JP3917684B2 - 物体の断層写真像を作成する方法及び装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、一般的には計算機断層写真(CT)作像に関し、更に具体的に言えば、4つの扇形ビームを用いた螺旋走査から収集されたデータからの像の再生に関する。
【0002】
【従来の技術】
CTシステムでは、X線源が扇形ビームを投射し、この扇形ビームは、「作像平面」と呼ばれる直角座標系のX−Y平面内に来るようにコリメートされる。X線ビームは患者のような作像されるべき物体を通過し、放射線検出器の線形配列に入射する。透過した放射線の強度は、物体によるX線ビームの減衰に関係する。線形配列の各々の検出器は、ビームの減衰量の測定値である別々の電気信号を発生する。すべての検出器からの減衰測定値を別々に収集して、透過輪郭を形成する。
【0003】
CTシステムのX線源及び線形検出器配列は、ガントリと共に作像平面内で物体の周りを回転し、X線ビームが物体と交わる角度が絶えず変化するようにする。1つのガントリ角度における検出器配列からの一群のX線減衰測定値が、「ビュー(図)」と呼ばれる。物体の「走査(スキャン)」は、X線源及び検出器が1回転する間の相異なるガントリ角度で求められた1組のビューで構成される。軸方向走査では、物体を通るように切られた2次元スライスに対応する像を構成するようにデータが処理される。1組のデータから像を再生する1つの方法が、この分野ではフィルタ付き逆投影(バック・プロジェクション)方式と呼ばれている。この方法は、走査からの減衰測定値を「CT数」又は「ハウンズフィールド単位」と呼ばれる整数に変換し、このような整数を用いて、陰極線管表示装置における対応する画素の輝度を制御する。
【0004】
多数のスライスに必要な合計走査時間を短縮するために、「螺旋(ヘリカル)」走査を実施することができる。「螺旋」走査を実施するためには、所定数のスライスに対するデータを収集する間に、患者を移動させる。4ビーム螺旋走査を用いて、合計走査時間を更に短縮することができる。このような走査は、4列の検出器が相異なる軸方向の位置における投影測定値を同時に収集するCTシステムを利用して行われる。4つの検出器列は4つの扇形ビームを画定する。このようなシステムは、普通の扇形ビーム1つの螺旋走査からの単一の螺旋とは対照的に、互いに織り込まれた四重の螺旋を発生する。4つの扇形ビームによって写像(マップ)された互いに織り込まれた螺旋が、投影データを発生し、この投影データから各々の所定のスライス内の像を再生することができる。
【0005】
勿論、4ビーム螺旋走査で得られたデータから、アーティファクトを最低レベルにして品質の高い像が得られるような形で像を再生することが望ましい。このような像を再生するのに要する合計時間を短縮することも望ましい。
【0006】
【発明の要約】
本発明の一形式では、4ビーム螺旋走査によって得られたデータを用いて、像の再生を実行する装置を提供する。更に具体的に言うと、本発明の一形式によれば、各々の扇形ビームによって収集された投影データから、投影空間データ配列が選択される。次に、各々の配列内のデータに加重して、患者の並進運動を補正し、データ冗長効果を打ち消す。その後、加重データを用いて像を再生する。
【0007】
更に具体的に言うと、像を再生するときに、投影データ配列を発生する。投影データ配列は、作像されるべきスライスに関連したデータ平面に対応する。次に、データ配列に加重係数を適用して、各々の特定のデータ要素に重みを割り当てる。この後、加重投影データ配列をフィルタ作用にかけて逆投影し、像データ配列を発生する。その後、像データ配列を加算して、スライス像データ配列を発生する。
【0008】
患者の4ビーム螺旋走査を用いると、合計の患者走査時間が短くなるという利点がある。更に、上に述べた像再生アルゴリズムにより、患者テーブル並進速度が高くなっても、品質の高い像スライスを発生することができるという利点が得られる。
【0009】
【実施例】
図1及び図2について説明すると、計算機断層写真(CT)作像システム10が、「第三世代」CTスキャナを代表するガントリ12を含んでいる。ガントリ12はX線源14を有しており、X線源14は、ガントリ12の反対側にある検出器配列18に向かってX線ビーム16を投射する。検出器配列18は検出器素子20によって形成されており、これらの検出器素子は、医療の患者22を通過する投射されたX線を一緒に感知する。検出器素子20の各々は、入射するX線ビームの強度、従って患者22を通過するときのビームの減衰を表す電気信号を発生する。X線投影データを収集する走査の間に、ガントリ12及びその上に取り付けられた部品が回転中心24の周りを回転する。
【0010】
ガントリ12の回転及びX線源14の動作は、CTシステム10の制御機構26によって制御される。制御機構26は、X線源14に対する電力及びタイミング信号を供給するX線制御装置28と、ガントリ12の回転速度及び位置を制御するガントリ・モータ制御装置30とを含んでいる。制御機構26にあるデータ収集システム(DAS)32が、検出器素子20からのアナログ・データをサンプリングし、この後の処理のために、このデータをディジタル信号に変換する。像再生装置34が、DAS32からサンプリングされてディジタル化されたX線データを受け取り、高速の像再生を行う。再生された像はコンピュータ36に対する入力として印加され、このコンピュータは、大容量記憶装置38に像を記憶する。
【0011】
コンピュータ36は又、キーボートを有しているコンソール40を介して、オペレータからの指令及び走査パラメータを受け取る。関連した陰極線管表示装置42が、オペレータが再生された像及びコンピュータ36からのその他のデータを観察することができるようにする。オペレータから供給された指令及びパラメータはコンピュータ36で用いられて、DAS32、X線制御装置28及びガントリ・モータ制御装置30に対する制御信号及び情報を供給する。更に、コンピュータ36は、ガントリ12内で患者22を位置決めするためにモータ式テーブル46を制御するテーブル・モータ制御装置44を動作させる。特に、テーブル46は患者22の一部をガントリ開口48内に通す。
【0012】
図3に示すように、4扇形ビーム・システムでは4列の検出器が画定されている。X線扇形ビームは、事実上、回転のZ軸に沿って変位した4つの扇形ビームに分割される。隣接したビームの中心の間の距離は、ガントリの回転軸線の所で測定したときに、Dである。
像再生装置34は図4に更に詳しく示されている。具体的に言うと、各々の扇形ビームに対するDAS32からのデータの各々のビューをそれぞれの前処理装置52A〜52Dで受け取り、そこで、それぞれのビームは、ビーム硬化、検出器及びチャンネル利得のオフセット及び変動のような周知の種々の誤差を補正するために前処理される。更に、負の対数を求めて投影データとし、この投影データは投影データ配列54A〜54Dに記憶される。
【0013】
各々のビーム配列54A〜54Dの投影データを読み出し、対応する加重関数56A〜56Dが掛算器58A〜58Dで適用される。加重投影データは、加重投影データ配列60A〜60D内の対応する位置に書き込まれ、この加重投影データをフィルタ作用及び逆投影にかけて(62A〜62D)、ビーム像データ配列64A〜64Dを発生する。
【0014】
この後、像データ配列64A〜64Dを参照番号66の所で加算して、スライス像データ配列68を発生する。具体的に言うと、ビーム1の配列にある各々の画素の大きさを、ビーム2の配列、ビーム3の配列及びビーム4の配列にある対応する画素の大きさと加算する。その結果得られたスライス像配列68は、後で用いるために記憶され、又はオペレータに対して表示され得る。像データ配列64A〜64Dを発生した後にデータを加算する代わりに、同じガントリ(ビュー)角度であるが、異なる検出器列からの投影を、データのフィルタ作用及び逆投影の前に組み合わせることができる。このような組み合わせは、処理の負担を軽減させる。
【0015】
本発明は一形式では、ある所定の条件の下で4ビーム走査が実行されたときに、加重投影データ配列60A〜60Dを発生することに特に関連する。以下の説明では、dはガントリの回転軸線の所で測定された検出器列(Z方向)の間隔を表し、sは(1回転当たりの)テーブル送り速度を表し、pはdとsとの比を表す。即ち、
p=d/s (1)
図5に示すように、データ平面P1 、P2 、P3 及びP4 が、再生しようとするスライスPと線L1 M1 、L2 M2 、L3 M3 及びL4 M4 で交わっている。これらの線の関数は、次のように表すことができる。
【0016】
L1 M1 : β1=−3pπ
L2 M2 : β2=−pπ
L3 M3 : β3=pπ
L4 M4 : β4=3pπ (2)
ここで、βはガントリ角度に等しい。線L1 M1 、L2 M2 、L3 M3 及びL4 M4 は、下に示すように+及び−の組で表す「鏡像(ミラー)」線を有している。
【0017】
β1± =−3pπ±π−2γ
β2± =−pπ±π−2γ
β3± =pπ±π−2γ
β4± =3pπ±π−2γ (3)
ここで、γは検出器角度に等しい。
【0018】
テーブル送り速度s及び検出器のZ軸間隔dが、式(4π/(π−2γm ))d<s<(6π/(π−2γm ))dの関係を満たすときに(ここで、γm は扇形角度の半分と定義する。)、W1(β,γ)、W2(β,γ)、W3(β,γ)及びW4(β,γ)で表す各々のデータの組に適用されるべき螺旋加重係数は、次のようになる。
【0019】
β≦β3-のとき、 W1(β,γ)=0
β3-<β≦β1のとき、W1(β,γ)=(1/2)・(β−β3-)/(β1−β3-)
β1<β<β2のとき、W1(β,γ)=(1/2)・(β−β2)/(β1−β2)
β≧β2のとき、 W1(β,γ)=0 (4)
β≦β3-のとき、 W2(β,γ)=0
β3-<β≦β2のとき、W2(β,γ)=w21(β,γ)+w22(β,γ)
β2<β<β3のとき、 W2(β,γ)=(β−β3)/(β2−β3)
β≧β3のとき、 W2(β,γ)=0 (5)
ここで、
β≦β1のとき、 w21(β,γ)=0
β1<β≦β2のとき、 w21(β,γ)=(1/2)・(β−β1)/(β2−β1)
β≧β2のとき、 w21(β,γ)=0
β≦β4-のとき、 w22(β,γ)=0
β4-<β≦β2のとき、w22(β,γ)=(1/2)・(β−β4-)/(β2−β4-)
β>β2のとき、 w22(β,γ)=0
β≦β2のとき、 W3(β,γ)=0
β2<β<β3のとき、 W3(β,γ)=(β−β3)/(β2−β3)
β3≦β<β2+のとき、W3(β,γ)=w31(β,γ)+w32(β,γ)
β≧β2+のとき、 W3(β,γ)=0 (6)
ここで、
β<β3のとき、 w31(β,γ)=0
β3≦β<β1+のとき、w31(β,γ)=(1/2)・(β−β1+)/(β3−β1+)
β≧β1+ のとき、 w31(β,γ)=0
β<β3のとき、 w32(β,γ)=0
β3≦β<β4のとき、 w32(β,γ)=(1/2)・(β−β4)/(β3−β4)
β≧β4のとき、 w32(β,γ)=0
β≦β3のとき、 W4(β,γ)=0
β3<β≦β4のとき、 W4(β,γ)=(1/2)・(β−β3)/(β4−β3)
β4<β<β2+のとき、W4(β,γ)=(1/2)・(β−β2+)/(β4−β2+)
β≧β2+のとき、 W4(β,γ)=0 (7)
加重関数によって定められたデータ平面内の領域が図6及び図7に示されている。図7の陰影線を施した区域は、像スライスを再生するために用いられる各々のデータ平面からのデータを表す。扇形角度2γm =π/4のときに、この像再生アルゴリズムの作用し得る範囲は、16/3d<s<8dである。
【0020】
式(4)から式(7)に示した加重関数は連続している。しかしながら、この各々の式の1次微分は境界線で不連続である。必要であれば、境界にわたって数チャンネル(〜10チャンネル)にフェザリングを施すことによって、この不連続性を除去することができる。
一旦加重して加重投影データ配列60A〜60Dを作成したら、処理時間を短縮するために、フィルタ作用及び逆投影の前に、同じガントリ(ビュー)角度であるが、異なる検出器列からの投影を組み合わせることができる。データ列1にある投影ビューは、データ列4にある対応する投影ビューから360°離れている。これらのビューの対をフィルタ作用の前に更に組み合わせて、処理負担の不必要な増加を除くことができる。
【0021】
前に述べたアルゴリズムについて述べると、概略的に、1つのスライスを再生するために3.67π相当の投影データを前処理する必要がある。従来の走査(軸方向及び螺旋の両方)で像を再生するのに必要なデータ量に比べると、4ビーム螺旋走査では、前処理の負担が1.8倍に増加する。
隣接するスライスを再生するのに必要な投影データは、ビューの角度βの原点を垂直にずらして、再生しようとする新しいスライスと整合させることにより確認することができる。大抵の場合、各々のデータの組にある1つのスライスに対するデータと、隣接するスライスに対するデータとの間にはかなりの重なりがある。加重する前には、前処理はスライスの位置には関係しない。このため、(螺旋加重をしない)前処理の結果を、将来再び用いるためにバッファに記憶することができる。これにより、大抵の場合には、前処理の負担が大幅に軽減される。遡及形の再生では特に、前処理の負担が大幅に軽減される。
【0022】
所望のスライス輪郭が、上に述べたデータ及び再生アルゴリズムによって形成される輪郭よりも一層厚手である場合には、所望のスライス輪郭内にある多数の薄いスライスを加算することにより、一層厚手のスライスを導き出すことができる。多数の薄いスライス自体に関心がない場合には、多数の薄いスライスを再生する中間工程を側路して、投影領域の早い段階で、対応する加算を実行することができる。こうすると、計算の負担及び像を記憶する負担が減少する。このときの加重関数は、データ平面を対応してずらしたものを加算することにより導き出すことができる。
【0023】
本発明の種々の実施例についてこれまで説明したところから、本発明の目的が達成されたことは明らかである。本発明を詳細に説明すると共に図面に例示したが、これは例示に過ぎず、本発明を制約するものと解してはならないことは言うまでもない。例えば、ここで説明したCTシステムは、X線源及び検出器の両方がガントリと共に回転する「第三世代」システムである。検出器が完全リングの不動の検出器であって、X線源のみがガントリと共に回転する「第四世代」システムを含めて、他の多くのCTシステムを用いることができる。従って、本発明の要旨は、特許請求の範囲のみによって限定されることを承知されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】CT作像システムの見取図である。
【図2】図1に示すシステムの概略ブロック図である。
【図3】Z軸に沿った4ビームX線の概略断面図である。
【図4】図2のCT作像システムの一部を形成している像再生装置のブロック図である。
【図5】像スライスと4つのデータ平面との交差を示す図である。
【図6】データ平面及び種々のデータ領域を示す図である。
【図7】像スライスを構成するために利用される選択されたデータ領域及び4つのデータ平面を示す図である。
【符号の説明】
10 計算機断層写真(CT)作像システム
12 ガントリ
14 X線源
16 X線ビーム
18 検出器配列
20 検出器素子
24 回転中心
26 制御機構
28 X線制御装置
30 ガントリ・モータ制御装置30
32 データ収集システム(DAS)
34 像再生装置
36 コンピュータ
38 大容量記憶装置
40 コンソール
42 陰極線管表示装置
46 モータ式テーブル
48 ガントリ開口
54A〜54D 投影データ配列
56A〜56D 加重関数
58A〜58D 掛算器
60A〜60D 加重投影データ
62A〜62D フィルタ作用及び逆投影
64A〜64D 像データ配列
68 スライス像データ配列
Claims (9)
- 4つのX線扇形ビームを用いた螺旋走査で収集された投影データから物体の断層写真像を作成する方法であって、
(a) 各々のX線扇形ビームから得られたデータに対応する投影データ配列を発生する工程と、
(b) 工程(a)で発生された前記投影データ配列の各々に加重関数を適用して、それぞれの加重投影データ配列を発生する工程であって、各々のデータの組に適応される加重係数は、W1(β,γ)、W2(β,γ)、W3(β,γ)及びW4(β,γ)として表すと、
テーブル送り速度s及び検出器のZ軸間隔dが、式(4π/(π−2γ m ))d<s<(6π/(π−2γ m ))dの関係を満たすとき(γ m は扇形角度の半分)であって、
β≦β3-のとき、 W1(β,γ)=0
β3-<β≦β1のとき、W1(β,γ)=(1/2)・(β−β3-)/(β1−β3-)
β1<β<β2のとき、W1(β,γ)=(1/2)・(β−β2)/(β1−β2)
β≧β2のとき、 W1(β,γ)=0
β≦β3-のとき、 W2(β,γ)=0
β3-<β≦β2のとき、W2(β,γ)=w21(β,γ)+w22(β,γ)
β2<β<β3のとき、 W2(β,γ)=(β−β3)/(β2−β3)
β≧β3のとき、 W2(β,γ)=0
ここで、
β≦β1のとき、 w21(β,γ)=0
β1<β≦β2のとき、 w21(β,γ)=(1/2)・(β−β1)/(β2−β1)
β≧β2のとき、 w21(β,γ)=0
β≦β4-のとき、 w22(β,γ)=0
β4-<β≦β2のとき、w22(β,γ)=(1/2)・(β−β4-)/(β2−β4-)
β>β2のとき、 w22(β,γ)=0
β≦β2のとき、 W3(β,γ)=0
β2<β<β3のとき、 W3(β,γ)=(β−β3)/(β2−β3)
β3≦β<β2+のとき、W3(β,γ)=w31(β,γ)+w32(β,γ)
β≧β2+のとき、 W3(β,γ)=0
ここで、
β<β3のとき、 w31(β,γ)=0
β3≦β<β1+のとき、w31(β,γ)=(1/2)・(β−β1+)/(β3−β1+)
β≧β1+ のとき、 w31(β,γ)=0
β<β3のとき、 w32(β,γ)=0
β3≦β<β4のとき、 w32(β,γ)=(1/2)・(β−β4)/(β3−β4)
β≧β4のとき、 w32(β,γ)=0
β≦β3のとき、 W4(β,γ)=0
β3<β≦β4のとき、 W4(β,γ)=(1/2)・(β−β3)/(β4−β3)
β4<β<β2+のとき、W4(β,γ)=(1/2)・(β−β2+)/(β4−β2+)
β≧β2+のとき、 W4(β,γ)=0
ここで、
β1± =−3pπ±π−2γ
β2± =−pπ±π−2γ
β3± =pπ±π−2γ
β4± =3pπ±π−2γ であり、
βはガントリ角度であり、γは検出器角度である、
である、加重投影データ配列を発生する工程と、
(c) 工程(b)で発生された投影データ配列から、スライス像を構成するために用いられる像データ配列を発生する工程とを備えた物体の断層写真像を作成する方法。 - 前記像データ配列を発生する工程は、各々の加重投影データ配列にフィルタ作用及び逆投影を行う工程を含んでいる請求項1に記載の方法。
- フィルタ作用及び逆投影を行う前に、同じガントリ角度であるが、相異なる検出器列からのデータ配列が組み合わされる請求項2に記載の方法。
- 第1のデータ列にある投影ビューが第4のデータ列にある投影ビューから360°である場合、フィルタ作用及び逆投影を行う前に、これらのビューを組み合わせる請求項3に記載の方法。
- 前記投影データ配列の各々に加重関数を適用する前に、該データを相次ぐスライスを再生するためのシステム・メモリに記憶する請求項2に記載の方法。
- 所望のスライス輪郭がデータ配列によって形成される輪郭よりも一層厚手である場合に、所望のスライス輪郭内にある多数の薄いスライスが加算される請求項2に記載の方法。
- 螺旋走査で収集された投影データから物体の断層写真像を作成する装置であって、各々のX線扇形ビームから得られたデータに対応する投影データ配列を発生する手段と、該投影データ配列を発生する手段により発生された前記投影データ配列の各々に加重関数を適用して、それぞれの加重投影データ配列を発生する手段であって、各々のデータの組に適用される加重関数は、W1(β,γ)、W2(β,γ)、W3(β,γ)及びW4(β,γ)として表すと、
テーブル送り速度s及び検出器のZ軸間隔dが、式(4π/(π−2γ m ))d<s<(6π/(π−2γ m ))dの関係を満たすとき(γ m は扇形角度の半分)であって、
β≦β3-のとき、 W1(β,γ)=0
β3-<β≦β1のとき、W1(β,γ)=(1/2)・(β−β3-)/(β1−β3-)
β1<β<β2のとき、W1(β,γ)=(1/2)・(β−β2)/(β1−β2)
β≧β2のとき、 W1(β,γ)=0
β≦β3-のとき、 W2(β,γ)=0
β3-<β≦β2のとき、W2(β,γ)=w21(β,γ)+w22(β,γ)
β2<β<β3のとき、 W2(β,γ)=(β−β3)/(β2−β3)
β≧β3のとき、 W2(β,γ)=0
ここで、
β≦β1のとき、 w21(β,γ)=0
β1<β≦β2のとき、 w21(β,γ)=(1/2)・(β−β1)/(β2−β1)
β≧β2のとき、 w21(β,γ)=0
β≦β4-のとき、 w22(β,γ)=0
β4-<β≦β2のとき、w22(β,γ)=(1/2)・(β−β4-)/(β2−β4-)
β>β2のとき、 w22(β,γ)=0
β≦β2のとき、 W3(β,γ)=0
β2<β<β3のとき、 W3(β,γ)=(β−β3)/(β2−β3)
β3≦β<β2+のとき、W3(β,γ)=w31(β,γ)+w32(β,γ)
β≧β2+のとき、 W3(β,γ)=0
ここで、
β<β3のとき、 w31(β,γ)=0
β3≦β<β1+のとき、w31(β,γ)=(1/2)・(β−β1+)/(β3−β1+)
β≧β1+ のとき、 w31(β,γ)=0
β<β3のとき、 w32(β,γ)=0
β3≦β<β4のとき、 w32(β,γ)=(1/2)・(β−β4)/(β3−β4)
β≧β4のとき、 w32(β,γ)=0
β≦β3のとき、 W4(β,γ)=0
β3<β≦β4のとき、 W4(β,γ)=(1/2)・(β−β3)/(β4−β3)
β4<β<β2+のとき、W4(β,γ)=(1/2)・(β−β2+)/(β4−β2+)
β≧β2+のとき、 W4(β,γ)=0
ここで、
β1± =−3pπ±π−2γ
β2± =−pπ±π−2γ
β3± =pπ±π−2γ
β4± =3pπ±π−2γ であり、
βはガントリ角度であり、γは検出器角度である、
加重投影データ配列を発生する手段と、該投影データ配列からスライス像を構成する手段とを備えた物体の断層写真像を作成する装置。 - 前記像データ配列を発生する手段は、各々の加重投影データ配列にフィルタ作用及び逆投影を行う手段を含んでいる請求項7に記載の装置。
- 所望のスライス輪郭内にある多数の薄いスライスを加算する手段を更に含んでいる請求項7に記載の装置。
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