JPH1176227A - Ct画像作成方法およびx線ct装置 - Google Patents
Ct画像作成方法およびx線ct装置Info
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Abstract
器で得たファンビューデータをパラビューデータに変換
してからスレーブプロセッサSP1〜SP4に分配す
る。また、補正データB1〜B4を重複してスレーブプ
ロセッサSP1〜SP4に送る。スレーブプロセッサS
P1〜SP4は、第1前処理から後処理までを一貫して
行い、BPデータI1〜I4を生成する。マスタープロ
セッサMPは、BPデータI1〜I4を収集し、CT画
像を作成する。 【効果】 スレーブプロセッサで第1前処理から後処理
までを一貫して行うことが出来るため、全体として処理
時間を短縮でき、より高速にCT画像を作成できるよう
になる。
Description
Tomography)画像作成方法およびX線CT装置に関し、
更に詳しくは、高速にCT画像を作成することが出来る
CT画像作成方法およびX線CT装置に関する。
図である。説明の都合上、1画像を再構成するのに必要
な数のデータを、データA11〜A42の8個とする。
また、X線検出器の数を、第1チャネル〜第4チャネル
の4チャネルとする。また、データA11,A12は第
1チャネルのX線検出器で得られたデータとし、データ
A21,A22は第2チャネルのX線検出器で得られた
データとし、データA31,A32は第3チャネルのX
線検出器で得られたデータとし、データA41,A42
は第4チャネルのX線検出器で得られたデータとする。
また、第1チャネルのX線検出器の補正データをB1と
し、第2チャネルのX線検出器の補正データをB2と
し、第3チャネルのX線検出器の補正データをB3と
し、第4チャネルのX線検出器の補正データをB4とす
る。さらに、データA11,A22のX線透過経路は平
行であるとし、データA21,A32のX線透過経路は
平行であるとし、データA31,A42のX線透過経路
は平行であるとし、データA41,A12のX線透過経
路は平行であるとする。また、X線CT装置の中央処理
装置は、マスタープロセッサMPと4台のスレーブプロ
セッサSP1〜SP4とを具備するものとする。
X線検出器のそれぞれで得られた多数のデータを、同一
X線検出器で得たデータ群単位でスレーブプロセッサS
P1〜SP4に分配する。同時に、各X線検出器に対応
した補正データをスレーブプロセッサSP1〜SP4に
送る。すなわち、第1チャネルのX線検出器で得たデー
タ群{A11,A12}を第1スレーブプロセッサSP
1に分配し且つ第1チャネルのX線検出器に対応する補
正データB1を送る。また、第2チャネルのX線検出器
で得たデータ群{A21,A22}を第2スレーブプロ
セッサSP2に分配し且つ第2チャネルのX線検出器に
対応する補正データB2を送る。また、第3チャネルの
X線検出器で得たデータ群{A31,A32}を第3ス
レーブプロセッサSP3に分配し且つ第3チャネルのX
線検出器に対応する補正データB3を送る。また、第4
チャネルのX線検出器で得たデータ群{A41,A4
2}を第1スレーブプロセッサSP1に分配し且つ第4
チャネルのX線検出器に対応する補正データB4を送
る。なお、各スレーブプロセッサに分配するデータ群の
X線透過経路はファン状であるため、このように分配す
るデータをファンビューデータと呼ぶ。
々に送られてきた補正データB1〜B4を用いて、分配
されたデータ群{A11,A12}〜{A41,A4
2}を第1前処理し、データ群{a11,a12}〜
{a41,a42}を得る。
セッサSP1〜SP4からデータ群{a11,a12}
〜{a41,a42}を収集し、X線透過経路が平行な
データ毎にグループ分けし、グループ単位でデータを複
数のスレーブプロセッサSP1〜SP4に分配する。す
なわち、データを、グループ{a11,a22},{a
21,a32},{a31,a42},{a41,a1
2}にグループ分けし、第1スレーブプロセッサSP1
にはグループ{a11,a22}を分配し、第2スレー
ブプロセッサSP2にはグループ{a21,a32}を
分配し、第3スレーブプロセッサSP3にはグループ
{a31,a42}を分配し、第4スレーブプロセッサ
SP4にはグループ{a41,a12}を分配する。な
お、各スレーブプロセッサに分配するデータ群のX線透
過経路は平行(パラレル)であるため、このように分配
するデータをパラビューデータと呼ぶ。そして、ファン
ビューデータをパラビューデータに変換するため、前記
グループ分け処理をファンパラ変換と呼ぶ。
々に分配されたデータ{a11,a22}〜{a41,
a12}を第2前処理し、データ{α11,α22}〜
{α41,α12}を得る。さらに、スレーブプロセッ
サSP1〜SP4は、各データ{α11,α22}〜
{α41,α12}に対してFBP(Filtered Back Pr
ojection)処理し、次いで後処理し、データi1〜i4
を得る。なお、これらデータi1〜i4はバックプロジ
ェクションしたデータであるため、BPデータと呼ぶ。
セッサSP1〜SP4からBPデータi1〜i4を収集
し、これらを合成してCT画像Iを作成する。
は、ファンビューデータをスレーブプロセッサSP1〜
SP4に分配し、第1前処理を行っていた。この場合、
補正データB1〜B4をスレーブプロセッサSP1〜S
P4にそれぞれ送ればよいという点で都合が良かった。
しかし、第1前処理したデータ{a11,a12}〜
{a41,a42}をマスタープロセッサMPに収集す
るデータ転送と、スレーブプロセッサSP1〜SP4に
パラデータ{a11,a22}〜{a41,a12}を
分配するデータ転送のために、処理時間が長くなる問題
点があった。そこで、本発明の目的は、より高速にCT
画像を作成することが出来るCT画像作成方法およびX
線CT装置を提供することにある。
は、X線CT装置の複数のX線検出器でそれぞれ得た多
数のデータを、マスタープロセッサで、X線透過経路が
平行なデータ毎にグループ分けし、グループ単位でデー
タをマスタープロセッサから複数のスレーブプロセッサ
に分配し、各スレーブプロセッサで前記データを当該デ
ータを得た前記X線検出器に対応した補正データを用い
て第1前処理し、続いて第2前処理し、続いてFBP
(Filtered Back Projection)処理し、続いて後処理
し、それら後処理したデータを複数のスレーブプロセッ
サからマスタープロセッサに収集し、マスタープロセッ
サでCT画像を作成することを特徴とするCT画像作成
方法を提供する。上記第1の観点によるCT画像作成方
法では、ファンビューデータをスレーブプロセッサに分
配して第1前処理を行うのではなく、先にファンパラ変
換し、パラビューデータをスレーブプロセッサに分配し
て第1前処理を行うようにした。この場合、補正データ
を重複してスレーブプロセッサに送る必要があるが、ス
レーブプロセッサで第1前処理から後処理までを一貫し
て行うことができ、第1前処理したデータをマスタープ
ロセッサに収集したり,スレーブプロセッサにパラデー
タを分配するデータ転送が不要になる。この結果、全体
としては処理時間を短縮できることとなり、より高速に
CT画像を作成することが出来る。
るX線管と、複数のX線検出器と、それらX線検出器で
それぞれ得た多数のデータをX線透過経路が平行なデー
タ毎にグループ分けグループ単位でデータを複数のスレ
ーブプロセッサに分配すると共にそれらスレーブプロセ
ッサで処理したデータを収集してCT画像を作成するマ
スタープロセッサと、前記分配されたデータを当該デー
タを得た前記X線検出器に対応した補正データを用いて
第1前処理し続いて第2前処理し続いてFBP(Filter
ed Back Projection)処理し続いて後処理し前記マスタ
ープロセッサに返す複数のスレーブプロセッサとを具備
することを特徴とするX線CT装置を提供する。上記第
2の観点によるX線CT装置では、上記第1の観点によ
るCT画像作成方法を好適に実施でき、より高速にCT
画像を作成することが出来る。
態により本発明をさらに詳しく説明する。なお、これに
より本発明が限定されるものではない。
置100の構成ブロック図である。このX線CT装置1
00は、操作コンソール1と、撮影テーブル10と、走
査ガントリ20とを具備している。前記操作コンソール
1は、操作者の指示入力や情報入力などを受け付ける入
力装置2と、撮影処理や画像再構成処理などを実行する
中央処理装置3と、制御信号などを前記撮影テーブル1
0や前記走査ガントリ20とやり取りする制御インタフ
ェース4と、走査ガントリ20で取得したデータを収集
するデータ収集バッファ5と、前記データから再構成し
た画像を表示するCRT6と、プログラムやデータを記
憶する記憶装置7とを具備している。前記撮影テーブル
10は、被検体を乗せて体軸方向に移動させる。前記走
査ガントリ20は、X線コントローラ21と、コリメー
タコントローラ22と、X線管30と、コリメータ40
と、多数のX線検出器を配列した検出器アレイ50と、
データ収集部23と、被検体の体軸の回りにX線管30
などを回転させる回転コントローラ24とを具備してい
る。
である。中央処理装置3は、マスタープロセッサMP
と、4台のスレーブプロセッサSP1〜SP4と、メモ
リGMと、内部バスBUSとを具備している。
像作成処理の説明図である。説明の都合上、1画像を再
構成するのに必要な数のデータを、データA11〜A4
2の8個とする。また、X線検出器の数を、第1チャネ
ル〜第4チャネルの4チャネルとする。また、データA
11,A12は第1チャネルのX線検出器で得られたデ
ータとし、データA21,A22は第2チャネルのX線
検出器で得られたデータとし、データA31,A32は
第3チャネルのX線検出器で得られたデータとし、デー
タA41,A42は第4チャネルのX線検出器で得られ
たデータとする。また、第1チャネルのX線検出器の補
正データをB1とし、第2チャネルのX線検出器の補正
データをB2とし、第3チャネルのX線検出器の補正デ
ータをB3とし、第4チャネルのX線検出器の補正デー
タをB4とする。さらに、データA11,A22のX線
透過経路は平行であるとし、データA21,A32のX
線透過経路は平行であるとし、データA31,A42の
X線透過経路は平行であるとし、データA41,A12
のX線透過経路は平行であるとする。
X線検出器のそれぞれで得られた多数のデータを、X線
透過経路が平行なデータ毎にグループ分けし、グループ
単位でデータを複数のスレーブプロセッサSP1〜SP
4に分配する。同時に、各X線検出器に対応した補正デ
ータをスレーブプロセッサSP1〜SP4に重複して送
る。すなわち、第1チャネルのX線検出器で得たデータ
群{A11,A12}と,第2チャネルのX線検出器で
得たデータ群{A21,A22}と,第3チャネルのX
線検出器で得たデータ群{A31,A32}と,第4チ
ャネルのX線検出器で得たデータ群{A41,A42}
とを、X線透過経路が平行なグループ{A11,A2
2},{A21,A32},{A31,A42},{A
41,A12}にグループ分けする。そして、第1スレ
ーブプロセッサSP1にはグループ{A11,A22}
を分配し且つ第1チャネルのX線検出器に対応する補正
データB1および第2チャネルのX線検出器に対応する
補正データB2を送り、第2スレーブプロセッサSP2
にはグループ{A21,A32}を分配し且つ第2チャ
ネルのX線検出器に対応する補正データB2および第3
チャネルのX線検出器に対応する補正データB3を送
り、第3スレーブプロセッサSP3にはグループ{A3
1,A42}を分配し且つ第3チャネルのX線検出器に
対応する補正データB3および第4チャネルのX線検出
器に対応する補正データB4を送り、第4スレーブプロ
セッサSP4にはグループ{A41,A12}を分配し
且つ第4チャネルのX線検出器に対応する補正データB
4および第1チャネルのX線検出器に対応する補正デー
タB1を送る。なお、各スレーブプロセッサに分配する
グループ内のデータのX線透過経路は平行であるため、
このように分配するデータをパラビューデータと呼ぶ。
そして、ファンビューデータをパラビューデータに変換
するため、前記グループ分け処理をファンパラ変換と呼
ぶ。
た補正データB1,B2を用いて、分配されたグループ
{A11,A22}のデータを第1前処理し、データ
{a11,a22}を得る。同様に、スレーブプロセッ
サSP2は、送られてきた補正データB2,B3を用い
て、分配されたグループ{A21,A32}のデータを
第1前処理し、データ{a21,a32}を得る。ま
た、スレーブプロセッサSP3は、送られてきた補正デ
ータB3,B4を用いて、分配されたグループ{A3
1,A42}のデータを第1前処理し、データ{a3
1,a42}を得る。また、スレーブプロセッサSP4
は、送られてきた補正データB4,B1を用いて、分配
されたグループ{A41,A12}のデータを第1前処
理し、データ{a41,a12}を得る。続いて、スレ
ーブプロセッサSP1〜SP4は、データ{a11,a
22}〜{a41,a12}を第2前処理し、データ
{α11,α22}〜{α41,α12}を得る。さら
に、スレーブプロセッサSP1〜SP4は、各データ
{α11,α22}〜{α41,α12}に対してFB
P処理し、次いで後処理し、データi1〜i4を得る。
なお、これらデータi1〜i4はバックプロジェクショ
ンしたデータであるため、BPデータと呼ぶ。
セッサSP1〜SP4からBPデータi1〜i4を収集
し、これらを合成してCT画像Iを作成する。
データB1〜B4を重複してスレーブプロセッサSP1
〜SP4に送る必要があるが、スレーブプロセッサSP
1〜SP4で第1前処理から後処理までを一貫して行う
ことが出来る。この結果、全体として処理時間を短縮で
き、より高速にCT画像を作成できる。
4個のスレーブプロセッサSP1〜SP4を、第1群の
スレーブプロセッサSP1,SP2と第2群のスレーブ
プロセッサSP3,SP4とに分割し、第1群のスレー
ブプロセッサSP1,SP2では奇数番目のCT画像に
ついて前記第1の実施形態と同様にCT画像I1,I
3,…を作成し、第2群のスレーブプロセッサSP3,
SP4では偶数番目のCT画像について前記第1の実施
形態と同様にCT画像I2,I4,…を作成するように
する。前記第1の実施形態では、マスタープロセッサM
Pが4個のサービスプロセッサSP1〜SP4からBP
データI1〜I4を収集する必要があったが、この第2
の実施形態では、マスタープロセッサMPが2個のサー
ビスプロセッサSP1,SP2またはSP3,SP4か
らBPデータI1〜I4を収集すればよいので、データ
転送時間を短縮することが出来る。
T装置によれば、スレーブプロセッサで第1前処理から
後処理までを一貫して行うことが出来るため、全体とし
て処理時間を短縮でき、より高速にCT画像を作成でき
るようになる。
のブロック図である。
理の説明図である。
処理の説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 X線CT装置の複数のX線検出器でそれ
ぞれ得た多数のデータを、マスタープロセッサで、X線
透過経路が平行なデータ毎にグループ分けし、グループ
単位でデータをマスタープロセッサから複数のスレーブ
プロセッサに分配し、各スレーブプロセッサで前記デー
タを当該データを得た前記X線検出器に対応した補正デ
ータを用いて第1前処理し、続いて第2前処理し、続い
てFBP(Filtered Back Projection)処理し、続いて
後処理し、それら後処理したデータを複数のスレーブプ
ロセッサからマスタープロセッサに収集し、マスタープ
ロセッサでCT画像を作成することを特徴とするCT画
像作成方法。 - 【請求項2】 X線を放射するX線管と、複数のX線検
出器と、それらX線検出器でそれぞれ得た多数のデータ
をX線透過経路が平行なデータ毎にグループ分けグルー
プ単位でデータを複数のスレーブプロセッサに分配する
と共にそれらスレーブプロセッサで処理したデータを収
集してCT画像を作成するマスタープロセッサと、前記
分配されたデータを当該データを得た前記X線検出器に
対応した補正データを用いて第1前処理し続いて第2前
処理し続いてFBP(FilteredBack Projection)処理
し続いて後処理し前記マスタープロセッサに返す複数の
スレーブプロセッサとを具備することを特徴とするX線
CT装置。
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