JPH1169707A - 回転駆動機構 - Google Patents

回転駆動機構

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JPH1169707A
JPH1169707A JP22806897A JP22806897A JPH1169707A JP H1169707 A JPH1169707 A JP H1169707A JP 22806897 A JP22806897 A JP 22806897A JP 22806897 A JP22806897 A JP 22806897A JP H1169707 A JPH1169707 A JP H1169707A
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JP
Japan
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balance
rotary drive
drive mechanism
chucking member
moving space
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Application number
JP22806897A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Omori
清 大森
Ryuzo Tamayama
隆三 玉山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ディスクの使用回転数に達したときに、
迅速かつ確実に自動調心作用が発揮され、回転駆動モー
タによって行われる回転が回転中心の偏心を生じない状
態で為されるようにする。 【解決手段】 回転駆動モータ3によりその回転軸8を
介して回転されるターンテーブル4と、ターンテーブル
に対してそれに装着されて回転される記録ディスク1を
挟んで軸方向における反対側に位置すると共にターンテ
ーブルとの間で記録ディスクをチャッキングし内部に軸
方向に直交する方向の断面形状が略円環状を為す移動空
間18が形成されたチャッキング部材5と、チャッキン
グ部材の移動空間に移動可能に配置されると共に磁性材
料から成る複数のバランス球20、20、・・・と、移
動空間の内周面側に設けられバランス球を吸着保持する
球吸着用マグネット19とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転駆動機構に関す
る。詳しくは、記録ディスクの使用回転数に達したとき
に、迅速かつ確実に自動調心作用が発揮され、回転駆動
モータによって行われる回転が回転中心の偏心を生じな
い状態で為されるようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンピュータに備えられターン
テーブルに装着される光ディスクや光磁気ディスク等の
記録ディスクに対する再生や記録を行うディスクドライ
ブ装置は、記録ディスクを回転駆動機構によって回転さ
せている。
【0003】このような回転駆動機構は、回転駆動モー
タであるスピンドルモータと該スピンドルモータのスピ
ンドル軸(回転軸)の先端側に固定されたターンテーブ
ルと記録ディスクをターンテーブルとの間でチャッキン
グするチャッキング部材とを有し、ターンテーブルとチ
ャッキング部材との間でチャッキングされた記録ディス
クがターンテーブルの回転に伴って回転され、回転駆動
機構によって回転される記録ディスクに対しては、光学
ピックアップや磁気ヘッド装置により情報信号の記録又
は再生が行われるようになっている。
【0004】そして、回転駆動機構にあっては、その回
転が回転中心の偏心を生じない状態で為されるようにす
ると共に回転時における回転軸の傾きを防止するための
機構として自動調心機構を有しているものがある。
【0005】このような自動調心機構を有する回転駆動
機構の従来のものの一例を図11及び図12に示す。
【0006】回転駆動機構aはスピンドルモータbとタ
ーンテーブルcとチャッキング部材dを備えている(図
11参照)。
【0007】スピンドルモータbのステータ部eはステ
ータ基板fに固定され、ステータ部eには上下方向に伸
びる回転軸gが図示しない軸受部材を介して回転自在に
支持されいる。そして、回転軸gの一部にはロータ部h
が固定されており、該ロータ部hの上側にターンテーブ
ルcが固定されている。
【0008】ターンテーブルcは平板状を為すディスク
載置部iと該ディスク載置部iの中心部から突設された
センタリングガイドjとから成り、該センタリングガイ
ドjが磁性材料により形成されている。そして、ターン
テーブルcはその中心部が回転軸gの上端部に固定さ
れ、回転軸gの回転によってロータ部hと共に回転され
るようになっている。
【0009】チャッキング部材dはターンテーブルcの
上方で図示しない支持部材に回転可能に支持されてい
る。チャッキング部材dの中心部にはそれぞれ円環状を
為すヨークkとチャッキング用マグネットlとが上下に
接した状態で埋設されており、チャッキング用マグネッ
トlは後述する記録ディスクをチャッキング部材dとタ
ーンテーブルcとの間でチャッキングするために必要と
されるものである。
【0010】チャッキング部材dの外周側の部分の内部
には円環状を為す移動空間mが形成されており、該移動
空間m内には磁性材料により形成された複数のバランス
球n、n、・・・が移動可能に配置されている。そし
て、バランス球n、n、・・・はターンテーブルcとチ
ャッキング部材dとによる記録ディスクのチャッキング
が為されていない状態においては、チャッキング用マグ
ネットlによりチャッキング部材dの中心方向へ吸着さ
れ移動空間mの内周面oに当接した状態で位置されてい
る。また、ターンテーブルcとチャッキング部材dとに
よって記録ディスクのチャッキングが為されチャッキン
グ部材dが回転されると、バランス球n、n、・・・は
回転によって生じる遠心力によりチャッキング用マグネ
ットlの吸着力に抗して移動空間mの内周面oから離間
されると共にチャッキング部材dの回転に伴って回転さ
れる。
【0011】しかして、記録ディスクpの中心孔qにタ
ーンテーブルcのセンタリングガイドjが嵌合され位置
決めされた状態で、チャッキング部材dのチャッキング
用マグネットlが磁性材料により形成されたセンタリン
グガイドjを吸着することによって記録ディスクpがタ
ーンテーブルcとチャッキング部材dとの間に挟まれて
確実に保持されチャッキングされる。
【0012】このように記録ディスクpがチャッキング
された状態において、スピンドルモータbのロータ部h
と回転軸gとが一体となって回転されると、ターンテー
ブルcとチャッキング部材dとこれらの間でチャッキン
グされた記録ディスクpが一体となって回転され、記録
ディスクpに対する記録信号の記録又は再生が図示しな
い記録再生機構によって行われる。また、チャッキング
部材dが回転されると、上記したようにバランス球n、
n、・・・が移動空間mの内周面oから離間されると共
にチャッキング部材dの回転方向に回転される。
【0013】即ち、これらの回転軸g、ロータ部h、タ
ーンテーブルc、チャッキング部材d、記録ディスク
p、バランス球n、n、・・・は合成回転体を構成す
る。
【0014】そして、スピンドルモータbの回転によっ
て記録ディスクpの回転速度が使用回転域に達したとき
には、バランス球n、n、・・・は遠心力によって移動
空間mの外周面rに当接する位置に到達し、チャッキン
グ部材dと共に回転される。
【0015】ここで、合成回転体に重量的なアンバラン
スが生じている場合がある。例えば、記録ディスクpは
製造時において、基板厚さが不均一のときや基板の密度
が不均一のとき等に重量的なアンバランスを生じる場
合、即ち、記録ディスクpの中心に該記録ディスクpの
重心が位置していない場合がある。そして、このような
アンバランスが生じた記録ディスクpを回転させてしま
うと、合成回転体の合成重心が偏心し記録ディスクpを
回転させているスピンドルモータb等が振動してしま
う。
【0016】そして、このような重量的なアンバランス
がある記録ディスクpがターンテーブルbに装着されて
回転されている場合には、バランス球n、n、・・・
が、図12に示すように、アンバランスの方向及びアン
バランスの量に応じて、このアンバランスを打ち消すこ
ととなる位置に移動空間m内において移動する。即ち、
バランス球n、n、・・・は、チャッキング部材dが回
転されはじめても該チャッキング部材dとは別体で回転
するが、やがてチャッキング部材dに対して相対的に静
止して該チャッキング部材dと共に回転するようにな
る。そして、バランス球n、n、・・・は記録ディスク
pのアンバランス方向に対向する位置に徐々に移動す
る。
【0017】バランス球n、n、・・・がアンバランス
を打ち消した状態におけるバランス球n、n、・・・の
位置は、図12に示すように、アンバランスの方向A
(回転軸gの回転中心から見て記録ディスクpの重心が
存在する方向)に対して角度+θnの位置よりこのアン
バランスの方向の反対側を経て角度−θnの位置までの
範囲に、等間隔で配置されることとなり、このとき、バ
ランス球n、n、・・・の全体の重心は、回転中心を介
して上記アンバランス方向に対向する位置であって、そ
の対向線上に位置している。
【0018】このように、バランス球n、n、・・・は
アンバランスを有する記録ディスクpが回転された場
合、所謂自動調心作用により自己が適宜に移動し、これ
により、合成重心の位置が回転軸上に位置する。従っ
て、合成回転体は振動することなく回転し、アンバラン
スを有する記録ディスクpをその重心を回転軸上に位置
させた状態で回転させることができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動調心機
構においては、スピンドルモータbの回転数が記録ディ
スクpの使用回転数に達したときに自動調心作用を迅速
かつ確実に発揮させるために、当該回転数に達したとき
にチャッキング部材dの回転速度とバランス球n、n、
・・・の回転速度との差がゼロであることが要求され
る。従って、スピンドルモータbの起動時、即ち、チャ
ッキング部材dが停止状態から回転を開始するときに
は、バランス球n、n、・・・がチャッキング部材dに
対して相対移動することなく同期して起動されることが
好ましい。
【0020】なぜなら、チャッキング部材dが回転を開
始した直後において、チャッキング部材dの回転にバラ
ンス球n、n、・・・の回転が追従せず両者の回転数に
差がある場合には、回転速度が高くなるにつれてバラン
ス球n、n、・・・の回転数がチャッキング部材dの回
転数に徐々に追い付いていくことになるが、チャッキン
グ部材dが回転を開始した直後における両者の回転数の
差が大きいときには、記録ディスクpの使用回転数に達
してもバランス球n、n、・・・の回転数がチャッキン
グ部材dの回転数に完全に追い付かず、使用回転数に達
したにも拘らず自動調心作用が確実に行われない虞があ
るからである。
【0021】従って、自動調心機構においてはバランス
球n、n、・・・をチャッキング部材dに対して起動時
に相対移動させないようにするためにバランス球n、
n、・・・を移動空間mの内周側で保持し、起動時にチ
ャッキング部材dとバランス球n、n、・・・とを同期
して回転させることが望まれる。
【0022】ところが、従来の回転駆動機構aにあって
は、上記したように、バランス球n、n、・・・の移動
空間mの内周側における保持をチャッキング部材dに設
けられたチャッキング用マグネットlによりチャッキン
グ部材dの中心方向へ吸着させ移動空間mの内周面oに
当接した状態で保持するようにしているため、記録ディ
スクpがチャッキングされた状態においてはターンテー
ブルcのセンタリングガイドjとチャッキング用マグネ
ットlとヨークkとによって閉磁路が形成されてしま
い、チャッキング用マグネットlのバランス球n、n、
・・・に対する吸着力が低下してしまう。
【0023】従って、従来の回転駆動機構aにあって
は、スピンドルモータbの起動と同時にバランス球n、
n、・・・が移動空間mの内周面oから離間され易く、
チャッキング部材dの回転の開始時にバランス球n、
n、・・・がこれと同期して回転しない可能性が高く、
記録ディスクpの使用回転数に達したときに自動調心作
用が確実かつ迅速に発揮されない虞がある。
【0024】そこで、本発明回転駆動機構は、上記した
問題点を克服し、記録ディスクの使用回転数に達したと
きに、迅速かつ確実に自動調心作用が発揮され、回転駆
動モータによって行われる回転が回転中心の偏心を生じ
ない状態で為されるようにすることを課題とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明回転駆動機構は、
上記した課題を解決するために、回転駆動モータにより
その回転軸を介して回転されるターンテーブルと、ター
ンテーブルに対してそれに装着されて回転される記録デ
ィスクを挟んで軸方向における反対側に位置すると共に
ターンテーブルとの間で記録ディスクをチャッキング
し、内部に軸方向に直交する方向の断面形状が略円環状
を為す移動空間が形成されたチャッキング部材と、チャ
ッキング部材の移動空間に移動可能に配置されると共に
磁性材料から成る複数のバランス球と、移動空間の内周
面側に設けられバランス球を吸着保持する球吸着用マグ
ネットとを備えたものである。
【0026】従って、本発明回転駆動機構にあっては、
バランス球がターンテーブルの回転の開始と共に回転さ
れ一定の回転数に達したところで吸着されていた球吸着
用マグネットから離間して移動空間内を移動し、ターン
テーブルとチャッキング部材と回転駆動モータに含まれ
る回転する部材とバランス球と記録ディスクとにより構
成される合成回転体の重心(合成重心)がディスクの使
用回転数に達したときに、迅速且つ確実に回転軸上に位
置される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明回転駆動機構の各
実施の形態を添付図面を参照して説明する。尚、以下に
示した実施の形態は、本発明を光ディスクや光磁気ディ
スクの如き記録ディスクに対する再生や記録を行うディ
スクドライブ装置における回転駆動機構に適用したもの
である。
【0028】先ず、図1及び図2に示す第1の実施の形
態について説明をする。
【0029】記録ディスク1は、例えば、ポリカーボネ
ートの如き合成樹脂材料によって形成された透明基板に
信号記録面が形成されて構成されており、その中心孔1
aに後述するターンテーブルのセンタリングガイドが嵌
合されることによりターンテーブルに位置決めされる。
【0030】ディスクドライブ装置に設けられた回転駆
動機構2は、回転駆動モータであるスピンドルモータ3
とターンテーブル4とチャッキング部材5を備えてい
る。
【0031】スピンドルモータ3のステータ部6はその
下端部がステータ基板7に固定され、ステータ部6には
図示しない軸受部材を介して上下方向に伸びる回転軸8
が回転自在に支持されている。そして、回転軸8の一部
にはロータ部9の中心部が固定されており、該ロータ部
9の上側にターンテーブル5が固定されている。
【0032】ターンテーブル4は平板状を為すディスク
載置部4aと該ディスク載置部4aの中心部から突設さ
れたセンタリングガイド4bとから成り、該センタリン
グガイド4bが磁性材料により形成されている。そし
て、センタリングガイド4bの中心には上方に開口する
図示しない位置決め凹部が形成されている。また、ター
ンテーブル4はその中心部が回転軸8の上端部に固定さ
れ、回転軸8の回転によってロータ部9と共に回転され
るようになっている。
【0033】チャッキング部材5はターンテーブル4の
上方で図示しない支持部材に回転可能に支持され、上側
覆い部10と底板部11とが上下で結合されることによ
り形成されている。
【0034】上側覆い部10は薄い円板状を為す天板部
12と該天板部12の中心部から垂設された軸方向に短
い略円柱状の内側部13と天板部12の外周縁寄りの部
分から垂設された略円環状の外周部14とから成る。そ
して、内側部13にはそれぞれ円環状を為すヨーク15
とチャッキング用マグネット16とが上下に接した状態
で埋設されており、チャッキング用マグネット16は記
録ディスク1をターンテーブル4とチャッキング部材5
との間でチャッキングするために必要とされるものであ
る。また、内側部13の中心部からは位置決め突部13
aが垂設されている。
【0035】底板部11は平面で見て円環状を為し、そ
の外形が上側覆い部10の外周部14の下端のそれと同
じ大きさに形成されている。そして、底板部11の内周
縁部における上側覆い部10の内側部13に対応した部
分はその余の部分より稍上方に突出され、突出部17と
して形成されている。
【0036】しかして、上側覆い部10の内側部13が
底板部11の突出部17と上下で結合され、また、上側
覆い部10の外周部14が底板部11の外周縁と上下で
結合されることによりチャッキング部材5が形成され、
これにより該チャッキング部材5内には円環状を為す移
動空間18が形成される。
【0037】移動空間18の最内周には円環状の球吸着
用マグネット19が配置される。即ち、球吸着用マグネ
ット19はその内周面が移動空間18の内周面18aと
接した状態で移動空間18内に配置されている。また、
移動空間18内には磁性材料により形成された複数のバ
ランス球20、20、・・・が移動可能に配置されてい
る。
【0038】バランス球20、20、・・・はチャッキ
ング部材5が回転されていない状態においては、球吸着
用マグネットl9に吸着され該球吸着用マグネット19
の外周面に接した状態で位置される(図1参照)。ま
た、後述するようにチャッキング部材5が回転され一定
の回転数に達すると、バランス球20、20、・・・は
回転によって生じる遠心力により球吸着用マグネット1
9の吸着力に抗して該球吸着用マグネット19の外周面
から離間されると共にチャッキング部材5の回転に伴っ
て回転される(図2参照)。
【0039】しかして、記録ディスク1の中心孔1aに
ターンテーブル4のセンタリングガイド4bが下方から
嵌合され位置決めされた状態で、チャッキング部材5に
設けられたチャッキング用マグネット16が磁性材料に
より形成されたセンタリングガイド4bを吸着すること
によって記録ディスク1がターンテーブル4とチャッキ
ング部材5との間に挟まれて確実に保持されチャッキン
グされる(図1参照)。尚、このときチャッキング部材
5の位置決め突部13aがターンテーブル4のセンタリ
ングガイド4bの中心部に形成された位置決め凹部に挿
入されることにより、ターンテーブル4とチャッキング
部材5との間の位置決めが為される。
【0040】このように記録ディスク1がチャッキング
された状態で、スピンドルモータ3のロータ部9と回転
軸8とが一体となって回転されると、ターンテーブル4
とチャッキング部材5とこれらの間でチャッキングされ
た記録ディスク1が一体となって回転され、記録ディス
ク1に対する信号の記録又は再生が図示しない記録再生
機構によって行われる。また、チャッキング部材5が回
転されると、その回転の開始と共にバランス球20、2
0、・・・が回転され、チャッキング部材5がある一定
の回転数に達したところでバランス球20、20、・・
・が移動空間18内に設けられた球吸着用マグネット1
9から離間され移動空間18内の外周側においてチャッ
キング部材5と共に回転される(図2参照)。
【0041】即ち、これらの回転軸8、ロータ部9、タ
ーンテーブル4、チャッキング部材5、記録ディスク
1、バランス球20、20、・・・は合成回転体を構成
する。
【0042】バランス球20、20、・・・は、遠心力
によって移動空間18の外周面18bに当接する位置に
到達すると共にチャッキング部材5と同期して回転さ
れ、このとき合成回転体にアンバランスがある場合に
は、その合成重心を回転軸上に一致させるようにアンバ
ランスの方向及びアンバランスの量に応じて、このアン
バランスを打ち消すこととなる位置に移動空間18内に
おいて移動し、これにより自動調心作用が発揮される。
【0043】そして、この回転駆動機構2にあっては、
スピンドルモータ3の起動時、即ち、チャッキング部材
5が停止状態から回転を開始するときに、バランス球2
0、20、・・・が移動空間18内に設けられた球吸着
用マグネット19に吸着されており、この吸着状態が保
たれたままチャッキング部材5に対して相対移動するこ
となく同期して起動(回転)される。
【0044】従って、スピンドルモータ3がある一定の
回転数に達するとバランス球20、20、・・・が球吸
着用マグネット19から離間され、その後スピンドルモ
ータ3の回転数が記録ディスク1の使用回転数に達した
ときにバランス球20、20、・・・がスピンドルモー
タ3の回転によって回転されているチャッキング部材5
に同期して回転される。
【0045】これにより、回転駆動機構2にあっては、
記録ディスク1の使用回転数に達したときにバランス球
20、20、・・・によって自動調心作用が確実かつ迅
速に実行される。
【0046】ところで、回転駆動機構においては、チャ
ッキング部材が回転されていないときにはバランス球が
互いにチャッキング部材の周方向において等角度間隔に
配置されていることが望ましい。なぜなら、バランス球
が等角度間隔に配置されていないとバランス球の位置の
偏りにより重量的なアンバランスを生じる可能性があ
り、スピンドルモータが回転しはじめてから自動調心作
用が実行されるまでの間に、回転駆動機構においてアン
バランスに起因する振動が発生してしまう虞があるから
である。
【0047】ここで、以下に本発明回転駆動機構の第2
の実施の形態乃至第4の実施の形態について説明をする
が、これら第2の実施の形態乃至第4の実施の形態は何
れも上記したバランス球の配置に起因して発生する振動
を防止するためのものである。
【0048】先ず、本発明回転駆動機構の第2の実施の
形態について説明をする(図3及び図4参照)。尚、こ
の第2の実施の形態、後述する第3の実施の形態及び第
4の実施の形態においては、各実施の形態が上記第1の
実施の形態と比較して相違する点のみを説明し、上記第
1の実施の形態において説明した部分と同様の部分につ
いては、上記第1の実施の形態における同様の部分に付
した符号と同じ符号を付すことによりその説明を省略す
る。
【0049】移動空間18の底面18cはチャッキング
部材5の中心部へ行くに従って緩やかに下方へ変位する
傾斜面として形成されている。そして、傾斜面18cに
はバランス球20、20、・・・の数と同数の保持溝2
1、21、・・・が周方向に等間隔に形成されている。
【0050】各保持溝21は傾斜面18cの外周縁部を
除いた部分に形成され、該傾斜面18cに連続しチャッ
キング部材5の中心に行くに従って下方へ変位する傾斜
部21aと該傾斜部21aに連続し移動空間18の内周
面18aに達する水平面として形成された保持部21b
とを有している。
【0051】しかして、この第2の実施の形態において
は、移動空間18内にバランス球20、20、・・・の
数と同数の保持溝21、21、・・・が等間隔に形成さ
れており、スピンドルモータ3の回転が停止するときに
バランス球20、20、・・・が転動して各別に保持溝
21、21、・・・内に保持される。
【0052】従って、バランス球20、20、・・・が
等間隔に配置されていないことに起因して発生する振動
を防止することができる。
【0053】また、スピンドルモータ3の回転が停止さ
れるときには、移動空間18の傾斜面18cによりバラ
ンス球20、20、・・・は確実に球吸着用マグネット
19に向かって転動され、これによりバランス球20、
20、・・・は球吸着用マグネット19に確実に吸着さ
れる。
【0054】従って、バランス球20、20、・・・は
チャッキング部材5が回転を開始するときに、この吸着
状態が保たれたままチャッキング部材5に対して相対移
動することなく同期して起動されるため、記録ディスク
1の使用回転数に達したときのバランス球20、20、
・・・による自動調心作用が一層確実かつ迅速に行われ
る。
【0055】尚、スピンドルモータ3が起動されて回転
されたバランス球20、20、・・・が遠心力により球
吸着用マグネット19から離間するときには、保持溝2
1、21、・・・に保持されていたバランス球20、2
0、・・・は保持溝21、21、・・・の傾斜部21a
を駆け上がるようにして移動空間18の外周面18bに
到達し、該外周面18bと傾斜面18cの外周縁部とに
接した状態でチャッキング部材5と共に回転されて自動
調心作用が実行されることになる。
【0056】次に、本発明回転駆動機構の第3の実施の
形態について説明をする(図5及び図6参照)。
【0057】この第3の実施の形態は上記した第2の実
施の形態の構成に加え、球吸着用マグネット19の外周
に周壁が設けられたものである。
【0058】即ち、球吸着用マグネット19の外周には
保持溝21、21、・・・に対応して位置する部分19
a、19a、・・・を除いて周壁22、22、・・・が
設けられている。そして、周壁22、22、・・・はそ
の厚みが保持溝21、21間の中央の部分において最も
厚く、そこから両側に位置する保持溝21、21に近づ
くに従って次第に薄くなるように形成されている。
【0059】従って、球吸着用マグネット19のバラン
ス球20、20、・・・に対する吸着力は、保持溝2
1、21間の中央の部分において最も弱く、そこから両
側に位置する保持溝21、21に行くに従って次第に強
くなり、周壁22、22、・・・が設けられていない部
分19a、19a、・・・、即ち、保持溝21、21、
・・・に対応して位置する部分が最も磁力の強い強磁力
域とされている。
【0060】しかして、この第3の実施の形態において
は、周方向に等間隔に形成された保持溝21、21、・
・・に対応して位置する球吸着用マグネット19の部分
が強磁力域19a、19a、・・・として形成されてい
るので、スピンドルモータ3の回転が停止されるときに
バランス球20、20、・・・が強磁力域19a、19
a、・・・に引き寄せられるようにして確実に保持溝2
1、21、・・・内に保持される。
【0061】従って、バランス球20、20、・・・が
等間隔に配置されていないことに起因して発生する振動
を確実に防止することができる。
【0062】次に、本発明回転駆動機構の第4の実施の
形態について説明をする(図7及び図8参照)。
【0063】この第4の実施の形態は上記した第2の実
施の形態の構成に加えて、移動空間18の底面の傾斜状
態を工夫したものである。
【0064】即ち、移動空間18の底面18dはその外
周縁部18eを除いた部分が傾斜面18f、18f、・
・・として形成され、該傾斜面18f、18f、・・・
は保持溝21、21間の中間の部分が最も高く位置し、
そこから両側に位置する保持溝21、21に行くに従っ
て次第に低く位置するように傾斜されている(図8参
照)。尚、底面18dの外周縁部18eは平面として形
成され、保持溝21、21、・・・の傾斜部21a、2
1a、・・・が外周縁部18eに連続して形成されてい
る。
【0065】しかして、この第4の実施の形態において
は、スピンドルモータ3の回転が停止されるときにバラ
ンス球20、20、・・・が傾斜面18f、18f、・
・・を転動して確実に保持溝21、21、・・・内に保
持される。
【0066】従って、バランス球20、20、・・・が
等間隔に配置されていないことに起因して発生する振動
を確実に防止することができる。
【0067】尚、上記には、傾斜面18f、18f、・
・・を保持溝21、21間の中間の部分が最も高く位置
し、そこから両側に位置する保持溝21、21に行くに
従って次第に低く位置するように傾斜させて形成したも
のを示したが、図9に示すように、傾斜面18f、18
f、・・・に代えて、一の保持溝21の周方向における
一側に対応する部分が最も高く位置し、隣接する保持溝
21の他側に対応する部分が最も低く位置するような傾
斜面18g、18g、・・・を形成してもよい。
【0068】このような傾斜面18g、18g、・・・
を形成した場合にも、スピンドルモータ3の回転が停止
されるときにバランス球20、20、・・・が傾斜面1
8g、18g、・・・を転動して確実に保持溝21、2
1、・・・内に保持されるため、バランス球20、2
0、・・・が等間隔に配置されていないことに起因して
発生する振動を確実に防止することができる。
【0069】ところで、合成回転体のアンバランスを確
実に解消するためには移動空間18を大きくしてバラン
ス球20、20、・・・のチャッキング部材5の半径方
向における移動可能な範囲を大きくすることが望まし
い。なぜなら、合成回転体のアンバランスの量が大きな
ときにバランス球20、20、・・・の移動範囲が小さ
いと、この大きなアンバランスの量を完全に解消するこ
とができないからである。
【0070】ところが、従来の回転駆動機構にあって
は、チャッキング部材内に形成された移動空間が十分な
大きさを有しておらず、合成回転体のアンバランスの量
が大きなときにこのアンバランスを完全に解消すること
が困難であるという問題があった。
【0071】従って、このような大きなアンバランスを
解消するためにチャッキング部材を大きくしてその内部
に形成される移動空間を大きなものにしてバランス球の
チャッキング部材の半径方向における移動範囲を大きく
すればよいが、チャッキング部材の外径の大きさをあま
り大きくすると回転駆動機構が大型となり、延いては回
転駆動機構が設けられる装置、例えば、ディスクドライ
ブ装置が大型となってしまう等の支障を来すため、チャ
ッキング部材を大きくすることには限度がある。
【0072】そこで、バランス球20、20、・・・の
移動範囲を大きくするために、移動空間18の内周面1
8aを従来の回転駆動機構におけるそれよりもチャッキ
ング部材5の回転中心に近づけることにより、回転中心
から移動空間18の外周面18bまでの距離と回転中心
からチャッキング部材5の非回転時におけるバランス球
20の外端までの距離との比を従来のそれよりも大きく
することが考えられる(図10参照)。
【0073】図10に示すように、移動空間18の内周
面18aをチャッキング部材5の回転中心に近づけるよ
うにし、回転中心から移動空間18の外周面18bまで
の距離L2を回転中心からチャッキング部材5の非回転
時におけるバランス球20の外端までの距離L1より
も、例えば、1.5倍以上大きくすることが考えられ
る。
【0074】このように、移動空間18の内周面18a
をチャッキング部材5の回転中心に近づけるようにして
移動空間18を大きくすれば、チャッキング部材5の外
径を大きくする必要がないため回転駆動機構、延いては
回転駆動機構が設けられる装置の大型という問題を生じ
ることなく、合成回転体のアンバランスの量が大きなと
きでもこのアンバランスを完全に解消することができ
る。
【0075】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかな通
り、本発明回転駆動機構は、回転駆動モータによりその
回転軸を介して回転されるターンテーブルと、ターンテ
ーブルに対してそれに装着されて回転される記録ディス
クを挟んで軸方向における反対側に位置すると共にター
ンテーブルとの間で記録ディスクをチャッキングし、内
部に軸方向に直交する方向の断面形状が略円環状を為す
移動空間が形成されたチャッキング部材と、チャッキン
グ部材の移動空間に移動可能に配置されると共に磁性材
料から成る複数のバランス球と、移動空間の内周面側に
設けられバランス球を吸着保持する球吸着用マグネット
とを備え、バランス球がターンテーブルの回転の開始と
共に回転され一定の回転数に達したところで吸着されて
いた球吸着用マグネットから離間して移動空間内を移動
し、ターンテーブルとチャッキング部材と回転駆動モー
タに含まれる回転する部材とバランス球と記録ディスク
とにより構成される合成回転体の重心(合成重心)が回
転軸上に位置するようにしたので、チャッキング部材が
停止状態から回転を開始するときに、バランス球が球吸
着用マグネットに吸着された状態でチャッキング部材に
対して同期して回転されるため、記録ディスクの使用回
転数に達したときにバランス球によって自動調心作用が
確実かつ迅速に実行される。
【0076】請求項2に記載した発明にあっては、移動
空間の各面のうちの軸方向と直交する方向に延びるバラ
ンス球が転動される面(転動面)のうちの内周側の面の
周方向に等間隔にバランス球の数と同数形成されると共
にチャッキング用マグネットと隣接して位置する保持溝
を形成したので、回転駆動モータの回転が停止するとき
にバランス球が各別に保持溝において保持され、バラン
ス球が等間隔に配置されていないことに起因して発生す
る振動を防止することができる。
【0077】請求項3に記載した発明にあっては、移動
空間内の周方向に等間隔にバランス球と同数形成される
と共にバランス球に対する磁力が他の領域よりも強い強
磁力域を移動空間の内周面側に形成したので、回転駆動
モータの回転が停止されるときにバランス球が強磁力域
に引き寄せられるようにして該強磁力域において保持さ
れ、回転駆動モータが回転されたときにバランス球が等
間隔に配置されていないことに起因して発生する振動を
確実に防止することができる。
【0078】請求項4に記載した発明にあっては、移動
空間内の周方向に等間隔にバランス球の数と同数形成さ
れると共にバランス球に対する磁力が他の領域よりも強
い強磁力域が移動空間の内周面側における保持溝に対応
する位置に形成されたので、回転駆動モータの回転が停
止されるときにバランス球が強磁力域に引き寄せられる
ようにして該強磁力域(保持溝)において保持され、回
転駆動モータが回転されたときにバランス球が等間隔に
配置されていないことに起因して発生する振動を確実に
防止することができる。
【0079】請求項5及び請求項7に記載した発明にあ
っては、転動面を周方向において傾斜する傾斜面として
形成し、バランス球が保持溝に向かって転動されるよう
にしたので、回転駆動モータの回転が停止されるときに
バランス球が傾斜面を転動して確実に保持溝において保
持され、回転駆動モータが回転されたときにバランス球
が等間隔に配置されていないことに起因して発生する振
動を確実に防止することができる。
【0080】請求項6に記載した発明にあっては、転動
面を周方向において傾斜する傾斜面として形成し、バラ
ンス球が強磁力域に向かって転動されるようにしたの
で、回転駆動モータの回転が停止されるときにバランス
球が傾斜面を転動して確実に強磁力域において保持さ
れ、回転駆動モータが回転されたときにバランス球が等
間隔に配置されていないことに起因して発生する振動を
確実に防止することができる。
【0081】請求項8乃至請求項14に記載した発明に
あっては、転動面をチャッキング部材の中心部に近づく
に従って転動面と対向する面から離間する傾斜面として
形成したので、回転駆動モータの回転が停止されるとき
に傾斜面によりバランス球は確実に球吸着用マグネット
に向かって転動されて球吸着用マグネット吸着され、チ
ャッキング部材が停止状態から回転を開始するときに、
バランス球が球吸着用マグネットに吸着された状態でチ
ャッキング部材に対して同期して回転されるため、使用
回転数に達したときにバランス球によって自動調心作用
が確実かつ迅速に行われる。
【0082】尚、上記した実施の形態において示した各
部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する
に際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、
これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈され
ることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2と共に本発明回転駆動機構の第1の実施の
形態を示すものであり、本図はバランス球が球吸着用マ
グネットに吸着されている状態を一部を断面にして示す
側面図である。
【図2】バランス球が球吸着用マグネットから離間した
状態を一部を断面にして示す側面図である。
【図3】図4と共に本発明回転駆動機構の第2の実施の
形態を示すものであり、本図はチャッキング部材の水平
断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図6と共に本発明回転駆動機構の第3の実施の
形態を示すものであり、本図はチャッキング部材の水平
断面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図8及び図9と共に本発明回転駆動機構の第4
の実施の形態を示すものであり、本図はチャッキング部
材の水平断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図であ
る。
【図9】傾斜面の傾斜状態を変更した例を示す図8と同
じ部位で切断した断面図である。
【図10】移動空間の好適な大きさを説明するためのも
のであり、一部を断面にして示す回転駆動機構の側面図
である。
【図11】図12と共に従来の回転駆動機構の一例を示
すものであり、本図は一部を断面にして示す側面図であ
る。
【図12】自動調心作用が実行された状態を示すチャッ
キング部材の水平断面図である。
【符号の説明】
1…記録ディスク、2…回転駆動機構、3…スピンドル
モータ(回転駆動モータ)、4…ターンテーブル、5…
チャッキング部材、8…回転軸、18…移動空間、18
c…傾斜面、18f…傾斜面、18g…傾斜面、19…
球吸着用マグネット、19a…強磁力域、20…バラン
ス球、21…保持溝

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動モータによりその回転軸を介し
    て回転されるターンテーブルと、 ターンテーブルに対してそれに装着されて回転される記
    録ディスクを挟んで軸方向における反対側に位置すると
    共にターンテーブルとの間で記録ディスクをチャッキン
    グし、内部に軸方向に直交する方向の断面形状が略円環
    状を為す移動空間が形成されたチャッキング部材と、 チャッキング部材の移動空間に移動可能に配置されると
    共に磁性材料から成る複数のバランス球と、 移動空間の内周面側に設けられバランス球を吸着保持す
    る球吸着用マグネットとを備え、 バランス球がターンテーブルの回転の開始と共に回転さ
    れ一定の回転数に達したところで吸着されていた球吸着
    用マグネットから離間して移動空間内を移動し、ターン
    テーブルとチャッキング部材と回転駆動モータに含まれ
    る回転する部材とバランス球と記録ディスクとにより構
    成される合成回転体の重心(「以下、「合成重心」とい
    う。)が回転軸上に位置するようにしたことを特徴とす
    る回転駆動機構。
  2. 【請求項2】 移動空間における軸方向と直交する方向
    に延びるバランス球が転動される面(以下、「転動面」
    という。)のうちの内周側の面の周方向に等間隔にバラ
    ンス球の数と同数形成されると共にチャッキング用マグ
    ネットと隣接して位置する保持溝を形成したことを特徴
    とする請求項1に記載の回転駆動機構。
  3. 【請求項3】 移動空間内の周方向に等間隔にバランス
    球の数と同数形成されると共にバランス球に対する磁力
    が他の領域よりも強い強磁力域が移動空間の内周面側に
    形成されたことを特徴とする請求項1に記載の回転駆動
    機構。
  4. 【請求項4】 移動空間内の周方向に等間隔にバランス
    球の数と同数形成されると共にバランス球に対する磁力
    が他の領域よりも強い強磁力域が移動空間の内周面側に
    おける保持溝に対応する位置に形成されたことを特徴と
    する請求項2に記載の回転駆動機構。
  5. 【請求項5】 転動面を周方向において傾斜する傾斜面
    として形成し、バランス球が保持溝に向かって転動され
    るようにしたことを特徴とする請求項2に記載の回転駆
    動機構。
  6. 【請求項6】 転動面を周方向において傾斜する傾斜面
    として形成し、バランス球が強磁力域に向かって転動さ
    れるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の回転
    駆動機構。
  7. 【請求項7】 転動面を周方向において傾斜する傾斜面
    として形成し、バランス球が保持溝に向かって転動され
    るようにしたことを特徴とする請求項4に記載の回転駆
    動機構。
  8. 【請求項8】 転動面をチャッキング部材の中心部に近
    づくに従って転動面と対向する面から離間する傾斜面と
    して形成したことを特徴とする請求項1に記載の回転駆
    動機構。
  9. 【請求項9】 転動面をチャッキング部材の中心部に近
    づくに従って転動面と対向する面から離間する傾斜面と
    して形成したことを特徴とする請求項2に記載の回転駆
    動機構。
  10. 【請求項10】 転動面をチャッキング部材の中心部に
    近づくに従って転動面と対向する面から離間する傾斜面
    として形成したことを特徴とする請求項3に記載の回転
    駆動機構。
  11. 【請求項11】 転動面をチャッキング部材の中心部に
    近づくに従って転動面と対向する面から離間する傾斜面
    として形成したことを特徴とする請求項4に記載の回転
    駆動機構。
  12. 【請求項12】 転動面をチャッキング部材の中心部に
    近づくに従って転動面と対向する面から離間する傾斜面
    として形成したことを特徴とする請求項5に記載の回転
    駆動機構。
  13. 【請求項13】 転動面をチャッキング部材の中心部に
    近づくに従って転動面と対向する面から離間する傾斜面
    として形成したことを特徴とする請求項6に記載の回転
    駆動機構。
  14. 【請求項14】 転動面をチャッキング部材の中心部に
    近づくに従って転動面と対向する面から離間する傾斜面
    として形成したことを特徴とする請求項7に記載の回転
    駆動機構。
JP22806897A 1997-08-25 1997-08-25 回転駆動機構 Pending JPH1169707A (ja)

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JP22806897A JPH1169707A (ja) 1997-08-25 1997-08-25 回転駆動機構

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JP (1) JPH1169707A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7058961B2 (en) * 2000-12-21 2006-06-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Disk player, and self-compensating-dynamic-balancer (SCDB) integrated turntable, SCDB integrated clamper and SCDB integrated spindle motor employed in the same
US7367037B2 (en) 1996-10-09 2008-04-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Disk player, and turntable incorporating self-compensating dynamic balancer, clamper incorporating self-compensating dynamic balancer and spindle motor incorporating self-compensating dynamic balancer adopted for disk player
WO2016197384A1 (zh) * 2015-06-12 2016-12-15 尚平 一种电子打碟机

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