JPH1171418A - (メタ)アクリル系プレミックス、(メタ)アクリル系smc又はbmc、及び(メタ)アクリル系人工大理石の製造方法 - Google Patents
(メタ)アクリル系プレミックス、(メタ)アクリル系smc又はbmc、及び(メタ)アクリル系人工大理石の製造方法Info
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- JPH1171418A JPH1171418A JP10170078A JP17007898A JPH1171418A JP H1171418 A JPH1171418 A JP H1171418A JP 10170078 A JP10170078 A JP 10170078A JP 17007898 A JP17007898 A JP 17007898A JP H1171418 A JPH1171418 A JP H1171418A
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Abstract
耐熱水性等の良好な(メタ)アクリル系人工大理石の原
料として有用な(メタ)アクリル系プレミックス、高温
成形に適し、成形加工性に優れ、増粘性が良好な、(メ
タ)アクリル系人工大理石の原料として特に有用な(メ
タ)アクリル系SMC又はBMC、及び、生産性が高
く、成形外観、寸法安定性、耐熱水性等の良好な(メ
タ)アクリル系人工大理石の製造方法の提供。 【解決手段】 ビシクロ環を持つエステル基を有する
(メタ)アクリレート、又はこれを含有する単量体混合
物(a)及び(メタ)アクリル系重合体(b)を含有す
る(メタ)アクリル系樹脂組成物(A)、無機充填剤
(B)、及び硬化剤(C)を含有する(メタ)アクリル
系プレミックス。該(メタ)アクリル系プレミックスに
増粘剤(E)を含有する(メタ)アクリル系SMC又は
BMC。該(メタ)アクリル系SMC又はBMCを10
0〜150℃の範囲で加熱加圧硬化することを特徴とす
る、(メタ)アクリル系人工大理石の製造方法。
Description
れ、成形外観、寸法安定性、耐熱水性等の良好な(メ
タ)アクリル系人工大理石の原料として有用な(メタ)
アクリル系プレミックス、高温成形に適し、成形加工性
に優れ、増粘性が良好な、(メタ)アクリル系人工大理
石の原料として特に有用な(メタ)アクリル系SMC又
はBMC、及び、生産性が高く、成形外観、寸法安定
性、耐熱水性等の良好な(メタ)アクリル系人工大理石
の製造方法に関するものである。
ニウム等の無機充填剤を配合した(メタ)アクリル系人
工大理石は、優れた成形外観、柔らかな手触り及び耐候
性等の各種の卓越した機能特性を有しており、キッチン
カウンター等のカウンター類、洗面化粧台、防水パン、
その他建築用途に広く使用されている。これらは一般
に、(メタ)アクリル系シラップに無機充填剤を分散さ
せたいわゆるプレミックスを成形型内に充填し、これを
比較的低温で硬化重合させる方法で製造されている。し
かし、この(メタ)アクリル系シラップは沸点が低いた
め、硬化温度を低くせざるを得ず、これに起因して成形
時間に長時間を要するため生産性が低く、また、プレミ
ックスの型内への充填性に問題があるために、成形品の
形状が制限されるという欠点を有する。
プを増粘剤で増粘させて得られるシート・モールディン
グ・コンパウンド(以下、SMCと示す)又はバルク・
モールディング・コンパウンド(以下、BMCと示す)
を100℃以上の高温で加熱加圧成形することによっ
て、アクリル系人工大理石を製造する検討が従来よりな
されている。
は、メチルメタクリレートを主成分とする(メタ)アク
リル系シラップに水酸化アルミニウムを配合した(メ
タ)アクリル系BMCを115℃の高温で加熱加圧成形
して人工大理石を製造する方法が開示されている。
法で(メタ)アクリル系人工大理石を製造しようとする
と、メチルメタクリレートの沸点(100℃)以上で成
形するため、金型内でメチルメタクリレートの蒸気が発
生し、成形物表面がメチルメタクリレート蒸気で侵さ
れ、侵された部分の光沢が低下し、光沢ムラが生じると
いう不具合が発生しやすい。また、ここに開示されてい
るアクリル系SMC又はBMCを用いて人工大理石を製
造しようとすると、重合時の収縮によって、成形物表面
にヒケが発生したり、成形品寸法が金型よりも非常に小
さくなり、成形品寸法公差からはずれるという不具合が
発生しやすい。このような傾向は、さらに生産速度を上
げるために硬化温度を高くした場合に特に顕著となる。
さらに、特開平6−313019号公報に開示されてい
るような(メタ)アクリル系人工大理石は、耐熱水性に
劣る傾向にあり、特に高度な耐熱水性が要求されるバス
タブ用の用途には、使用が困難である。また、ここに記
載されている(メタ)アクリル系SMC又はBMCは、
増粘させるために長時間(24時間以上)の熟成が必要
であり、生産性が低いという問題点を有する。
は、高沸点モノマーを使用した(メタ)アクリル系バイ
ンダー樹脂5〜15重量%と、天然石粒子85〜95重
量%とからなる建築材料用の平板上の人工石が開示され
ている。しかしながら、ここに開示されている組成物
は、無機充填剤量が多いために、いわゆる大理石調の深
みのある高級な質感や柔らかみのある触感等が無い。ま
た、無機充填剤量が多いために材料の流動性が悪く、複
雑な形状の成形品が得にくい。
ムラのない成形外観が得られる、寸法安定性、耐熱水性
等の良好な(メタ)アクリル系人工大理石の原料として
有用な(メタ)アクリル系プレミックス、高温成形に適
し、成形加工性に優れ、増粘性が良好な、(メタ)アク
リル系人工大理石の原料として特に有用な(メタ)アク
リル系SMC又はBMC、及び、生産性が高く、成形外
観、寸法安定性、耐熱水性等の良好な(メタ)アクリル
系人工大理石の製造方法を提供することである。
について検討した結果、(メタ)アクリル系樹脂組成物
として特定構造のエステル基を有する(メタ)アクリレ
ートを含有させることによって、成形品の線収縮率が低
く、寸法安定性、耐熱水性等が良好であり、光沢ムラの
ない成形外観が得られる、成形加工性に優れた(メタ)
アクリル系人工大理石の原料として有用な(メタ)アク
リル系プレミックスを見いだし、さらに、この(メタ)
アクリル系プレミックスに増粘剤を含有させることによ
って、高温成形に適し、成形加工性に優れた、(メタ)
アクリル系人工大理石の原料として特に有用な(メタ)
アクリル系SMC又はBMCを見いだし、及び、生産性
が高く、成形外観、寸法安定性、耐熱水性等に優れた
(メタ)アクリル系人工大理石の製造方法を見いだし、
本発明を完成させた。
ステル基を有する(メタ)アクリレート、又はこれを含
有する単量体混合物(a)及び(メタ)アクリル系重合
体(b)を含有する(メタ)アクリル系樹脂組成物
(A)100重量部、無機充填剤(B)1〜500重量
部、及び、硬化剤(C)0.01〜20重量部を含有す
ることを特徴とする(メタ)アクリル系プレミックスに
関するものであり、該(メタ)アクリル系プレミックス
と、増粘剤とを含有してなることを特徴とする(メタ)
アクリル系SMC又はBMCに関するものであり、該
(メタ)アクリル系SMC又はBMCを100〜150
℃の範囲で加熱加圧硬化することを特徴とする(メタ)
アクリル系人工大理石の製造方法に関するものであり、
該(メタ)アクリル系SMC又はBMCを加熱加圧硬化
することによって得られる、線収縮率が0.9%以下の
(メタ)アクリル系人工大理石の製造方法に関するもの
である。
ミックスは、ビシクロ環を持つエステル基を有する(メ
タ)アクリレート、又はこれを含有する単量体混合物
(a)及び(メタ)アクリル系重合体(b)を含有する
(メタ)アクリル系樹脂組成物(A)、無機充填剤
(B)、及び、硬化剤(C)から構成される。
(A)を構成する(a)成分として使用する、ビシクロ
環を持つエステル基を有する(メタ)アクリレート、又
はこれを含有する(メタ)アクリル系単量体混合物は、
本発明の(メタ)アクリル系プレミックスに優れた成形
加工性を付与し、成形品に光沢ムラのない成形外観、優
れた寸法安定性、優れた耐熱水性を付与するための成分
である。
を持つエステル基を有する(メタ)アクリレートとして
は、例えば、ノルボルニル(メタ)アクリレート、イソ
ボルニル(メタ)アクリレート、ビシクロ[3.3.
1]ノニル−9−(メタ)アクリレート、ビシクロ
[3.2.1]オクチル−2−(メタ)アクリレート等
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。ま
た、これらは必要に応じて単独で使用しても良いし、2
種以上を併用して使用しても良い。特に、コストの面か
らは、イソボルニル(メタ)アクリレートが好ましい。
タ)アクリレートは、本発明で用いる(メタ)アクリル
系樹脂組成物(A)中に、5〜90重量%の範囲内で含
有させることが好ましい。この範囲内で含有させれば、
得られる成形品の光沢ムラがなくなる傾向にあり、ま
た、得られる成形品の線収縮率が低くなり寸法安定性が
良好になる傾向にあり、かつ、成形品の耐熱水性が良好
となる傾向にある。ビシクロ環を持つエステル基を有す
る(メタ)アクリレートの使用量の下限値は、10重量
%以上がより好ましく、15重量%以上がさらに好まし
く、20重量%以上が特に好ましい。また、上限値は、
85重量%以下がより好ましく、80重量%以下がさら
に好ましく、75重量%以下が特に好ましい。
の単量体としては、単官能単量体及び多官能単量体が挙
げられる。
えば、メチルメタクリレート、炭素数2〜20のアルキ
ル基を有するアルキル(メタ)アクリレート、シクロヘ
キシル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アク
リレート、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、
トリシクロ[5・2・1・02,6]デカニル(メタ)ア
クリレート、2,2,2−トリフルオロエチル(メタ)
アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリ
レート、ベンジル(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リル酸、(メタ)アクリル酸金属塩、フマル酸、フマル
酸エステル、マレイン酸、マレイン酸エステル、芳香族
ビニル、酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸アミド、(メ
タ)アクリロニトリル、塩化ビニル、無水マレイン酸等
の単官能性単量体が挙げられる。
以上を併用して使用することができるが、中でも(メ
タ)アクリル系単官能性単量体が、得られる成形品の成
形外観が良好となる傾向にあり好ましい。
とは、得られる成形品に大理石特有の深みを付与するこ
とができ、成形外観が良好となる傾向にあるので好まし
い。この場合、メチルメタクリレートの使用量は、特に
制限されないが、(メタ)アクリル系樹脂組成物(A)
中に、50重量%以下の範囲内で使用することが好まし
い。この範囲内で使用すると、得られる成形品の光沢ム
ラがなくなる傾向にある。より好ましくは40重量%以
下の範囲内であり、特に好ましくは35重量%以下の範
囲内である。
られる成形品に優れた強度、耐溶剤性、耐熱性、寸法安
定性等を付与される傾向にあるので好ましい。
例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3
−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4
−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6
−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ジメチロ
ールエタンジ(メタ)アクリレート、1,1−ジメチロ
ールプロパンジ(メタ)アクリレート、2,2−ジメチ
ロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメ
タントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタ
ンジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ
(メタ)アクリレート、及び、(メタ)アクリル酸と多
価アルコール[ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリス
リトール等]との多価エステル、ジビニルベンゼン、ト
リアリールイソシアヌレート、アリール(メタ)アクリ
レート等の多官能性単量体が挙げられる。
良いし、あるいは二種以上を併用して使用することがで
きる。
グリコールジメタクリレート及び/又は1,3−ブチレ
ングリコールジメタクリレートを使用することは、きわ
めて表面光沢の優れた成形品が得られ、かつ成形品の耐
熱水性が良好となる傾向にあるので好ましい。この場
合、ネオペンチルグリコールジメタクリレート及び/又
は1,3−ブチレングリコールジメタクリレートと他の
多官能性単量体を併用しても良い。
されないが、上記の効果を有効に得るためには、本発明
の(メタ)アクリル系プレミックスを構成する(A)成
分中に1〜50重量%の範囲で使用することが好まし
い。より好ましくは3〜40重量%の範囲であり、特に
好ましくは5〜30重量%の範囲である。
(A)の(b)成分として使用する(メタ)アクリル系
重合体は、(メタ)アクリル系単量体を主成分として重
合してなる重合体である。
るために使用される重合用単量体としては、例えば、先
の(a)成分で例示した各種単量体をそのまま適用する
ことができる。それら各種単量体は、必要に応じて、単
独で使用して単独重合体を得ても良いし、二種以上を併
用して共重合体を得ても良いし、さらに必要に応じて多
官能性単量体を共重合させて架橋重合体を得ても良い。
体でも良く、必要に応じて適宜選択することができる
が、得られる(メタ)アクリル系プレミックスの流動性
や成形品の機械的強度を考慮に入れると、その重量平均
分子量は、15,000〜300,000の範囲、より
好ましくは、25,000〜250,000の範囲であ
る。(b)成分の重量平均分子量の下限値は25,00
0以上がより好ましく、上限値は250,000以下が
より好ましい。
乳化重合法、懸濁重合法等の公知の重合法により製造す
ることができる。
を得るには、(メタ)アクリル系樹脂組成物(A)は、
(a)成分と(b)成分の使用量を適宜選択して用いれ
ばよく、特に限定されるものではない。
の作業性、及びこの(メタ)アクリル系プレミックスを
(メタ)アクリル系人工大理石の原料として使用した場
合の機械的強度等の物性を考慮に入れると、(a)成分
の使用量は、(メタ)アクリル系樹脂組成物(A)中
に、10〜90重量%の範囲内が好ましい。(a)成分
の使用量の下限値は、15重量%以上がより好ましく、
20重量%以上が特に好ましい。また、(a)成分の使
用量の上限値は、85重量%以下がより好ましく、80
重量%以下が特に好ましい。
ックスの作業性、及び、この(メタ)アクリル系プレミ
ックスを(メタ)アクリル系人工大理石の原料として使
用した場合の機械的強度等の物性を考慮に入れると、
(b)成分の使用量は、(メタ)アクリル系樹脂組成物
(A)中に、10〜90重量%の範囲内が好ましい。
(b)成分の使用量の下限値は15重量%以上がより好
ましく、20重量%以上が特に好ましい。また、(b)
成分の使用量の上限値は85重量%以下がより好まし
く、80重量%以下が特に好ましい。
系樹脂組成物(A)は、(a)成分中に(b)成分を溶
解したものでも良いし、(a)成分を部分重合すること
によって(a)成分中にその重合体である(b)成分を
生成したものでも良いし、あるいは、この部分重合した
ものにさらに(a)成分を添加したもの、又は部分重合
したものにさらに(b)成分を添加したものでも良い。
を構成する(B)成分である無機充填剤は、得られる成
形品の耐熱性、線収縮率を低くし、大理石調の深みのあ
る質感を付与するために用いる。
に限定されないが、具体例として、例えば、水酸化アル
ミニウム、シリカ、溶融シリカ、炭酸カルシウム、硫酸
バリウム、酸化チタン、リン酸カルシウム、タルク、マ
イカ、クレー、ガラスパウダー等が挙げられる。
ックスを人工大理石用成形材料として使用する場合に
は、これらのうち、特に、水酸化アルミニウム、シリ
カ、溶融シリカ、炭酸カルシウム、ガラスパウダーが好
ましい。
(メタ)アクリル系樹脂組成物(A)100重量部に対
して、1〜500重量部の範囲内である。この使用量を
1重量部以上とすることによって、得られる成形品の耐
熱水性が良好となるとともに線収縮率が低くなる傾向に
ある。またこの使用量を500重量部以下とすることに
よって、成形品に大理石調の深みのある良好な質感が付
与される傾向にある。(B)成分の使用量の下限値は5
0重量部以上がより好ましく、100重量部以上が特に
好ましい。また、(B)成分の使用量の上限値は350
重量部以下がより好ましく、250重量部以下が特に好
ましい。
を構成する(C)成分である硬化剤は、特に限定される
ものではなく、例えば、有機過酸化物、アゾ化合物等の
ラジカル重合開始剤を使用できる。
ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート(化
薬アクゾ(株)製、商品名パーカドックス16、10時
間半減期温度=44℃)、t−ブチルパーオキシ−2−
エチルヘキサノエート(日本油脂(株)製、商品名パー
ブチルO、10時間半減期温度=72℃)、ベンゾイル
パーオキサイド(化薬アクゾ(株)製、商品名カドック
スB−CH50、10時間半減期温度=72℃)、t−
ブチルパーオキシイソブチレート(日本油脂(株)製、
商品名パーブチルIB、10時間半減期温度=77
℃)、ジ−t−ブチルパーオキシ−2−メチルシクロヘ
キサン(日本油脂(株)製、商品名パーヘキサMC、1
0時間半減期温度=83℃)、1,1−ビス(t−アミ
ルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
(化薬アクゾ(株)製、商品名KD−2、10時間半減
期温度=86℃)、1,1,3,3−テトラメチルブチ
ルパーオキシ−3,3,5−トリメチルヘキサノエート
(化薬アクゾ(株)製、商品名KD−78、10時間半
減期温度=86℃)、1,1−ビス(t−ヘキシルパー
オキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン(日本
油脂(株)製、商品名パーヘキサTMH、10時間半減
期温度=87℃)、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオ
キシ)シクロヘキサン(日本油脂(株)製、商品名パー
ヘキサHC、10時間半減期温度=87℃)、1,1−
ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチル
シクロヘキサン(日本油脂(株)製、商品名パーヘキサ
3M、10時間半減期温度=90℃)、1,1−ビス
(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン(日本油脂
(株)製、商品名パーヘキサC、10時間半減期温度=
91℃)、2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパー
オキシシクロヘキシル)プロパン(日本油脂(株)製、
商品名パーテトラA、10時間半減期温度=95℃)、
t−アミルパーオキシ−3,3,5−トリメチルヘキサ
ノエート(化薬アクゾ(株)製、商品名カヤエステルA
N、10時間半減期温度=95℃)、1,1−ビス(t
−ブチルパーオキシ)シクロドデカン(日本油脂(株)
製、商品名パーヘキサCD、10時間半減期温度=95
℃)、t−ヘキシルパーオキシイソプロピルカーボネー
ト(日本油脂(株)製、商品名パーヘキシルI、10時
間半減期温度=95℃)、ジエチレングリコール−ビス
(t−ブチルパーオキシカーボネート)(化薬アクゾ
(株)製、商品名カヤレンO−50、10時間半減期温
度=97℃)、1,6−ビス(t−ブチルパーオキシカ
ルボニルオキシ)ヘキサン(化薬アクゾ(株)製、商品
名カヤレン6−70、10時間半減期温度=97℃)、
t−ブチルパーオキシラウレート(日本油脂(株)製、
商品名パーブチルL、10時間半減期温度=98℃)、
t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルカーボネー
ト(日本油脂(株)製、商品名パーブチルE、10時間
半減期温度=99℃)、t−ブチルパーオキシイソプロ
ピルカーボネート(日本油脂(株)製、商品名パーブチ
ルI、10時間半減期温度=99℃)、t−ヘキシルパ
ーオキシベンゾエート(日本油脂(株)製、商品名パー
ヘキシルZ、10時間半減期温度=99℃)、t−アミ
ルパーオキシベンゾエート(化薬アクゾ(株)製、商品
名KD−1、10時間半減期温度=100℃)、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキ
サン(日本油脂(株)製、商品名パーヘキサ25Z、1
0時間半減期温度=100℃)、t−ブチルパーオキシ
−3,3,5−トリメチルヘキサノエート(化薬アクゾ
(株)製、商品名トリゴノックス42、10時間半減期
温度=100℃)、t−ブチルパーオキシアセテート
(日本油脂(株)製、商品名パーブチルA−50、10
時間半減期温度=102℃)、t−ブチルパーオキシベ
ンゾエート(日本油脂(株)製、商品名パーブチルZ、
10時間半減期温度=104℃)、2,2−ビス(t−
ブチルパーオキシ)ブタン(日本油脂(株)製、商品名
パーヘキサ22、10時間半減期温度=103℃)、n
−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレ
レート(日本油脂(株)製、商品名パーヘキサV、10
時間半減期温度=105℃)、ジクミルパーオキサイド
(日本油脂(株)製、商品名パークミルD、10時間半
減期温度=116℃)、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン(日本油脂(株)
製、商品名パーヘキサ25B、10時間半減期温度=1
18℃)、t−ブチルクミルパーオキサイド(日本油脂
(株)製、商品名パーブチルC、10時間半減期温度=
120℃)、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソ
プロピル)ベンゼン(化薬アクゾ(株)製、商品名パー
カドックス14、10時間半減期温度=121℃)、ジ
ブチルパーオキサイド(日本油脂(株)製、商品名パー
ブチルD、10時間半減期温度=124℃)、ラウロイ
ルパーオキサイド(日本油脂(株)製、パーロイルL、
61.6℃)、t−ブチルヒドロパーオキサイド(日本
油脂(株)製、パーブチルH、166.5℃)等の有機
過酸化物;2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロ
ニトリル)(和光純薬工業(株)製、商品名V−65、
10時間半減期温度=51℃)、2,2’−アゾビスイ
ソブチロニトリル(和光純薬工業(株)製、商品名V−
60、10時間半減期温度=65℃)、1,1’−アゾ
ビス(シクロヘキサン−1−カーボニトリル)(和光純
薬工業(株)製、商品名V−40、10時間半減期温度
=88℃)等のアゾ化合物が挙げられる。これらは単独
で用いても良いし、2種以上を併用しても用いても良
い。
が75℃以上である硬化剤を使用すると、(メタ)アク
リル系プレミックスの保存安定性が良好となり、得られ
る成形品の透明性も高くなる傾向にあるため好ましい。
また、硬化時間を短縮できるという点では、(C)成分
は10時間半減期温度が125℃以下である硬化剤を使
用することが好ましい。(C)成分の10時間半減期温
度の下限値は80℃以上がより好ましく、85重量%以
上が特に好ましい。また、(C)成分の10時間半減期
温度の上限値は120℃以下がより好ましく、115℃
以下が特に好ましい。
系樹脂組成物(A)100重量部に対して、0.01〜
20重量部の範囲内である。この使用量を0.01重量
部以上とすることによって、(メタ)アクリル系プレミ
ックスの硬化性が十分となる傾向にあり、20重量部以
下とすることによって、(メタ)アクリル系プレミック
スの保存安定性が良好となる傾向にある。(C)成分の
使用量の下限値は0.1重量部以上がより好ましく、ま
た、上限値は10重量部がより好ましい。
ックスは、(A)〜(C)成分の他に、さらに無機充填
剤含有樹脂粒子(D)を配合することができる。この
(D)成分を本発明の(メタ)アクリル系プレミックス
に配合して成形を行うことにより、石目模様を有する御
影石調人工大理石を得ることができる。
特に限定はされないが、本発明の(メタ)アクリル系プ
レミックス100重量部に対して0.1〜200重量部
の範囲であることが好ましい。これは、無機充填剤含有
樹脂粒子(D)の使用量を0.1重量部以上とすること
によって、意匠性の良い石目模様が得られる傾向にあ
り、200重量部以下とすることによって、アクリル系
プレミックスの製造時における混練性が良好となる傾向
にあるためである。無機充填剤含有樹脂粒子(D)の使
用量の下限値は、1重量%以上がより好ましく、上限値
は100重量%以下がより好ましい。
樹脂は、メチルメタクリレートに溶解しない樹脂ならば
特に限定されるものではなく、例えば、架橋(メタ)ア
クリル樹脂、架橋ポリエステル樹脂、架橋スチレン樹脂
などを挙げることができる。本発明の構成成分である
(メタ)アクリル系樹脂組成物(A)との親和性が高
く、光沢ムラのない美しい外観をした成形品が得られる
ことから、架橋(メタ)アクリル樹脂が好ましい。この
架橋(メタ)アクリル樹脂は、非架橋(メタ)アクリル
系重合体を含有するものでも良い。
無機充填剤の使用量は、無機充填剤含有樹脂粒子を構成
する樹脂100重量部に対して1〜500重量部の範囲
であることが好ましい。無機充填剤の使用量を1重量部
以上とすると、得られる成形品の耐熱性等が良好とな
り、また、無機充填剤の使用量を500重量部以下とす
ると成形品に大理石調の深みのある良好な質感を付与す
ることが可能となる傾向にある。
例えば、水酸化アルミニウム、シリカ、溶融シリカ、炭
酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、リン酸カル
シウム、タルク、クレー、ガラスパウダー等の無機充填
剤が挙げられ、必要に応じて適宜使用することができ
る。特に、御影石調人工大理石用を製造する場合には、
無機充填剤として、水酸化アルミニウム、シリカ、溶融
シリカ、炭酸カルシウム、ガラスパウダーを用いると、
その効果がでるので好ましい。
は特に限定されないが、例えば、熱プレス法、注型法な
どによって重合硬化して得られる無機充填剤入りの樹脂
成型物を粉砕し、ふるいにより分級する方法が挙げられ
る。例えば、(メタ)アクリル系人工大理石を粉砕し、
分級することにより得られる無機充填剤含有樹脂粒子の
使用が好ましい。本発明において無機充填剤含有樹脂粒
子(D)は、一種、あるいは色や粒子径の異なる2種以
上を混合して使用することができる。また、無機充填剤
含有樹脂粒子(D)の粒子径は、成形品の肉厚以下であ
れば特に限定されない。
に増粘剤(E)を必要に応じて適宜含有させることによ
って、アクリル系SMC又はBMCとして使用すること
ができる。(メタ)アクリル系SMC又はBMCとする
場合に使用する増粘剤(E)は、特に限定されるもので
はなく、必要に応じて適宜選択することができ、例え
ば、先に述べた無機充填剤含有樹脂粒子(D)を増粘剤
として使用することもでき、酸化マグネシウム粉末や重
合体粉末等を使用することもできる。
特に限定されないが、本発明の(メタ)アクリル系プレ
ミックスの構成成分である(メタ)アクリル系樹脂組成
物(A)100重量部に対して、0.1〜100重量部
の範囲内であることが好ましい。この増粘剤(E)の使
用量が0.1重量部以上であると、高い増粘効果が発現
される傾向にあり、また、この使用量が100重量部以
下であると、アクリル系プレミックス中での増粘剤
(E)の分散性が良好になり、かつ、コスト的に有利に
なる傾向にあるためである。この増粘剤(E)の使用量
の下限値は1重量部以上がより好ましく、また、上限値
は80重量部以下がより好ましい。
るには、増粘剤(E)として、重合体粉末を用いること
が好ましい。ここでいう重合体粉末は、非架橋重合体粉
末でも架橋重合体粉末であっても良いが、非架橋重合体
粉末であることが好ましい。これは、重合体粉末が非架
橋重合体粉末であることによって、十分な増粘効果が短
時間で得られ、この重合体粉末を含む(メタ)アクリル
系SMC又はBMCを御影石調人工大理石の製造に使用
する際には、石目模様の鮮明性が良くなり、また、石目
の模様ムラがなくなる傾向にあるためである。このよう
な傾向は、非架橋重合体粉末が(メタ)アクリル系プレ
ミックス中で膨潤した後、すみやかにその一部または全
部が、室温においても溶解することに起因すると考えら
れる。
とは、少なくとも表層部が非架橋重合体から構成されて
いる重合体粉末のことである。
々のものを必要に応じて適宜選択して使用でき、特に限
定されるものではないが、本発明の(メタ)アクリル系
人工大理石を得る場合には、成形品の外観等の点から、
(メタ)アクリル系重合体であることが好ましい。
して、例えば、炭素数1〜20のアルキル基を有するア
ルキル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)
アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、ヒド
ロキシアルキル(メタ)アクリレート、トリシクロ[5
・2・1・02,6]デカニル(メタ)アクリレート、
2,2,2−トリフルオロエチル(メタ)アクリレー
ト、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ベ
ンジル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、
(メタ)アクリル酸金属塩、フマル酸、フマル酸エステ
ル、マレイン酸、マレイン酸エステル、芳香族ビニル、
酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸アミド、(メタ)アク
リロニトリル、塩化ビニル、無水マレイン酸等の単官能
性単量体;エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、
1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
1,4−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ジ
メチロールエタンジ(メタ)アクリレート、1,1−ジ
メチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、2,2−
ジメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメ
チロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロ
ールメタントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロー
ルメタンジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコ
ールジ(メタ)アクリレート、及び、(メタ)アクリル
酸と多価アルコール[ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ペンタエリスリトール、ジペンタ
エリスリトール等]の多価アルコールとの多価エステ
ル、ジビニルベンゼン、トリアリールイソシアヌレー
ト、アリール(メタ)アクリレート等の多官能性単量
体;などが挙げられる。
良いし、二種以上を併用して共重合しても良いが、本発
明の(メタ)アクリル系プレミックスを構成する単量体
成分との親和性を考慮に入れると、(メタ)アクリル系
単量体が好ましい。
が0.1〜0.7g/mlの範囲であり、アマニ油に対
する吸油量が60〜200ml/100gの範囲であ
り、メチルメタクリレートに対する膨潤度が16倍以上
である非架橋重合体粉末を使用する場合には、本発明の
(メタ)アクリル系プレミックスを用いて、ハンドリン
グ性や生産性に優れた(メタ)アクリル系SMC又はB
MCが得られ、また、成形外観の良好な成形品が得られ
る傾向にある。
ml以上とすることによって、重合体粉末が飛散しにく
くなり、その製造時における歩留まりが良好となり、重
合体粉末を(メタ)アクリル系プレミックスに添加、混
合する際の粉立ちが減少し、(メタ)アクリル系SMC
又はBMCの製造作業性が良好となる傾向にあるためで
あり、また、嵩密度を0.7g/ml以下とすることに
よって、少量の重合体粉末の使用で、(メタ)アクリル
系プレミックスに対して十分な増粘効果を得ることが可
能となる傾向にあり、さらにその増粘時間が短時間で済
むため、(メタ)アクリル系SMC又はBMCの生産性
が向上し、コスト的にも有利になる傾向にあるためであ
る。この嵩密度の下限値は0.15g/ml以上がより
好ましく、0.2g/ml以上が特に好ましい。また、
この嵩密度の上限値は0.65g/ml以下がより好ま
しく、0.6g/ml以下が特に好ましい。
量は、60ml/100g以上とすることによって、少
量の重合体粉末の使用で(メタ)アクリル系プレミック
スに対して十分な増粘効果を得ることが可能となる傾向
にあり、さらに増粘が短時間で済むため、(メタ)アク
リル系SMC又はBMCの生産性が向上し、コスト的に
も有利になる傾向にあるためであり、200ml/10
0g以下とすることによって、重合体粉末の(メタ)ア
クリル系プレミックスに対する分散性が良好となる傾向
にあるために、(メタ)アクリル系SMC又はBMCを
製造する際の混練性が良好になる傾向にあるため好まし
い。この吸油量の下限値は70ml/100g以上がよ
り好ましく、80ml/100g以上が特に好ましい。
また、この吸油量の上限値は180mg/100g以下
がより好ましく、140mg/100g以下が特に好ま
しい。
トに対する膨潤度を16倍以上とすることによって、
(メタ)アクリル系プレミックスを増粘させる効果が十
分なものとなる傾向にある。この膨潤度は、より好まし
くは20倍以上である。
合体粉末の重量平均分子量は、特に限定されるものでは
ないが、本発明の(メタ)アクリル系SMC又はBMC
を、十分な増粘効果が短時間で得られ、かつ石目模様の
鮮明性が良い、石目の模様ムラがない御影石調人工大理
石の製造に使用する際には、重合体粉末の重量平均分子
量は10万〜200万の範囲であることが好ましい。こ
の重量平均分子量の下限値は30万以上がより好まし
く、40万以上が特に好ましい。また、重量平均分子量
の上限値は150万以下がより好ましく、100万以下
が特に好ましい。
れる重合体粉末の比表面積は、特に限定されるものでは
ないが、1〜100m2/gの範囲であることが好まし
い。これは、重合体粉末の比表面積を1m2/g以上と
することによって、少量の重合体粉末の使用で十分な増
粘効果が得られ、増粘が短時間で可能となるために、生
産性が向上し、さらに、この重合体粉末を含む(メタ)
アクリル系SMC又はBMCを御影石調人工大理石の製
造に使用する際には、石目模様の鮮明性が良くなり、石
目の模様ムラがなくなる傾向にあり、また、100m2
/g以下とすることによって、重合体粉末の(メタ)ア
クリル系プレミックスに対する分散性が良好となるため
に、(メタ)アクリル系SMC又はBMCを製造する際
の混練性が良好となる傾向にあるためである。この比表
面積の下限値は3m2以上がより好ましく、5m2以上が
特に好ましい。
定されるものではないが、1〜250μmの範囲である
ことが好ましい。これは、平均粒子径を1μm以上とす
ることによって、重合体粉末の粉立ちが減少し、重合体
粒子の取扱い性が良好となる傾向にあり、250μm以
下とすることによって、得られる成形品の外観、特に光
沢と表面平滑性が良好となる傾向にあるためである。こ
の平均粒子径の下限値は5μm以上がより好ましく、1
0μm以上が特に好ましい。また、平均粒子径の上限値
は150μm以下がより好ましく、70μm以下が特に
好ましい。
合体粉末は、一次粒子同士が凝集した二次凝集体である
ことが好ましい。これは、重合体粉末が二次凝集体の形
状を有する場合には、本発明の(a)成分の吸収速度が
速く、増粘性が極めて良好となる傾向にあるためであ
る。
一次粒子の平均粒子径は0.03〜1μmの範囲である
ことが好ましい。これは、一次粒子の平均粒子径を0.
03μm以上とすることによって、二次凝集体である重
合体粉末製造時の歩留まりが良好となる傾向にあり、1
μm以下とすることによって、少量の重合体粉末の使用
で十分な増粘効果が得られ、増粘が短時間で可能となる
ために、成形品の生産性が向上し、さらに、増粘剤
(E)としてこの重合体粉末を含む(メタ)アクリル系
SMC又はBMCを御影石調人工大理石の製造に使用す
る際には、石目模様の鮮明性が良くなり、石目の模様ム
ラがなくなる傾向にあるためである。さらにこの重合体
粉末は、0.07〜0.7μmの範囲がより好ましい。
この一次粒子の平均粒子径の下限値は0.07μm以上
がより好ましく、また、上限値は0.7μm以下がより
好ましい。
ことができる重合体粉末は、それらを形成する重合体の
化学的組成、構造、分子量等が互いに異なったコア相と
シェル相から構成された、いわゆるコア/シェル構造を
有する重合体粉末であってもよい。この場合、コア相は
非架橋重合体であっても架橋性重合体であっても良い
が、シェル相は非架橋重合体であることが好ましい。
分としては、例えば、先に重合体粉末の構成成分の例と
して列挙した各種成分等が挙げられる。これらは、必要
に応じて単独で重合しても良いし、二種以上を併用して
共重合しても良いが、本発明の(メタ)アクリル系プレ
ミックスを構成する単量体成分との親和性が高まる点か
ら、シェル相はメチルメタクリレートを主成分として用
いることが好ましい。
ことができる重合体粉末は、無機充填剤を含有していて
も良いが、増粘効果をより高いものにするためには、無
機充填剤を含有しない方が好ましい。
るものではなく、例えば、塊状重合、溶液重合、懸濁重
合、乳化重合、分散重合等の公知の方法でよい。このう
ち、乳化重合で得られたエマルションに噴霧乾燥、フリ
ーズドライ、塩/酸沈殿等の処理を行って重合体粉末を
得る方法が、製造効率が良好であり好ましい。
には、その他に、必要に応じて、ガラス繊維、炭素繊維
等の強化繊維、着色剤、低収縮剤、重合禁止剤、内部離
型剤等の各種添加剤を適宜選択して添加することができ
る。
を得るための構成成分の混合方法は、高粘度の物質を効
率よく混合できる方法であれば特に限定されない。例え
ば、ニーダー、ミキサー、ロール、押出機等を使用する
ことができる。
ックスを増粘させて(メタ)アクリル系SMC又はBM
Cを得る際にも、上記公知の各種混合装置を使用するこ
とができる。特に、増粘剤として前記特定の嵩密度と吸
油量と膨潤度を有する非架橋重合体を用いた場合は、本
発明のアクリル系SMC又はBMCは短時間でべたつき
のないレベルまで増粘し熟成が不要であるため、各種構
成成分を均一混合すると同時に増粘させて押し出し、所
定の形状に賦型することによって、(メタ)アクリル系
SMC又はBMCを連続的に製造することもできる。
は、そのまま注型法により加熱硬化又はレドックス硬化
させることもでき、また、上記の増粘剤(E)を添加し
て(メタ)アクリル系SMC又はBMCとした後に加熱
加圧硬化させることもできるが、生産性の面からは、
(メタ)アクリル系SMC又はBMCとした後に加熱加
圧硬化させる方法が好ましい。本発明の人工大理石の製
造方法は、(メタ)アクリル系プレミックスを(メタ)
アクリル系SMC又はBMCとした後に加熱加圧硬化さ
せればよく、成形方法としては、圧縮成形法、射出成形
法、トランスファー成形法、押出成形法等公知の方法で
行うことができる。
が、100〜150℃の範囲が好ましい。これは、加熱
温度を100℃以上にすると、水蒸気による加熱が可能
となるため、加熱コストが安くなり、かつ硬化時間を短
縮することができ、生産性が高くなる傾向にあるからで
ある。一方、加熱温度を150℃以下にすると、得られ
る成形品の線収縮率が低くなり、寸法安定性が良好とな
る傾向にあるためである。 加熱温度の下限値は105
℃以上がより好ましく、110℃以上が特に好ましい。
また、加熱温度の上限値は145℃以下がより好まし
く、140℃以下が特に好ましい。また、上記の加熱温
度範囲内で、上金型と下金型に温度差を設けて加熱して
も良い。
範囲が好ましい。これは、加圧圧力を1MPa以上とす
ることによって、(メタ)アクリル系SMC又はBMC
の金型内への充填性が良好となる傾向にあり、20MP
a以下とすることによって、白化のない良好な成形外観
が得られる傾向にあるためである。加圧圧力の下限値は
2MPa以上がより好ましく、また、上限値は15MP
a以下がより好ましい。
いて、成形時間は成形品の厚みによって適宜選択すれば
よい。本発明の(メタ)アクリル系BMC又はSMCを
加熱加圧硬化させることによって得られる人工大理石
は、成形外観や寸法安定性に優れており、線収縮率が
0.9%以下のものを得ることができる。
する。例中の部および%は、線収縮率(%)以外は全て
重量基準である。
(LA−910、堀場製作所製)を用いて測定した。 嵩密度:JIS R 6126−1970に基づいて測
定した。 吸油量:JIS K 5101−1991に基づいて測
定し、パテ状塊がアマニ油の最後の一滴で急激に柔らか
くなる直前を終点とした。 比表面積:表面積計SA−6201(堀場製作所製)を
用いて、窒素吸着法で測定した。 重量平均分子量:GPC法による測定値(ポリスチレン
換算) 膨潤度:100mlのメスシリンダーに重合体粉末を投
入し、数回軽くたたいて5ml詰めた後、10℃以下に
冷却したメチルメタクリレートを全量が100mlとな
るように投入し、全体が均一になるように素早く撹拌す
る。その後、メスシリンダーを25℃の恒温槽で1時間
保持し、膨潤後の重合体粉末層の体積を求めて、膨潤前
の体積(5ml)との比によって示した。 ・成形品の線収縮率の測定 成形品の実寸法(Lmm)を測定し、金型寸法(L0m
m)に対してどれくらい収縮したかを次式により求め
た。 線収縮率(%)={(L0−L)/L0}×100(%) ・成形品の耐熱水性 成形した板を98℃の熱水中に120時間浸漬し、浸漬
前の板と色変化(白色度、黄変度、色差)を比較した。
た反応装置に、純水925部、アルキルジフェニルエー
テルジスルフォン酸ナトリウム(花王(株)製、商品名
ペレックスSS−H)5部、過硫酸カリウム1部を仕込
み、窒素雰囲気下で撹拌しながら70℃に加熱した。こ
れに、メチルメタクリレート500部及びジアルキルス
ルホコハク酸ナトリウム(花王(株)製、商品名ペレッ
クスOT−P)5部からなる混合物を3時間かけて滴下
した後、1時間保持し、さらに80℃に昇温して1時間
保持して乳化重合を終了し、ポリマーの一次粒子径が
0.08μmのエマルションを得た。得られたエマルシ
ョンを大川原化工機社製L−8型噴霧乾燥装置を用いて
入口温度/出口温度=150℃/90℃で噴霧乾燥処理
し、二次凝集体粒子の平均粒子径が30μmの非架橋重
合体粉末(P−1)を得た。得られた(P−1)の嵩密
度は0.40g/mlであり、アマニ油に対する吸油量
は、100ml/100gであり、メチルメタクリレー
トに対する膨潤度は20倍以上であり、比表面積は51
m2/gであり、重量平均分子量は60万であった。
た反応装置に、純水925部、アルキルジフェニルエー
テルジスルフォン酸ナトリウム(花王(株)製、商品名
ペレックスSS−H)5部、過硫酸カリウム1部を仕込
み、窒素雰囲気下で撹拌しながら70℃に加熱した。こ
れに、メチルメタクリレート149.85部、1,3−
ブチレングリコールジメタクリレート0.15部及びジ
アルキルスルホコハク酸ナトリウム(花王(株)製、商
品名ペレックスOT−P)5部からなる混合物を1.5
時間かけて滴下した後、1時間保持し、続いてメチルメ
タクリレート350部を3.5時間かけて滴下した後、
1時間保持し、さらに80℃に昇温後、1時間保持して
乳化重合を終了し、ポリマーの一次粒子径が0.10μ
mのエマルションを得た。得られたエマルションを重合
体粉末(P−1)と同様の方法で噴霧乾燥処理し、二次
凝集体粒子の平均粒子径が20μmで、コア相が架橋重
合体、シェル相が非架橋重合体であるコア/シェル構造
を有する重合体粉末(P−2)を得た。得られた(P−
2)の嵩密度は0.38g/mlであり、アマニ油に対
する吸油量は、100ml/100gであり、メチルメ
タクリレートに対する膨潤度は20倍以上であり、比表
面積は51m2/gであり、シェル相の重量平均分子量
は60万であった。
がメチルメタクリレート497.5部、1,3−ブチレ
ングリコールジメタクリレート2.5部及びジアルキル
スルホコハク酸ナトリウム5部からなる混合物である以
外は、重合体粉末(P−1)の製造例と同様な方法で乳
化重合を行い、ポリマーの一次粒子径が0.18μmの
エマルションを得た。得られたエマルションを製造例
(1)と同様の方法で噴霧乾燥を行い、二次凝集体粒子
の平均粒子径が18μmの架橋重合体粉末(P−3)を
得た。得られた(P−3)の嵩密度は0.38g/ml
であり、アマニ油に対する吸油量は、95ml/100
gであり、メチルメタクリレートに対する膨潤度は20
倍以上であり、比表面積は24m2/gであった。
ポリメチルメタクリレート(B−1)の製造例 冷却管、温度計、撹拌機、窒素導入管を備えた反応装置
に、純水800部、ポリビニルアルコール(けん化度8
8%、重合度1000)1部を溶解させた後、メチルメ
タクリレート400部、ノルマルドデシルメルカプタン
2部、アゾビスイソブチロニトリル2部を溶解させた単
量体溶液を投入し、窒素雰囲気下、400rpmで撹拌
しながら1時間で80℃に昇温し、そのまま2時間加熱
した。その後、90℃に昇温し2時間加熱後、さらに1
20℃に加熱して残存モノマーを水と共に留去してスラ
リーを得て、懸濁重合を終了した。得られたスラリーを
濾過、洗浄した後、50℃の熱風乾燥機で乾燥し、一次
粒子の平均粒子径が93μmのポリメチルメタクリレー
ト(B−1)を得た。得られた(B−1)の嵩密度は
0.70g/mlであり、アマニ油に対する吸油量は、
45ml/100gであり、メチルメタクリレートに対
する膨潤度は1.2であり、比表面積は0.07m2/
gであり、重量平均分子量は4万であった。
タクリレート2部からなる(メタ)アクリル系単量体
に、上記製造例(4)で得たポリメチルメタクリレート
(B−1)29部を溶解させた(メタ)アクリル系樹脂
組成物100部に、硬化剤としてt−ブチルパーオキシ
ベンゾエート(日本油脂(株)製、商品名パーブチル
Z、10時間半減期温度=104℃)2.0部、内部離
型剤としてステアリン酸亜鉛0.5部、着色剤として白
色無機顔料又は黒色無機顔料0.25部を添加した後
に、無機充填剤として水酸化アルミニウム(昭和電工
(株)製、商品名ハイジライトH−310)200部を
添加し、さらに増粘剤として上記製造例(1)で得た重
合体粉末(P−1)30部を添加し、ニーダーで10分
間混練して(メタ)アクリル系BMCを得た。次にこの
(メタ)アクリル系BMCを200mm角の平型成形用
金型に充填し、金型温度130℃、圧力9.8MPaの
条件で10分間加熱加圧硬化させ、厚さ10mmの白色
又は黒色の(メタ)アクリル系人工大理石を得た。得ら
れた(メタ)アクリル系人工大理石をクラッシャーで粉
砕し、平均粒子径が350μmの白色又は黒色の無機充
填剤含有樹脂粒子を得た。
(三菱レイヨン(株)製、商品名アクリエステルIB
X)25部、メチルメタクリレート(三菱レイヨン
(株)製、商品名アクリエステルM)23部、ネオペン
チルグリコールジメタクリレート(新中村化学工業
(株)製、商品名NKエステルNPG)25部、及びエ
チレングリコールジメタクリレート(三菱レイヨン
(株)製、アクリエステルED)2部からなる単量体混
合物(a)に、(b)成分として製造例(1)で得たポ
リメチルメタクリレート(B−1)25部を溶解させた
(メタ)アクリル系樹脂組成物100部に、硬化剤とし
て1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−
トリメチルシクロヘキサン(日本油脂(株)製、商品名
パーヘキサ3M、10時間半減期温度=90℃)2.0
部、内部離型剤としてステアリン酸亜鉛0.5部を添加
した後に、無機充填剤として水酸化アルミニウム(昭和
電工(株)製、商品名ハイジライトH−310)195
部を添加し、さらに増粘剤として上記製造例(1)で得
た重合体粉末(P−1)25部を添加し、ニーダーで1
0分間混練して(メタ)アクリル系BMCを得た。得ら
れた(メタ)アクリル系BMCは、混練直後でもべたつ
きがなく取り扱い性が極めて良好であり、深み感(透明
感)もよく発現した。次に、この得られた(メタ)アク
リル系BMCを成形用金型に充填し、上金型温度140
℃、下金型温度125℃、圧力9.8MPaの条件で1
0分間加熱加圧硬化させ、厚さ10mm、200mm角
の(メタ)アクリル系人工大理石成形品を得た。得られ
た成形品の表面には光沢ムラが全くなく、光沢が極めて
高く、成形外観が極めて良好であった。成形品の熱水浸
漬後の色変化は極めて小さく、耐熱水性が極めて良好で
あった。また、成形品の線収縮率は0.78%と低かっ
た。
が19部、メチルメタクリレートが29部である以外
は、実施例1と同様な方法で、(メタ)アクリル系BM
Cを得た。得られたBMC評価結果は表2に示す。次
に、実施例1と同様な方法で(メタ)アクリル系人工大
理石を得た。得られた成形品の評価結果は表2に示す。
が15部、メチルメタクリレートが33部である以外
は、実施例1と同様な方法で、(メタ)アクリル系BM
Cを得た。得られたBMCの評価結果は表2に示す。次
に、実施例1と同様な方法で(メタ)アクリル系人工大
理石を得た。得られた成形品の評価結果は表2に示す。
が9部、メチルメタクリレートが39部である以外は、
実施例1と同様な方法で、(メタ)アクリル系BMCを
得た。得られたBMCの評価結果は表2に示す。次に、
実施例1と同様な方法で(メタ)アクリル系人工大理石
を得た。得られた成形品の評価結果は表2に示す。
を用いる以外は実施例1と同様な方法で、(メタ)アク
リル系BMCを得た。得られたBMCの評価結果は表2
に示す。次に、実施例1と同様な方法で(メタ)アクリ
ル系人工大理石を得た。得られた成形品の評価結果は表
2に示す。
を用いる以外は実施例1と同様な方法で、(メタ)アク
リル系BMCを得た。得られたBMCの評価結果は表2
に示す。次に、実施例1と同様な方法で(メタ)アクリ
ル系人工大理石を得た。得られた成形品の評価結果は表
2に示す。
の代わりにイソボルニルアクリレート(共栄社化学
(株)製、商品名ライトアクリレートIB−XA)を用
いる以外は実施例1と同様な方法で、(メタ)アクリル
系BMCを得た。得られた評価結果は表2に示す。次
に、実施例1と同様な方法で(メタ)アクリル系人工大
理石を得た。得られた成形品の評価結果は表2に示す。
25部、メチルメタクリレート23部、ネオペンチルグ
リコールジメタクリレート15部、エチレングリコール
ジメタクリレート2%部からなる(メタ)アクリル系単
量体(a)成分に、(b)成分として製造例(1)で得
たポリメチルメタクリレート(B−1)35部を溶解さ
せた(メタ)アクリル系樹脂組成物100部に、硬化剤
として1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン2.0部、内部離型剤と
してステアリン酸亜鉛0.5部を添加した後に、無機充
填剤として水酸化アルミニウム170部と、上記製造例
(5)で得た黒色と白色の無機充填剤含有樹脂粒子合わ
せて70部を添加し、さらに増粘剤として上記製造例
(1)で得た重合体粉末(P−1)25部を添加し、ニ
ーダーで10分間混練した。得られた石目調の(メタ)
アクリル系BMCは、混練直後でもべたつきがなく取り
扱い性が極めて良好であった。次に、実施例1と同様な
方法で御影石調の(メタ)アクリル系人工大理石成形品
を得た。得られた成形品の評価結果は表2に示す。
物が、メチルメタクリレート48部、ネオペンチルグリ
コールジメタクリレート25部、エチレングリコールジ
メタクリレート2部及び上記製造例(1)で得たポリメ
チルメタクリレート(B−1)25部からなる混合物と
し、硬化剤がt−ブチルパーオキシベンゾエート(日本
油脂(株)製、商品名パーブチルZ、10時間半減期温
度=104℃)とする以外は、実施例1と同様な方法
で、(メタ)アクリル系BMCを得た。得られたBMC
の評価結果は表2に示す。次に、実施例1と同様な方法
で(メタ)アクリル系人工大理石を得た。得られた成形
品には光沢ムラがあり、成形外観が悪かった。また、成
形品の線収縮率は0.93%と高かった。
の代わりにスチレンを用い、硬化剤としてt−ブチルパ
ーオキシベンゾエートを用いる以外は実施例1と同様な
方法で、(メタ)アクリル系BMCを得た。得られたB
MCの評価結果は表2に示す。次に、実施例1と同様な
方法で(メタ)アクリル系人工大理石を得た。得られた
成形品は光沢ムラがひどく、また光沢が低く、非常に成
形外観が悪かった。また、成形品の線収縮率は0.91
%と高かった。
−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(和光
純薬工業(株)製、商品名V−65、10時間半減期温
度=51℃)10部を用い、その他の組成は表1に示す
組成としたこと以外は、実施例1と同様の方法で成形品
を得た。得られた成形品は、透明性が極めて低く、大理
石特有の深み感が全くなかった。得られた成形品の評価
結果は、表2に示す。
好なプレミックスが得られた。 B:混練後、室温で熟成して必要な粘度まで増粘させる
のに24時間以上要した。 C:混練後、室温で24時間以上熟成させたが、増粘し
なかった。
い。
(メタ)アクリル系樹脂組成物として特定構造のエステ
ル基を有する(メタ)アクリレートを使用することによ
って、光沢ムラのない成形外観を有する、寸法安定性・
耐熱水性が良好な、成形加工性に優れた(メタ)アクリ
ル系人工大理石の原料として有用な(メタ)アクリル系
プレミックスを得ることが可能になり、さらに、この
(メタ)アクリル系プレミックスに増粘剤を含有させる
ことによって、高温成形に適し、成形加工性に優れた、
(メタ)アクリル系人工大理石の原料として特に有用な
(メタ)アクリル系SMC又はBMCを得ることが可能
になり、さらに、これを用いて得られる(メタ)アクリ
ル系人工大理石は、生産性が高く、成形外観、寸法安定
性、耐熱水性に優れており、工業上非常に有益なもので
ある。
Claims (8)
- 【請求項1】 ビシクロ環を持つエステル基を有する
(メタ)アクリレート、又はこれを含有する単量体混合
物(a)及び(メタ)アクリル系重合体(b)を含有す
る(メタ)アクリル系樹脂組成物(A)100重量部、
無機充填剤(B)1〜500重量部、及び、硬化剤
(C)0.01〜20重量部を含有することを特徴とす
る(メタ)アクリル系プレミックス。 - 【請求項2】 (C)成分が、75℃以上の10時間半
減期温度を持つラジカル重合開始剤を含有する請求項1
記載の(メタ)アクリル系プレミックス。 - 【請求項3】 ビシクロ環を持つエステル基を有する
(メタ)アクリレートが、イソボルニル(メタ)アクリ
レートであることを特徴とする請求項1又は2記載の
(メタ)アクリル系プレミックス。 - 【請求項4】 無機充填剤含有樹脂粒子(D)をさらに
含有することを特徴とする、請求項1、2又は3記載の
(メタ)アクリル系プレミックス。 - 【請求項5】 請求項1、2又は3記載の(メタ)アク
リル系プレミックスと、増粘剤(E)とを含有すること
を特徴とする(メタ)アクリル系SMC又はBMC。 - 【請求項6】 増粘剤(E)が重合体粉末であることを
特徴とする、請求項5記載の(メタ)アクリル系SMC
又はBMC。 - 【請求項7】 請求項5記載の(メタ)アクリル系SM
C又はBMCを100〜150℃の範囲で加熱加圧硬化
することを特徴とする、(メタ)アクリル系人工大理石
の製造方法。 - 【請求項8】 請求項5記載の(メタ)アクリル系SM
C又はBMCを加熱加圧硬化することを特徴とする、線
収縮率が0.9%以下の(メタ)アクリル系人工大理石
の製造方法。
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JP2000309674A (ja) * | 1999-04-26 | 2000-11-07 | Nof Corp | 熱硬化性(メタ)アクリル系樹脂組成物、これを用いた硬化成形品及びその製造方法 |
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WO2019017254A1 (ja) * | 2017-07-20 | 2019-01-24 | 三菱ケミカル株式会社 | シートモールディングコンパウンド、繊維強化複合材料、および繊維強化複合材料の製造方法 |
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-
1998
- 1998-06-17 JP JP17007898A patent/JP3561410B2/ja not_active Expired - Fee Related
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