JPH1170913A - 新聞紙のフイルム包装機 - Google Patents

新聞紙のフイルム包装機

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JPH1170913A
JPH1170913A JP24967797A JP24967797A JPH1170913A JP H1170913 A JPH1170913 A JP H1170913A JP 24967797 A JP24967797 A JP 24967797A JP 24967797 A JP24967797 A JP 24967797A JP H1170913 A JPH1170913 A JP H1170913A
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newspaper
film
feed table
sensor
packaging machine
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茂樹 高島
Nobuyuki Kanbe
暢之 神戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体にコンパクトに形成され、4つ折した新
聞紙を防水のために能率よくフイルム包装する縦型の包
装機を提供する。 【解決手段】 箱体よりなる縦型の包装機本体1の上面
に新聞紙Pを投入する挿入口5を設け、該挿入口5の下
方位置に新聞紙Pの両側面を挟むようにフイルムF,F
を供給させ、その下方に第1送りテーブル13と開閉ガ
イド部材15及び第2送りテーブル14と送り押え部材
16をそれぞれ対設させて縦位置に配設し、第1送りテ
ーブル13の下部に対向させて切断ヒータ95を水平
に、また第2送りテーブル14の左右両側に対向して接
着ヒータ100,100を垂直にそれぞれ配置して新聞
紙Pの上下でフイルムF,Fを融着,切断すると共に新
聞紙Pの左右両側でフイルムF,Fを接着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各新聞社から販売
店へ配送された新聞紙を各顧客先へ配達する際、該新聞
紙が雨や雪で濡れることのないようにフイルムで包装す
るための新聞紙のフイルム包装機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、販売店へ配送される新聞紙は4つ
折りに折られているが、該4つ折り状態の新聞紙を極く
薄手のポリエチレンフイルム等で密封状に包装する包装
機として、例えば特開平4−57715号公報または特
開平4−87912号公報に見られるものが有る。前者
の包装機は、折畳新聞紙を挿入してポリエチレンシート
薄膜筒内に収容する装置と、該装置に引続いて前記薄膜
筒を後方へ移送する2組の上下ローラと、両上下ローラ
間に設けられる折畳新聞紙包装装置と、包装された新聞
紙を搬出する搬出コンベヤベルトとがそれぞれ横向きで
一線状に並置されている。また、後者の包装機は、新聞
紙を上下から挟む帯状のフィルムを供給するフィルム供
給手段と、フィルムの前後端部を融着・切断するメイン
ヒータと、新聞紙を挟んで搬送する一対の搬送ベルトな
どがそれぞれ同様に横向きで一線状に並置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、前記両包
装機は前者ではプラスチック薄膜筒,搬出コンベヤベル
ト等、また後者ではフィルム供給手段,一対の搬送ベル
ト等を横向きに並置していることから、包装機自体が大
型化して設置スペースを広くとらねばらなず、このため
各販売店では設置場所を確保するに苦慮していた。ま
た、近時この種包装機では高速で処理することが望まれ
ているが、前記各包装機ではその要請に充分応えられな
いといった課題が有った。そこで、本発明は上記課題を
解決すべくなされたもので、包装機自体を縦型かつコン
パクトに形成し、広い設置場所を必要とせず、しかも高
速で処理することができる高能率な新聞紙のフィルム包
装機を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本発明に係る新聞紙のフイルム包装機は、縦型の箱体
よりなる包装機本体の上面に折り畳まれた新聞紙を順に
落とし込む挿入口を開設し、包装機本体内には前記挿入
口の下方位置に帯状のフイルムを新聞紙の両側面を挟む
ようにして供給するフイルム供給手段を設け、その下方
に両側面をフイルムで挟んだ新聞紙を下方へ搬送させる
第1送りテーブルと第2送りテーブルとをそれぞれ縦方
向に連続して配設し、第1送りテーブルには開閉ガイド
部材、また第2送りテーブルには送り押え部材をそれぞ
れ対設し、前記第1送りテーブルに新聞紙を検知して開
閉ガイド部材を開閉作動させるための第1センサーと新
聞紙が自重で落下したことを検知する第2センサーとを
それぞれ上下に配設し、前記第2送りテーブルに次の新
聞紙の受け入れが可能であることを検知する第4センサ
ーを配設し、また前記第1送りテーブルの下部に対向さ
せて切断ヒータを設け、前記第2送りテーブルの左右両
側に対向させて接着ヒータを設けてなる。
【0005】まず、フイルム供給手段にあっては、一対
のフイルムロールから引き出されたフイルムは第1送り
テーブルに供給され、その下端縁は熱融着されている。
そこで、電源スイッチをオンし挿入口から新聞紙を順に
落し込んで行く。該挿入口から第1送りテーブルへ落し
込まれた新聞紙は第1センサーで検知され、これに伴い
サブモータが一回転起動して開閉ガイド部材を開き前記
新聞紙を自重で落下させる。サブモータが停止すると同
時にメインモータが起動し、前記新聞紙が両フイルムに
挟まれたまま第2送りテーブルへ搬送される。そして、
前記新聞紙の後端を第1センサーが検知してから所定時
間経過後にメインモータがこの電源のOFFと共に電磁
ブレーキが作動して停止し、前記新聞紙の搬送動作が一
旦止まる。
【0006】この状態で、切断ヒータが作動して前記新
聞紙の後端側の2枚のフイルムを加圧・加熱して融着
し、同時に接着ヒータが作動して前記新聞紙の両端側の
2枚のフイルムを融着する。この際、前記接着ヒータは
元の位置に復帰するが、その後切断ヒータは僅かの間両
フイルムに圧着したままとなっており、この間にメイン
モータを起動させ前記第2送りテーブルに位置する包装
された新聞紙を強制的に下方へ搬送する。この際、フイ
ルム供給手段など上部の駆動系は停止しており、これに
より前記切断ヒータが圧着している個所で切断され、ほ
ぼ密封状に包んだ状態の新聞紙が包装機本体の下方へ排
出される。以後挿入口から投入される新聞紙は同様にし
て包装排出される。
【0007】また、第1送りテーブルまたは第2送りテ
ーブルの途中で、新聞紙が詰って搬送し得なくなったと
き、その状態を第1センサーまたは第2センサーまたは
第4センサーにより検知できるようにすることが好まし
い。これにより、新聞紙が詰るなどのトラブルが容易に
認識でき対処し易い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る新聞紙のフイ
ルム包装機の実施の形態を図面と共に説明する。図1は
その外観斜視図、図2は図1の側面断面図、図3は図2
の要部拡大図である。図において1は箱体よりなる縦型
の包装機本体であり、該包装機本体1はキャスター2を
備えた架台3上に載置され移動自在に形成されている。
該包装機本体1の上面には着脱可能なテーブル4が設け
られ、該テーブル4の中央に4つ折りした新聞紙が縦に
して落とし込める挿入口5が開設され、この挿入口5を
囲うようにコ形状の投入当板6が立設されている。ま
た、前記テーブル4の前側面には引出自在な補助テーブ
ル7が設けられ、その上面に包装すべき多数の新聞紙
P,P…が積み重ねておけるようになっている。
【0009】前記包装機本体1の左右両側に所要巾を有
する側枠部8,8が設けられ、これらの左右側枠部8,
8の内側に図4に示されるように左側パネル9と図6に
示されるように右側パネル10がそれぞれ一体に設けら
れ、左右側枠部8,8の外側にそれぞれ外側板11が嵌
脱可能に嵌着されている。12は右側の側枠部8の上面
に設けられる操作パネルである。
【0010】また、前記包装機本体1内には、図2に示
されるように前記挿入口5から4つ折り状態で縦長にし
て落とし込まれた新聞紙Pの両側面を挟むように帯状の
高密度ポリエチレンフイルム(以下単にフィルムとい
う。)F,Fを供給するフイルム供給手段Aが配設さ
れ、その下方に第1送りテーブル13及び第2送りテー
ブル14がそれぞれ縦方向に連続して配設される。そし
て、第1送りテーブル13に対向して開閉ガイド部材1
5,第2送りテーブル14に対向して送り押え部材16
がそれぞれ配設される。
【0011】前記フイルムF,Fはロール状に巻回して
なり、それぞれテーブル4を外して包装機本体1内に装
填されると共にロール受駆動軸17a,17bとロール
受従動軸18a,18bとで回転自在に支持される。こ
れらロール受駆動軸17a,17bとロール受従動軸1
8a,18bには図4に示されるように左側パネル9の
外側にプーリ19a,19bが固着され、両プーリ19
a,19b間にベルト20,20が懸架される。また、
一方のロール受駆動軸17bに図6に示されるように右
側パネル10の外側で歯車21が固着され、該歯車21
とロール受反転軸22に軸支した歯車23とが噛合し、
ロール受駆動軸17aにはプーリ24が固着され、該プ
ーリ24とロール受反転軸22に固着したスプロケット
25間にベルト26を懸架して動力を伝達させるように
している。そして、ロール受駆動軸17bの回転と共に
前記ロール受反転軸22を介しロール受駆動軸17aと
ロール受従動軸18a,18bが同時に回転し、図3に
示されるようにロール状に巻回したフイルムF,Fがガ
イドパイプ27,27を介して第1送りテーブル13と
開閉ガイド部材15とが対向する面に重ね合されるよう
にして供給されるようになっている。
【0012】図3において、28は前記挿入口5の下方
に配設され、該挿入口5から落し込まれる新聞紙Pを第
1送りテーブル13へ案内するための投入ガイドであ
り、逆ハの字状の受止片28a,28bとを有する。前
記第1送りテーブル13はその両側端を左右パネル9,
10に固定され、前記開閉ガイド部材15は上下位置に
ロール駆動軸30とロール回転軸31が固着されると共
にロール駆動軸30を支点として揺動自在に設けられ、
図3に示されるように圧縮ばね29により第1送りテー
ブル13側へ付勢されている。またこれらロール駆動軸
30とロール回転軸31とにそれぞれ図6に示されるよ
うに右側パネル10の外側でプーリ30a,31aが固
着され、両プーリ30a,31a間にベルト32が懸架
して連係される。
【0013】また、左右側パネル9,10の外側で、ロ
ール回転軸31に作動板33,33の一端側が軸着され
る。34,34はクランク軸35に固着されるスプロケ
ットであり、その外側の外周縁にピン36,36が突設
される。そして、前記作動板33,33の他端側に設け
られる側面逆L字型の溝37,37に前記ピン36,3
6が係合している。更に、前記各作動板33,33はコ
イルばね38,38で常に上方へ付勢され、左右パネル
9,10の外側に固着されるストッパ金具39,39で
上方への動きが規制される。そこで、図3に示されるよ
うに常には開閉ガイド部材15の下端部のプーリ31
a,31aが前記圧縮ばね29の付勢により該各プーリ
31a,31aに対向して第1送りテーブル13に軸支
されるプーリ40,40と接っしており、前記スプロケ
ット34,34の回転に伴い作動板33,33が移動し
て開閉ガイド部材15が圧縮ばね29の弾力に抗して回
動し、プーリ31a,31aとプーリ40,40との間
が開き、前記スプロケット34,34が一回転すると、
プーリ31a,31aが元の位置に戻り得るようになっ
ている。
【0014】41は上述した上部の駆動系を駆動させる
ための駆動軸であり、図4に示す左側パネル9の外側で
固着した歯車42が後述するクラッチ軸79に軸支した
歯車43に噛合される。また、前記駆動軸41に固着し
たスプロケット44とロール駆動軸30に固着したシン
クロプーリ45との間にベルト46が懸架される。ま
た、図6に示す右側パネル10の外側で駆動軸41に固
着したシンクロプーリ47と一方のロール受駆動軸17
bに固着したシンクロプーリ48との間にベルト49が
懸架されている。
【0015】図6に示されるように右側パネル10の内
側にサブモータ50が取着され、その駆動軸51に固着
したスプロケット52と前記クランク軸35に固着した
スプロケット34との間にチェン53が懸架される。そ
して、サブモータ50の起動によりスプロケット34,
34が回転して作動板33,33が移動し、開閉ガイド
部材15を回動させる。前記第1送りテーブル13の上
部寄りに第1センサーである投光部54aが設けられ、
該投光部54aに対向させて開閉ガイド部材15の上部
に受光部54bが設けられる。また、第1送りテーブル
13の下部寄りには第2センサーである投光部55aが
設けられ、該投光部55aに対向させて受光部55bが
設けられる。
【0016】前記左側パネル9側のスプロケット34の
近くに支軸56aで軸支される円板状のセンサー金具板
56が配設され、前記スプロケット34とセンサー金具
板56の間にチェン57が懸架される。前記センサー金
具板56は外周の一個所に切欠56bが設けられ、傍の
第3センサー55cの検知部が臨むようになっている。
そこで、挿入口5から投入された新聞紙Pはその先端縁
が両プーリ31a,40に当設して一旦停止する。これ
と同時に第1センサー54a,54bが該新聞紙Pを検
知すると、サブモータ50が起動し、センサー金具板5
6を一回転させ、第3センサー55cが発する信号で該
センサー金具板56を一回転後に停止させる。この間
に、プーリ31aとプーリ40間が開閉し、前記新聞紙
Pが自重で落下する。なお、作動板33,33の溝3
7,37の特に水平部は、プーリ31aとプーリ40間
に厚い新聞紙Pが通過する場合、作動板33,33が逃
げてスプロケット34,34が円滑に回転できるように
するために設けられている。
【0017】前記第2送りテーブル14は両側端を左右
パネル9,10に固定され、上下に駆動軸58と従動軸
59とがそれぞれ配置され、該各駆動軸58と従動軸5
9とに固着したプーリ60,61にベルト62が張設さ
れ、図2,図3に矢示する方向へ回転される。また、前
記送り押え部材16は下端と上端に駆動軸63と従動軸
64とが配置され、該駆動軸63と従動軸64とに固着
したプーリ65,66間にベルト67が張設される。さ
らに、駆動軸63にプーリ68が固着され従動軸64に
プーリ69が回転自在に軸支される。また該従動軸64
の周囲3個所に所定の間隔をおいてプーリ69a,69
b,69cを固着した従動軸64a,64b,64cが
配設され、各プーリ68,69,69a,69b,69
c間にベルト70が張設される。そこで、前記従動軸6
4の回転に伴いベルト67を介して駆動軸63が回転
し、これにより各ロール68,69,69a,69b,
69cが同時に回転し、ベルト70が図3矢視方向へ回
転される。
【0018】71は該第2送りテーブル14の上部位置
に設けられる投・受光部を有した第4センサーであり、
これと対向して送り押え部材16側に反射板71aが配
設される。また、該送り押え部材16は圧縮ばね72に
より常に第2送りテーブル14側へ付勢され、両ベルト
62,70間を包装された新聞紙Pがすべることなく良
好に搬送されるようにしている。
【0019】さらに前記左側パネル9には図4に示すよ
うに電磁ブレーキ73が取り付けられる。また、その上
部に駆動軸74が設けられ、該駆動軸74と前記従動軸
64とに固着したスプロケット76,77間にチェン7
8が懸架される。さらにまた、前記右側パネル10には
図6に示すように前記第2送りテーブル14の駆動軸5
8と三角形をなす位置にクラッチ軸79とメインモータ
80の駆動軸81が配設され、これらの3本の軸58,
79及び81にそれぞれシンクロプーリ82,83,8
4が固着され、該各シンクロプーリ82,83,84間
にベルト85が懸架される。この内、クラッチ軸79に
は電磁クラッチ75が設けられている。さらに前記駆動
軸58に固着した歯車86に前記駆動軸74に固着した
歯車87が噛合され、この歯車87に前記電磁ブレーキ
73のブレーキ軸88に固着した歯車89が噛合され
る。
【0020】そこで、図6に示されるようにメインモー
タ80が起動することによりシンクロプーリ84と共に
ベルト85を介してシンクロプーリ82,83が回転す
るが、シンクロプーリ82が回転することにより駆動軸
58が回転し、これに伴い図3に示されるように第2送
りテーブル14の両プーリ60,61が回転する。同時
に、歯車86,87を介して駆動軸74が回転し、更に
図4に示されるように該駆動軸74に固着されるスプロ
ケット76及びスプロケット77を介して該スプロケッ
ト77の従動軸64が回転し、図3に示されるように送
り押え部材16のプーリ66,65、更には各プーリ6
8,69,69a,69b,69cが回転する。
【0021】また、前記シンクロプーリ83が回転する
ことにより電磁クラッチ75を介して図4に示されるよ
うに歯車43が回転し、該歯車43と噛合する歯車42
が回転することによりベルト46を介してシンクロプー
リ45が回転する。そして、該シンクロプーリ45のロ
ール駆動軸30の回転と共に図6に示されるようにプー
リ30aが回転し、ベルト32を介して開閉ガイド部材
15のプーリ31aが回転する。また、前記歯車42の
回転と共に図6に示されるように該歯車42の駆動軸4
1を同軸とするシンクロプーリ47が回転し、更にベル
ト49を介して歯車21が回転し、これに伴い上部駆動
系の各ロール受駆動軸17a,17b及びロール受従動
軸18a,18bが回転する。なお、これら上部の駆動
軸系は電磁クラッチ75のONにより駆動し、OFFに
より停止するようになっている。
【0022】さらに、図4及び図6に示すように左側パ
ネル9と右側パネル10に互いに対向位置させて第1ソ
レノイド90,90及び第2ソレノイド91,91が設
置される。各第1ソレノイド90は縦方向にまた各第2
ソレノイド91は斜め横方向に取り付けられる。そし
て、図7に示されるように各第1ソレノイド90の下向
きのプランジャー92に対して支持部材93がプランジ
ャー92の進退動に伴ない図7実線位置から鎖線位置へ
回動可能に軸支94され、鎖線位置へ移動した状態で両
支持部材93,93の上端間に取着させた切断ヒータ9
5の先端を第1送りテーブル13の前面下部に水平に貼
設されるシリコンゴムで形成されたスポンジ体96に押
し付け、該スポンジ体96の前面に重合して垂下する前
記フイルムF,Fを加圧・加熱により融着する。この
際、前記電磁クラッチ75がOFFしており、メインモ
ータ80が起動しても上部の駆動系は停止され、第2送
りテーブル14と送り押え部材16の各プーリ60,6
1,68,69,69a,69b,69cのみが回転す
ることになるので、これにより包装された新聞紙Pが強
制的に下方へ搬送され、前記融着部から切断できるよう
にしている。
【0023】また、各第2ソレノイド91,91は図8
に示されるように第1ソレノイド90,90と同様にプ
ランジャ97の進退動に伴ない軸支部98を支点として
回動する支持部材99の先端に接着ヒータ100が縦長
位置に支持され、該接着ヒータ100の先端を第2テー
ブル14の左右両側に沿って垂直方向に配設したスポン
ジ体101,101に押し付け、該各スポンジ体10
1,101の前面に垂下する前記フイルムF,Fの左右
両端を加圧・加熱によって融着させるようにしている。
【0024】前記架台3内には、図2に示されるように
第2送りテーブル14と送り押え部材16の下端下方に
位置させて包装された新聞紙Pを案内する排出ガイド1
02が設けられる。さらに、前側板103と底板104
とで側面L形状に形成されたホッパー105が出し入れ
自在に設けられ、この中に包装された新聞紙Pが積み重
ねられるようになっている。
【0025】次にこのように構成した本発明に係わる新
聞紙のフイルム包装機の使用を表1のタイミングチャー
トに基づき説明する。先ず、通常動作について説明す
る。 (1)操作パネル12に設けた電源スイッチ106をO
Nして運転可能な状態とする。この際、フイルムF,F
は第1送りテーブル13に供給され、その下端縁が互い
にプーリ31a,40の下方に位置しかつ融着されてい
る。 (2)挿入口5から4つ折りした新聞紙Pを投入する。 (3)投入された新聞紙Pはその下端が第1送りテーブ
ル13の下部で接するプーリ31a,40上に当接して
停止する。このとき第1センサー54a,54bが新聞
紙Pを検知してサブモータ50が起動する。 (4)第3センサー55cが切欠56bを検知するまで
センサー金具板56が一回転し、該切欠56bを検知し
てサブモータ50は停止する。この間に開閉ガイド部材
15を1回開閉作動して新聞紙Pを自重で落下させる。
またこの際、該新聞紙Pは第2センサー55a,55b
で検知される。 (5)前記サブモータ50が停止すると同時にメインモ
ータ80が起動しかつ電磁クラッチ75がONし、新聞
紙Pが第2送りテーブル14側へ搬送される。 (6)前記新聞紙Pの後端を第1センサー54a,54
bが検知した所定時間経過後にメインモータ80が停止
すると共に電磁ブレーキ73がONする。このとき、新
聞紙Pは2枚のフイルムF,Fに挟まれて一旦停止して
おり、第4センサー71で検知されている。 (7)メインモータ80の停止と同時に、電磁ブレーキ
73がONしかつすみやかにOFFする。また、電磁ブ
レーキ73のONと同時に第1ソレノイド90,90と
第2ソレノイド91,91が励磁し、切断ヒータ95と
接着ヒータ100とにより新聞紙Pの後端側と両端側の
2枚のフイルムF,Fをそれぞれ加熱・加圧して融着す
る。 (8)第1ソレノイド90,90は第2ソレノイド9
1,91より消磁する時期が遅く、この間に電磁クラッ
チ75がOFFした状態でメインモータ80が起動す
る。 (9)これにより、包装された新聞紙Pは強制的に下方
へ搬送されるので、切断ヒータ95の圧着部から切断さ
れることとなる。その後第1ソレノイド90,90は消
磁する。 (10)下方へ搬送される包装された新聞紙Pは第4セ
ンサー71でその後端を検知されると、次の新聞紙Pの
受入状態に戻る。 (11)フイルム包装を完成した新聞紙Pは架台3の排
出ガイド102に落下して滑り落ち、ホッパー105に
受け止められて堆積する。
【表1】
【0026】次に完全密封動作について説明する。前記
通常動作では、包装するフイルムF,Fの横方向と縦方
向の接着部間に僅かな隙間ができるので、これを完全に
密封するため完全密封動作が行なわれる。(1)〜
(9)は通常動作と同じである。 (10)接着ヒータ100で一度融着した後に電磁ブレ
ーキ73をOFFしメインモータ80を起動させて新聞
紙Pを僅かに搬送させ、停止した後再び電磁ブレーキ7
3をONし第2ソレノイド91,91を励磁してフイル
ムF,Fを長手方向に位置をずらして融着する。 (11)下方へ搬送される包装された新聞紙Pは第4セ
ンサー71でその後端を検知されると、次の新聞紙Pの
受入状態に戻る。着ヒータ100で加圧・加熱して接着
する。 (12)フイルム包装を完成した新聞紙Pは架台3の排
出ガイド82に落下して滑り落ち、ホッパー85に受け
止められて堆積する。
【0027】前記各第1センサー54a,54b、第2
センサー55a,55b、第4センサー71,71a
は、第1送りテーブル13及び第2送りテーブル14を
搬送される新聞紙Pが途中で詰りトラブルを起した場
合、それらを検知する機能を備えており、次にこれらを
順に詳しく説明する。
【0028】通常、挿入口5から新聞紙Pが投入される
と、該新聞紙Pは第1センサー54a,54bで検出さ
れ、サブモータ50が起動し開閉ガイド部材15を開き
新聞紙Pを自重で落下させようとするが、この際、前記
新聞紙Pが傾いて投入され詰り、その後第2センサー5
5a,55bが前記新聞紙Pを検知しないとき(表の
(A)の位置)操作パネル12にエラーを表示すると共
にブザーを鳴らす。この対処としては、前記新聞紙Pを
再び真っすぐにして入れ直す。
【0029】前記自重で落下する新聞紙Pはその後端を
第1センサー54a,54bまたは第2センサー55
a,55bが検知した後、所定の時間経過後にメインモ
ータ80が停止して第1・第2ソレノイド90,90,
91,91が励磁されるが、この際、前記新聞紙Pの後
端が第1センサー54a,54bより上方または第1セ
ンサー54a,54bと第2センサー55a,55bと
の間で停止して新聞紙Pが詰ったとき(表の(B)の位
置)、第1センサー54a,54b及び第2センサー5
5a,55bが共にON状態のままとなるか、第2セン
サー55a,55bのみがON状態となる。そこで、こ
れらの場合も前記と同様に新聞紙Pが詰っていることを
知らせるため操作パネル12にエラーを表示すると共に
ブザーを鳴らす。この対処としては、包装機本体1内を
開けメンテナンスを行う。
【0030】また、新聞紙Pが第2送りテーブル14側
に搬送され、フイルムF,Fを融着・切断した後は、下
方へ搬送され、第4センサー71が包装された新聞紙P
の後端を検知して、次の新聞紙投入の準備に入るが、そ
こで詰ったとき(表の(C)の位置)、第4センサー7
1がON状態のままとなる。この場合も詰っていること
を知らせるため操作パネル12にエラーが表示される。
そこで、この場合操作パネル12の強制排出スイッチボ
タン107を押して排出を行う。しかし、なお搬送され
ないときは操作パネル12に未だ詰っていることを表示
することとなる。因に、この場合は、包装機本体1内を
開けてメンテナンスを行う。
【0031】
【発明の効果】以上に述べたように本発明に係わる新聞
紙のフイルム包装機は、4つ折りした新聞紙を挿入口か
ら順次垂直に落下させ、その両側面を挟むようにフイル
ムを供給して新聞紙の上下左右でフイルムを加熱融着
し、かつ上下で切断して包装するものであるから、包装
機本体をコンパクトな縦型に形成することができ広い設
置場所を必要としない。しかも、高速度にて連続的に運
転して包装することができるので作業能率が向上すると
共に、キャスターにより移動も自由である。
【0032】また、フイルムはロール巻きしたものを駆
動軸と従動軸とで回転支持させるようにしたから大径ロ
ール巻きのものを使用することができてフイルム補充の
手間を減らすことができる。
【0033】さらに、包装機本体内で新聞紙が詰るなど
のトラブルが起きても、各第1・第2・第4センサーで
検知されるので、詰るなどのトラブルの箇所が簡単に解
り対処もし易く、作業上有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるフイルム包装機の外観斜視図。
【図2】図1の側面断面図。
【図3】図2を一部拡大して示す包装機本体の側面断面
図。
【図4】包装機本体の左側パネルの正面図。
【図5】同一部拡大正面図。
【図6】包装機本体の右側パネルの正面図。
【図7】切断ヒータの作用説明図。
【図8】接着ヒータの作用説明図。
【符号の説明】
1 包装機本体 5 挿入口 13 第1送りテーブル 14 第2送りテーブル 15 開閉ガイド部材 16 送り押え部材 54a,54b 第1センサー(投光部,受光部) 55a,55b 第2センサー(投光部,受光部) 55c 第3センサー 71 第4センサー 95 切断ヒータ 100 接着ヒータ F,F フイルム P 新聞紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦型の箱体よりなる包装機本体の上面に
    折り畳まれた新聞紙を順に落とし込む挿入口を開設し、
    包装機本体内には前記挿入口の下方位置に帯状のフイル
    ムを新聞紙の両側面を挟むようにして供給するフイルム
    供給手段を設け、その下方に両側面をフイルムで挟んだ
    新聞紙を下方へ搬送させる第1送りテーブルと第2送り
    テーブルとをそれぞれ縦方向に連続して配設し、第1送
    りテーブルには開閉ガイド部材、また第2送りテーブル
    には送り押え部材をそれぞれ対設し、前記第1送りテー
    ブルに新聞紙を検知して開閉ガイド部材を開閉作動させ
    るための第1センサーと新聞紙が自重で落下したことを
    検知する第2センサーとをそれぞれ上下に配設し、前記
    第2送りテーブルに次の新聞紙の受け入れが可能である
    ことを検知する第4センサーを配設し、また、前記第1
    送りテーブルの下部に対向させて切断ヒータを設け、前
    記第2送りテーブルの左右両側に対向させて接着ヒータ
    を設けてなり、前記切断ヒータで新聞紙を挟んだフイル
    ムを水平状に融着すると同時に切断し、かつ接着ヒータ
    で前記フイルムの左右両側端を融着し、新聞紙をほぼ密
    閉状に包んだ状態で排出するようにしたことを特徴とす
    る新聞紙のフイルム包装機。
  2. 【請求項2】 第1送りテーブルまたは第2送りテーブ
    ルの途中で、新聞紙が詰って搬送し得なくなったとき、
    その状態を第1センサーまたは第2センサーまたは第4
    センサーにより検知できるようにした請求項1記載の新
    聞紙のフイルム包装機。
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