JPH1172538A - Ic試験装置、ic試験装置における測定方法及び記憶媒体 - Google Patents

Ic試験装置、ic試験装置における測定方法及び記憶媒体

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JPH1172538A
JPH1172538A JP9234549A JP23454997A JPH1172538A JP H1172538 A JPH1172538 A JP H1172538A JP 9234549 A JP9234549 A JP 9234549A JP 23454997 A JP23454997 A JP 23454997A JP H1172538 A JPH1172538 A JP H1172538A
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JP
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under test
test
timing
correction data
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JP9234549A
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English (en)
Inventor
Koichiro Kurihara
孝一郎 栗原
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/319Tester hardware, i.e. output processing circuits
    • G01R31/3193Tester hardware, i.e. output processing circuits with comparison between actual response and known fault free response
    • G01R31/31937Timing aspects, e.g. measuring propagation delay

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、並列して測定する複数の被
測定デバイスの各経路毎にストローブ信号を発生するた
めのタイミングデータを補正して、各経路毎に正確な測
定が可能なIC試験装置、IC試験装置における測定方
法及び記憶媒体を提供することである。 【解決手段】 データ発生回路7は、タイミングデータ
の最小値T1min を加算回路9に対して出力し、補正デ
ータ回路8は、コントローラ3から入力される被測定デ
バイスの番号データDn に応じて、該当する番号の被測
定デバイスに対応する前記T1min に対する遅延時間T
DLn を加算回路9に対して出力し、加算回路9は、前記
T1min と前記補正データTDLn とを加算してタイミン
グデータの補正を行い、クロック発生器10は、加算回
路9から入力される補正されたタイミングデータに基づ
いてストローブ信号を発生してレジスタ回路6に対して
出力し、該ストローブ信号発生時に判定回路5からレジ
スタ回路6に入力される電圧レベルデータをレジスタ回
路6内にラッチするよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路を
試験するIC試験装置に係り、詳細には、判定回路を共
通とし、複数の被測定デバイスを並列的に測定するIC
試験装置、IC試験装置における測定方法、及び記憶媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、様々な電子機器に用いられる回路
のIC(Integrated Circuit:集積回路)化が急速に進
められてきた。IC、LSI(Large Scale Integrated
circuit)等は、抵抗や、コンデンサ、トランジスタ等
の各素子の働きを、印刷、蒸着等の方法により形成した
回路によって実現するが、大量生産されるそれぞれの製
品間には多少の特性のばらつきが生じる。このようなI
CやLSIの特性が、規格を満たしているか否かを試験
する装置がIC試験装置である。
【0003】IC試験装置を用いてIC等の半導体集積
回路を試験する際には、複数の被測定デバイス(DU
T:Device Under Test )に対して、同じデバイスプロ
グラムによって、並列的に試験を行うことが有効であ
る。
【0004】以下、図2を参照して、複数の被測定デバ
イスの並列的な試験が可能な従来のIC試験装置11に
ついて説明する。
【0005】図2は、従来のIC試験装置11の回路構
成を示すブロック図であり、被測定デバイス〜がI
C試験用測定ボード30に実装されている場合について
例示している。
【0006】図2において、IC試験装置11は、パタ
ーン発生器12、コントローラ13、クロック発生器1
4、判定回路15、レジスタ回路16、データ発生回路
17、及びクロック発生器20によって構成されてお
り、IC試験用測定ボード30に実装された複数の被測
定デバイス〜の試験を行う。
【0007】まず、コントローラ13は、前記複数の被
測定デバイス〜の内の、試験を行う被測定デバイス
を指示するコントロール信号をクロック発生器14に対
して出力して、試験を行う任意の被測定デバイスに対し
てクロック発生器14からイネーブル信号を出力させる
ように制御し、クロック発生器14は、前記コントロー
ラ13から入力されるコントロール信号に応じて、前記
複数の被測定デバイスの内の試験を行う任意の被測定デ
バイスのみに対して、該被測定デバイスをイネーブル状
態にするためのイネーブル信号を発生する。
【0008】次いで、パターン発生器12は、各被測定
デバイスを試験するために必要なパターン信号を成形
し、該パターン信号を前記複数の被測定デバイス〜
の各々に対して出力するとともに、データ発生回路17
は、クロック発生器20が発生するクロック信号(スト
ローブ信号(良否を判定する際の時間位置を規定する信
号))のタイミングデータT1をクロック発生器20に
対して出力する。
【0009】そして、判定回路15は、前記複数の被測
定デバイスの出力端子をショートした信号の電圧レベル
を判定し、レジスタ回路16に転送する。実際には、前
記コントローラ13に制御されるクロック発生器14に
よって前記複数の被測定デバイスの内任意のひとつの被
測定デバイスが選択されて、該選択された被測定デバイ
スのみがイネーブル状態であるので、判定回路15は、
前記選択された被測定デバイスの出力端子から出力され
る信号の電圧レベルを判定し、電圧レベルデータとして
レジスタ回路16に転送する。
【0010】また、クロック発生器20は、前記データ
発生回路17から入力されるタイミングデータに基づい
て、ストローブ信号を発生してレジスタ回路16に対し
て出力し、該ストローブ信号発生時に判定回路15から
レジスタ回路16に入力される電圧レベルデータをレジ
スタ回路16内にラッチするよう制御し、レジスタ回路
16は、クロック発生器20から入力されるストローブ
信号のタイミングで、判定回路15から入力される電圧
レベルデータを内部にラッチして保持する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなIC試験装置11において、T1は、パターン
発生器12から出力された前記パターン信号が、前記複
数の被測定デバイスのそれぞれを介して判定回路15に
入力され、更にレジスタ回路16に到達するまでの時間
を前記複数の被測定デバイスに対応するそれぞれの経路
毎に求めた値T1n (n は、被測定デバイスの番号〜
のいずれか)の平均値である。
【0012】このT1は当然各経路毎に誤差を含んでお
り、前記クロック発生器20は、前記複数の被測定デバ
イスの各経路毎に誤差を含んだタイミングデータに基づ
いてストローブ信号を発生するため、該ストローブ信号
のタイミングで、判定回路15から入力される電圧レベ
ルデータを内部にラッチして保持するレジスタ回路16
の電圧レベルデータは、各被測定デバイス間の測定誤差
を生じることが常であった。
【0013】そこで、本発明の課題は、並列して測定す
る複数の被測定デバイスの各経路毎にストローブ信号を
発生するためのタイミングデータを補正して、各経路毎
に正確な測定が可能なIC試験装置、IC試験装置にお
ける測定方法、及び記憶媒体を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被測定デバイスを試験するための試験信号を生成して複
数の被測定デバイスの各々に対して出力する試験信号生
成手段と、前記複数の被測定デバイスの内の任意の被測
定デバイスを選択して被測定状態に制御する選択手段
と、前記選択手段によって選択された被測定デバイス
が、前記試験信号生成手段から入力された前記試験信号
によって所定の動作を行って出力する測定信号を、記憶
手段が記憶可能な測定データに変換する変換手段と、こ
の変換手段から入力される測定データを記憶する記憶手
段と、前記変換手段から前記記憶手段に測定データが入
力されるタイミングを示すタイミングデータを格納し、
該タイミングデータに基づいて、前記記憶手段が前記選
択手段によって選択された被測定デバイスの試験結果を
表す最適な測定データを記憶するタイミングを指示する
指示手段と、を備え、前記複数の被測定デバイスを並列
に試験するIC試験装置において、前記タイミングデー
タを前記複数の被測定デバイス毎に補正するための補正
データを格納する補正データ格納手段を更に備え、前記
選択手段は、前記補正データ格納手段に格納された前記
複数の被測定デバイス毎の補正データの中から前記選択
された被測定デバイスに対応する補正データを選択し
て、前記指示手段に対して出力し、前記指示手段は、前
記選択手段から入力された補正データに基づいて前記タ
イミングデータを補正して前記記憶手段の記憶タイミン
グを指示することを特徴としている。
【0015】請求項1記載の発明のIC試験装置によれ
ば、試験信号生成手段は、被測定デバイスを試験するた
めの試験信号を生成して複数の被測定デバイスの各々に
対して出力し、選択手段は、前記複数の被測定デバイス
の内の任意の被測定デバイスを選択して被測定状態に制
御し、変換手段は、前記選択手段によって選択された被
測定デバイスが、前記試験信号生成手段から入力された
前記試験信号によって所定の動作を行って出力する測定
信号を、記憶手段が記憶可能な測定データに変換し、記
憶手段は、前記変換手段から入力される測定データを記
憶し、指示手段は、前記変換手段から前記記憶手段に測
定データが入力されるタイミングを示すタイミングデー
タを格納し、該タイミングデータに基づいて、前記記憶
手段が前記選択手段によって選択された被測定デバイス
の試験結果を表す最適な測定データを記憶するタイミン
グを指示し、前記複数の被測定デバイスを並列に試験す
るIC試験装置において、補正データ格納手段は、前記
タイミングデータを前記複数の被測定デバイス毎に補正
するための補正データを格納し、前記選択手段は、前記
補正データ格納手段に格納された前記複数の被測定デバ
イス毎の補正データの中から前記選択された被測定デバ
イスに対応する補正データを選択して、前記指示手段に
対して出力し、前記指示手段は、前記選択手段から入力
された補正データに基づいて前記タイミングデータを補
正して前記記憶手段の記憶タイミングを指示する。
【0016】また、請求項3記載の発明は、被測定デバ
イスを試験するための試験信号を生成して複数の被測定
デバイスの各々に対して出力し、前記複数の被測定デバ
イスの内の任意の被測定デバイスを選択して被測定状態
に制御し、前記選択された被測定デバイスが、前記試験
信号によって所定の動作を行って出力する測定信号を、
記憶手段が記憶可能な測定データに変換し、前記記憶手
段に測定データが入力されるタイミングを示すタイミン
グデータに基づいて、前記記憶手段が前記選択された被
測定デバイスの試験結果を表す最適な測定データを記憶
するタイミングを指示し、前記複数の被測定デバイスを
並列に試験するIC試験装置における測定方法におい
て、前記タイミングデータを前記複数の被測定デバイス
毎に補正するための補正データを補正データ格納手段に
格納し、前記複数の被測定デバイス毎の補正データの中
から前記選択された被測定デバイスに対応する補正デー
タを選択して、該補正データに基づいて前記タイミング
データを補正して前記記憶手段の記憶タイミングを指示
することを特徴としている。
【0017】請求項3記載の発明のIC試験装置におけ
る測定方法によれば、被測定デバイスを試験するための
試験信号を生成して複数の被測定デバイスの各々に対し
て出力し、前記複数の被測定デバイスの内の任意の被測
定デバイスを選択して被測定状態に制御し、前記選択さ
れた被測定デバイスが、前記試験信号によって所定の動
作を行って出力する測定信号を、記憶手段が記憶可能な
測定データに変換し、前記記憶手段に測定データが入力
されるタイミングを示すタイミングデータに基づいて、
前記記憶手段が前記選択された被測定デバイスの試験結
果を表す最適な測定データを記憶するタイミングを指示
し、前記複数の被測定デバイスを並列に試験するIC試
験装置における測定方法において、前記タイミングデー
タを前記複数の被測定デバイス毎に補正するための補正
データを補正データ格納手段に格納し、前記複数の被測
定デバイス毎の補正データの中から前記選択された被測
定デバイスに対応する補正データを選択して、該補正デ
ータに基づいて前記タイミングデータを補正して前記記
憶手段の記憶タイミングを指示する。
【0018】したがって、請求項1及び請求項3記載の
発明によれば、前記複数の被測定デバイスの各経路毎に
補正データによって補正されたタイミングデータに基づ
いて測定データを記憶手段に記憶できるため、各被測定
デバイス毎にタイミングデータに誤差があることによる
測定誤差を生じることなく正確な試験を行うことができ
る。
【0019】請求項5記載の発明は、コンピュータが実
行可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、被測
定デバイスを試験するための試験信号を生成して複数の
被測定デバイスの各々に対して出力するためのコンピュ
ータが実行可能なプログラムコードと、前記複数の被測
定デバイスの内の任意の被測定デバイスを選択して被測
定状態に制御するとともに、補正データ格納手段に格納
された前記複数の被測定デバイス毎の補正データの中か
ら前記選択された被測定デバイスに対応する補正データ
を選択するためのコンピュータが実行可能なプログラム
コードと、前記選択された被測定デバイスが、前記試験
信号によって所定の動作を行って出力する測定信号を、
記憶手段が記憶可能な測定データに変換するコンピュー
タが実行可能なプログラムコードと、前記記憶手段に測
定データが入力されるタイミングを示すタイミングデー
タを、前記選択された補正データに基づいて補正して、
前記記憶手段が前記選択された被測定デバイスの試験結
果を表す最適な測定データを記憶するタイミングを指示
するためのコンピュータが実行可能なプログラムコード
と、を含むプログラムを格納したことを特徴としてい
る。
【0020】請求項5記載の発明の記憶媒体によれば、
格納された各プログラムを実行するコンピュータに対し
て、被測定デバイスを試験するための試験信号を生成し
て複数の被測定デバイスの各々に対して出力させ、前記
複数の被測定デバイスの内の任意の被測定デバイスを選
択して被測定状態に制御するとともに、補正データ格納
手段に格納された前記複数の被測定デバイス毎の補正デ
ータの中から前記選択された被測定デバイスに対応する
補正データを選択させ、前記選択された被測定デバイス
が、前記試験信号によって所定の動作を行って出力する
測定信号を、記憶手段が記憶可能な測定データに変換さ
せ、前記記憶手段に測定データが入力されるタイミング
を示すタイミングデータを、前記選択された補正データ
に基づいて補正して、前記記憶手段が前記選択された被
測定デバイスの試験結果を表す最適な測定データを記憶
するタイミングを指示させる。
【0021】したがって、前記複数の被測定デバイスの
各経路毎に補正データによって補正されたタイミングデ
ータに基づいて測定データを記憶手段に記憶するように
コンピュータを制御できるため、各被測定デバイス毎に
タイミングデータに誤差があることによる測定誤差を生
じることなく正確な試験をコンピュータによって行うこ
とができる。
【0022】請求項2記載の発明は、請求項1記載のI
C試験装置において、前記補正データは、前記タイミン
グデータとの差分を示すデータであり、前記指示手段
は、前記タイミングデータと前記補正データを加算して
前記タイミングデータの補正を行う加算器を備えること
を特徴としている。
【0023】請求項2記載の発明のIC試験装置によれ
ば、請求項1記載のIC試験装置において、前記補正デ
ータは、前記タイミングデータとの差分を示すデータで
あり、前記指示手段は、前記タイミングデータと前記補
正データを加算して前記タイミングデータの補正を行う
加算器を備える。
【0024】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載のIC試験装置における測定方法において、前記補正
データは、前記タイミングデータとの差分を示すデータ
であり、前記タイミングデータと前記補正データを加算
して前記タイミングデータの補正を行うことを特徴とし
ている。
【0025】請求項4記載の発明のIC試験装置におけ
る測定方法によれば、請求項3記載のIC試験装置にお
ける測定方法において、前記補正データは、前記タイミ
ングデータとの差分を示すデータであり、前記タイミン
グデータと前記補正データを加算して前記タイミングデ
ータの補正を行う。
【0026】したがって、請求項2及び請求項4記載の
発明によれば、請求項1及び請求項3記載の発明の効果
に加えて、前記タイミングデータと前記補正データを加
算することによって前記タイミングデータの補正を行う
ため、各被測定デバイス毎にタイミングデータに誤差が
あることによる測定誤差を生じることなく正確な試験を
行うことが、簡単な演算によって可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して本発明に係
るIC試験装置1の実施の形態を詳細に説明する。まず
構成を説明する。図1は、本実施の形態のIC試験装置
1の回路構成を示すブロック図であり、図2の従来のI
C試験装置11を示した図と同様に、被測定デバイス
〜がIC試験用測定ボード30に実装されている場合
について例示している。
【0028】図1において、IC試験装置1は、パター
ン発生器2、コントローラ3、クロック発生器4、判定
回路5、レジスタ回路6、データ発生回路7、補正デー
タ回路8、加算回路9、及びクロック発生器10によっ
て構成されており、IC試験用測定ボード30に実装さ
れた複数の被測定デバイス〜の試験を行う。
【0029】パターン発生器2は、各種波形発生のタイ
ミングを指定するタイミングエッジを生成し、更に該生
成されたタイミングエッジと波形データを合成して、各
被測定デバイスを試験するために必要なパターン信号を
成形し、該パターン信号を前記複数の被測定デバイス
〜の各々に対して出力する。
【0030】コントローラ3は、前記複数の被測定デバ
イス〜の内の、試験を行う被測定デバイスを指示す
るコントロール信号をクロック発生器4に対して出力し
て、試験を行う任意の被測定デバイスに対してクロック
発生器4からイネーブル信号を出力させるように制御す
る。また、コントローラ3は、試験を行っている被測定
デバイスの番号データDn (n は、被測定デバイスの番
号〜のいずれか)を補正データ回路8に対して出力
して、該試験を行っている被測定デバイスの補正データ
を補正データ回路8から加算回路9に転送するように制
御する。
【0031】クロック発生器4は、前記コントローラ3
から入力されるコントロール信号に応じて、前記複数の
被測定デバイスの内の試験を行う任意の被測定デバイス
のみに対して、該被測定デバイスをイネーブル状態にす
るためのイネーブル信号を発生する。
【0032】判定回路5は、前記複数の被測定デバイス
の出力端子をショートした信号の電圧レベルを判定し、
レジスタ回路6に転送する。実際には、前記コントロー
ラ3に制御されるクロック発生器4によって前記複数の
被測定デバイスの内任意のひとつの被測定デバイスが選
択されて、該選択された被測定デバイスのみがイネーブ
ル状態であるので、判定回路5は、前記選択された被測
定デバイスの出力端子から出力される信号の電圧レベル
を判定し、電圧レベルデータとしてレジスタ回路6に転
送する。
【0033】レジスタ回路6は、クロック発生器10か
ら入力されるストローブ信号のタイミングで、判定回路
5から入力される電圧レベルデータを内部にラッチして
保持する。
【0034】データ発生回路7は、クロック発生器10
が発生するクロック信号のタイミングデータの最小値T
1min を加算回路9に対して出力する。T1min は、パ
ターン発生器2から出力された前記パターン信号が、前
記複数の被測定デバイスのそれぞれを介して判定回路5
に入力され、更にレジスタ回路6に到達するまでの時間
を前記複数の被測定デバイスに対応するそれぞれの経路
毎に求めた値T1n (n は、被測定デバイスの番号〜
のいずれか)の内の最小値である。このT1min は、
補正データ回路8に格納される補正データによって補正
される。
【0035】補正データ回路8は、前記T1min に対す
る前記T1n の遅延時間TDLn (nは、被測定デバイス
の番号〜のいずれか)を前記複数の被測定デバイス
のそれぞれの経路毎に対応づけて補正データとして格納
しており、前記コントローラ3から入力される試験を行
っている被測定デバイスの番号データDn に応じて、該
当する番号の被測定デバイスに対応する補正データTDL
n を加算回路9に対して出力する。
【0036】加算回路9は、前記データ発生回路7から
入力されるタイミングデータの最小値T1min と、前記
補正データ回路8から入力される補正データTDLn とを
加算してタイミングデータの補正を行い、その結果をク
ロック発生器10に対して出力する。
【0037】クロック発生器10は、前記加算回路9か
ら入力される補正されたタイミングデータに基づいて、
ストローブ信号を発生してレジスタ回路6に対して出力
し、該ストローブ信号発生時に判定回路5からレジスタ
回路6に入力される電圧レベルデータをレジスタ回路6
内にラッチするよう制御する。このクロック発生器10
は、前記複数の被測定デバイスの各経路毎に補正したタ
イミングデータに基づいてストローブ信号を発生するこ
とができるため、各被測定デバイス間の測定誤差を生じ
ることなく試験を行うことができる。
【0038】次に、動作を説明する。以下、一例とし
て、被測定デバイスに対する試験を行う場合について
説明する。
【0039】まず、前記複数の被測定デバイスに対する
試験を行う際には、当該被測定デバイスに応じたタイミ
ングデータの最小値T1min がデータ発生回路7に格納
され、また、前記複数の被測定デバイスの各経路毎の補
正データTDLn (n は、被測定デバイスの番号〜の
いずれか)が補正データ回路8にそれぞれ格納される。
【0040】IC試験装置1による試験が開始される
と、コントローラ3は、前記複数の被測定デバイス〜
の内の、試験を行う被測定デバイスが被測定デバイス
であることを指示するコントロール信号をクロック発
生器4に対して出力して、被測定デバイスに対してク
ロック発生器4からイネーブル信号を出力させるように
制御し、クロック発生器4は、前記コントローラ3から
入力されるコントロール信号に応じて、被測定デバイス
のみに対して、該被測定デバイスをイネーブル状態
にするためのイネーブル信号を発生する。
【0041】また、コントローラ3は、試験を行ってい
る被測定デバイスの番号データD1 を補正データ回路
8に対して出力して、被測定デバイスの補正データを
補正データ回路8から加算回路9に転送するように制御
し、補正データ回路8は、前記コントローラ3から入力
される番号データD1 に応じて、前記T1min に対する
前記T11 の遅延時間TDL1 を補正データとして加算回
路9に対して出力する。
【0042】また、データ発生回路7は、クロック発生
器10が発生するクロック信号のタイミングデータの最
小値T1min を加算回路9に対して出力し、加算回路9
は、前記データ発生回路7から入力されるタイミングデ
ータの最小値T1min と、前記補正データ回路8から入
力される補正データTDLn とを加算してタイミングデー
タの補正を行い、その結果をクロック発生器10に対し
て出力する。
【0043】次いで、パターン発生器2は、各被測定デ
バイスを試験するために必要なパターン信号を成形し、
該パターン信号を前記複数の被測定デバイス〜の各
々に対して出力するが、前記クロック発生器4からイネ
ーブル信号が入力されているのは、被測定デバイスの
みであるので、前記パターン信号は、被測定デバイス
内部の回路を介して、判定回路5に対して出力される。
【0044】判定回路5は、被測定デバイスの出力端
子から出力される信号の電圧レベルを判定し、電圧レベ
ルデータとしてレジスタ回路6に転送する。
【0045】そして、クロック発生器10は、前記加算
回路9から入力される補正されたタイミングデータに基
づいて、ストローブ信号を発生してレジスタ回路6に対
して出力し、該ストローブ信号発生時に判定回路5から
レジスタ回路6に入力される電圧レベルデータをレジス
タ回路6内にラッチするよう制御し、レジスタ回路6
は、クロック発生器10から入力されるストローブ信号
のタイミングで、判定回路5から入力される電圧レベル
データを内部にラッチして保持する。
【0046】このクロック発生器10は、被測定デバイ
スの経路に適するように補正したタイミングデータに
基づいてストローブ信号を発生することができるため、
測定誤差を生じることなく試験を行うことができる。
【0047】以上説明したように、本実施の形態のIC
試験装置1によれば、データ発生回路7は、クロック発
生器10が発生するクロック信号のタイミングデータの
最小値T1min を加算回路9に対して出力し、補正デー
タ回路8は、前記T1min に対する前記T1n の遅延時
間TDLn を前記複数の被測定デバイスのそれぞれの経路
毎に対応づけて補正データとして格納しており、前記コ
ントローラ3から入力される試験を行っている被測定デ
バイスの番号データDn に応じて、該当する番号の被測
定デバイスに対応する前記遅延時間TDLn を加算回路9
に対して出力する。
【0048】そして、加算回路9は、前記データ発生回
路7から入力されるタイミングデータの最小値T1min
と、前記補正データ回路8から入力される補正データT
DLnとを加算してタイミングデータの補正を行い、その
結果をクロック発生器10に対して出力し、クロック発
生器10は、前記加算回路9から入力される補正された
タイミングデータに基づいて、ストローブ信号を発生し
てレジスタ回路6に対して出力し、該ストローブ信号発
生時に判定回路5からレジスタ回路6に入力される電圧
レベルデータをレジスタ回路6内にラッチするよう制御
する構成とした。
【0049】したがって、前記クロック発生器10は、
前記複数の被測定デバイスの各経路毎に補正したタイミ
ングデータに基づいてストローブ信号を発生することが
できるため、IC試験装置1は、各被測定デバイス毎の
経路間の測定誤差を生じることなく正確な試験を行うこ
とができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1及び請求項3記載の発明によれ
ば、前記複数の被測定デバイスの各経路毎に補正データ
によって補正されたタイミングデータに基づいて測定デ
ータを記憶手段に記憶できるため、各被測定デバイス毎
にタイミングデータに誤差があることによる測定誤差を
生じることなく正確な試験を行うことができる。
【0051】請求項2及び請求項4記載の発明によれ
ば、請求項1及び請求項3記載の発明の効果に加えて、
前記タイミングデータと前記補正データを加算すること
によって、前記タイミングデータの補正を行うため、各
被測定デバイス毎にタイミングデータに誤差があること
による測定誤差を生じることなく正確な試験を行うこと
が、簡単な演算によって可能となる。
【0052】請求項5記載の発明によれば、前記複数の
被測定デバイスの各経路毎に補正データによって補正さ
れたタイミングデータに基づいて測定データを記憶手段
に記憶するようにコンピュータを制御できるため、各被
測定デバイス毎にタイミングデータに誤差があることに
よる測定誤差を生じることなく正確な試験をコンピュー
タによって行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のIC試験装置1の回路
構成を示すブロック図。
【図2】従来のIC試験装置11の回路構成を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1 IC試験装置 2 パターン発生器 3 コントローラ 4 クロック発生器 5 判定回路 6 レジスタ回路 7 データ発生回路 8 補正データ回路 9 加算回路 10 クロック発生器 11 IC試験装置 12 パターン発生器 13 クロック発生器 14 クロック発生器 15 判定回路 16 レジスタ回路 17 データ発生回路 20 コントローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定デバイスを試験するための試験信号
    を生成して複数の被測定デバイスの各々に対して出力す
    る試験信号生成手段と、 前記複数の被測定デバイスの内の任意の被測定デバイス
    を選択して被測定状態に制御する選択手段と、 前記選択手段によって選択された被測定デバイスが、前
    記試験信号生成手段から入力された前記試験信号によっ
    て所定の動作を行って出力する測定信号を、記憶手段が
    記憶可能な測定データに変換する変換手段と、 この変換手段から入力される測定データを記憶する記憶
    手段と、 前記変換手段から前記記憶手段に測定データが入力され
    るタイミングを示すタイミングデータを格納し、該タイ
    ミングデータに基づいて、前記記憶手段が前記選択手段
    によって選択された被測定デバイスの試験結果を表す最
    適な測定データを記憶するタイミングを指示する指示手
    段と、 を備え、前記複数の被測定デバイスを並列に試験するI
    C試験装置において、 前記タイミングデータを前記複数の被測定デバイス毎に
    補正するための補正データを格納する補正データ格納手
    段を更に備え、 前記選択手段は、前記補正データ格納手段に格納された
    前記複数の被測定デバイス毎の補正データの中から前記
    選択された被測定デバイスに対応する補正データを選択
    して、前記指示手段に対して出力し、 前記指示手段は、前記選択手段から入力された補正デー
    タに基づいて前記タイミングデータを補正して前記記憶
    手段の記憶タイミングを指示することを特徴とするIC
    試験装置。
  2. 【請求項2】前記補正データは、前記タイミングデータ
    との差分を示すデータであり、 前記指示手段は、前記タイミングデータと前記補正デー
    タを加算して前記タイミングデータの補正を行う加算器
    を備えることを特徴とする請求項1記載のIC試験装
    置。
  3. 【請求項3】被測定デバイスを試験するための試験信号
    を生成して複数の被測定デバイスの各々に対して出力
    し、前記複数の被測定デバイスの内の任意の被測定デバ
    イスを選択して被測定状態に制御し、前記選択された被
    測定デバイスが、前記試験信号によって所定の動作を行
    って出力する測定信号を、記憶手段が記憶可能な測定デ
    ータに変換し、前記記憶手段に測定データが入力される
    タイミングを示すタイミングデータに基づいて、前記記
    憶手段が前記選択された被測定デバイスの試験結果を表
    す最適な測定データを記憶するタイミングを指示し、前
    記複数の被測定デバイスを並列に試験するIC試験装置
    における測定方法において、 前記タイミングデータを前記複数の被測定デバイス毎に
    補正するための補正データを補正データ格納手段に格納
    し、前記複数の被測定デバイス毎の補正データの中から
    前記選択された被測定デバイスに対応する補正データを
    選択して、該補正データに基づいて前記タイミングデー
    タを補正して前記記憶手段の記憶タイミングを指示する
    ことを特徴とするIC試験装置における測定方法。
  4. 【請求項4】前記補正データは、前記タイミングデータ
    との差分を示すデータであり、前記タイミングデータと
    前記補正データを加算して前記タイミングデータの補正
    を行うことを特徴とする請求項3記載のIC試験装置に
    おける測定方法。
  5. 【請求項5】コンピュータが実行可能なプログラムを格
    納した記憶媒体であって、 被測定デバイスを試験するための試験信号を生成して複
    数の被測定デバイスの各々に対して出力するためのコン
    ピュータが実行可能なプログラムコードと、 前記複数の被測定デバイスの内の任意の被測定デバイス
    を選択して被測定状態に制御するとともに、補正データ
    格納手段に格納された前記複数の被測定デバイス毎の補
    正データの中から前記選択された被測定デバイスに対応
    する補正データを選択するためのコンピュータが実行可
    能なプログラムコードと、 前記選択された被測定デバイスが、前記試験信号によっ
    て所定の動作を行って出力する測定信号を、記憶手段が
    記憶可能な測定データに変換するコンピュータが実行可
    能なプログラムコードと、 前記記憶手段に測定データが入力されるタイミングを示
    すタイミングデータを、前記選択された補正データに基
    づいて補正して、前記記憶手段が前記選択された被測定
    デバイスの試験結果を表す最適な測定データを記憶する
    タイミングを指示するためのコンピュータが実行可能な
    プログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
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