JP2006032722A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 層間絶縁膜の表面の荒れを防ぐ半導体装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】 半導体基板11上に層間絶縁膜12を形成し、層間絶縁膜12上にレジスト膜14を形成し、レジスト膜14にパターンを形成し、レジスト膜14のパターン上面に表面膜16を形成し、層間絶縁膜12をエッチングする半導体装置の製造方法。
【選択図】 図1
【解決手段】 半導体基板11上に層間絶縁膜12を形成し、層間絶縁膜12上にレジスト膜14を形成し、レジスト膜14にパターンを形成し、レジスト膜14のパターン上面に表面膜16を形成し、層間絶縁膜12をエッチングする半導体装置の製造方法。
【選択図】 図1
Description
本発明は、半導体基板上の層間絶縁膜にコンタクトホールなどの開口を形成する半導体装置の製造方法に関する。
半導体集積回路の高集積化、微細化が進展するにつれゲート電極は細線化され、ゲート酸化膜は薄膜化され、それに伴い半導体基板と配線層を接続するコンタクト形成工程においても微細加工限界に達しつつある。更に、ロジックとDRAMとの混載などでデバイスの高機能化も進展しており、ULSIに代表される半導体微細加工技術は非常に困難を極めている。その中で、コンタクトホールの形成はトランジスタと配線を接続するために極めて重要な工程である。そのため、微細化の進展に伴い露光装置の光源はArFとなり、これの解像度に適合するレジストも高解像度のものを使用することとなる。
なお、高アスペクト比の開口部を形成する従来技術として、エッチング促進ガスとデポガスを添加して行う第1ステップと、エッチング促進ガスでエッチングを行う第2ステップの2段階のエッチング方法が知られている(特許文献1参照)。また、電子温度の異なる2以上のプラズマ領域を形成することによって、プラズマ中でのCF2に対するFおよびイオンの生成量を独立に制御するドライエッチング方法が知られている(特許文献2参照)。
ArF光源対応のレジストは、エッチング耐性に劣るので、プラズマダメージによる影響が懸念される。特に高アスペクト比となるとその影響が大きくなる。また、微細パターンの形成において、定在波の影響があるため層間絶縁膜上に反射防止膜を用いるプロセスが一般的である。このプロセスを用いた場合、レジスト膜のパターン形成後に反射防止膜をエッチングし、その後層間絶縁膜をエッチングする工程が必要となる。反射防止膜のエッチングにおいてレジスト膜表面が荒れると、層間絶縁膜形成工程において、スパイクと呼ばれる1/10〜1/100程度の超微小コンタクトホールが層間絶縁膜上に発生する。
本発明は、このような層間絶縁膜の表面の荒れを防ぐ半導体装置の製造方法を提供することにある。
また、本発明は、微細化可能な半導体装置の製造方法を提供することにある。
また、本発明は、微細化可能な半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明は、半導体基板上に層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜上にレジスト膜を形成し、レジスト膜にパターンを形成し、レジスト膜のパターン上面に表面膜を形成し、層間絶縁膜をエッチングすることを特徴とする半導体装置の製造方法にある。
本発明は、層間絶縁膜の表面の荒れを防ぐことができる。また、本発明は、微細化可能な半導体装置の製造方法を提供することができる。
本発明の実施の形態は、素子が組み込まれたシリコンウェハなどの半導体基板上に層間絶縁膜を形成し、その層間絶縁膜にコンタクトホールなどのパターンを形成する方法であり、図1を用いて説明する。図1は、半導体基板11の中央部と外周部の一部の形状を示している。図1(A)は、半導体基板11上に層間絶縁膜12を形成し、層間絶縁膜12上に反射防止膜13を形成し、反射防止膜13上に開口部15を有するレジスト膜14のパターンを形成した状態を示している。図1(B)は、レジスト膜14のパターンの上面と、レジスト膜14のパターン開口部15の側面に表面膜16を形成した状態を示している。表面膜16の形成によりレジスト膜14のパターンの上面は厚膜化し、耐レジスト性が高まることになる。また、表面膜16が開口部15の側面に形成されることにより、耐レジスト性の向上とともに、レジスト膜14の開口部15の口径が小さくなり、小さな口径のコンタクトホール17を形成することができる。図1(C)は、表面膜16が形成されたレジスト膜14のパターンをマスクとして、反射防止膜13と層間絶縁膜12をエッチングし、層間絶縁膜12にコンタクトホール17a、17bを形成し、その後、反射防止膜13を除去した状態を示している。なお、層間絶縁膜12上にレジスト膜14を形成するとは、層間絶縁膜12上に直接レジスト膜14を形成しても、又は、層間絶縁膜12上に他の膜を配置し、その上にレジスト膜14を形成する場合を含む。また、表面膜16の形成方法は、膜を堆積しても、塗布しても、どのような方法でも表面膜16が形成できればよい。
表面膜16は、レジスト膜14と一体として、エッチング耐性を向上できればよい。表面膜16は、例えば、CF4、CHF3、CH2F2、CH3F、HBr、Cl2、C2F4、C2F6、C4F8、C5F8、C4F6、CF3I、NF3、SF6の中の少なくとも1種類以上を用い、その時のガス圧力を10mTorr〜50mTorrにすることにより、デポ膜をレジスト膜14に堆積して、形成できる。10mTorr以下では、表面膜16の形成速度が著しく低下するため、形成に多大な時間を要するとともに、表面膜16を形成する効果がなくなる。また、50mTorr以上では、表面膜16の形成が不均一になり、ホール形状が変形する。
層間絶縁膜12は、シリコン窒化膜、シリコン炭化膜、シリコン炭窒化膜、シリコン炭酸化膜、シリコン酸窒化膜、SiO2、SiOF、BPSG、PSGもしくは有機シリコン膜の中で、単層もしくは2種類以上を用いて複層膜を使用する。また、反射防止膜13は、シリコン膜、シリコン酸窒化膜もしくは有機材料を用いることが好ましい。レジスト膜14は、その表面粗度をRa=15.0nm以下にすると、レジスト膜14の荒れを防止できる。レジスト膜14の表面粗度をRa=15.0nm以上にすると、半導体基板の面における表面層の均一性が失われる恐れがある。
以上のようにすることにより、レジスト膜14の開口部15は、半導体基板11の中心部でも、外周部でも、基板11の位置に拘わらず、等しい口径、また、所望な口径に形成できる。又は、層間絶縁膜12にパターンを形成する際、層間絶縁膜12がエッチングなどの処理でダメージを受けないようにすることができる。又は、層間絶縁膜12に、より口径の小さな孔を形成することにある。又は、中央部のコンタクトホール17aと外周部のコンタクトホール17bの口径を等しくすることができ、また、層間絶縁膜12にスパイクの発生を抑制することができる。
[実施例1]
実施例1として、半導体装置の製造プロセスの例を説明する。半導体基板11上に層間絶縁膜12として、TEOS(Tetraethoxysilane)ガスを用い、プラズマCVD600℃により600nmのシリコン酸化膜を形成した。その層間絶縁膜12上に80nmの反射防止膜13を形成した。その反射防止膜13に400nmのレジスト膜14を形成し、更にレジスト膜14に開口部15を有するパターンを形成した(図1(A)参照)。レジスト膜14のパターンの表面と、開口部15の側面に表面膜16を形成した(図1(B)参照)。表面膜16が付着したレジスト膜14のパターンをマスクとして、反射防止膜13に開口部を形成し、更に、層間絶縁膜12にコンタクトホール17a、17bを形成し、反射防止膜13を除去した(図1(C)参照)。
実施例1として、半導体装置の製造プロセスの例を説明する。半導体基板11上に層間絶縁膜12として、TEOS(Tetraethoxysilane)ガスを用い、プラズマCVD600℃により600nmのシリコン酸化膜を形成した。その層間絶縁膜12上に80nmの反射防止膜13を形成した。その反射防止膜13に400nmのレジスト膜14を形成し、更にレジスト膜14に開口部15を有するパターンを形成した(図1(A)参照)。レジスト膜14のパターンの表面と、開口部15の側面に表面膜16を形成した(図1(B)参照)。表面膜16が付着したレジスト膜14のパターンをマスクとして、反射防止膜13に開口部を形成し、更に、層間絶縁膜12にコンタクトホール17a、17bを形成し、反射防止膜13を除去した(図1(C)参照)。
詳しくは、レジスト膜14のパターンは、ArF露光機を用いて、120nm径(直径)に露光して形成された。表面膜16は、ICP型反応性イオンエッチング装置を用いて、CH3F:50sccm、Ar:200sccmの混合ガスを用いて、50mTorrの条件で行われ、レジスト膜14のパターンの上面や側面にデポ膜が堆積して、形成された。次いで、表面膜16が堆積したレジスト膜14のパターンをマスクとして、CF4:50sccm、O2:50sccmおよびAr:200sccmの混合ガスを用いて、15mTorrのガス圧にて反射防止膜13をエッチングした。同一装置にて残留のエッチングガスを除去後に、連続して層間絶縁膜(TEOS)12のエッチングとしてC4F6:50sccm、CO:50sccm、O2:50sccm、及び:Ar:200sccmの混合ガスを用いて50mTorrにて行った。
この時、レジスト膜14の残膜厚は半導体基板11の中央部で300nm、外周部で285nmであった。更に、レジスト膜14を除去するため酸素プラズマによるアッシングを行った。この際、得られたコンタクトホール17の径は、表面において中央部17a、外周部17bともに105nm程度であった。表面膜16の付着工程の使用ガスは、CH2F2、CHF3、CF4を単独で、もしくは2種類以上混合した場合でも、同様の効果が見られた。
「実施例1の効果」
反射防止膜16のエッチング前にレジスト膜14のパターンの表面や開口部15の側面にCHF系ガスにて表面膜を付着することで、レジスト膜14のエッチング耐性の向上が見られ、コンタクトホール17の径の縮小も見られた。しかも、コンタクトホール17のホール径の面内分布も均一であった。
反射防止膜16のエッチング前にレジスト膜14のパターンの表面や開口部15の側面にCHF系ガスにて表面膜を付着することで、レジスト膜14のエッチング耐性の向上が見られ、コンタクトホール17の径の縮小も見られた。しかも、コンタクトホール17のホール径の面内分布も均一であった。
[実施例2]
実施例2として、半導体装置の製造プロセスの例を説明する。図2には、半導体基板11の中央部と外周部の形状を離して記載している。半導体基板11上に第1層間絶縁膜121として、HCD(Hexa−Chloro−Disilane)ガスを用い、プラズマCVD450℃にてシリコン窒化膜を堆積した。更に、第2層間絶縁膜122としてTEOS(Tetraethoxysilane)ガスを用い、プラズマCVD400℃にて450nmシリコン酸化膜を堆積した。更に、400nmのレジスト膜14のパターンと80nmの反射防止膜13をマスクとして、第2層間絶縁膜122と第1層間絶縁膜121にコンタクトホール171を形成した。
実施例2として、半導体装置の製造プロセスの例を説明する。図2には、半導体基板11の中央部と外周部の形状を離して記載している。半導体基板11上に第1層間絶縁膜121として、HCD(Hexa−Chloro−Disilane)ガスを用い、プラズマCVD450℃にてシリコン窒化膜を堆積した。更に、第2層間絶縁膜122としてTEOS(Tetraethoxysilane)ガスを用い、プラズマCVD400℃にて450nmシリコン酸化膜を堆積した。更に、400nmのレジスト膜14のパターンと80nmの反射防止膜13をマスクとして、第2層間絶縁膜122と第1層間絶縁膜121にコンタクトホール171を形成した。
詳しくは、レジスト膜14のパターンは、ArF露光機を用いて120nm径(直径)にレジスト膜14を露光して形成された。表面膜16は、ICP型反応性イオンエッチング装置を用いて、CH3F:50sccm、Ar:200sccmの混合ガスを用いて、50mTorrの条件で行い、レジスト膜14のパターンの表面や、開口部15の側面に形成された。次いで、表面膜16が付着したレジスト膜14のパターンをマスクとして、CF4:50sccm、O2:50sccmおよびAr:200sccmの混合ガスを用いて、15mTorrにて反射防止膜13をエッチングした。同一装置にて残留のエッチングを除去後に、連続して第2層間絶縁膜(シリコン酸化膜)122のエッチングとしてC4F6:50sccm、CO:50sccm、O2:50sccmおよびAr:200sccmの混合ガスを用いて、50mTorrにてエッチングを行った。次いで、第1層間絶縁膜(シリコン窒化膜)121のエッチングとして、CH2F2:40sccm、O2:50sccmおよびAr:400sccmの混合ガスを用いて、50mTorrにてエッチングを行った。
この時、レジスト膜14の残膜厚は半導体基板11の中央部で225nm、外周部で200nmであった。更に、レジスト膜14を除去するため酸素プラズマによるアッシングを行った。この際、得られたコンタクトホール171の径は、表面で中央部171a、外周部171bともに105nm程度であった。なお、表面膜16の付着工程の使用ガスは、CH2F2、CHF3、CF4を単独で、もしくは2種類以上混合しても、同様の効果が見られた。
[実施例2の効果]
反射防止膜13のエッチング前にレジスト膜14のパターンの表面や開口部15の側面にCHF系ガスにて表面膜を付着することで、レジスト膜14のエッチング耐性の向上が見られ、第1及び第2層間絶縁膜121、122であるシリコン酸化膜とシリコン窒化膜のエッチングを連続して行っても、レジスト残膜が200nm以上あり、充分なエッチング耐性があることが明らかとなった。更に実施例1同様にコンタクトホール171の径の縮小も見られた。しかも、コンタクトホール171のホール径の面内分布も均一であった。
反射防止膜13のエッチング前にレジスト膜14のパターンの表面や開口部15の側面にCHF系ガスにて表面膜を付着することで、レジスト膜14のエッチング耐性の向上が見られ、第1及び第2層間絶縁膜121、122であるシリコン酸化膜とシリコン窒化膜のエッチングを連続して行っても、レジスト残膜が200nm以上あり、充分なエッチング耐性があることが明らかとなった。更に実施例1同様にコンタクトホール171の径の縮小も見られた。しかも、コンタクトホール171のホール径の面内分布も均一であった。
[比較例]
比較例として、半導体装置の製造プロセスの例を説明する。図3には、半導体基板11の中央部と外周部の形状を離して記載している。半導体基板11上にTEOS(Tetraethoxysilane)ガスを用い、プラズマCVD600℃により600nmの層間絶縁膜12を形成した。その層間絶縁膜12上に、80nmの反射防止膜13を形成した。更に、その反射防止膜13上に400nmのレジスト膜14のパターンを形成した。レジスト膜14のパターンは開口部15を有している。そのレジスト膜14のパターンをマスクとして反射防止膜13と層間絶縁膜12とをエッチングして、コンタクトホール172を形成した。なお、レジスト膜14のパターンのマスクはArF露光機を用いて120nm径に露光した。エッチングとしてはICP型反応性イオンエッチング装置を用いて、反射防止膜13のエッチングガスとしてCF4:50sccm、O2:50sccmおよびAr:200sccmの混合ガスを用いて200mTorrにてエッチングした。更に、同一装置にて残留のエッチングガスを除去後に、連続して層間絶縁膜(TEOS)12のエッチングガスとしてC4F6:50sccm、CO:50sccm、O2:50sccmおよびAr:200sccmの混合ガスを用いて50mTorrにてエッチングを行った。この時、レジスト膜14の残膜厚は中央部で230nm、外周部で170nmであった。更にレジスト膜14を除去するため酸素プラズマによるアッシングを行った。この際、得られたコンタクトホール172の径は、表面の中央部172aでは120nmであり、外周部172bで135nm程度であった。また、層間絶縁膜12の中央部、及び外周部にスパイク18が発生した。
比較例として、半導体装置の製造プロセスの例を説明する。図3には、半導体基板11の中央部と外周部の形状を離して記載している。半導体基板11上にTEOS(Tetraethoxysilane)ガスを用い、プラズマCVD600℃により600nmの層間絶縁膜12を形成した。その層間絶縁膜12上に、80nmの反射防止膜13を形成した。更に、その反射防止膜13上に400nmのレジスト膜14のパターンを形成した。レジスト膜14のパターンは開口部15を有している。そのレジスト膜14のパターンをマスクとして反射防止膜13と層間絶縁膜12とをエッチングして、コンタクトホール172を形成した。なお、レジスト膜14のパターンのマスクはArF露光機を用いて120nm径に露光した。エッチングとしてはICP型反応性イオンエッチング装置を用いて、反射防止膜13のエッチングガスとしてCF4:50sccm、O2:50sccmおよびAr:200sccmの混合ガスを用いて200mTorrにてエッチングした。更に、同一装置にて残留のエッチングガスを除去後に、連続して層間絶縁膜(TEOS)12のエッチングガスとしてC4F6:50sccm、CO:50sccm、O2:50sccmおよびAr:200sccmの混合ガスを用いて50mTorrにてエッチングを行った。この時、レジスト膜14の残膜厚は中央部で230nm、外周部で170nmであった。更にレジスト膜14を除去するため酸素プラズマによるアッシングを行った。この際、得られたコンタクトホール172の径は、表面の中央部172aでは120nmであり、外周部172bで135nm程度であった。また、層間絶縁膜12の中央部、及び外周部にスパイク18が発生した。
[対比]
比較例では、表面のコンタクトホール径について、中央部と周辺部で大きさが異なり、面内分布が悪かった。即ち、このホール径は、中央部36aでは、120nmであり、外周部36では、135nmであった。それに対して、実施例1と2とも、中央部と周辺部で大きさが同じであった。即ち、表面のコンタクトホール径は、中央部と周辺部とも105nmであった。このように、実施例では、コンタクトホール径が中央部でも外周部でも同じで、面内分布がよく、しかも、ホール径が比較例では120nm(中央部)と135nm(周辺部)であるのに対して、実施例では105nm(中央部と周辺部)となり、縮小していた。
比較例では、表面のコンタクトホール径について、中央部と周辺部で大きさが異なり、面内分布が悪かった。即ち、このホール径は、中央部36aでは、120nmであり、外周部36では、135nmであった。それに対して、実施例1と2とも、中央部と周辺部で大きさが同じであった。即ち、表面のコンタクトホール径は、中央部と周辺部とも105nmであった。このように、実施例では、コンタクトホール径が中央部でも外周部でも同じで、面内分布がよく、しかも、ホール径が比較例では120nm(中央部)と135nm(周辺部)であるのに対して、実施例では105nm(中央部と周辺部)となり、縮小していた。
また、比較例では、レジスト膜14の残膜量も中央部と周辺部でバラツキが大きく、例えば、中央部で230nmであり、外周部で170nmであり、所々にレジスト膜が薄くなっていた。そのために、層間絶縁膜の表面がエッチングされている部分や、微小スパイクの発生も見られた。それに対して、レジスト膜14の残膜量は、実施例1では、中央部で300nmであり、外周部で285nmであり、また、実施例2では、中央部で225nmであり、外周部で200nmであり、中央部と周辺部でバラツキが少なく、層間絶縁膜の面のエッチングや微小スパイクの発生がみられなかった。
本発明は、上記実施例に限定されるものでなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲でいろいろな変形を取ることができる。
11・・・半導体基板
121・・第1層間絶縁膜
122・・第2層間絶縁膜
13・・・反射防止膜
14・・・レジスト膜
15・・・レジスト膜のパターンの開口部
16・・・表面膜
17a・・実施例1の半導体基板中央部のコンタクトホール
17b・・実施例1の半導体基板外周部のコンタクトホール
171a・実施例2の半導体基板中央部のコンタクトホール
171b・実施例2の半導体基板外周部のコンタクトホール
172a・比較例の半導体基板中央部のコンタクトホール
172b・比較例の半導体基板外周部のコンタクトホール
18・・・スパイク
121・・第1層間絶縁膜
122・・第2層間絶縁膜
13・・・反射防止膜
14・・・レジスト膜
15・・・レジスト膜のパターンの開口部
16・・・表面膜
17a・・実施例1の半導体基板中央部のコンタクトホール
17b・・実施例1の半導体基板外周部のコンタクトホール
171a・実施例2の半導体基板中央部のコンタクトホール
171b・実施例2の半導体基板外周部のコンタクトホール
172a・比較例の半導体基板中央部のコンタクトホール
172b・比較例の半導体基板外周部のコンタクトホール
18・・・スパイク
Claims (7)
- 半導体基板上に層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜上にレジスト膜を形成し、レジスト膜にパターンを形成し、レジスト膜のパターン上面に表面膜を形成し、層間絶縁膜をエッチングすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
- 半導体基板上に層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜上にレジスト膜を形成し、レジスト膜に開口部を有するパターンを形成し、レジスト膜のパターンの開口部側面に表面膜を形成し、層間絶縁膜をエッチングすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
- 請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法において、
層間絶縁膜上に反射防止膜を形成し、反射防止膜上にレジスト膜のパターンを形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法において、
表面膜の形成に際して、CF4、CHF3、CH2F2、CH3F、HBr、Cl2、C2F4、C2F6、C4F8、C5F8、C4F6、CF3I、NF3、SF6の中の少なくとも1種類以上を用い、ガス圧力を10mTorr〜50mTorrとすることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法において、
層間絶縁膜は、シリコン窒化膜、シリコン炭化膜、シリコン炭窒化膜、シリコン炭酸化膜、シリコン酸窒化膜、SiO2、SiOF、BPSG、PSGもしくは有機シリコン膜の中で、単層もしくは2種類以上を用いて複層膜とすることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法において、
レジスト膜の表面粗度は、Ra=15.0nm以下であることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 請求項3に記載の半導体装置の製造方法において、
反射防止膜は、シリコン膜、シリコン酸窒化膜、もしくは有機材料を用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Legal Events
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