JPH1167909A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH1167909A
JPH1167909A JP22940397A JP22940397A JPH1167909A JP H1167909 A JPH1167909 A JP H1167909A JP 22940397 A JP22940397 A JP 22940397A JP 22940397 A JP22940397 A JP 22940397A JP H1167909 A JPH1167909 A JP H1167909A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 層間膜として有機系低誘電率膜を用いた場
合、この層間膜におけるエッチング不良を防止できる半
導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の半導体装置の製造方法は、半導
体基板の上方に少なくとも有機系低誘電率膜12を含む
層間膜を形成する工程と、この有機系低誘電率膜12の
エッチングを終点直前までO2 系のガスを用いて行い、
該有機系低誘電率膜12の残りの部分のオーバーエッチ
ングをフォーミングガスを用いて行うことにより、該有
機系低誘電率膜12にビアホールの少なくとも一部を形
成する工程と、を具備することを特徴とする。これによ
り、有機系低誘電率膜12にボーイング形状等のエッチ
ング不良が生じることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸素プラズマ耐性
の弱い有機系低誘電率膜自身に接続孔及び溝配線用の溝
を形成する際のエッチング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の超LSIデバイスでは、数mm角の
チップに数百万個以上の素子を集積する必要があるた
め、従来のような平面的な素子の微細化でこれを実現す
るのは困難である。従って、配線を2重3重に積み上げ
る多層配線技術を採用することが不可欠である。従来の
多層配線技術では、配線と配線との層間膜としてSiO
2膜が用いられている。
【0003】一方、素子の高機能化、デバイスの動作速
度の高速化のニ−ズはとどまるところを知らず、これを
満たすプロセス技術の整備が急がれている。その中で
も、多層配線構造の採用によって層間容量の低減が重要
な課題となる。これは層間容量の低減が信号遅延時間の
低減につながるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような背景か
ら、層間容量低減のための低誘電率層間絶縁膜が注目さ
れている。低誘電率層間絶縁膜には、大別して有機系と
無機系があり、無機系の代表であるSiOF膜等は、プ
ラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)による成膜
の容易さ等もあって、実用化の近い技術として注目され
ている。一方、有機系材料は、比誘電率εが2〜2.5
と低い材料が多く、次世代以降の層間絶縁膜としての実
用化の期待も大きい。
【0005】このように、半導体装置において低誘電率
膜を層間絶縁膜として用いる要望が高まっている。この
場合は、有機系低誘電率膜(比誘電率が3.0以下のも
の)を回転塗布によって成膜し、この有機系低誘電率膜
上に保護膜としてのSiO2膜をCVD成膜するのが一
般的なプロセスであると考えられる。低誘電率膜を層間
絶縁膜として用いることに伴い、有機系低誘電率膜に接
続孔や溝配線用の溝を形成する技術が必要となる。
【0006】ところで、有機系材料は酸素プラズマに対
する耐性に問題のあるものが多い。このため、有機系低
誘電率膜に接続孔や溝配線用の溝を形成するためのエッ
チング工程で、有機系の膜に通常用いられる酸素プラズ
マを含むプラズマを用いてエッチングをすると、有機系
低誘電率膜にエッチング不良が生じることがある。即
ち、有機系低誘電率膜が大きく等方的にエッチングされ
てしまい、接続孔の形状がボ−イング形状になったり、
部分的に酸素活性種にアタックされて膜質が劣化してし
まうことがある。
【0007】本発明は上記のような事情を考慮してなさ
れたものであり、その目的は、層間膜として有機系低誘
電率膜を用いた場合、この層間膜におけるエッチング不
良を防止できる半導体装置の製造方法を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1態様に係る半導体装置の製造方法は、
半導体基板の上方に少なくとも有機系低誘電率膜を含む
層間膜を形成する工程と、この有機系低誘電率膜をフォ
ーミングガスを用いてエッチングすることにより、該有
機系低誘電率膜に接続孔の少なくとも一部又は溝の少な
くとも一部を形成する工程と、を具備することを特徴と
する。
【0009】第1態様に係る半導体装置の製造方法で
は、有機系低誘電率膜をフォーミングガスを用いてエッ
チングするため、有機系低誘電率膜との反応が進み過ぎ
ることがなく、有機系低誘電率膜に良好な形状の接続孔
又は溝の少なくとも一部を形成することができる。
【0010】また、本発明の第2態様に係る半導体装置
の製造方法は、半導体基板の上方に少なくとも有機系低
誘電率膜を含む層間膜を形成する工程と、この有機系低
誘電率膜の一部をO2 系のガスを用いてエッチングし、
該有機系低誘電率膜の残りの部分をフォーミングガスを
用いてエッチングすることにより、該有機系低誘電率膜
に接続孔の少なくとも一部又は溝の少なくとも一部を形
成する工程と、を具備することを特徴とする。
【0011】第2態様に係る半導体装置の製造方法で
は、有機系低誘電率膜のエッチング工程を2ステップ化
し、まず有機系低誘電率膜の一部をエッチレートの速い
2 系のガスを用いてエッチングを行い、この後、有機
系低誘電率膜の残りの部分をエッチレートは遅いが良好
なエッチング形状を得ることが可能なフォーミングガス
を用いてエッチングしている。O2 系のガスを用いたエ
ッチングによりフォーミングガス使用によるスループッ
トの低下をカバーでき、第1態様に係る半導体装置の製
造方法に比べて有機系低誘電率膜のエッチング処理時間
を短縮することができる。
【0012】また、本発明の第3態様に係る半導体装置
の製造方法は、半導体基板の上方に少なくとも有機系低
誘電率膜を含む層間膜を形成する工程と、この有機系低
誘電率膜のエッチングを終点直前までO2 系のガスを用
いて行い、該有機系低誘電率膜の残りの部分のオーバー
エッチングをフォーミングガスを用いて行うことによ
り、該有機系低誘電率膜に接続孔の少なくとも一部又は
溝の少なくとも一部を形成する工程と、を具備すること
を特徴とする。
【0013】第3態様に係る半導体装置の製造方法で
は、有機系低誘電率膜のエッチング工程を2ステップ化
し、まず有機系低誘電率膜のエッチングを終点直前まで
2 系のガスを用いて行い、有機系低誘電率膜の残りの
部分のオーバーエッチングをフォーミングガスを用いて
エッチングしている。これにより、第1態様に係る半導
体装置の製造方法に比べて有機系低誘電率膜のエッチン
グ処理時間を短縮することができる。
【0014】また、本発明の第4態様に係る半導体装置
の製造方法は、半導体基板の上方に有機系低誘電率膜を
形成する工程と、この有機系低誘電率膜の上にSiO2
膜を形成する工程と、このSiO2 膜の上にフォトレジ
スト膜を設け、このフォトレジスト膜をマスクとして該
SiO2 膜をエッチングする工程と、該SiO2 膜をマ
スクとしてフォーミングガスを用いて該有機系低誘電率
膜をエッチングするとともに該フォトレジスト膜をエッ
チングすることにより、該SiO2 膜及び該有機系低誘
電率膜に接続孔の少なくとも一部又は溝の少なくとも一
部を形成する工程と、を具備することを特徴とする。
【0015】第4態様に係る半導体装置の製造方法で
は、有機系低誘電率膜をフォーミングガスを用いてエッ
チングすることにより、SiO2 膜上の有機系材料から
なるフォトレジスト膜も同時にエッチング除去すること
ができる。このため、その後のフォトレジスト膜を除去
するアッシング工程が必要でなくなり、工程数を少なく
できる。
【0016】尚、有機系低誘電率膜をフォーミングガス
を用いてエッチングする場合は、250℃以下の温度で
2 濃度5%以上のフォーミングガスを用いることが望
ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図4は、本発明の第1の実
施の形態による半導体装置の製造方法を説明する断面図
である。
【0018】先ず、図1に示すように、図示せぬ半導体
基板の上にはAl配線10が形成され、このAl配線1
0の上には例えばCVD法により保護膜としてSiO2
膜11が堆積される。この後、このSiO2 膜11の上
には例えば回転塗布によってポリアリールエーテル(商
品名FLARE1.0X:アライドシグナル社製)等の有機系低誘
電率膜12が成膜される。次に、この有機系低誘電率膜
12の上には例えばCVD法により保護膜としてSiO
2 膜13が堆積され、このSiO2 膜13の膜厚はSi
2 膜11のそれより厚く形成される。この結果、Al
配線10の上には層間絶縁膜が形成される。この層間絶
縁膜は、上層がSiO2 膜11、中層が有機系低誘電率
膜12、下層がSiO2 膜13からなる積層構造を有す
る。尚、ポリアリールエーテルの構造式は以下の通りで
ある。
【0019】
【化1】
【0020】次に、このSiO2 膜13の上にはフォト
レジスト(PR)膜14が設けられ、このフォトレジス
ト膜14にはビアホールを形成するためのパターンが形
成される。
【0021】この後、図2に示すように、上層のSiO
2 膜13が図示せぬマグネトロンエッチャーを用いてフ
ォトレジスト膜14をマスクとして以下の条件でエッチ
ングされる。 Gas: C48 /CO/Ar/O2 12/150 /200 /5sccm Pressure : 40mTorr RF Power: 1700W 基板設置電極温度: 20℃
【0022】次に、図3に示すように、ポリアリールエ
ーテルからなる有機系低誘電率膜12が図示せぬECR
プラズマエッチャーを用いてSiO2 膜13をマスクと
して以下の条件でフォーミングガスによりエッチングさ
れる。この時のエッチングによりレジスト膜14も同時
にエッチング除去される。これはレジスト膜14が有機
系材料で形成されているからである。尚、フォーミング
ガスとは、Ar又はN2 にH2 が含まれたガスをいう。 Gas: N2 /5%H2 2000sccm Pressure : 7mTorr μ波 Power: 1200W 基板設置電極温度: 250℃
【0023】この後、図4に示すように、下層のSiO
2 膜11がマグネトロンエッチャーを用いて上層のSi
2 膜13をマスクとして以下の条件でエッチングされ
る。この時、上層のSiO2 膜13も下層のSiO2
11と同程度の厚さだけ同時にエッチングされるが、下
層のSiO2 膜11より上層のSiO2 膜13の方が膜
厚を厚く形成しているため、有機系低誘電率膜12上に
SiO2 膜13は残される。この結果、SiO2 膜1
1、有機系低誘電率膜12、SiO2 膜13からなる層
間絶縁膜にはビアホールが形成される。 Gas: C48 /CO/Ar/O2 12/150 /200 /5sccm Pressure : 40mTorr RF Power: 1700W 基板設置電極温度: 20℃
【0024】上記第1の実施の形態によれば、有機系低
誘電率膜12をエッチング加工するためのエッチングガ
スにフォーミングガスであるN2 /5%H2 ガスを用い
ている。このようにN2 とH2 成分のエッチングガスを
用いると、このガスと有機系低誘電率膜12との反応が
進み過ぎることがなく、CHx やCNという形でエッチ
ング反応が進むので、図4に示すように良好な形状のビ
アホールを形成することができる。
【0025】すなわち、有機系の膜に通常用いられる酸
素プラズマを含むプラズマを用いて有機系低誘電率膜1
2をエッチング(O2 エッチング)すると、酸素による
燃焼反応によりエッチング反応が進み過ぎてしまい、図
6に示すように、酸素ラジカルによるアタックで有機系
低誘電率膜12の部分が大きく等方的にエッチングされ
て、ビアホールの形状がボーイング形状になったり、部
分的に酸素活性種にアタックされて有機系低誘電率膜1
2の膜質が劣化してしまうなどのエッチング不良が生じ
ることとなる。しかし、上記のように有機系低誘電率膜
12のエッチングガスとしてフォーミングガスを用いる
ことにより、有機系低誘電率膜12にエッチング不良を
生じることを防止できる。
【0026】また、有機系低誘電率膜12のエッチング
ガスとしてフォーミングガスを用いることにより、フォ
トレジスト膜14も同時にエッチング除去することがで
きる。このため、その後のアッシング工程(フォトレジ
スト膜14を気相中で除去する工程)が必要でなくな
る。これは工程数を減らすことにつながり、製造コスト
の低減という効果を生む。
【0027】図5は、本発明の第2の実施の形態による
半導体装置の製造方法を説明する断面図である。
【0028】先ず、第1の実施例と同様に、図1に示す
ように、図示せぬ半導体基板の上にはAl配線10が形
成され、このAl配線10の上にはSiO2 膜11が堆
積される。この後、このSiO2 膜11の上にはポリア
リールエーテル等の有機系低誘電率膜12が成膜され、
この有機系低誘電率膜12の上にはSiO2 膜13が堆
積される。次に、このSiO2 膜13の上にはフォトレ
ジスト膜14が設けられ、このフォトレジスト膜14に
はビアホール(又はコンタクトホール)を形成するため
のパターンが形成される。
【0029】次に、図2に示すように、フォトレジスト
膜14をマスクとしてSiO2 膜13が図示せぬマグネ
トロンエッチャーを用いて以下の条件でエッチングされ
る。 Gas: C48 /CO/Ar/O2 12/150 /200 /5sccm Pressure : 40mTorr RF Power: 1700W 基板設置電極温度: 20℃
【0030】この後、有機系低誘電率膜12が図示せぬ
ECRプラズマエッチャーを用いて以下のような2ステ
ップのエッチング工程によりエッチングされる。
【0031】まず、有機系低誘電率膜12にステップ1
のエッチング工程を施す。すなわち、図5に示すよう
に、上層のSiO2 膜13をマスクとして、有機系低誘
電率膜12が以下の条件でO2 /N2 ガスによりエッチ
ングされる。この時のエッチングは、有機系低誘電率膜
12が下層のSiO2 膜11に接触する接触面に達する
直前に終了させる。つまり、SiO2 膜11が露出する
までエッチングするのではなく、有機系低誘電率膜12
を少し残したところでSTEP1のエッチングは終了さ
せる。 Gas: O2 /N2 2000/100sccm Pressure : 7mTorr μ波 Power: 1200W 基板設置電極温度: 250℃
【0032】次に、有機系低誘電率膜12にステップ2
のエッチング工程を施す。すなわち、図5に示すような
有機系低誘電率膜12のエッチングのエンドポイント直
前の状態でエッチング条件を以下のものに切り替えて、
有機系低誘電率膜12がオーバーエッチングされるまで
フォーミングガスによりエッチングを行う。その結果、
有機系低誘電率膜12が図3に示すようにエッチングさ
れる。 Gas: N2 /5%H2 2000sccm Pressure : 7mTorr μ波 Power: 1200W 基板設置電極温度: 250℃
【0033】この後は、第1の実施の形態と同様に、図
4に示すように、下層のSiO2 膜11がマグネトロン
エッチャーを用いて以下の条件でエッチングされる。こ
の結果、SiO2 膜11、有機系低誘電率膜12、Si
2 膜13からなる層間絶縁膜にはビアホール(又はコ
ンタクトホール)が形成される。 Gas: C48 /CO/Ar/O2 12/150 /200 /5sccm Pressure : 40mTorr RF Power: 1100W 基板設置電極温度: 20℃
【0034】上記第2の実施の形態においても第1の実
施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0035】また、有機系低誘電率膜12のエッチング
工程を2ステップ化し、ステップ1で有機系の膜に通常
用いられるO2 エッチングを行い、ステップ2で有機系
低誘電率膜12の残りの部分のエッチングとオーバーエ
ッチングをフォーミングガスにより行っている。このた
め、有機系低誘電率膜12のエッチングの際のスループ
ットの低下を防ぐことができる。
【0036】すなわち、有機系低誘電率膜12をフォー
ミングガスによりエッチングすると、ボーイング形状等
のエッチング不良の発生は防止できるが、フォーミング
ガスプロセスはO2 エッチングに比べて反応性が低い
分、エッチングレートが遅いので、スループットが低下
してしまう。具体的には、同じ量の有機系低誘電率膜1
2をエッチングするのに、フォーミングガスエッチング
ではO2 エッチングの5倍以上の時間を必要とする。し
かし、上記のように2ステップ化し、ステップ1でO2
エッチングにより有機系低誘電率膜12のエッチングの
エンドポイント直前までを短時間でエッチングし、ステ
ップ2で残りの部分をフォーミングガスによりエッチン
グすることにより、有機系低誘電率膜12のエッチング
処理時間を第1の実施の形態の場合と比較して1/4以
下に短縮することができる。したがって、高スループッ
トで且つボーイング形状ではない良好な形状のビアホー
ル又はコンタクトホール(接続孔)を形成することがで
きる。
【0037】尚、有機系低誘電率膜12のオーバーエッ
チングの際に等方的なエッチングがされてボーイング形
状が生じると考えられるので、ステップ1でエッチング
エンドポイントの直前までのエッチングにO2 エッチン
グを用いても接続孔にボーイング形状を生じることはな
い。
【0038】また、上記第1及び第2の実施の形態で
は、Al配線10上に、上層がSiO2 膜11、中層が
有機系低誘電率膜12、下層がSiO2 膜13からなる
積層構造を有する層間絶縁膜を形成しているが、Al配
線10上に有機系低誘電率膜のみからなる層間絶縁膜を
形成することも可能であり、さらに、Al配線10上に
有機系低誘電率膜とその他の絶縁膜とを適宜組み合わせ
た積層構造を有する層間絶縁膜を形成することも可能で
ある。
【0039】また、有機系低誘電率膜12を含む層間絶
縁膜にビアホール又はコンタクトホール(接続孔)を形
成することに本発明を用いているが、これに限られず、
有機系低誘電率膜12を含む層間絶縁膜をエッチング加
工する工程であれば本発明を用いることが可能である。
例えば、有機系低誘電率膜12を含む層間絶縁膜に溝配
線用の溝を形成することに本発明を用いることも可能で
ある。
【0040】また、上述したエッチング装置、エッチン
グ条件等は一例であるので、本発明の主旨を逸脱しない
範囲において適宜変更することも可能である。
【0041】また、上記有機系低誘電率膜12をフォー
ミングガスを用いてエッチングする際、基板設置電極温
度を250℃としているが、250℃以下の温度であれ
ば他の温度に適宜変更することも可能である。
【0042】また、上記有機系低誘電率膜12をフォー
ミングガスを用いてエッチングする際、H2 濃度5%の
フォーミングガスを用いているが、H2 濃度が5%以上
であれば他のH2 濃度に適宜変更することも可能であ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、有
機系低誘電率膜をフォーミングガスを用いてエッチング
している。したがって、層間膜として有機系低誘電率膜
を用いた場合、この層間膜におけるエッチング不良を防
止できる半導体装置の製造方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の
製造方法を説明する断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の
製造方法を説明するものであり、図1の次の工程を示す
断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の
製造方法を説明するものであり、図2の次の工程を示す
断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態による半導体装置の
製造方法を説明するものであり、図3の次の工程を示す
断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態による半導体装置の
製造方法を説明する断面図である。
【図6】有機系低誘電率膜をO2 エッチングした場合、
有機系低誘電率膜にボーイング形状等のエッチング不良
が生じることを示す断面図である。
【符号の説明】
10…Al配線、11…SiO2 膜、12…有機系低誘
電率膜(ポリアリールエーテル)、13…SiO2 膜、
14…フォトレジスト膜。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の上方に少なくとも有機系低
    誘電率膜を含む層間膜を形成する工程と、 この有機系低誘電率膜をフォーミングガスを用いてエッ
    チングすることにより、該有機系低誘電率膜に接続孔の
    少なくとも一部又は溝の少なくとも一部を形成する工程
    と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板の上方に少なくとも有機系低
    誘電率膜を含む層間膜を形成する工程と、 この有機系低誘電率膜の一部をO2 系のガスを用いてエ
    ッチングし、該有機系低誘電率膜の残りの部分をフォー
    ミングガスを用いてエッチングすることにより、該有機
    系低誘電率膜に接続孔の少なくとも一部又は溝の少なく
    とも一部を形成する工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板の上方に少なくとも有機系低
    誘電率膜を含む層間膜を形成する工程と、 この有機系低誘電率膜のエッチングを終点直前までO2
    系のガスを用いて行い、該有機系低誘電率膜の残りの部
    分のオーバーエッチングをフォーミングガスを用いて行
    うことにより、該有機系低誘電率膜に接続孔の少なくと
    も一部又は溝の少なくとも一部を形成する工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記層間膜が少なくともSiO2 膜と有
    機系低誘電率膜とを含む積層構造膜であることを特徴と
    する請求項1〜3のうちのいずれか1項記載の半導体装
    置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板の上方に有機系低誘電率膜を
    形成する工程と、 この有機系低誘電率膜の上にSiO2 膜を形成する工程
    と、 このSiO2 膜をマスクとして該有機系低誘電率膜をフ
    ォーミングガスを用いてエッチングすることにより、該
    SiO2 膜及び該有機系低誘電率膜に接続孔の少なくと
    も一部又は溝の少なくとも一部を形成する工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板の上方に第1のSiO2 膜を
    形成する工程と、 この第1のSiO2 膜の上に有機系低誘電率膜を形成す
    る工程と、 この有機系低誘電率膜の上に第2のSiO2 膜を形成す
    る工程と、 この第2のSiO2 膜をエッチングする工程と、 該第2のSiO2 膜をマスクとして該有機系低誘電率膜
    をフォーミングガスを用いてエッチングする工程と、 該第2のSiO2 膜をマスクとして該第1のSiO2
    をエッチングすることにより、該第1、第2のSiO2
    膜及び該有機系低誘電率膜に接続孔の少なくとも一部又
    は溝の少なくとも一部を形成する工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板の上方に第1のSiO2 膜を
    形成する工程と、 この第1のSiO2 膜の上に有機系低誘電率膜を形成す
    る工程と、 この有機系低誘電率膜の上に第2のSiO2 膜を形成す
    る工程と、 この第2のSiO2 膜をエッチングする工程と、 該第2のSiO2 膜をマスクとして該有機系低誘電率膜
    の一部をO2 系のガスを用いてエッチングし、該有機系
    低誘電率膜の残りの部分をフォーミングガスを用いてエ
    ッチングする工程と、 該第2のSiO2 膜をマスクとして該第1のSiO2
    をエッチングすることにより、該第1、第2のSiO2
    膜及び該有機系低誘電率膜に接続孔の少なくとも一部又
    は溝の少なくとも一部を形成する工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記第2のSiO2 膜が該第1のSiO
    2 膜の厚さより厚く形成されることを特徴とする請求項
    6又は7記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板の上方に有機系低誘電率膜を
    形成する工程と、 この有機系低誘電率膜の上にSiO2 膜を形成する工程
    と、 このSiO2 膜の上にフォトレジスト膜を設け、このフ
    ォトレジスト膜をマスクとして該SiO2 膜をエッチン
    グする工程と、 該SiO2 膜をマスクとしてフォーミングガスを用いて
    該有機系低誘電率膜をエッチングするとともに該フォト
    レジスト膜をエッチングすることにより、該SiO2
    及び該有機系低誘電率膜に接続孔の少なくとも一部又は
    溝の少なくとも一部を形成する工程と、 を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記有機系低誘電率膜をフォーミング
    ガスを用いてエッチングする場合、250℃以下の温度
    でH2 濃度5%以上のフォーミングガスを用いることを
    特徴とする請求項1〜3、5〜7又は9のうちのいずれ
    か1項記載の半導体装置の製造方法。
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