JPH05335485A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

Info

Publication number
JPH05335485A
JPH05335485A JP4137197A JP13719792A JPH05335485A JP H05335485 A JPH05335485 A JP H05335485A JP 4137197 A JP4137197 A JP 4137197A JP 13719792 A JP13719792 A JP 13719792A JP H05335485 A JPH05335485 A JP H05335485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
output
supply line
side power
potential side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4137197A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Furuyama
孝昭 古山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu VLSI Ltd, Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu VLSI Ltd
Priority to JP4137197A priority Critical patent/JPH05335485A/ja
Publication of JPH05335485A publication Critical patent/JPH05335485A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体集積回路装置に関し、出力バッファの電
源ラインと他の内部回路の電源ラインを分離した上で、
出力バッファのESD耐圧を高めることができる保護回
路を簡単な構成によって提供することを目的とする。 【構成】入出力端子5を備えた入出力回路1は、高電位
側電源ラインVCCおよび低電位側電源ラインVSSから電
源を供給されている。そして、高電位側電源ラインVCC
および低電位側電源ラインVSSと半導体基板2との間に
は、それぞれ逆バイアスになるように各ダイオード3,
4が接続されている。その各ダイオード3,4の接合降
服電圧は、定常状態における各電源ラインVCC,VSSと
半導体基板2の間の電圧より高くなると共に、入出力回
路1の耐電圧より低くなるように設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路装置に係
り、詳しくは、半導体集積回路装置における出力バッフ
ァの静電気放電に対する保護回路に関するものである。
【0002】近年、情報処理の高速化に伴い、MPUと
半導体メモリ間のバスラインの幅を広くして多ビット化
することが求められている。従って、半導体メモリにお
いても、ファンアウト数を増加して多ビット構成で出力
するために、出力ビット数に応じた数の出力バッファを
設ける必要がでてきた。ところで、半導体メモリが高集
積化されるにつれて素子寸法が微細化し、静電気に対す
る耐性が低下している。
【0003】そのため、半導体メモリにおいては、多数
設けられた出力バッファの静電気に対する耐性を高める
ことが要求されている。
【0004】
【従来の技術】多ビット構成で出力する半導体メモリに
おいて、各ビットに対応する出力バッファから同時に同
一論理レベルの出力がなされた場合、各出力バッファに
供給される駆動電流の総和は極めて大きなものになる。
【0005】ところが、高集積化を実現するために電源
ラインの幅は必要最小限に切り詰められており、大電流
を供給した場合には電源ラインのレベルが変動しやすく
なっている。
【0006】従って、出力バッファに大きな駆動電流が
供給されると、電源ラインのレベル変動が生じやすい。
その電源ラインのレベル変動は電源ノイズとなり、出力
バッファと半導体メモリの他の内部回路とが電源ライン
を共用している場合には、内部回路の誤動作を誘発する
原因となる。
【0007】そのため、一般に、多ビット構成で出力す
る半導体メモリにおいては、出力バッファの電源ライン
を専用化して、他の内部回路の電源ラインと分離してい
る。これにより、出力バッファの電源ラインからのノイ
ズが、他の内部回路に伝わらないようにしているわけで
ある。
【0008】ところで、帯電した人間や物体が半導体集
積回路のピンを介して放電したり、半導体集積回路のパ
ッケージ自体が帯電して他の物体に放電したりすること
がある。
【0009】このような静電気の放電はESD(electr
o static discharge)と呼ばれるが、このESDが出力
ピンを介して半導体メモリチップ本体に印加されると、
内部の出力バッファが破壊されることになる。
【0010】但し、出力バッファの寄生容量が大きい場
合、ESDの電荷はその寄生容量に吸収されるため、出
力バッファが破壊されることはない。ところが、出力バ
ッファの電源ラインを専用化すると、その電源ラインに
ぶらさがる回路は出力バッファのみとなるため、回路規
模および配線長の縮小によって寄生容量が小さくなり、
ESDの電荷を十分に吸収できなくなる。
【0011】そこで、従来、図6に示すような保護回路
が用いられている。尚、図6においては、説明の便宜
上、出力バッファの数を2つに簡略化してある。各出力
バッファ51,52の高電位側電源ライン53は、出力
専用の高電位側電源ピン54に接続されている。また、
各出力バッファ51,52の低電位側電源ライン55
は、出力専用の低電位側電源ピン56に接続されてい
る。
【0012】一方、出力バッファ51,52以外の他の
内部回路57の高電位側電源ライン58は、出力専用の
高電位側電源ピン54とは異なる内部回路用の高電位側
電源ピン59に接続されている。また、内部回路57の
低電位側電源ライン60は、出力専用の低電位側電源ピ
ン56とは異なる内部回路用の低電位側電源ピン61に
接続されている。
【0013】尚、各高電位側電源ピン54,59および
各低電位側電源ピン56,61にはそれぞれ、外部電源
から同じ電圧が印加されている。また、各出力バッファ
51,52は、MOSトランジスタである各出力トラン
ジスタQ1,Q2を両電源ライン53,55の間でトー
テムポール形に接続して構成されている。そして、内部
回路57からの出力信号が、各出力トランジスタQ1,
Q2のゲートに入力されるようになっている。
【0014】各出力バッファ51,52の両電源ライン
53,55はそれぞれ、各トランスミッションゲート6
2,63を介して内部回路57の両電源ライン58,6
0に接続されている。
【0015】尚、トランスミッションゲート62を構成
するNMOSトランジスタ71およびNMOSトランジ
スタ72はそれぞれダイオード接続されている。また、
トランスミッションゲート63を構成するNMOSトラ
ンジスタ73およびNMOSトランジスタ74はそれぞ
れダイオード接続されている。
【0016】このダイオード接続された各MOSトラン
ジスタ71〜74が、出力バッファ51,52と内部回
路57の電源ライン53,55,58,60を分離する
と共に、ESDに対する保護回路として働くようになっ
ている。
【0017】すなわち、ESDが印加されていない定常
状態においては、各高電位側電源ライン53,58およ
び各低電位側電源ライン55,60の電圧はそれぞれ同
じである。従って、ダイオード接続された各MOSトラ
ンジスタ71〜74のアノードおよびカソードの電圧は
全て等しくなっている。
【0018】そのため、ダイオード接続された各MOS
トランジスタ71〜74は、順方向にも逆方向にもバイ
アスがかけられていないことになり、各高電位側電源ラ
イン53,58および各低電位側電源ライン55,60
を分離することになる。
【0019】従って、出力バッファ51,52に供給さ
れる駆動電流が増大して両電源ライン53,55に電源
ノイズが発生しても、その電源ノイズが内部回路57に
伝わることはない。
【0020】一方、出力バッファ51,52の出力ピン
51a,52aにESDが印加されると、そのESDは
出力バッファ51,52の各出力トランジスタQ1,Q
2を介して両電源ライン53,55に放電される。図6
に示す点線矢印A,Bは、出力バッファ52の出力ピン
52aにESDが印加された場合の放電経路を示してい
る。
【0021】そして、ESDは出力バッファ51,52
の両電源ライン53,55を介して、ダイオード接続さ
れた各MOSトランジスタ71〜74のアノードに印加
される。
【0022】すると、ダイオード接続された各MOSト
ランジスタ71〜74のアノード側の電圧がカソード側
の電圧より高くなる。そのため、ダイオード接続された
各MOSトランジスタ71〜74には順方向にバイアス
がかかることになる。
【0023】従って、ESDは各MOSトランジスタ7
1〜74を介して、内部回路57の両電源ライン58,
60に放電される。ところで、内部回路57の両電源ラ
イン58,60の寄生容量は、出力バッファ51,52
の両電源ライン53,55の寄生容量と比べると極めて
大きい(通常1000倍程度)。
【0024】そのため、内部回路57の両電源ライン5
8,60に放電されたESDは、その両電源ライン5
8,60の寄生容量に吸収されることになる。従って、
出力バッファ51,52が破壊されることはない。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、出力バ
ッファ51,52の駆動電流が極めて大きい場合には、
出力バッファ51,52の両電源ライン53,55に流
れる電流が大きな電源ノイズを発生させる。
【0026】すると、その電源ノイズがダイオード接続
された各MOSトランジスタ71〜74を介して、本
来、電源ノイズを伝えないために分離した内部回路57
の両電源ライン58,60に伝わり、内部回路57の誤
動作を誘発するという問題が生じる。
【0027】また、ESDを放電しやすくするために、
各電源ライン53,55,58,60の寄生抵抗を極力
小さくしておく必要がある。そのため、出力バッファ5
1,52の両電源ライン53,55と内部回路57の両
電源ライン58,60とが隣接するように配線レイアウ
トしなければならず、出力バッファ51,52および内
部回路57のレイアウトが制約されるという問題が生じ
る。
【0028】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、出力バッファの電源ラ
インと他の内部回路の電源ラインを分離した上で、出力
バッファのESD耐圧を高めることができる保護回路を
簡単な構成によって提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理図を
示す。出力端子5を備えた出力回路1は、高電位側電源
ラインVCCおよび低電位側電源ラインVSSから電源を供
給されている。
【0030】そして、高電位側電源ラインVCCおよび低
電位側電源ラインVSSと半導体基板2との間には、それ
ぞれ逆バイアスになるように各ダイオード3,4が接続
されている。
【0031】その各ダイオード3,4の接合降服電圧
は、定常状態における各電源ラインVCC,VSSと半導体
基板2の間の電圧より高くなると共に、出力回路1の耐
電圧より低くなるように設定されている。
【0032】
【作用】定常状態においては、各ダイオード3,4の接
合降服電圧が各電源ラインVCC,VSSと半導体基板2の
間の電圧より高くなるように設定されているため、各ダ
イオード3,4には接合降服が起こらない。
【0033】従って、高電位側電源ラインVCCおよび低
電位側電源ラインVSSは、半導体基板2と完全に分離さ
れている。一方、出力回路1の出力端子5にESDが印
加された場合、そのESDは出力回路1を経由して、高
電位側電源ラインVCCおよび低電位側電源ラインVSSに
放電される。
【0034】そのESDの電圧が各ダイオード3,4の
接合降服電圧を越えると、各ダイオード3,4は接合降
服を起こす。すると、ESDは各ダイオード3,4を介
して半導体基板2に放電されるが、半導体基板2の寄生
容量は極めて大きいため、ESDはその寄生容量に吸収
される。
【0035】尚、各ダイオード3,4の接合降服電圧は
出力回路1の耐電圧より低くなるように設定されている
ため、ESDによって出力回路1が破壊されることはな
い。
【0036】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図2〜
図5に従って説明する。尚、本実施例において、図6に
示す従来例と同じ構成については符号を等しくしてその
詳細な説明を省略する。
【0037】図2に、本実施例の半導体メモリチップ2
1の平面図を示す。半導体メモリチップ21上には、内
部回路57としてのメモリセルアレイ22と各周辺回路
23〜25、および、各出力バッファ群26〜28が形
成されている。
【0038】尚、各出力バッファ群26〜28は、半導
体メモリの出力ビット数に対応した数だけの出力バッフ
ァ51,52(図示略)から構成されている。各出力バ
ッファ群26〜28の高電位側電源ライン53は共通に
なっており、一箇所にパッド53aが設けられている。
このパッド53aはボンディングワイヤ(図示略)を介
して、出力専用の高電位側電源ピン54(図示略)に接
続されている。
【0039】また、各出力バッファ群26〜28の各低
電位側電源ライン55はそれぞれ、共通インピーダンス
を低減するために分離されている。そして、各低電位側
電源ライン55毎にパッド55aが設けられている。こ
の各パッド55aはそれぞれ、ボンディングワイヤ(図
示略)を介して、出力専用の低電位側電源ピン56(図
示略)に接続されている。
【0040】メモリセルアレイ22および各周辺回路2
3〜25の高電位側電源ライン58は共通になってお
り、一箇所にパッド58aが設けられている。このパッ
ド58aはボンディングワイヤ(図示略)を介して、内
部回路用の高電位側電源ピン59(図示略)に接続され
ている。
【0041】また、メモリセルアレイ22および各周辺
回路23〜25の低電位側電源ライン60は共通になっ
ており、一箇所にパッド60aが設けられている。この
パッド60aはボンディングワイヤ(図示略)を介し
て、内部回路用の低電位側電源ピン61(図示略)に接
続されている。
【0042】このように本実施例においては、出力バッ
ファ群26〜28の両電源ライン53,55と、メモリ
セルアレイ22および各周辺回路23〜25の両電源ラ
イン58,59とを完全に分離している。
【0043】そのため、従来例のように、出力バッファ
群26〜8の両電源ライン53,55と、メモリセルア
レイ22および各周辺回路23〜25の両電源ライン5
8,59とが隣接するように配線レイアウトする必要は
ない。
【0044】従って、従来例のように、出力バッファ群
26〜28とメモリセルアレイ22および各周辺回路2
3〜25のレイアウトが制約されることはない。図3
に、本実施例の回路図を示す。
【0045】出力バッファ51,52の各電源ライン5
3,55はそれぞれ、逆方向にバイアスがかかるように
接続されたダイオード29,30を介して、半導体チッ
プ21の基板31に接続されている。
【0046】このダイオード29,30の接合降服(ju
nction breakdown)電圧は、定常状態における各電源ラ
イン53,55と基板31の間の電圧よりも高くなると
共に、出力バッファ51,52の各出力トランジスタQ
1,Q2のゲート耐圧よりも低くなるように設定されて
いる。
【0047】例えば、本発明を4M−DRAMに具体化
した場合、各電源ライン53,55と基板31の間の電
圧は5〔V〕、各出力トランジスタQ1,Q2のゲート
耐圧は18〜19〔V〕である。そのため、この場合
は、ダイオード29,30の接合降服電圧が10〜13
〔V〕になるように設定されている。
【0048】従って、各電源ライン53,55の電圧が
ダイオード29,30の接合降服電圧を越えると、各ダ
イオード29,30は接合降服を起こす。すると、各電
源ライン53,55からダイオード29,30を介して
基板21に電流が流れる。
【0049】その結果、各電源ライン53,55の電圧
は常に、ダイオード29,30の接合降服電圧以下に保
たれることになる。各出力トランジスタQ1,Q2のゲ
ート耐圧は、ダイオード29,30の接合降服電圧より
も高いため、各電源ライン53,55の電圧が各出力ト
ランジスタQ1,Q2のゲート耐圧を越えることはな
い。
【0050】従って、各出力トランジスタQ1,Q2の
ゲートにゲート耐圧を越える電圧がかかって破壊される
ことはない。すなわち、各電源ライン53,55 ES
Dが印加されていない定常状態においては、ダイオード
29,30には電流が流れず、各電源ライン53,55
と基板31は分離されている。
【0051】一方、出力バッファ51,52の出力ピン
51a,52aにESDが印加されると、そのESDは
出力バッファ51,52の各出力トランジスタQ1,Q
2を介して両電源ライン53,55に放電される。図6
に示す点線矢印A,Bは、出力バッファ52の出力ピン
52aにESDが印加された場合の放電経路を示してい
る。
【0052】ここで、ESDの電圧がダイオード29,
30の接合降服電圧を越えると、ダイオード29,30
に電流が流れ、ESDは出力バッファ51,52の両電
源ライン53,55を介して基板31に放電される。
【0053】尚、基板31の寄生容量は両電源ライン5
3,55の寄生容量と比べると極めて大きい。そのた
め、基板31に放電されたESDは、その基板31の寄
生容量に吸収されることになる。
【0054】このダイオード29,30は半導体メモリ
チップ21上に独立した素子として設けてもよいが、基
板31と逆タイプの拡散層を基板31上に形成すること
によって簡単に具体化することができる。
【0055】以下、P形基板31上にダイオード29,
30を形成した実施例を、図4,図5に従って説明す
る。図4に、半導体メモリチップ21上における出力バ
ッファ51の平面図を示す。
【0056】両電源ライン53,55は、半導体メモリ
チップ21の表面に蒸着されたアルミニウム配線によっ
て形成されている。その両電源ライン53,55の間に
は、各出力トランジスタQ1,Q2が形成されている。
【0057】すなわち、高電位側電源ライン53の一部
に、出力トランジスタQ1のドレイン電極32が櫛歯状
に形成されている。また、低電位側電源ライン55の一
部に、出力トランジスタQ2のソース電極33が櫛歯状
に形成されている。
【0058】そして、出力トランジスタQ1のドレイン
電極32と一定の間隔を設けて嵌合するように、出力ト
ランジスタQ1のソース電極34がアルミニウム配線に
よって形成されている。
【0059】また、出力トランジスタQ2のソース電極
33と一定の間隔を設けて嵌合するように、出力トラン
ジスタQ2のドレイン電極35がアルミニウム配線によ
って形成されている。
【0060】出力トランジスタQ1のソース電極34と
出力トランジスタQ2のドレイン電極35は、出力パッ
ド36にて互いに接続されている。その出力パッド36
はボンディングワイヤ(図示略)を介して、出力ピン5
1a(図示略)に接続されている。
【0061】出力トランジスタQ1のソース電極34と
ドレイン電極32の間には、ポリシリコンによるゲート
電極37が形成されている。また、出力トランジスタQ
1のソース電極33とドレイン電極35の間には、ポリ
シリコンによるゲート電極38が形成されている。
【0062】高電位側電源ライン53の配線層の下に
は、ダイオード29のカソード領域であるN形拡散層3
9が形成されている。また、低電位側電源ライン55の
配線層の下には、ダイオード30のカソード領域である
N形拡散層40が形成されている。そして、各N形拡散
層39,40と各電源ライン53,55はそれぞれ、コ
ンタクトホール41で接続されている。
【0063】また、出力トランジスタQ1の各電極3
2,34,37の下にはソース領域およびドレイン領域
であるN形拡散層42が形成されている。一方、出力ト
ランジスタQ2の各電極33,35,38の下にはソー
ス領域およびドレイン領域であるN形拡散層43が形成
されている。そして、各電極32,34,37とN形拡
散層42および各電極33,35,38とN形拡散層4
3はそれぞれ、コンタクトホール44で接続されてい
る。
【0064】図5に、出力トランジスタQ2と低電位側
電源ライン55およびダイオード30の要部断面図を示
す。尚、図5においては、説明の便宜上、出力トランジ
スタQ2の構造を原理的に示してある。
【0065】P形基板31上にはN形拡散層40,43
が形成されている。尚、両N形拡散層40,43は同一
プロセスによって形成されている。そのN形拡散層4
0,43の上にはシリコン酸化膜(SiO2)45が形成さ
れている。そのシリコン酸化膜45の上には、出力トラ
ンジスタQ2のドレイン電極35およびソース電極33
と、低電位側電源ライン55とが形成されている。
【0066】このP形基板31とN形拡散層40によっ
てダイオード30が構成される。すなわち、P形基板3
1はダイオード30のアノード領域となり、N形拡散層
40はダイオード30のカソード領域となる。
【0067】尚、ポリシリコンゲートNMOSトランジ
スタである出力トランジスタQ2の構造は公知であるた
め、説明を省略する。また、出力トランジスタQ1と高
電位側電源ライン53およびダイオード29の構造につ
いても、出力トランジスタQ2が出力トランジスタQ1
に、低電位側電源ライン55が高電位側電源ライン53
に、ダイオード30がダイオード29に、それぞれ置き
換わるだけであるため説明を省略する。
【0068】このように本実施例は、出力バッファ5
1,52の両電源ライン53,55と内部回路57の両
電源ライン58,60とを完全に分離した上で、出力バ
ッファ51,52の両電源ライン53,55と基板31
の間にそれぞれダイオード29,30を接続するだけの
簡単な構成をとっている。
【0069】その結果、出力バッファ51,52からの
電源ノイズを内部回路57に伝えることなく、上記した
ように出力バッファ51,52のESD耐圧を高めるこ
とができる。
【0070】また、ダイオード29,30は、基板31
と逆タイプの拡散層39,40を基板31の上に形成す
ることによって容易に具体化することができる。さら
に、その拡散層39,40は各電源ライン53,55の
配線層の下に形成すればよいため、半導体メモリチップ
21をとらず高集積化を阻害することがない。
【0071】加えて、各拡散層39,40の表面積を大
きくすることができるため、その各拡散層39,40の
寄生容量が大きくなり、ESDの吸収効果をより高める
ことができる。
【0072】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、半導体メモリの出力バッファだけで
なく、他の半導体集積回路装置の入出力保護回路として
応用してもよい。
【0073】また、基板31をN形として実施してもよ
い。その場合は、N形の基板31とN形拡散層39,4
0の間に、P形の拡散層を形成すればよい。さらに、ト
ランスミッションゲート62,63はNMOSトランジ
スタではなく、PMOSトランジスタによって構成して
もよい。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、出
力バッファの電源ラインと他の内部回路の電源ラインを
分離した上で、出力バッファのESD耐圧を高めること
ができる保護回路を簡単な構成によって提供することが
できる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明を具体化した一実施例の回路図である。
【図3】一実施例の半導体メモリチップの平面図であ
る。
【図4】一実施例の半導体メモリチップの要部平面図で
ある。
【図5】一実施例の半導体メモリチップの要部断面図で
ある。
【図6】従来例の回路図である。
【符号の説明】
1 入出力回路 2 半導体基板 3,4,29,30 ダイオード 39,40 N形拡散層 VCC, 53 高電位側電源ライン VSS, 55 低電位側電源ライン
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/06 27/10 481 8728−4M

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力回路(1)の高電位側電源ライン
    (VCC)および低電位側電源ライン(VSS)と半導体基
    板(2)との間にはそれぞれ、各ダイオード(3,4)
    が逆バイアスになるように接続され、その各ダイオード
    (3,4)の接合降服電圧は、定常状態における各電源
    ライン(VCC,VSS)と半導体基板(2)の間の電圧よ
    り高くなると共に、出力回路(1)の耐電圧より低くな
    るように設定されていることを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  2. 【請求項2】 前記各ダイオード(29,30)は、前
    記半導体基板(31)と逆タイプの拡散層(39,4
    0)を半導体基板(31)上に形成することによって構
    成され、その拡散層(39,40)は前記高電位側電源
    ライン(53)および低電位側電源ライン(55)の配
    線層の下に形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の半導体集積回路装置。
JP4137197A 1992-05-28 1992-05-28 半導体集積回路装置 Withdrawn JPH05335485A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4137197A JPH05335485A (ja) 1992-05-28 1992-05-28 半導体集積回路装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4137197A JPH05335485A (ja) 1992-05-28 1992-05-28 半導体集積回路装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05335485A true JPH05335485A (ja) 1993-12-17

Family

ID=15193067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4137197A Withdrawn JPH05335485A (ja) 1992-05-28 1992-05-28 半導体集積回路装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05335485A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100305099B1 (ko) * 1996-11-29 2002-03-08 가네꼬 히사시 정전방전(esd)보호회로를갖는단일칩시스템
US6388857B1 (en) 1999-07-23 2002-05-14 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor circuit device with improved surge resistance
US10476263B2 (en) 2015-12-31 2019-11-12 Novatek Microelectronics Corp. Device and operation method for electrostatic discharge protection

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100305099B1 (ko) * 1996-11-29 2002-03-08 가네꼬 히사시 정전방전(esd)보호회로를갖는단일칩시스템
US6388857B1 (en) 1999-07-23 2002-05-14 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor circuit device with improved surge resistance
US6521951B2 (en) 1999-07-23 2003-02-18 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor circuit device with improved surge resistance
US10476263B2 (en) 2015-12-31 2019-11-12 Novatek Microelectronics Corp. Device and operation method for electrostatic discharge protection

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4994874A (en) Input protection circuit for semiconductor integrated circuit device
US5825601A (en) Power supply ESD protection circuit
US7242062B2 (en) Semiconductor apparatus with improved ESD withstanding voltage
US5869870A (en) Electrostatic discharge (ESD) protective device for integrated circuit packages with no-connect pins
US7643258B2 (en) Methods and apparatus for electrostatic discharge protection in a semiconductor circuit
JPH06163824A (ja) 半導体集積回路
JPH05335502A (ja) 半導体集積回路装置
US5875086A (en) Semiconductor integrated circuit device equipped with protective system for directly discharging surge voltage from pad to discharge line
JPH0369141A (ja) セミカスタム半導体集積回路
US6608744B1 (en) SOI CMOS input protection circuit with open-drain configuration
JP3074003B2 (ja) 半導体集積回路装置
EP0371663B1 (en) Integrated circuit output buffer having improved ESD protection
US6351363B1 (en) Multi-stage polydiode-based electrostatic discharge protection circuit
JPH1140686A (ja) 半導体集積回路装置
US6833590B2 (en) Semiconductor device
JP2906749B2 (ja) 半導体装置のゲート保護装置
US5784235A (en) Semiconductor IC device including ESD protection circuit
JPH05335485A (ja) 半導体集積回路装置
JP2940506B2 (ja) 半導体装置
US20020089018A1 (en) Semiconductor device
JP2751898B2 (ja) 半導体装置
JPH0494161A (ja) 集積回路用入出力保護装置
JP2659214B2 (ja) マスタスライス型半導体集積回路
JP2780289B2 (ja) 半導体装置
US20230260987A1 (en) Semiconductor device

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990803