JPH1168038A - 半導体集積回路装置における静電破壊保護回路 - Google Patents
半導体集積回路装置における静電破壊保護回路Info
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Abstract
壊しないように工夫した新規且つ有効な静電破壊保護回
路を提供する。 【解決手段】静電破壊保護回路は、外部接続端子につな
がる信号線路2とグランド間にソース・ドレインが接続
された第1のPチャンネル型のMOSトランジスタT1
と、ドレインが前記第1のMOSトランジスタT1のゲ
ートに接続され、ソースが第1抵抗R1を介して電源ラ
イン4に接続され、ゲートが第2抵抗R2を介してグラ
ンドに接続されたPチャンネル型の第2のMOSトラン
ジスタQ1とから成っている。
Description
における静電破壊保護回路に関するものである。
端子に例えば人の手指が触れると、異常な静電気が内部
回路に印加されるので、半導体集積回路装置が破損する
ことがある。尚、このような手指の接触による静電気が
印加されるのは、半導体集積回路装置が不作動状態のと
き、例えば半導体集積回路装置の回路基板への実装又は
それに至る作業時に起こりやすい。
集積回路装置内には簡単な保護回路が設けられている。
図7は従来の保護回路を示している。同図において、1
00はバッファ等を含む入出力回路であり、101はパ
ッド102につながる信号線路である。パッド102は
更に外部接続出力端子に接続される。103はドレイン
が信号線路101に接続され、ソースがグランドに接続
されたNチャンネルMOSトランジスタであり、そのゲ
ートはグランドに接続されている。
より異常な静電気が与えられた場合、ドレイン・ソース
間のパンチスルー(MOSトランジスタ103の通常の
ON動作でなく、ソース・ドレイン間に高電圧がかかる
ことによりソース・ドレインがつながって電流が流れる
現象)によって、その静電気がグランドへ側路される。
これによって入出力回路100及び他の内部回路の破壊
が防止される。
来例では、異常な静電気が印加されたとき、トランジス
タ103のドレインDとゲートG間に大きな静電圧がか
かって、トランジスタ103のゲート絶縁膜が破壊され
てしまうという欠点があった。
であって、異常静電気によって保護用のトランジスタが
破壊しないように工夫した新規且つ有効な静電破壊保護
回路を提供することを目的とする。
による静電破壊保護回路は、外部接続端子につながる信
号線路とグランド間にソース・ドレインが接続された第
1のPチャンネル型のMOSトランジスタと、ドレイン
が前記第1のMOSトランジスタのゲートに接続され、
ソースが第1抵抗を介して電源ラインに接続され、ゲー
トが第2抵抗を介してグランドに接続されたPチャンネ
ル型の第2のMOSトランジスタとから成っている。
通して異常な静電気が印加されると、第1のMOSトラ
ンジスタのソース・ドレイン間にパンチスルーが生じ、
信号線路と、グランド間に電流が流れ、異常静電気が急
速に緩和される。また、第1のMOSトランジスタのゲ
ートは第2のMOSトランジスタによって電気的に浮い
た状態(遮断された状態)となっているので、第1のM
OSトランジスタのソースとゲート間に前記異常電圧が
かかることない。従って、そのゲート絶縁膜が破壊する
こともない。
電源ラインに異常な静電気が印加されたとき、その電源
ラインとグランド間には大きな電圧が生じるが、第1、
第2抵抗に分担される分だけ、第2のMOSトランジス
タのソース・ゲート間電圧は小さくなり、第2のMOS
トランジスタのゲート絶縁膜は破壊されない。
回路は、外部接続端子につながる信号線路とグランド間
にドレイン・ソースが接続されたNチャンネル型の第1
のMOSトランジスタと、ドレインが前記第1のMOS
トランジスタのゲートに接続され、ゲートが第1抵抗を
介して電源ラインに接続され、ソースが第2抵抗を介し
てグランドに接続されたNチャンネル型の第2のMOS
トランジスタとから成っている。この場合も、上記請求
項1の発明と同様に各トランジスタの破壊が防止され
る。
回路は、外部接続端子につながる信号線路と電源ライン
間にドレイン・ソースが接続されたPチャンネル型の第
1のMOSトランジスタと、前記信号線路とグランド間
にドレイン・ソースが接続されたNチャンネル型の第2
のMOSトランジスタと、ドレインが前記第1のMOS
トランジスタのゲートに接続されソースが第1抵抗を介
して電源ラインに接続されゲートが第2抵抗を介してグ
ランドに接続されたPチャンネル型の第3のMOSトラ
ンジスタと、ドレインが前記第2のMOSトランジスタ
のゲートに接続され、ゲートが第3抵抗を介して電源ラ
インに接続され、ソースが第4抵抗を介してグランドに
接続されたNチャンネル型の第2のMOSトランジスタ
とから成っている。
1、第2のMOSトランジスタのパンチスルーによって
側路されるので、その分、請求項1、2の発明に比し、
保護が充分といえる。また、第1、第2MOSトランジ
スタのゲートは第3、第4MOSトランジスタが接続さ
れているので、異常電圧がかからず、従って、それらの
ゲート絶縁膜が破壊しない。一方、電源ラインに異常な
静電気が印加された場合、第3、第4MOSトランジス
タのゲート絶縁膜にかかる電圧は第1〜第4抵抗によっ
て小さくなり、破壊防止が図られる。
示している。同図において、1はバッファを含む入出力
回路、2は信号線路、3は入出力用パッドである。パッ
ド3は半導体集積回路装置から露出する外部接続端子に
接続される。T1はソースSが信号線路2に接続され、
ドレインDがグランドに接続されたPチャンネルMOS
トランジスタであり、そのゲートGはPチャンネルMO
SトランジスタQ1のドレインDに接続されている。ト
ランジスタQ1のソースSは抵抗R1を介して電源ライ
ン4に接続され、ゲートGは抵抗R2を介してグランド
に接続されている。
静電気が与えられると、MOSトランジスタT1のドレ
インDとソースS間にパンチスルーが発生し、静電気が
信号線路からトランジスタT1を通してグランドへ側路
される。これによって、入出力回路1やその他の回路が
破壊から防止される。
タQ1によって遮断され、電気的に浮いた状態となって
いるので、信号線路2の異常静電気によってトランジス
タT1のゲート絶縁膜には電圧がかからない。よって、
ゲート絶縁膜の破壊も防止される。
したとき、もし抵抗R1、R2がなければトランジスタ
Q1のソース・ゲート間に大きな異常電圧がかかってト
ランジスタQ1のゲート絶縁膜が破壊してしまうが、抵
抗R1、R2が存在するため電源ライン4とグランド間
にかかる電圧を抵抗R1、R2が分担するので、その
分、ゲート絶縁膜にかかる電圧が軽減される。よって、
電源ライン4への異常な静電気の印加によるトランジス
タQ1の破壊も生じない。
る。図1と同一部分には同一の符号を付してある。上記
第1の実施形態が保護回路としてPチャンネルMOSト
ランジスタT1、Q1を用いているのに対し、この第2
の実施形態ではNチャンネルMOSトランジスタT2、
Q2を用いている。
に接続され、ソースはグランドに接続されている。ま
た、ゲートはトランジスタQ2のドレインに接続されて
いる。トランジスタQ2はそのゲートが抵抗R3を介し
て電源ライン4に接続され、ソースが抵抗R4を介して
グランドに接続されている。
施形態のトランジスタT1の役割と同一であり、またト
ランジスタQ2、抵抗R3、R4の役割は第1実施形態
のトランジスタQ1、抵抗R1、R2の役割とそれぞれ
同じである。従って、図2についての保護動作の説明は
省略する。
している。同図において、図1、図2と同一部分には同
一の符号を付してある。図3は信号線路2に対し実質的
に図1の保護回路と図2の保護回路を接続した構成とな
っている。ただし、トランジスタT1のドレインを信号
線路2に接続し、ソースを電源ライン4に接続してい
る。
えられる静電気に対し保護用のトランジスタT1、T2
が反応するので、図1、図2の実施形態に比し異常な静
電気に対する耐圧が高く、その分、信頼性に優れてい
る。
ウト図であり、10はコア部分、11a〜11dはI/
O部分を示している。12はI/O部分11a内の1つ
のI/Oセルを示している。このI/Oセル12につい
て保護回路部分を図5に示す。図5において、T1、T
2、Q1、Q2は図3に示される保護回路のトランジス
タである。
抗R1〜R4の具体的構造を模式的に示している。同図
において、20はP-基板であり、21はPチャンネル
MOSトランジスタ用のNウエルである。このNウエル
21の一部にトランジスタQ1が形成されている。2
3、24はそれぞれソース・ドレイン領域である。その
ソースは配線25によって抵抗体膜26に接続されてい
る。
抗体膜27の一端に接続されている。抵抗体膜27の他
端は配線29を介して第2層配線としての電源ラインV
DDに接続される。この電源ラインVDDは図3の電源ライ
ン4に相当する。
配線40によってトランジスタQ2のゲート電極31に
も接続されている。32はトランジスタQ2のソース領
域、33は同じくドレイン領域である。このソース領域
32は配線34によってトランジスタQ1のゲート電極
22に接続されるとともに、抵抗体膜35の一端に接続
される。
てコ字状の抵抗体膜36の一端に接続されている。この
抵抗体膜36の他端は第2層配線としてのグランドライ
ンVSSに接続される。図6において、点模様で示す部分
(45)は分離層である。
タQ1のソース領域とトランジスタQ2のゲート電極3
1を接続することによって抵抗体膜26、27を図3の
抵抗R1、R3として兼用している(即ち抵抗体膜26
と27を合成した抵抗がR1であり、且つR3であ
る)。また、抵抗体膜35をトランジスタQ1のゲート
電極22とトランジスタQ2のソース領域に結合するこ
とによって抵抗体膜35、36を図3の抵抗R2、R4
として兼用している(即ち抵抗体膜35、36を合成し
た抵抗がR2であり、R3である)。
り抵抗体膜を少なくでき、その分、半導体集積回路装置
の小型化に役立つとともに、第1層配線の自由度を損な
わなくて済むというメリットを享受できる。
号線路に接続した静電気保護用のMOSトランジスタの
ゲート絶縁膜が外部から与えられた静電気によって破壊
されることがなく、またそのゲートと電源ライン又はグ
ランドに接続されたMOSトランジスタのゲートにかか
る電圧が抵抗によって軽減されることにより、電源ライ
ンからの異常静電気によってゲート膜の破壊が防止され
る。このように、本発明によれば、信頼性の高い保護回
路を実現できる。
装置の静電破壊保護回路部分の回路構成図。
装置の静電破壊保護回路部分の回路構成図。
装置の静電破壊保護回路部分の回路構成図。
Claims (5)
- 【請求項1】外部接続端子につながる信号線路とグラン
ド間にソース・ドレインが接続された第1のPチャンネ
ル型のMOSトランジスタと、 ドレインが前記第1のMOSトランジスタのゲートに接
続され、ソースが第1抵抗を介して電源ラインに接続さ
れ、ゲートが第2抵抗を介してグランドに接続されたP
チャンネル型の第2のMOSトランジスタと、 から成る半導体集積回路装置における静電破壊保護回
路。 - 【請求項2】外部接続端子につながる信号線路とグラン
ド間にドレイン・ソースが接続されたNチャンネル型の
第1のMOSトランジスタと、 ドレインが前記第1のMOSトランジスタのゲートに接
続され、ゲートが第1抵抗を介して電源ラインに接続さ
れ、ソースが第2抵抗を介してグランドに接続されたN
チャンネル型の第2のMOSトランジスタと、 から成る半導体集積回路装置における静電破壊保護回
路。 - 【請求項3】外部接続端子につながる信号線路と電源ラ
イン間にドレイン・ソースが接続されたPチャンネル型
の第1のMOSトランジスタと、 前記信号線路とグランド間にドレイン・ソースが接続さ
れたNチャンネル型の第2のMOSトランジスタと、 ドレインが前記第1のMOSトランジスタのゲートに接
続され、ソースが第1抵抗を介して電源ラインに接続さ
れ、ゲートが第2抵抗を介してグランドに接続されたP
チャンネル型の第3のMOSトランジスタと、 ドレインが前記第2のMOSトランジスタのゲートに接
続され、ゲートが第3抵抗を介して電源ラインに接続さ
れ、ソースが第4抵抗を介してグランドに接続されたN
チャンネル型の第2のMOSトランジスタと、 から成る半導体集積回路装置における静電破壊保護回
路。 - 【請求項4】半導体集積回路装置の第1層に第1抵抗膜
ラインを形成し、この第1抵抗膜ラインの一端を第2層
の電源ラインに結合し、他端を第3のMOSトランジス
タのソースに結合するとともに第4のMOSトランジス
タのゲートに結合することによって第1抵抗膜を前記第
1抵抗と第3抵抗に兼用したことを特徴とする請求項3
に記載の静電破壊保護回路。 - 【請求項5】半導体集積回路装置の第1層に第2抵抗膜
ラインを形成し、この第2抵抗膜ラインの一端を第2層
のグランドラインに結合し、他端を第3のMOSトラン
ジスタのゲートに結合するとともに第4のMOSトラン
ジスタのソースに結合することによって第2抵抗膜を前
記第2抵抗と第4抵抗に兼用したことを特徴とする請求
項3又は請求項4に記載の静電破壊保護回路。
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- 1997-08-08 JP JP21460397A patent/JP4285792B2/ja not_active Expired - Fee Related
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1998
- 1998-08-04 US US09/128,470 patent/US6169312B1/en not_active Expired - Fee Related
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