
口に入った入賞球(セーブ球)を一球毎に球切りして検
出するセーフ球排出機構部30が設けられ、このセーフ
球排出機構部30により検出されたセーフ球は遊技機外
へ排出されるようになっている。パチンコ遊技機10の
遊技盤11の裏面は中央カバー86により覆われてお
り、各入賞口に入ったセーフ球はこの中央カバー86が
覆設される機構板76の下方に形成されたセーフ球誘導
路で集められてセーフ球排出機構部30へ導出されるよ
うになっている。
【0027】そして各種の制御基板がこの機構板76に
は取付けられている。例えば、プリペイドカードに係わ
る情報をパチンコ遊技機10の外部において処理するプ
リペイドカードユニットと遊技機本体とを電気的に接続
するCR外部接続端子基板87を含む外部接続端子9
7、発生したセーフ球の種別に応じて所定個数の賞球を
前記賞球払出機構部80に払出し動作させる回路が装着
されたCR賞球払出制御基板88、該CR賞球払出制御
基板88とプリペイドカードユニット及び球貸し操作基
板、度数表示基板との間に設けられ、プリペイドカード
ユニットに挿入されたプリペイドカードの情報と、パチ
ンコ遊技機10の前面に設けられた球貸し操作部への球
貸し要求信号と球貸し状態を表示する度数表示情報と、
球貸し情報に基づいてCR賞球払出制御部を司令制御す
る情報との授受を行うカードインターフェイス基板89
が設けられている。
【0028】また前記CR外部接続端子基板87、カー
ドインターフェイス基板89、CR賞球払出制御基板8
8の相互間においてカードデータ処理に係わる信号を中
継するCR中継基板90、パチンコ遊技機10の遊技盤
14面で発生したセーフ球を検出して特別図柄表示装置
2を駆動制御し、その特別図柄の表示態様を設定切り替
え制御し、入賞の種別に対応して所定個数の賞球の払出
し等を行う主制御基板91等がこの機構板76に取付け
られている。そしてこれら独立してそれぞれ組み付けら
れた各種基板がパチンコ遊技機に組み付けられた後、コ
ネクタ配線により互いに脱着可能に電気接続されてい
る。パチンコ遊技機10の外部のプリペイドカードユニ
ットと遊技機本体との間の情報の入出力は、カードイン
ターフェイス接続部92を介して行われる。
【0029】そして、前記CR賞球払出制御基板88
は、賞球の不足欠乏、及び供給状態、排出状態の異常を
検出し、払出し動作の停止と、表示動作も合わせて行わ
れるもので、ここには遊技球の不足、球詰まり、回路操
作異常、ソフトエラー等の異常が発生した場合にその旨
を表示するエラー表示部93、あるいはエラー状態が解
除された場合に前記エラー表示部93を初期状態に復帰
リセットさせるエラー表示リセットボタン94が設けら
れている。
【0030】また前記主制御基板91には、特定図柄表
示装置2に於いて発生する当たりの出現状態(確率)を
3個のLEDにて表示する設定表示LED95、あるい
は前記当たりの出現確率を所定条件下のみ切替え可能に
設定する為の確率モード設定スイッチ96も設けられて
いる。
【0031】そして、パチンコ遊技機10で発生した各
種情報は機構板76の上部片隅に設けられる外部接続端
子97を介して遊技機外部の遊技場管理装置へ出力され
る。特別図柄表示装置2の図柄若しくは入賞装置の始動
回数、所定図柄の確定により発生する大当たりの発生回
数、遊技者に特別な利益状態を継続させる継続情報、当
該パチンコ遊技機における当たりの出現確率、不正検出
信号等の各種情報がこの外部接続端子92を介して入出
力されることになる。
【0032】尚、機構板76の裏面下方隅寄り位置に
は、前記上受け皿16に供給された遊技球を遊技盤14
面に向けて弾発発射するための打球発射装置100が備
えられている。この打球発射装置100は、打球発射モ
ータ101のほか、発射装置制御回路、打球槌、弾発力
調整手段等により構成される。タッチ感度調整ボリュー
ム102は、遊技者の打球発射操作ハンドルへの接触を
検出して打球発射モータ101の電源を投入するタッチ
スイッチ回路の検出感度を調整する為に設けられ、又、
遊技球発射調整ダイヤル103は、遊技盤14面へ向け
ての遊技球弾発力、飛走距離をパチンコ遊技機の裏面側
で調整設定する為に設けられている。
【0033】打球発射装置100に近接して発射装置制
御基板104が設けられ、これには打球発射モータ10
1の駆動制御回路及びタッチスイッチ回路が含まれてい
る。打球発射モータ101の駆動制御回路では、モータ
の回転速度、トルク、特に1分間に発射する打球間隔、
速度等が設定されている。尚、このパチンコ遊技機10
は電源プラグ106を介してAC100V電源に接続さ
れている。また前記外部接続端子97より引き出された
リード線107は、コネクタ108及び電源プラグ10
9を介してAC24V電源に接続されている。
【0034】次に、本発明の一実施形態に係る不正行為
防止のための制御基板収納ボックス組立て構造について
図4〜図8を参照して説明する。図4は、遊技機本体の
裏面に設けられる主制御基板収納ボックスの分解斜視図
である。この主制御基板収納ボックス200は、前述の
主制御基板91が収容される基板ケース本体204と、
該基板ケース本体204に被着される基板ケースカバー
202とから構成される。
【0035】基板ケース本体204の解放された上面に
主制御基板91が4隅角部をネジ220止めにより固定
収容され、基板ケースカバー202の両側面には、その
ネジ止め部を覆い隠すネジカバー片232a,232b
が設けられている。また、基板ケース本体204の一側
には、一方のネジカバー片232bに弾発的に係合する
係合爪片212が設けられると共に、該基板ケース本体
204の他側には、他方のネジカバー片232aの外側
面に設けられる引っかけ部214を、やはり弾発的に係
合する掛止片216が設けられている。
【0036】そして、基板ケース本体204の左右両外
側面(この図面では、片側のみ図示)に、上面が開口さ
れた長手ボックス形状のアンカーリベット固定台228
が設けられ、一方、基板ケースカバー202の左右両外
側面には、このアンカーリベット固定台228内に上か
ら装着される複数個(この実施例では4個)のアンカー
リベット装着台208a〜208dが設けられると共
に、その両サイドには基板ケースカバー202の剛性を
強化するための補強部234a,234bが設けられて
いる。図5は主制御基板91が収納固定された基板ケー
ス本体204にケースカバー202が被着され、アンカ
ーリベット246をアンカーリベット装着台208a〜
208bに各々挿通させて、ドライバー260によって
打込む状態を示した斜視図である。
【0037】図6は図5のアンカーリベット装着台20
8a〜208dとアンカーリベット固定台228の接合
部の断面図である。基板ケース本体204に設けられる
アンカーリベット固定台228には、アンカーリベット
246の嵌入孔206a〜206dが形成され、これに
対して基板ケースカバー202に設けられるアンカーリ
ベット装着台208a〜208dにもそれぞれアンカー
リベット挿通孔226a〜226dが形成されており、
各アンカーリベット装着台208a〜208dには、ア
ンカーリベット246が仮止めにより装着されている。
【0038】次に、図7について説明する。図7はアン
カーリベット246の頭付きピン236打込み前の部分
断面図であり、各アンカーリベット装着台208a〜2
08dには、アンカーリベット246が仮止めにより装
着されているが、そのアンカーリベット246は、図7
に示したように、筒状のリベット238と、それに差し
込まれる頭付きピン236とからなり、リベット238
は、複数のスリットにより複数の分割片(この実施例で
は、2〜4片)からなる筒胴部244の頭付きピン23
6挿入側に前記アンカーリベット装着台208a上に係
止されるフランジ部242を有すると共に、筒胴部24
4の内径が途中から先端の締着可動片254に向けて漸
次小径となる逆テーパが施されている。そして基板ケー
スカバー202と基板ケース本体204とを対向して合
致させた状態で各々のアンカーリベット挿通孔に挿入さ
せたときに、基板ケース本体204のアンカーリベット
嵌合孔から一定長だけ突出する長さを有するように形成
されている。
【0039】そして、頭付きピン236は、前記リベッ
ト238の頭付きピン236挿入側の内径に合致する径
の頭付きピン236に逆円錐テーパ状の頭部248が形
成されており、この頭付きピン236をリベット238
に挿入した際にリベットの頭部242に係止されるよう
に寸法設計されている。また、頭付きピン236が、リ
ベット238の締着可動片254を外側に拡開させて変
形させるのに充分な力を与えるために、先端の押圧部2
50は端部を丸く構成させても良い。
【0040】また、アンカーリベット装着台208a〜
208dは連結材256によって基板ケースカバー20
2と一体的に成形されており、その連結部材256には
容易にニッパー等を用いて切断することができるように
切欠き部分が設けられている。
【0041】ここで、図8のアンカーリベットが被接合
材に打込まれるときの変形過程について説明する。頭付
きピン236をリベット238に挿通させ、頭付きピン
236の押圧部250がリベット238の係受部252
で係止した状態のアンカーリベット246(図8(a)
参照)を、第1被接合部材302と第2被接合部材30
4を対向させて合致させた状態で、第1被接合部材30
2と第2被接合部材304の各々に透設された挿通孔3
06および嵌合孔308に挿入して、リベット238の
フランジ部242を第1被接合部材302上で係止させ
る(図8(b)参照)。
【0042】この状態で、頭付きピン236の頭部24
8がハンマー等の打撃具によって打ち込まれると、リベ
ット238の締着可動片254の係受部252が、頭付
きピン236の押圧部250によって押圧され、締着可
動片254の突出部は外側に拡開して放射状に変形する
(図8(c)参照)。このようにして、リベット238
のフランジ部242と締着可動片254が第1被接合部
材302と第2被接合部材304のアンカーリベット挿
通孔306と嵌合孔308の接合面を互に緊結して、一
体的に固着することができる。
【0043】つまり、図9に示すように、頭付きピン2
36をリベット238に挿通させ、頭付きピン236の
押圧部250がリベット238の係受部252で係止し
た状態のアンカーリベット246を、基板ケースカバー
202と基板ケース本体204とを対向させて合致させ
た状態でケースカバー202のアンカーリベット装着台
208a側からケース本体204のアンカーリベット固
定台228側へ挿通して、リベット238のフランジ部
242を大径筒部240で係止させて頭付きピン236
の頭部248がハンマー等の打撃具によって打ち込むこ
とにより、リベット238の締着可動片254の係受部
252が、頭付きピン236の押圧部250によって押
圧され、締着可動片254の突出部は外側に拡開して放
射状に変形する。このときリベットのフランジ部242
と締着可動片254が基板ケースカバー202と基板ケ
ース本体204のアンカーリベット挿通孔と嵌合孔の接
合面を互に緊結する。つまり、ケース本体204とケー
スカバー202は開封不可能に連結され、主制御基板9
1は主制御基板収納ボックス200内に封止されること
となる。
【0044】その結果、アンカーリベット246はアン
カーリベット装着台208から抜き取り不可能となり、
基板ケース本体204と基板ケースカバー202とが開
封不可能に連結され、主制御基板91を確実に主制御基
板収納ボックス200内に封印することができる。つま
り、一度組み立てられた主制御基板収納ボックス200
は、頭付きピン236が挿入された状態では無理矢理ひ
っぱっても開けることはできない。また、頭付きピン2
36を抜いてから行っても、ケースカバー202及びケ
ース本体204を破壊、切断等することなくリベット2
38を脱着することはできなくなる。
【0045】このように、一度組み立てられた主制御基
板収納ボックス200を開封する場合は、切欠き部分が
形成された前記連結部材256をニッパ等により切断し
なければならない。つまり、不正行為によって切断され
た部分を再結合して、切断の痕跡を隠蔽することは容易
ではないので、主制御基板収納ボックス200が開封さ
れた痕跡を確実に残すこととなり、不正行為が早期に発
見されるとともに、このような不正行為を抑制すること
にもなる。
【0046】尚、本発明は上記した実施の形態に何ら限
定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々の改変が可能である。例えば、上記実施例におい
ては、頭付きピンに頭部が構成されているが、このよう
な形態に限定されるものではなく、頭付きピンをリベッ
ト内に埋没するように頭部が無い構成にしても、本発明
の趣旨を逸脱するものではない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の遊技機にお
ける制御基板収納ボックス組立て構造によれば、制御基
板収納ボックスを部分的に壊すなどしない限り、制御基
板を取り出すことが不可能であり痕跡を残すことなく不
正行為をすることはできない。そのため本発明によれ
ば、遊技機に対する不正行為を未然に防止することがで
き、健全な遊技産業の発展に一層寄与し得るものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される一例としてのパチンコ遊技
機の遊技盤面の拡大正面図である。
【図2】このパチンコ遊技機の遊技盤の裏面に設けられ
る入賞球(セーフ球)の流出経路を説明する図である。
【図3】このパチンコ遊技機の裏面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る制御基板収納ボック
スの分解斜視図である。
【図5】ドライバーによりアンカーリベットを打込む状
態を示した斜視図である。
【図6】主制御基板収納ボックスにおけるアンカーリベ
ットによる封印状態を示した断面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る主制御基板収納ボッ
クスの頭付きピン打込み前の部分断面図である。
【図8】アンカーリベットが被接合部材に打込まれると
きの変形過程を示した図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る主制御基板収納ボッ
クスの頭付きピン打込み後の部分断面図である。
【符号の説明】 200 制御基板収納ボックス 202 基板ケースカバー 204 基板ケース本体 206a〜206d アンカーリベット嵌合孔 208a〜208d アンカーリベット装着台 212 係合爪片 214 引っかけ部 220 ネジ 226a〜226d アンカーリベット挿通孔 228 アンカーリベット固定台 232a,232b ネジカバー片 234a,234b 補強部 238 リベット 240 大径筒部 242 フランジ部 244 筒胴部 246 アンカーリベット 248 頭部 250 押圧部 252 係受部 254 締着可動片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の遊技内容を制御する主制御基板
    が収納される基板ケース本体に基板ケースカバーを被着
    し、該基板ケース本体とケースカバーとを第1の締着部
    材と第2の締着部材とを対とする単一の締着ユニットに
    より締着したものであって、第1の締着部材の変位作用
    力により第2の締着部材が前記基板ケース本体と基板ケ
    ースカバーとの接合状態において変形し、該基板ケース
    本体と基板ケースカバーとが互いに離脱不能なるように
    一体的に結合されてなることを特徴とする遊技機用制御
    基板収納ボックス組立て構造。
  2. 【請求項2】 基板ケース本体と基板ケースカバーのそ
    れぞれに透設される挿通孔に、前記第1の締着部材と第
    2の締着部材とからなる単一の締着ユニットを装着し、
    第2の締着部材の締着可動片に形成される係受部を第1
    の締着部材の押圧部によって押圧することにより、前記
    締着可動片を拡大変形させ、該第2の締着部材を前記挿
    通孔より抜脱不能としたことを特徴とする請求項1に記
    載の遊技機用制御基板収納ボックス組立て構造。
  3. 【請求項3】 前記締着ユニットは、第1の締着部材が
    ピン、第2の締着部材がそのピンが挿通されることによ
    り拡大変形されるリベットからなるアンカーリベットで
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機
    用制御基板収納ボックス組立て構造。
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