JP2000084215A - パチンコ遊技機における制御基板収納ボックス - Google Patents
パチンコ遊技機における制御基板収納ボックスInfo
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Abstract
られる制御基板が収納される制御基板収納ボックスを痕
跡を残すことなく開けることができないようにして、パ
チンコ遊技機に対する不正行為を未然に防止するパチン
コ遊技機における制御基板収納ボックスを提供するこ
と。 【解決手段】主基板91とケース部材204とをネジ220によ
り一体的に組み付けるとともに、カバー部材202とケー
ス部材204とをネジ222により一体的に組付け、該カバー
部材202に形成されたネジカバー片232,234によりネジ22
0,222のネジ止め部分を隠蔽する。
Description
おける制御基板収納ボックスに関し、さらに詳しくは、
パチンコ遊技機本体の裏面や遊技盤裏面に設けられる制
御基板が収納される制御基板収納ボックスの無断開封を
禁止する不正行為防止対策に関するものである。
制御基板収納ボックスにおいては、パチンコ遊技機の遊
技盤面で発生したセーフ球を検出して特別図柄表示装置
を駆動制御し、特別図柄の表示態様を設定切り替え制御
し、入賞の種別に対応して所定個数の賞球の払出し等を
行う主基板等が機構板に取付けられている。この主基板
にはカバー部材が被着され、封印証により無断開封が禁
止されている。この封印証としては、レーザーマーカー
により所定の印を形成するタイプのものも知られてい
る。
るタイプのものも知られている。この逆ネジタイプのも
のは、カバー部材を不正に開けようとして逆ネジを回す
と、逆ネジの先端部、すなわち外部に出ているネジの部
分が取れるようになっており、カバー部材を開けること
ができないようになっている。
うな従来のパチンコ遊技機における制御基板収納ボック
スのように封印証による無断開封の禁止では、痕跡を残
さないで簡単に封印証を取り外すことができるため、制
御回路基板収納ケースを開けて、裏ROMを取り付ける
等して人為的な操作を施すことにより、大量の賞球を遊
技者に払出させたり、逆に、賞球を遊技者に払出させな
いようにするために、フィーバー状態が殆ど起こらない
ようにして遊技者に損をさせたりするといったことが実
際に可能であった。
球が払出されれば、パチンコ業者が大きな損害を被るこ
とになる。一方、パチンコ業者側の不正行為により賞球
がまったく払出されなくなってしまえば、遊技者は、自
分の金銭を浪費するばかりになり、勝つことができなく
なる。そのため、長い時間遊技を楽しむことをしなくな
ったり、遊技場に通う頻度が減ってしまうといった傾向
がある。
けに大量の賞球が払出されるように封印証を破って操作
をし、その台については、内部の者に客を装って遊技さ
せて、一般の遊技者の射幸心を煽る一方で、別の台につ
いては殆ど賞球が払出されないように封印証を破って操
作をすれば、遊技者にいつかは勝てるという望みを抱か
せつつ、実際には、全く勝てる見込みのない台へ遊技者
を頻繁に通わせて損をさせることもできる。このような
不正行為がなされると、遊技産業の健全な経済活動が阻
害されることになる。
ば、特殊工具を用いれば、ねじを壊すことなく、ねじを
回すことができるようになるため、やはり上述と同様に
痕跡を残すことなくケースを開けて不正使用をすること
が可能になる。
コ遊技機本体の裏面や遊技盤裏面に設けられる制御基板
が収納される制御基板収納ボックスを痕跡を残すことな
く開けることができないようにして、パチンコ遊技機に
対する不正行為を未然に防止するパチンコ遊技機におけ
る制御基板収納ボックスを提供することにある。
に本発明に係るパチンコ遊技機における制御基板収納ボ
ックスは、ケース体と該ケース体に収納される制御基板
と該ケース体に被着されるカバー体とを一体的に組み付
ける組付手段を有すると共に、該組付手段を隠蔽する隠
蔽手段が設けられていることを要旨とするものである。
板と前記ケース体とを一体的に組み付ける制御基板組付
手段と、該制御基板組付手段により前記制御基板が組み
付けられた前記ケース体に前記カバー体を一体的に組み
付けるカバー組付手段とを含み、これらの組付手段がそ
れぞれ、あるいは少なくとも前記制御基板の組付部分が
前記隠蔽手段により隠蔽されるようにすることが望まし
い。
技機における制御基板収納ボックスによれば、制御基板
と該ケース体とを一体的に組み付ける制御基板組付手段
と、該カバー体とケース体とを一体的に組み付けるカバ
ー組付手段が隠蔽手段により隠蔽される。また、該制御
基板組付手段により前記制御基板が組み付けられた前記
ケース体に前記カバー体を一体的に組み付けるカバー組
付手段が隠蔽手段により隠蔽される。そのため、本発明
に係る制御基板収納ボックスは、外部からは組付部分が
どこなのかわからないようになっている。従って、制御
基板に仕掛けをするなどの不正行為を目的として制御基
板収納ボックスを無断開封しようとしても制御基板収納
ボックスを部分的に壊すなどしない限り、制御基板を取
り出すことはできない。
を図面を参照して詳しく説明する。図1は、本実施例に
係るパチンコ遊技機の正面図、図2はその外観斜視図を
示したものである。パチンコ遊技機10は、パチンコ機本
体側部を構成する外枠11と、パチンコ機前面部のベース
となる内枠12とを備え、その内枠12の額縁状に形成され
た開口内周縁には金枠13が嵌められると共に、その金枠
13には遊技盤14の前面を覆うガラス扉15が開閉可能に設
けられる。
射装置に供給される遊技球を貯留するための受け皿(上
受け皿)16が取り付けられ、更にその下方には、賞品球
の排出時に上受け皿16から溢れた球を貯留するための球
受け皿(下受け皿)17が設けられている。尚、上受け皿
16に設けられる球抜けボタン18の操作により上受け皿16
内の遊技球が下受け皿17に向けて抜き落とされる。
遊技盤14面に向けて弾発発射する発射レバー20が設けら
れ、この発射レバー20には遊技球を一球毎に発射する為
の単発スイッチ21が備えられる。発射レバー20の回動操
作する量に応じて遊技球を遊技盤14面に向けて弾発発射
する程度が調整されるとともに、所定回動位置の検出に
より発射電源が投入されるようになっている。
は、合成樹脂製のレンズ体で構成される枠トップ飾り23
が設けられ、この枠トップ飾り23の内部には、枠飾りラ
ンプ24,24…や前記ガラス扉15開閉用の鍵穴25の周囲を
飾る鍵飾りランプ26が設けられている。
カードによる玉貸機(以下、「プリペイドカードユニッ
ト」と称する)30が設置される。このプリペイドカード
ユニット30は、1台の遊技機に1台づつ設置される。こ
のプリペイドカードユニット30の設置に対応してパチン
コ遊技機10の前記上受け皿16には、プリペイドカードに
よる遊技球の貸出し操作を行う為の球貸し操作部31が設
けられ、この球貸し操作部31には、プリペイドカードに
よる球貸出しを操作する球貸出しボタン32、その球貸出
しの可能状態を示す球貸出しボタンランプ33、プリペイ
ドカードを排出させるカード返却ボタン34、プリペイド
カードの残高表示、及びエラー表示を行う度数表示部35
等が備えられている。
ペイドカードユニット30に備えられるカード利用可表示
ランプ36の点灯中にカード挿入口37にプリペイドカード
を挿入し、金額設定ボタン38を操作することにより、貸
出し金額(100円、200円、300円、500円
等)を選択することができる。前記上受け皿16に備えら
れる球貸し操作部31の球貸出しボタン32を操作すること
により、予め選択された金額の球技球が貸出されること
になる。
は、遊技板に装着された金属製の内レール41、打球槌に
より打球発射位置より弾発発射された遊技球を盤面に向
けて誘導する為の外レール42、打球位置及び発射レール
より転動し遊技盤面に至った球の跳ね返り作用により再
び打球が発射レールや打球位置に戻ることを防止するフ
ァール止43、打球位置より転動してきた過大な飛送力を
有する球を遊技板右上部において衝撃を吸収しつつ停止
阻止し遊技板面下に向けて落下させる返しゴム48等によ
りその周囲が構成され、その内側に遊技領域が形成され
る。
のである。遊技盤14の遊技領域の中央やや上方には特別
図柄表示装置50が設けられ、その中央部に3つの特別図
柄表示部(図中左から順に左図柄表示部50A、中図柄表
示部50B、右図柄表示部50Cが設けられる。また、特別図
柄表示装置50の直下位置には第1種始動入賞口51が設け
られ、更にその下方位置に第1種特別電動役物52及び普
通電動役物(第1種始動入賞口)53が設けられる。第1
種特別電動役物52は、通常は閉じている大入賞口54と、
その大入賞口54が開放されたときに遊技球の入賞が可能
な特定領域入賞口55とを備える。前記第1種始動入賞口
51及び普通電動役物(第1種始動入賞口)53の賞球の個
数は4個まで記憶され、その個数分が特別図柄表示装置
50の左右に設けられる特別図柄用記憶表示LED56a〜5
6dにより点灯表示されるようになっている。
デジタル表示の普通図柄表示装置60が設けられる。この
普通図柄表示装置60の図柄は、遊技盤14面の特別図柄表
示装置50の左右両側に遊技球が通過可能なゲート61a,61
bが備えられ、遊技球がこのゲート61a,61bを通過すると
変動を開始する。このゲート61a,61bを通過する遊技球
の個数は4個まで記憶され、その個数分が普通図柄表示
装置50のそばに設けられる普通図柄用記憶表示LED62
a〜62dにより点灯表示されるようになっている。
64が設けられており、又、その左右両側には左袖入賞口
65a及び右袖入賞口65bが設けられ、更に、前記第1種特
別電動役物52の左右両側には左落し入賞口66a及び右落
し入賞口66bが設けられている。更に又、遊技盤14面に
は、打球槌により弾発発射された遊技球の落下してくる
方向を無作為に変更させたり、打球の流下速度及び方向
を変化させる風車67,67や障害釘68,68…、あるいは遊技
の演出効果を高めるためある一定の契機により点灯(点
滅)を行うランプ風車69,69、サイドランプ70,70等が設
けられている。そして遊技盤14の最下部には、何れの入
賞口にも入賞しなかった遊技球(アウト球)を回収し、
集合処理するアウト口71が設けられている。
の発生により払い出される賞球数を表示する賞球数表示
部72、賞球の払出し動作時に点灯(点滅)表示駆動され
る球払出しLED73、タンクやタンクレール上の遊技球
が所定量以下になったとき点灯(点滅)し、その旨表示
する球切れLED74等が設けられる。
その外観斜視図である。パチンコ遊技機10の裏面に設け
られる機構板76面の上方位置に、遊技場の島から供給さ
れる遊技球を一時貯留する賞球タンク77が設けられると
共に、その賞球タンク77に連設されてタンクレール78が
設けられ、このタンクレール78の賞球流下下端部分に同
じく機構板76面に設けられる賞球払出機構部80が連設さ
れている。
77やタンクレール78上の遊技球の補給状態により作動さ
れる補給スイッチ81が設けられ、又、賞球払出機構部80
の直前において賞球の欠乏を検出し払出し機構の空動作
を防止する為の空切り防止スイッチ82が設けられてい
る。さらに賞球払出機構により払出された賞球がパチン
コ遊技機内で充満した場合にこれを検出する満タンスイ
ッチ83あるいは機内で充満した遊技球により係動され満
タンスイッチ83を押動する満タンストッパ84等も備えら
れている。
入った入賞球(セーブ球)を一球毎に球切りして検出す
るセーフ球排出機構部85が設けられ、このセーフ球排出
機構部85により検出されたセーフ球はこの後機外へ排出
されるようになっている。パチンコ遊技機10の遊技板裏
面は中央カバー86により覆われており、各入賞口に入っ
たセーフ球はこの中央カバー86が覆設される機構板76下
部に形成されたセーフ球誘導路112(図6参照)で集め
られてセーフ球排出機構部85へ導出されるようになって
いる。
取付けられている。例えば、プリペイドカードに係わる
情報をパチンコ遊技機10の外部において処理するプリペ
イドカードユニット30と遊技機本体とを電気的に接続す
るCR外部接続端子基板87を含む外部接続端子97、発生
したセーフ球の種別に応じて所定個数の賞球を前記賞球
払出機構部80に払出し動作させる回路が装着されたCR
賞球払出制御基板88、該CR賞球払出制御基板88とプリ
ペイドカードユニット30及び球貸し操作基板、度数表示
基板(図2の球貸し操作部31に収容されている)との間
に設けられ、プリペイドカードユニット30に挿入された
プリペイドカードの情報と、パチンコ遊技機10の前面に
設けられた球貸し操作部31への球貸し要求信号と球貸し
状態を表示する度数表示情報と、球貸し情報に基づいて
CR賞球払出制御部を司令制御する情報との授受を行う
カードインターフェイス基板89が設けられている。
インターフェイス基板89、CR賞球払出制御基板88相互
間においてカードデータ処理に係わる信号を中継するC
R中継基板90、パチンコ遊技機10の遊技盤14面で発生し
たセーフ球を検出して特別図柄表示装置50を駆動制御
し、その特別図柄の表示態様を設定切り替え制御し、入
賞の種別に対応して所定個数の賞球の払出し等を行う主
基板91等がこの機構板76に取付けられている。そしてこ
れら独立してそれぞれ組み付けられた各種基板がパチン
コ遊技機に組み付けられた後、コネクタ配線により互い
に脱着可能に電気接続されている。パチンコ遊技機10の
外部のプリペイドカードユニット30と遊技機本体との間
の情報の入出力は、カードインターフェイス接続部92を
介して行われる。
足欠乏、及び供給状態、排出状態の異常を検出し、払出
し動作の停止と、表示動作も合わせて行われるもので、
ここにはCR賞球払出制御基板88や賞球払出機構部80等
の賞球払出制御機構において遊技球の不足、球詰まり、
回路操作異常、ソフトエラー等の異常が発生した場合に
その旨を表示するエラー表示部93、あるいはエラー状態
が解除された場合に前記エラー表示部93を初期状態に復
帰リセットさせるエラー表示リセットボタン94が設けら
れている。
50に於いて発生する当たりの出現状態(確率)を3個の
LEDにて表示する設定表示LED95、あるいは前記当
たりの出現確率を所定条件下のみ切替え可能に設定する
為の確率モード設定スイッチ96が設けられている。
構板76の上部片隅に設けられる外部接続端子97を介して
遊技機外部の遊技場管理装置へ出力される。特別図柄表
示装置50の図柄若しくは入賞装置の始動回数、所定図柄
の確定により発生する大当たりの発生回数、遊技者に特
別な利益状態を継続させる継続情報、当該パチンコ遊技
機における当たりの出現確率、不正検出信号等の各種情
報がこの外部接続端子92を介して入出力されることにな
る。
前記上受け皿16に供給された遊技球を遊技盤14面に向け
て弾発発射するための打球発射装置100が備えられてい
る。この打球発射装置100は、打球発射モータ101のほ
か、発射装置制御回路、打球槌、弾発力調整手段等によ
り構成される。タッチ感度調整ボリューム102は、遊技
者の打球発射操作ハンドルへの接触を検出して打球発射
モータ101の電源を投入するタッチスイッチ回路の検出
感度を調整する為に設けられ、又、遊技球発射調整ダイ
ヤル103は、遊技盤14面へ向けての遊技球弾発力、飛走
距離をパチンコ遊技機の裏面側で調整設定する為に設け
られている。
基板104が設けられ、これには打球発射モータ101の駆動
制御回路及びタッチスイッチ回路が含まれている。打球
発射モータ101の駆動制御回路では、モータの回転速
度、トルク、特に1分間に発射する打球間隔、速度等が
設定されている。尚、このパチンコ遊技機10は電源プラ
グ106を介してAC100V電源に接続されている。ま
た前記外部接続端子97より引き出されたリード線107
は、コネクタ108及び電源プラグ109を介してAC24V
電源に接続されている。
フ球の流出経路を示したものである。図示されるよう
に、普通電動役物(第1種始動入賞口)53、天入賞口6
4、左袖入賞口65a、左落し入賞口66aに入賞したセーフ
球は、傾斜板状のセーフ球集合路(セーフ球集合板)11
1上に落下し、その傾斜下端位置に設けられる、同じ傾
斜板状のセーフ球誘導路(セーフ球誘導板)112を介し
て前述のセーフ球排出機構部85へ誘導される。また第1
種始動入賞口51、大入賞口54、特定入賞口55、右袖入賞
口65b、右落し入賞口66bに入賞したセーフ球は直接セ
ーフ球誘導路112上に落下し、セーフ球排出機構部85へ
誘導される。
物(第1種始動入賞口)53に入ったセーフ球の流出経路
には、それぞれそれらの入賞を感知する第1種始動用検
出スイッチ113a,113bが設けられる。また前記大入賞口5
4に入ったセーフ球の流出経路には、その大入賞口54内
への入賞球数を計数(カウント)するカウント用スイッ
チ114が設けられ、前記特定入賞口55に入ったセーフ球
の流出経路には、その特定入賞口55にセーフ球が入った
ことを感知する特定入賞検出用スイッチ115が設けられ
ている。さらに前記ゲート61,61bを通過する遊技球の通
過経路には、遊技球がゲート61a,61bを通過したことを
感知するゲート用スイッチ116a,116bがそれぞれ設けら
れている。
a,113bからの検出信号により前記第1種始動入賞口51,5
3に遊技球の入賞があったことが検知されると、前述し
たように特別図柄表示装置50が駆動される。また第1種
特別電動役物52の作動中に前記カウント用スイッチ114
からの検出信号により前記大入賞口54の1回毎の開放状
態で10個のセーフ球の入賞があったことが検知される
と、その大入賞口54は閉じられる。
記特定入賞検出用スイッチ115からの検出信号により特
定入賞口55に遊技球の入賞があったことが検知されれ
ば、前記第1種特別電動役物52の作動は繰り返されるこ
とになる。またゲート用スイッチ116a,116bからの検出
信号があれば、前述したように普通図柄表示装置60が駆
動されることになる。遊技盤14裏面には普通電動役物
(第1種始動入賞口53)を開閉動作させる普通電動役物
開放用ソレノイド119や大入賞口64を開閉動作させる大
入賞口開放用ソレノイド120も設けられている。
a,65bの各入賞口に入ったセーフ球の流路には5個払出
用検出スイッチ117a,117bが設けられ、これらの検出ス
イッチ117a,117bからの検知信号に基づいて前述の賞球
払出機構部80より所定個数(5個づつ)の賞球が払出さ
れる。また前記第1種始動入賞口51、あるいは普通電動
役物53に設けられる前述の第1種始動用検出スイッチ11
3a,113bからの検出信号によっても同様に賞球払出機構
部80より5個の賞球が払出されるようになっている。
用スイッチ114、あるいは特定入賞口55に設けられる特
定入賞検出用スイッチ115からの検出信号があれば、賞
球払出機構部80より15個の賞球が払出される。尚、前
記左右落し入賞口66a,66bに入ったセーフ球の流路には
入賞検出スイッチは設けられていないが、セーフ球払出
機構部85に設けられるセーフ球検出スイッチによりトー
タルのセーフ球個数がカウントされるので、その個数差
分だけ10個づつの賞球が払出されることになってい
る。
述の主基板91が収納される制御基板収納ボックスの取付
構造を示したものである。図示されるように、前記遊技
板の裏面には、天入賞口64や左袖入賞口65aに入ったセ
ーフ球をセーフ球集合板111上に落下集合させるための
第1のセーフ球集合樋181と、第1種始動入賞口51や右
袖入賞口65bに入ったセーフ球をセーフ球誘導板112上に
落下集合させるための第2セーフ球集合樋182とが設け
られ、両セーフ球集合樋181,182の間に位置して遊技板
の中央には、第1種始動入賞口51の大入賞口64を遊技機
の裏面から覗き視できるように覗き窓183が開設されて
いる。
ーフ球集合樋181,182寄り位置に、前記主基板91を収納
した制御基板収納ボックス200が取り付けられる。この
制御基板収納ボックス200は、透明なプラスチック樹
脂、例えばポリカーボネート製の方形箱型形状のカバー
部材202と同じく透明なプラスチック樹脂製の方形箱型
形状のケース部材204とから構成されている。左右ブラ
ケット184a,184bは、遊技盤の裏面にピン185によりピン
止めされ、該左右ブラケット184a,184bとケース部材204
とはピン187によりピン止めされる。これにより主基板9
1は、前記覗き窓183への覗き視を妨げないようにある一
定の空間を設けて立体的に組付けられている。
カバー部材202の組み付けに用いられる挿入ピン固定台
取付部206、及び主基板91の組み付けに用いられるボス2
16が設けられている。またカバー部材202には、挿通嵌
合孔228a〜228dに対応して複数個の挿入ピン差込部208a
〜208dが設けられ、更にネジカバー片232,234が形成さ
れる(図8参照)。
造について図8〜図11を参照して更に詳細に説明す
る。まず図8は、制御基板収納ボックス200を構成する
カバー部材202とケース部材204、及びケース部材204に
収納される主基板91の分解斜視図である。ケース部材20
4の内側一側板面、左右両側寄り位置には、主基板91を
支承するリブ212a,212bが形成され、またその一側板の
上縁中央位置には、この主基板91を両リブとで挟持する
瓜214が設けられる。またケース部材204の対向する側板
側、両端寄り位置には、主基板91をネジ止めするための
ボス216a,216bが形成され、これに対応して主基板91の
一側縁両端寄り位置には、ネジ挿通孔218a,218bが穿設
形成されている。そしてネジ220a,220bを夫々ネジ挿通
孔218a,218bに挿通し、ボス216a,216bに螺着することに
より主基板91がケース部材204内に収容固定される。即
ち、ネジ220a,220bを含む種々の部材(例えば、リブ212
a,212b、瓜214)により主基板91はケース部材204に収納
され、該主基板91とケース部材204とが一体的に組み付
けられる。そしてネジ220a,220bは、ネジカバー片232に
より隠蔽される。
ックス形状の挿入ピン固定台取付部206が形成されてい
る。この挿入ピン固定台取付部206の内側、長手方向両
端寄り部位には挿入ピン固定代210の両端部をネジ222a,
222bでネジ止めすることにより固定するためのボス224
a,224bが形成されている。そして挿入ピン固定台210の
両端部のネジ挿通孔226a,226bにネジ222a,222bを挿通さ
せボス224a,224bにネジ止めした状態で、カバー部材202
の挿入ピン差込部208に頭付挿入ピン236を挿入すること
により、カバー部材202とケース部材204とが一体的に組
み付けられる。ネジ222a,222bは、ネジカバー片234によ
り隠蔽される。
明する(図9及び図10参照)。挿入ピン固定台210
は、ステンレスバネ材により長手方向の両側縁を屈曲し
た断面コ字状に形成し、その長手方向両端寄り位置に
は、前記ボス224a,224bに対応してネジ挿通孔226a,226b
が穿設形成され、更に両ネジ挿通孔226a,226b間に位置
して前記挿入ピン差込部208a〜208dに対応した位置に頭
付挿入ピン236を挿通しその溝部250を係止する挿通嵌合
孔228a〜228dが同じく穿設形成されている。各ピン挿通
嵌合孔228a〜228dは、図10に示したように、その内周
縁に複数からなる放射状の切込み230が設けられ、また
この挿入ピン固定台210の下面側に稍々凹窪んだ膨出状
に形成されている。
04に被着された時に前記主基板固定用のネジ220a,220b
を覆い隠すネジカバー片232がその一側左右両端寄り位
置に夫々設けられると共に、左右の両側壁面に設けられ
る前述の挿入ピン差込部208a〜208dの両側に位置して前
記挿入ピン固定台210を固定するためのネジ222a,222bを
覆い隠すネジカバー片234a,234bが設けられている。そ
して前記各挿入ピン差込部208a〜208dは、図9にその平
面が、図11にその断面が示されるように、頭付挿入ピ
ン236の頭部238が挿入可能な大径筒部240とこの頭部238
が係止され、ピン本体部242のみが挿通可能な小径筒部2
44とにより構成されている。
板91の組み付けに際しては、図8及び図11に示した頭
付挿入ピン236は予めスプリング246を取り付けた状態
で、挿入ピン差込部208a〜208dに挿入される。そして、
挿入ピン差込部208a〜208dから脱落しないようにE型止
め輪248が嵌められる。頭付挿入ピン236の頭部238とE
型止め輪248とは、いずれも小径筒部244の上下端面で係
止され、制御基板収納ボックス200の組立作業中におけ
る頭付挿入ピン236の脱落が防止される。
すなわちスプリング246が取り付けられた頭付挿入ピン2
36を挿入ピン差込部208aに挿入してE型止め輪248を嵌
めた状態を示したものである。この図に示したようにス
プリング246を設けた頭付挿入ピン236は、E形止め輪24
8がその溝部250のやや上部に嵌められている。これによ
り上述したようにスプリング246とE形止め輪248とが小
径筒部244に係止されるため、頭付挿入ピン236は、挿入
ピン差込部208aからの脱落が防止される。
ドライバー等により打ちつけて、ピン本体部242の先端
部寄り位置に周設形成された溝部250が挿通嵌合孔228a
に係止された状態を示したものである。この図に示した
ように溝部250は、挿通嵌合孔228aにより係止されるも
のであるが、この溝部250の径は挿通嵌合孔228aの径と
同一(若干の誤差は許容される)の大きさとされてい
る。
ン236が挿入されるときに、そのピン本体部242が挿通で
きる程度の径に開くが、これは、挿通嵌合孔228aの内周
縁に複数からなる放射状の切込み230が設けられて、各
切込み片231(図10参照)の開閉が若干効くからであ
る。またこの挿入ピン固定台210を形成するステンレス
バネ材の材料特性にもよるものである。また溝部250が
挿通嵌合孔228aにより係止された後は、挿通方向に対し
て逆方向に抜けることがないが、これは、挿通嵌合孔22
8aが図10に示したように挿入ピン固定台210の下面側
に稍々凹窪んだ膨出状に形成されているからである。
に示されるように頭部238と小径筒部244との間に介挿さ
れたスプリング246により、挿通方向に対して逆方向へ
賦勢されている。この賦勢により挿通嵌合孔228a、挿入
ピン差込部208a及び頭部238の各部に適度な力がかか
る。これにより、挿入ピン差込部208aと挿入ピン固定台
210とがぐらつきがない状態で頭付挿入ピン236により確
実に固定される。挿入ピン差込部208b〜208d及びこれに
対応する挿通嵌合孔228b〜228dについても同様に頭付挿
入ピン236がドライバー等により打ち付けられて挿入さ
れ、溝部250が挿通嵌合孔228b〜228dにより係止され、
これによりカバー部材202がケース部材204に確実に組み
付けられることになる。
長手の挿入ピン固定台取付部206が設けられ、またカバ
ー部材202には、これに対応して左右両側面に複数個づ
つの挿入ピン差込部208a〜208dが設けられ、ケース部材
204に主基板91を収納した状態でカバー部材202を被着
し、カバー部材202の挿入ピン差込部208a〜208d側から
ケース部材204の挿入ピン固定台210側へ頭付挿入ピン23
6を挿通することによりケース部材204とカバー部材202
とを一体的に組み付けしている。
基板収納ボックス200は、そのカバー部材202を外すに
は、頭付挿入ピン236を抜くか、又はネジ222a,222bを外
すかしなければならない。頭付挿入ピン236を抜こうと
しても頭付挿入ピンの頭部はつるっとした形態であるた
め、挿入ピン差込部208を壊さない限り、頭付挿入ピン2
36を抜くことは不可能である。また、ネジ222a,222bを
抜くにしても、ネジカバー232,234を壊さない限り、ネ
ジ222a,222bを抜くことができない。従って、痕跡を残
すことなく主基板91に不正行為を行うことは不可能であ
る。
04及び主基板91の組立取付は、頭付挿入ピン236を用い
て次のようにしてなされる。まず図8に示したリブ212
a,212bと瓜214の間に主基板91を挟持させ、ネジ220a,22
0bを夫々ネジ挿通孔218a,218bに挿通し、ボス216a,216b
に螺着することにより主基板91をケース部材204内に収
容固定させる。このときにネジ220a,220bは、ボス216a,
216bを貫通するため、その貫通した部分を遊技盤の裏面
の左右ブラケット184a,184bに螺着させ、ケース部材204
を遊技盤の裏面に取り付ける。
26a,226bに挿通し、ボス224a,224bに螺着することによ
り挿入ピン固定台210を挿入ピン固定台取付部206に取付
固定させる。このときにネジ222a,222bは、ボス224a,22
4bを貫通するため、その貫通した部分を遊技盤の裏面の
左右ブラケット184a,184bに螺着させ、ケース部材204の
遊技盤裏面への取付をさらに確実なものとする。
組み付けであるが、これに先だって予め、頭付挿入ピン
236にスプリング246を挿通しておき、その状態で、頭付
挿入ピン236を挿入ピン差込部208a〜208dに挿通させ
る。そして溝部250のやや頭部側寄り位置にE型止め輪2
48を被嵌させておく。これにより、組み付け作業中にお
ける頭付挿入ピン236の挿入ピン差込部208aからの脱落
が防止される。
ら覆って挿入ピン差込部208a〜208dを夫々挿通嵌合孔22
8a〜228dに合わせ、頭付挿入ピン236の頭部238をドライ
バーで打ち付けて溝部250を挿通嵌合孔228a〜228dによ
り夫々係止される。
片232によって覆われる他、ネジ222a,222bがネジカバー
片234a,234bによって覆われることになり、ネジ止め部
分が外部から覆い隠されることになる。従って、不正行
為を目的として主基板91を取り出そうとしても、これら
のネジカバー片232あるいはネジカバー片234をニッパ等
を用いて切り離さなければ、不正行為を為すことができ
ない。また、不正行為が為された場合にあっても、ニッ
パ等を用いて各部材に傷を付けて開けた痕跡が残るた
め、直ちにその行為に対処すること、例えばそのような
パチンコ遊技機の使用を中止する等の対処が可能にな
る。
が、上記した実施形態によれば、制御基板とケース体と
を一体的に組み合わせるべくネジ止めしている部分、及
びカバー体とケース体とを一体的に組み合わせるべくネ
ジ止めしている部分がいずれも外部から見えないように
隠蔽されることになる。従って、制御基板に対して不正
行為を行う目的で、外部から見える挿入ピン取付部分
(頭付挿入ピン236)のみを脱抜して制御基板を取り出
そうとしても、制御基板を取り出すことはできない。隠
蔽された部分にもネジ止めされている部分があるからで
ある。
あっても、不正行為は隠蔽部分に損傷をつけなければ不
可能である。従って、不正行為はすぐ発覚するから、ピ
ン止め部分を隠蔽することは、不正行為の防止対策とし
て有効である。
定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々の改変が可能である。例えば、上記実施例におい
ては、隠蔽部分はカバー体から鍔状に設けられた部材に
よって構成されているが、このような形態に限定される
ものではない。例えば、カバー本体を大きめに設計して
隠蔽部分を兼用したり、隠蔽部分を差込ピン挿入部分か
ら鍔状に設けられた部材によって構成しても、本発明の
趣旨を逸脱するものではない。
技機における制御基板収納ボックスによれば、制御基板
と該ケース体とを一体的に組み付ける制御基板組付手段
が隠蔽手段により隠蔽されると共に、該制御基板組付手
段により前記制御基板が組み付けられた前記ケース体に
前記カバー体を一体的に組み付けるカバー組付手段が隠
蔽手段により隠蔽される。従って、制御基板に仕掛けを
するなどの不正行為を目的として制御基板収納ボックス
を無断開封しようとしても制御基板収納ボックスを部分
的に壊すなどしない限り、制御基板を取り出すことが不
可能であり痕跡を残すことなく不正行為をすることはで
きない。そのため本発明によれば、パチンコ遊技機に対
する不正行為を未然に防止することができ、健全な遊技
産業の発展に一層寄与し得るものとなる。
の正面図である。
正面図である。
の流出経路を説明する図である。
クスの取付構造を示した図である。
クスの分解斜視図である。
クスのカバーの部分平面図である。
ックスの挿入ピン固定台の平面図及び側面図である。
ックスのピン差込部分の断面図である。
ボックスのピン差込み前の部分断面図である。
ボックスのピン差込み後の部分断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ケース体と該ケース体に収納される制御
基板と該ケース体に被着されるカバー体とを一体的に組
み付ける組付手段を有すると共に、該組付手段を隠蔽す
る隠蔽手段が設けられていることを特徴とするパチンコ
遊技機における制御基板収納ボックス。 - 【請求項2】 前記組付手段は、前記制御基板と前記ケ
ース体とを一体的に組み付ける制御基板組付手段と、該
制御基板組付手段により前記制御基板が組み付けられた
前記ケース体に前記カバー体を一体的に組み付けるカバ
ー組付手段とを含み、これらの組付手段がそれぞれ、あ
るいは少なくとも前記制御基板の組付部分が前記隠蔽手
段により隠蔽されることを特徴とする請求項1に記載の
パチンコ遊技機における制御基板収納ボックス。 - 【請求項3】 制御基板をケース部材にネジ止めするこ
とにより収容固定すると共に、該制御基板の収容固定さ
れたケース部材にカバー部材をピン止めすることにより
ケース部材とカバー部材とを一体的に組付け、該カバー
部材に形成されたネジカバー片により前記ケース部材と
制御基板とのネジ止め部分が覆い隠されるように構成し
たことを特徴とするパチンコ遊技機における制御基板収
納ボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29946899A JP3431868B2 (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | パチンコ遊技機における制御基板収納ボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29946899A JP3431868B2 (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | パチンコ遊技機における制御基板収納ボックス |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16521197A Division JP3527067B2 (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | パチンコ遊技機における制御基板収納ボックス |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003058731A Division JP2003260241A (ja) | 2003-03-05 | 2003-03-05 | パチンコ遊技機における制御基板収納ボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000084215A true JP2000084215A (ja) | 2000-03-28 |
JP3431868B2 JP3431868B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=17872972
Family Applications (1)
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JP29946899A Expired - Lifetime JP3431868B2 (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | パチンコ遊技機における制御基板収納ボックス |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3431868B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06154389A (ja) * | 1992-11-17 | 1994-06-03 | Sammy Ind Co Ltd | 遊技機用基板収納ケース |
JPH09239122A (ja) * | 1996-03-11 | 1997-09-16 | Toyomaru Sangyo Kk | 遊技機の制御箱 |
JPH1041607A (ja) * | 1996-07-18 | 1998-02-13 | Sanyo Bussan Kk | 制御基板ボックス |
JPH1057573A (ja) * | 1996-08-19 | 1998-03-03 | Toyomaru Sangyo Kk | 遊技機の制御箱 |
JPH10328383A (ja) * | 1997-06-03 | 1998-12-15 | Toyomaru Sangyo Kk | 電子制御基板保護カバー |
-
1999
- 1999-10-21 JP JP29946899A patent/JP3431868B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
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