JPH1172264A - 空気調和機のノズル型吹出口構造 - Google Patents
空気調和機のノズル型吹出口構造Info
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- JPH1172264A JPH1172264A JP9233999A JP23399997A JPH1172264A JP H1172264 A JPH1172264 A JP H1172264A JP 9233999 A JP9233999 A JP 9233999A JP 23399997 A JP23399997 A JP 23399997A JP H1172264 A JPH1172264 A JP H1172264A
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Abstract
つ結露の生じないノズル型吹出口構造を提供する。 【解決手段】 図示しない空気調和機に接続されたダク
ト10にノズル型吹出口11が取付けられいる。ノズル
型吹出口11は吹出口本体11aとその基端部12aに
隙間設けて囲んだ外管13とから構成され、ノズル型吹
出口11から冷風25が吹出す際に、同時に吹出口本体
11aと外管13との隙間からカーテン用空気19が吹
出して、ノズル型吹出口11の露出部12b表面を先端
に向かって流れ、高温多湿の周辺空気23と直接に露出
部12b表面が接触しないので、ノズル型吹出口11の
露出部12b表面に結露が生じない。また、外管13を
ダクト10内に固定させているので、外管13の表面は
ダクト10内で同じ冷風25aに曝されているので、外
管13の表面に結露が生じない。
Description
に取付けられるノズル型吹出口構造に関する。
体育館、工場、作業場等の内部(以降室内と総称する)
に、冷風や空調空気を供給するために広く用いられてい
る。この場合、ノズル型吹出口は構造が簡単で、取付
け、運搬等が容易なために、ダクトに取付けて用いられ
ている。
の取付け状態を示す正面図である。図6に示すように、
空気調和機1のダクト2に3個のノズル型吹出口3が取
付けられて、図示しない室内に冷風が吹出される。しか
し、ノズル型吹出口3は一方では安定状態になるまで、
室内で外気等の高温多湿の周辺空気に曝されるおそれが
あり、他方では、ノズル型吹出口3は冷風の伝熱により
冷却されているので、露出部3aに接触した周辺空気は
露点以下の温度になり、露出部3の表面で凝固して結露
し、それが滴下してダクト近傍の床等を濡らすという問
題がある。
示すような断熱材等を用いたノズル型吹出口が知られて
いる。断熱材付きノズル型吹出口4は、アルミ箔を内皮
5、塩ビチューブを外皮6として、その間に断熱材7を
介在させて、内壁に鋼線8を巻き、ガラスクロス9で覆
っている。
吹出口4は高価であり、構造上重い等の問題があること
から、特開平5−141756号公報には、ノズル型吹
出口本体の表面に例えばポリウレタンフォーム製の断熱
カバーを設けて、ノズル型吹出口本体の表面と周辺空気
とを断熱することが開示されている。
ル型吹出口3は、露出部3aに結露が生じるおそれがあ
る。しかし、結露防止を目的とした断熱材付きノズル型
吹出口4では、高価であり、また構造上重い等から取付
け、運搬等の取扱いが煩雑である。
たノズル型吹出口は断熱材付きノズル型吹出口4に比べ
て改良されているが、空気調和機のダクトに多数のノズ
ル型吹出口を取付ける場合には、現地でノズル型吹出口
にその都度断熱カバーを取付ける作業が必要であり、煩
雑である。また、基端部に断熱カバーの隙間が生じ易
く、その個所に結露を生じ易い。
たものであり、簡単な構造で、取扱いが容易で、且つ結
露の生じないノズル型吹出口構造を提供することを目的
とする。
クトに突出して取付けられるノズル型吹出口であつて、
前記ノズル型吹出口は、吹出口本体と、その基端部に隙
間を設けて囲んだ外管とから構成され、該外管は前記ダ
クト内に固定されて、吹出口本体から冷風が吹出す際
に、同時に吹出口本体と外管との隙間からカーテン用空
気が吹出すようにしたことを特徴とする空気調和機の吹
出口構造である。
が設けることが好ましい。本発明によれば、ノズル型吹
出口から冷風が吹出す際に、同時に吹出口本体と外管と
の隙間からカーテン用空気が吹き吹出して、ノズル型吹
出口の露出部表面を先端に向かって流れ、高温多湿の周
辺空気と直接に露出部表面が接触しないので、ノズル型
吹出口の露出部表面に結露が生じない。
述する。
和機のダクトに取付けたノズル型吹出口構造の断面図で
あり、図2は図1に示すノズル型吹出口構造の斜視図で
ある。
調和機に接続されたダクト10にノズル型吹出口11が
取付けられている。ノズル型吹出口11は吹出口本体1
1aとその基端部12aに隙間を設けて囲んだ外管13
とから構成されている。
ミまたは鋼製のものが用いられ、スポット溶接等で一体
的にされる。これらのものは安価で取扱いが容易であ
る。
んだのば、隙間から吹出した細矢印で流れを示すカーテ
ン用空気19が層流となつて、吹出口本体11aの露出
部12bの表面を先端に向かって流れるようにするため
である。
て、露出部12bの表面を流れればよく、一般に1〜2
mm程度が用いられる。
は、外管13の表面を細矢印で流れを示す高温多湿の周
辺空気23に接触させないためである。外管13の表面
はダクト10内で同じ太矢印で流れを示す冷風25に曝
されているので、外管13の表面に結露が生じない。
19が層流になればよく、ダクト10の大きさ等によっ
て、適宜決めることができる。
けた空気調和機による空調の状態の説明図である。
本発明によるノズル型吹出口11が給気ダクト10aに
取付けられている。給気ダクト10aの他端は空気調和
機15に接続された給気ファン16aに接続されてい
る。空気調和機15には室内14からの還気ダクト10
bが接続されている。また、外気を取込む外気ダクト1
0cが接続されている。空気調和機15内には図示しな
い冷却コイル、加熱コイル、フィルター等が内蔵されて
おり、所定の冷風等を送風できるようになっている。
10dに取付けられて排気ファン16bによって適宜排
気されている。上記のような室内14の空調において、
ノズル型吹出口11の露出部12bの結露の状態を湿り
空気線図を用いて説明する。
気の絶対湿度(kg/kgDA)をとった湿り空気線図
であり、相対湿度(%)が記入されている。
は不飽和空気であり、左側は露入り空気を示す。絶対湿
度(kg/kgDA)直線と飽和空気曲線Lとの交点は
露点温度を示す。
℃、相対湿度60%を示す。室内14を空調する前は室
内14の周辺空気23が対応するものである。Q点の空
気は室内14の空調設定の空気で温度26℃、相対湿度
50%の高温多湿の空気である。
気で空調された室内14でも、P点、Q点を結ぶ線上の
点の空気で変動する。
温多湿の空気である。空気調和機15では上記室内14
をQ点の空気に調整するために、ノズル型吹出口11か
らB点で示す16℃の冷風が吹出される。ここでは適正
な相対湿度50%にし易いように、飽和空気が用いられ
る。
口3の場合では、露出部3aがP点(空調開始時点)、
R点(空調中)の空気と直接に接触するので、例えばR
点の空気ではB点で示す16℃に近いM点まで温度が下
がり、露点以下となり、凝縮して結露する。
は、カーテン用空気19が露出部12bの表面を連続的
に層流になって先端方向に流れ、P点、R点の空気と直
接に接触しないので、代わりに冷風と同じ程度のS点に
示すカーテン用空気19が接触するので、露出部12b
の表面は結露しない。
20を用いた場合は、B点で示す空気を加温しているの
で、絶対湿度が同じ又はそれ以下であり、例えば18
℃、19℃に加温したX点、Y点に示す空気は露出部1
2bに接触しても、露点以下にならないので、露出部1
2bの表面は結露しない。
図である。図5に示すように、ダクト10内に固定した
外管13は内壁に加熱手段21を設けている。加熱手段
21には取扱いの容易な発熱シート22を用いている。
ここでは冷風の温度を高くしてカーテン用空気20とし
ている。加熱手段21はこれに限定されるものではな
く、ヒータ等でもよい。
を加温したものであり、絶対湿度が冷風と同じか又はそ
れ以下であり、図4で述べたように、カーテン用空気2
0が露出部12bに接触しても、露点以下にならないの
で、露出部12bの表面は結露しない。
の露出部12bの表面に吹出し、細矢印に示すように層
流になって表面を先端に向かって流れる。そのために、
周辺空気23が高温多湿の空気であつても、露出部12
bの表面に直接接触しないので、露出部12bの表面は
結露しない。
れる。制御器24には外気、室内の空気の温度、湿度等
を測定する温度センサー17a、湿度センサー18a等
からの測定値が入力され、それらの測定値に基いて、カ
ーテン用空気20が適正な温度に加温される。
型吹出口がノズル型吹出口本体とその基端部を囲む外管
とから構成され、且つ外管をダクト内に固定させて、室
内に露出させないので、外管は層流を形成するに足る長
さの短管でよく、ノズル型吹出口は構造上軽量にでき、
取付け、運搬等の取扱いが容易である。また、外管が室
内に露出していないので、重々しくなく、外観も良好で
ある。
構造によって、施工が容易でコストも低減でき、且つ室
内空気が高温多湿の空気であっても、ノズル型吹出口の
露出部表面に結露を生じない。
造の断面図である。
いた場合の空調の状態の説明図である。
る概略空気線図である。
構造の断面図である
吹出口の正面図である。
断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 空気調和機のダクトに突出して取付けら
れるノズル型吹出口であつて、前記ノズル型吹出口は、
吹出口本体と、その基端部に隙間を設けて囲んだ外管と
から構成され、該外管は前記ダクト内に固定されて、吹
出口本体から冷風が吹出す際に、同時に吹出口本体と外
管との隙間からカーテン用空気が吹出すようにしたこと
を特徴とする空気調和機のノズル型吹出口構造。 - 【請求項2】 外管の内壁に加熱手段が設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の空気調和機のノズル型
吹出口構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9233999A JPH1172264A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 空気調和機のノズル型吹出口構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9233999A JPH1172264A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 空気調和機のノズル型吹出口構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1172264A true JPH1172264A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=16963975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9233999A Pending JPH1172264A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 空気調和機のノズル型吹出口構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1172264A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU729725B2 (en) * | 1998-12-28 | 2001-02-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Air conditioner |
JP2005331208A (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-02 | Kuken Kogyo Co Ltd | 吹出口装置 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP9233999A patent/JPH1172264A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU729725B2 (en) * | 1998-12-28 | 2001-02-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Air conditioner |
JP2005331208A (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-02 | Kuken Kogyo Co Ltd | 吹出口装置 |
JP4533664B2 (ja) * | 2004-05-21 | 2010-09-01 | 空研工業株式会社 | 吹出口装置 |
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